化学物質過敏症の治しかたを教えてください
ほねほね先生、前回は食物アレルギーについて詳しい説明をいただきありがとうございました。とてもわかりやすく、よく理解できました。教わったやり方を早速試しています。
こどものカサカサした肌がすべすべしたきれいな肌に変わってきて食物アレルギーも治る予感がします。
ところで前回の質問の回答の中で、化学物質過敏症も治るということが書かれていたのが気になりました。
もし治せるのであれば、治し方をお教えください。
知人で悩んでいる人がいます。
ほねほね先生、前回は食物アレルギーについて詳しい説明をいただきありがとうございました。とてもわかりやすく、よく理解できました。教わったやり方を早速試しています。
こどものカサカサした肌がすべすべしたきれいな肌に変わってきて食物アレルギーも治る予感がします。
ところで前回の質問の回答の中で、化学物質過敏症も治るということが書かれていたのが気になりました。
もし治せるのであれば、治し方をお教えください。
知人で悩んでいる人がいます。
2020/5/2
良かったですね。
私も嬉しいです。
肌がきれいになっているのはリンパの流れが良くなり老廃物や有害化学物質が排出されているということの証です。早く良くなることを願っています。
前回の説明のとおり、体内(特に関節)に溜まっていた有害化学物質が排出されてしまうと、リンパの流れが良くなります。この状態では卵や、牛乳、牛肉、小麦など食物に含まれる有害物質が体内に入ってきてもリンパの流れによって肝臓に運ばれ、解毒分解し、腎臓でろ過して尿として体外に排出されますからアレルギーは出ないということです。
化学物質過敏症についても考え方は食物アレルギーと全く同じです。単純な理屈です。
アトピーなどで体内に有害化学物質が溜まっている子が柔軟剤や芳香剤、除菌消臭剤などの有害化学物質を吸い込むと、有害物質同士が反応してアレルギー反応が出ます。
食物に含まれる有害物質で反応が出るのか、吸い込んだ空気中の有害物質で反応が出るのかの違いだけです。
化学物質過敏症の人は気管支が閉まって呼吸困難になることもあります。
タバコの匂いもダメ、接着剤もダメ、塗料の匂いもダメ、ペットの匂いもダメという人がいました。
また化学物質過敏症で室内の有害物質に敏感に反応するため転居した人がいました。ところが、転居先の部屋に数年前に住んでいた人がペットを飼っていて、そのせいで化学物資過敏症の症状がでたというのです。
あるいは、結婚して主人の実家に帰省すると、家族がヘビースモーカーで玄関先に入っただけでアレルギー反応が出るため実家には入れず、「玄関先で失礼します」といって帰ってくるという人もいました。
『私、家の中では居られないから公園で寝ないといけないんです』と冗談交じりに言った人もいます。
【化学物質過敏症の治し方】
化学物質過敏症の治し方は食物アレルギーの治し方と同じです。
関節のあたりに有害物質が溜まって炎症を起こしているところへ、さらに吸い込んだ空気中の有害物質が反応してアレルギー反応が出ているのですから、①関節を弛める、②リンパの流れを良くする、この方法で体内(特に関節付近)に溜まったの有害物質を排出すると反応する相手がなくなり化学物質過敏症は治ります。
空気中の有害物質をシャットダウンしてしまえばアレルギーは出ませんが、現実に居住空間の有害物質を排除することは至難の業です。
それよりも、体内に溜まっている有害化学物質を排出する方が容易に対処できます。ワクチンや陣痛促進剤は、今後新たに打つわけではありませんから、一旦排除してしまえば、毎日対処する必要はありません。
要はアレルギーは有害物質同士の反応(喧嘩)ですから喧嘩は双方の相手のうち、どちらかがいなくなれば喧嘩にはならないのです。
世間では空気中の有害物質を排除して対応しようとしていますから、毎日、毎日大変な苦労を続けているのです。
ここで発想を転換して、喧嘩のもう一方の相手(体内の有害化学物質)を排除してしまえば、有害な空気を吸い込んでも喧嘩にはなりません。つまりアレルギー反応は出ないのです。
この方が楽に対処でき、いつまでも悩む必要はないのです。(考え方は食物アレルギーも同じことです)
【補足】
化学物質過敏症で呼吸困難になったときの応急の対処法をお伝えしておきます。
骨から治す忍者の療法では気管支が狭くなった時には、背骨の2番を押して神経圧迫を治し、気管支を開くことで呼吸が楽になるという治し方をします。
ところが背骨の2番は自分ではうまく押せません。そこで応急の際には、胸の下の方、鳩尾(みぞおち)の上あたりを掌か指先で押すと気管支が弛んで開きますから呼吸が楽になります。
(呼吸困難の時には押すと痛いはずですから、痛い処をしっかり押してやると痛みがとれてきます。そうすると呼吸が楽になります。)
※私の回答は実際に治った症例をもとに回答しています。どこかのセミナーで聞いた医学的な見解や他人が言っている学説ではなく私は実際に治った方法をお伝えしているのです。論より証拠です。なお、なんでも簡単に治るというものではありません。症状によって個人差はあります。根気よく試してみてください。
2020/5/8
こんにちは。池田針灸院の池田です。
化学物質過敏症ですが、西洋医学的な方法であれば、過敏症を起こす化学物質を避けることが一番の対策です。素手で触れれば過敏症を起こすのであれば、グローブを使うなどの対策が必要であるかと思います。
アレルギー、化学物質過敏症、関節リウマチなどは、アレルギー疾患専門の専門医にしっかりと診察を受け、対策を講じることが最善の方法かと思います。
お大事にしてください。
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