ぶんぐるさん、こんにちは。
馬込沢うえだ鍼灸院の上田です。
慢性的な肩こり、お辛いことと思います。
肩こりは入力作業には宿命的なものとはいえ、なんとか症状を軽くしたいものですね。
本来、筋肉は横になっているとき以外、収縮し過ぎず、弛緩し過ぎず、適度な緊張状態が自然に保たれるようになっています(収縮し過ぎ、弛緩し過ぎは困ります)。
しかし長時間同じ姿勢が続くなどのことにより、この機能が低下します。特に首肩周りの筋肉は、重たい頭を支えていることもあり、こりやすい部分です。
動きの少ない(固定された)筋肉はポンプ作用が働かず血流が停滞、局所に生じた「コリ物質」の情報が脳に届き、肩こりとして認知されます。
同じ姿勢を取り続けないこと(できれば横になる)が予防解消となりますが、なかなかそういわけにもいきません。そこで、まめにストレッチや首肩の運動(全身運動も可)をする、というのが現実的な一つの対処法となります。患部を押しながら、伸ばす、動かすなどの方法も織り交ぜながらやってみてください。器具を使うのもいいかもしれません。ストレッチは、できれば一つの筋肉を伸ばすのに30秒は行うとよいと思います。
また、眼精疲労と肩こりは深く関係しますので、そちらの観点からのアプローチも効果的です。
具体的には、目をつむる、目周辺のマッサージ、タオルなどで冷やすor温める(気持ちのよい方を行ってください)など。
さらには質量ともに充分な睡眠や正しい食生活がとても重要です。睡眠不足や栄養不足、胃腸に過度の負担をかけるなどのことは、本来体に備わっている治癒力や恒常性維持力(本来の状態を保つ力)を鈍らせます。
対症療法に体が素直に反応するためにも、このようなことを日頃から留意されるとよろしいかと思います。
以上、参考までです。
お大事にしてください。