デスクワークをしている20代の女です。
入社してから、腹鳴が気になり始めました。
仕事中や食事中、静かな部屋でお腹が頻繁に鳴り、仕事に集中することができません。
食事前、食後もお腹が鳴るため、どうしたらいいのか分かりません。
水を飲むのも怖くなりました。
体を動かすといいのかもしれませんが、職場で運動するのは難しく、かと言って薬や漢方に頼るのもお金がかかり、気が引けます。
何か良い改善方法がありましたら、ご教授いただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>入社してから、腹鳴が気になり始めました。
とのこと。
腹鳴は腸管運動に伴う生理的なもので、それが起こること自体に何か問題があるわけではありません。その上で、あなたの場合
(1)腹鳴は以前から頻繁にあって、今までは特に気にしていなかったのが、入社してから気になるようになった。
(2)入社してから腹鳴が起こるようになった、あるいは以前より顕著に増えた。
のどちらでしょう?
(1)なら恐らく正常なもので、気にするような類いではないと言えます。それでも周りから指摘されるようなら、それをネタにするくらいの図太さがほしいところ(逆に、あまり気にしすぎると、ストレスからかえって腹鳴が増えることもあります)。
(2)なら、学生時代とは生活リズムや食生活が変わるとか、会社生活による?過剰なストレスや緊張などから、腸の運動異常など消化器に何らかの問題が出ている可能性が考えられます。それ以外にも、自己流のダイエットで慢性的な空腹状態になっていて、腹鳴が起こるといったケースもあります。
仮に腹鳴が多くても、腹部に違和感や不快感があったり排便に異常がある、といったことがなければ、通常は施術対象にはなりません。それでも敢えてそれに対処するとするなら
・何がその人(の特に消化器系)の状態に悪影響を与えているか(例えば、職場の人間関係、仕事のノルマ、生活サイクルの変化など)を調べ、それへの耐性をつける。
・その人の食生活や栄養状態(過剰になっている栄養素、不足している栄養素)を調べ、それを改善させるための提案をする。
といったことになると思います。
薬や漢方に頼るにしても、素人判断でできることではありません(「あの有名な○○さんがこう言ってるから」とネット情報などを真に受けると、効かないどころかもっと悪いことになることもあるので要注意です)。私としては時間とともに自然に減少するか気にならなくなると思うので、そちらをオススメしますが、どうしても治したいというのであれば、コストがかかってもキチンとした専門家の元に行くべきです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
小学生男子1人を子育て中の30代主婦です。発達障害のある息子なので、療育や通院などに一緒に通っています。普段は在宅ワークや単発バイトなどを行っています。
多くの時間は家でPC作業を行っているので、常に目の疲れを感じており作業姿勢の問題もあって猫背気味であったり、ストレートネックだと言われたこともあります。たまに行く単発仕事では、長時間の立ち仕事が多いです。
今感じている不調は、単発仕事の1日作業を今月初めに行い、そこから首肩こりがひどくなりました。首と頭の境目のコリ、首の付け根から肩甲骨の中心部にかけてハリ感と鈍痛が続いています。1日の特定の時間帯というわけでなく、ずっと鈍い痛みをコリや違和感を感じ続けている状態です。また、眼精疲労からくる頭痛やコリも相まって疲れています。
整体や接骨院に行くべきでしょうか。できれば自宅でストレッチなどセルフケアを行い改善したいと思っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>首の付け根から肩甲骨の中心部にかけてハリ感と鈍痛が続いています。1日の特定の時間帯というわけでなく、ずっと鈍い痛みをコリや違和感を感じ続けている状態です。
とのこと。
一口に首肩のこりと言っても、単純な筋疲労から重篤な疾患による関連痛まで原因はさまざまです。筋肉だけに着目すると筋肉が固くなっている、というように見えても、なぜ筋肉が固くなるっているのかに目を向けないと、「固くなった筋肉を揉みほぐせばいい」的な安易な方向に行ってしまいがちになるので注意が必要です。
実際にあなたの体を診ていないので、あくまで相談内容に書かれた事柄から考えられることとして1つ、目から来る首肩のこりの可能性が考えられます。
あなたは
>常に目の疲れを感じており作業姿勢の問題もあって猫背気味であったり…
>眼精疲労からくる頭痛やコリも相まって疲れています。
と、繰り返し目の問題に言及していますが、キネシオロジーには、臓器や器官は特定の筋肉と対応していて、その臓器や器官に問題があると、それに対応する特定の筋肉(関連筋)に異常が生じる、内臓筋肉反射という考え方があります。そして目の関連筋である僧帽筋(もっと正確には上部僧帽筋)は一方が頭蓋や首(項靱帯)、もう一方が肩甲骨に付着していて、頭痛や首肩のこりとも関係の深い筋肉です。
また中医学(東洋医学)では「肝は目は開く」と言われますが、その肝は筋肉を司る臓でもあります。ついでに言えば、肝は生体エネルギーである気を駆動する臓でもあるので、肝が弱ると気が停滞して気鬱になり、イライラしたりストレスが強まったりします。
もう1つ、気になるのは
>発達障害のある息子なので、療育や通院などに一緒に通っています。
という部分です。ウチにも発達障害を持った方を親御さんが連れてきていますが、しばしば「親ゆえにその責任を双肩に担っている」ということを感じます。もしかしたら、あなたのそうなのかもしれません。あなたは子供のことや家族の生活が肩に重くのしかかっているのではないでしょうか。この「肩に重くのしかかっている」というのは単なる比喩表現ではなく、実際にそれが身体に現れることがあります。あなたの首肩のこりは、そういう点も考慮に入れて診ていくべきかもしれません。
>整体や接骨院に行くべきでしょうか。
という質問ですが、私はまず眼科を受診してみることを提案します。目が悪いことで、例えばPC作業でも画面をよく見ようとして無意識に首を前に突き出すような姿勢になっている、といったこともありますから(それは外から見れば「姿勢が悪い」わけですが、実際に悪いのは目なので、姿勢矯正などを受けてもほとんど意味がありません)。
整体や接骨院は正直、非常に当たり外れが多いのが実際のところ。行くのなら、上にも述べたように「固くなった筋肉を揉みほぐせばいい」的なことしか言えないようなところではなく、症状が出ている部分だけでなく全体を診た上で適切な施術をしてくれるような、ちゃんとしたところを選ぶことが肝要でしょう。
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30代男性で在宅でパソコンを使用した業務を行っています。
在宅ワークを始めてから5年ぐらい経ちますが、3年ぐらい前から夜に頭痛が起こるようになり、最初は軽い痛みで痛みもすぐに治まったので、特に何もしていませんでしたが、徐々に痛みが増してきてズキズキと痛み、我慢できなくなったので、色々な市販の頭痛薬を試してみました。
しかし、あまり効果はありませんでした。
土日は基本的には仕事をしておらず、試しに2日間パソコンから離れてみたことがあり、頭痛自体は少し痛む程度にありましたが、ズキズキと強く痛むことはありませんでした。
おそらく長時間パソコンに向かって集中しているせいだとは思うのですが、パソコンを使った仕事をしているため、パソコンから何日も離れることは出来ません。
パソコンから離れること以外に、日常生活の中で頭痛が改善するいい方法はありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>3年ぐらい前から夜に頭痛が起こるようになり(中略)おそらく長時間パソコンに向かって集中しているせいだとは思う
とのこと。
頭痛が起こるのがいつも決まって長時間PC作業した後の夜、というのであれば、確かにPC作業が何らかの要因になっていることが考えられます。ただ頭痛に関しては、「中年以降に初めて頭痛になったり、それまでとは違う頭痛になったりした場合、一応、脳疾患や脳血管疾患の可能性がないか医療機関を受診して調べておく」というのが1つのセオリーです。30代が中年かどうかは若干意見の分かれるところかもしれませんが、念のため病院で検査してもらうことをオススメします。
その上で、重篤な疾患はないということなら、長時間のPC作業との関連でいくつか考えられることとして、例えば
(1)電磁波の影響
これは実際に私が診た頭痛の患者のケースです。その患者は、ずっと頭痛が続いていて取れないという人でした。調べてみると体が電磁波による影響を受けていて、それを取ったところ、頭痛も一緒に取れました。
(2)目から来る頭痛
目が悪くなっているのに眼鏡やコンタクトをしていなかったり、していても度が合っていなかったりすると、PC作業で目や脳に過度な負担がかかり、結果として頭痛が起こることがあります。
(3)歯列接触癖による頭痛
通常、人の歯は咀嚼している時以外で上下が接触することはあまりないのですが、仕事中に無意識に歯を食いしばるなどで上下の歯が常に接触した状態(これを歯列接触癖と言います)になっていると、頭痛、顔面痛、首肩のこりなどを生じることがあります。
ただし、これらはあくまですぐに思いつく例で、上記以外にもいろいろな可能性があると思います。
>パソコンから離れること以外に、日常生活の中で頭痛が改善するいい方法はありますか?
という質問ですが、そのためには、まずその頭痛の原因は何かを探り出さなければなりません(原因とかけ離れたことをどれだけやっても、効果がないか、あっても一時しのぎにしかなりません)。そのためには専門家に調べてもらう必要があると思います。
ただ、世の中には専門家もどきの、口先だけの「自称」専門家がゴロゴロいるのが実情。例えば、「頭痛になるのは筋肉が固くなっているから。だから固くなった筋肉を揉みほぐせ」的なことをもっともらしく言う人がいますが、筋肉が固くなるには固くなる理由があるはず(明確な理由もなく筋肉が固くなるなら、それはもう何らかの疾患です)。だから揉むよりもその理由を解消すべきでしょう。あなたにできることがあるとするなら、そうではないちゃんとした専門家を捜して、そこに行くことくらいでしょうか。
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30代の女性です。私は、10年ぐらい生理痛に悩まされています。
普段は、デスクワークの仕事をしているのですが、座っていてもお腹を、押されるような、激痛が走り辛いので、鎮痛剤を生理中は、手放せないでいます。
ただ、最近になって、鎮痛剤を飲んでも、痛みが一向に収まらないため、どのような、対処をしたらよいか、悩んでいます。
このような、強く押されたような、痛みというのは、温めたり、マッサージなどをしたら、良いのか、逆にダメなのか知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
生理痛がひどいとのことで
>最近になって、鎮痛剤を飲んでも、痛みが一向に収まらないため、どのような、対処をしたらよいか、悩んでいます。
>このような、強く押されたような、痛みというのは、温めたり、マッサージなどをしたら、良いのか、逆にダメなのか知りたいです。
という質問です。
まず一般論として、温めたりマッサージをしたりすることはダメではありません。私は鍼灸師でもあるので、あなたのような症状を訴える人には、ツボなら例えば三陰交や関元、命門などにお灸をすることを考えます。が、実際にそれを行うかどうかは、そもそも何が原因でそうなっているかを調べた上で、です。そこで気になるのが「最近になって、鎮痛剤を飲んでも、痛みが一向に収まらない」という部分です。最近になって一体何が変わったのでしょうか?
この夏の猛暑で冷たいものを摂り過ぎたり冷房に当たりすぎたりして、体に冷えがあるのかもしれない。
職場、家庭、プライベートな人間関係、金銭的な問題、社会情勢などでストレスが強まっているのかもしれない(以前診た患者(症状は生理痛ではありませんでしたが)は、不調の原因を追っていったら、「北朝鮮が立て続けにミサイルを発射していることへの不安と怒り」に辿り着いて、ちょっと驚きました)。
30代とのことなので更年期には早すぎるにしても、年齢によるホルモンバランスの変化があるのかもしれない(例えば生理はプロスタグランジン(PG)というホルモンが分泌され子宮が収縮することで起こるわけですが、何らかの問題でPGが過剰に分泌されるようになった、とか)。
鎮痛剤を変えたのか、同じ鎮痛剤を使い続けているとしても、最近になって成分が変わったのかもしれない。
…と、ちょっと考えただけでもさまざまな可能性が挙げられます。
このうち暖めることで効果が期待できるのは最初に挙げた「冷え」が原因の場合でしょうが、他の場合も一時的に痛みが緩和されることはあるかもしれません。ただ、やはりセルフケアでは限界があるので、生理のたびに鎮痛剤も効かないような強い痛みが続くなら、信頼できる専門家を捜して相談することをオススメします。
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学生時代から現在まで、過去に沢山の車のもらい事故を経験していて、首や肩が慢性的に酷い状態です。
自分なりに色々と調べ体が少しでも楽になる方法、また幾つもの整体や指圧、病院のペイン科なども率先して治療を受けてきました。しかし未だ問題は解決せず、よく眠ることもできずに苦しい毎日を送っています。
症状が30年以上辛い状態なので、心の方も不安定になってきました。
今は湿布薬などで応急的な対策を取っていますが、改善の兆しはみられていないです。
どうすれば改善しますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
30年以上、首肩に痛みがあり、
>自分なりに色々と調べ体が少しでも楽になる方法、また幾つもの整体や指圧、病院のペイン科なども率先して治療を受けてきました。しかし未だ問題は解決せず、よく眠ることもできずに苦しい毎日を送っています。
とのこと。それだけ時間と手間をかけながら問題が解決しない理由は明確には分かりませんが、1つ気になるのは、あなたが
>学生時代から現在まで、過去に沢山の車のもらい事故を経験していて、首や肩が慢性的に酷い状態です。
と、首肩の問題は自動車事故によるものだと決めつけていることです。多分、あなたは行く先々の病院や治療院でそのように話し、それを聞いた相手も「患者がそう言うなら」と事故(の後遺症)が原因だと考えて検査や治療/施術を行ってきたのではないかと推察します。
それで全く(?)よくならなかった、というなら、考え方を根本的に変える必要があるのではないでしょうか。あなたは「首肩が痛いんだから、事故による物理的な損傷が原因に決まってるだろ!」と思うかもしれないけれど、そんなことはありません。実際、私は以前、お金のことで不安があり、それが原因でしばらく首が回らなくなってしまったことがあります(借金をしていたわけではないですが、「借金で首が回らない」という慣用表現はあながち嘘じゃないな、と実感した出来事でした)。
あなたが過去に何度も交通事故に遭ってきたのは事実だとしても、それ(だけ)が首肩の痛みの原因というわけではない、と見方を変えると、これまでとは違う視点から体の状態(だけでなく心の状態まで)を調べることができて、「本当の」原因が探り出せるのではないでしょうか。内臓の問題でも心理的な要因でも痛みが出ることは普通にあるのですから。
それと、首肩の痛みというと判で押したように「筋肉が…」、「骨格が…」などと言ってくる人がいますが、そういう人は単に知識や技術がなくて内臓や心理的な事柄が診られないため、とにかく「筋肉が…」、「骨格が…」と言い張るしかない、という事情があります。
いずれにせよ、現状のループから抜け出すには「原因はこれ」と決めつけず、「本当の原因」を探ることしか手はないと思います。
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フルタイムでデスクワークに従事する40代の女性です。
現在の職場に転職した3年ほど前から、肩こりの症状が酷くなってしまいました。
家庭用のマッサージ機を使ったり、湿布薬を貼ったりしていますが、根本的な解決には至っていません。一時的には凝りが解消しても、翌日になればまた肩こりに悩まされてしまうという悪循環に陥っていて、どうすればよいか、とても困っています。
医療機関を受診しても、身体的な異常があるわけではないと言われました。
症状を少しでも緩和するためにアドバイスをいただけますでしょうか?
日常的に気をつけた方がよい点などを教えていただければ、幸いです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
3年ほど前から肩こりがひどく、
>家庭用のマッサージ機を使ったり、湿布薬を貼ったりしていますが、根本的な解決には至っていません。一時的には凝りが解消しても、翌日になればまた肩こりに悩まされてしまうという悪循環に陥っていて、どうすればよいか、とても困っています。
とのこと。そこから考えられるのは、あなたの肩こりは筋肉的な問題で起こっているのではなさそう、ということ。
また、肩こりには内臓疾患からくるものもありますが
>医療機関を受診しても、身体的な異常があるわけではないと言われました。
とあることから、一応それも除外できそうです。
そこであり得る可能性として考えられるのは、
(1)目の問題から来る肩こり
(2)歯や咬合(=噛み合わせ)の問題から来る肩こり
(3)心理的・感情的な問題から来る肩こり
といったものです。
(1)は目が悪くてものが見えづらいため、よく見ようとして無意識的に首を前に突き出すなど姿勢が崩れ、結果として肩こりが起こる、というものです。これは直接的には「姿勢の悪さから肩こりになった」ということになりますが、姿勢矯正など受ける以前に、眼鏡やコンタクトをするなり(既に眼鏡やコンタクトをしているなら今の目の状態を見て)度を合わせるなりする必要があります。
(2)については、顎周りの筋肉は首肩にまで付いてくるので、歯や顎関節に問題があると、その影響は当然、首肩にも出ます。これも直接的には「首肩の筋肉の過緊張や左右のバランスの悪さから肩こりになった」ということですが、筋肉の問題は2次的なものなので、そこを揉みほぐしても改善は一過性のものでしかなく、歯科などで口腔の問題を解決しなければなりません。
(3)例えば、あなたはいつも「首をすぼめて」面倒な問題から逃げていたり、あるいは何かが「肩に重くのしかかって」はいないでしょうか? まるで言葉遊びのようですが、こういった心のありようが身体症状として現れることは実は珍しいことではありません。これに対してはいくつかの対処法がありますが、自分1人で手軽にできるものとして私はフォーカシングという方法をお勧めしています。フォーカシングについては一般向けの本もあるし、YouTubeにもさまざまな動画がアップされているので、それらを見てみるといいでしょう。
「肩こりだから問題は筋肉だ」と思い込んでいると、他のあり得る原因が考えられなくなってしまいます。心身は全部で1つなのですから、本当に肩こりをどうにかしたいと思うなら、筋肉だけでなくさまざまな可能性から「本当の原因」を探る必要があります。
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40代の男性です。普段デスクワーカーとしてオフィスで働いています。
半年くらい前からパソコンを長時間使っていると右手の小指だけが痺れたような感じになります。
強い痺れではなく、軽く痺れた感じで、触ったらジーンとする程度なのですが、就寝するまでその痺れが続きます。
軽い痺れなのでとくに大きな問題はないと思いますが、常に痺れた感じがして気になります。
この痺れを発生させないために自分で何かできることはあるのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>半年くらい前からパソコンを長時間使っていると右手の小指だけが痺れたような感じになります。
とのこと。指が痺れるという以外のことが分からないので一般論になりますが、痺れには神経性のものと血管性のものがあります。
まず神経性のものならば、解剖学的に手の小指の皮膚知覚を司るのは尺骨神経の枝の第4掌側指神経(あるいは更にその先の小指の固有掌側指神経)なので、あなたの場合、右の尺骨神経から小指固有掌側指神経に至るどこかが障害されているのだろうと考えられます。よって、やるべきは障害されている部位を特定し、そこに適切な処理を施すこと、ということになります。ちなみに小指や環指(薬指)にしびれが出るものとしては、肘部管症候群などがあります(手指の痺れでは手根管症候群が有名ですが、手根管症候群は正中神経が障害されるので、主に第2~3指に痺れが出ます)。
血管性の痺れは血管の障害によって血流が悪くなり、神経への血流が低下することで起こります。一時的に起こるものとしては、長時間の正座による血管の圧迫で生じる脚の痺れなどがこれに当たります。恒常的に痺れがある場合、糖尿病やバージャー病(閉塞性血栓血管炎)の可能性もあり、仮にこれらがあるならば速やかに医療的処置を講じる必要があります。
>この痺れを発生させないために自分で何かできることはあるのでしょうか?
という質問ですが、まずは自分で何とかしようとするのではなく一度、医療機関でちゃんと診てもらうことをオススメします。セルフケアや整体など各種療法の治療院に頼るのは、その後でいいでしょう。
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40代男性、事務の仕事をしている会社員です。
1ヶ月ほど前に仕事での精神的ストレスから胃の不調が続き、胃腸外科のクリニックに通って薬を飲んで治しました。
そのときは胃酸が少し多いのが原因だと言われ、胃の不調が治っていくのと同時に喉や首にあった不快感もなくなりました。
ところが鎖骨や腕の付けの周辺の痛みがいまだに取れません。
最初は体の左側だけでしたが今は右側も筋肉疲労しているみたいな不快な状態が続いています。
具体的には筋肉痛や肩こりのような感じです。
胸を軽くさすったり脇をマッサージをすると良いよとお医者さんに言われて毎日やっていましたがまったく良くなりません。
胃は治りましたし検査をしてもどこにも異常がないのに胸や脇の痛みが取れないのはどうしてなのでしょうか。
良くなる方法があれば教えて欲ください。よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
改めて言うまでもなく、私はあなたと一面識もなく、情報といえばあなたがここに書いたことだけですから、あくまで1つの見立てということで述べるなら、あなたは東洋医学(中医学)でいうところの肝気鬱結証(肝鬱証)ではないかと思われます。
中医学的な意味の肝の臓は西洋解剖学的な意味の肝臓とは異なるので、「あなたは肝臓が悪い」ということではありません。中医学における肝は気(=生体エネルギー)を巡らせる働きがありますが、肝が病んで気を上手く循環させられなくなると、気が鬱結した状態(=肝気鬱結)が起こります。これが肝鬱証です(なお西洋医学では病名に「症」の字を用いますが、中医学では「証」の字を用います)。
そう見立てをする根拠としては
>1ヶ月ほど前に仕事での精神的ストレスから胃の不調が続き(中略)胃の不調が治っていくのと同時に喉や首にあった不快感もなくなりました。
→肝は、怒り、イライラ、ストレスなどといった感情と関わりが深く、これらの感情が強まると肝を損なうことになります。胃の不調は胃酸過多だったようですが、喉や首の不快感も合わせて中医学的に解釈すると、気の循環が悪くなることで肝が熱を持ち(=肝火)、それによって胃や体幹上部にダメージが現れる、肝火上炎証だったとも考えられます。
>鎖骨や腕の付けの周辺の痛みがいまだに取れません。(中略)具体的には筋肉痛や肩こりのような感じです。
→肝は筋を司ると言われていて、肝の問題は筋肉の痙攣や脱力を引き起こすことがあります。更に肝が病んだ時に特徴的に現れる症状の1つに、胸脇苦満(=脇の辺りが張って苦しい)があります。また中医学とは別に、キネシオロジーでは肝臓/肝の関連筋(=肝臓/肝に問題がある時に異常が現れる筋肉)の1つに大胸筋胸肋部(=大胸筋下半分)があり、大胸筋(胸肋部)の弱化や過緊張は、上腕やその周囲にその影響が現れます。
>胸を軽くさすったり脇をマッサージをすると良いよとお医者さんに言われて毎日やっていましたがまったく良くなりません。
→筋肉自体の問題で症状が現れているならマッサージやストレッチも意味があるかもしれませんが、この下りを読む限り、筋肉部分に異常を感じていても、その原因は筋肉ではなく別のところだろうと推測できます。
といったことがあります。
実際に会って話を聞き、体を診ると、また違ってくるかもしれませんが、相談内容に書かれた情報だけで考えるなら、私ならまず肝の状態がどうなっているのかが気になります。
いずれにせよ、セルフケアでは難しいと思うので、西洋医学的な方向とは違う見立てができる専門家に診てもらうことをオススメします。
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私は40代男性の会社員です。
事務職の仕事をしていて、主に書類の作成などのデスクワークを任されています。
30代後半になった時から、夕方や夜になると首の後ろ側の頚椎や肩の辺りがだるくなって、次にだんだん頭痛がしてきて悩んでいます。
頭の内側がズキズキ疼く様な、じんわりとした痛みが広がっていく感じです。
薬局で市販されている頭痛薬や漢方薬を試してみたのですが、効果がありませんでした。
病院で診察を受けてみたのですが、何もおかしな所は見つかりませんでした。
この頭痛を改善するための良い方法を教えて下さい。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>30代後半になった時から、夕方や夜になると首の後ろ側の頚椎や肩の辺りがだるくなって、次にだんだん頭痛がしてきて悩んでいます。頭の内側がズキズキ疼く様な、じんわりとした痛みが広がっていく感じです。
とのこと。
中年以降の「それまでとは違う頭痛」は脳疾患の可能性もあり要注意ですが、あなたは
>病院で診察を受けてみたのですが、何もおかしな所は見つかりませんでした。
とも書いているので、一応、重篤な疾患はないようだと考えられます。一般に頭痛には、頭痛そのものが疾患という1次頭痛と、他の疾患が引き金となって起こる2次頭痛がありますが、あなたの場合は1次頭痛ということになります。
そして1次頭痛には、拍動性の痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴う片頭痛(偏頭痛)、頭の締め付け感や頭重感が特徴の緊張性頭痛、発症すると1~2か月間ほぼ毎日、目の奥を中心に激しい痛みが襲う群発性頭痛の3種類があります。そしてあなたが示した症状から、あなたの頭痛はこのうちの片頭痛か緊張性頭痛ではないかと思われます。
ネットで片頭痛や緊張性頭痛で検索すれば、すぐに分かることですが、西洋医学的には片頭痛は頭部の血管や神経の炎症、緊張性頭痛は頭頸部の筋肉の過緊張によって引き起こされると言われています。ただ、それはあくまで「一応そのように考えられている」というレベルであり、まだよく分かっていないというのが実情です。
>この頭痛を改善するための良い方法を教えて下さい。
という質問に対しては、私も片頭痛の人や緊張性頭痛の人を診たことがありますが、例えばつい最近診た片頭痛の人は咬合(=噛み合わせ)の異常があり、それを調整すると頭痛が出なくなりました。またしばらく前に診た緊張性頭痛の人は体に電磁波による影響が出ていて、それを取ることで頭痛が消えました。ネットには「緊張した筋肉を緩めろ」、「ストレスを解消するようにしろ」などと対策めいたことが出ていますが、闇雲にやっても効果は薄いでしょう(何もしないよりは幾分マシかもしれませんが)。何が原因でどうすれば改善するかは、実際に診てみないと分からない、というのが私の考えです。
──
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デスクワークをしている30代女性です。
3日前に友人らとキャンプに行きました。
楽しく過ごしたのですが、暑さに当てられたのか、その日から体が怠く頭も重いです。
何をするにもやる気が起きず、家事や仕事がおざなりになっています。
スタミナを付けた方が良いのかと思い、お肉などを食べようとしても食欲が湧きません。
1日中ダラダラと過ごしてしまいます。
この状態を少しでも改善出来ないでしょうか?
また、暑さに対して出来る対策等があればご教授下さい。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>3日前に友人らとキャンプに行きました。楽しく過ごしたのですが、暑さに当てられたのか、その日から体が怠く頭も重いです。
とのこと。
あなたもそう考えているように一応、熱中症の線が考えられますが、これだけでは何とも言えません。新型コロナに感染したのかもしれないし、無理に頑張って気疲れしてしまったのかもしれないし…。
>スタミナを付けた方が良いのかと思い、お肉などを食べようとしても食欲が湧きません。
とあることから、消化器の働きが低下しているようなので、その状態で「スタミナをつけなきゃ」と重い食事を摂ることは、逆に体に負担を掛けることになりオススメしません。水分の摂取には注意しつつも、体が欲しているものを欲するだけ摂るようにするのがいいと思います(が、「疲れてる時は甘いものだ!」とか「○○さんが『これがいい』と言ってた」とか、要らない(しかも多くの場合、間違ってる)知識が邪魔をして、体が欲するものでなく、頭で考えたものを摂ってしまいがちなので、言うほど簡単ではないですが)。
>この状態を少しでも改善出来ないでしょうか?
という質問ですが、あなたの普段の心身の状態を知らない人間が勝手な憶測で「これはきっと○○だから、○○しなさい」などと安易に言えるはずもありません。辛うじてできるアドバイスがあるとすれば、しばらく様子を見て、改善しないようなら病院へ、という面白くもないことだけです。それと付け加えるなら、あなたは「暑さに当てられ」と書いていますが、何事も決めつけはよくありません。さまざまな可能性を考えておかないと、「こんなはずじゃ…」となりかねませんので、ご注意。
──
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50代男性、普段デスクワークをしています。
私の悩みは腰痛で、ぎっくり腰になりやすくて困っています。
ぎっくり腰を始めて発症したのは30代後半で、以降何度もぎっくり腰になっています。
年齢的に仕方ないものだと諦めていたのですが、1年前からぎっくり腰の発症頻度が激増しました。
今現在は2024年8月なのですが、2024年になってからの8か月だけでも3度発症しているんです。
キツメのぎっくり腰ではないとはいえ、最初の3日間は起き上がるのも一苦労。
痛みが完全に消えるまでとなると一週間ぐらいかかってしまいます。
痛い場所はその時々によって微妙に違うんですが、大体ヘソの裏側当たりの腰です。
起き上がろうとするとズキズキと痛みます。
数年に一回程度なら仕方ないと諦められるのですが、ここまで高頻度だとかなり煩わしいんです。
普段からどういったことを心がければ改善するか教えていただけないでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
30代にぎっくり腰になって以来、ぎっくり腰を繰り返すようになり、50代になって
>今現在は2024年8月なのですが、2024年になってからの8か月だけでも3度発症しているんです。
とのことなので、ずっと腰痛が続いているわけではないにしても、あなたのそれも立派な「慢性腰痛」だと考えていいと思います。そして「慢性腰痛」のおよそ80%が筋肉や骨格の問題から起こる「のではない」ということは、現在、医療の世界で広く共有されつつあります(残り20%のヘルニアなど筋骨格系の問題で起こっている「慢性腰痛」については、医療機関に行けば画像診断などで分かります)。
では、筋骨格系の問題でないのなら「慢性腰痛」を引き起こすものとは何か? それは心理的、感情的な要因です。これを読んで「ふざけるな! 心理だの感情だので腰痛が起こるか!」と思うなら、
『腰痛放浪記 椅子がこわい』(夏樹静子著、新潮文庫)
『腰痛は〈怒り〉である』(長谷川淳史著、春秋社)
などを読んでみることをオススメします。
ただ(ぎっくり腰を含めて)腰痛は内臓疾患によっても起こる可能性があるので、もしあなたが、ぎっくり腰以外にも持病を持っていたり体に何らかの不調があるのなら、念のため医療機関を受診しておくといいでしょう。
>普段からどういったことを心がければ改善するか教えていただけないでしょうか。
という質問ですが、心がけで起こらなくなるようなぎっくり腰なら20年も続いていない、と思いませんか? 質問には、その人の心の内が表れます。この質問から分かることは、多分あなたは、ぎっくり腰が起こる「本当の」原因から逃げているのだということです。「本当の」原因から目をそらしたいがゆえに、「どういったことを心がければ改善するか」などという質問をしてしまうのです(それはつまり、あなたはそれを認めたくないだけで、どこかで「本当の」原因に気づいている、ということでもあります)。
いずれにせよ、そのぎっくり腰について口先だけでなく本気で何とかしたいなら、「本当の」原因を探る(あるいは気づいていることを意識化する)ことをしなければなりません。そのためには専門家のサポートを得ることも必要かもしれません(もちろん、ろくに調べもしないうちから「ぎっくり腰ですか。それは骨の歪み/筋肉の固さが原因ですね」などと決めつけてくる、自称専門家ではなく)。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
デスクワーク中心の生活を送っていますが、そのせいか、かなり姿勢が悪くなっています。
具体的には首が前に出ていて、首や肩の凝りがひどい状態です(ズーンとくる痛み)。
少なくとも、2、3年前くらいから症状が出はじめて、特に改善することなくここまで来ました。
街中を歩いていて、窓や鏡に映る自分を見ては、その姿勢の悪さにギョッとさせられます。
想像以上に首が前に出ているのですが、全く自覚がありません。
このような、首が前に出る症状を、直すマッサージを教えていただきたいのと、適切な姿勢を保つ筋トレも教えていただきたいです。
やはり、背筋を鍛えるのがいいのでしょうか。
一過性の対策ではなく、根本的な解決に取り組みたいと考えていますので、何卒よろしくお願いいたします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>首が前に出ていて、首や肩の凝りがひどい状態です(ズーンとくる痛み)。(中略)このような、首が前に出る症状を、直すマッサージを教えていただきたいのと、適切な姿勢を保つ筋トレも教えていただきたいです。
とのこと。
マッサージ、筋トレなどと書いていることから、あなたはその首が前に突き出した状態を筋肉的なものが原因だと考えていることが覗えますが、そう判断できる理由は何でしょう? 「首の位置が変なんだから筋肉が原因に決まってるだろ!」という程度の理由なら、「姿勢矯正」などをうたう整体院のいいカモにされてしまう口かもしれません。
例えば、だんだん目が悪くなってきていて、見づらいのでよく見ようとして無意識に首を前に突き出した姿勢になってしまっているとしたら、表面的には姿勢が悪いということになりますが、まず治すべきは姿勢ではなく目であることが分かります。
例えば、猫背だというので調べてみると、胸部や腹部の内臓に弱さがあり、体がそれを無識にかばう体勢を取ることで、結果として猫背になっているケースもあります。この場合も、まず治すべきは姿勢ではなく弱った臓器です。
姿勢が悪くなるのには悪くなるだけの理由があります。そしてその理由は単に「デスクワーク中心の生活を送ってい」るといった程度のことではありませんし、「ズーンとくる痛み」が出るほどならなおさらです(実際には、その「ズーンとくる痛み」も果たして姿勢から来るものかどうかも分かりませんが)。
ですから
>一過性の対策ではなく、根本的な解決に取り組みたいと考えています
というあなたにまず必要なのは、首が前に突き出した姿勢になってしまう「本当の」理由と、首肩のズーンとくる痛みの「本当の」原因を探ることです。その結果、やはり筋肉の問題だということになればマッサージや筋トレも意味がありますが、そうでなければほとんど無意味です(そのことにすら気づかなければ、「受けたマッサージがダメだった。筋トレの方法が悪かった。もっと腕のいいマッサージ師は? もっと効果のある筋トレは?」みたいに、さまよい歩く羽目になるかも)。
そういうことをキチンと調べてくれる、ちゃんとしたプロに出会うことができるよう、お祈りします。
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私は20代のころから座り仕事で8時間はずっと椅子に座っています。
相談したいのは、腰の不調で5年前から腰に鈍い痛みが走るという問題です。
特に夜になると腰の中心部に鈍い痛みが走るので相談させていただきました。
不調に対して知りたいことは腰の痛みの緩和法になります。
手術を必要とする痛みに分類されないと思うのですが、手術が必要なのか、必要であればどういった治療を行う必要性があるのかが知りたく、手術をしない場合もどういう方法で緩和や治療ができるかを知りたいのです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>腰の不調で5年前から腰に鈍い痛みが走る
とのことですが
>特に夜になると腰の中心部に鈍い痛みが走る
というのが気になります。腰痛に限らず「夜間痛」というのは危険な疾患のサインであることがあり、医療の分野では注意が必要なキーワードの1つです。あなたは
>手術が必要なのか、必要であればどういった治療を行う必要性があるのかが知りた
いと書いているので、まずは「夜間痛がある」ということで病院を受診するといいかもしれません。
それから
>20代のころから座り仕事で8時間はずっと椅子に座っています。
ということなので、同じように座り続ける仕事で、ひどい腰痛に悩まされ続けたミステリ作家、夏樹静子の書いた『腰痛放浪記 椅子がこわい』(新潮文庫)を読んでみてはどうでしょう(これはミステリ小説ではなく、夏樹自身の腰痛克服までの記録です)。
>手術をしない場合もどういう方法で緩和や治療ができるかを知りたいのです。
という質問にも、この本が答えてくれると思います。参考までに、私が投稿したレビューのURLを貼っておきます。
https://www.honzuki.jp/book/31788/review/241526/
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まだ20代ですが、腰痛と肩こりがひどくなり病院に診療しました。
考えられる原因は仕事が事務ワークで長時間イスに座って作業を行うためそらが原因かと思い受診しました。
結果はやはり長時間の座っての作業のため、腰と肩に負担がかかっており、腰痛と肩こりのもとになっているとのこと。
歩くのも痛く、出かけることもおおいため腰痛と肩こりがあると出かけるのも嫌になることが多く、自宅に引きこもることが多くなるため悩んでおります。
どうすればよくなるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりと腰痛で病院を受診したところ
>結果はやはり長時間の座っての作業のため、腰と肩に負担がかかっており、腰痛と肩こりのもとになっているとのこと。
とあります。
あなたを直接診たわけでもなく、医師でもない一介の治療家の私が医師の見立てにあれこれ言うのはお門違いかとも思いましたが、この医師の見解は、検査しても明確な原因が見つからないので、
>仕事が事務ワークで長時間イスに座って作業を行うためそれが原因か
というあなたの主張に乗っかって適当に無難なことを言っただけ、のように私には思えます。要するに「あなたがそう思うというなら、そうなんでしょ」ということです(あくまで私の想像ですが)。ですから、この医師の見解は「原因不明」ということを言い換えただけの単なるゼロ回答、と私なら受け取ります。
ただ、病院を受診したことが無意味だったというと、そんなことはなく、あなたの肩こりと腰痛が何らかの重篤な疾患から来ている可能性は小さくなった、ということはとても意味があります。
では、なぜ肩こりと腰痛が起こっているのか、ということですが、取り敢えず考えられることとして
(1)筋骨格系の問題
(2)歯や目の問題
(3)心理的、精神的な問題
といったことが挙げられます(多分、受診した病院でも(2)や(3)は調べられていないでしょう)。
(1)はあなたが考えているようなことであり、それについては私とは別の回答者が詳しく書いてくれるでしょうから、私はこれ以上触れません。
(2)は肩こりや腰痛で盲点になりやすい事柄です。咬合(=噛み合わせ)の悪さは脊椎~骨盤の全般的な歪みを引き起こすし、目の悪さも姿勢の悪さの原因になります(例えば、画面の文字が見えづらくて、つい首を前に突き出すような姿勢で作業してたりしませんか?)。これらは歯科や眼科の領域になります。
(3)はさまざまなケースがありますが、例えばあなたの中に「長時間イスに座って作業を行う→腰痛と肩こり」という“公式”ができてしまっているとすると、「長時間イスに座って作業を行う限り、腰痛と肩こりに苦しみ続ける」という結果が出続けることになります。これはあくまで一例で、あなたのケースがそうだということではありませんが、そうした“思い込み”一つで人の体は大きく崩れるものなのです。
こういうところに質問してきた、ということは、病院では埒があかないので整体など各種療法の治療院に頼ろうか、ということなのだと思います。あなたの肩こり、腰痛が上の(1)ならば、よくある揉み療治主体のところで対応可能でしょう。ただ(2)や(3)なら揉みや矯正は(一時的にスッキリした感じはあるかもしれませんが)ほとんど意味をなさないので、知識と技術のあるところを慎重に選ぶ必要があるでしょう。
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肩首こりからくる緊張型頭痛で整体を受けました。
30分ほどで、内容は首周りを押さえたり、もみほぐしたり、背骨や肩甲骨周りをもみほぐすなどでした。
後頭部のつまりがとれて、ぼーっとしていた頭もスッキリしました。
翌日、耳鳴りがひどくなり、頭もかなり重く、首を動かすとふわっという気持ち悪さもあり、かなり不快です。
首肩まわりが緊張状態で、首の可動域もかなり狭くなっていたので、可動域を広げる施術も受けました。
先生曰くかなり悪い状態だということです。かなり悪いからこそ施術後に不調がひどくなるものなのでしょうか?
回を重ねれば首の可動域も広がり、首周りの緊張もとれて、楽になるものなのでしょうか?
このまま通い続けて良いものなのか、悩んでいます。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>(整体施術の)翌日、耳鳴りがひどくなり、頭もかなり重く、首を動かすとふわっという気持ち悪さもあり、かなり不快です。
とのことで
>先生曰くかなり悪い状態だということです。かなり悪いからこそ施術後に不調がひどくなるものなのでしょうか?
という質問です。
まず、先生が言ったという「かなり悪い状態」ということについては、本当にそうだったのかもしれない反面、患者を繰り返し通わせるためのトーク(例えばブティックで、お客が何を選んでも店員が「さすがお客様、お目が高い!」というのと同じような)である可能性もあり、どちらなのか分かりません。ですから、この言葉だけで「自分はそんなに悪いのか!?」と必要以上に心配しなくてもいいでしょう。
その上で翌日の不調について述べると、一般論として、施術後に一時的に調子が悪くなる「好転反応」というのが起こることはあります。これは施術によって、これまで隠れていた悪い状態が表面化するために生じるもので、多くは半日から一日程度で消えますが、人によっては長時間にわたって激烈な好転反応が起こることもあります(私の経験では、薬などで表面的にいい状態を保っている人などに比較的起こりやすい)。
ただ治療家によっては、施術の失敗を「これは好転反応だ」と強弁する人もいるようです。よく聞くのは、揉み療治によって揉み返しを起こした時、「これは良くなるために必要なことで、治ってきている証拠だ」などと言われた、といったことです(揉み返しは、不必要な強揉みによって体に炎症が起こったもので、明らかな施術ミス)。
ただ、好転反応も施術ミスも施術後に(一時的にせよ)調子が悪くなるという点では同じなので、それを訴える本人が目の前にいない状況でどちらなのかを判断することは非常に難しいです(例えば、施術された部位が熱を持っている、といったことがあれば、恐らく施術ミスだろうと言えますが)。
ですから、あなたのケースも少なくとも書かれた内容からは、どちらとも言えません。とはいえ、あなたは
>このまま通い続けて良いものなのか、悩んでいます。
とも書いていて、それが好転反応にせよ施術ミスにせよ、その治療院/治療家への信頼が揺らいでいるようです。であれば、しばらく行くのをやめるか別のところに変えるかした方がいいと思います。患者が治療院/治療家を信頼しているかどうかは、施術において無視できない重要な要素で、信頼できない人の施術を受けても決していいことはありませんから。
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デスクワークをしている30代女性です。
2週間ほど前から冷房による体のだるさに悩まされています。
ここ数日暑い為、常に冷房を効かせた部屋にいます。
温度としては快適ではありますが、血行が悪くなっているのか体全体の調子が落ちています。
手足を触ると冷たくて、食欲も落ちてしまっています。何をするにもやる気が起きず、仕事や家事のパフォーマンスが落ちて困っています。
今の不調を取り除く対処法や、冷房との上手い付き合い方があれば教えて欲しいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>2週間ほど前から冷房による体のだるさに悩まされています。(中略)手足を触ると冷たくて、食欲も落ちてしまっています。何をするにもやる気が起きず…
とのことで、俗に言う冷房病のようです。それを踏まえて
>今の不調を取り除く対処法や、冷房との上手い付き合い方があれば教えて欲しいです。
という質問にお答えすると…
まず
>ここ数日暑い為、常に冷房を効かせた部屋にいます。
という書きぶりからすると、あなたは冷房を効かせた部屋にいるかどうか自分で選択できるようです。その上で「冷房による体のだるさに悩まされてい」るのなら、まず第1の対策としては適宜、部屋から出るなり冷房を切るなり、あるいは設定温度を上げるなりすればいいでしょう。「そんなの暑くてイヤ」ということなら、エアコン以外にもネッククーラーや携帯型扇風機などのグッズもありますので、そうしたものを併用することを考えてもいいと思います。
また身体へのケアとしては、私はお灸をオススメします。お灸は台座付きで火傷しないのものがドラッグストアなどで手に入るので、それを使えばいいでしょう。
使うツボについては、東洋医学(中医学)的に言うと、あなたは気、特に体を温める作用を持った陽の気が不足した陽虚証と、エアコンから出る冷気(=寒邪)が体に入り込んだ寒凝証の状態にあると思われるので、(陽)気を補い寒邪を除くのに比較的よく使われる、足三里、三陰交、関元、太谿(たいけい)、命門、腎兪(じんゆ)などが挙げられます(このうち命門と腎兪は背部にあって自分でやるのは難しいので、他の人にしてもらってください。ツボの位置は省略しますが、ネットなどで簡単に調べられます)。またオプションとして、陰陵泉(いんりょうせん)、血海、太白など消化器系に働きかけるツボも挙げておきます(が、上に述べた証やツボは、あなたの相談内容から私が仮に見立てただけのもので、あなたの本当の状態がどうなのかは、ちゃんと専門家に診てもらう必要があります)。
ところで、「2週間ほど前から」とありましたが、今回の冷房病のような状態になったのは今年が初めてなのでしょうか? いつから症状が現れ(あるいは強まり)、その頃に生活環境、生活パターンや食事内容、人間関係、心理状態などにどんな変化があったのかを探ることは、我々の問診においても基本中の基本です。あなたもそうしたことを思い返してみてください。それが不調を取り除くための本当のスタートラインです。
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少し前からデスクワークの仕事を増やした事が原因かも知れませんが、慢性的に首の後ろ側の痛みが辛いです。
具体的には頭の後ろか首に掛けて重いような鈍痛があります。
頭を前に下げて首の後ろを伸ばすようにストレッチをすると、一時的に痛みが和らぎますが、すぐに鈍痛が訪れます。
若干頭も痛いような気もするので、日々気分が優れません。
便秘になると、上記箇所の痛みが強くなるような気がしていて、便秘が解消されると普段の鈍痛に戻る状況の繰り返しです。
整骨院で治療すればこの痛みを取り除けるかも知れないと思い、良さそうな整骨院を探しているところです。
痛みの無い朝を迎える為にはどうしたら良いか相談したいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>慢性的に首の後ろ側の痛みが辛いです。具体的には頭の後ろか首に掛けて重いような鈍痛があります。
とのことですが、それだけでなく
>若干頭も痛いような気もする…。便秘になると、上記箇所の痛みが強くなるような気がしていて…
ともあり、それらと後頸部の痛みの関係は分かりませんが、恐らくあなたには気になる身体的な症状が、いくつもあるのでしょう。
であれば、整骨院/接骨院より、まずは病院を受診すべきです。主訴は後頸部痛になるかもしれませんが、たとえ後頸部の痛みでも神経系や内臓系から来ているものもあるので、可能なら整形外科ではなく総合診療科の受診をオススメします。
整骨院/接骨院を含む各種療法の治療院などを頼るのは、その後でいいでしょう。
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50代の主婦です。家で長時間パソコンに向かう仕事をしています。
キーの打ち方が自己流のせいか、無意識に利き手ばかり使っているようで、右腕の痛みとしびれに5年くらい悩まされています。
しびれは右の肘から指先まで感じていて、小指と薬指が特にしびれます。
手をギュッと握るのに力があまり入らない感じです。
朝起きてすぐが一番ひどく、指がスムーズに動きません。
前日の仕事が忙しかった時などは、指を伸ばそうとしても動かない時があります。
こういう症状はストレッチなどで緩和できるでしょうか?また整体で良くなりますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
右の腕から手にしびれがあり
>しびれは右の肘から指先まで感じていて、小指と薬指が特にしびれます。
とのこと。
解剖学的には前腕前面の肘から手首くらいまでの尺側(=小指側)の皮膚知覚を司るのが内側前腕皮神経、手の前後面の尺側の皮膚知覚を司るのが尺骨神経(の掌枝と手背枝)であり、多分それらの神経が走行部位のどこかで障害されているのでしょう。そして内側前腕皮神経も尺骨神経も第8頸神経と第1胸神経の一部からなっているので、1つの可能性として首(特に下部頸椎付近)に何らかの問題があるのでは?ということが疑われます。
>こういう症状はストレッチなどで緩和できるでしょうか?また整体で良くなりますか?
という質問ですが
>右腕の痛みとしびれに5年くらい悩まされています。
ということからも一時的な筋緊張などによるものとは考えづらいので、ストレッチなどはやってもあまり効果はないと思います。それよりは整形外科なり整体など各種療法の治療院なりで診てもらった方がいいのではないでしょうか。
ただ、行くならちゃんとしたところを選びましょうね。ヘルモアでも、つい最近も整体院の施術による健康被害の相談が寄せられていて、私もそれに回答しました。↓
https://health-more.jp/questions/detail/1698/
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デスクワークをしている20代女性です。
5年ほど前から年間を通しての冷え性に悩まされています。
屋内でも手足が冷えていて、触れた方に心配されるほどです。
冷え性からなのか、生理不順(生理周期にばらつきがある)だったり、むくみがひどかったり(特に足)もします。
普段あまり運動をしないので、冷え性改善につながる簡単な運動やストレッチ、セルフケアがあれば教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
冷え性があり
>生理不順(生理周期にばらつきがある)だったり、むくみがひどかったり(特に足)もします。
とのことで、
>冷え性改善につながる簡単な運動やストレッチ、セルフケアがあれば教えていただきたいです。
という質問です。
まず、その簡単なセルフケアということでお答えするなら、私はお灸をオススメします。お灸は台座付きで火傷しないのものがドラッグストアなどで手に入るので、それを使えばいいでしょう。
冷え性、生理不順、脚の浮腫(=むくみ)などによく用いられるツボとしては、足三里、三陰交、関元、太谿(たいけい)、命門、腎兪(じんゆ)などがあります(このうち命門と腎兪は背部にあって自分でやるのは難しいので、他の人にしてもらってください。ツボの位置は省略しますが、ネットなどで簡単に調べられます)。が、あなたにとって本当に必要なツボがどこかを知るには、ちゃんと専門家に診てもらう必要があります。
ところで
>5年ほど前から年間を通しての冷え性に悩まされています。
と書いていますが。「5年ほど前」(あるいは、更にその少し前かもしれないけれど)、あなたの身体、環境、心情などにどんな変化があったのかが気になりました。例えば、新型コロナのパンデミックが起こったのがその頃だし、コロナ云々以外にも
>デスクワークをしている20代女性です。
ということから、その頃に学生から社会人になったのかもしれないし、引っ越ししたりして住環境や交友関係も変わったのかもしれない。そうしたことがストレスになってホルモン系に乱れが生じ、冷え性になった可能性もあるわけで、仮にそうだとするなら、そういうところからケアしていく必要があるわけです。
なので、ここ数年の自身の(身体的な部分だけでなく生活パターンや周囲の環境なども含めた)変化について、いろいろ思い出してみることをオススメします。本当のセルフケアはそういうことから始まるのです。
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1週間ほど前に整体に行き、巻き肩とストレートネックの施術をしていただきました。
その際に触られたところが軒並み痛く、特に気になるのはタイトルの通り左顔面の下から首にかけてのピリピリとした痛み、張るような感覚です。
鎖骨の上の窪みの部分をかなり強く押され、その際に顔に違和感があったのでそれが原因ではないかと思うのですが、この場合何科にかかれば良いか、対処法はあるかお聞きしたいです。
痛み、違和感は強度に違いはありますが常にあり、鎖骨の上の窪み部分は強いもみ返しがあります。
首の後ろも同様に左だけ張り、凝りがります。
よろしくお願いいたします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>整体に行ってから左顔面の下半分から首がピリピリする痛みがある
とのこと。
「顔面の下半分から首」に感覚の異常があるとすると、解剖学的にその部分の感覚を担当するのは大耳介神経と頸横神経なので、整体の施術によってそれらが障害されたのだと推測されます。それらはいずれも頸部から伸びる第3頸神経の枝なので、恐らく雑な首の矯正をされたことが原因ではないかと。
なお
>鎖骨の上の窪みの部分をかなり強く押され、その際に顔に違和感があったのでそれが原因ではないかと思う…(中略)。鎖骨の上の窪み部分は強いもみ返しがあります。
については、鎖骨の上の窪みの部分を走る鎖骨上神経は鎖骨上窩(=鎖骨の上の窪み)と肩の部分の感覚を司っているので、顔面部の感覚異常とは直接関係ありませんが、鎖骨部を含めた肩周りに揉み返しとは別に感覚の異常があるなら、鎖骨上神経も障害されている可能性があります。
>この場合何科にかかれば良いか、対処法はあるかお聞きしたいです。
という質問ですが、多くの場合、強揉みによって起きた炎症が治まれば自然に回復すると思います。炎症の治癒を早めるには冷やすことが有効ですが、冷やすのは症状の出ている部位ではなく、神経が障害されている部位でなければなりません。また、冷やすのは湿布ではなく氷などを使います(湿布は「冷やしている」気分にするだけで実際の冷却効果はないので、しても意味はありません)。
ただ時間が経っても症状に改善が見られないようなら、整形外科を受診するのがいいでしょう。
それから
>巻き肩とストレートネック
ですが、「その整体院でそう言われた」というだけのことなら、あまり真に受けない方がいいように思います。施術で揉み返しや感覚異常を起こしてしまうような整体院なので、「こう言えば患者に続けて通わせられる」といったセールストークをそのまま言ってるだけかもしれませんから。
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仕事柄一日中椅子に座っていることが多いせいで、慢性的な腰痛に悩まされています。
定期的に整骨院に通って背骨の歪みを改善、高価なマットレスや椅子に敷くクッションも購入するなど今までいろいろ対策は講じていました。
その甲斐もあって一時的には症状が緩和されるのですが、結局はまたぶり返してしまい、根本的な解決にはなっていません。
症状が酷い時は、痛みで朝布団から出るのに5分以上かかることもあり、そんな時はコルセットをしてすごしています。
手術、入院となると費用も掛かり、仕事もしばらく休まなくてはならないので、もしもっと手軽な方法を試して症状を緩和させられる方法があれば知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>仕事柄一日中椅子に座っていることが多いせいで、慢性的な腰痛に悩まされています。
とのことで
>定期的に整骨院に通って背骨の歪みを改善、高価なマットレスや椅子に敷くクッションも購入するなど今までいろいろ対策は講じていました。
とも書いています。が、そこまでしても、
>結局はまたぶり返してしまい、根本的な解決にはなっていません。
ということから考えれば、やっていることは残念ながらかなり的外れだと言わざるを得ません。
まず腰痛の原因ですが、本当に「仕事柄一日中椅子に座っていることが多いせい」による「背骨の歪み」から生じているのでしょうか? あなたが実際に毎日長い時間椅子に座り、背骨が歪んでいるしても、それが腰痛の原因とは限りません。
ウチは保険の使えない自由診療のみの治療院で、腰痛でも「揉めば治る」程度の人はそもそも来ないので余計にそう思うのかもしれませんが、特に慢性の腰痛の原因が腰周りの筋骨格系の問題にあるというのは、単なる思い込みに過ぎない、と。
一口に腰痛といっても原因はさまざまで、腰ではなく膝など別の部位の損傷から腰痛になる人もいれば、強い怒りやストレスといった心理的な要因で腰痛を起こす人も、噛み合わせの悪さが原因で腰痛になる人も、内臓疾患の関連痛で腰痛が出る人もいます。
例えばあなたは、「仕事柄一日中椅子に座っていることが多いせい」とか「定期的に整骨院に通って背骨の歪みを改善、高価なマットレスや椅子に敷くクッションも購入」などと、ことさら自分の外側に原因や解決を求めている傾向が見え、そこからはあなたが自身の中に目をそらして見ないようにしているものがあるようだ、ということがうかがえます。なので仮に私があなたを診るなら、まずはそういう方向からアプローチするかもしれません。
>もしもっと手軽な方法を試して症状を緩和させられる方法があれば知りたいです。
という質問に対しては、私は本を2冊紹介します。「え、本!?」と思うかもしれませんが、いずれも著者が苦労の末に慢性腰痛を克服した体験記で、あまり意味のない揉みや矯正(失礼!)を受けるより、ずっと得るものがあると思いますよ。なお添付したリンクは私のレビューです。参考までに。
『腰痛探検家』高野秀行(集英社文庫)
https://www.honzuki.jp/book/249951/review/178274/
『腰痛放浪記 椅子がこわい』夏樹静子(新潮文庫)
https://www.honzuki.jp/book/31788/review/241526/
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私が今悩んでいるのは足や手の指先の神経痛で悩んでいるというのがあります。
ずっと神経痛が続くというわけではないですが、何もしていないのに突然足や手の指先に神経痛が襲ってくるというのがあります。
神経痛もかなり痛い時もあればそれほど痛くもなく、すぐに痛みがなくなる時もあります。
ただ、一度足や手の指先に神経痛が走るとそれがしばらく続くということがあって、傷みを我慢をしないといけないのでそれが結構苦痛に感じています。
どうすれば症状が良くなるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
足や手の指先の神経痛についての相談とのことですが、まず1つ疑問があります。こういう場合、普通は「足や手の指先の痛み」と書くものですが、あなたは明確に「足や手の指先の神経痛」と書いています。あなたがその痛みを「神経痛」とする理由は何ですか?
既に医療機関で診てもらって、「これは神経痛だ」と診断されているということなら問題ないですが、何となくそう思って/ネットで調べて/知り合い(医療関係者ではない)からそう言われて/…「神経痛」としているのだとしたら、本当にそれが「神経痛」かどうか分からない、ということになります。そうだとしたら、まずは医療機関を受診すべきです。
ちなみに「神経痛」とは病名ではなく、末梢神経のうちの感覚神経(あるいは知覚神経とも言う)が何かの原因で刺激を受けることで生じる痛みなどの総称です。よくあるのは筋骨格系の変位により、その近くにある神経が圧迫されるなどして痛みやしびれが生じるもので、坐骨神経痛などがそれに当たります。その場合、症状は刺激を受けた末梢神経の経路に沿って出るので、あなたのように「足や手の指先」などと、あちこちに同時多発的に起こるというのは、単純な筋骨格系の変位では説明がつきづらく、広範囲に神経が損傷を受けている可能性があります(例えば糖尿病性神経症では、手足の感覚が低下したりチクチク刺すような痛みが出ることがあります)。
神経痛以外にも手足に痛みを生じる疾患はあって、例えば簡単に思いつくものでも、痛風(主に足関節など足に痛みが出ますが、人によっては膝関節や手関節が痛むこともあります)、バージャー病(閉塞性血栓性血管炎のことで、手足の指に冷感やしびれ感が出たり蒼白化することもあります)などがあります(なお、これらはいずれも難治性の疾患です)。
いずれにせよ、繰り返しになりますが、まだ医療機関を受診していないなら、まずそれが最優先です。既に受診して治療も受けているけど改善しない、ということなら、もっと詳しい情報を添えて改めてご相談を。
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30代後半の女性です。
1年ほど前に転職し、現在はフルタイムで調理補助の仕事をしています。
半年を過ぎた頃から、夕方になると背中が痺れるようになりました。休日には起こりません。
立ち仕事だからかとも考えましたが、靴はフラットな物を履いていますし、足がだるくなったりという感覚も特にありません。
一晩寝ると痺れは治っていますが、また夕方になると痺れてきます。
我慢できないような痺れではないのですが、原因がわからず、ジーンと痺れるので、このまま悪化していかないか心配です。
改善方法はあるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
背中に痺れがあり、
>原因がわからず、ジーンと痺れるので、このまま悪化していかないか心配です。
ということなら、まずは医療機関を受診するのが本道です。結果として何も重篤な問題は見つからなかった、となれば、一応安心してさまざまな改善方法を試せるわけですから。
せっかくなので、参考までに東洋医学(中医学)的な見立てを少々。
中医学では痺れは痺証(なお「しょう」は西洋医学では「症」の字を使いますが、中医学では「証」という字になります)と呼び、経絡、気血の流れが滞ることで起こると考えます。あなたは
>夕方になると背中が痺れるようになりました。休日には起こりません。
>一晩寝ると痺れは治っていますが、また夕方になると痺れてきます。
と書いていることから、症状の出現には心身の疲労が関わっているのではないか。とするなら、気血の不足を補いながら、更にそれらの通りをよくするような方策を図る、というのが1つの方向性として考えられます。ツボを使うなら、例えば足三里、三陰交、気海、血海、太衝、太谿、肝兪、腎兪などが候補になりますが、実際にはもっとよく話を聞き、身体を診なければ本当のところは分かりません。ですので、ここはあくまで話半分に捉えてください。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
20代、普段はデスクワークの仕事をしています。
10代の頃から猫背で、正しい姿勢を意識していても中々習慣にすることができず、改善されることなく現在に至っています。
社会人になってからは仕事柄年々姿勢の悪さがが悪化し、肩こりや首のこりもひどくなってきました。
最近は首肩の張りや痛みの症状が出るようになり、肩が動かしづらいような重い感覚があります。
整骨院への受診も考えていますが、終わりが見えずに継続して通うのも大変だと感じています。
肩こり・首こりだけでなく、根本的な姿勢改善の方法があれば知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首肩のこりがひどく、
>肩こり・首こりだけでなく、根本的な姿勢改善の方法があれば知りたいです。
とのこと。
これについては、ちょっとネットで検索するだけで、さまざまな方法がいくらでも出てきます。また、この場でも親切な先生がとっておきの方法を教えてくれるかもしれません。あとは、あなたがそれをやるかやらないか、そしてやり続けるかだと思います。
なので、姿勢改善の方法は別の方に譲るとして、せっかくなので私はそれとは違うことを少し。
あなたは
>社会人になってからは仕事柄年々姿勢の悪さがが悪化し、肩こりや首のこりもひどくなってきました。
と書いていますが、首肩のこりは姿勢の悪さ(だけ)が原因とは限りません。脳、肺、心臓、消化器などの内臓疾患、目の問題、歯や咬合(=噛み合わせ)の問題、それにストレスなど心因性の問題からも首肩のこりは起こりえます。そして仮にそうしたことが原因だとすると、姿勢矯正をやっても(一時的に改善したように感じることはあっても)ほぼ無意味です。
症状の程度にもよりますが、
>最近は首肩の張りや痛みの症状が出るようになり、肩が動かしづらいような重い感覚があります。
ということなら、整骨院/接骨院よりまず、病院(できれば整形外科ではなく総合診療科)を受診することをオススメします(整骨院や整形外科では、どうしても筋骨格系が中心で、揉み、電気、湿布などで終わってしまいがちなため)。
いずれにせよ、一度「姿勢が悪く首肩がこる→姿勢矯正だ!」的な思考から脱することも必要ではないでしょうか。
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在宅でデスクワークをしている30代、女性です。
1か月ほど前から、夕方になるとからだ全体(とくに足)がとても重く感じられ、怠くなります。
元から全身の倦怠感や肩こり・首こり、頭痛に悩まされてきましたが、最近は毎日、夕方になると倦怠感だけが増すため、いつもと違うと感じています。
夕方以降の倦怠感だけで病院に行くのも躊躇われ、まだ行っていません。
整体やマッサージはこのような症状に対応しているのでしょうか。
もし行くとすれば、症状が出ていない朝~昼に行くのと、症状があらわれている夕方以降に行くのとでは、どちらが良いでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>夕方以降からだが重怠くなる
とのことで、
>整体やマッサージはこのような症状に対応しているのでしょうか。
という質問ですので、まずそれについて回答を。
この「対応」というのがどういう意味なのか迷うところですが、「施術してくれるか?」という意味なら、もちろん基本、行けば大抵どこでも施術してくれます。「改善するのか?」という意味なら、整体など各種療法の治療院はどこにでもありますが、素人に毛の生えたような単なる揉み屋さんから本当に凄い人(ちなみに、これは「マスコミによく取り上げられている」とかいう意味ではないですよ)までピンキリなので、どこに行くかによります。その治療院の先生がどのくらいのレベルの人なのかは、チラシやHPだけ見ていても分かりません(そういうものには「いいこと」しか書かないので)。目当ての治療院があるなら、まずはそこの先生と電話やメールなどでやり取りしてみることをオススメします。
けれども、やはり治療院に行く前に、まずは医療機関を受診すべきです。だって、このようなところに質問するくらいの症状があるのでしょう。
ちなみに強い倦怠感を伴う疾患には、ちょっと思いつくものだけでも、慢性疲労症候群、心疾患、肺疾患、腎疾患、橋本病(甲状腺機能低下症)、更年期障害(30代というあなたは、年齢的にちょっと合わないかもしれませんが)、電磁波過敏症、自律神経失調症、うつ病(ただし、あなたの場合は「夕方になると」症状が現れるということから、多分これではない)、不安神経症などがあり、症状の程度や頻度によりますが、病院を受診することは全く不自然ではありません。
一応、参考までに。
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一週間程前からぎっくり腰の治療の為、接骨院に行きました。マッサージをして貰うのは初めてでした。最初は腰周りのマッサージでそのあと肩と首もかなりこっていると言われかなり強めに押されました。特に首の左の上の方をグイグイ押された時は痛かったです。そして、その日の晩から頭がボーッとしてフワフワしてふらつくようになり
自転車に乗っていて後ろを確認しようと首を右に向けただけでふらついたり、しゃがんだ体制から立ち上がるときもふらつきます。1年以上前から痩せようとあまり食べないのが原因かとも思い食べる量を増やしたりオリゴ糖を含む食品を食べたりしていますが今のところまだふらつきます。耳鼻科でめまいの検査をして貰いましたが回転性めまいではなくその他異常はなかったです。脳神経内科に行きCTも撮って貰いましたが異常は見当たりませんでした。ふらつきは自然に無くなるのか、何が原因なのか全くわかりません。ご指導を宜しくお願い致します。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>一週間程前からぎっくり腰の治療の為、接骨院に行きました。(中略)そして、その日の晩から頭がボーッとしてフワフワしてふらつくようになり…
とのこと。更に
>耳鼻科でめまいの検査をして貰いましたが回転性めまいではなくその他異常はなかったです。脳神経内科に行きCTも撮って貰いましたが異常は見当たりませんでした。
と書いているので一応、明らかな身体的問題はないようだと考えられます。
接骨院で受けたマッサージについては
>最初は腰周りのマッサージでそのあと肩と首もかなりこっていると言われかなり強めに押されました。特に首の左の上の方をグイグイ押された時は痛かったです。
というだけでは断定はできませんが、揉み返しが起こっていても不思議はないと思われます。
治療家の中には「揉み返しが起こるのは治ってきてる証拠だ」などと強弁する人がいますが、大きな誤りです。揉み返しが出るとは、要するに炎症を起こしている=患部が発熱しているということですから、それが首周りなら人によってはボーッとした感じやふらつきを感じることもあるかもしれません。その場合は、炎症が治まるのに合わせてそうした感じも消えていくでしょう。
また、そのふらつきが病院の検査では原因が分からず、揉み返し=炎症反応によるものでもないとすると、例えば雑なマッサージによって経絡が何がしかの損傷を受け、気の流れが滞りを起こしている、といった可能性も考えられます。これも通常は時間とともに元に戻っていくものですが、時間が経ってもあまり/全く回復しないようなら一度、その方面の専門家に診てもらう方がいいかもしれません。
なお余談ですが、法律的にはマッサージができるのはマッサージ師の国家資格を持つ者だけです。件(くだん)の先生は接骨院ということなので柔道整復師の資格は持っているのでしょうが、マッサージ師の資格も持っていたのでしょうか? 仮にマッサージ師の資格がないのにマッサージをうたっていたとすれば違法行為ということになります。
ただこの辺は非常にグレーな領域で、マッサージ的なことをやっていても明確に「マッサージです」と言わない限り、「それはマッサージではない」という扱いになってしまいます。
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最近夜更かしをしてゲームをしていて、その後頭痛がするようになりました。頭痛の箇所は1箇所ではなくて色んな部位に痛みが時々出るという感じです。
最初は疲れで頭痛が少しする程度だと思ってそれほど心配してなかったのですが何日経っても頭痛が治らないでずっと頭痛が続いている状態です。
頭のあちこちに頭痛が起きてこのまま放っておいて大丈夫なのか心配です。
あまりに長い間続くので脳の病気も疑い始めている状況なのですが大丈夫か少し心配です。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
体の不調は一般に、症状の強さと重篤さが比例関係にありますが、頭痛に関しては必ずしもそうではありません。激烈な症状だからといって重篤とは限らず、軽い症状だからといって放っておいていいとは限りません。
そして頭痛には、特に原因となる疾患がなく起こる「一次性頭痛」と、特定の疾患(くも膜下出血、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、脳腫瘍、緑内障など)によって引き起こされる「二次性頭痛」があります。ただ
>最近夜更かしをしてゲームをしていて、その後頭痛がするようになりました。頭痛の箇所は1箇所ではなくて色んな部位に痛みが時々出るという感じです。最初は疲れで頭痛が少しする程度だと思ってそれほど心配してなかったのですが何日経っても頭痛が治らないでずっと頭痛が続いている状態です。
というだけでは、そのいずれなのか判断できません。
仮にあなたが中年以降なら、念のため一度は医療機関を受診することをオススメします(中年以降に初めて頭痛になったり、これまでに経験したことのない性質の頭痛が起こるようになった場合、脳疾患がないかどうか確認しておくのは、医療のセオリーです)。
なお、頭痛は首肩のこり、目の問題(眼精疲労など)、歯の問題(咬合=噛み合わせの悪さ)、心理的なストレスなどによっても起こります。通り一遍の検査で原因が分からない場合は、こうしたことも視野に原因を考えてみることが必要です。
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30代、男性、家電修理の仕事をしているものですが、7年前から肩こりによる頭痛に悩まされています。
頭痛は不定期で肩こりの症状があっても頭痛が起きるかどうかはわからず、頭痛が起きるときはいつも体が動けなくなり、気持ちが悪くなるという症状が現れ困っています。
一応、頭痛薬を飲めば気持ち悪くなるというのは治まりますが、頭が痛いという症状は治まらず医者に相談しても薬による一時的な解決しかないと言われました。
もし、整体というもので症状の緩和もしくは治療ができるのであればその方法について知りたいのです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛には、特に原因となる疾患がなく起こる「一次性頭痛」と、特定の疾患(くも膜下出血、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、脳腫瘍、緑内障など)によって引き起こされる「二次性頭痛」があります。あなたの場合、もちろん断定はできませんが
>7年前から肩こりによる頭痛に悩まされています。
とあるので、7年間症状自体に大きな変化がなければ進行性の病変によるものとは考えにくく、一次性頭痛だとすれば
>頭痛が起きるときはいつも体が動けなくなり、気持ちが悪くなるという症状が現れ困っています。
とあることから、片頭痛(偏頭痛)の可能性が疑われます。片頭痛は一般に拍動性の、起きていられないほどの強い痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。また人によっては、目の前に模様のようなものが漂うのが見える閃輝暗点(せんきあんてん)が現れることもあります。
片頭痛は特定のもの/ことが引き金になることが多く、有名なものでは、カフェイン、アルコール、チョコレートなどがあります(が、逆にそういうもので痛みが和らぐ人もいます)。私の場合は密閉された空間に長時間いたり、(会社員時代は)会議が予定された時間に終わらなかったりすると、よく片頭痛を起こしてました。あなたもこういう状態が7年も続いているなら、何か引き金となるもの/ことに心当たりはないでしょうか?
片頭痛の発生機序については以前から「脳の血管の収縮、拡張説」、「中枢神経に原因があるとする説」、「三叉神経血管説」などが唱えられていますが、現在もまだよく分かっていません。そのため、病院に行ってもあまり有効な手立てはないのが実情のようですが、逆に整体などの各種療法では、さまざまな施術法が使われています。
>整体というもので症状の緩和もしくは治療ができるのであればその方法について知りたいのです。
という質問ですが、具体的な施術方法は、その治療家がどのようなメソッドを使うのかによって変わります。一応参考までに私のやり方を述べれば、片頭痛はホルモン系と関係しているという説もあるので、ホルモン系の状態を調べて、それを調整するとともに、クラニオセイクラル・ワーク(頭蓋仙骨療法)による頭蓋へのアプローチなどを行います。また、あななたは
>家電修理の仕事をしている
ということなので、電磁波による影響も調べるかもしれません(過去に電磁波によって頭痛が起こるケースを診たことがあるので)。
もちろん「整体ならどこでもOK」というわけではありませんが、ちゃんとしたところを選んで行けば(というのが実は一番難しいのですが)、それなりに効果はあるのではないでしょうか。
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コロナ禍から在宅勤務を始めてデスクワークが多くなり、座位時間が辛くなり、肩こり、腰痛に負担がかかります。
何度か立ったり、ストレッチしてますが、中々よくなりません。
また、就寝時に腹筋が弱く背中を沿った寝方をするので、かなりの空間ができてしまいます。
肩も同様で同じ姿勢でやったり、時には、寝る際に枕が合わなかったりして肩に支障が出たりして日々、体のあちこち痛みが出て来てどうしたらいいのか悩まされています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
タイトルに
>年齢が若いのに…
とあるのに、肝心の年齢が書かれていません(*´Д`)=3ハァ…。また肝心の腰痛、肩こりについて
>コロナ禍から在宅勤務を始めてデスクワークが多くなり、座位時間が辛くなり、肩こり、腰痛に負担がかかります。
とありますが、頭の中を整理しないまま思いついた言葉をそのまま並べただけのようで、言いたいことは分かるものの、日本語の文章になっていません。
「在宅勤務」、「デスクワーク」といった言葉があるものの、相談内容に書かれた文章は全体として非常に稚拙に見えます。だから「年齢が若い」ということなのかもしれませんが、仮に年齢が若くても例えば会社員としてビジネスライティングのトレーニングを受けていたら、こういう文章にはならないでしょう。
私が何を言いたいかというと、あなたはビジネススキルが基本的な水準に達していない状態で仕事をしているのではないか、ということです。だとしたら、あなたやその周りの人たちは、日常的にさぞ強いストレスを受けていることでしょう。
>就寝時に腹筋が弱く背中を沿った寝方をするので、かなりの空間ができてしまいます。肩も同様で同じ姿勢でやったり、時には、寝る際に枕が合わなかったりして肩に支障が出たりして…
と書いていて、そうしたことも腰痛や肩こりの原因の1つになっているのかもしれませんが
>何度か立ったり、ストレッチしてますが、中々よくなりません。
という下りからは、それが単なる筋疲労や姿勢の悪さといった筋骨格系の問題によるもの「ではない」、ということがうかがえます。
単純な筋骨格系の問題によるものなら、揉みや矯正、ストレッチなどで、それなりの改善が見込めるものですが、あなたの場合はどうでしょうか。例えば私ならまず、あなたがどんなストレスを抱えていて、それが腰痛や肩こりとどう関わっているかを調べると思います。
一応、ご参考までに。
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私は、40代の男性ですが、普段は臀部痛のため、立ちながらデスクワークをしています。
臀部痛になったのは、今から5年くらい前になります。
臀部痛が生じるのは、20分以上座り続けた時です。
臀部痛の場所は、臀部と椅子の接地面です。
座り続けていると、臀部の筋肉と皮膚の間あたりに、若干のしびれが含まれたような痛みが生じてきます。
整形外科に行っても、病名はわかりませんでした。
私の臀部の痛みは、整体で治るのかどうかを知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
殿部痛とのことですが
>座り続けていると、臀部の筋肉と皮膚の間あたりに、若干のしびれが含まれたような痛みが生じてきます。
とあるので、殿部の皮膚知覚を司る神経のどれかが障害されているのではないかと思われます。
>臀部痛の場所は、臀部と椅子の接地面です。
ということから、痛みがあるのは殿部の中でも下殿部であるとするなら、障害されているのは後大腿皮神経である可能性があります。逆に痛みがあるのが上殿部や中殿部なら、第1~3腰神経と第1~3仙骨神経によって作られる上殿皮神経や中殿皮神経である可能性を疑います。
最終的にどんな施術法──鍼灸、マッサージ、揉み、テーピング、アジャストメント(矯正)、筋膜リリース、頭蓋仙骨療法、操体法、などなど──を使うかは治療家によって変わりますが、どの神経が障害されているか正しく検出し適切に処理すれば、改善するだろうと思います。
参考になれば幸いです。
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デスクワークをしている40代の会社員ですが、最近肩がやたら凝ることもあってそれが原因なのか頭痛が小刻みに痛んできます。
平日は職場で毎日パソコンに向かってキーボード入力をしていることもあって、肩がやたら凝ります。
そして、それに伴うように頭痛がしてきます。
それからその頭痛の間隔が小刻みで起こるので、整体院に一度行った方が良いのかと思っています。
ですがその前にまずは自宅で簡単にできる肩こりをほぐせる方法があればお教え下さい。
肩こりをまずは早くは改善したいので、是非ともお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛についての相談で
>平日は職場で毎日パソコンに向かってキーボード入力をしていることもあって、肩がやたら凝ります。そして、それに伴うように頭痛がしてきます。
とあります。
肩こりと頭痛が連動して起こる(とあなたは感じている)ようで、肩こりによって誘発される頭痛があるのも事実ですが、あなたは40代ということなので、まず最初に注意すべきこととして…
頭痛に関しては、あなたがその歳になって初めて頭痛を経験したとか、頭痛は経験してきたけれど最近の頭痛はこれまでのものとは違う、というようなことがあるなら、脳の疾患の可能性もあります。
また肩こりに関しては、肺などの呼吸器、心臓などの循環器、胃や膵臓などの消化器の疾患によっても起こることがあります。
ですから、念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
その上で、特に重篤な疾患がないという前提で述べると、私が気になるのは
>最近肩がやたら凝る…
という部分です。以前はそんなことはなかったのだとすると、一体何が変わったのでしょう? 業務内容? 使用機器/ソフト? 上司/部下? 住まい? 家族関係? 交友関係? 肩こりというと条件反射的に姿勢の悪さをあげつらう人がいますが、原因はそれだけではありません。上に述べた内臓疾患によるもののほか、ストレスなど心理的・精神的な要因による肩こりも多く、これらは揉みやストレッチでは(一時的には改善したとしても)解消されません。
>まずは自宅で簡単にできる肩こりをほぐせる方法があればお教え下さい。
と要望していますが、それ以前に必要なのは本当の原因は何かを探ることです。的外れなことは、どれだけやってもムダにしかならないからです。
>肩こりをまずは早くは改善したい…
というあなたは、これまでも人に聞くなりネットで調べるなりして、ストレッチや運動で肩こりの解消を試みてきて、それでも効果がないので、わざわざここに質問してきたのではないでしょうか。だとするなら、それで効果がないのは、あなたの肩こりがそもそも筋骨格系の問題で起こっているのではない左証かもしれません。それなら
>整体院に一度行った方が良いのかと思っています。
と書いているように、まず専門家に診てもらう方が結果として近道ではないでしょうか。
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これまであまり気にもとることがなく、自覚症状もほとんど無かった頭痛が悩みの種です。
近年、気圧の変化を受けやすい人も多い、とはよく耳にすることもありましたが、まさか私自身もそうなのかと驚いています。
特に何の原因も無く、しつこい頭痛がするかと思えば気圧が急激に下がっており、知らない内に影響を受けやすくなっていたようです。
また、頭痛の原因も複合的に思え、疲労はもとより肩こりに起因することもあり、早急な解決方法が見つからずに困っています。
取り急ぎ飲みなれない頭痛薬でその場をしのぐことがほとんどです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>これまであまり気にもとることがなく、自覚症状もほとんど無かった頭痛が悩みの種です。(中略)特に何の原因も無く、しつこい頭痛がするかと思えば気圧が急激に下がっており、知らない内に影響を受けやすくなっていたようです。
とのこと。
天気の変化によって頭のほか体のさまざまな部分に痛みが出たりする、いわゆる天気痛というのはありますが、その前に一応注意すべきこととして、あなたが中年以上で、その歳になって初めて頭痛を経験したとか、頭痛は経験してきたけれど最近の頭痛はこれまでのものとは違う、というようなことがあるなら、念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
その上で、あなたの相談内容には頭痛の具体的な症状(例えば痛みの性状など)が書かれていないので総花的なことしか言えませんが、以下、重篤な疾患はないという前提で述べれば…
あなたの頭痛が天気痛なのかどうかは相談内容からだけでは何とも言えません。実際、あなた自身が
>頭痛の原因も複合的に思え、疲労はもとより肩こりに起因することもあり…
とも書いていますし。
ちなみに、あなたは男性のようですが、天気痛は女性に多く、一説には女性の約半数が天気痛持ちだとも言われています(ただし天気痛は頭痛とは限らないので、全員が頭痛を起こすというわけではありません)。急激な気圧や寒暖の変化がストレスとなって自律神経のバランスが乱れて起こる、というのが今考えられている発症機序です。
天気痛による頭痛は多くの場合、片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛です。
片頭痛はズキンズキンという拍動性の強い痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。カフェイン、アルコール、激しい明暗の変化など特定のもの/ことが引き金になることが多くあります。
緊張性頭痛はストレスが原因となって、頭が締め付けられるような感じやズーンとした頭の重さを感じる頭痛です。長時間、無理な姿勢を取るなどの身体的ストレスから、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなることで起こることもあります。
また1次性頭痛にはもう1つ、群発性頭痛もありますが、あなたの頭痛とは違うように思われるのでここでは省略します(興味があれば調べてみてください)。
他にも考えられるものとしては、眼精疲労など目から来る頭痛、咬合(=噛み合わせ)の異常など歯から来る頭痛、副鼻腔炎など鼻から来る頭痛などもあります。
これらに対してはネットなどにもさまざまな対処法が挙がっていますが、自身の頭痛と合っていなければやってもあまり意味がありません。ですから、何が原因なのか病院や治療院などで診てもらった方がいいと思います。
なお、頭痛の市販薬には鎮痛成分以外にカフェインなどが含まれているものがあり、そうした成分が頭痛を引き起こす可能性もあるので、それについてもご留意ください。
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普段からオフィスでデスクワークを行っています。
主に座って書類を扱うパソコンを扱う時間が長いです。
その中では集中して長期間行う作業もあります。
しかし座位で同じ体勢だとだんだんと腰が痛むと感じます。
痛みが集中を邪魔して結果的に作業効率が落ちます。
立ち仕事もありますが、その際にも腰へ負担となって作業が進みません。
何か物と掴んで上げ下げする時に痛みが走ります。
これを治癒したいですが、仕事を休むことが出来ずに医者にかかることもできない状態です。
解決方法があれば是非知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛で
>座位で同じ体勢だとだんだんと腰が痛むと感じます。
と書いていますが、腰痛の原因はさまざまで、一見典型的な腰痛症と思われるものでも、筋骨格系の問題が原因とは限りません。あなたの腰痛も長時間の坐位がトリガー(の1つ)だとしても、むしろ私には、あなたの抱えるストレスの方が腰痛の原因になっているようにも感じます。
>これを治癒したいですが、仕事を休むことが出来ずに医者にかかることもできない状態です。
という点については、あなたの仕事や生活の状況は分かりませんが
>痛みが集中を邪魔して結果的に作業効率が落ち
ているにもかかわらず仕事が休め/休ま?ないというのは、あなたから進んで状況を悪くしているだけのように見えます(そういう意味では、あなたは本当は治したいとは思っていないのかもしれません)。ですから
>解決方法があれば是非知りたいです。
というのも言い換えれば、(手間のかからない小手先の技で)ちょこっとやれば痛みが楽になる上手い方法を教えてくれ、ということでしょう。
世の中には、あなたの求めに応じてそういう方法を教えてくれる先生がいるかもしれません。が、それによって短期的には上手いこと痛みを誤魔化してやり過ごすことができたとしても、多くの場合、中・長期的には決して体のためになりません。例えば、その腰痛が内臓疾患から来ているものだとしたら、それに気づいた時にはもう仕事を休む程度ではすまなくなることもあるからです(これを大袈裟な脅しと感じるかもしれませんが、現実にそういうケースがあることは知っておくべきです)。
で、肝心の問題の解決法ですが、それはもう決まっていて、一度キチンとした専門家の元で何が原因なのかを探ってもらうことです。それが遠回りに見えて、実は一番の近道です。正しく原因が突き止められれば、そこから適切な対策を立てることができるからです(逆に、的外れなことは何をどれだけやっても対策にはなりません)。そのためには、あなたも相応の代価(それが時間なのかお金なのか、それとも別の何かなのかはともかく)を支払わなくてはならないのです。
──
蒼穹堂治療室
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50代女性女性です。
元々冷え性気味ではありましたが40代後半から手や足先の冷えがひどくなってきました。
50代に入ってからは下半身、特にお尻から膝にかけての冷えが出始めました。
常に太ももは冷たく毛布などで温めると更年期のせいなのか首からは上あつくなりぼーっとしてくるのに肝心な冷えている場所は冷たいままで困っています。
いろいろ情報を集めて足首や仙骨付近にカイロを貼ってみたり半身浴をしてみたり、食事に気を配っていますが根本的な改善にならず困っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
冷え性とのこと。確かに50代という年齢から考えて更年期障害の可能性が疑われます。根本的な解決を目指すなら、その取っかかりとして、例えば私ならホルモン、特にエストロゲン(卵胞ホルモンのことですが、いわゆる女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスなどを調べるかもしれません。ただそれには知識や技術やツールが必要で、普通の人がちょっとネットや本で調べてできることではありません。
代わりに自分でできそうな方法を1つ。相談内容のうち
>下半身、特にお尻から膝にかけての冷えが出始めました。常に太ももは冷たく毛布などで温めると更年期のせいなのか首からは上あつくなりぼーっとしてくる…
という下りから、あなたは東洋医学(中医学)的には上実下虚(大雑把に言えば、下半身は必要なもの、例えば気が不足していて、逆に上半身は不要なもの、例えば熱邪がある)状態と考えられます。こういうケースは下半身は気を補い、上半身は熱邪を取り除く施術を行なったりします。自身で行うには後者は難しいので前者だけ述べると、左右の足三里穴や三陰交穴、(また手伝ってくれる人がいるなら)腎兪(じんゆ)穴などにお灸してみてはどうでしょう(ツボの位置はネットなどで調べてください)。せんねん灸タイプのお灸なら、火傷の跡もつかず手軽にできます。まずは1箇所に3壮(お灸は1壮、2壮、…と数えます)くらいずつで。
以上、参考までに。
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デスクワークをしている30代女性です。
2週間程前から頭がズーンと重い症状があります。
季節の変わり目で自律神経が乱れているのか、頭の症状が顕著で気分も優れません。
集中力も長続きせず、デスクワークをしていても何度も手が止まってしまいます。
頭を抱えてしまう事が多くなったため、首や肩も常に凝っています。
市販の頭痛薬を飲んでもイマイチすっきり感がありません。
この頭の重みを何とか緩和する事は出来ないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>2週間程前から頭がズーンと重い症状があります。
とのことで
>この頭の重みを何とか緩和する事は出来ないでしょうか?
という質問です。
そのためには原因を絞り込む必要がありますが、いかんせん手掛かりが「2週間程前から頭がズーンと重い」だけでは、それは非常に難しいです。なので、ここでは考えられる可能性を列挙することにしました。
まず前提として、あなたはこのような(2週間も続く、あるいはズーンと重い)頭痛、あるいはもしかしたら頭痛自体、これまで経験したことがない、と仮定します(これまでも何度か経験したことがあるなら、あのような書き方はしないのでは、と思うので)。
それで、もしウチにあなたのような訴えをする患者が来て、上で私が仮定した通りだったら、私はまず医療機関の受診を勧めます。というのは、(あなたは30代ということなので)中年以降に初めて頭痛になったり、これまでとは違う頭痛が起こったりした場合は一応、脳の疾患の可能性を疑う、というセオリーがあるからです。既に病院で検査を受けていて、特に大きな疾患は見つからなかった、ということならいいですが、そうでないなら念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
ここからは、脳疾患によるものではないとしたら、ということで述べます。
>季節の変わり目で自律神経が乱れているのか…
と書いているように、気圧の変化によって引き起こされる天気痛の可能性。ただ天気痛だとするなら、これまでも何度か/何度も経験してきていると思うので、今それをことさら問題だと訴えるだろうか?という疑問があります。
季節の変わり目ということなら、季節性鬱のような状態にある可能性も考えられます。実際あなたは
>頭を抱えてしまう事が多くなったため…
と書いています(ついでに言うと、この「頭を抱えてしまう事が多くなった」ということと「頭がズーンと重い」ということの間には、不思議な相同性が感じられます)。
また今はインフルエンザや麻疹(はしか)が流行していますし、新型コロナなども含めた感染症の可能性も考える必要があるでしょう。インフルや麻疹は咳、鼻水、発熱、発赤などカゼ様症状が主ですが、頭痛が出る場合もありますし、頭痛は新型コロナの感染で典型的な症状の1つです。
「頭がズーンと重い」という点を頭痛の型に当てはめるなら、これは緊張性頭痛のように思われます。緊張性頭痛は長時間、無理な姿勢を取ることなどで、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなることで起こると言われています。身体的なストレスだけでなく、精神的なストレスが原因で起こることもあります。この点は
>頭を抱えてしまう事が多くなったため、首や肩も常に凝っています。
という部分と合致しています。可能性という意味ではこれが一番近いと思いますが、だからといって上に挙げたような別の可能性を無視していいわけではありません。医療の進め方は、最悪の可能性から順に除外していく、ということなのですから。
以上、すぐに思いつくケースを挙げてみました。まだ他にも考えられるケースはあると思いますが、対処するにしても、原因からかけ離れたことをやっても意味がないので、参考になれば幸いです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
普段からオフィスワークを行っています。
男性であることから、女性がやらないような力仕事の事務作業もあります。
特に半期ごとに行う整理整頓の大掃除作業では力仕事が多いのです。
その際に腰、肩に痛みがあって以前よりも動くがスムーズでなくなったことに気づきました。
思えば日頃からもパソコン仕事などで肩が重く感じることがありました。
最近では徐々に肩まわりの筋肉が落ちたのか、それか骨がもろくなったのか、以前よりも違和感があって作業に集中出来ないことがあります。
肩が痛むことで作業に集中できずにパフォーマンスが落ちるのは本当に困ります。
この症状の早期回復方法があれば教えてもらいたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>以前よりも(肩に)違和感があって作業に集中出来ないことがあります。肩が痛むことで作業に集中できずにパフォーマンスが落ちるのは本当に困ります。
とのことで
>この症状の早期回復方法があれば教えてもらいたいです。
という質問です。
肩こりには、筋骨格系の問題(筋疲労、骨格の歪みなど)、内臓系の問題(肺呼吸器疾患、心血管疾患など)、目や歯の問題(眼精疲労、咬合(=噛み合わせ)の異常など)、心理的・感情的な問題など、さまざまなものがあり、その中の何が原因かを探る必要があります。あなたは
>普段からオフィスワークを行っています。
と書いていますが、そのことが肩こりと関係するかどうかは分かりません。多くの人が、「デスクワークばかりしてるから」、「毎日のように長時間パソコンを使ってるから」と原因「らしきこと」を言い立てますが、本人が原因だと思っていることと実際の原因とは違っていることがしばしばあります。冷静になってより広い視野で、改めて自身の心身の状態を考える必要があると思います。
その上で、私があなたの書いた質問内容を読んでいて感じたことがあるので、それについて述べます。それは
>男性であることから、女性がやらないような力仕事の事務作業もあります。特に半期ごとに行う整理整頓の大掃除作業では力仕事が多いのです。
の下りです。ここからは、あなたが(無意識に?)感じている“被害者意識”のようなものがうかがえます。そのことと肩こりを安易に結びつけるのはいささいか乱暴ですが、可能性の1つとして敢えて言うなら、あなたはひどい肩こりになることで、こうしたことをさせられる“被害”から逃れられる「特権」を得ることができます。更に言えば、作業効率が上がらないことの言い訳にも使えます(「肩こりがひどくて作業に集中できないんですよ。私が悪いわけじゃありません。肩こりが悪いんです」と)。だとしたら「ひどい肩こり(である私)」は手放せませんよね。
あなたが実際にそうかどうかはともかく、こういう人が一定割合でいるのは事実です。表層心理では「治りたい/治したい」と思っていても、深層心理では「治したくない。この状態を手放したくない」という人が。こういうのを心理(学)的逆転といい、それがある人はまずそれを解く必要があります。
我々はこうした可能性を含めて、さまざまな角度から原因を探っていくのです。自身の心身を振り返る上で参考になれば幸いです。
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私は40代女性ですが、毎日6時間以上座り仕事をしています。
30代の頃は平気でしたが、40代になってから座っていて少し腰に痛みというか違和感を感じるようになってきました。
特に生理中や生理前は症状が出やすく、なぜか右か左どちらかの腰に違和感を感じやすいです。
違和感というのは何となくダルさを感じるような、重たさを感じるようなイメージです。
痛いまではいかないので今のところ何も対策はしていませんが、今後症状が酷くなっていかないか心配です。
予防策などありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
長時間の座り仕事をしていて腰痛(実際は違和感)が出るようになった、ということで
>特に生理中や生理前は症状が出やすく、なぜか右か左どちらかの腰に違和感を感じやすいです。違和感というのは何となくダルさを感じるような、重たさを感じるようなイメージです。
と書いています。
これだけで断定はできないので、あくまで1つの可能性、ということで述べるなら、あなたの言う腰痛(ないしは腰の違和感)は、筋骨格系の問題から生じるものではなく、内臓(もしかすると泌尿生殖器系)の問題から来る関連痛かもしれません(泌尿生殖器系による関連痛は腰や下腹部などに出ることが多いです)。
ついでに東洋医学(中医学)的な見立てをするならば、「何となくダルさを感じるような、重たさを感じるような」ということから、腎虚証があるのではないかと推察します。教科書的には腎の臓(これは必ずしも西洋医学的な意味の腎臓と同じではありません)が弱くなると、腰や膝に酸痛(ズキッとするような痛みとは違う、鈍いような重いような痛み)が出やすくなる、とされています。なお、腎虚証には年齢的なものも関わってきます。
もちろん、上に述べたことはあなたが書いた内容から考えられることの1つでしかありません。
>予防策などありますでしょうか?
という質問ですが、的外れなことをどれだけやっても予防にはなりません(例えば、仮に内臓の問題から来る関連痛であれば、ストレッチしたり筋肉をほぐしてもあまり意味はありません)。ですから気になるようなら、正しく原因を探るためにも、信頼できる専門家を探して一度、実際に診てもらうことをオススメします。
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高校生の時まで肩こりなど一度もなった事がなかったのですが、美大受験の為に美大専門の予備校へ通い、そこで長時間デッサンの練習をしていたら肩こりを発症しました。
そこから癖になったのか、大人になってからも肩こり持ちになってしまい、長時間のデスクワークや寝相が悪かったりした時は肩こりになってしまい、苦しんでいます。
まだ肩こりだけなら何とかなるのですが、ひどい時はそこから頭痛になる事もあります。
この時が最悪で頭痛になってしまうと何も作業が出来なくなってしまい、そうなると温かいお風呂に入り頭痛薬を飲んで寝るしか方法がありません。
その為肩こりになる度に、どうか頭痛にならないようにと願うようになりました。
これは現在進行形で今も続いている悩みです。
どうすればこの痛みがなくなりますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりで
>ひどい時はそこから頭痛になる事もあります。(中略)その為肩こりになる度に、どうか頭痛にならないようにと願うようになりました。
とのこと。
肩こりから頭痛を併発することは実際にあり、あなたのケースは片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛の可能性があります。
片頭痛は光や音、匂い、味などさまざまな刺激やストレスによって起こり、こめかみの付近にズキンズキンという拍動性の痛みを感じるのが特徴で、吐き気や嘔吐などを伴うこともあります。痛みは一般に激しいものですが、終わってしまうと嘘のように消えてしまいます。
緊張性頭痛は肉体的、精神的なストレスが引き金となって頭や首を囲む筋肉が過剰に緊張して起こるもので、鈍痛あるいは頭が締め付けられるような感じ、頭重感が現れます。首肩のこりを伴うことも少なくありません。
肩こりから頭痛になる、という点では緊張性頭痛のような気もしますが、緊張性頭痛の痛みはそれほど強くないので
>頭痛になってしまうと何も作業が出来なくなってしまい、そうなると温かいお風呂に入り頭痛薬を飲んで寝るしか方法がありません。
という点と合わない気がします(「何も作業が出来なくなってしま」うほど強い痛みは、むしろ片頭痛の特徴です)。
が、あなたの場合はそれ以外のケースも考えられます。それは
たまたま肩こりがひどいときに頭痛が起こり、そこから肩こりがひどいと頭痛になると思い込んでしまった
というケースです。言い換えると、強い思い込みによって、肩こりがあると無意識的に本来起こるはずのない頭痛まで引き起こしてしまう、というものです。その場合、その無意識のリンクを切る必要があります。
いずれにせよ、その頭痛がどういう機序で起こっているのかを突き止めないと意味のある対策も立てられません。そのためには各種療法の治療院などを頼ることを考えてみてもいいでしょう。
もちろん、頭痛の中には放っておくと危険なものもあります。あなたの年齢はわかりませんが、その頭痛が中年以降に初めて起こったもの、というようなことがあれば念のため一度、病院など医療機関を受診することをオススメします。
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現在、整骨医院で電気治療を受けているがよくなったり、悪くなったりの繰り返しです。
前に、NHKBSで東洋医学の特集を放送していたのを見たんですが、両耳たぶに二箇所のツボがあって
そこに5ミリの鍼をうつと、脳への痛みの信号が減少する効果があるということなんですがどうでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛で
>現在、整骨医院で電気治療を受けているがよくなったり、悪くなったりの繰り返しです。
>前に、NHKBSで東洋医学の特集を放送していたのを見たんですが、両耳たぶに二箇所のツボがあってそこに5ミリの鍼をうつと、脳への痛みの信号が減少する効果があるということなんですがどうでしょうか。
という質問です。
NHKでは時々、東洋医学をプッシュするような番組が放送されていて、私も「これは東洋医学のいい宣伝になるな」と思っているクチではあります(実際、あなたもこうして質問してきましたし)。が、それはそれとして…
あなたは今、整骨院(質問には「整骨医院」と書いていますが、整骨院は医療機関ではないので「医院」という名称は使えません)で施術を受けていて、全く効果がないわけではないようです(実際、「よくなったり、悪くなったりの繰り返し」と書いています)。であれば、まずはそこの先生に改善の見通しを聞くべきでしょう。そこで納得いく説明がない、質問してもはぐらかされる、等々あって、もうこの先生は信用できない、ということなら次を考えてもいいと思いますが、そうでないなら、その整骨院の先生を使い倒すことが先決だと思います。その上で…
あなたはテレビで見て耳鍼に興味があるようですが、耳鍼にせよ他のどんな施術法にせよ、「○○療法だから効く」ということはありません。効くか効かないかは施術法の違いではなく、原因を見極めて適切な処理を行うかどうか、です。
で、あなたの腰痛の原因は何ですか? 「腰痛は腰痛だろ。筋肉の損傷だ。それ以外に原因も何もあるか!」と仮にあなたが考えているなら、それは大きな間違いです。一口に腰痛といっても、原因はさまざま。腰ではなく膝など別の部位の損傷から腰痛になる人もいれば、強い怒りの感情から腰痛を起こす人も、噛み合わせの悪さが原因で腰痛になる人も、癌などの内臓疾患の関連痛で腰痛が出る人もいます。だから「腰痛なら○○のツボに耳鍼しさえすれば治る」というものではないのです。そこを勘違いすると、「テレビで耳鍼がいいと言っていたので耳鍼を受けているが、よくなったり悪くなったりの繰り返しです」になるだけですよ。
それを理解した上で、耳鍼を受けたいなら、地域名と一緒に「腰痛 耳鍼」とでも入れてネット検索すれば、通える範囲内に何軒か(何軒も?)見つかるでしょう。あとは、そこがちゃんと原因を調べた上で耳鍼の施術をしてくれるかどうかです。
ちなみに私も鍼灸師ですが、耳鍼は使いません。耳鍼を使わなくても施術するのには何も困らないから、というだけの理由ですが。一応、参考までに。
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40代の男性です。
普段からパソコンを使う業務が多く、慢性的に肩がこっています。
できるだけ猫背にならないようにして、休憩時には肩や腕をまわす運動をしていますがあまり効果がありません。
また肩こりの症状がひどいときは奥歯の辺りが痛くなったり、耳が聞こえにくくなったりします。
歯科医や耳鼻科で診察してもらっても特に異常はなく、自分では肩こりが原因なのではないかと思っています。
もし何か良い対策があれば教えてください。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>肩こりの症状がひどいときは奥歯の辺りが痛くなったり、耳が聞こえにくくなったりします。歯科医や耳鼻科で診察してもらっても特に異常はなく、自分では肩こりが原因なのではないかと思っています。
とのこと。
まず注意しなければならないこととして、しばしばAとBが同時に起こるとしても、だからといってAとBは関係しているとは必ずしも言えない、ということがあります。あなたの相談内容では、肩こりと歯痛や耳の聞こえづらさの間の関連はあるともないとも言えません(「本人がそう言うなら、そうなんだろう」などというのは、医療でも何でもありません)。ですから、その辺りは冷静に検討する必要があると思います。
その上で、「あくまで1つの見立て」として、肩こりと歯痛、耳の聞こえづらさを一元的に説明できるケースを述べれば、それは心疾患から来る肩こりです。
心疾患でしばしば肩こり様の症状が現れることはよく知られています(教科書には「よく左肩~左上腕のこりや痛みを訴える患者は心疾患の可能性を疑え」とありますが、実際には「左」とは限らないようです)。そして狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、顔面の痛みや歯の痛みが現れることは珍しくありません。加えて東洋医学(中医学)的には、手の少陰心経と足の少陰腎経、手の厥陰(けついん)心包経と手の少陽三焦経は、それぞれ同名経、表裏経という関係にあり、腎の臓は耳と関係が深く、三焦経は耳の周囲を流注(るちゅう)するので、心の臓の問題は同名経や表裏経を介して耳にも影響する可能性があります。そうしたことで歯痛や耳の聞こえづらさが出ているとすれば、それは心臓、あるいは心の臓の問題によって二次的に起こっていることなので、検査しても歯や耳に直接的な問題は見つかりません。
ですから、仮に私があなたを診るとしたら、心疾患に関わる既往の有無や心臓の状態をまずは重点的に調べるかもしれません。
もちろん、繰り返しになりますが上記は「あくまで1つの見立て」であり、あなたが実際にそうであるかどうかは分かりません。施術では問診や検査の結果を基に仮説を立て、それが正しいかどうかを更に検証する、という流れで行うので、考えられる仮説の1つを挙げてみただけです。
参考になれば幸いです。
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肩こり
ここ5年程、肩こりがひどいです。
叩いても、揉んでも一瞬しか直りません。
効果的な肩こりの治し方をご存知の方は
教えて下さい。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりがひどく
>効果的な肩こりの治し方をご存知の方は教えて下さい。
という質問です。
効果的に肩こりを治すためには、あなたの肩こりの原因を探らなければなりません。
肩こりというと、筋肉が硬くなってるとか骨格が歪んでるとか、そういうことばかり言われがちですが、本当とのところ、肩こりが起こる原因はもっとさまざまで複雑です。
あなたの肩こりは
>叩いても、揉んでも一瞬しか直りません。
とあることから、叩いたり揉んだりすれば治るような筋肉の硬さなどによるものではない、と推察されます。
単純な筋肉の硬さなどによるものではないとしたら、何らかの内臓疾患が絡んでいるのかもしれないし、歯や咬合(=噛み合わせ)の状態や視力などが関わっているのかもしれないし、心理的・感情的なものから来ているのかもしれない。その辺を問診や検査などを通じて探り出す必要があります。
あなたの言う「効果的な肩こりの治し方」というのが、上手い揉み方や上手いストレッチの仕方といったことを指すのだとしたら、期待外れの回答かもしれませんが、肩こりに限らず、丹念に原因を探ってそこから対処法を導く、というのが、回り道に見えて実は一番の近道だったりするのです。
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数ヶ月前から、左足の脛がピリピリ針で刺されているような痛みがあります。
右足は症状はありません。
腰痛は、最近はあまり気にならないです。
他の箇所は痛くなく、左足の脛のみ痛いです。
痛みは一日中ではないですが、何時間かは続きます。横になったり、座ったり、立ったりなど、どんな体勢をしていても痛みがあります。
ペインクリニックでは、原因が分からず湿布薬をもらうだけでした。
予兆もなくピリピリした痛みが走るので、いつ来るか分からずストレスになっています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>数ヶ月前から、左足の脛がピリピリ針で刺されているような痛みがあります。
とのこと。
臨床していると、患者の言葉が実際の症状を正しく伝えていないことがしばしばあるので、相手の言うことを鵜呑みにはしないことにしていますが、上の主訴をこの通り信じるなら、左の脛の皮膚知覚を司る神経がどこかで障害されている可能性が高そうです。
で、問題なのは「ピリピリ針で刺されているような痛み」があるのが脛の内側か外側か、です。というのは、内側と外側では皮膚知覚を司る神経が違うからです。
脛の内側を司るのは大腿神経の枝の伏在神経(もしかしたら、更にその枝の膝蓋下枝)、外側を司るのは坐骨神経の枝の総腓骨神経の枝の外側腓腹皮神経です。
ですから、あなたのその症状に対処するためには、このうちどちらの神経の走行領域のどの部分が障害されているかを問診や検査などで見極めて、それを処理することです。
整体など各種療法を考えているなら、処理の方法はその治療家が使う施術法によってさまざまです。例えば鍼灸なら傍神経刺などを使うかもしれないし、キネシオロジーなら(障害されている神経によって)大腰筋あるいは梨状筋の筋力を正常化する処理を行うかもしれません。
>ペインクリニックでは…
とあることから、既に病院で診てもらっていて重大な問題はないようだ、と考えられるので、後は問題箇所を正しく見極めて適切に対処できるかどうかが鍵になるでしょう。
ただ世の中には、「脛がピリピリ痛む」というと、ひたすら脛を揉んだりさすることしかしない(できない?)治療家が掃いて捨てるほどいるので、まずは治療家、治療院の見極めが必要かもしれません。
以上、参考になれば幸いです。
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最近、腹部のあたりがズキズキすることが多くなって、デスクワークに支障をきたすことがしばしばあります。
40代デスクワークをしている男性ですが、腹部の痛みを耐えながら仕事をしています。
そこでこの腹部の痛みを緩和するために病院に行きましたが、特に悪い病気は見つかりませんでした。
そして、医師から整体を勧められました。
そのため整体院に行こうと思いました。
ここで質問したいことがありますが、整体院で腹部の痛みを緩和することは可能でしょうか?
また自己セルフで自宅で簡単に行える腹部の痛みを緩和できるマッサージ方法があれば教えて頂きたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>最近、腹部のあたりがズキズキすることが多くなって(中略)病院に行きましたが、特に悪い病気は見つかりませんでした。そして、医師から整体を勧められました。
とのことですが、本当でしょうか? 「心因性かもしれないから」と心療内科の受診を勧めるならまだ分かりますが、医師が整体を勧めるというのは普通考えられないのですし、仮に勧められたとしてもどういうシチュエーションだったのかが非常に気になります(「あなたが何も言っていないのに、医師の方から突然、しかも積極的に整体を勧めてきた」から「あなたが『病院でも埒があかないなら整体に行く』と言って聞かないので、医師も渋々『じゃあ、整体でも何でもお好きに』と言った」まで、さまざまなケースが考えられます)。
もし医師から整体を勧めてきたのだとしたら「○○院がいいですよ」と言われたのではないかと思います 仮に私が医師で自分の患者に整体を勧めるとしたら、ちゃんとどこそこへ行けと院を指定するでしょう。というのも、一口に整体と言っても、やっている施術は千差万別だし、腕も「ごっこ」レベルから「神」レベルまで本当にさまざまなので、医師に勧められたから、と患者が得体の知れない整体に行って前より悪くなることもあり、そうなれば責任を問われる可能性もあるからです。
そういうわけで書かれた内容に疑問は多いですが、医師は重篤な疾患ではないので整体くらいでも何とかなると判断したのだろう、と考えて質問に回答すると
>整体院で腹部の痛みを緩和することは可能でしょうか?
可能です。医師が院を指定しているなら、それなりに信頼できるところだと思うので、そこに行けばいいでしょう。が、そうではないとしたら、上に述べたように整体院はピンキリで、どこでも行けば治してもらえるわけではないので、ちゃんとしたところを選ぶ目が必要です。くれぐれもハズレを引かないようにご注意を。
>自己セルフで自宅で簡単に行える腹部の痛みを緩和できるマッサージ方法があれば教えて頂きたいです。
マッサージではないものの、私が自分自身に使ういくつかの方法はあります。が、あなたにそれができるかどうか分からないし、何より現時点では原因も分からない状態なので、ここには述べません。
その上で私からアドバイスめいたことをつけ加えるなら、
>最近、腹部のあたりがズキズキすることが多くなって…
ということなので、何ヵ月も何年も腹部に痛みがあったわけではなさそうです。ですから、例えば痛みが出る前の数週間にあったことや生活上の変化を反芻してみることは意味があります。また、痛みが続くようなら(整体ではなく)別の病院で診てもらうことも考えてみて下さい。
整体など各種療法を考えるのは、その後でも遅くないと思います。
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昨年10月頃から一瞬ぐらっとするようなめまい感があります。一旦気にならなくなったものの、2、3日前からまたひどいので再度耳鼻科で見てもらいましたが、眼振もなくはっきりとはわからず、めまいは長引くからとしか言われませんでした。
因みに動悸や不安感や肩こりもあります。
心療内科なのか整体に行けばよいのか、一体どうしたらいいか毎日鬱々としています。アドバイスをお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
めまいで
>動悸や不安感や肩こりもあり…
とのことですが、
>心療内科なのか整体に行けばよいのか
と、心療内科と整体を両天秤にかけるのは、私にはちょっとよく分かりませんww。そのめまいが動悸や不安感や肩こりと本当に関係あるのか、仮に関係あるとしてもどれだけ関係あるのかが、書かれた相談内容だけでは全く不明確だからです。
>耳鼻科で見てもらいましたが、眼振もなくはっきりとはわからず、めまいは長引くからとしか言われませんでした。
という下りから、そのめまいは耳鼻科の疾患によるものではなさそうですが、めまいは他にも脳神経系、循環器系の疾患でも起こる可能性はありますし、心因性のめまいもあります。明らかに重篤な疾患が疑われるようなら、耳鼻科の医師から別の病院を紹介されるなりあったと思いますが、それはなかったようなので一応安心と言えるかもしれませんが、私なら「耳鼻科でダメだったから次は心療内科か整体か」ではなく、脳神経科や循環器科を優先的に考えると思います(例えば、肩こりは心臓疾患に関連しても現れるので、それと動悸を合わせれば、心臓疾患から来るめまい、という線もなくはないです)。
気になるのは
>昨年10月頃から一瞬ぐらっとするようなめまい感があります。一旦気にならなくなったものの、2、3日前からまたひどい
というところです。昨年後半くらいと数日前に何かなかったでしょうか? まさかインスタント食品やコンビニ弁当ばかり食べていて栄養のバランスが偏ってた、なんてオチはないですよね? まずはその辺りから思い返してみてはどうでしょうか。
>心療内科なのか整体に行けばよいのか
なんてことを考えるのは、その後でも遅くないと思います(そもそも、行ったその日のうちに嘘のように問題が消えた、なんてことはないでしょうから)。
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昨年12月からめまいと動悸、不安感等で鍼灸院に通っています。ペースは週1で現在6回終わった所です。
ですが通い出してからも症状に何も変化がないし、動悸めまいは関しては逆にひどくなった日もあります。先生は波がありながらだんだん感じなくなりますよ、と言われるのですが、全く改善傾向がないように思います。
このまま根気よく通った方がよいのか、辞めた方がよいのか迷っています。ご意見がききたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
一般に、施術者が改善したと感じるのと、患者が実際に症状の改善を感じるのには、タイムラグがあることが少なくないので、1,2回施術を受けて症状がよくならないと切ってしまうのはあまりオススメできませんが、あなたの場合は
>昨年12月からめまいと動悸、不安感等で鍼灸院に通っています。ペースは週1で現在6回終わった所です。
とのことですから、このまま通い続けるかどうか迷っている、というのは理解できます。
これついて「仮に私が患者なら」ということで回答するならば、私はそこに通うのを見合わせます。なぜなら、その鍼灸院あるいはその治療家を信頼できなくなっているように思われるからです。
(広い意味での)医療において、施術者との信頼関係は治療/施術効果に決定的な影響を持ちます。実際、全く同じ治療/施術でも、信頼できる相手からのものであれば効果は出やすく、信頼できない相手からのものは効果が出にくい、ということがあります。プラシーボ効果(あるいはプラセボ効果)というものですが、それが「単なる錯覚」という以上の差をもたらすことは、過去の膨大な事例が証明しています。
ですから、あなたがその鍼灸院あるいはその治療家を信頼できなくなっているなら、(その鍼灸院の施術レベルがどうであれ)このまま通い続けても満足のいく結果は得られにくいと考えます。
ただ一方でこんな例もあります。これは以前私が診ていた患者の実例です。その患者(女性)は鬱病で精神科に通う傍ら、ウチにも通っていました。
ウチでは着替え室で患者着に着替えてもらって、ベッドのある施術室に移ってもらいます。彼女は当初、着替えてから普通に歩いて施術室に入ってたのが、回を重ねるごとに足下がおぼつかなくなり、ついには壁を伝え歩きしてやって施術室に入る、というようになってしまいました。毎回、検査では施術しなければならない部分は減っていて、明らかによくなっているはずなのに、実際には来るたびに悪化しているように見えるのです。これが不思議でなりませんでした。「自分は何か重大なことを見落としているのでは?」と、違う検査なども行いましたが、それでも原因を突き止めることができませんでした。
そんな折、ある時、彼女にフォーカシングを試してもらいました。というのは、前に彼女は自分の体が嫌いだ、というようなことを言っていたので、この状態の悪化は彼女の心が体を拒否しているからではないか、と考え、それをフォーカシングで仲裁できたら、という心づもりでした。彼女にはフォーカシングの資料も渡して、自宅でもやってもらいました(フォーカシングは1人でもできるものなので)。結果として、彼女のフォーカシングは驚異的なレベルに達し、自分の体の各部と対話できるまでになりました(こう書くと、「うわ~何それ。嘘臭い…!」と思われるかもしれませんが、本当です)。
そして体にいろいろ聞いて分かったのは、彼女はウチに来る1年ほど前に自殺未遂を繰り返していて、体は「この人、だんだん回復してきていて、このままだとまた以前と同じように自殺しかねない、と怖れていて、それを防ぐために筋肉が力を出しづらいようにしている」とのことでした(この「自殺未遂を繰り返し…」ということを彼女は全く覚えておらず、なので問診でも一度も出てこなかった話でしたが、その後、家族の人と話す機会があり、確認したところ、事実であるとのことでした)。つまり、来るたびに彼女の足下がおぼつかなくなっていたのは、体が自衛のためにわざとやっていたことだったのです。
あなたがこれを信じる信じないは自由ですが、上に述べたことは私が彼女の施術で得た気づきのほんの一部でしかありません。ただこういう事例を実体験として知っているので、
>動悸めまいは関しては逆にひどくなった日もあります。
ということにも、単に「その鍼灸院の施術がヘボだった」で片付けてしまっていいのか?とも思ってしまいます(悪化するにせよ変化が現れたというのは、施術によって「何か」に触れた可能性もあるので)。
以上、参考になれば幸いです。
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私は50代の男性で、デスクワーカーとして20年以上働いています。
相談したい体の不調は、約半年前から始まりました。
主に首と肩のあたりが痛くて、コリがひどいです。
朝起きたときや、長時間パソコンを使った後に特にひどくなります。
痛みはズキズキとした感じで、首を動かすのも辛いです。
この不調に関して、どんなことが原因なのか、どうすれば少しでも改善できるのか、整体で効果があるのかを知りたいです。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首肩の痛みとこりについて
>この不調に関して、どんなことが原因なのか、どうすれば少しでも改善できるのか、整体で効果があるのかを知りたいです。
という質問です。一文になっていますが、質問は
(1)どんなことが原因なのか
(2)どうすれば少しでも改善できるのか
(3)整体で効果があるのか
の3つです。
まず(1)。あなたは
>朝起きたときや、長時間パソコンを使った後に特にひどくなります。
と書いています。ここから、枕などが体に合わないから、とか、PC作業をしている時の姿勢が悪いため、などが考えられますが、私はそれ以外にも例えば、仕事をするのが苦痛だから、という可能性もあり得ると思います(この場合の「苦痛」とは、やりたくない仕事をさせられている、上司、同僚、部下、取引先などとの関係が悪い、などさまざまなケースがあります)。あるいは、あなたが気づいていない疾患があるのかもしれません(脳、呼吸器、循環器(特に心臓)の疾患によって、頚肩部に関連痛が出現することはよく知られています)。
原因について考えるための手掛かりの1つは
>デスクワーカーとして20年以上働いています。相談したい体の不調は、約半年前から始まりました。
という下りです。約1年~半年前に何があったのか?(それは一見すると仕事とは全く関係ないことかもしれません。)まずはそこから考えてみる必要があるでしょう。この場ではそれ以上のことは分かりません。
(2)については(1)から導き出されることなので、やはりこの場では回答できません。
(3)は、ちゃんとしたところを選んで行けば、効果はあるでしょう。ここで私が言う「ちゃんとしたところ」とは、「心身の状態を先入観なく診てくれ、正しく対処してくれるところ」のことです。少しでも効果を望むのなら、症状だけで「首肩の痛みなら骨格の歪みでしょ」とか「仕事してる時の姿勢が悪いんだよね」などと根拠もなく決めつけ、意味もなく揉み、ほぐし、矯正をするようなところは、避けた方が無難だと思います。
とはいえチラシやHPではいいことしか書いていないのが一般的なので、それだけ見ても善し悪しは判断できません。ハズレを引かないための1つの方策は、やはりそこの先生と直接やり取りしてみることです(直接話すのがベターですが、それが無理ならメールなどでも)。ロクに話を聞かず「原因は○○だ」と断定する人、「骨格の歪みが神経を圧迫して…」などと一方的に自説を押しつけてくる人、強引に来院させようとする人など、実際にやり取りしてみないと分からないことは結構あるものです。
以上、何か参考になれば幸いです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
運動不足から腹筋や背筋が弱っているのかもしれません。
左側の腰痛に悩んでいます。ストレッチをしたり、入浴してほぐそうとしても治る気配がありません。
姿勢を意識して見ようとするとピリピリとした痛みで持続できず、寝ている間も痛みがあるときもあります。
また、慢性的な便秘で月に1回ほどしかお通じがないこともあり、関連があるのか不安です。
なかなか出せていないので、無理に出すと痔が酷くなりそうで困っています。
何からどうしていいのか、悩んでます。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛と便秘ということですが、まず何より
>慢性的な便秘で月に1回ほどしかお通じがないこともあり…
というのは、明らかに単なる「不調」を通り越して「病気」と言えるレベルです。当然、病院で診てもらう必要があると思いますが、どうなのでしょう? 「病院では○○と診断されていて薬も飲んでいるがよくならない」というのと「病院には全く行っていない」というのとでは、こちらの答えも変わってきます。
腰痛と便秘が関係するか?ということについてはケース・バイ・ケースです。腰痛の原因はさまざまで、例えば腹筋群と背筋群のアンバランスでも、内臓疾患の関連痛でも起こります。前者では、キネシオロジー的には腹筋群にも背筋群にも消化器系の関連筋があるので、便秘がそれらの筋肉群の弱化や過緊張を誘発し、結果として腰痛が生じるということは当然あります。後者でも、小腸や結腸の関連痛が腰などに現れるというのは西洋医学的もよく知られた事実です。ただし、これらはあくまで一般論であり、あなたの腰痛がそうであるかどうかは分かりません。
>何からどうしていいのか、悩んでます。
と書いていますが、まずは何より病院へ。それだけでは十分な改善が得られないなら、その時は整体や鍼灸など各種療法を考えてみてもいいでしょう。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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元々身体が硬くヨガやストレッチなどをしても思うようにポーズを取れないので運動も苦手でした。
40代に入り徐々に肩こりがひどくなり、さらにそれに合わせるように頭痛も酷くなってきたので毎日頭痛薬と肩こりの湿布が手放せない毎日です。
肩こりは姿勢の悪さや血行不良から来ている気がするのですが、頭痛はなぜ毎日のように起こるのか分かりません。
薬を飲むと少しはマシになるのですが、それでも頭痛が起こると身体に力が入らないので毎日憂鬱です。
原因だと思われるものを教えていただけないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛と肩こりに悩まされている、とのことですが
>40代に入り徐々に肩こりがひどくなり、さらにそれに合わせるように頭痛も酷くなってきた
という下りが気になります。中年以降に、初めて頭痛になったとか以前とは頭痛の質が変わった、という場合は一応、脳を含む何らかの疾患の可能性を疑う必要があるからです。
>肩こりは姿勢の悪さや血行不良から来ている気がするのですが、頭痛はなぜ毎日のように起こるのか分かりません。
とも書いていますが、肩こりは何も姿勢の悪さや血行不良が原因とは限りませんし、肩こりと頭痛が関係しているかどうかも文面からだけでは分かりません。
その上で
>原因だと思われるものを教えていただけないでしょうか?
というご質問には一般論として、肩こりや頭痛が起こり得る疾患としては、脳神経系、呼吸器系そして心血管系の疾患が考えられますし、肩こりだけなら消化器系の疾患もあり得ます。40代女性ということからは更年期障害ということも考えられます。ですからシロウト判断で「原因はきっと○○に違いない」などと思い込まず、さまざまな可能性を考慮する必要があります。
もう既に病院を受診していて、重篤な疾患などがないことが分かっているならいいですが、あなたの相談内容を見るとどうもそうは思えません。なのでまずは一度、病院で診てもらうことをオススメします。整体師や治療家を頼るのは、それからで遅くはありません。
なお、治療家の中には「西洋医学では何も分からない。病院なんか行くな。ウチに来ればたちどころに治る」的なことを言う輩がいますが、無視しましょう。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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月に数日、酷い頭痛に見舞われて、吐き気も凄く、起き上がる事もできなくなります。
運動やストレッチ、食生活、ダイエット、ストレス解消など、改善に役立ちそうな事をできる限りしてきましたが、症状はこの10年改善される事はありません。
あまり外に出ないからか?と散歩もするようにしていますが、頭痛が始まるともう本当にのたうち回るような苦しみなのです。
頭痛の薬も飲みすぎると効きませんし、また強い薬を多く服用するのも不安があります。
何か改善方法は他にあるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
私も子供の頃から頭痛持ちで、死を覚悟するようなひどい頭痛も何度も体験しました。通常の疾患では、症状の強さと重篤さの度合いは一致することが多いのですが、頭痛の場合は症状の強さだけでは重篤さの度合いを判断することができません。
頭痛には、特に原因となる疾患がなく起こる「一次性頭痛」と、特定の疾患(くも膜下出血、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、脳腫瘍、緑内障など)によって引き起こされる「二次性頭痛」があります。あなたの年齢は分かりませんが、
>症状はこの10年改善される事はありません。
とあることから、その頭痛は少なくとも進行性の疾患によるものではないと推察されます(ただしこれが「10年間徐々にひどくなっています」ということなら、すぐにでも医療機関を受診すべきでしょう)。
さて、よく言われるように一次性頭痛には大きく片頭痛(偏頭痛)、緊張性頭痛、群発性頭痛の3つがあります。それぞれの頭痛の特徴はネットなどで調べれば分かることなので、ここでは省略しますが、
>酷い頭痛に見舞われて、吐き気も凄く、起き上がる事もできなくなります。
ということから、まず1つ考えられるのが片頭痛です。片頭痛はどちらかというと女性に多い頭痛で、拍動性の、起きていられないほどの強い痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。また人によっては、目の前に模様のようなものが漂うのが見える閃輝暗点(せんきあんてん)が現れることもあります。
片頭痛は特定のもの/ことが引き金になることが多く、有名なものでは、カフェイン、アルコール、チョコレートなどがあります(が、逆にそういうもので痛みが和らぐ人もいます)。私の場合は密閉された空間に長時間いたり、(会社員時代は)会議が予定された時間に終わらなかったりすると、よく片頭痛を起こしてました。あなたもこういう状態が10年続いているなら、何か引き金となるもの/ことに心当たりはないでしょうか?
女性ホルモンと関連があるとも言われているので、例えば私の施術では、ホルモン系の状態を調べて、それを調整するとともに、クラニオセイクラル・ワーク(頭蓋仙骨療法)による頭蓋へのアプローチなどを行います。が、何回かでスパッとよくなることは少なく、ある程度長期で診ていく必要があります。
片頭痛のほかに、もう1つ考えられるのは、化学物質過敏症や電磁波過敏症です。これらは、ごく微量の化学物質や微弱な電磁波によって頭痛や吐き気などが現れるものです。実際にそうした過敏症であるかどうかは、専門の医療機関で検査を受ける必要があります。
過敏症の場合、今のところそれを大きく改善させるのは難しいです。私も過去に化学物質過敏症の方を何人か診たことがありますが、正直、状態をわずかに改善させるくらいが関の山でした。それでも世の中には、こういうのでもバンバン治せると豪語する治療家もいるかもしれません(それが口先だけでないことを祈ります)。
ご参考までに。
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埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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50代の男性です。
フリーランスとしてデータ入力の請負などをするデスクワークをしています。
一日中座って作業をするので、ストレッチや筋トレをするようこころがけていますが、最近膝がキリキリと痛むようになっています。
イスにこしかけているときでさえ痛みを感じます。
ネット検索でひざ痛によく効くツボを押したりして対処しても痛みが一時的によくなるだけです。
整体院の先生ならツボのことも詳しいと思うのでお尋ねしますが、ひざ痛にツボ押しをするのは効果があるのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>整体院の先生ならツボのことも詳しいと思うのでお尋ねしますが、ひざ痛にツボ押しをするのは効果があるのでしょうか。
という質問で、私の回答は、
原因を正しく特定し、それに対して使うべき適切なツボを選べれば、ツボ押しも効果があります
です(それはツボ療法に限らず、病院で行われる治療も含めて何にでも言えることですがww)。
あなたは
>ネット検索でひざ痛によく効くツボを押したりして対処しても痛みが一時的によくなるだけです。
と書いていますが、ツボに関するこの手のネット情報や雑誌記事などに書かれているのは、原因は一切考慮せず一般論として「○○(例えば膝痛)に効果のあるツボはこれだ!」的なもので、それは多くの場合「症状が一時的によくなるだけ」です(もちろん、一時的でも効果はあるのだから、それはそれでよしとしなければならなりません)。あなたがそれ以上のものを望むなら、それ相応の代価を払う必要があります。
ついでに述べると、膝痛を引き起こすのは膝関節およびその周囲の骨、筋肉、靱帯などの問題ばかりとは限りません。むしろ原因は股関節や足関節にあるケース、消化器系(特に腸)の問題から起こるケース(キネシオロジー的には、脚まわりの筋肉は小腸や大腸の関連筋です)、東洋医学(中医学)的な意味の腎の臓が弱ることによって起こるケース(中医学では、腎虚は腰や膝の痛みを誘発すると見ます)など、さまざまなケースがあり(上に挙げたのはすぐに思いつくものだけで、これで全てではありません)、ケースに応じて当然、使うべきツボも変わります。
一応ご参考までに。
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20代の頃から慢性的な肩こりです。まるで石が乗っているかのようです。
バイトで貯めたお金はすべてマッサージ代に消えました。
指圧、あん摩、カイロプラクティック、電気など様々なマッサージを体験しました。
ある日、電圧の先生から、筋肉が壊れるので電気を通せないと言われ諦めました。
ほとんどの先生が指が入らないと言うので、スポーツジムでマッサージを受けましたが、やはり擦るのが精一杯だと言われてしましました。
なにか他に治療法はありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>20代の頃から慢性的な肩こりです。
とのことで、
>バイトで貯めたお金はすべてマッサージ代に消えました。
と書いています。ここからあなたの肩こりが消えない理由が分かるような気がします。
あなたの肩こりの原因は、恐らく(強揉みの)マッサージを受けすぎたせいです。
そのことが
>ほとんどの先生が指が入らないと言うので…
という下りからも推察できます。
多分あなたは「肩こりが取れない」という理由で強揉みのマッサージ(やその類の施術)をずっと受け続けてきたのでしょう。そして揉み返しもずいぶんあったのではないでしょうか。それでも(もしかしたら「揉み返しが出るのはよくなっている証拠ですよ」などという施術者の“たわごと”を信じて)これまで体によかれと思い、多くお金と時間をかけて、そういう施術にすがってきたのだと思います。
結論から言えば、あなたのような人は頭(=医学的知識)も腕(=施術技術)もない施術者“もどき”にとって「最高のお客さん」です。
そう書くと、あなたは「揉んでもらうと実際に(一時的にでも)肩こりは楽になった!」と怒って反論するかもしれません。それについて少しだけ述べると──
一般に、筋肉性の肩こりは肩周りの軟部組織に発痛物質が貯留することで起こります。そこを揉むと、溜まった発痛物質を周囲に散らせることができるので、(一時的に)こりが軽減/解消するわけです。その揉みは軽いものでよく、強揉みは必要ありません、というより、強揉みすべきではありません。
なぜ強揉みはよくないのかというと、強揉みはしばしば軟部組織に損傷を与え、炎症を引き起こすからです(これが揉み返しの正体です)。何度も損傷を受け炎症を起こした組織は、外力に対抗するため硬く分厚くなり、それによってその部分に発痛物質が貯留しやすくなります。つまり強揉みされればされるほど、肩こりが起こりやすくなるわけです。その結果、肩こりを楽にするために強揉みを受け、それが更に肩こりを誘発し…という無限ループが完成し、治療院にとってずっと通い続けてくれる「最高のお客さん=いいカモ」が一丁上がり、という寸法です。
>なにか他に治療法はありますでしょうか?
という質問ですが、もしあなたが強揉みマッサージ(やその類の施術)を受けているのだとしたらそれらとは縁を切ることを前提に、私が思いつくものとしては、鍼灸、キネシオテーピング、筋スラッキング、超音波治療器などがあります(もちろん私が思いつくものであって、これが全てではないでしょうが)。長くなるので、それらについての説明はここでは省略します。興味があれば自分で調べてみてください。
くれぐれも、いい加減な施術者“もどき”の「いいカモ」にならないよう、ご注意あれ。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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私はデスクワークで雑誌の編集の仕事をしているのですが、肩こりがひどく、肩こりがひどくなると片頭痛に襲われてしまい薬を飲んでも頭痛が和らぐことはないという状況です。
いつ頃から、頭痛がひどくなったのかですが、20代の時で、時間帯でいうと夕方にひどくなるケースがあるということです。
不調の様子についてずきずきした痛みで動けなくなるという点で、頭痛薬を飲むと一応動けるまでには回復するというものですが、痛みは抜けません。
体調不良に関して知りたいことは、肩こりからくる片頭痛の場合、肩こりを改善するしかないと思うんですが、できる範囲内でのストレッチのほか、簡易なお灸などをしても改善があまり良くなかったので、もっと他に改善できる方法があるのであれば知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりから片頭痛になる、ということで
>体調不良に関して知りたいことは、肩こりからくる片頭痛の場合、肩こりを改善するしかないと思うんですが、できる範囲内でのストレッチのほか、簡易なお灸などをしても改善があまり良くなかったので、もっと他に改善できる方法があるのであれば知りたいです。
という相談です。
「肩こりからくる片頭痛の場合、肩こりを改善するしかない」というのはその通りですが、そこで重要なのは「あなたの肩こりの原因は何か?」ということです。
あなたは
>私はデスクワークで雑誌の編集の仕事をしているのですが…
とも書いていますが、あなたの肩こりがデスクワークと関連あるかどうかは分かりません。
>時間帯でいうと夕方にひどくなるケースがある…
ということから、長時間のデスクワークが肩こりのトリガーの1つになっているのかもしれませんが、トリガーであることと原因とは全く違います。更に「できる範囲内でのストレッチのほか、簡易なお灸などをしても改善があまり良くなかった」とあることから、あなたの肩こりは少なくとも肩周囲の局所的な筋肉の緊張が原因「ではない」可能性が疑われます。
とすると、考えられるものとして──
1.骨格の歪みから来るもの
例えば脊柱の側弯などが肩こりを引き起こすことがあります。こうした歪みには筋肉などによる機能的なものと骨変形などによる構築的(構造的)なものがあり、整体や鍼灸といった手技療法で対処できるのは、機能的なものだけです。
2.内臓の問題から来るもの
心疾患による肩こりなどはよく知られていますが、心疾患だけでなくさまざまな内臓疾患によって肩こり様の症状が出ることがあります。あなたが今、何歳なのか分かりませんが、20代から起こった肩こりがそのまま10年、20年続いているのであれば、少なくとも進行性の重篤な疾患ということは考えづらいので、仮に内臓から来る肩こりでも、急いで病院へ!ということはないでしょう。が、場合によっては病院(といっても整形外科ではなく、可能なら総合診療科)で診てもらうことを考えてみては?
3.歯や目から来るもの
咬合(=噛み合わせ)の異常や、目の悪さから肩こりが生じることもあります。例えば歯の治療を途中で止めてしまっていたり、度の合わないメガネやコンタクトをしていることはないでしょうか? そういうことが肩こりになる意外な盲点だったりもします。
4.心理的、精神的な要因によるもの
肩は頭に近いので、心理的、精神的な要因から筋緊張が生じて肩こりになることもあります(この場合、肩周囲に筋緊張があってもそれは2次的に起こっているものなので、肩のマッサージやストレッチは意味がありません)。例えば、あなたが重圧を感じていること、肩にのしかかっているものは何でしょう?(それは仕事上のこととは限りません。ひどい失恋や友人から裏切られたことかもしれません)。
上に述べたように、肩こりにはさまざまな原因があり得ます。あなたに必要なのは自分の肩こりの「本当の」原因は何かを探ることです。それなしに場当たり的に何かをやっても、改善は望めません。
──
蒼穹堂治療室
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数ヶ月前から自律神経の乱れが原因と思われる症状(吐き気や胸焼け、ヒステリー球、めまい)に悩んでおり、身体の歪みや姿勢を治したいと思い、人生初の整体にいきました。
整体に行く前には自律神経に良いとされるストレッチを行っていて、だいぶ症状は緩和されていたのですが、整体に行った後の感覚としては呼吸が以前よりしづらくなった感覚です。息を吸おうとすると途中でリミッターがかかったかのように筋肉か何かに邪魔されて止まってしまい、以前の8割ほどしか吸えない感じです。
緩和されていた症状も明らかにぶり返しています。特にヒステリー球は顕著です。
施術は上半身のみの強めの指圧マッサージのような感じで、荒っぽいことはされていません。
対症療法の内科的処方では根本改善にならないため、最後の頼みの綱と思い少し勇気を出して通いだしたのですが、今後が心配になってきました。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
整体の施術を受けたら
>緩和されていた症状も明らかにぶり返しています。
とのこと。その施術自体は
>上半身のみの強めの指圧マッサージのような感じで、荒っぽいことはされていません。
というものだったようですが、その整体院がどのような考え方に基づいて、どんな施術を行っているのかは不明なので、あくまで一般論として──
施術によって一時的に状態が悪化する(ように見える)ことは実際にあります。多くの場合、時間をおくと解消し、逆に状態が以前より改善するので、そういうのをしばしば「好転反応」と言います(全ての人に好転反応が生じるわけではなく、また起こってもその強弱には個人差があります)。
好転反応が起こる要因と考えられるのは
1.施術によって、これまで表面化していなかった症状まで表面化してくることがある。
2.改善するために、不自然な形でバランスが保たれている状態を一旦リセットすることがある。
といったことがあります。例えば私の経験では、薬で辛うじて心身のバランスを保っているような人では、その状態を一旦リセットするために劇烈な好転反応が生じることがあります。
その反面、この好転反応というのは便利な言葉でもあり、施術ミスで相手の体を悪くしているのに「これは好転反応だ」などと強弁する治療家もいるので、注意が必要です。
なおこれも一般論として、「荒っぽいことはされていない」から安全な施術だ、と考えるのは誤りです。ただ触れているだけのような施術でも相手の体を壊すことは十分可能です。強揉みで揉み返しを生じさせてしまう、といった施術は論外ですが、激しい施術だから危険で軽い施術だから安全、ということはないのです。
それから以下、あなたの相談内容を読んで思ったこと。
>数ヶ月前から自律神経の乱れが原因と思われる症状(吐き気や胸焼け、ヒステリー球、めまい)に悩んでおり…
とありますが、これらが自律神経の乱れから来ているとする根拠は何でしょうか? 既に病院でそういう診断が出ている、ということならご容赦いただきたいですが、ネットの情報などによる自己判断によるものだとしたら、一考の余地ありかもしれません。また
>対症療法の内科的処方では根本改善にならない…
というのは、我々のような手技療法家、自然療法家(の一部)がしばしば主張することではありますが、私は薬で驚くほど改善した患者の例も見ているので、内科的処方が全て単なる対処療法だとは思いません(むしろ私は「対処療法に過ぎない病院の治療など受けるな。私のやり方こそ根本療法だ」などと公然と口にする治療家の方が恐ろしく感じます)。
ですので、質問の内容からは外れますが、今回の件をあなたが自身の症状の「本当の」原因を考えてみる機会としてみてはいかがでしょう。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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普段から事務所のデスク上でパソコン作業を行います。
これは午前も午後も行うもので日中の多くの時間はパソコン作業を行うことになります。
これが連続して続くと段々と肩がこってきて痛みます。
最初は肩ですが、段々と不調が下におりてきて腕や指先にも筋肉痛の時のような痛みが出てきます。
これが休日を経ても治らず、いつしか慢性的な痛みとなっています。
普段生活に支障が出るまではないけど、パソコン仕事中に常に違和感があることでパフォーマンスが落ちます。
これの早期改善を求めています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりで
>これの早期改善を求めています。
という相談ですが、肩こりの原因があなたの主張通り長時間のパソコン作業によるものだとするなら、パソコン作業をするのを止めれば改善するのではないですか? 逆にいえば、今まで通りパソコン作業を続ける限り改善することはないでしょう。原因はそのままに「改善だけさせろ」というのは虫がよすぎますよね(明らかにおかしな姿勢でパソコン作業をしているのなら、マッサージや姿勢矯正で改善することもあるかもしれませんが)。
だから、まず考えるべきは、あなたの肩こりの原因は本当に長時間のパソコン作業なのか?ということです(確かにあなたの書いたことから、パソコン作業が肩こりのトリガーの1つになっている可能性は高そうですが、トリガーであることと原因とは全く違います)。
例えば、あなたが毎日イヤイヤパソコン作業を続けているなら、相当な精神的負担から肩こりにもなるでしょう。そういう肩こりはストレッチや体操やマッサージでは(一時的に楽になることはあっても)解消しません。
また、肩こりは歯の問題(咬合(=噛み合わせ)の異常など)からも、目の問題(メガネやコンタクトの度が合っていないなど)からも起こりますが、そうしたことで思い当たることはありませんか?
また、癌や心疾患などによって肩こりのような症状が現れることもよく知られています。あなたは自分の肩こりについて「それはない」と断言できますか?
だから繰り返しになりますが、あなたにまず必要なのは、その肩こりの「本当の」原因は何かを探ることです。「肩こりがヒドい。パソコン作業ばっかりやってるから、それが原因に違いない」などと短絡的な思考に凝り固まっている限り、残念ながら「早期改善」など望めないと思いますよ。
──
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首・肩・背中・足など全身の凝りで悩んでいます。
接客・PC業務を継続的に行っているため身体を動かすことは少ないが故かとは考えています。
PCの位置を上げたりして工夫はしています。
肩や首を回すとボキっと変な音がする事も悩みです。
指圧やもみほぐし鍼灸・カイロなど多くの施術を受けてきましたがい改善された兆しはなく悩みの種です。
緊張しやすい性格もあるのか身体がこわばりやすい事もマイナスに働いているのではないかと考えています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>首・肩・背中・足など全身の凝りで悩んでいます。
とのことで、続いて
>接客・PC業務を継続的に行っているため身体を動かすことは少ないが故かとは考えています。
とあり、接客・PC業務をしていることは分かりましたが、「身体を動かすことは少ないが故」というのはどうなのでしょう。もし本当にそうであれば、こちらからの回答は「じゃあ、もっと体を動かすようにしましょう」で終わりですが、さすがにそんなことは既にやっているでしょうから。
あなたの相談内容には、年齢も症状の現れた時期も経緯も書かれていませんので、かなりザックリした回答しかできませんが、医療的な判断はより重篤なものの可能性から考える、というルールに従うと──
まず、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の可能性です。進行性の神経疾患で、脳からの運動神経への指令が伝わらなくなることにより筋肉が痩せていき、徐々に体の運動機能が失われていきます。思考力や内臓機能は比較的長い間保たれますが、それでも呼吸機能や嚥下機能が低下するため、医療的処置が必要です。発症年齢は60~70代が多く、どちらかというと女性より男性に多く認められます。
筋ジストロフィーの可能性です。これは骨格筋の機能に不可欠な遺伝子に変異が生じて細胞の正常な機能を維持できなくなることによる、筋肉の壊死 ・再生を主な病変とする遺伝性筋疾患です。症状は骨格筋が障害されることによる運動機能低下が主なものですが、他にも呼吸、消化・吸収、血液循環など筋肉が関わるさまざまな機能が障害されます。遺伝によるものと突然変異によるものがあります。慢性的に進行し、適切な医療的処置が必要な疾患です。
次に、非ジストロフィー性ミオトニー症候群の可能性です。この疾患では力を抜こうとしても筋肉が収縮したままで弛緩しにくいという症状が起こります。この状態を「ミオトニー(筋強直)」と呼び、それが多くの場合「筋肉の強張り」として感じられます。遺伝性の疾患で、原因は筋肉に存在するあるタンパク質の障害です。一般に命に関わる疾患ではありませんが、程度によっては医療的処置が必要なこともあります。
次に、線維筋痛症の可能性です。この疾患は3カ月以上にわたり断続的に全身に強い痛み、強張りが生じるほか、強い疲労感、頭痛、睡眠障害、鬱状態なども現れます。通常の検査では原因が見つけられず、現在は脳の機能障害が原因と考えられていますが、完治は困難です。男女比では男1に対して女5~8で女性に多く、発症年齢は40代後半が多いものの、小児や高齢者の発症も確認されています。
次に、(若年性)パーキンソン病の可能性です。特徴的な運動障害が現れる脳神経疾患の1つで、多くは50代以降に発症しますが、全体の10%程度は40代以下で発症し、それは若年性パーキンソン病と呼ばれます。筋肉や関節の強張りのほか、表情が乏しい(仮面様顔貌)、手足の震え、転倒しやすいといった症状が出ますが、若年性では初期に手足の震えが出ることは少ないようです。進行はゆっくりで、直接命に関わる疾患ではありません。
次に、リウマチ性多発筋痛症の可能性です。この疾患は両側の肩、上腕、肩甲骨、腰背部、股関節、骨盤、大腿部などに痛みが出たり、夜から朝にかけて全身に強張りが生じます。全身の倦怠感、食欲不振、体重減少、抑鬱状態を伴うこともあります。50代以降、特に70代以上に多く、原因はよく分かっていないものの膠原病の一種と考えられています。
次に、更年期障害の可能性です。女性ホルモンであるエストロゲンは関節や腱の周囲にある滑膜の柔軟性を促して腱や腱鞘を保護しています。そのため更年期になりエストロゲンが減少すると、腱や関節が腫れて痛み、強張って動かしにくくなることがあります。また頭痛、倦怠感、抑鬱状態などを伴うこともあります。
上に挙げたものが全てではありませんが、ご参考までに。
最後に
>緊張しやすい性格もあるのか身体がこわばりやすい事もマイナスに働いているのではないかと考えています。
と書いているように、そういった心理的・精神的なものが全身的な凝りとして現れることもあります。その場合は、元々肉体の側に問題があるわけではないので、マッサージや揉み、矯正(アジャストメント)といった施術を受けても、ほとんど意味がありません。
こういう方には、私はフォーカシングをお勧めしています(し、実際に施術の中で使うこともあります)。フォーカシングとは、自分の体に感じる感覚(フェルト・センス)を手掛かりに、その原因を自身の内側に探っていく方法で、セルフでもできて非常に安全性の高いものです。YouTubeなどに解説動画がいくつもアップされていますが、信頼性の低いものもあるので、一度ちゃんとした書籍などで勉強しておくといいでしょう。個人的には開発者であるユージン・ジェンドリンの弟子である、アン・ワイザー・コーネルの書いた『やさしいフォーカシング』(コスモスライブラリー)などがオススメです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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30代独身で一般事務の仕事をしています。
毎日デスクワークの仕事を行っているので、身体がカチカチの状態になっていて腰痛がどんどん酷くなってきています。
症状が現れ始めたのは28歳頃からで、かれこれ8年くらいは慢性的な腰痛に悩まされている日々が続いて本当にしんどいです。
急に立ち上がると腰のあたりがボキッと鈍い音をたてたり、背筋を伸ばそうとすりと張った状態になって鈍いズキズキとした痛みを感じることがあるので、少しでもこの辛い腰の痛みを和らげるためにはどんなマッサージや解消方法を取り入れれば良いでしょうか?
また、腰痛に効く食べ物や寝る時の工夫についても詳しく知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>症状が現れ始めたのは28歳頃からで、かれこれ8年くらいは慢性的な腰痛に悩まされている日々が続いて本当にしんどいです。
とのことですが
>毎日デスクワークの仕事を行っているので、身体がカチカチの状態になっていて腰痛がどんどん酷くなってきています。
という下りが気になります。まるでデスクワークが腰痛の原因だと決めつけているようで。けれど世の中には、あなた以上にハードなデスクワークをしていても、腰痛とは全く無縁の人も数多くいます。
症状が辛いと、どうしても身近なところに原因を求めて安心したくなる、というのは誰しもが持つ傾向で、仕方がない面はありますが、その慢性腰痛を解決するには、まずはそうした短絡思考(失礼!)から脱却できるかどうかが鍵になるでしょうね。実際、医療の世界では、慢性腰痛で筋骨格系に原因があるのはせいぜい2割で、残り8割は腰に原因があるわけではなく、むしろ精神的な要因の方が大きい、ということが分かってきています(治療業界にはいまだにこの考え方を受け入れず、「腰痛の原因は骨(脊柱/骨盤)の歪みであり、それを矯正すれば治る」と信じて疑わない人たちも少なくないようですがww)。
ただし腰痛には内臓疾患によるものもあり、あなたの場合もその可能性は除外できません。8年間の間に痛みの質が変わってきていたり範囲が徐々に広がっているといったことがあれば、一度、医療機関(整形外科ではなく可能なら総合診療科)を受診することをオススメします。
もしそうでないなら
>少しでもこの辛い腰の痛みを和らげるためにはどんなマッサージや解消方法を取り入れれば良いでしょうか?
という質問に、私は逆にこう問いたいと思います。
あなたがそこまで腰痛に執着するのはなぜですか?
と。あなたが書いた相談内容を見ていると、私にはあなたの方が腰痛を掴んで離さないようにしているように思えるのです。だから上のような問いを投げかけてみました。あなたはこれを見て「私が聞きたいのはそんなことじゃない!」と怒るかもしれません。が、あなたに必要なのは、神懸かり的な腰痛解消テクではなく、自身の(外側ではなく)内側に向けて原因を探ることだと私は考えます(そうしないと、やれ「筋肉が硬くなってる」だの「骨が歪んでる」だのとテキトーなことを語る治療家の「いいお客さん」になるだけです)。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
朝起きた瞬間から、眩暈がしています。
病院で処方された眩暈どめやビタミン剤、市販の酔い止めなどが効きません。
マイカー通勤なので眩暈がひどい日は仕事にいけません。
回転性ではなく、不動性の眩暈で、一日中、続きます。
吐き気もあるので食欲が出ず、水分も摂れない時があります。
調子が悪い時はひたすら布団で耐えているのですが、不安感が強くなって精神面まで影響します。
仕事のストレスが原因かもしれませんが仕事をしないと生活できません。
私はどうすれば良いでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
めまいについての相談で
>回転性ではなく、不動性の眩暈で、一日中、続きます。吐き気もあるので食欲が出ず、水分も摂れない時があります。
とのこと(なお「不動性」は「浮動性」の間違い(変換ミス)ですよね)。
めまいのうち、体がフワフワするように感じる浮動性のめまいは、脳梗塞、脳腫瘍、脊髄小脳変性症、下肢末梢神経障害などの身体的な問題のほか、睡眠障害やストレスによる抑鬱状態などでも起こります。ただ、あなたの場合、
>病院で処方された眩暈どめやビタミン剤、市販の酔い止めなどが効きません。
とあるので、病院は受診して検査も受けているのでしょう。ですので、ここでは一応、緊急性の高い重篤な疾患はないと考えます。
とすると、このめまいの原因としては自律神経に関わるもの、ホルモン系に関わるもの、そして心因性のものが疑われます。が、直接会って体を診られるならともかく、相談内容からではそれ以上のことは分かりません(分からないのに無責任に「これは自律神経の問題であり、この程度のことは脊椎を矯正すれば治せます」などと書くこともできますが、そんないい加減な回答は望んでないでしょ)。
>調子が悪い時はひたすら布団で耐えているのですが、不安感が強くなって精神面まで影響します。仕事のストレスが原因かもしれませんが仕事をしないと生活できません。
というのは理解できますが、いくら焦ってみても状態がよくなることはありません。セカンドオピニオンを得るため別の医療機関を受診する、ということも場合によっては必要かもしれませんが、折角ひたすら横になっているなら、私はその時間を使って自分のことを振り返ってみることをオススメします。
あなた、普段ちゃんとしたものを食べてますか? ちゃんと眠れてますか? 仕事にやりがいを感じてますか? 家族や同僚、友人などとの関係は良好ですか? やろうと思いながらやってない/できてないことはありませんか? ……
「そんなことがめまいと何の関係がある? そんなことより、めまいを治す方法を早く教えろよ!」と思うなら、あなたは自分の体の声を聞く気がない、ということです。であるなら、仮に今のめまいが治まったとしても、次はめまい以上のもっと深刻な何かが待っているでしょう。
「人生には無駄なことなどない」という言葉もあります。あななたも今の自分の状態には何か意味があると考えて、それと向き合ってみるのがいいと私は思います。
ついでに私のブログの過去記事「本当のところ、なぜ人は病気なるのか」へのリンクを貼っておくので、よかったら余裕がある時にでも読んでみてください。
https://blog.goo.ne.jp/sokyudo/e/3fc02309efc0c066368f9ac0f30a7de5
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子供が中高生になり手がかからなくなった40代後半の主婦で、事務員としてフルタイムで仕事をしています。
半年ぐらい前から、更年期による不調に悩まされるようになりました。
特に辛いのは、手指の関節の痛みやこわばりです。
午前中は特に症状がひどく感じます。
パソコンを使って仕事をしているのですが、手指の痛みやこわばりのせいで効率よく仕事を進めることができなくなってきてすごく辛いです。
整体で良くなると職場の人から言われたのですが、整体で痛みは緩和されますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
手指の関節の痛みや強張りについて、あなたが書いている
>更年期による不調
については、実際、更年期のホルモンバランスの乱れからそうした症状が出ることもあり、既にそのような診断が下りているなら別ですが、そうでないなら他の可能性も合わせて考える方がいいでしょう。
手指の関節の痛みや強張りを生じる疾患としては、例えば慢性関節リウマチがあります。関節リウマチには
1.手の強張りは朝出て、時間とともに軽減する。
2.左右対称に現れる。
3.関節に痛みがあり、熱をもって腫れたりする。
といった特徴があります。
また、変形性関節症も手の強張りや関節の痛みが生じる疾患の1つです。手に変形性関節症が出る場合は、指の第1関節であることが多いと言われています。
そこで、こうした特徴が自分の症状と合うかどうかを確認してみてください。そして仮にそうした疾患が疑われるなら、まず医療機関を受診して検査を受けることをオススメします。整体など各種療法の施術を受けるのは、その後で十分です。
>整体で良くなると職場の人から言われたのですが、整体で痛みは緩和されますか?
という質問については、きちんとしたところを選んで行けば、痛みを緩和させることは可能でしょう。そのためにも、まずは原因を調べることが重要なのです。
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蒼穹堂治療室
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40代の女性です。普段は在宅ワーカーとして働いています。
10時から13時まで立ってPC作業、15時から17時まで座ってPC作業、それからは立ちっぱなしで家事です。
相談したいのは目の疲れを感じることです。
1日のうち、PC作業自体はそれほど長くないと思いますし目を字を大きくしたり画面をやや暗めにして目に負担が少ないようにしていたり、ブルーライトカットの眼鏡を使っています。
時々目を瞑って温めたりもしています。
ただ、休日が決まってあるわけではないので一年を通してPCを使わない日がありません。
それが蓄積されたのか、ここ最近目の奥が痛むようになりました。
そしてドライアイが酷いです。市販の目薬を使っていますが効果を実感できません。
以前もこのような事があったのですがいつの間にか軽くなっていて、最近またで症状が出始めました。
特に夕方からがしんどく感じます。
目の奥がズキズキと痛んだり鈍い重さを感じたり目の渇きを感じます。
少しでも改善策さがあれば教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
在宅ワーカーで、眼精疲労とドライアイとのことですが、あなた自身
>10時から13時まで立ってPC作業、15時から17時まで座ってPC作業、それからは立ちっぱなしで家事です。(中略)1日のうち、PC作業自体はそれほど長くないと思います…
と書いているように、他の人と比べてPCの作業時間はむしろ少ないと言えるでしょう。もちろん人によっては「生まれつき目が非常に疲れやすい」などということもあるので、あくまで「一般論として」ですが、相談内容にそうした記述はありません。また
>目を字を大きくしたり画面をやや暗めにして目に負担が少ないようにしていたり、ブルーライトカットの眼鏡を使っています。時々目を瞑って温めたりもしています。
ともあるので、普段から体のことを気にかけていろいろ対策していることも分かります。ですから、今の症状は単純な「長時間のVDT労働による眼精疲労とドライアイ」というわけではなさそうです。
にもかかわらず
>特に夕方からがしんどく感じます。目の奥がズキズキと痛んだり鈍い重さを感じたり目の渇きを感じます。
というのは、いくつかの可能性が考えられます。例えば
1.緑内障、シェーグレン症候群などの疾患。
2.メガネやコンタクトが必要なのにしていない、しているが度が合っていない。
3.東洋医学(中医学)的には「肝は目に開く」とされているので、肝の臓の問題(注)。
といったことです。
(注)中医学的な「肝の臓」は西洋解剖学的な「肝臓」とは違うので、ここでは「肝臓の疾患」という意味ではないが、「肝の臓」と「肝臓」は重なる部分もあるので、「(解剖学的な意味での)肝臓周辺の何らかの問題」も含む。
なので、まず必要なのは医療機関を受診して、特に上の1の可能性が除外できるかどうか調べることです(既に検査済みならご容赦)。一般の整体院、鍼灸院といった治療院で調べられるのは主に3以降です(上には3までしか書いていませんが)。ただ変なところに行ってしまうと「首肩が強張ってる」だとか「頚椎が歪んでる」などと言われて、首肩を揉まれたり、矯正と称して首をボキッとされて終わりになりかねないので、ご注意。
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時々手がこわばり、おにぎりをにぎる時のような手の形で固まります。
そこからグーにすることはできますが、パーにするにはとても力を入れないとできなくて、パソコンでのタイピング作業などができなくなります。
症状が出る頻度やタイミングは様々ですが、少なくとも朝一になることはなく、仕事をしていると、ちょっと開きにくいな、と感じ、気づけば全然開かなくなる、ということが多いと感じます。
基本的に右手に出ることが多いですが、両手に出るときも稀にあります。
左手だけに出ることは今までありません。
しびれや痛みはなく、ただただ手が開きません。
ちょうど症状が出ている時にMRIもとってもらいましたが、脳・首に異常は見られませんでした。
過去、カリウム不足かもということで点滴を打たれたこともありますが、症状は改善しませんでした。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
手の強張りと聞いてまず思い浮かぶのは慢性関節リウマチですが、リウマチによる手の強張りは
・朝出て、時間の経過とともに改善する。
・左右対称に現れる。
という特徴があり、それはあなたの相談内容に書かれた
>症状が出る頻度やタイミングは様々ですが、少なくとも朝一になることはなく…
>基本的に右手に出ることが多いですが、両手に出るときも稀にあります。
という部分と一致しないので、まずリウマチの線は除外していいでしょう(というか、病院を受診されたとのことなので、そこでリウマチの検査も受けていて「異常なし」と言われているのでは)。また
>ちょうど症状が出ている時にMRIもとってもらいましたが、脳・首に異常は見られませんでした。
ということなので、知覚異常の線も一応除外できます。
すると他に考えられる可能性としては、手根管症候群など手やその周辺の局所的な問題、シェーグレン症候群などの膠原病、あるいは更年期などによるホルモン・バランスの異常によるもの、などがあります。
ただ手根管症候群の場合、手を使うことによって症状が強くなるので、そこは
>仕事をしていると、ちょっと開きにくいな、と感じ、気づけば全然開かなくなる
という部分と一致するものの、一般にしびれや痛みとして感じることが多く、強張りとして現れるかどうかは若干疑問です。
膠原病については、少なくとも相談内容にそれらしいことは書かれていないのと、もしかしたら既に病院で検査も受けたかもしれません。
なので、仮にこれだけの情報で私があなたを診るとしたら、症状の出ている手とその周辺を調べるのは当然として、それに加えてホルモン系もチェックすると思います。
いずれにせよ、整体など各種療法の治療院を考えるなら、表面的な症状だけで短絡的に「それは○○だ」などと無責任に語るようなところではなく、ちゃんと話を聞いてくれて、さまざまな可能性を考えて体の状態を診てくれるところを選ぶことです。
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昨年仕事を辞めた50代専業主婦です。
昔から肩こりがひどくてそれが原因で生じる頭痛も頻繁だったのですが、仕事を辞めてから肩こりがなくなり、それに伴う頭痛がなくなりました。
しかし、原因不明の頭痛が増えました。
頭の後ろ側がだるくて何もやる気が起きないことが多いです。
もともと片頭痛の持病はあるのですが、片頭痛の場合前兆があり、痛む部位も違い半日程度でよくなります。
原因不明の頭痛は寝込むほどではないけど、慢性的でずっと続きます。
気圧のせいでしょうか?更年期のせいでしょうか?対策はありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
元々片頭痛(偏頭痛)持ちだったのが、退職後
>頭の後ろ側がだるくて何もやる気が起きないことが多いです。
とのこと。
片頭痛持ちだった、というあなたはお分かりかと思いますが、頭痛は症状の強さと問題の深刻さとがリンクしない疾患です。そして頭痛においては「中年以降に初発したり質が変化した場合は一応、重篤な疾患の可能性を疑う」というセオリーがあります。ですから、私としてはまず医療機関を受診することをオススメします。「検査したけど、特に何も出なかった」となれば、安心して(?)手技療法、自然療法などを含めた、さまざまなメソッドを検討できますから。
>気圧のせいでしょうか?更年期のせいでしょうか?
仮に重篤な疾患でないとしたら、そうした可能性はアリです。気圧の変化による頭痛は多くが片頭痛ですが、緊張性頭痛が起こるケースもあります。また更年期のホルモンバランスの変化が頭痛をもたらすこともあります。
他にも退職後ということから、鬱病や鬱状態による頭痛、というのも考える必要があるかもしれません。また、ややトリッキーな解釈として、頭痛があってやる気が出ないのではなく、やる気が出ないのを頭痛のせいにしている(やる気が出ない理由がほしくて、頭痛を作り出している)ということも考えられます。
このように可能性を列挙することはできますが、いずれにせよ書かれた相談内容だけでは判断材料が少なすぎるので、ちゃんとそれらを見極められる人のところで診てもらうのがいいでしょう。
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兼業主婦です。普段から家事は休みがなく、事務でも働いています。
家事では、かなり重労働、手先を使用していて関節の痛みもあります。
目を酷使することが多いですが、パソコンをはじめとした機械の使用や同じ姿勢での仕事で血流が悪く首から肩にかけて硬くなります。
マッサージや鍼鍼灸に行くと、いつも緊張してるの?しんどくないの?と言われる始末。
体はしんどいと感じる時と、感じていない時があります。また、1週間ペースで肩こりを感じることがあります。
僧帽筋はじめ筋肉には余裕がなく、もう筋力を使用できないような感覚です。
この痛みは表現しようがないのですが、マッサージ機を使って何時間ほぐしても肩が硬くて重たい、しんどい状況。
肩こりではなく他の原因じゃないかと思うくらいです。
定期的にストレッチを行うことで、楽になることもありますが、一時的です。
僧帽筋はじめ肩こりを感じる時とない時があるのはどうしてでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりに悩んでいる、という相談は「ひとさぽ」でもよく目にしますが
>僧帽筋の異様な肩こり
というのは、なかなか見ない表現です。多分、マッサージや鍼灸などで治療家から「僧帽筋が…、僧帽筋が…」ということを言われてきたのでしょう。
>目を酷使することが多いですが、パソコンをはじめとした機械の使用や同じ姿勢での仕事で血流が悪く首から肩にかけて硬くなります。
ということについては、そういうふうに言う人は多いですが、人は何か体に不調があると手近なところに原因を求めてしまうものなので、本当にそれが原因かどうかは分かりません。
そこでちょっと、肩こりが起こるメカニズムについて述べておきましょう。
まず筋肉性の肩こり。これは痛みやこりを感じさせる発痛物質が肩周辺に滞留することによって生じます。揉みやマッサージなどで痛みやこりが軽減するのは、そうした手技で滞留した発痛物質を周囲に散らすからです。ただ、もちろん散らしているだけなので根本的な解決にはなりません。それと気をつけなければならないのは、強い揉みやマッサージによる弊害です。人の体は表皮、真皮、筋膜、筋肉、…と何層もの構造になっていて、それぞれの間に微妙なスペースがあることで、体液の流れが確保されていますが、強揉みなどでそのスペースが潰されてしまうと、皮下の体液の流れが滞り、その結果、発痛物質が滞留しやすい体をわざわざ作ることになってしまいます。あなたもそうなっていないでしょうか?
次に内臓の問題から来る肩こり。例えば、医療関係者なら「特に頻繁に左の肩こりを訴える患者は一応、心疾患の可能性を疑う」ということは学生時代に叩き込まれます(実際には右に出ることもあるし、心疾患があっても肩こりなど全く感じない人もいるので、あまり当てにならないものですが)。同じように、肺の状態の悪さが肩のこりや痛みとして感じられるケースがあることも、よく知られています。私が教わった先生の1人が遭遇したケースには、肩こりが膵臓癌のサインだったというのもあります。ですから、肩こりをすぐ「長時間デスクワークしてるから」、「姿勢が悪いから」などと理由づけてしまうと、それによって重篤な疾患の発見が遅れてしまうこともあることは知っておくべきです。
最後に心理的・感情的な要因による肩こり。肩は頭部に近いこともあって、ストレスなど心理的・感情的なものの影響を強く受けます。特に僧帽筋と胸鎖乳突筋は脳神経の1つ、副神経の支配を受ける筋肉で、脳神経の直接支配を受ける筋肉はこの2つ(正確には左右あるので4つ)のみです。私も過去に強いストレスから首が回らなくなってしまったことがあります。多分、それで治療院に行ったら「ああ、これは寝違いですね」などと言われて、揉みやら矯正やらをされていたところでしょう。あなたの書いた相談内容からは、心身が相当疲弊しているらしいニュアンスが感じられるので、それが肩こりとなってサインを送ってきているのかもしれません。それが
>マッサージや鍼鍼灸に行くと、いつも緊張してるの?しんどくないの?と言われる始末。
という下りからも覗えます。
いずれにせよ、今やっているさまざまな対策が効果を上げていないのは、やっている対策(例えば受けている施術の方向性)が的外れか、対策自体が肩こりの原因になってしまっているか、ではないかと思われます。改めて、自分の肩こりの「本当の」原因は何か?というところから考え直してみることをオススメします。
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1人の子どもを育てております。
仕事は外回りの営業をしています。
仕事で体は疲労しておりますが、育児と家事をすることで腰痛に悩んでおります。
妻は体の不調が続いており、無理をさせられない状況ですので、帰宅後は私が育児と家事をしています。
体の不調は、3ヶ月ほど前からで、夜になると痛みが出てきます。
体の不調の部分としては腰全体になり、腰が張って動かすと痛くなる状況です。
この不調については、どのように対処するのが正解でしょうか?
マッサージ等で改善するのでしょうか?
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>育児と家事での腰痛
というのは「ひとさぽ」でもよく見る相談ネタの1つですから、「過去の腰痛についての相談と先生方の回答を読めば、参考になることがあると思います」の一文で済ますこともできますが、ちょっと気になることがあって、それを以下述べます。
といっても、私に与えられた情報はあなたの書いた相談内容のみであり、それを正しく読み取れていない恐れもあるので、私の誤解ならお許し下さい。
さて、あなたは
>体の不調は、3ヶ月ほど前からで、夜になると痛みが出てきます。
と書いています。それが「一日中、同じような痛みがあるものの、それが夜になると感じやすくなる」ということならいいのですが、文字通り「夜になると痛みが出る(あるいは、痛みが増す)」ということなら、それは「夜間痛」に類するものなので、一応注意する必要があります。
腰痛に限らず身体に現れる症状は一般に、活動する昼間に強まり、休んでいる夜間には弱まるものなので、それに反する「夜間痛」を示唆する言葉は医療者にとって、一応重篤な疾患の可能性を疑う必要のある要注意ワードなのです。
もちろん、夜間痛だから即、重篤な疾患がある、というわけではありません。ただ、最悪の可能性から順番に疑い、それを除外していくのが医療の鉄則です。
ですから
>この不調については、どのように対処するのが正解でしょうか?
という質問に対しては、本当に「夜間痛」があるなら一度、医療機関(それも整形外科ではなく、可能なら総合診療科)を受診すべきだと考えます。それで検査した結果、特に何もないなら、整体など各種療法の治療院に行くことを考えてみてもいいでしょう。ですが、
>マッサージ等で改善するのでしょうか?
という点については、私はやや懐疑的です。というのは、あなたのいう腰痛が体を動かしている昼間ではなく、体を動かしていない(と思われる)夜間に出ているからです。これは、その腰痛が筋骨格系の問題とは別の原因で生じていることを示唆しており、揉みや矯正ではあまり(あるいは、全く)効果がないのではないかと思われます(心理的効果などで、一時的に症状が和らぐことはあるかもしれませんが)。
腰痛は、筋骨格系の問題だけでなく、内臓系の問題や心理的・感情的な要因で起こるものも少なくありません。ですから、仮に治療院に行くのであれば、そういうところまで含めて診てくれるところを選んだ方がいいでしょう。
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私はクラウドソーシングでパソコンを使うため、いつの間にか姿勢が悪くなり落ち着かなくなることが増えて困っています。
また、仕事に対して急にやる気が出なくなることが多く、不安になって寝付けないなどの悩みもあります。
このため、デスクワークとメンタルの関係が知りたいですが、どのようにすれば改善できるのでしょうか?
また、年齢とともに体力や集中力が低下しているため、どのようにすれば上がるか知りたいですし関心があります。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>デスクワークとメンタルの関係が知りたいです
という相談で、まず
>私はクラウドソーシングでパソコンを使うため、いつの間にか姿勢が悪くなり落ち着かなくなることが増えて困っています。
とありますが、クラウドソーシング関係あります? また、姿勢の悪さと落ち着かなさの関係は一見すると「姿勢が悪くなる→落ち着かなくなる」ようでもありますが、実は「落ち着かなくなる→姿勢が崩れる」のかもしれない。
仕事に対するやる気は、体調はもちろん業務形態、業務内容、人間関係、収入額などによっても大きく左右されるので、「急にやる気が出なくなる」というだけでは何とも答えようがありません。それとも他の要素は全て以前のまま、パソコンで作業するようになったら急にやる気が出なくなった、ということなのでしょうか? その辺り、書かれている情報が少なすぎる上に曖昧で、全く要領を得ません。
こういう質問をするなら、最低でも年齢(実際あなたは「年齢とともに体力や集中力が低下しているため、どのようにすれば上がるか知りたいですし関心があります」と聞いています)や業務について(例えば「これまでは、ほとんど外回りの仕事で、それが好きだったのが、コロナ以降、デスクワークばかりになってしまった」とか)は書かなければならないでしょう。
そうしたことすら書いていないという意味で、あなたの質問内容はあまり切実さが感じられず、(意識的にせよ無意識的にせよ)「集中力も切れたので、気分転換にちょこっと質問でもしてやろう。大して期待してないけど、回答を書いてくるヤツがいるなら読んでやるよ」的なニュアンスが見え隠れしています(もし「違う!」というなら、情報をもっと増やした形で再度質問を)。
なお、参考になるかどうか分かりませんが、私も以前「やる気が出ない」という人を診たことがあります。この時のことはHPのコラム「[臨床例]やる気が出ない」に書いていますので、興味があれば見て下さい。↓
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0032.html
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私の今の身体の悩みは、常に消えない不安感と不眠です。
40代半ばなので年齢的なものもあると思いますが、この2つは以前より明らかに強くなってきました。
不安感が酷い時は胸が締め付けられるような感じがすることもあり、解決することのできない感じに悩まされています。
不眠は若い頃からあまり寝つきが良い方ではなかったのですが、最近はますます酷くなって酷い時は寝ても1時間おきくらいに目が覚めてしまいます。
なので常に寝不足気味で、仕事に支障をきたすこともあります。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>常に消えない不安感と不眠
があるとのこと。
肩こりや腰痛もそうですが、表面的な症状だけで「原因はこう。対策はこれ」などと言うことはできません(仮に症状だけ聞いて自信満々に原因や対処法を語る治療家がいたとしたら、少なくとも私はそういう人からは速攻で離れます。そういう人の近くにいて、いいことは何もないので)。あなたの相談も、これだけで何かを述べることは難しいですが、いくつか考えられることを書くと…
まずはホルモン系に何らかの問題が生じている可能性です。40代女性ということから、私なら更年期障害の可能性も念頭に、内分泌系の状態を、その上位中枢である視床下部、下垂体まで含めて調べると思います(一般にホルモンのアンバランスは、そのホルモンの分泌器官のみを調べることが多いですが、分泌器官そのものに問題がなくても、実はその分泌器官に命令を出す上位中枢との連携が上手くいっていないケースも少なくないので、その全体の連携まで診る必要があります)。
それとは別に、自律神経に問題が生じている可能性もあります。自律神経を攻勢する交感神経、副交感神経のバランス失調が不眠や精神的な不安定を引き起こすことは、よく知られています(が、一部の治療家が「自律神経、自律神経」と、何でもかんでも自律神経のせいに持ち込もうとするのには、個人的にちょっと鼻白んでしまいます)。
また生育環境や周囲との人間関係など、より心理的、精神的な要因が絡んでいる可能性もあります。主に身体への施術を旨とする手技療法家はこうした可能性を(半ば意図的に?)無視しようとしがちですが、見かけ上、症状が身体的なものだとしても、裏にこうした要因があることは多く、その場合、こうした要因まで含めて解かない限り、症状の改善はあるところで頭打ちになってしまいます。
私が今のところ相談内容から考えられる3つの可能性を挙げましたが、これらはこのうちのどれか1つ、ということではなく、2つ、あるいは3つ全てが関わっていることもあります。いずれにせよ、今の状態を肉体面、精神面の両面から見直し、幅広く検討する必要があると思います。その上で、必要だと感じたら、整体、鍼灸、接骨など各種療法の治療院を頼ることも考えてみてもいいでしょう。
以上、多少でも参考になれば幸いです。
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蒼穹堂治療室
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30代、男性です。
普段は在宅勤務でパソコンを使っての事務仕事をしております。
3ヶ月程前から首や肩、肩甲骨周りが常に張っているような状況です。
仕事をしている時、していない時を問わず一日中痛むような感じです。
重くて怠いだけでなく、不快感があり身体の凝りのせいで吐き気まであるような状況となっています。
湿布を貼ったり塗り薬を塗ったりしていますが、あまり効果は感じられません。
整体には行ったことがありませんが、凝りの解消には繋がるでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>3ヶ月程前から首や肩、肩甲骨周りが常に張っているような状況です。仕事をしている時、していない時を問わず一日中痛むような感じです。重くて怠いだけでなく、不快感があり身体の凝りのせいで吐き気まであるような状況となっています。
とのこと。
まず、これは肩こりに限った話ではなく知っておいてほしいこととして、一般に、症状のある部位(症状を感じる部位)=問題のある部位「ではない」、ということがあります。ここ「ヘルモア」の相談コーナーにもよく「肩こり/腰痛/…がひどいです。どのようなトレーニング/ストレッチをすればいいでしょう?」のような質問を見かけますが、この質問を見るだけで、この人の肩こり/腰痛/…は少なくとも当分は、よくなることはないだろうな、ということが分かります(ので、こういう質問には回答しないことにしています)
さて、肩こりに関しては大きく分けて
(1)無理な姿勢、咬合(噛み合わせ)の異常、筋肉の過度な疲労などから生じたもので、筋骨格系の問題
(2)脳や(特に胸部の)内臓の何らかの疾患などによって生じたもので、(神経系、血管系を含む)内臓系の問題
(3)自律神経失調やストレス障害などによって生じたもので、心理的・精神的な問題
といったものが考えられます。
(1)はともかくとして、(2)や(3)はピンとこないかもしれませんが、(2)としては私が以前教わった先生が遭遇した、膵臓癌による体の異常を本人が肩こりだと主張していたケース、(3)としては(肩こりとは少し違いますが)私自身がお金の心配事を抱えていた時、急に寝違えのように首が回らなくなってしまったケースなどがあります。首、肩、腰、膝などのこり、痛み、だるさなどはまとめて「運動器疾患」などと呼ばれたりしますが、これらはいずれも「運動器疾患」が運動器の問題で生じた「のではない」例です。
あなたの訴える肩こりが上の(1)~(3)のどれに入るのか、相談内容に書かれたことだけでは何とも言えませんが、「3ヶ月程前から」という部分は一応気になります(特にそれ以前は首や肩、肩甲骨周りが張るということが全く/ほとんどなかったとすれば、尚更)。なので、その頃(あるいは、その少し前まで含めて)どんなことがあったか思い出してみることは、意味があるかもしれません。
そして
>整体には行ったことがありませんが、凝りの解消には繋がるでしょうか。
という質問については、そこの院が単に揉みの上手さを売りにするだけのところではなく、ちゃんと原因が(1)~(3)のどれなのかを調べて対処してくれるところならば、恐らく可能でしょう。なお、言うまでもないことですが、揉み、ほぐし、マッサージ、矯正といった施術が意味を持つのは、ほぼ(1)の場合だけです。
いろいろ書いてきましたが、多少でも参考になれば幸いです。
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蒼穹堂治療室
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お世話になります。長文失礼いたします。
就寝後2・3時間すると右の肋骨付近が固まり、寝返りを打つために体勢を変えようとすると「ズキッ!」と思わずこえが漏れるほどの痛みが走ります。5か月ほど前に原因不明で発症し、必ず毎日この症状に襲われます。(100%です)
左側で起きることは稀で、右の一番下の肋骨(前側から背骨側まで)から9~10番の胸骨にかけて固まる感じです。
一度傷みが出ると、その後仰向けに寝ても、左右どちら向きで寝ても起床まで痛みが続くため、深い眠りに就くことができません。
起きて活動している時に痛みを発症することはなく、徐々に良くなっていく感じです。最初は起床後30分程度で痛みは消失していたのですが、最近は就寝時の痛みも強くなり、夕方まで痛みとゴルフボールが肋骨の内側にあるかのような違和感が消えません。
発症後3か月程経って整形外科を受診し背中と首のレントゲンを撮ってもらいましたが、背骨の1箇所で隙間が少し狭くなっていることと、若干ストレートネック気味であること以外は問題ないとのことでしたが、胸骨付近が硬くなっているとのことで2週間毎に受診し自宅でもストレッチ等のリハビリをおこなっていますが症状は酷くなるばかりです。整形外科で処方されたロキソニンと湿布を就寝前に併用しても、必ず夜間に痛みで目が覚めてしまいます。
内臓疾患も疑って整形外科受診後1月ほど経って内科を受診し肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・胆嚢・膀胱のエコー検査をしてもらいましたが、問題はないとのことでした。(内科的所見なし)
デスクワーク中心の仕事で運動習慣がほとんどないため、運動不足解消のために1日5km程度のウォーキングを2年程おこなっています。
枕の高さやベッドのマットレスも色々試してはみましたが、改善には至りません。
この症状以前は、就寝中に肘の関節が固まって曲げ伸ばしで痛みが出ていましたので、関節が固まりやすい体質なのかもしれませんが、寿命まであと30年もこの症状と付き合っていくことは到底考えられません。
改善のために出来ることがあれば教えてください。
よろしくお願いいたします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
他の相談者とは全く違って相談内容が大変詳しく書かれていて、真剣さを感じました。5カ月ほど前から就寝中に右の肋骨付近が固まり、体位を変えようとすると強い痛みが出る、とのこと。
>この症状以前は、就寝中に肘の関節が固まって曲げ伸ばしで痛みが出ていましたので、関節が固まりやすい体質なのかもしれませんが…
とも書かれていますが、今60歳の私も50台になった頃からそれと似たようなことは何度かありました。ですから、それを今回の右肋骨付近の痛みと安易に関連づけるのは早計でしょう。実際
>胸骨付近が硬くなっているとのことで2週間毎に(整形外科を)受診し自宅でもストレッチ等のリハビリをおこなっていますが症状は酷くなるばかりです。
ということからも、関節の柔軟性云々とはあまり関係ないように思います。
まず一般論として、夜間痛というところが気になります。夜間痛は、肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)などによるものを除けば、病院の診察でも重篤な疾患の可能性を疑わせる所見の1つです(普通、痛みは活動している昼間に強まり、安静にしている夜に弱まるものですが、夜間痛はその逆だからです)。しかし、整形外科、内科を既に受診され、特に異常は見つからなかったとのこと。その医療機関での検査結果に異を唱えるわけではありませんが、これらの検査は実際に痛みが現れる就寝して2,3時間後に行われたものではないでしょう。
体に何か異常があったとして、それがある特定の時間にだけ特異的に現れる、というのは普通に考えればあり得ないことですが、絶対にないと断言できるわけでもありません(そのくらい人の体というのは不可解なものです)。この先、更なる医学的な検査を行うとしたら、症状が現れる前後で脳波なども含めて体にどんな変化があるのかを追う、ということが考えられます(幸い、症状の再現性は100%だそうですから。ただ、そんな検査を受け入れてくれる病院があるかどうかは分かりません)。治療家が行う擬似的なものとして、時遡行(そきそこう)という技法がありますが、詳細はここには述べません(なお、退行催眠のようなものではありません)。
ついでに、もし仮にウチにあなたのような人が来たとした時、時遡行以外で私が試みることがあるとしたら、フォーカシングでしょうか(フォーカシングについては数多くの本が出ているので、気になるようなら調べてみて下さい)。それは1つには心因性である可能性を疑うからです。「体にハッキリと、こんな強い痛みが出ているのに、心因性なんてことがあるか!」と思われるかもしれませんが、実際に臨床をしていると、痛みも含めて不可解な症状の裏に心的な要因が隠れていることは、ごく普通にあります。骨格が歪んでるからだとか筋肉が硬くなってるからだとか言われて、矯正だ、ほぐしだ、ストレッチだとさんざんやっても効果が(少)ないのは、そうした視点が欠けているせいもあったりします。
いろいろ書いてきましたが、多少でも参考になれば幸いです。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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パソコン作業を長時間こなしている40代男性です。
このところ(1年くらい)、明らかに体調が悪いです。
具体的には、太もも裏、尾てい骨、座骨、腰、このあたりの部位に、鈍痛が常態化しています。
ただ、ピンポイントで、どこが痛いかと言われると、自分でもよくわかっていません。
神経を圧迫しているような感じもあって・・。
そこで、長時間の座りっぱなしによる痛みや凝りを直すストレッチを教えていただけませんか。
あと、身近な物(タオルやチューブなど)で、簡単に行える筋トレや対策なども教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>このところ(1年くらい)、明らかに体調が悪いです。具体的には、太もも裏、尾てい骨、座骨、腰、このあたりの部位に、鈍痛が常態化しています。
とのことですが、これまで医療機関は受診していないのでしょうか。普通、そんな状態が1年も続いているなら「何かヤバいかも…」と病院に行っているものだと思いますが、それらしい記述はなく、
>神経を圧迫しているような感じもあって・・。
などとも書かれているので、多分、病院で診てはもらってないのでしょう。
ちなみに、神経の圧迫について言うなら、何かが神経に触れていると電気が走るような痛み(よく「電撃様の痛み」などと言います)が出るものですが、あなたは「鈍痛」と書いているので合致しません(何でもかんでも「神経が圧迫されているせいだ」などと強弁する治療家に毒されてませんか?)。
さて、あなたの場合、下半身の痛みはいわゆる「慢性疼痛(とうつう)」に該当するように思います。慢性疼痛は多くの場合、筋骨格系とは別の原因で起こりますので
>長時間の座りっぱなしによる痛みや凝りを直すストレッチを教えていただけませんか。あと、身近な物(タオルやチューブなど)で、簡単に行える筋トレや対策なども教えていただけるとありがたいです。
という質問については、そうしたことをやるのは別に止めはしませんが、やっても効果はないか、あっても一過性で終わる可能性が高いです。そもそも座り過ぎが原因というなら、立ってウォーキングなりジョギングなり、すればいいのです(時間がない? だってストレッチや筋トレする時間はあるんでしょうww)。
この手の症状で怖れるのは、この下に重篤な疾患が隠れていないか、ということです。例えば内臓の疾患によって腰下肢に痛みや違和感が出るのは、珍しいことではありません。ですから、一度ちゃんとした医療機関で検査を受けることをオススメします。そこで特に重篤な疾患は見つからない、ということなら、安心して(?)別の可能性を考えることができます(医療ではまず想定される最悪の可能性から潰していくのが鉄則です)。どうしても筋トレやストレッチをやりたいなら、それからでも十分間に合います。
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今まで地方出版社と称するブラック企業で、奴隷のように働かせられました。
本は意外と重くて、段ボールに入れた本を運ぶ時に腰を痛めてギックリ腰をやりました。
それ以外にも手根管症候群という指の病気になり、体は後遺症に悩まされています。
退職者が続出しますが経営者は人の補充をしないため、一人当たりの肉体労働は重くのしかかります。
教科書の搬入には皆んな総出で行いますが、ストレスはひどくメンタルやられる人もいました。
私も退職しましたが、1日に数回は身体の関節に痛みが走り、痛み止めを飲まない日はないです。
整骨院や整体院で後遺症もなおすることはできるのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>今まで地方出版社と称するブラック企業で、奴隷のように働かせられました。
とのこと。具体的な勤務状況は私には分かりませんが、さぞキツかったことでしょう。
そこで
>1日に数回は身体の関節に痛みが走り、痛み止めを飲まない日はないです。整骨院や整体院で後遺症もなおすることはできるのでしょうか?
という質問ですが、これについては「可能です。ただし、ちゃんとしたところで診てもらえば」としかお答えできません。
それでは、何をもって「ちゃんとしたところ」と言えるか? これは簡単には答えられない難しい質問です。一応、私が考える「ちゃんとしたところ」とは…
(1)ちゃんと話を聞いてくれる。
(2)ちゃんと検査してくれる。
(3)ちゃんと(身体状体や治療内容について)説明してくれる。
という、「当たり前のことを当たり前にやってくれるところ」です。もちろん、これらは最低条件ですが、それすらやってくれないところが多いので。
それと、あなたがどういう施術のやり方を希望するか?も小さくない要素の1つです。例えばウチでは揉みほぐしのようなことは、ほぼ行いませんので、あなたが「何はなくとも、みっちり揉んでほしい」と思っているなら、ウチのようなところを選ぶべきではないでしょう。変な話、治療家との相性、施術との相性、といったことは確かにあって、「自分に合ってる」と思えると、治りやすいということがあるのです。
以上、治療院選びの何かの助けになれば幸いです。
余談ですが、これは私が考えるあなたの状態について。あなたが書いた相談内容の文面からは、奴隷のように働かされたブラック企業についての強い怒り、怨みのような感情が覗えます。あなたが訴えるギックリ腰や手根管症候群は通常、運動器疾患に分類され、治療院が行う施術もマッサージや揉みほぐし、矯正などが一般的かもしれませんが、私は強い感情が引き起こす運動器疾患というのを数多く見てきました。そういう意味で、仮に私があなたを診るなら、肉体への物理的なアプローチより(あるいはそれと平行して)、感情面でのしこりを取ることを考えるかもしれません。参考までに。
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49歳の夏。おかしいなと思うと、右肩が上がらなくなり、背中を掻くことも難しくなりました。
突然の出来事であまりにも痛みがひどく、すぐに病院に行きました。
エコー検査やレントゲンも行ったのですが、お医者さんの診断はシンプルに典型的な四十肩ですとのこと。
治療法を聞いたところでは、自然治癒が1番と言う話だったので特に何も行いませんでした。
痛みがひどい時はブロック注射などで対応できると言う話でしたが、副作用が出たりすると嫌なので結局は対応せず今に至っています。
半年ほど経ちましたが、まだ痛みが引きません。
私はどうすれば良いのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>右肩が上がらなくなり、背中を掻くことも難しくなりました。
(中略)
>エコー検査やレントゲンも行ったのですが、お医者さんの診断はシンプルに典型的な四十肩ですとのこと。
と書かれています。
ここで確認しておかなければならないのが、この四十肩/五十肩がどのような意味で使われているのか?ということです。
ご存じかもしれませんが、四十肩/五十肩というのはただの俗称であって診断名(正式な疾患名)ではなく、使われ方にも大きな幅があります。狭い意味での四十肩/五十肩は肩関節周囲炎のことですが、特に40代以降の人で肩周りに痛みや可動制限がある場合に、それを広い意味で四十肩/五十肩と呼ぶこともあります(というか、むしろそちらの方が多いかもしれません。実際、ウチに「医者には四十肩/五十肩と言われた」と訴えて来る患者の多くは、明らかに肩関節周囲炎でない人たちです)。なので誤解を防ぐために以下、四十肩/五十肩という言葉は避けて、肩関節周囲炎とその他に分けて述べます。
肩関節周囲炎は読んで字のごとく、肩関節周囲の炎症によって強烈な痛みや可動域の低下が起こるもので、症状は一般に前期と後期に別れます。前期はしばしば夜間痛がひどくて眠れない、ということを訴えます。後期になると痛みは消えますが、可動域の低下が起こり、凍結肩(フローズン・ショルダー)などとも呼ばれます。
肩関節周囲炎の前期は安静にしてひたすら炎症を抑えるしかないので、正直、治療院、整体院などでできることはほとんどありません。私の知る、日本でも名の知られた治療家の先生も、この時期の患者を診るのはイヤだと言ってました(やれることが限られる上に結果も出ないため)。私もこの時期の患者が来たら、「ウチに来るより整形外科でブロック注射でも受けた方がいいです」と言います。逆に後期は痛みはなくなるので、できるだけ肩周りを動かして可動域を広げるようにします。やり方が分かれば1人でもできるので、アイロン運動などをネットなどで調べてみて下さい。
次に肩関節周囲炎以外の肩周りの痛みについて。これは肩周りの骨、靱帯・筋・筋膜などの局所的な問題によるのか、それ以外の問題(内臓の問題や時には心理的な問題)から来ているのかを切り分ける必要があります。とかく「肩周りが痛い、肩が動かない」というとすぐ「骨が…」「筋肉が…」という発想になってしまいがちですが、例えば肝臓が腫れて右側胸部の皮膚を下に引っ張っていたために、右肩に痛みが出たり動きづらくなっていた患者もいます。また心疾患によって肩周りに関連痛が現れるのも、よく知られたことです(あなたは病院を受診しているので、そういう可能性は低いと思われますが、「ない」と決めつけることはできません)。心理的なストレスも、首や肩に身体的な症状を引き起こすことがあります(私自身、自分の体でそうしたことを経験しています)。
>半年ほど経ちましたが、まだ痛みが引きません。私はどうすれば良いのでしょうか?
ということでずが、まずは四十肩/五十肩がどういう意味で使われたのか、そして肩関節周囲炎ならば今どの段階なのか、肩関節周囲炎でないなら原因は何なのか、といったことを医師に尋ね、これからのことを相談することがまずは必要かと。その上で、場合によっては医療機関以外の治療院、整体院などを考えてみるのもアリでしょう。
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二十代前半から頻繁に車を乗る仕事に従事しており、当初は身体に違和感などなく仕事をこなしていきました。
しかし3年経った時に仕事中、腰に痛みが走りました。
その時は余りにも腰が痛く、仕事中の最中近くの内科で腰にブロック注射を打って何とか痛みを緩和させることができました。
その後も腰の痛みが続きコルセットを購入すると同時に整形外科に受診し薬を処方して頂きました。
受診した結果神経に骨が圧迫していることで痛みがでているとのことでした。
それ以降整骨院とトレーニングを実施してますが、中々状態が良くなりません。
また今は情報が錯乱しており、何を信じれば良いのかもわからないので大変です。
腰痛に良いトレーニング方法はないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛で整形外科を受診すると
>神経に骨が圧迫していることで痛みがでているとのことでした。それ以降整骨院とトレーニングを実施してますが、中々状態が良くなりません。
とのことで、
>腰痛に良いトレーニング方法はないでしょうか?
という質問ですが、そもそもあなたの腰痛はトレーニングで改善するものなのでしょうか? トレーニングで意味があるのは、主に筋骨格系の原因によって生じた問題に対しての対処と予防ですが、あなたの腰痛は「本当に」それに当てはまっていますか?
腰痛、首痛、膝痛など「運動器疾患」と呼ばれるものは一般に、筋肉や骨格の問題によって生じていると誤解されていますが、私の経験ではむしろそれ以外の内臓性、心因性などの原因で生じているものの方が多いように感じます。確かに激しい運動や肉体労働によって体に物理的な損傷を受けている患者は、実際に筋肉や骨格の問題によって痛みを生じているケースは少なくないと思いますが、あなたはそれには当てはまらないでしょう。
そう書くと、あなたは「整形外科で神経を骨が圧迫していると言われた!」と色をなして反論してくるかもしれませんが、20歳を過ぎれば誰しも多かれ少なかれ脊椎の変形はあり、それが神経を圧迫しているように見えることも少なくありません(だから最近まで「腰痛=ヘルニア」説などというものがあったのですが、それは既に整形外科の中でも否定されています)。大体、本当に骨が神経を圧迫している状態なら、トレーニング云々以前に手術の適用になります。
それでもトレーニングにこだわるなら、ネットで検索すれば掃いて捨てるほど出てきますし、多分この健康相談でも詳しいトレーニング方法を回答してくれる先生がいるでしょうから、気の済むまでやられたらいいと思います。ただ私個人としては、神経を骨が圧迫している(ように見える)ことは事実としても、もっと幅広い視点で腰痛の「本当の原因」を探る方向に考えを転換することをオススメします。
とはいえ
>今は情報が錯乱しており、何を信じれば良いのかもわからないので大変です。
というのは私も本当にそう思います。世の中には名医、達人、ゴッドハンドなどと称する人たちがゴマンといて、それぞれ好き勝手なことを言ってますから。そんな医療界、治療界の現実を描きつつ、あなたにも役に立つ情報が含まれるかもしれない本があるので、2冊ほど紹介します(なお貼ったリンクは、私が書評サイト「本が好き」に投稿したレビューへのものです)。
・『腰痛探検家』(高野秀行、集英社文庫)
https://www.honzuki.jp/book/249951/review/178274/
・『腰痛放浪記 椅子がこわい』(夏樹静子、新潮文庫)
https://www.honzuki.jp/book/31788/review/241526/
ご参考までに。
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若いときは立ち仕事をしていて身体を動かすから気付きませんでしたが、現在はデスクワークをしていて、今までは肩や腰の凝りとかあまり考えていませんでした。
問いよりは気付きませんでした。
少し張るかな?とか位で自分でこんなに凝り固まっていたとは思ってもみませんでした。
夏でも冷房のきいた室内で冷えから来る凝りで身体が硬く感じてしまいます。
たまにサロンに行ってもなかなか良くなりません。
ストレッチや自分でほぐしたりとイロイロしてますが、なかなかと思います。
凝りで気分も変るのでどうにかならないかと悩んでおります。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
若い頃は立ち仕事だったのが、今はデスワークで体を動かしていないから、肩や腰が凝り固まっている──ということで
>たまにサロンに行ってもなかなか良くなりません。ストレッチや自分でほぐしたりとイロイロしてますが、なかなかと思います。
と書いていますが、それなら体を動かすようにすればいいのでは?と思ってしまいました。
(たまに、かもしれないけれど)サロンに行ったり、自分でストレッチしたりほぐしたりする時間はあるんですよね。だったら、仕事の後や休みの日にジョギングやラジオ体操するとか、地域のスポーツイベントに参加するとか、お金に余裕があるならジムに通うとか、体を動かす手段などいくらでもあるはず。少なくともシロウトが自己流でストレッチやほぐしなどするより、ずっといい体への刺激になるでしょう。
もし、そういうことは既に一通りやっていて、それでも体が凝り固まった状態が解消されないということなら、その凝り固まりは筋肉的なことではなく、もっと別の要因で起こっていると考えられます(あなたの年齢は分かりませんが、例えば更年期障害でもそういうことはあります)。なので、早いうちに一度、医療機関を受診することをオススメします。
手段はあるのに体を動かすこともせず、「デスクワークだから運動不足だ! 体が凝り固まってる~!」と言っているのなら、その凝り固まりは運動不足によるもの(だけ)ではなく、例えばあなたの(何に対してなのかは分かりませんが)不平、不満の代償として起こっているのかもしれません。
>凝りで気分も変るのでどうにかならないかと悩んでおります。
とも書いていますが、実は逆で、気持ちがクサクサするのを凝りのせいにしているようにも見えます。
であれば、どれだけ腕のいいサロンに通って揉みほぐしてもらっても、どんな凄いマッサージやストレッチの方法を教えてもらっても、体が凝り固まった状態が変わることはないでしょう(一時的に改善することはあっても)。
それを解消するには、あなたが体の凝り固まりだと感じているものが「本当は」何なのかを見つめ直す必要があると思います。
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30代、女性、フリーランスで在宅でパソコンの仕事をしている主婦です。
幼稚園児の子育て中です。
体の不調は、二年ほど前からになります。
一年中悩まされている不調です。
元々、猫背気味だったのですが、子どもを出産して、子供の世話をするようになってから、肩の凝りや首辺りが重たい感じがして、常に凝っている感じがします。
何もしていないのに体が疲れている感じで、寝ても疲れが取れません。
マッサージや整体に通えば、体の不調は治るのかもと思うのですが、結局、また今の生活で元に戻りそうで行けていません。
日頃の生活の中で、肩や首周りの不調を治すことができる簡単な体操や自分でできるマッサージはありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>日頃の生活の中で、肩や首周りの不調を治すことができる簡単な体操や自分でできるマッサージはありますか?
というご質問ですが、これについては、私は施術の中で揉み、マッサージ的なことはしないので、お答えできません。
ただ気になるのは、セルフのマッサージや体操やストレッチの類で改善するのは、せいぜい筋疲労などが原因で起こっている問題くらいのものですが、あなたの訴える
>子どもを出産して、子供の世話をするようになってから、肩の凝りや首辺りが重たい感じがして、常に凝っている感じがします。何もしていないのに体が疲れている感じで、寝ても疲れが取れません。
という、その症状は本当に筋疲労(だけ)が原因なのか?ということです。
例えば、強い疲労感1つ取ってみても、考えられる疾患には
・鬱病、鬱状態(例えば産後鬱など)
・甲状腺の機能低下
・慢性疲労症候群(微熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、思考力低下などを伴う場合)
・癌
などがあり、これらは揉んだり体操したところで(もしかしたら気持ちの上では一時的によくなった感じがしたとしても)意味がありません(もちろん、上は疲労感から考えられる疾患を挙げただけで、あなたがこれに当てはまるかどうかは分かりません)。
フリーランスで子育て中ということで、時間的、金銭的にいろいろ自由にならないこともあるとは思いますが、「急がば回れ」ということわざもあります。症状の程度や期間にもよりますが、安易に「体が疲れてるだけ」と考えてマッサージなどに頼る前に、一度ちゃんとした医療機関で診てもらう、という選択肢もあっていいのではないでしょうか。「検査したけど何も異常はなかった」ということなら、重篤な疾患の可能性は除外できるので、安心してマッサージや体操に進むことができるわけですから。
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昨日の朝 マッサージ店でマッサージしてもらいました。
夜に座椅子で寝ちゃって
お布団で寝る時に右首痛いなぁという感じでした。
今朝起きると右首が痛すぎて動きません。
右手を動かすだけで首が痛くなります。
ロキソンニンを塗ってなんとか少し動くようになったのですが
ピキっとなりそうな感覚が凄いのと
常に伸びてる感覚があります。
右肩と左肩を触って比べると右肩の方が張ってる感じがしました。
この場合は冷やすか温めるかどちらの方がいいのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
「マッサージを受けた後、首が痛くて動かない」とのこと。あなたの相談には、以前ヘルモアの「みんなの健康相談」に投稿された「整骨院で施術後首が動かない」が参考になるかと思います。
https://health-more.jp/questions/detail/1448/
この相談への回答でも述べたことですが、恐らくあなたのケースも変なマッサージ(もどき)を受けて「揉み返し」が出たのではないかと思われます。「揉み返し」は下手な施術によって筋肉や筋膜が損傷を受けたものであり、一部の治療家が言うような「好転反応」などではありません。
仮に「揉み返し」ならば急性炎症なので、対処としてはまず冷やすことが基本となります。ここで言う「冷やす」とは冷湿布を貼ることなどではなく、氷などを皮膚に直接当てて冷やす、ということです。具体的には、ビニール袋などに入れた氷を直接皮膚に当て、空気中の水蒸気が袋につかないよう、上からタオルなどで覆います。最初の5分くらいはキツいですが、5分過ぎると楽になるので、15~20分ほどそのままにします(氷の代わりに保冷剤などを用いる場合は、凍傷を避けるため15分以上は行わないようにしてください)。これを痛みの様子を見ながら、30~60分間隔で繰り返します。
ご参考までに。
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主にパソコン作業などのデスクワークをしている30代の女性です。
先週あたりから両膝が痛むようになってしまいました。
歩いているときはなんともないのですが、床から立ち上がるとき、膝の周りの筋肉がズキンと痛みます。
家ではほぼあぐらを組んでいますし、愛猫がそのあぐらの上に乗るのが好きで一時間以上同じ体勢をしていることも珍しくないことが原因なのかなとなんとなく思っていますが、この膝痛はやはりあぐらが原因なのでしょうか?
また、ストレッチなど痛みを解消できるセルフケアはありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
膝が痛むということですが、相談内容に書かれたことだけではその原因を云々することはできません。あなたは
>家ではほぼあぐらを組んでいますし、愛猫がそのあぐらの上に乗るのが好きで一時間以上同じ体勢をしていることも珍しくないことが原因なのかなとなんとなく思っています
と、あぐらをかいていることに原因を求めているようですが、これも
・パソコン作業のようなデスクワークをいつから始めたのか?
・その作業であぐらをかくようになったのはいつからか?
といったことが分からないので、何とも言えません(仮に「あぐらが原因」というのなら、正座にしてみるとか座椅子を使うようにしてみて、痛みが変わるかどうか見てみたらどうでしょう)。
体に何か不具合が起こると、人は手近なところに原因を求めようとしてしまうものです。このヘルモアの「みんなの健康相談」の他の質問を見てみるといいでしょう。例えば腰痛では、デスクワークの人は「私は座りっぱなしの仕事のために腰痛になりました」と書いているし、外周りの人は「私は仕事でいつも外を出歩いているので腰痛です」と書いています。一つひとつの質問だけ見るとそれほど変だと思わなくても、いくつかの質問をつき合わせてみると奇妙さがよく分かると思います。
膝痛に話を戻せば、確かに長時間のあぐらなど無理な姿位が誘因になることもあるでしょうが、考えられる原因は他にもあります。例えば、東洋医学(中医学)には「不通即痛」という考え方があります。これは「経絡の気の流れが阻害されると、同じ経絡上のどこか(阻害されたところとは別の場所のこともある)に痛みが生じる」ということで、臨床していると、こういうことが少なくないと感じます(そういえば、偶然にもちょうど今「あぐらを組むと膝が痛む」という人が来ていますが、その人の場合、原因はどうやら歯にあるようだということが分かってきました)。
私は、患者が「あぐらが原因だ」って言ってるんだから、原因はあぐらなんでしょ、という考え方はしないので、上のようなことを述べさせてもらいました。あなたも適当に思いついたものを原因だと決めつけず、さまざまな可能性を検討してみることをオススメします。その上で、膝の痛みがいつまでも取れないなら、専門家の手を借りることも考えてみるといいでしょう。
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50代前半の主婦です。毎日パソコン作業をしています。
12月の始めごろから、左右の肩から、背中にかけてキリで刺されるような痛みに悩んでいます。
あまりの痛みに、作業を続けることも難しくなってしましました。
肩を回したり、シップを貼ったりしていますが、よくなりません。
夜寝ている時も肩の痛みで目が覚めてしまします。
めまいにも時々襲われます。
肩や背中の痛みは、他の病気が潜んでいることがあると聞いたことがあり、年齢的にもとても心配です。
友人には、早く病院へ行くよう勧められていますが、外出も辛くまだ行くことができません。
以前は、整体などにも定期的に通っていました。
一度では治りませんが、何度か通うことで改善した経験があります。
地方に移住したので、こちらでは、一度も整体に行ったことがありません。
調べて行ってみたほうがいいでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>12月の始めごろから、左右の肩から、背中にかけてキリで刺されるような痛みに悩んでいます。
とのこと。そして
>肩や背中の痛みは、他の病気が潜んでいることがあると聞いたことがあり、年齢的にもとても心配です。
とも書いておられますが、それほど激しい症状ではなく、よくある肩こりだと思っていたら実は癌だった、とか、心臓疾患だった、といった話は実際にあるので、注意が必要です。
さて、あなたの肩から背中にかけての痛みについては、相談内容の文面からだけでは原因は分かりませんが、読んでいて気になる点があります。それは
>夜寝ている時も肩の痛みで目が覚めてしまします。
という部分。夜、安静にしている時に/安静にしている時も現れる(場合によっては眠れないくらい)強い痛みのことを「夜間痛」といいます。一般に痛みというのは昼間など活動している時は強まり、夜など安静にしている時は弱まるもの。なので「夜間痛」があるというのは、体を診るに当たって重篤な疾患の可能性を考える必要のある重要なサインの1つなのです。
ただし、重篤な疾患の可能性をあまり考えなくてもいい「夜間痛」もあります。それは肩関節周囲炎(俗に言う「四十肩/五十肩」の1つ)の初期に現れる肩周りの痛みで、夜眠れないくらいの激痛が出ます。この場合の「夜間痛」は肩関節周囲炎初期の典型的な症状の1つで、重篤な疾患のサインではありません。
ちなみに「四十肩/五十肩は得意」と豪語する治療家はいますが、この肩関節周囲炎(の初期)を上手く治せる人を私は知りません。あくまで私の個人的な意見ですが、肩関節周囲炎で夜間痛がある時は、下手に手技療法なんかに頼るより整形外科でも行って痛み止めしてもらった方がいいと思います。
話がそれましたが、あなたの場合「夜間痛」が出ているようなので、それが肩関節周囲炎によるものか、それとも別の何か(一応、重篤な疾患の可能性も含む)かを切り分ける必要があり、それにはやはり専門家に診てもらう必要があると思います。
私としては医療機関を受診することをオススメしますが、
>以前は、整体などにも定期的に通っていました。
ということで、あなたには病院などより整体院の方が行きやすいのかもしれません。ただ整体の先生に関しては、ただ揉みの上手さだけが自慢で医学的な知識などほとんどない人から、医者とも対等に話ができるほど凄く勉強している人までピンキリなので、相談するにしても見極めが難しいです。仮に私なら、「夜間痛」という言葉は出さずに、症状の説明の中で「夜間も痛みがあって眠れない」という話をして、そこに多少でも反応する人なら、ちょっとは勉強してそうだな、と判断します(中には話も十分聞かずに「ああ治る治る」などと安請け合いする人、「それは背骨がズレて神経を圧迫してるんです」などと勝手な自説を並べ立てる人などもいますが、そういう人に体を任せるのはむしろキケンなので、早めに退散しましょう)。
以上、参考になれば幸いです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
首を捻挫してしまい動かなくなってしまったので整形では骨には異常がなく、整骨院に行きました。
何回か整骨院に通うと痛みが少し残っていましたが、首はかなり動くようになりました。
元々帯状疱疹後の神経痛が出た場所が首でその影響か首の筋肉が硬くなっているとのことで首の捻挫の首の痛みが良くなってきた頃に筋肉をほぐすために電気?を当てる機械で首の施術、上半身や腰のマッサージをやって貰いました。施術後首後ろのつっぱり感がありましたが首は動く状態でした。
帰宅後から首後ろのつっぱり感が増し2日目の現在首を動かせなくなってしまいました。施術してもらった首の後ろが常にヒリヒリジンジンする感じがあり、首の捻挫をした直後と似た感覚でした。2日目現在もヒリヒリ感継続中です。あと整骨院で腰を触られてから腰の痛みも出てくるようになりました。
事情を説明して整骨院に行くと首の痛みは筋肉痛と言われましたがどうなのでしょうか。首がどんどん動かなくなってきているのでかなり不安です。明日も受診して欲しいと言われましたが安静にしていた方が良いのでしょうか?
早く治す方法があれば教えて欲しいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首を捻挫したという、その痛みは、
>何回か整骨院に通うと痛みが少し残っていましたが、首はかなり動くようになりました。
ということなので、その後の
>首がどんどん動かなくなってきている
という件は、最初の首の捻挫(寝違え?)とは別物と考えられます(なお余談ですが、寝違えは筋肉や筋膜の軽度な損傷によって起こるもので、基本的には患部をよく冷やし(といっても冷湿布などは冷やしたことにならないのでダメで、氷などを使う)、安静にしていれば数日程度で自然に治ります)。
そこで気になるのは、実際にはどのような機器が使われ、どのようなマッサージがなされたのか?です。以下、あなたの書いた相談内容の
>施術後首後ろのつっぱり感がありましたが首は動く状態でした。
帰宅後から首後ろのつっぱり感が増し2日目の現在首を動かせなくなってしまいました。施術してもらった首の後ろが常にヒリヒリジンジンする感じがあり、首の捻挫をした直後と似た感覚でした。
という部分を読んでの、あくまで私の想像ですが、いわゆる「強揉み」を受けて患部が炎症を起こしたのではないかと。そのことは
>事情を説明して整骨院に行くと首の痛みは筋肉痛と言われました
という箇所からも覗えます。
一部の接骨院/整骨院、整体院などでは、こうした「強揉み」による炎症反応(よく「揉み返し」などと呼ばれます)について、「これは好転反応であって、よくなっている兆しです」などと強弁するところがありますが、これはとんでもないウソです。揉みが強すぎて体に炎症を起こしてしまっているのであって、好転反応などではありません。こんな施術を平気でしている治療院には、私なら怖くてとても行きません。
あるいは、今もこんなことをしているところがあるのかどうか分かりませんが、患者が早く治ってしまうと来なくなるからと、わざと炎症があるところを強揉みするなどして長引かせ、何度も通わせるように仕向ける治療院もあるようです。
いずれにせよ
>明日も受診して欲しいと言われましたが安静にしていた方が良いのでしょうか?
という質問には、そんな言葉は無視して行くのは止め、まずは安静にして様子を見ることです、とお答えします。
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ここ半年ぐらい寝違ったわけでもないのに首がとても痛いです。
昼間はあまり気にならないのですが朝起きた時に、首が硬く張っていて首を回すこともできない状態です。
整形外科に行ってレントゲンをとってもらいましたが特に問題はないと言われて湿布をしているだけです。
この状態が半年も続いていることで朝起きてからもなかなか調子がでません。
首がこれだけ凝っているような張っているような痛みがあるのはなぜなのでしょうか。
姿勢が悪いとかそういった理由があるのでしょうか。
自分で今できることがあれば教えていただきたいです
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
ここ半年ほど強い首の痛みが続いているとのこと。首痛だけでなく何らかの症状がある場合、それは
1.身体的な要因によるもの
2.精神的な要因によるもの
があります。そこで、この1,2について考えてみます。
まず1ですが、あなたは
>整形外科に行ってレントゲンをとってもらいましたが特に問題はないと言われて湿布をしているだけです。
と書いていますので、その検査結果を信じる限り、少なくとも頚部の物理的な問題によって痛みが生じているわけではなさそうです。
では、それで1の可能性は除外できるか、というと必ずしもそうではありません。例えば肺など呼吸器の疾患、心臓など循環器の疾患、胃や膵臓など消化器の疾患でも、首に痛みが出るケースはあります。更には、目の問題や噛み合わせを含めた歯の問題でも、首の異常は出ます。そうしたことは整形外科では診てくれないでしょう。なお、目に関連した首痛については、実際に臨床で遭遇したケースをブログに「臨床の現場から 13」として書いていますので、そちらもお読みください。
https://blog.goo.ne.jp/sokyudo/e/5bc56d99bdb314daf597d8954048209b
ですから、そうした可能性も含めて検討する必要があるでしょう。
次に2ですが、これは案外盲点です。これは私自身の話ですが、以前、金銭面で心配事を抱えていたことがあり、その時、急に首が痛くて回せなくなりました。いろいろ試したものの一向によくならなかったのが、その心配事が解消すると嘘のように痛みも消えました(私の場合、借金していたわけではないですが、「借金で首が回らない」ということは実際にあるんだと思いました)。つい先日も首痛を訴える人が来たので、調べてみると、その人も心に大きな動揺があり、心理的に不安定になっているようだったので、その動揺を取ることだけやっていたら、痛みも随分軽くなりました。
あなたにも何か「重くのしかかっているもの」、「心がかき乱されていること」などはないか、考えてみてください。
以上、私の経験を中心に書きましたが、参考になれば幸いです。
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30代女性、事務員のため仕事はデスクワークが多いです。
あまり外仕事はありません。
1年ほど前から立ちくらみがひどくなりました。
日常生活の中で何か床に落ちたものを拾おうとして、などしゃがんだ姿勢から立ち上がった時に目の前が暗くなり、貧血のような感覚に陥り動けなくなってしまいます。
一、二分ほど待ってようやく正常な感覚に戻るような状態です。
寝不足や栄養失調は考えづらく、原因がわかりません。
何か改善策、対処法が有ればしりたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>…しゃがんだ姿勢から立ち上がった時に目の前が暗くなり、貧血のような感覚に陥り動けなくなってしまいます。
>一、二分ほど待ってようやく正常な感覚に戻るような状態です。
と書いていますが、医療機関は受診されたのでしょうか。ある症状が実は重篤な疾患のサインだった、ということもあるので、まずは医療機関の受診をオススメします(既に病院を受診済みならご容赦)。
さて、
>1年ほど前から立ちくらみがひどくなりました。
とのこと。この書き方からすると「立ちくらみは以前からあったが、1年ほど前から強く顕在化した」ということでしょうか。いずれにせよ、この件を診ていくには、この1年の間のあなたの変化(身体面、環境面、精神面の)を調べていく必要があると思われます。
>何か改善策、対処法が有ればしりたいです。
という要望ですが、表面に現れている症状だけ見て「原因はこれだ」などと決めつけるような短絡的なやり方では、効果がないか、あっても一時的なものにしかならないでしょう(実際、立ちくらみは循環器系の問題、神経系の問題、ホルモン系の問題、精神的なショックやトラウマといった心因性のものなどがあり、仮に専門家であっても、症状だけでそれらを見分けるのは無理があります)。
そのためにはやはり「ちゃんとした」専門家の元で時間をかけてでも「正しい」原因を探ることが、結果として近道なのではないでしょうか。
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私が今一番苦しんでいるのがめまいや動悸などが起きたりといった体調不良が起きることです。
既に病院にも行って診断を受けて高血圧にもなっていたので血圧降下剤を処方してもらったりはしたのですが、血液検査では特に異常もなくそれ以上の治療はなかったです。
以前よりは幾分体調は良くなってますが、なかなか
元の体調に戻らないのがすごくストレスになっています。
長く苦しんでいるために精神面でも参っていてかなり苦しいと感じています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
男性であることと病院を受診したこと以外、年齢も発症時期も発症頻度も何も書かれていないので、相談というより単なる愚痴を書きたかっただけかもしれません。
それはともかく、読んでいてちょっと気になったのは
>…めまいや動悸などが起きたりといった体調不良が起きることです。
とあることです。「めまいや動悸が起きることです」ではなく「~といった体調不良が起きることです」と書いていることからすると、現れている症状はめまいや動悸だけではないのでしょう。
詳しい状況がまるで分からないので、あくまで一般論として書くと、こうした複数の症状が現れる体調不良は
1.身体的な要因によるもの
2.精神的な要因によるもの
の両面から診ていきます。あなたの場合、病院を受診しているので(何科を受診してどういう検査を受けたのかは不明ですが)少なくとも身体面で大きな異常(特に重篤な疾患など)はないと考えられます。ですから(それだけで1の可能性を完全に除外できるわけではありませんが)、2の観点から原因を探っていくことは必要でしょう。
更に多少うがった見方をするなら、自身の体の状態を相談するのに判断材料となる情報をほとんど提示していないのは、「なぜこうなったのか知られたくない」という無意識的なブレーキが働いているのかも……。そうだとしたら、自分の中でそれを深掘りしていくことで、何らかの展望が見えてくるかもしれません。
少なくとも、テキトーに整体でも行ってボキッと一発矯正でもしてもらえば嘘のように症状が消える…といったことはないので、例えば治療院も、そのことを踏まえてちゃんと診てくれるところを選んで行くことです。
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フリーランスでライターをしている50代の女性です。
10年ほど自宅でパソコンに向かって仕事をしています。
1年くらい前から朝だけ左手の指がピリピリしびれるようになりました。
また、左右の視力が違うためか、以前から目を酷使すると左側の方と首、腕が凝っていました。
コリの強い日ほどしびれを感じやすい気がします。
しびれは正座をしてしびれた時のような感じですが、日中にはおさまります。
薬局からはビタミン剤をすすめられましたが、効き目は少し感じられる程度です。
整体で改善することも可能なのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
しびれというのは直接的には、その部分の皮膚知覚を司る神経が何らかの原因で障害されることで生じます。あなたの場合、左手の小指ということなので、左の尺骨神経のどこか(もしかしたら固有掌側指神経)が何らかの原因で障害されている、ということが考えられます。
整体院であれ鍼灸院であれカイロプラクティック院であれ、そうしたことをちゃんと分かっている治療家であれば対処は可能でしょうが、残念ながらそうしたことが分かっておらず、症状の出ている部位を揉むくらいしか能のない治療家(これが結構多い!)では無理です。
中には「鍼なら治りますか?」とか「○○テクニックなら効果ありますか?」と聞いてくる人がいますが、重要なのはその人がどういう施術(治療)技法を使っているかではなく、その人がちゃんと体のことを分かった上で施術しているかどうか、です。
また、肝心の原因ですが
>左右の視力が違うためか、以前から目を酷使すると左側の方と首、腕が凝っていました。
ということが1つの手掛かりになりそうです。もし整体などの施術を受けるのであれば、そうしたことまで含めて調べてくれるところを選ぶべきでしょう。その際はHPやチラシだけで判断するのではなく(大抵いいことしか書いていないから)、まずは電話やメールで直接コンタクトしてみることをオススメします。
そもそも肩こり1つ取ってみても、原因として考えられるものには
1.姿勢を含む筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.目から来るもの
4.歯から来るもの
5.心因性の問題
といったものがあります。そしてそれは検査してみなければ分かりません。やたらとゴッドハンドを気取っていないか、根拠もなく「ああ、治る治る」などと安請け合いしないか、何でも「骨の歪みだ」、「冷えのせいだ」などと決めつけてこないかは、やはり直接やり取りしてみないと分かりません。
以上、参考になれば幸いです。
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30代で事務員をしています。
普段パソコンに向かいことが多く、猫背になってしまい、肩も内側に巻いていてひどい肩こりに悩まされています。
また反り腰もひどく、腰や臀部などあちこちに痛みが出てしまい毎日生活がつらいです。
できるだけ運動をしたりストレッチをしたりしているのですが、体がゆがんだままやっているせいか、痛みが増したりすることもあります。
治療院に通うのが一番いいとは思うのですが、なかなか時間が取れないため、自分で行える姿勢改善のためのセルフケアなど知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
失礼ながらあなたの相談内容を読んでいて笑ってしまいそうになりました。「巻き肩」、「反り腰」などという、一部の治療家がキャッチフレーズに使っている言葉が出ていたからです。もしかしたら、肩こり、腰痛に悩んでネットでいろいろなサイトを見て回っているうちに、いつの間にかこんな言葉に毒されてしまったのかもしれません(だとしたら、一種の自己洗脳かも、ですね)。
>自分で行える姿勢改善のためのセルフケアなど知りたいです。
との質問ですが、あなたにはセルフケアのHowToより
>猫背になってしまい
>肩も内側に巻いていてひどい肩こりに悩まされています。
>反り腰もひどく、腰や臀部などあちこちに痛みが出てしまい…
>できるだけ運動をしたりストレッチをしたりしているのですが、体がゆがんだままやっている…
にあるような「猫背」、「巻き肩」、「反り腰」、「体の歪み」といった“言葉の呪縛”を解くことが、まず必要でしょう。
そもそも肩こりや腰痛の問題の原因として考えられるものには
1.姿勢を含む筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.目から来るもの
4.歯から来るもの
5.心因性の問題
といったものがあります。このうち姿勢改善のセルフケアでよくなるのは、1の更に一部に過ぎません。そして私の臨床経験から言えば、腰痛でも肩こりでも1だけの人など、まずいません(1だけなら駅前のクイック・マッサージにでも行ってちょっと揉んでもらえば、てきめんに改善するので、私のところに来る必要はないからです)。
あなたが自分の不調を姿勢のせいだと言い張る(あるいは、そう思いこもうとする)のは自由ですが、表面的な症状が肩こり、腰痛だったとしても、それを引き起こすものは「姿勢を含む筋骨格系の問題」だけではないことは、頭の片隅に置いておいてください。また、本人は普通の肩こりだと思っていたものが実は重篤な疾患のサインだった、ということもあるので、注意が必要です。詳しく知りたければ↓
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
症状の重さやそれが仕事や生活にどの程度の支障をきたしているかにもよりますし、時間をかけたくない、カネをかけたくない、という気持ちもよく分かりますが、私は一度、きちんとした専門家に見てもらう方がいいと思います。ここで気をつけなければいけないのは「きちんとした専門家」というところ。何でも「骨の歪みだ」、「神経圧迫だ」、「冷えのせいだ」などと決めつける「自称専門家」にはご注意あれ。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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40代男性の事務職です。
日々のデスクワークが関係しているのか肩と首回りに痛みが日に日に増してくるようになりました。
仕事柄長時間パソコンの液晶画面を見続けているのが原因なのか、肩や首回りがズキズキと痛みがあります。
最近はその痛みが増してきていて、仕事にも支障があるほどの痛みがあります。
一度整体院に行って体をほぐしてもらった方が良いかどうか考え中です。
そこで質問したいのが、パソコンの液晶画面を長時間見続けていることで、肩や首回りの痛みは整体院で解消することができるのでしょうか?
もし解消できるならば、この痛みから解放されたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首肩痛で
>一度整体院に行って体をほぐしてもらった方が良いかどうか考え中です。
>パソコンの液晶画面を長時間見続けていることで、肩や首回りの痛みは整体院で解消することができるのでしょうか?
との質問ですが、それが「近くにたまたま整体院があるので、そこでちょろっと揉んでもらえば、この首肩の痛みからキレイに解放されるのか?」という意味なら、あなたがもの凄い幸運に恵まれているなら別ですが、まあないでしょう。ちょっとほぐしてもらえば取れるくらいの痛みなら、こんなところに相談していないでしょうから(一時的にでも少し楽になればいい、ということなら、あるかもしれませんが)。
首肩の問題の原因として考えられるものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.目から来るもの
4.歯から来るもの
5.心因性の問題
といったものが挙げられます。このうち揉みや矯正で(見かけ上、ではなく、本当の意味で)よくなるのは、1の更に一部に過ぎません。そして私の臨床経験から言えば、首肩痛でも1だけの人は、まずいません。
あなたの言う「解消」がどういうことを言うのかは分かりませんが、「ちゃんと原因を突き止めて治していく」という意味なら、揉みやほぐしの上手さを売りにするところではなく、心身の状態をきちんと検査した上で施術してくれるところを探すべきでしょう。ちなみに、本人は普通の肩こりだと思っていたものが実は重篤な疾患のサインだった、ということもあるので、注意が必要です。詳しく知りたければ↓
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
せっかくなので、最後に私があなたの相談内容を読んで気になったことを述べておきます。
>日々のデスクワークが関係しているのか…
>仕事柄長時間パソコンの液晶画面を見続けているのが原因なのか…
と、あなたは首肩の痛みの原因を仕事のせいにしようとしている一方で
>仕事にも支障があるほどの痛みがあります。
とも書いています。この矛盾の中に、あなたの首肩痛の原因の一端があると考えられます(そのウェートが大きいか小さいかは相談内容の文面だけでは分かりませんが、私は無視できるほど小さいものではないと思います)。
世の中には整体院など各種療法の治療院は掃いて捨てるほどありますが、真摯に原因を探り、適切に対処してくれるところは決して多くありません。あなたがそういうところに巡り会えるようお祈りします。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
40代男性、普段はデスクワークをしています。
二か月前から指先の痛みとしびれで悩んでいます。
スマホ画面をタップし過ぎて傷みを感じる事はあったのですが、これまでは翌日には治っていました。
しかし今感じている痛みは翌日どころか二か月経過しても痛みを感じたまま。
酷い時は指先が痛すぎてキーボードを打てないと感じる程でした。
痛みを感じてから一週間後には痺れも混じり出し、これは不味いと思って病院へ行ったものの、医師からは原因がわからないと言われました。
一応痺れをとる薬を処方してもらい、これで痛みと痺れはかなりマシになったものの完全には治っていません。
今もキーボードを打つのにストレスを感じています。
仕事にも悪影響が出ていますし、改善する為にはどうしたらよいでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
相談内容から、手指の知覚や運動を支配する神経が障害されていると考えられます。その代表的なものとしては、例えば腱鞘炎があります。腱鞘炎の場合、母指や手首の橈側に痛みが出ることが多いですが、あなたは
>二か月前から指先の痛みとしびれで悩んでいます。
>痛みを感じてから一週間後には痺れも混じり出し…
と書いているきりで、どの指が痛いのか、痺れるのか書いていません。また
>これは不味いと思って病院へ行ったものの、医師からは原因がわからないと言われました。
とも書いているので、腱鞘炎ではないのかもしれません。
腱鞘炎であれ、そうでないであれ、必要なのは症状が出ている部位から、どの神経がどの辺りで障害されているかを探り出すことです(施術方法はそこから決まってきます)。ですから、そういうことをキチンとやっているところを選んで診てもらってください。
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私は40代の男性です。
仕事はサラリーマンをしていますが、ほとんどデスクに座った状態で職務にあたっています。
若い頃から身体の健康には自信があり、病気にかかったことはほとんどありません。
そんな私の身体に異変が現れたのは、2年ほど前のことです。
腰全体に違和感と痛み出しました。
「どうせ、そのうち治る」と安易に考えていましたが、断続的な痛みが続くことに。
今までは、マッサージチェアや駅前のマッサージ店などにお世話になったことがありますが、根治しません。
整体師に診てもらった方が良いのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>若い頃から身体の健康には自信があり、病気にかかったことはほとんどありません。
とありますが、「病気にかからない」というのは大抵の場合、「病気を思わせる症状がない」ということでしかなく、必ずしも「健康である」ということではありません。例えば糖尿病や肝臓癌、膵臓癌などは相当悪くならなければ症状らしい症状は出ず、自覚症状が出る頃には取り返しのつかないことになっていたりします。
さて、腰痛ということで、まず一般論ですが原因として考えられるものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.心因性の問題
が挙げられます。
このヘルモアに相談の投稿をしている人の多くが「腰痛です。長時間デスクワークしていることが原因だと思います」というように、1の可能性しか考えないようですが、実際に臨床していると、1だけのケースというのは非常に少なく、2や3も同時に持っていて、それを処理していかなければならないケースがほとんどです(「腰痛の原因は骨のズレだとか筋肉の固さであって、矯正や揉みだけで治してる」という治療家もいますが、私には疑問です)。
あなたの腰痛の原因を考える上で、相談内容を読んでいて私の注意を引いたのは
>そんな私の身体に異変が現れたのは、2年ほど前のことです。
>(前略)断続的な痛みが続くことに。
という箇所です。本当なら、この2年の間に痛みの程度や部位や発生頻度がどう変化したのか/しなかったのかが書かれていてほしかったですが、わずかに分かるのは、症状が比較的長期間で断続的である、ということです。もしもこの間、痛みの程度や部位や発生頻度に特に変化がない、ということであるなら、少なくとも進行性の病変によるものである可能性は除外できそうです(ただし、もし徐々に痛みの程度や範囲や発生頻度が増しているようなら、その限りではありませんので誤解なく)。私があなたの相談内容から読み取れるのは、そのくらいです。
いずれにせよ「たかが腰痛、されど腰痛」で、腰痛が(場合によっては命に関わるような)重篤な疾患のサインである可能性もあるので、「ほとんどデスクに座った状態で職務にあたってい」るんだから腰痛にもなるさ、と軽く流していいものばかりではない、ということは知っておいた方がいいでしょう。
そこで、痛みが断続的に2年続いているということなので、自己流でやるより専門家のサポートを得る方がいいかもしれませんが
>整体師に診てもらった方が良いのでしょうか。
という質問には、簡単に「イエス」とはお答えできません。世間には整体院など各種療法の治療院は掃いて捨てるほどありますが、真摯に原因を探り、適切に対処してくれるところは決して多くないからです。ただこれに関しては、正直「こう探せば外れなし」といったものはありません。一番いいのは、まず相手と直接やり取りしてみることです(できれば電話で直接話した方がいい)。そこで「ああ、治る治る」などと安請け合いする人、「腰痛なら原因は○○に決まってる」などと決めつける人、自分の治療自慢をしたがる人、ちゃんと話を聞かない人などは、避けた方がいいと思います。参考までに。
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32歳会社員男性です。
普段はオフィスでデスクワークをしています。
相談したい体の不調は、背中から腰にかけての痛みについてです。
ここ二ヶ月ほど続く悩みです。
激痛というわけではないですが、立って座ってを繰り返す内にたまにズキリと痛むことがあります。
この痛みがあることによって、行っている作業に集中できなくなることがあります。
痛みは、やがてストレスになり、いらつきにも繋がっていきます。
原因は、座ってパソコンでの仕事が多いことだと想います。
これを止めて静養すればよいとは思うのですが、忙しくてそういったことも出来ません。
できれば、長く通院することなく、仕事をしながらもスムーズにケアが出来る方法をしりたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛ということで、まず一般論ですが、腰痛の原因として考えられるものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.心因性の問題
が挙げられます。
このヘルモアに相談の投稿をしている人の多くが「腰痛です。長時間デスクワークしていることが原因だと思います」というように、1の可能性しか考えないようですが、実際に臨床していると、1だけのケースというのは非常に少なく、2や3も同時に持っていて、それを処理していかなければならないケースがほとんどです(「腰痛の原因は骨のズレだとか筋肉の固さであって、矯正や揉みだけで治してる」という治療家もいますが、私には疑問です)。
あなたの腰痛の原因が上のどれに当たるのかは相談内容の文面だけでは分かりませんが、私が読んでいて気になったのは
>この痛みがあることによって、行っている作業に集中できなくなることがあります。
>痛みは、やがてストレスになり、いらつきにも繋がっていきます。
という箇所です。「痛みがあるんだから当然だろう」と見ることもできますが、ヘルモアへの相談でこのように書いてくる人は稀です。そこから推察するに、あなたは腰痛と関係なく、常日頃からイライラ、セカセカした人なのではないでしょうか(腰痛でイライラ、セカセカがいつも以上に強まることはあっても、腰痛によってそれまでなかったイライラ、セカセカが現れる、ということはまず考えられませんから)。
だとすると、そうしたイライラ、セカセカは腰痛の結果ではなく原因かもしれません。「腰痛は怒りである」と主張する人がいるほど、腰痛はその人の怒りやイライラといったものが引き金となって起こることが珍しくないからです。常日頃からのイライラ、セカセカが腰痛を引き起こし、それにより一層イライラ、セカセカが強まり、それが腰痛を拡大再生産させていく…といった無限ループに陥っているのかも、というのが1つの見立てです。
もちろん、内臓の問題が腰痛を引き起こしている可能性もあります。例えば東洋医学(中医学)な見立てとしては、イライラや怒りは肝の臓を損ないます。すると肝は一般に熱を帯びてきて(これを肝火とも言います)、それが腎の臓の水を損なうと腰痛が出現します(この場合の腰痛は、強い鋭い痛みではなく、どちらかというと鈍痛に近い痛みになることが多いです)。他にも腰痛の裏に重篤な疾患が隠れていることもないではありません。
>できれば、長く通院することなく、仕事をしながらもスムーズにケアが出来る方法をしりたいです。
ということですが、痛みが2カ月続いているということは自己流でやるより専門家のサポートを得る方が結果として早道でしょう。とはいえ(自称も含めて)専門家もピンキリなので、誰を選ぶかが重要ですが、正直「こう探せば外れなし」といったものはありません。一番いいのは、まず相手と直接やり取りしてみることです(できれば電話ででも直接話した方がいい)。そこで根拠もなく「ああ、治る治る」などと安請け合いする人、「腰痛なら原因は○○に決まってる」と決めつける人、ちゃんと話を聞かない人などは、仮に「ゴッドハンド」などと呼ばれる人でも避けた方がいいでしょう(その「ゴッドハンド」も、せいぜい「揉みが上手い」という程度の意味なのかもしれません)。
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私は50代後半の主婦です。
毎日家にいながら家事の傍らここ1年ほどはWEBライターもしています。
私は7年前から偏頭痛で悩んでいます。
発症当時あまりのズキズキする痛みと吐き気で神経内科でCTやMRIの検査もしましたが、脳内に異常はなく偏頭痛によるものと診断を受け、1年ほど投薬治療の末、病院に行かなくても自分で何とかコントロールできるかな、と思いすでに通院はしていません。
当時は生理の前後になると頭痛が来たのでその時だけ鎮痛薬を飲んでいました。
最近パソコンに向かう時間が6~8時間程あるためか、生理と関係なくまたズキズキする頭痛が発症し始めました。
更年期?なのかパソコンでモノ疲労からくるのか、もう原因はわかりません。
薬に頼らずに(薬の服用のし過ぎは薬物性の頭痛になるので)整体などでズキズキする頭痛を改善する方法はありませんでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>私は7年前から偏頭痛で悩んでいます。
とのこと。中年以降にそれ以前とは違う頭痛が出た場合、重篤な疾患が考えられるので、「まずは医療機関へ」と言うのですが、あなたは既に医療機関を受診して
>脳内に異常はなく偏頭痛によるものと診断を受け…
と書いているので、実際に偏頭痛(片頭痛)であるということで以下、書かせてもらいます。
偏頭痛の発生機序は、まだよく分かっていません。以前は脳の血管の収縮と拡張によって起こると言われていましたが、近年は脳そのものに何らかの原因があるという説(中枢起源説)や、脳血管や三叉神経終末に原因が見られるとする説(三叉神経血管説)が有力になっています。また人によっては閃輝暗点(ギザギザした光の波のようなもの)が見えることもあります。
偏頭痛にはトリガーとなる要因があることが多いのが特徴です。チョコ―レトやワイン、強い光などが有名ですが、私の場合は映画館などの閉鎖空間に長時間いたり、会社員時代、打ち合わせが予定時間を過ぎても終わらない時などに、決まって偏頭痛が起きていました。偏頭痛の人にそうしたトリガーが必ずあるわけではありませんが、あなたにも頭痛が起こりやすいシチュエーションがあるなら、それをできるだけ避けるようにすることです。
なお、上記のように偏頭痛がなぜ起こるのかは分かっていませんが、あなたの場合
>毎日家にいながら家事の傍らここ1年ほどはWEBライターもしています。
>最近パソコンに向かう時間が6~8時間程あるためか、生理と関係なくまたズキズキする頭痛が発症し始めました。
とのことなので、生理前のホルモン系が要因かもしれない頭痛とは別に、電磁波の影響による頭痛もあるのかもしれません。
実際にそうかどうかは調べてもらえば分かります。ですから整体などに行くなら、テキトーに首肩の固いところを揉むだけのところではなく、そうしたことを含めてキチンと調べてから施術してもらえるところに行くことをオススメします。
私も子供の頃から偏頭痛持ちだったので、あなたの言う
>あまりのズキズキする痛みと吐き気…
は過去に何度も経験しています。が、自分で自分の体を診られるようになってからは、幸いなことにかつてのようなひどい症状は起こらなくなりました。ですから、ちゃんと診てくれるところを選んで行けば、あなたの偏頭痛も十分改善すると思いますよ。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
在宅でスマホ見ながら内職をしている20代女性です。
スマホで普段仕事をすることが多く、一年前くらいから眼精疲労が酷くなりました。
眼球の上の方に圧迫感を感じることが増え、ひどい時は頭痛や肩こりに悩まされることもあります。
ホットアイマスクや眼球ストレッチなど対策をしてきましたが一時的なものばかりで改善されていません。
見ないことが一番ですが、そうもいきません。
何か効果的なマッサージ法やサプリなどはありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>スマホで普段仕事をすることが多く、一年前くらいから眼精疲労が酷くなりました。
とのこと。ウチにも目の疲れを訴える人や、調べてみると目が疲れていて、そのことを話すと「実はそうなんです」という人は結構います。
原因はさまざまありますが、比較的盲点になっているのが
・実はメガネが必要なのに、使っていない。
・メガネやコンタクトを使っているが、度が合っていない。
ということで、実際、メガネやコンタクトを使うようにしたり、使っているメガネやコンタクトを度の合うものに変えるだけで、眼精疲労が改善する例はあります。
あなたの場合、20代ということですが、最近では若い人の「スマホ老眼」などが問題になっていたりするので、思い当たるフシがあれば一度、眼科などで診てもらうといいかもしれません。
また別の盲点として、電磁波の影響がありす。電磁波は脳脊髄液の循環動態に影響するので、当然、目にも影響が出ます。しかも、同じVDT労働でもスマホやタブレットは体に接触する形で使うことが多い分、パソコンよりも体がこうむる電磁波の影響は大きくなります。
世の中には電磁波過敏症だったり、気づかぬうちに電磁波過敏症になっている人もいます。こちらは先生が方法さえ知っていれば町の治療院でも調べられるので、気になるようなら調べてもらうことをオススメします。
さて、私が眼精疲労にアプローチする方法にはいろいろありますが、その中の1つとして東洋医学(中医学)の「肝の臓は目に開く」という考え方からの、例えば肝経のツボを使う施術があります。ちなみに肝の臓は怒りやイライラといった感情によって損なわれるとも言われていて、仕事上のストレスが肝を介して目の異常として出ているケースなども実際に診ています。
もちろん上記は一例であり、あなたの症状にもそれが当てはまるかどうかは調べてみなければ分かりませんが、眼球疲労もホットアイマスクや眼球ストレッチなど眼球への直接的なアプローチだけではない、全く別の面からのアプローチもあるということは知っておくといいでしょう。
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蒼穹堂治療室
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現在、事務職をしており1日七時間程パソコンとにらめっこしております。
それが原因で、四月から常に肩全体に倦怠感を感じ、酷いときは眼精疲労や頭痛にも苛まれています。
1作業毎に10分程度のインターバルを置く、温水で肩や目を癒す等々、工夫をしておりますが、全く改善しません。
特に困っているのが8時間以上熟睡すると、リラックスして筋肉が緩んでいるのか、起床後肩に著しい疲労を感じます。
体を休める程疲労が跳ね返ってくるので、もうお手上げです。
身体の凝りや疲労を緩和する、簡単なヨガやストレッチがあれば是非教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>四月から常に肩全体に倦怠感を感じ、酷いときは眼精疲労や頭痛にも苛まれています。
とのこと。この件では、あなた自身、手をこまねいているわけではなく、
>1作業毎に10分程度のインターバルを置く、温水で肩や目を癒す等々、工夫をしておりますが、全く改善しません。
と書いていることから、改善のために考えられる努力をしていることが覗えます。それでも改善しないということは、少なくとも原因はそこではないと考えられます。
「長時間のパソコン作業・肩こり・頭痛」などという言葉が並んでいると、舌なめずりして「待ってました」とばかりに、姿勢の悪さや骨のズレみたいなことを滔々と述べる治療家の先生がいますが、私の経験上、こうした長時間の事務作業を理由に肩こり、頭痛などを訴える人も、純粋に筋骨格系が原因であるケースは実は意外に少ないです。
筋骨格系以外の原因としては例えば、意に沿わぬ形で事務作業をやらされれていたり、人間関係(これは職場だけに限らず家族や近所との場合も含めて)に悩まされていたり、お金の問題が心に重くのしかかっていたり、といったことでも肩こり、頭痛などは生じます。また筋肉が凝り固まってるせいだと思っていたら、実は思いもよらぬ内臓系の疾患だった(しかも場合によっては、かなり重篤な)ということもあります。あなたの場合
>体を休める程疲労が跳ね返ってくるので、もうお手上げです。
とあるのが気になります(もしかしたら交感神経が常時強い緊張状態にあって、自分で思っているほど心身がリラックスできていないのかもしれません)。
>身体の凝りや疲労を緩和する、簡単なヨガやストレッチがあれば是非教えていただきたいです。
という質問ですが、その前に筋骨格系だけでなく内臓系や神経系、心理面を含めて診てもらえるところを当たってみることをオススメします。ヨガやストレッチをするのは、その後でも十分間に合うでしょう。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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30代女性、兼業主婦です。
仕事ではオフィスワークをしています。
5年くらい前から夕方頃、早い時は昼頃から、頻繁に頭痛が起こるようになりました。
左目の中が痛いような、目の周りが重痛くズキンズキンと響くような痛みです。
ひどい時は、その頭痛と一緒に首にも痛みが出ます。
デスクワークで首が前に出て猫背になりやすいせいかと思い、姿勢が悪くならないように気を付けたり、自分で首を揉んでみたりするのですが、あまり効果があるようには思えません。
頭痛が起こった後だと鎮痛剤は効きません。
整体に通うなどしなければ治らないのでしょうか?
また頭痛が起きてしまった時その場でできる簡易的な処置はないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛には頭痛自体が主症状である1次性頭痛と、他の疾患の随伴症状として頭痛が起こる2次性頭痛があり、当然危険なのは2次性頭痛の方です。
まず1次性頭痛について述べると、大きく偏頭痛(片頭痛)、緊張性頭痛、群発頭痛に分かれます。それぞれの特徴を述べると…
偏頭痛は頭部の血管が拡張して周囲の神経を圧迫することで起こるものです。不定期に起こるズキンズキンという脈打つような激しい痛みで、痛みの出る部位は頭の片側だけの場合もあれば、両側、あるいは頭全体に至るまでケースバイケースで一定しません。また、吐き気や嘔吐が起こったり、目の前にチラチラしたものが漂うように見える閃輝暗点という症状が出ることもあります。
緊張性頭痛は主に身体的、精神的なストレスで誘発されるもので、痛みというよりは後頭部を中心に締めつけられるような重さ、あるいは鈍痛です。一度起こると長引き、頭痛とともに首肩のこり、めまい、だるさといった症状を伴うこともあります。頭痛の中で最もポピュラーなものと言われています。
群発頭痛は目の奥を走る血管が血管が拡張して炎症を起こすことで起こると考えられています。症状は1~2ヵ月くらいの短期間に集中して起こるのが特徴で、目の奥がえぐられるような、あるいは突き刺されるような激しい痛みが15分~3時間くらい続きます。炎症を起こした血管が自律神経を刺激することで、目が充血したり涙や鼻水などを伴うこともあります。
なお、女性ではホルモンの影響で生理周期に合わせて偏頭痛(月経関連偏頭痛)や緊張性頭痛が起こることがあり、その場合、偏頭痛では生理の2,3日前、緊張性頭痛では生理中に現れることが多いようです。
次に2次性に移りますが、2次性頭痛には、脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎などによる頭痛があります。命に関わる疾患が多く、すぐに医療機関を受診する必要があります。
ただし、あなたの頭痛も必ずしも「このどれか1つ」ということではなく、これらのいくつかが複合して起こっている可能性も考える必要があります。
ところで、一般に疾患の重篤さの度合いは症状の強さが1つの目安になりますが、頭痛の場合は必ずしもそうした原則が当てはまりません。例えば私も頭痛持ちなので何度も経験していますが、偏頭痛は死ぬかもしれないくらい劇烈な症状が出るものの、生死にかかわる重篤な疾患ではありません。逆に(特に中年以降に)「これまで経験したことない頭痛」(これは、これまで経験したことのない激しい頭痛“ではない”ことにご注意)が起こったら、念のため医療機関の受診をオススメします。
さて、あなたの頭痛は書かれた内容だけで単純に考えると、偏頭痛か緊張性頭痛(あるいはその複合)のように感じられますが、2次性頭痛を含めて判断できる材料はわずかなので、あくまで1つの可能性とご理解ください。
偏頭痛は多くの場合、その人特有の誘発要因があります。有名なところでは、強い光を見たりチョコレート、ワイン、コーヒーを食す、などです(私の場合は、閉鎖空間にいたり(会社員時代には)会議が時間通りに終わらない、などがあると頭痛が起こっていました)。閃輝暗点については偏頭痛が起こる前兆になる人、終わる前兆になる人などがいますが、私は偏頭痛に関係なく見えます。いずれにせよ、そうした誘発因子を見つけ出し、それを注意深く避けるほかありません。
緊張型頭痛は頭部~頚肩部の筋肉の過緊張が主な原因ですが、そういうとすぐ、姿勢がどうだとか骨が歪んでるんだとか、そんなことばかりに考えが行ってしまう人がいます。しかし、そうしたことは心理的なプレッシャーからも起こりますし、噛み合わせの異常やメガネの度が合っていないことが要因になっていることも珍しくありません。ですから、なぜ筋の過緊張が起こっているのかを先入観を持たずに調べることが重要です。
>整体に通うなどしなければ治らないのでしょうか?
との質問ですが、仮に整体などの治療院に行くにしても、行くところをちゃんと選ばないと治るものも治らない、ということはあると思います。検査もせず通り一遍話を聞いただけで「その原因は○○です」とか「私の手にかかれば絶対治ります」などと断言するようなところは避けた方が賢明です。そして、あなたの頭痛がどういうものなのかが分かれば、そこから対処法も導き出せるでしょう。
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仕事上、お客さんのPCを斜め横から長時間見るということが多く、仕事が立て込んだあとは、不自然な体勢が長く続いたので、右肩が凝ってしまっただけでなく、右の顎が痛くなってしまいました。
神経がつながっているのかもしれませんが、食事のときに、右の奥歯が同時に痛くなります。
右の顎の周りの筋肉全体がこわばった感じです。
軽い顎関節症かもしれません。
ストレスなのか、筋肉なのか、歯茎の神経なのか、顎の関節なのか、どこが原因かわからずに困っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
右肩のこりと右顎の痛みがあり
>ストレスなのか、筋肉なのか、歯茎の神経なのか、顎の関節なのか、どこが原因かわからずに困っています。
とのこと。正直、書かれた内容だけでは原因がそのどれなのか、あるいはもっと別の何かなのか、ということは分かりません(デタラメでもいいので答えがほしい、ということなら何とでも書けますが)。
そこで、仮に私が診るとしたら問診したい点を挙げます。
>仕事上、お客さんのPCを斜め横から長時間見るということが多く…
とありますが、それは最近になってそうなったのでしょうか、それとも以前からそうなのでしょうか?
>不自然な体勢が長く続いたので、右肩が凝ってしまっただけでなく、右の顎が痛くなってしまいました。
と、「お客さんのPCを斜め横から長時間見る」ことが、あたかも症状と関係あるかのように書かれていますが、本当にそうなのでしょうか(本人はそう主張していても実際にはそうではなかった、という事例はイヤというほど見ています)。
>食事のときに、右の奥歯が同時に痛くなります。
という点も、右肩のこりや右顎の痛みと発症の順序がどうだったのか、また義歯やインプラントの有無を含めて、口腔内全体の状態はどうなのかお聞きしたいところです。
>右の顎の周りの筋肉全体がこわばった感じです。
についても顎まわりの筋肉の緊張状態を診ることは当然としても、歯の痛みから2次的に起こっている可能性も含めて考える必要があるでしょう。
ついでに他に考えられる原因について述べれば、ザッと思いつくものだけでも電磁波の影響によるもの、内臓系(特に消化器系)の問題から来るもの(例えば経絡では、歯には胃経と大腸経が流注(るちゅう)しています)、心因性のもの(例えば首は心理的、感情的なものの影響を強く受けます)などがあり、それらの可能性も検討しなければなりません。
ですから、改めてそうしたことまで含めて、ご自身の状態を振り返ってみて下さい。そして仮に整体などの治療院を頼るなら、何でもかんでも姿勢の悪さ、骨格のズレ、等々で片づけようとするところではなく、キチンとさまざまな可能性を考慮した上で診てくれるところを選ぶことをオススメします。
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以前からヘルモアのQ&Aを拝読してきまして多くの参考になること、勉強になることを学ばせていただきました。
実際に試してみたら花粉症が治ったり、鼻の詰まりがなくなったり視力が良くなったりして驚いています。
今まででしたらもう治らないと諦めてきましたがこのやり方ならどんな症状でも治せるのではないかと思ってワクワクしてきます。とはいうものの何でも治せるわけではないように思いますので、治せるものと治せないものを見分ける方法をお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>何でも治せるわけではないように思いますので、治せるものと治せないものを見分ける方法をお尋ねしたいと思います。
まず、あなたの質問の趣旨とはちょっとズレるかもしれませんが、「治せる治せない」ということとは別に、施術師が診てはいけないケースというのがあります。
1つ目は感染症で、言うまでもなくこれは患者の命にかかわると同時に、不用意に診たりすると施術者自身も感染してしまう危険性がありますから。
そして2つ目は患者自身は気づいていないが、重要な疾患を持っていることが疑われるケースです。例えば表面的な症状としては軽い頭痛、肩こり、腰痛、体のダルさなどであっても、実はその原因が脳血管疾患、心疾患、腹膜炎、癌だったりすることがあります。
ですから施術者はそうした場合、必要ならすぐに医療機関を受診してもらう必要があります(施術料の中には医師や西洋医学を下に見て、自身の優越性をことさら主張する人がいますが、医師や医療機関でなければ対処できない疾患は世の中にたくさんあります)。
そこまで緊急性、重篤性を持ったケースはそう頻繁にあるものではありませんが、患者の訴える表面的に現れている症状とその本当の原因が多くの場合、一致しないことは、ある程度の経験を積んだ施術者ならば誰でも知っているでしょう。
例えば、「右肩が上がらない」と訴えて来た人がいました。本人は「五十肩(肩関節周囲炎)になってしまった!」と言っていましたが、肩関節周囲炎に典型的な夜間痛はなく、肩関節の状態も特に異常はなさそうでした。で、結論から言うと、肝臓に疲れが出てその周囲に引きつれを生じさせ、結果として右肩が肝臓に引っ張られて上がらなくなっていたのです。ですから肝臓をケアすることで右肩の可動域も正常に戻りました。
また例えば、腰痛を訴えて来た人がいました。検査すると骨盤に付着して骨盤のアラインメント(位置取り)に重要な役割を持つ大腰筋、腰方形筋に異常な弱化、過緊張が見られました。しかしこれも結論から言うと、原因は肺にありました。実はその患者はヘビースモーカーで肺がかなり弱っていて、その影響が横隔膜にも及んでいました。そのため、その一部が横隔膜に付着している大腰筋、腰方形筋に異常が生じて骨盤のアラインメントが狂い、腰痛が起こったのです。
もちろん、これらのことは一瞬で見抜けたわけではなく、検査して仮説を立て…を繰り返して辿り着いたものです。また全てのケースでこのように、原因から症状まで明確な筋道が描けたわけでもありません。正直、謎のまま終わってしまったケースも少なくありません。
ですから最初の質問に戻ると、(これはあくまで「私は」ということであって、他の人のことは分かりませんが)「治せるものと治せないものを見分ける方法」は、自分の中の先入観をできるだけ排除して丹念に話を聞き、相手を観察し、地道に検査して、得られた結果から仮説を立て、それを検証し…といったことを愚直に繰り返すことです。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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前回はわかりやすい回答をいただき参考になりました。追加で料金面の質問をさせていただきます。
治療院を選ぶ場合、料金は一つの重要な判断材料になるとは思うのですが、何を基準にどう判断したらいいのか迷ってしまいます。
単に「安いから施術内容が悪い」とか「高いから施術内容がいい」とはいえず「安くても施術内容がいい」所もあれば「高くて内容は良くない」ところもあるようです。
我々患者側からすれば「安くて施術内容がいい」治療院があれば一番いいのですが、それをどうやって見分けたらいいのでしょうか。
何かの判断基準を示していただければありがたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
施術(治療)に限らず「安くていいもの」を求めるのは自然なことで、私も全く同じです。ですが、ここで考えておかなければならないのは「自分にとって“いい施術”とは何か?」ということです。
と、そう書くとあなたは「そんなの決まってるじゃないか。治せる(あるいは症状が改善する)施術だよ」と言うかもしれません。では、治せる施術と治せない施術の違いは何でしょう?
医学的な知識の差? 技術レベルの違い? もちろんそれは無視できない要素ですが、ことはそう単純ではありません。医療には「プラシーボ/プラセボ効果(=ニセ薬効果)」というものがあるからです。これは、患者が「これで治る」と思い込むことができれば、たとえニセの薬でも効果がある=患者が効果がないと思い込めば、どんな正しい治療でも効果が出ない、というものです。
例えば、「治るためには、徹底的な揉みとボキボキの矯正が必要」と思っている人が終始ほとんど触れるだけの施術を受けたとしたら、「ふざけるな! こんなので治るはずがないだろう」という気持ちが先に立って体の変化を認めず、「ムダな施術だった」と否定するかもしれません。逆に「揉みなんか要らないよ」と思っている人が揉み中心の施術を受けても、(実際には効果があったとしても)同じように「ムダな施術だった」と否定するでしょう。
施術方法だけでなく、院の雰囲気やそこの先生と気が合うかどうか(先生を信頼できるかどうか)なども、治るかどうかに大きく影響します。
(更に施術者として言わせてもらうなら、患者としてやって来る人は全員「治りたい」と思っているわけではありません。これは心理学的に「心理(学)的逆転」と呼ばれるものですが、実は心の底では治らないことを望んでいる人も一定割合で存在します。)
同じジャンルの商品を同じように「安くていいもの」を基準に選んでも、人によって選ぶ商品はまちまちでしょう。それはその商品に求めるニーズや好みの違いがあるからです。あなたは質問のタイトルを「治療院の正しい選び方について」と、何か「正しさ」に強くこだわっている様子が覗えますが、残念ながらこの世にある「正しさ」は1つではありません。
>我々患者側からすれば「安くて施術内容がいい」治療院があれば一番いいのですが、それをどうやって見分けたらいいのでしょうか。
という質問ですが、私には答えられません。なぜなら私の考える「安くて施術内容がいい」とあなたの考えるそれとは多分、一致しないからです。
なお、「値段か高いからといっていいものとは限らない」というのは確かにその通りですが、同時に「この世には理由もなく安いものなど存在しない」ということも言い添えておきます。
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私は二十歳過ぎの頃に交通事故に遭い頸椎を傷めました。
事故後3時間程度は意識がない状態でしたが運よく一命はとりとめました。
しかし長い間恐怖感が残っていてタクシーに乗るのも怖い時期がありました。
その後頸椎ヘルニア、腰痛、肩こりなど人並みの症状は一応経験しました。
整形外科、施術院、カイロ、整体など試してみましたが、正直言って満足できるものはありませんでした。
新しい施術院ができても「待てよ!今までと変わらないんじゃないか?」と考え躊躇してしまいます。
そこで先生方に質問ですが、施術家から見た施術院の正しい選び方をお教えいただけたらと思って投稿させていただきました。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>施術家から見た施術院の正しい選び方をお教えいただけたら
とのことですが、これは非常に難しい質問です。
例えば、私のいる地域にも歩いて10~15分程度の範囲でもいくつも治療院、施術院がありますが、仮に私に何らかの不調が生じた時、そういうところに行って診てもらうか?と考えたら答えは「NO」です。なぜなら「どういうところかわからないから」。
治療院、施術院の情報を得るには、チラシや置き看板、HPがメインになると思いますが、それらには大抵いいことしか書かれていません。体験談などの形で「ずっと悩んでいた症状が改善しました」、「たった○回で体の問題から解放されました」なんて威勢のいい話を並べていても、「この症状は治りませんでした」、「○回かけても何も変わりません」といった話は表には出ないのです。中には「改善率○%」なんて書いているのもありますが、その値は誰が何を基準に算出したものなのでしょう?(少なくとも業界には算定基準などはありません。)
ならば口コミはどうなの?という疑問もあろうかと思います。私の意見としては「口コミは一定程度参考にはなるものの、それを鵜呑みにはしない方がいい」です。以前、ウチに来た患者さんは初回に「私はこれまで周りから勧められる治療をいくつも受けてきたけど全然ダメだった。だから仮にここで改善したとしても、私は先生の治療院を人に勧めることはしません」と言ってました。
ですから「疲れたからちょっと揉んでもらおうかな~」くらいならともかく、私が本当にツライ症状があって、どこかで診てもらうとしたら、セミナーなどで何度も会っていて、人となりや技術レベルをよく知っている先生のところに限ります。この業界には名人、達人、ゴッドハンドを自称する人は腐るほどいますが、口だけ達者で下手な先生のところなんかに行ったら、何も変わらないどころか余計に悪くされることさえありますからね。
ただ、そういう選び方は治療家同士だからできることで、一般の人には無理でしょう。
そこで次善の策として、行ってみようかなと思う治療院、施術院があるなら、一度電話してそこの先生と直接話をしてみてはどうでしょう。話し方や声の張りはもちろん、あなたの話をちゃんと聞いてくれるか、症状だけで「原因は骨のズレだ」、「神経が圧迫されてる」などと決めつけないか(例えば腰痛一つ取っても内臓性のものや心因性のものまであります)、検査もしていないうちから「ああ、治る治る」などと安請け合いしないか…など、直接話してみて初めてわかることがあります。
最近は「電話はおっくう」とか「知らない相手と話すのが怖い」などという人も少なくないようなので、どうしても電話は抵抗あるという場合は、次善の策としてメールなどでもいいので、先生がどんな人なのか(もちろん知識や技術も含めて)を確認することをオススメします。
また上の述べたこととは別に、私が治療院、施術院を見るポイントをHPにまとめていますので、よかったらご参考までに。
https://sokyudo.sakura.ne.jp/Suggestion.html
よい治療家、施術者に巡り会えますよう。
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普段はフリーの記者として、取材、執筆をしている者です。
10年前くらいから、パソコンで記事を書いていると、肩が異常にこり、仕事後には肩が上がらなくなるくらいです。
鈍い痛みもあり、毎回毎回、執筆のたびに悩まされています。
たまに数日間、仕事がなく、パソコンに向かう機会が少ないと肩こりも軽減されるので、おそらくパソコンを使うことが原因だとは思いますが、仕事なので、それをやめるわけにはいきません。
症状を改善するにはどうすればいいでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>10年前くらいから、パソコンで記事を書いていると、肩が異常にこり、仕事後には肩が上がらなくなるくらいです。
とのこと。
病院などの正規の医療機関の医師と同様、我々のような治療家もまず考えなければならないのが、そこに重篤な疾患の可能性があるかどうかです。あなたの症状は肩こりですが、肩こりが随伴症状として現れる重篤な疾患は少なくありません。心疾患による肩こりは必ず考慮すべき「いろはのい」ですし、他にも脳疾患、呼吸器疾患、消化器疾患などがあります。
あなたは
>普段はフリーの記者として、取材、執筆をしている者です。
と書いていますが、健康診断は受けていますか? もし健診を受けていないなら、まずはそれを受けるなり、病院など医療機関を受診するなりすることが先決です。仕事後には肩が上がらなくなり、鈍い痛みもあり、毎回毎回、執筆のたびに悩まされているなら尚更です。
次に、医療機関では特に異常は見つからなかったら、ということで述べます。
あなたの書いた相談内容から、症状を考える上で鍵となるかもしれないことをいくつか挙げてみると
・10年くらい前から、ということだが、それ以前はパソコンで記事を書くことはなかったのか? それ以前はパソコンで記事を書いてはいなかったなら、原因はパソコンである可能性が高い(例えばVDT労働による眼精疲労や電磁波など)。ずっとパソコンで記事を書いてはいたが10年ほど前から作業環境が変わったなら、原因は作業環境かもしれない(例えば作業中の姿勢の悪さ、暗い電灯の下での目の疲れなど)。そうしたことがないなら、原因はパソコン(やそれを用いた作業)ではないところに求める必要があります。
なお、あなたは
>たまに数日間、仕事がなく、パソコンに向かう機会が少ないと肩こりも軽減されるので、おそらくパソコンを使うことが原因だとは思いますが…
と書いていますが、そうとばかりも限りません。仕事そのものがストレスになって肩こりが出ている場合もあるからです。それについては次を。
・肩こりは「何かが肩にのしかかっている」ことを象徴していることが少なくない。例えば、あなたは今のその仕事が好きで続けていきたいと思っているか?、取材先や契約先からパワハラなどを受けていないか?、収入はそれなりの額が安定的に得られているか?、将来の生活設計は描けているか?、扶養しなければならない家族は?など、首肩のこりは得てしてそうした心理的な要因が強く関わっていたりするものです。そういうものは矯正やマッサージではどうにもならなりません。
他にも病院で治療の対象になるような重篤なものでないレベルのホルモン系の問題、自律神経系の問題なども考えられます。
筋骨格系の問題であるにせよ、ホルモン系、自律神経系の問題であるにせよ、心理的なものが強く関わっているにせよ、先入観なしに話を聞き、体を診るということをしなければ原因を探ることはできません。それは「ああ肩こりねー。そんなの原因は○○に決まっているよ。私のこの神業のような矯正にかかれば一発だ」などという先生に比べれば回りくどく、地味な作業の積み重ねですが、そうしたやり方に興味があるなら一度ご連絡を。
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2人の幼い子供を持つ母親です。
二年ほど前から、時々、右耳だけ、詰まったように声がくぐもって聞こえることが起こるようになりました。
何度唾を飲み込んでも良くなりません。
特に朝がひどくなるような気がします。
又、花粉の時期など鼻をよくかむ時期や、嵐の前の日などに、多く発症します。
全くならない日が続いたかと思えば、一週間くらい症状が出たりもします。
他に頭痛などの症状はないのですが、気になるしなんだか体調も悪くなるような気がします。
何が原因なのでしょうか?マッサージや、整体でよくなるでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>二年ほど前から、時々、右耳だけ、詰まったように声がくぐもって聞こえることが起こるようになりました。(中略)特に朝がひどくなるような気がします。又、花粉の時期など鼻をよくかむ時期や、嵐の前の日などに、多く発症します。全くならない日が続いたかと思えば、一週間くらい症状が出たりもします。
とのこと。
一側性の難聴としては、突発性難聴があります。
突発性難聴は音をうまく感じ取れない難聴(感音難聴)の総称で、ほとんどが左右の耳の一方だけに起こり、患者の年齢層は40~60代が多いと言われています。
ただ突発性難聴の場合、難聴の発生と前後して耳閉感(耳が詰まった感じ)、耳鳴り、めまい、吐き気などを伴うことが多いので、難聴だけでなくこれらの症状を伴って突発性難聴と診断されるようですが、あなたの場合
>他に頭痛などの症状はないのですが…
とも書いているので、突発性難聴に当てはまるかどうかは相談内容からだけでは分かりません。
なお突発性難聴では、できるだけ早く治療を受けないと難聴や耳鳴りが残ったり、ひどい時は聴力を失うこともあるので、注意が必要です。病院(耳鼻咽喉科)は受診されましたか?
実は私もつい最近、突発性難聴と診断を受けた人を施術しました。その人は病院と並行してウチに来ていましたが、非常に強いストレスを抱えていて、そこにアプローチしていくと耳の聞こえが急速に改善しました。その人が自覚的・無自覚的に抱えているさまざまなストレスが、不可解な症状を作り出していることは結構あります。それが難聴ならば、例えばその人には無意識的に「聞きたくないこと」、「耳をふさぎたいこと」があるのかもしれません。そして、それを炙り出していくことで症状が改善することもあるのです。
>マッサージや、整体でよくなるでしょうか。
ということですが、マッサージや整体「という技法」がそれを改善させるのではなく、マッサージや整体「を使う人」がそれを改善させるのです。「技法」そのものにポテンシャルがあっても、それを「使う人」にポテンシャルがなければ、そんな施術をいくら受けてもカネと時間の無駄遣いにしかならないでしょう。
とはいえ、HPやチラシ、あるいは「マスコミに取り上げられた」などといったことからそれを判断することは非常に難しいです(大抵いいことしか書いてないから)。
そこで前もって電話で施術者の先生と直接話をしてみることをオススメします。あなたの話をキチンと聞いてくれるか、根拠もなく「ああ治る治る」と安請け合いしないか、「そんなのは○○神経の圧迫だ」などと原因を決めつけないか、人柄に信頼が持てそうか、など、直接話してみないと分かないことも多いのです。
よい治療家、施術者に巡り会えますよう。
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40代の女性です。雑誌WEBライターをしています。
ほぼ終日座業のため、常時血行不良に悩まされています。
40代は体調の曲がり角といいますが、それを身をもって体感したのがここ1年ほどです。
極度の下半身の冷えとともにPMSの悪化(もともと強かったものがさらに)、上半身のみの発汗が辛くなってきました。
PMSのおもな症状はめまいや片頭痛、腹痛、吐き気、手足の痺れなどですが、それに伴い首のこわばりや精神的な落ち込みが起こります。
加えて“冷えのぼせ”が重なり、布団の中でも冷えて寝付けなかったり、汗が気になって制汗剤を多用したりして、日々暮らしにくいと感じます。
全身が常になんとなくダルく、何かの病気なのかと思ってしまいます。
プチ更年期障害なのか、それともよく40代女性の病気で耳にする甲状腺機能の関係なのか、少し不安に思っています。
私に当てはまりそうな病名があれば教えてください。
またこれが生活習慣病だとすれば、どのような対策を取れば楽になるでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
40代で体調不良ということで、
>私に当てはまりそうな病名があれば教えてください。
>またこれが生活習慣病だとすれば、どのような対策を取れば楽になるでしょうか。
というご質問です。
ところで、あなたは雑誌WEBライターとのことですが、何らかの組織(企業)に所属しているのでしょうか、それともフリーの契約ライターでしょうか? 前者なら年1回くらい健康診断を受けていると思いますが、そこで以前と違う何らかの変化は出ていないでしょうか? 後者でも区市町村から健康診断の通知が来ていると思いますが、それを定期的に受けていますか? もし健診を受けていないなら、まずはそれを受けるなり、病院など医療機関を受診するなりすることが先決です。
>プチ更年期障害なのか、それともよく40代女性の病気で耳にする甲状腺機能の関係なのか、少し不安に思っています。
ということなら尚更です。
治療家の私が言うのも何ですが、接骨院/整骨院、鍼灸院、整体院などの治療で院は医療機関の代わりにはなりません(中には「病院なんかに行っても何も分からない」などと西洋医学を否定する先生もいますが、それは無責任で傲慢な言葉だと思います)。
次に、医療機関では特に異常は見つからなかったら、ということで述べます。
書かれた内容からは、ホルモン系の問題、自律神経系の問題などを疑わせる箇所が見受けられますが、これらは実際に診てみないと何とも言えませんので、あくまでその可能性があるということだけです。
また仮にそうだったとしても、それは単に年齢だけで起こるわけではありませんし、それが体調不良の本質かどうかも分かりません。例えば、つい甘いものや脂っこいものを食べてしまうことでこうした症状が出ているとしても、そうしたものを食べてしまう背景には、もしかしたら仕事上の不満、人間関係のストレス、将来に対する不安(特にお金に対する不安)などがあるのかもしれなせん。であれば、それらを解きほぐしていかない限り、食生活は改善しても不満や不安を解消する矛先が別のものに変わるだけになってしまうでしょう。
あなたの書いた相談内容を見ると、症状については具体的に詳しく述べている一方で「これが生活習慣病だとすれば…」と聞いていながら、あなた自身のことは「40代の女性です。雑誌WEBライターをしています。ほぼ終日座業のため…」としか書かれていません。そこから私などは「この人は意識的にせよ無意識的にせよ、こうした症状の背後にあるものから目をそらそうとしてるのでは?」と思ってしまうのです(少しうがった見方かもしれませんが)。
いずれにせよ、矯正一発、鍼1本で片が付く問題ではないでしょう。ホルモン系、自律神経系の問題であるにせよ、その背後にあるものまで含めて解きほぐしていきたい、ということなら、ご連絡ください。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
http://sokyudo.sakura.ne.jp
在宅ワークをしている50代の主婦です。
朝起きたら肩に激痛が走り、寝返りをうつこともできないくらいの痛みに襲われました。
肩が痛すぎて腕が上がらず、洗濯物を干すのに時間がかかる毎日です。
肩の痛みに襲われて、もう1か月くらいになるのですが、少し痛みが引いたり、また朝起きたら、激痛が走ったりの繰り返しで、シップを貼っているのですが、五十肩かなと思ってしまい、病院へは行っていません。
どうやったら、痛みから解放されるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
50代で肩に激痛があり腕が上げられない…といった内容から、何も考えていなければ「それは五十肩でしょう」などと答えてしまうかもしれません。
四十肩・五十肩は正式な病名ではなく単なる俗称なので、何をもって四十肩・五十肩と呼ぶかは人それぞれですが、一般には「肩関節周囲炎」のことをいいます。そして肩関節周囲炎では確かに「肩に痛みがあって腕が上がらない」という症状が出るですが、普通、初期は夜中に眠れないほど強い痛みを発する夜間痛があり、その夜間痛が治まる後期からは痛みはないのに腕が上がらない凍結肩になる、という特徴的な経過を辿ります。
あなたの場合、
>朝起きたら肩に激痛が走り、寝返りをうつこともできないくらいの痛みに襲われました。
>朝起きたら、激痛が走ったりの繰り返し…
と書いていますが、本当にこの通りだとするとそれは夜間痛ではなく、典型的な肩関節周囲炎の症状と異なることから、(狭い意味の)四十肩・五十肩ではないと言えるでしょう。
では何か?ということについては、書かれた内容だけでは症状が生じた前後の生活や仕事の状況などが分からないので、分からないとしかお答えできません(もちろん、テキトーに「これが原因です」「こうすれば治ります」的なことを書くことはできますが、そういう回答がご希望なら既に他の人たちが書いているので)。
ただ、あくまで一般論とお断りした上で注意を申し上げれば、「症状が肩にあるにしても、原因が肩の周囲など、局所的な筋骨格系のものであるとは限らない」ということは頭の隅に置いておいた方がいいでしょう。例えば、内臓なら肺、心臓、肝臓、膵臓、脾臓などの疾患で肩に痛みや動きの制限が出ることはよくあります。なた仕事の重圧や金銭的な不安などが首肩の症状として出ることも珍しいことではありません。
この質問への回答を参考にするにせよ、医療機関や各種療法の治療院を頼るにせよ、そうしたことを念頭に置いておくと、相手の言葉を真に受けて効果のないことを延々と繰り返す愚は、ある程度避けられるでしょう。あとは何とか良きアドバイザーや良きセラピストと巡り会えますように。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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当方は福祉施設に勤務する生活支援員です。35歳の男性です。
日々利用者様のお力になれますように、精進しております。
今年の春頃から、右腕が上がらなくなりまして、力が入らなくなりました。
医者に診てもらったところ、何ともないという事でした。
「恐らくですが、ストレスじゃないですか?ストレスでこういう症状ってあるの?と思うでしょうが、あるのです。本当に何ともないですからね」と言われました。
現に力が入る時と、腕が上がる時もあるのも事実・・・ですが、力が入らない時、腕が上がらない時は買い物もしんどいのも事実です。
そこで、この症状を改善する方法はあるのでしょうか?
ストレスだと思いますので、少しでもストレスを減らしたいと思っておりますが、効率的なストレスの減らし方を教えてもらえると有難いです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>今年の春頃から、右腕が上がらなくなりまして、力が入らなくなりました。
とのこと。相談内容に書かれたことだけでは肉体的な要因は不明ですが、医師から言われたという
>「恐らくですが、ストレスじゃないですか?」
は恐らく、的を射ていると思います。というのも、あなたが
>日々利用者様のお力になれますように、精進しております。
と書いているからです。
もちろん、この言葉に嘘はないのでしょうし、あなたはそういう気持ちで日々仕事を頑張っておられるのでしょうが、私はカッチリとした建前の塊のような(気に障ったなら失礼!)この言葉の中に、あなたが強いストレスを抱えているだろう、ということを感じるのです。
肉体に生じる異変は必ずしも肉体上の問題に起因するわけではありません。というより、むしろ肉体上の問題に起因しないものの方がずっと多いです。実際、医師の言う
>「ストレスでこういう症状ってあるの?と思うでしょうが、あるのです」
ということは、私にも何度か経験があります。興味があれば、私のHPのコラム「首が回らなくなった原因は?」を見て下さい。
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0042.html
>効率的なストレスの減らし方を教えてもらえると有難いです。
という依頼ですが、そのためには「何がどうストレスなのか」をあなた自身が把握する必要があります。もしそれが仕事に関してのものであるなら、
>日々利用者様のお力になれますように、精進しております。
という建前論の裏で、「本当は自分はどう思って/感じているのか」というところに目を向ける、ということをしてみてはどうでしょう。
あなたの右腕が上がらなくなった、というのは、もしかすると「もう自分は何かを支えられない/支えたくない/支えるのはイヤだ」という、あなた自身の心の声が表面化したものかもしれませんから。
「そのストレスを具体的にどう解消するか」というのは、その先のことです。
「本当は何がストレスになっていたのか」に気づくだけで症状が消えてしまうことも多いですが、それでも症状が残るようなら、改めて当方までご相談下さい。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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40代の女性です。いつもデスクワークをしています。
1年前にも一度だけ感じたことがあったのですが、2週間前から手の親指がしびれるようになりました。
指先から手のひらの親指に近いところがしびれます。
たいていは朝起きたときにしびれが強目で、日中はかなり軽くなります。
じわじわとしびれる感じなので、仕事に支障はありませんが心配です。
これは何が原因なのでしょうか?
また、自分でできるケアの方法などを教えていただければありがたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>2週間前から手の親指がしびれるようになりました。
>指先から手のひらの親指に近いところがしびれます。
とのこと。しびれが生じているという部位から、母指から手のひらの約半分までの皮膚知覚を担当する神経である正中神経が障害されているのではないかと思われます。そして正中神経が障害される代表的な疾患の1つに、手根管症候群があります。
正中神経は指を動かす腱と一緒に、手首の部分の手根管という管状の構造を通過します。この手根管に何らかの原因で炎症などが起こり、それによって正中神経が障害されて担当する部位にしびれや痛みが現れるのが手根管症候群です。手根管症候群は症状が進行すると、しびれや痛みだけでなく筋肉自体も萎縮することがあります。一般に40代以降の、よく手を使う女性に多いとされているので、それも
>40代の女性です。いつもデスクワークをしています。
というあなたに当てはまります。
手根管症候群かどうかを見る検査としては、手首を手のひら側にいっぱいに曲げた時に、正中神経が担当する範囲にしびれが出たり、しびれが強まったりするかどうかを調べるテスト(ファレン・テスト)などがあります(が、これだけでは確定診断はできません)。
手を過度に使わないようにすることで自然に回復することもありますが、症状が長引いたり筋肉の萎縮が見られるようなら、セルフケアに固執せず、信用できるところで手根管症候群かどうかを調べ、必要な措置を講じることが必要でしょう。
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