私は若い頃からずっと仕事をしとおり、肩凝りは常にありました。
だが、まだ体力に自信があった時はなんとか肩凝りもそのままの状態を保っていた。
それが50代を過ぎる頃になると肩凝りが酷くなってきた。
ある時は整形外科で部分注射(痛み止め)を打ってもらう事もあった。
だが、人から注射はあまり続けてするのはよくないと言われ、病院へ行くのはやめてしまった。
肩凝りは相変わらずあった。
60を過ぎた頃から時間が取れるようになったのを機会に温泉へ行く事とした。
温泉以外にも、何か解決できる方法はあるのでしょうか?
長年の肩凝りでお悩みなんですね。
お話からですとなかなか改善しないのは仕方がないかなと思われます。
というのも原因と向き合っていないからです。
肩が凝る、その痛みや違和感は身体からの悲鳴です。
痛み止めはその声を聞こえないようにする処置、痛みを痛みとして感られなくなるようにする処置ですから、良くなる筈はありません。
温泉は血行を良くするわけですから良いのですが、原因を改善しているわけではないので、時間が経てば元に戻ってしまいます。
肩凝りには内科的要因など様々な条件がが重なって出てくる症状ですが、先ず疑わしいのは姿勢の問題です。
あなたは猫背ではありませんか?
背骨よりも頭が前に出ていませんか?
眉間に皺を寄せる癖や歯を食いしばる(上下の歯が触れ合う、或いは上下の歯の隙間が狭い)癖、舌先が下の歯に着いたりしていませんか?
仰向けに寝ると掌が下を向いていませんか?
深呼吸しようとすると吸気に(吸う時に)肩が上がってきませんか?
立って腰を反らさずに万歳しようとすると腕が耳の後ろまできますか?
踵重心ではありませんか?
肩凝りは直接的には肩周辺の筋肉の硬直、血行不良ですが、
そうなる原因は立ち方・座り方・歩き方など基本的な姿勢、基本的な体と使い方に問題がある場合が多いのです。
逆に言えばそれらを改善してゆくことで肩凝りは自然と改善してゆきます。
治療を受けられる場合は、原因を先生に尋ね、問題点を受け止め理解し、日々の養生に活かしてくださいね。
なお、食べすぎ(運動量、エネルギー消費量に対する相対的な
食べすぎ)もよくある原因の一つになります。
心当たりのある場合は気をつけてくださいね。
普段は椅子に座ってパソコンキーボードを打つ仕事をしています。
最近思うのですが、どうも右腕が重いのです。
それでも仕事を休むわけにはいかず続けています。
すると、次は右の指先に違和感を感じるようになり、段々とタイプするときに指が痛くなってきました。
空いた時間で料理をしてエネルギーを補給します。
その祭にはタイピングで痛めた指で包丁を扱うのに苦労します。
包丁以外でもものを握れば親指の付け根が傷むようになりました。
どうか早急にこういった症状が治る方法を教えてください
指が痛くなる人、腱鞘炎になりやすい人などに共通に診られるのは、
姿勢の悪さと力み過ぎです。
力んでいる状態が習慣になっているので、力んでいるつもりがないことが殆どです。
握るという動作の鍵は小指にあります。
小指を中心に握る、小指を軸に握る、小指から握るようにすると自然と脇が締まり、上半身の大きな筋肉を使えるようになるので、小さな力で大きなエネルギーを引き出せるので無駄がなく、疲れにくくなります。
それほど、小指の使い方は大切で、力士は「小指で廻しを取りに行け」と言われるほどです。
親指が痛むということはそれが出来ずに
親指とひとさし指の「つまむ力」に頼って仕事(動作)をしていることが覗えます。
包丁の握りは正しくもてていますか?
その他、起こりやすいのは肩を竦める動きです。
タイピングをする際、肩が上がっていませんか?
肘が身体から離れて前に出ていませんか?
頭が背骨より前に出ていませんか?(肩を丸めて猫背になっていませんか?)
思い当たるこれらの原因を改善してゆくことで、症状も自ずから改善してゆきますから、創意工夫してみてくださいね。
40代の専業主婦です。3人の子どもがいます。
出産前から腰痛はありました。
しかし、出産後だんだんとひどくなり、3人目の産後まっすぐ横になれないぐらいになりました。
布団のマットレスを変えて少しましになりましたが、時々動くのもキツい時があります。
腰全体がずきずきして横向きに寝て過ごすことも。
せめて動けなくなるのは、なくしたいです。
家事も出来ないときがあるので、子育てに支障が出てきています。
少しでもよくなる方法があるなら知りたいのです。
腰痛の原因の殆どは姿勢、すなわち立ち方、座り方、歩き方など基本的な身体の使い方の癖から起こります。
出産後酷くなるのは、出産時に開いた骨盤が戻りきらない、戻り方に左右差があるからです。
股関節の問題もあるかも知れません。
あなたのお尻は出産前より大きく、贅肉が着きやすくなってはいませんか?
治療により、骨盤や股関節の問題は調整できますが、姿勢や身体の使い方が変わらなければ、つまり同じ負荷を体にかけ続ければ焼け石に水になります。
〇身体の中心を意識し、その軸が上下から引かれているように
〇お腹を引っ込め、腰だけで身体を支えないように
〇背中を丸めずに、頭を背骨の上に置き(前に出さず)、目線を常に高く。
〇骨盤底筋(膣や肛門のある部位)をお腹側に引き上げる
などを日常的に心がけてみてください。
姿勢を保つ筋肉が鍛えられてくれば自然に改善してゆきますので、
是非続けてみてくださいね。
現在飲食店でアルバイトをしている20代女性です。
職場で必ず階段を使用しなければならず、繁盛期は地下1階から3階を駆け上がることもしばしばあります。
そんな生活を続けているうちに、2年ほど前から膝の横側が痛むようになりました。
それ以来、階段を頻繁に使う日やヒールを履いた日に膝の痛みがぶり返すようになりました。
ズキズキとした痛みで、特に階段を降りるときに痛みます。
何が原因なのでしょうか。
この慢性的な膝痛は整体で改善されますか?
膝の横というのは恐らく外側のことかと思いますが、
体重が外にかかっていることが覗えます。
内側が痛くなる場合もあります。
太ももの内側の筋肉とお尻の筋肉、並びに腹筋の弱さなどが考えられます。
膝の故障の問題は膝自体に根本的な問題がなく、
股関節や足首に問題がある場合が殆どです。
症状ではなく、原因にしっかりアプローチしてくれるところならば、鍼灸でも整体でも改善されます。
改善されますが、身体の使い方や左右・前後の筋力のアンバランスなどが改善されなければ、つまり同じ負荷がかかり続ければ、治療を受けても水の泡になりますから、受診時に何が原因かを知り、どのようなことに気を付け、どんなトレーニングをすれば良いのかをしっかり聞いて実践してみてくださいね。
そうすれば必ず良くなりますよ。
先ずはお腹を引っ込め、おへそを縦に伸ばすように身体の中心を意識しましょう。
それだけで体重のかかり方が外から内へと改善されますよ。
あと、つま先と膝の方向は常に同じに。
30代になってから腰痛気味になり、近くの整体に行くと良くなって、2~3か月するとまた腰痛が出てきて、しばらく整体に通うと良くなってを繰り返しています。仕事はデスクワークと外回り半分半分くらいで、いま45歳です。
整体にしばらく通うと腰痛は楽になるのですが、またしばらくすると繰り返してしまうことを先生に相談したら、やはり日常生活で骨盤が歪むことが原因だということで、継続して通うことを進められています。
私と同じような患者さんも多いらしいのですが、何かこの繰り返す腰痛を治す方法はないでしょうか。地域には通っている整体の他にも整骨院やカイロプラクティックなどがいっぱいあるので、他にいくのも手だとは思うのですが、どこに行ったら治るのかわかりません。
長くなってしまいましたが、お聞きしたいのは
・繰り返す腰痛の治し方
・別の整体や整骨院に行くときの選び方
です。よろしくお願いします。
間違った治療、施術を受けられている場合は論外ですが、適切な治療を受けていても原因を改めなければどんな治療や整体を何度受けても焼け石に水です。
件の整体院が言うように原因は日常の中にあります。
(だから通院せよはおかしいのですが。)
今の自分の身体はどこがどのように歪み、固定化し、どの筋肉が弱化して縮んで硬いのか、伸びきって硬くなって本来の関節の可動性が失われているのか、その原因となる姿勢や身体の使い方・癖は?としっかり意識して受診して自分の身体への理解を深め、その上で日常どのような意識して身体づくりに取り組めば良いか、弱っている筋肉をどうやって鍛えれば良いかを知り、根気よく実践することが必要です。
日常的に同じ負荷を身体にかけながら、治療だけ受けてすべて治して貰おうという意識時代が先ず問題なのです。
日常の負荷を軽くする心がけの上での治療であり、治療はあくまで手助けなのだという認識が大変重要です。
あなたのお身体はあなたのものであり、あなたの身体を守るのは本来的にあなたの責任なのですから。
治療効果の大小や持続時間は、ご本人次第で大きく左右されます。
問題意識を持って治療に臨み、自分では気づけないことを気づける機会を得、日常に活かすべき有益な情報を得ることが人に診てもらうことの最大の意義です。
少なくともそういう意識で治療を受けるだけで、
同じ治療時間で得られるものは随分違ってくると思いますよ。
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