みなさんの中に、 痛みなどで寝つきが悪くなる・・・ たびたび目が覚めるなどの不眠ストレスに悩んでいる・・・ なぜか筋肉も緊張してかたくなっている・・・ 目のかすみや眼精疲労が酷い・・・ そんな悩みを持っている方はいませんか? 今回のコラムでは、そんな体の不調が起こるのはなぜなのか理解を深めていきます。 そして、不調を改善するためのストレッチ法をご紹介していきたいと思います。 体の動きがない、偏ることによって起こるカラダの不調 骨や骨格筋は大量の血液を含んでいる重要な器官です。なんとこの骨や骨格筋は体重の40%も占めています。 それが、例えばデスクワークなどで、身体の動きが少なくなると、この骨や骨格筋に含まれている血液の循環も低下してしまいます。そうなると局所の血液循環が悪くなります。 また、身体を動かしていても、家事など、同じ動作が多いことを繰り返し行っていると、同じ筋肉ばかり使うので、そこの筋肉だけが疲労し、コリや痛みが起こります。 血液循環が悪くなったり、筋肉疲労でコリや痛みが起こると、それと同時に、女性は冷えや気分の沈滞、男性は精神的緊張から来る興奮をともなう場合があります。 限界に挑むとカラダに疲れを蓄積させてしまう 一般的に人間は各部のバランスのとれた体力を備えており、ストレスや歪みを是正していくように心がけてさえいれば日々の健全な生活を送れます。 それなのに多くの人が不調を抱えてしまう原因は何なのでしょうか? その原因の1つに、疲れを自覚せずに長時間作業を続けてしまうことで、個人のもつ能力の限界に挑んでしまう、ということが挙げられます。能力の限界は人により幅があり、繰り返し経験することで適応力をUPできます。 これは健康に自信のある人ほど陥りがちな傾向ですが、限界に挑み適応しているときが疲れを蓄積しているそのときです。 能力の限界に達しているとき、女性は「イライラ」しつつも、目の前の作業をこなします。 男性は「ボー」としてきますが、次の作業を予測し脳をフル回転していて動きを停止します。 簡単3分!作業の合間の腰痛ストレッチ 体に疲労を蓄積しない工夫をしていけば、体の不調が酷くなることを事前に防ぐことができます。 仕事や家事の合間の2~3分に意識して時間をとり、ストレッチをしてみましょう! (1)揺さぶり体操【30秒~60秒を目安】 ・足を肩幅に開いて、両膝を軽く曲げ、体の力を抜き、首を軽く前に倒します。 ・膝を使って体をゆ~ったりと左右に揺さぶりながら下唇もゆるめます。 ・このとき腕は「だら~ん」とさせながら軽く前後に振ります。 (2)もも上げ【片足15秒ずつ30秒~60秒を目安に】 ・壁に背中をつけて片足を腰の位置まで上げます。(なるべく90°になるように) ・左右の足をそれぞれ上げます。一度にやると疲れるので無理しない範囲でチャレンジしてください。 (3)「8の字」回し【30秒~60秒を目安に、膝痛の予防・対策にも使えます】 ・足を肩幅くらいに開いて立ち、両腕をゆったり頭の上へ持っていきます。 ・腰をゆるめながらゆっくりと「8の字」をイメージして腕を動かします。 体力づくりの基本は健康づくりからです。 「ゆとりをもって楽しみつつやる」というのがコツです。 さいごに いかがでしたでしょうか。 東洋医学には『未病』という言葉があります。 「『未病』は病気ではないが体調は万全でない」というありさまを指します。 日常生活を改めれば『未病』は治るが、放っておくと『未病』は本当の病気になってしまいます。 つまり健康の理解との共存によって病気を予防する心がけとしての教訓です。 個人の持つ能力を、個人が生活している環境の中で、バランスを維持しながら目的をもって進むことで、生活上最高の満足感に到達させる哲学です。 ぜひ今回のコラムを参考に、より健康な生活を送ってみてくださいね。 筆者プロフィール 矢部 健太郎 もみじ整体院院長 昭和48年 2月、千葉県に生まれる。水瓶座。 平成17年10月、もみじ整体院開業。院長。 平成21年10月、ライフカラーカウンセラー認定協会監修 ライフカラートレーナーの認証資格取得。 現在は、健康の大切さを伝えていく活動に励んでいる。
筆者プロフィール
矢部 健太郎
もみじ整体院院長
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