姿勢は無意識で脊髄が反射的に制御しています。
座ったり立ったりした状態で重力で自然にいい姿勢へ導けるように、椅子にクッションを置いたり、立つ姿勢を工夫したり、インソールで重心を変えていくといいと思います。
イスの後ろの方にクッションを置いて骨盤が適度に起きる様にすると、背筋を曲げた状態だと体が前に倒れてしまうので、自然に起きてきます。
左右のバランスも高さを変えることで、解消されます。
立った姿勢は靴などの影響が大きく、ヒールの高い靴や転倒防止に指先が上がった靴、土踏まずを下から支える様に持ち上がった靴などは姿勢を崩すので避けた方がいいです。
土踏まずを下から支えると、一見足が安定するように思えますが、足のバランス機能を押さえてしまって使えなくなるため、結果的によくありません。足はバネのような作用があり、バネが弱ったからと言って、そこに詰め物をしてしまっては形は良く見えますが、バネとしての働きは全くできなくなります。

頭痛や吐き気は脳や内臓に病的な問題がなければ、筋肉の緊張によって自律神経が圧迫されたり、バランスが崩れて起きているものではないかと思われます。特に首回りの筋肉の緊張が影響していると考えられます。姿勢が悪く首や顎が前に出たような姿勢で長時間いると、耳の後ろから出てくる自律神経を圧迫しやすくなり、そのような症状が出やすくなります。