私は小学生の子供がいる主婦です。
今目下の悩みは腰痛です。
今までも腰痛はあったのですが、今ほどではありませんでした。
しかし、去年ぎっくり腰をやってから完全に治った感じがしませんでした。
患部を温めてみたり、冷やしてみたりしましたが完全にはよくならず悩んでいます。
特に猫背で座っていて椅子から立ち上がるときに痛くてすぐに背筋を真っすぐにすることができません。
なぜ猫背で座ると腰が痛くなるのか、どういったアプローチをすれば治るのか教えてほしいです。
こんにちは。筋膜専門整体スタジオTHYME(たいむ)の小木曽と申します。
腰痛はおつらいですね。
日本における腰痛の生涯有病率は83%とされており、4人に1人は腰痛で社会生活を休んだことがあると言われています。
ぎっくり腰(急性腰痛)については日常生活を継続されることが一番の改善方法ですが、時期的に再度慢性期に入られているものと思います。
ぎっくり腰以前から腰痛があったとのことですので、経過からすると腰を支える筋肉が弱っていることが考えられます。
人間の骨格は、胸部は肋骨で囲まれるように支えられています。
下腹部も骨盤で囲まれるように支えられています。
ですが、胸部と下腹部の間は背骨が積み重なって繋がっているだけです。
ひとつひとつの背骨(脊椎)は靱帯等で補強されて支えられていますが、非常にぐらぐらする部分です。
そのぐらぐらする背骨を支えるのはお腹と背中の筋肉しかありません。
筋肉には力を発揮できる適切な長さというものがあります。
人間は立った状態がそれぞれの筋肉にとって適切な長さになります。
猫背で座っている状態は、骨盤も寝た状態で座っていることになりますので、からだの前側は緩み、後ろ側は引き延ばされている状態です。
筋肉が緩んでいる状態とは筋肉が使われていないことになります。使われない筋肉は弱っていきます。
また、引き延ばされている筋肉は、常にストレッチしている状態です。長期間のストレッチで適切な長さ以上に伸びてしまった筋肉は、力を発揮しにくくなります。
こうして筋力のバランスが崩れた際に、負荷がかかることで腰痛としての筋肉痛などが出現します。
アプローチとしては、まずは坐っている姿勢に加え、ご自身の立った時の姿勢がどのような状態か把握されることが一番かと思います。
そのうえで、骨盤を立てて、頭を背骨にしっかり載せて座ることから始め、お腹の周りにぐるっとついている天然のコルセットである「腹横筋」を中心に体幹筋のトレーニング(最初はおへそを背骨に沈めるようにお腹をへこませた状態で呼吸を続けるドローインから)を始められると良いでしょう。
そのうえで、痛みの出ない範囲での体幹のマシントレーニングや自重トレーニング、立った時に骨盤をまっすぐ立てていられるように、骨盤周りの弱っている筋肉の筋トレ、常に力が入っている筋肉のリラクゼーションやストレッチをされるのが良いかと思います。
また、適切な筋膜リリースなどの方法も併用されると効果が高くなるでしょう。
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