「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
いわゆる「古傷が痛む」という種類のケースのようです。
>大学生時代に鎖骨と肩甲骨を骨折して…
というそれが、どんな状況で起こり、どんな処置をしたのかが分かりませんが、考えられることとしては
1.骨折によって骨やその周囲の軟部組織のアラインメント(位置取り)が微妙に変わってしまった。
2.骨折による損傷の「記憶」が骨やその周囲の軟部組織に残ってしまっている。
といったことです(2の「記憶」とは「骨折したことを脳が覚えている」という意味の一般的な意味の記憶ではなく、患部の細胞や組織に受傷時の記憶が残る「細胞記憶」「組織記憶」のことです)。
なお、上の1,2は「どちらか一方」ということではなく両方の場合も十分あり得ます。
>整体に行ったとしてほぐしてもらうならば首や肩になるのでしょうか?
というご質問ですが、施術者の技量にもよりますが上記の1に対しては一定の効果はあると思います。ただ2に対しては、その整体の売りが「揉み」の上手さだけのようなところであるなら、効果は期待できないでしょう。
ここで私から質問ですが、あなたは受傷した箇所としっかり向き合ったことがありますか? 先入観なしでそこに静かに意識を向け、そこが今どういう状態にあるかをありのままに感じる時間を持ったことは? もし、そうしたことをしてこなかったなら、一度そういう時間を持ってみてください。そして、そこの状態を感じることができたら、ついでに
>肩こりがひどく首の後ろ、頭の付け根あたりに痛みが出ることもあります。
という、首肩についても「何か知っていることがあったら教えてください」と語りかけてみてください。何かヒントが得られると思います。
更にこうしたことを学んでみたいなら、フォーカシングやプロセス指向心理学などを勉強してみるといいでしょう。一般の人にも読みやすい書籍も数多く出ています。
これはケースバイケースですが、腕のいい整体師、治療家を探すより、私は上記のような「自分の体と向き合うこと」を優先する方がずっと効率よく状態を改善させるのに役立つと思いますよ。それがひいては
>骨折後の痛みに関しては治ることはあるのでしょうか?
という疑問も解いてくれるでしょう。