私は、40代の男性ですが、普段は臀部痛のため、立ちながらデスクワークをしています。
臀部痛になったのは、今から5年くらい前になります。
臀部痛が生じるのは、20分以上座り続けた時です。
臀部痛の場所は、臀部と椅子の接地面です。
座り続けていると、臀部の筋肉と皮膚の間あたりに、若干のしびれが含まれたような痛みが生じてきます。
整形外科に行っても、病名はわかりませんでした。
私の臀部の痛みは、整体で治るのかどうかを知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
殿部痛とのことですが
>座り続けていると、臀部の筋肉と皮膚の間あたりに、若干のしびれが含まれたような痛みが生じてきます。
とあるので、殿部の皮膚知覚を司る神経のどれかが障害されているのではないかと思われます。
>臀部痛の場所は、臀部と椅子の接地面です。
ということから、痛みがあるのは殿部の中でも下殿部であるとするなら、障害されているのは後大腿皮神経である可能性があります。逆に痛みがあるのが上殿部や中殿部なら、第1~3腰神経と第1~3仙骨神経によって作られる上殿皮神経や中殿皮神経である可能性を疑います。
最終的にどんな施術法──鍼灸、マッサージ、揉み、テーピング、アジャストメント(矯正)、筋膜リリース、頭蓋仙骨療法、操体法、などなど──を使うかは治療家によって変わりますが、どの神経が障害されているか正しく検出し適切に処理すれば、改善するだろうと思います。
参考になれば幸いです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
デスクワークをしている40代の会社員ですが、最近肩がやたら凝ることもあってそれが原因なのか頭痛が小刻みに痛んできます。
平日は職場で毎日パソコンに向かってキーボード入力をしていることもあって、肩がやたら凝ります。
そして、それに伴うように頭痛がしてきます。
それからその頭痛の間隔が小刻みで起こるので、整体院に一度行った方が良いのかと思っています。
ですがその前にまずは自宅で簡単にできる肩こりをほぐせる方法があればお教え下さい。
肩こりをまずは早くは改善したいので、是非ともお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛についての相談で
>平日は職場で毎日パソコンに向かってキーボード入力をしていることもあって、肩がやたら凝ります。そして、それに伴うように頭痛がしてきます。
とあります。
肩こりと頭痛が連動して起こる(とあなたは感じている)ようで、肩こりによって誘発される頭痛があるのも事実ですが、あなたは40代ということなので、まず最初に注意すべきこととして…
頭痛に関しては、あなたがその歳になって初めて頭痛を経験したとか、頭痛は経験してきたけれど最近の頭痛はこれまでのものとは違う、というようなことがあるなら、脳の疾患の可能性もあります。
また肩こりに関しては、肺などの呼吸器、心臓などの循環器、胃や膵臓などの消化器の疾患によっても起こることがあります。
ですから、念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
その上で、特に重篤な疾患がないという前提で述べると、私が気になるのは
>最近肩がやたら凝る…
という部分です。以前はそんなことはなかったのだとすると、一体何が変わったのでしょう? 業務内容? 使用機器/ソフト? 上司/部下? 住まい? 家族関係? 交友関係? 肩こりというと条件反射的に姿勢の悪さをあげつらう人がいますが、原因はそれだけではありません。上に述べた内臓疾患によるもののほか、ストレスなど心理的・精神的な要因による肩こりも多く、これらは揉みやストレッチでは(一時的には改善したとしても)解消されません。
>まずは自宅で簡単にできる肩こりをほぐせる方法があればお教え下さい。
と要望していますが、それ以前に必要なのは本当の原因は何かを探ることです。的外れなことは、どれだけやってもムダにしかならないからです。
>肩こりをまずは早くは改善したい…
というあなたは、これまでも人に聞くなりネットで調べるなりして、ストレッチや運動で肩こりの解消を試みてきて、それでも効果がないので、わざわざここに質問してきたのではないでしょうか。だとするなら、それで効果がないのは、あなたの肩こりがそもそも筋骨格系の問題で起こっているのではない左証かもしれません。それなら
>整体院に一度行った方が良いのかと思っています。
と書いているように、まず専門家に診てもらう方が結果として近道ではないでしょうか。
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これまであまり気にもとることがなく、自覚症状もほとんど無かった頭痛が悩みの種です。
近年、気圧の変化を受けやすい人も多い、とはよく耳にすることもありましたが、まさか私自身もそうなのかと驚いています。
特に何の原因も無く、しつこい頭痛がするかと思えば気圧が急激に下がっており、知らない内に影響を受けやすくなっていたようです。
また、頭痛の原因も複合的に思え、疲労はもとより肩こりに起因することもあり、早急な解決方法が見つからずに困っています。
取り急ぎ飲みなれない頭痛薬でその場をしのぐことがほとんどです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>これまであまり気にもとることがなく、自覚症状もほとんど無かった頭痛が悩みの種です。(中略)特に何の原因も無く、しつこい頭痛がするかと思えば気圧が急激に下がっており、知らない内に影響を受けやすくなっていたようです。
とのこと。
天気の変化によって頭のほか体のさまざまな部分に痛みが出たりする、いわゆる天気痛というのはありますが、その前に一応注意すべきこととして、あなたが中年以上で、その歳になって初めて頭痛を経験したとか、頭痛は経験してきたけれど最近の頭痛はこれまでのものとは違う、というようなことがあるなら、念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
その上で、あなたの相談内容には頭痛の具体的な症状(例えば痛みの性状など)が書かれていないので総花的なことしか言えませんが、以下、重篤な疾患はないという前提で述べれば…
あなたの頭痛が天気痛なのかどうかは相談内容からだけでは何とも言えません。実際、あなた自身が
>頭痛の原因も複合的に思え、疲労はもとより肩こりに起因することもあり…
とも書いていますし。
ちなみに、あなたは男性のようですが、天気痛は女性に多く、一説には女性の約半数が天気痛持ちだとも言われています(ただし天気痛は頭痛とは限らないので、全員が頭痛を起こすというわけではありません)。急激な気圧や寒暖の変化がストレスとなって自律神経のバランスが乱れて起こる、というのが今考えられている発症機序です。
天気痛による頭痛は多くの場合、片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛です。
片頭痛はズキンズキンという拍動性の強い痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。カフェイン、アルコール、激しい明暗の変化など特定のもの/ことが引き金になることが多くあります。
緊張性頭痛はストレスが原因となって、頭が締め付けられるような感じやズーンとした頭の重さを感じる頭痛です。長時間、無理な姿勢を取るなどの身体的ストレスから、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなることで起こることもあります。
また1次性頭痛にはもう1つ、群発性頭痛もありますが、あなたの頭痛とは違うように思われるのでここでは省略します(興味があれば調べてみてください)。
他にも考えられるものとしては、眼精疲労など目から来る頭痛、咬合(=噛み合わせ)の異常など歯から来る頭痛、副鼻腔炎など鼻から来る頭痛などもあります。
これらに対してはネットなどにもさまざまな対処法が挙がっていますが、自身の頭痛と合っていなければやってもあまり意味がありません。ですから、何が原因なのか病院や治療院などで診てもらった方がいいと思います。
なお、頭痛の市販薬には鎮痛成分以外にカフェインなどが含まれているものがあり、そうした成分が頭痛を引き起こす可能性もあるので、それについてもご留意ください。
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普段からオフィスでデスクワークを行っています。
主に座って書類を扱うパソコンを扱う時間が長いです。
その中では集中して長期間行う作業もあります。
しかし座位で同じ体勢だとだんだんと腰が痛むと感じます。
痛みが集中を邪魔して結果的に作業効率が落ちます。
立ち仕事もありますが、その際にも腰へ負担となって作業が進みません。
何か物と掴んで上げ下げする時に痛みが走ります。
これを治癒したいですが、仕事を休むことが出来ずに医者にかかることもできない状態です。
解決方法があれば是非知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛で
>座位で同じ体勢だとだんだんと腰が痛むと感じます。
と書いていますが、腰痛の原因はさまざまで、一見典型的な腰痛症と思われるものでも、筋骨格系の問題が原因とは限りません。あなたの腰痛も長時間の坐位がトリガー(の1つ)だとしても、むしろ私には、あなたの抱えるストレスの方が腰痛の原因になっているようにも感じます。
>これを治癒したいですが、仕事を休むことが出来ずに医者にかかることもできない状態です。
という点については、あなたの仕事や生活の状況は分かりませんが
>痛みが集中を邪魔して結果的に作業効率が落ち
ているにもかかわらず仕事が休め/休ま?ないというのは、あなたから進んで状況を悪くしているだけのように見えます(そういう意味では、あなたは本当は治したいとは思っていないのかもしれません)。ですから
>解決方法があれば是非知りたいです。
というのも言い換えれば、(手間のかからない小手先の技で)ちょこっとやれば痛みが楽になる上手い方法を教えてくれ、ということでしょう。
世の中には、あなたの求めに応じてそういう方法を教えてくれる先生がいるかもしれません。が、それによって短期的には上手いこと痛みを誤魔化してやり過ごすことができたとしても、多くの場合、中・長期的には決して体のためになりません。例えば、その腰痛が内臓疾患から来ているものだとしたら、それに気づいた時にはもう仕事を休む程度ではすまなくなることもあるからです(これを大袈裟な脅しと感じるかもしれませんが、現実にそういうケースがあることは知っておくべきです)。
で、肝心の問題の解決法ですが、それはもう決まっていて、一度キチンとした専門家の元で何が原因なのかを探ってもらうことです。それが遠回りに見えて、実は一番の近道です。正しく原因が突き止められれば、そこから適切な対策を立てることができるからです(逆に、的外れなことは何をどれだけやっても対策にはなりません)。そのためには、あなたも相応の代価(それが時間なのかお金なのか、それとも別の何かなのかはともかく)を支払わなくてはならないのです。
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50代女性女性です。
元々冷え性気味ではありましたが40代後半から手や足先の冷えがひどくなってきました。
50代に入ってからは下半身、特にお尻から膝にかけての冷えが出始めました。
常に太ももは冷たく毛布などで温めると更年期のせいなのか首からは上あつくなりぼーっとしてくるのに肝心な冷えている場所は冷たいままで困っています。
いろいろ情報を集めて足首や仙骨付近にカイロを貼ってみたり半身浴をしてみたり、食事に気を配っていますが根本的な改善にならず困っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
冷え性とのこと。確かに50代という年齢から考えて更年期障害の可能性が疑われます。根本的な解決を目指すなら、その取っかかりとして、例えば私ならホルモン、特にエストロゲン(卵胞ホルモンのことですが、いわゆる女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスなどを調べるかもしれません。ただそれには知識や技術やツールが必要で、普通の人がちょっとネットや本で調べてできることではありません。
代わりに自分でできそうな方法を1つ。相談内容のうち
>下半身、特にお尻から膝にかけての冷えが出始めました。常に太ももは冷たく毛布などで温めると更年期のせいなのか首からは上あつくなりぼーっとしてくる…
という下りから、あなたは東洋医学(中医学)的には上実下虚(大雑把に言えば、下半身は必要なもの、例えば気が不足していて、逆に上半身は不要なもの、例えば熱邪がある)状態と考えられます。こういうケースは下半身は気を補い、上半身は熱邪を取り除く施術を行なったりします。自身で行うには後者は難しいので前者だけ述べると、左右の足三里穴や三陰交穴、(また手伝ってくれる人がいるなら)腎兪(じんゆ)穴などにお灸してみてはどうでしょう(ツボの位置はネットなどで調べてください)。せんねん灸タイプのお灸なら、火傷の跡もつかず手軽にできます。まずは1箇所に3壮(お灸は1壮、2壮、…と数えます)くらいずつで。
以上、参考までに。
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デスクワークをしている30代女性です。
2週間程前から頭がズーンと重い症状があります。
季節の変わり目で自律神経が乱れているのか、頭の症状が顕著で気分も優れません。
集中力も長続きせず、デスクワークをしていても何度も手が止まってしまいます。
頭を抱えてしまう事が多くなったため、首や肩も常に凝っています。
市販の頭痛薬を飲んでもイマイチすっきり感がありません。
この頭の重みを何とか緩和する事は出来ないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>2週間程前から頭がズーンと重い症状があります。
とのことで
>この頭の重みを何とか緩和する事は出来ないでしょうか?
という質問です。
そのためには原因を絞り込む必要がありますが、いかんせん手掛かりが「2週間程前から頭がズーンと重い」だけでは、それは非常に難しいです。なので、ここでは考えられる可能性を列挙することにしました。
まず前提として、あなたはこのような(2週間も続く、あるいはズーンと重い)頭痛、あるいはもしかしたら頭痛自体、これまで経験したことがない、と仮定します(これまでも何度か経験したことがあるなら、あのような書き方はしないのでは、と思うので)。
それで、もしウチにあなたのような訴えをする患者が来て、上で私が仮定した通りだったら、私はまず医療機関の受診を勧めます。というのは、(あなたは30代ということなので)中年以降に初めて頭痛になったり、これまでとは違う頭痛が起こったりした場合は一応、脳の疾患の可能性を疑う、というセオリーがあるからです。既に病院で検査を受けていて、特に大きな疾患は見つからなかった、ということならいいですが、そうでないなら念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
ここからは、脳疾患によるものではないとしたら、ということで述べます。
>季節の変わり目で自律神経が乱れているのか…
と書いているように、気圧の変化によって引き起こされる天気痛の可能性。ただ天気痛だとするなら、これまでも何度か/何度も経験してきていると思うので、今それをことさら問題だと訴えるだろうか?という疑問があります。
季節の変わり目ということなら、季節性鬱のような状態にある可能性も考えられます。実際あなたは
>頭を抱えてしまう事が多くなったため…
と書いています(ついでに言うと、この「頭を抱えてしまう事が多くなった」ということと「頭がズーンと重い」ということの間には、不思議な相同性が感じられます)。
また今はインフルエンザや麻疹(はしか)が流行していますし、新型コロナなども含めた感染症の可能性も考える必要があるでしょう。インフルや麻疹は咳、鼻水、発熱、発赤などカゼ様症状が主ですが、頭痛が出る場合もありますし、頭痛は新型コロナの感染で典型的な症状の1つです。
「頭がズーンと重い」という点を頭痛の型に当てはめるなら、これは緊張性頭痛のように思われます。緊張性頭痛は長時間、無理な姿勢を取ることなどで、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなることで起こると言われています。身体的なストレスだけでなく、精神的なストレスが原因で起こることもあります。この点は
>頭を抱えてしまう事が多くなったため、首や肩も常に凝っています。
という部分と合致しています。可能性という意味ではこれが一番近いと思いますが、だからといって上に挙げたような別の可能性を無視していいわけではありません。医療の進め方は、最悪の可能性から順に除外していく、ということなのですから。
以上、すぐに思いつくケースを挙げてみました。まだ他にも考えられるケースはあると思いますが、対処するにしても、原因からかけ離れたことをやっても意味がないので、参考になれば幸いです。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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普段からオフィスワークを行っています。
男性であることから、女性がやらないような力仕事の事務作業もあります。
特に半期ごとに行う整理整頓の大掃除作業では力仕事が多いのです。
その際に腰、肩に痛みがあって以前よりも動くがスムーズでなくなったことに気づきました。
思えば日頃からもパソコン仕事などで肩が重く感じることがありました。
最近では徐々に肩まわりの筋肉が落ちたのか、それか骨がもろくなったのか、以前よりも違和感があって作業に集中出来ないことがあります。
肩が痛むことで作業に集中できずにパフォーマンスが落ちるのは本当に困ります。
この症状の早期回復方法があれば教えてもらいたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>以前よりも(肩に)違和感があって作業に集中出来ないことがあります。肩が痛むことで作業に集中できずにパフォーマンスが落ちるのは本当に困ります。
とのことで
>この症状の早期回復方法があれば教えてもらいたいです。
という質問です。
肩こりには、筋骨格系の問題(筋疲労、骨格の歪みなど)、内臓系の問題(肺呼吸器疾患、心血管疾患など)、目や歯の問題(眼精疲労、咬合(=噛み合わせ)の異常など)、心理的・感情的な問題など、さまざまなものがあり、その中の何が原因かを探る必要があります。あなたは
>普段からオフィスワークを行っています。
と書いていますが、そのことが肩こりと関係するかどうかは分かりません。多くの人が、「デスクワークばかりしてるから」、「毎日のように長時間パソコンを使ってるから」と原因「らしきこと」を言い立てますが、本人が原因だと思っていることと実際の原因とは違っていることがしばしばあります。冷静になってより広い視野で、改めて自身の心身の状態を考える必要があると思います。
その上で、私があなたの書いた質問内容を読んでいて感じたことがあるので、それについて述べます。それは
>男性であることから、女性がやらないような力仕事の事務作業もあります。特に半期ごとに行う整理整頓の大掃除作業では力仕事が多いのです。
の下りです。ここからは、あなたが(無意識に?)感じている“被害者意識”のようなものがうかがえます。そのことと肩こりを安易に結びつけるのはいささいか乱暴ですが、可能性の1つとして敢えて言うなら、あなたはひどい肩こりになることで、こうしたことをさせられる“被害”から逃れられる「特権」を得ることができます。更に言えば、作業効率が上がらないことの言い訳にも使えます(「肩こりがひどくて作業に集中できないんですよ。私が悪いわけじゃありません。肩こりが悪いんです」と)。だとしたら「ひどい肩こり(である私)」は手放せませんよね。
あなたが実際にそうかどうかはともかく、こういう人が一定割合でいるのは事実です。表層心理では「治りたい/治したい」と思っていても、深層心理では「治したくない。この状態を手放したくない」という人が。こういうのを心理(学)的逆転といい、それがある人はまずそれを解く必要があります。
我々はこうした可能性を含めて、さまざまな角度から原因を探っていくのです。自身の心身を振り返る上で参考になれば幸いです。
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私は40代女性ですが、毎日6時間以上座り仕事をしています。
30代の頃は平気でしたが、40代になってから座っていて少し腰に痛みというか違和感を感じるようになってきました。
特に生理中や生理前は症状が出やすく、なぜか右か左どちらかの腰に違和感を感じやすいです。
違和感というのは何となくダルさを感じるような、重たさを感じるようなイメージです。
痛いまではいかないので今のところ何も対策はしていませんが、今後症状が酷くなっていかないか心配です。
予防策などありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
長時間の座り仕事をしていて腰痛(実際は違和感)が出るようになった、ということで
>特に生理中や生理前は症状が出やすく、なぜか右か左どちらかの腰に違和感を感じやすいです。違和感というのは何となくダルさを感じるような、重たさを感じるようなイメージです。
と書いています。
これだけで断定はできないので、あくまで1つの可能性、ということで述べるなら、あなたの言う腰痛(ないしは腰の違和感)は、筋骨格系の問題から生じるものではなく、内臓(もしかすると泌尿生殖器系)の問題から来る関連痛かもしれません(泌尿生殖器系による関連痛は腰や下腹部などに出ることが多いです)。
ついでに東洋医学(中医学)的な見立てをするならば、「何となくダルさを感じるような、重たさを感じるような」ということから、腎虚証があるのではないかと推察します。教科書的には腎の臓(これは必ずしも西洋医学的な意味の腎臓と同じではありません)が弱くなると、腰や膝に酸痛(ズキッとするような痛みとは違う、鈍いような重いような痛み)が出やすくなる、とされています。なお、腎虚証には年齢的なものも関わってきます。
もちろん、上に述べたことはあなたが書いた内容から考えられることの1つでしかありません。
>予防策などありますでしょうか?
という質問ですが、的外れなことをどれだけやっても予防にはなりません(例えば、仮に内臓の問題から来る関連痛であれば、ストレッチしたり筋肉をほぐしてもあまり意味はありません)。ですから気になるようなら、正しく原因を探るためにも、信頼できる専門家を探して一度、実際に診てもらうことをオススメします。
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高校生の時まで肩こりなど一度もなった事がなかったのですが、美大受験の為に美大専門の予備校へ通い、そこで長時間デッサンの練習をしていたら肩こりを発症しました。
そこから癖になったのか、大人になってからも肩こり持ちになってしまい、長時間のデスクワークや寝相が悪かったりした時は肩こりになってしまい、苦しんでいます。
まだ肩こりだけなら何とかなるのですが、ひどい時はそこから頭痛になる事もあります。
この時が最悪で頭痛になってしまうと何も作業が出来なくなってしまい、そうなると温かいお風呂に入り頭痛薬を飲んで寝るしか方法がありません。
その為肩こりになる度に、どうか頭痛にならないようにと願うようになりました。
これは現在進行形で今も続いている悩みです。
どうすればこの痛みがなくなりますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりで
>ひどい時はそこから頭痛になる事もあります。(中略)その為肩こりになる度に、どうか頭痛にならないようにと願うようになりました。
とのこと。
肩こりから頭痛を併発することは実際にあり、あなたのケースは片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛の可能性があります。
片頭痛は光や音、匂い、味などさまざまな刺激やストレスによって起こり、こめかみの付近にズキンズキンという拍動性の痛みを感じるのが特徴で、吐き気や嘔吐などを伴うこともあります。痛みは一般に激しいものですが、終わってしまうと嘘のように消えてしまいます。
緊張性頭痛は肉体的、精神的なストレスが引き金となって頭や首を囲む筋肉が過剰に緊張して起こるもので、鈍痛あるいは頭が締め付けられるような感じ、頭重感が現れます。首肩のこりを伴うことも少なくありません。
肩こりから頭痛になる、という点では緊張性頭痛のような気もしますが、緊張性頭痛の痛みはそれほど強くないので
>頭痛になってしまうと何も作業が出来なくなってしまい、そうなると温かいお風呂に入り頭痛薬を飲んで寝るしか方法がありません。
という点と合わない気がします(「何も作業が出来なくなってしま」うほど強い痛みは、むしろ片頭痛の特徴です)。
が、あなたの場合はそれ以外のケースも考えられます。それは
たまたま肩こりがひどいときに頭痛が起こり、そこから肩こりがひどいと頭痛になると思い込んでしまった
というケースです。言い換えると、強い思い込みによって、肩こりがあると無意識的に本来起こるはずのない頭痛まで引き起こしてしまう、というものです。その場合、その無意識のリンクを切る必要があります。
いずれにせよ、その頭痛がどういう機序で起こっているのかを突き止めないと意味のある対策も立てられません。そのためには各種療法の治療院などを頼ることを考えてみてもいいでしょう。
もちろん、頭痛の中には放っておくと危険なものもあります。あなたの年齢はわかりませんが、その頭痛が中年以降に初めて起こったもの、というようなことがあれば念のため一度、病院など医療機関を受診することをオススメします。
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現在、整骨医院で電気治療を受けているがよくなったり、悪くなったりの繰り返しです。
前に、NHKBSで東洋医学の特集を放送していたのを見たんですが、両耳たぶに二箇所のツボがあって
そこに5ミリの鍼をうつと、脳への痛みの信号が減少する効果があるということなんですがどうでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛で
>現在、整骨医院で電気治療を受けているがよくなったり、悪くなったりの繰り返しです。
>前に、NHKBSで東洋医学の特集を放送していたのを見たんですが、両耳たぶに二箇所のツボがあってそこに5ミリの鍼をうつと、脳への痛みの信号が減少する効果があるということなんですがどうでしょうか。
という質問です。
NHKでは時々、東洋医学をプッシュするような番組が放送されていて、私も「これは東洋医学のいい宣伝になるな」と思っているクチではあります(実際、あなたもこうして質問してきましたし)。が、それはそれとして…
あなたは今、整骨院(質問には「整骨医院」と書いていますが、整骨院は医療機関ではないので「医院」という名称は使えません)で施術を受けていて、全く効果がないわけではないようです(実際、「よくなったり、悪くなったりの繰り返し」と書いています)。であれば、まずはそこの先生に改善の見通しを聞くべきでしょう。そこで納得いく説明がない、質問してもはぐらかされる、等々あって、もうこの先生は信用できない、ということなら次を考えてもいいと思いますが、そうでないなら、その整骨院の先生を使い倒すことが先決だと思います。その上で…
あなたはテレビで見て耳鍼に興味があるようですが、耳鍼にせよ他のどんな施術法にせよ、「○○療法だから効く」ということはありません。効くか効かないかは施術法の違いではなく、原因を見極めて適切な処理を行うかどうか、です。
で、あなたの腰痛の原因は何ですか? 「腰痛は腰痛だろ。筋肉の損傷だ。それ以外に原因も何もあるか!」と仮にあなたが考えているなら、それは大きな間違いです。一口に腰痛といっても、原因はさまざま。腰ではなく膝など別の部位の損傷から腰痛になる人もいれば、強い怒りの感情から腰痛を起こす人も、噛み合わせの悪さが原因で腰痛になる人も、癌などの内臓疾患の関連痛で腰痛が出る人もいます。だから「腰痛なら○○のツボに耳鍼しさえすれば治る」というものではないのです。そこを勘違いすると、「テレビで耳鍼がいいと言っていたので耳鍼を受けているが、よくなったり悪くなったりの繰り返しです」になるだけですよ。
それを理解した上で、耳鍼を受けたいなら、地域名と一緒に「腰痛 耳鍼」とでも入れてネット検索すれば、通える範囲内に何軒か(何軒も?)見つかるでしょう。あとは、そこがちゃんと原因を調べた上で耳鍼の施術をしてくれるかどうかです。
ちなみに私も鍼灸師ですが、耳鍼は使いません。耳鍼を使わなくても施術するのには何も困らないから、というだけの理由ですが。一応、参考までに。
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40代の男性です。
普段からパソコンを使う業務が多く、慢性的に肩がこっています。
できるだけ猫背にならないようにして、休憩時には肩や腕をまわす運動をしていますがあまり効果がありません。
また肩こりの症状がひどいときは奥歯の辺りが痛くなったり、耳が聞こえにくくなったりします。
歯科医や耳鼻科で診察してもらっても特に異常はなく、自分では肩こりが原因なのではないかと思っています。
もし何か良い対策があれば教えてください。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>肩こりの症状がひどいときは奥歯の辺りが痛くなったり、耳が聞こえにくくなったりします。歯科医や耳鼻科で診察してもらっても特に異常はなく、自分では肩こりが原因なのではないかと思っています。
とのこと。
まず注意しなければならないこととして、しばしばAとBが同時に起こるとしても、だからといってAとBは関係しているとは必ずしも言えない、ということがあります。あなたの相談内容では、肩こりと歯痛や耳の聞こえづらさの間の関連はあるともないとも言えません(「本人がそう言うなら、そうなんだろう」などというのは、医療でも何でもありません)。ですから、その辺りは冷静に検討する必要があると思います。
その上で、「あくまで1つの見立て」として、肩こりと歯痛、耳の聞こえづらさを一元的に説明できるケースを述べれば、それは心疾患から来る肩こりです。
心疾患でしばしば肩こり様の症状が現れることはよく知られています(教科書には「よく左肩~左上腕のこりや痛みを訴える患者は心疾患の可能性を疑え」とありますが、実際には「左」とは限らないようです)。そして狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、顔面の痛みや歯の痛みが現れることは珍しくありません。加えて東洋医学(中医学)的には、手の少陰心経と足の少陰腎経、手の厥陰(けついん)心包経と手の少陽三焦経は、それぞれ同名経、表裏経という関係にあり、腎の臓は耳と関係が深く、三焦経は耳の周囲を流注(るちゅう)するので、心の臓の問題は同名経や表裏経を介して耳にも影響する可能性があります。そうしたことで歯痛や耳の聞こえづらさが出ているとすれば、それは心臓、あるいは心の臓の問題によって二次的に起こっていることなので、検査しても歯や耳に直接的な問題は見つかりません。
ですから、仮に私があなたを診るとしたら、心疾患に関わる既往の有無や心臓の状態をまずは重点的に調べるかもしれません。
もちろん、繰り返しになりますが上記は「あくまで1つの見立て」であり、あなたが実際にそうであるかどうかは分かりません。施術では問診や検査の結果を基に仮説を立て、それが正しいかどうかを更に検証する、という流れで行うので、考えられる仮説の1つを挙げてみただけです。
参考になれば幸いです。
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肩こり
ここ5年程、肩こりがひどいです。
叩いても、揉んでも一瞬しか直りません。
効果的な肩こりの治し方をご存知の方は
教えて下さい。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりがひどく
>効果的な肩こりの治し方をご存知の方は教えて下さい。
という質問です。
効果的に肩こりを治すためには、あなたの肩こりの原因を探らなければなりません。
肩こりというと、筋肉が硬くなってるとか骨格が歪んでるとか、そういうことばかり言われがちですが、本当とのところ、肩こりが起こる原因はもっとさまざまで複雑です。
あなたの肩こりは
>叩いても、揉んでも一瞬しか直りません。
とあることから、叩いたり揉んだりすれば治るような筋肉の硬さなどによるものではない、と推察されます。
単純な筋肉の硬さなどによるものではないとしたら、何らかの内臓疾患が絡んでいるのかもしれないし、歯や咬合(=噛み合わせ)の状態や視力などが関わっているのかもしれないし、心理的・感情的なものから来ているのかもしれない。その辺を問診や検査などを通じて探り出す必要があります。
あなたの言う「効果的な肩こりの治し方」というのが、上手い揉み方や上手いストレッチの仕方といったことを指すのだとしたら、期待外れの回答かもしれませんが、肩こりに限らず、丹念に原因を探ってそこから対処法を導く、というのが、回り道に見えて実は一番の近道だったりするのです。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
数ヶ月前から、左足の脛がピリピリ針で刺されているような痛みがあります。
右足は症状はありません。
腰痛は、最近はあまり気にならないです。
他の箇所は痛くなく、左足の脛のみ痛いです。
痛みは一日中ではないですが、何時間かは続きます。横になったり、座ったり、立ったりなど、どんな体勢をしていても痛みがあります。
ペインクリニックでは、原因が分からず湿布薬をもらうだけでした。
予兆もなくピリピリした痛みが走るので、いつ来るか分からずストレスになっています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>数ヶ月前から、左足の脛がピリピリ針で刺されているような痛みがあります。
とのこと。
臨床していると、患者の言葉が実際の症状を正しく伝えていないことがしばしばあるので、相手の言うことを鵜呑みにはしないことにしていますが、上の主訴をこの通り信じるなら、左の脛の皮膚知覚を司る神経がどこかで障害されている可能性が高そうです。
で、問題なのは「ピリピリ針で刺されているような痛み」があるのが脛の内側か外側か、です。というのは、内側と外側では皮膚知覚を司る神経が違うからです。
脛の内側を司るのは大腿神経の枝の伏在神経(もしかしたら、更にその枝の膝蓋下枝)、外側を司るのは坐骨神経の枝の総腓骨神経の枝の外側腓腹皮神経です。
ですから、あなたのその症状に対処するためには、このうちどちらの神経の走行領域のどの部分が障害されているかを問診や検査などで見極めて、それを処理することです。
整体など各種療法を考えているなら、処理の方法はその治療家が使う施術法によってさまざまです。例えば鍼灸なら傍神経刺などを使うかもしれないし、キネシオロジーなら(障害されている神経によって)大腰筋あるいは梨状筋の筋力を正常化する処理を行うかもしれません。
>ペインクリニックでは…
とあることから、既に病院で診てもらっていて重大な問題はないようだ、と考えられるので、後は問題箇所を正しく見極めて適切に対処できるかどうかが鍵になるでしょう。
ただ世の中には、「脛がピリピリ痛む」というと、ひたすら脛を揉んだりさすることしかしない(できない?)治療家が掃いて捨てるほどいるので、まずは治療家、治療院の見極めが必要かもしれません。
以上、参考になれば幸いです。
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蒼穹堂治療室
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最近、腹部のあたりがズキズキすることが多くなって、デスクワークに支障をきたすことがしばしばあります。
40代デスクワークをしている男性ですが、腹部の痛みを耐えながら仕事をしています。
そこでこの腹部の痛みを緩和するために病院に行きましたが、特に悪い病気は見つかりませんでした。
そして、医師から整体を勧められました。
そのため整体院に行こうと思いました。
ここで質問したいことがありますが、整体院で腹部の痛みを緩和することは可能でしょうか?
また自己セルフで自宅で簡単に行える腹部の痛みを緩和できるマッサージ方法があれば教えて頂きたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>最近、腹部のあたりがズキズキすることが多くなって(中略)病院に行きましたが、特に悪い病気は見つかりませんでした。そして、医師から整体を勧められました。
とのことですが、本当でしょうか? 「心因性かもしれないから」と心療内科の受診を勧めるならまだ分かりますが、医師が整体を勧めるというのは普通考えられないのですし、仮に勧められたとしてもどういうシチュエーションだったのかが非常に気になります(「あなたが何も言っていないのに、医師の方から突然、しかも積極的に整体を勧めてきた」から「あなたが『病院でも埒があかないなら整体に行く』と言って聞かないので、医師も渋々『じゃあ、整体でも何でもお好きに』と言った」まで、さまざまなケースが考えられます)。
もし医師から整体を勧めてきたのだとしたら「○○院がいいですよ」と言われたのではないかと思います 仮に私が医師で自分の患者に整体を勧めるとしたら、ちゃんとどこそこへ行けと院を指定するでしょう。というのも、一口に整体と言っても、やっている施術は千差万別だし、腕も「ごっこ」レベルから「神」レベルまで本当にさまざまなので、医師に勧められたから、と患者が得体の知れない整体に行って前より悪くなることもあり、そうなれば責任を問われる可能性もあるからです。
そういうわけで書かれた内容に疑問は多いですが、医師は重篤な疾患ではないので整体くらいでも何とかなると判断したのだろう、と考えて質問に回答すると
>整体院で腹部の痛みを緩和することは可能でしょうか?
可能です。医師が院を指定しているなら、それなりに信頼できるところだと思うので、そこに行けばいいでしょう。が、そうではないとしたら、上に述べたように整体院はピンキリで、どこでも行けば治してもらえるわけではないので、ちゃんとしたところを選ぶ目が必要です。くれぐれもハズレを引かないようにご注意を。
>自己セルフで自宅で簡単に行える腹部の痛みを緩和できるマッサージ方法があれば教えて頂きたいです。
マッサージではないものの、私が自分自身に使ういくつかの方法はあります。が、あなたにそれができるかどうか分からないし、何より現時点では原因も分からない状態なので、ここには述べません。
その上で私からアドバイスめいたことをつけ加えるなら、
>最近、腹部のあたりがズキズキすることが多くなって…
ということなので、何ヵ月も何年も腹部に痛みがあったわけではなさそうです。ですから、例えば痛みが出る前の数週間にあったことや生活上の変化を反芻してみることは意味があります。また、痛みが続くようなら(整体ではなく)別の病院で診てもらうことも考えてみて下さい。
整体など各種療法を考えるのは、その後でも遅くないと思います。
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昨年10月頃から一瞬ぐらっとするようなめまい感があります。一旦気にならなくなったものの、2、3日前からまたひどいので再度耳鼻科で見てもらいましたが、眼振もなくはっきりとはわからず、めまいは長引くからとしか言われませんでした。
因みに動悸や不安感や肩こりもあります。
心療内科なのか整体に行けばよいのか、一体どうしたらいいか毎日鬱々としています。アドバイスをお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
めまいで
>動悸や不安感や肩こりもあり…
とのことですが、
>心療内科なのか整体に行けばよいのか
と、心療内科と整体を両天秤にかけるのは、私にはちょっとよく分かりませんww。そのめまいが動悸や不安感や肩こりと本当に関係あるのか、仮に関係あるとしてもどれだけ関係あるのかが、書かれた相談内容だけでは全く不明確だからです。
>耳鼻科で見てもらいましたが、眼振もなくはっきりとはわからず、めまいは長引くからとしか言われませんでした。
という下りから、そのめまいは耳鼻科の疾患によるものではなさそうですが、めまいは他にも脳神経系、循環器系の疾患でも起こる可能性はありますし、心因性のめまいもあります。明らかに重篤な疾患が疑われるようなら、耳鼻科の医師から別の病院を紹介されるなりあったと思いますが、それはなかったようなので一応安心と言えるかもしれませんが、私なら「耳鼻科でダメだったから次は心療内科か整体か」ではなく、脳神経科や循環器科を優先的に考えると思います(例えば、肩こりは心臓疾患に関連しても現れるので、それと動悸を合わせれば、心臓疾患から来るめまい、という線もなくはないです)。
気になるのは
>昨年10月頃から一瞬ぐらっとするようなめまい感があります。一旦気にならなくなったものの、2、3日前からまたひどい
というところです。昨年後半くらいと数日前に何かなかったでしょうか? まさかインスタント食品やコンビニ弁当ばかり食べていて栄養のバランスが偏ってた、なんてオチはないですよね? まずはその辺りから思い返してみてはどうでしょうか。
>心療内科なのか整体に行けばよいのか
なんてことを考えるのは、その後でも遅くないと思います(そもそも、行ったその日のうちに嘘のように問題が消えた、なんてことはないでしょうから)。
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昨年12月からめまいと動悸、不安感等で鍼灸院に通っています。ペースは週1で現在6回終わった所です。
ですが通い出してからも症状に何も変化がないし、動悸めまいは関しては逆にひどくなった日もあります。先生は波がありながらだんだん感じなくなりますよ、と言われるのですが、全く改善傾向がないように思います。
このまま根気よく通った方がよいのか、辞めた方がよいのか迷っています。ご意見がききたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
一般に、施術者が改善したと感じるのと、患者が実際に症状の改善を感じるのには、タイムラグがあることが少なくないので、1,2回施術を受けて症状がよくならないと切ってしまうのはあまりオススメできませんが、あなたの場合は
>昨年12月からめまいと動悸、不安感等で鍼灸院に通っています。ペースは週1で現在6回終わった所です。
とのことですから、このまま通い続けるかどうか迷っている、というのは理解できます。
これついて「仮に私が患者なら」ということで回答するならば、私はそこに通うのを見合わせます。なぜなら、その鍼灸院あるいはその治療家を信頼できなくなっているように思われるからです。
(広い意味での)医療において、施術者との信頼関係は治療/施術効果に決定的な影響を持ちます。実際、全く同じ治療/施術でも、信頼できる相手からのものであれば効果は出やすく、信頼できない相手からのものは効果が出にくい、ということがあります。プラシーボ効果(あるいはプラセボ効果)というものですが、それが「単なる錯覚」という以上の差をもたらすことは、過去の膨大な事例が証明しています。
ですから、あなたがその鍼灸院あるいはその治療家を信頼できなくなっているなら、(その鍼灸院の施術レベルがどうであれ)このまま通い続けても満足のいく結果は得られにくいと考えます。
ただ一方でこんな例もあります。これは以前私が診ていた患者の実例です。その患者(女性)は鬱病で精神科に通う傍ら、ウチにも通っていました。
ウチでは着替え室で患者着に着替えてもらって、ベッドのある施術室に移ってもらいます。彼女は当初、着替えてから普通に歩いて施術室に入ってたのが、回を重ねるごとに足下がおぼつかなくなり、ついには壁を伝え歩きしてやって施術室に入る、というようになってしまいました。毎回、検査では施術しなければならない部分は減っていて、明らかによくなっているはずなのに、実際には来るたびに悪化しているように見えるのです。これが不思議でなりませんでした。「自分は何か重大なことを見落としているのでは?」と、違う検査なども行いましたが、それでも原因を突き止めることができませんでした。
そんな折、ある時、彼女にフォーカシングを試してもらいました。というのは、前に彼女は自分の体が嫌いだ、というようなことを言っていたので、この状態の悪化は彼女の心が体を拒否しているからではないか、と考え、それをフォーカシングで仲裁できたら、という心づもりでした。彼女にはフォーカシングの資料も渡して、自宅でもやってもらいました(フォーカシングは1人でもできるものなので)。結果として、彼女のフォーカシングは驚異的なレベルに達し、自分の体の各部と対話できるまでになりました(こう書くと、「うわ~何それ。嘘臭い…!」と思われるかもしれませんが、本当です)。
そして体にいろいろ聞いて分かったのは、彼女はウチに来る1年ほど前に自殺未遂を繰り返していて、体は「この人、だんだん回復してきていて、このままだとまた以前と同じように自殺しかねない、と怖れていて、それを防ぐために筋肉が力を出しづらいようにしている」とのことでした(この「自殺未遂を繰り返し…」ということを彼女は全く覚えておらず、なので問診でも一度も出てこなかった話でしたが、その後、家族の人と話す機会があり、確認したところ、事実であるとのことでした)。つまり、来るたびに彼女の足下がおぼつかなくなっていたのは、体が自衛のためにわざとやっていたことだったのです。
あなたがこれを信じる信じないは自由ですが、上に述べたことは私が彼女の施術で得た気づきのほんの一部でしかありません。ただこういう事例を実体験として知っているので、
>動悸めまいは関しては逆にひどくなった日もあります。
ということにも、単に「その鍼灸院の施術がヘボだった」で片付けてしまっていいのか?とも思ってしまいます(悪化するにせよ変化が現れたというのは、施術によって「何か」に触れた可能性もあるので)。
以上、参考になれば幸いです。
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私は50代の男性で、デスクワーカーとして20年以上働いています。
相談したい体の不調は、約半年前から始まりました。
主に首と肩のあたりが痛くて、コリがひどいです。
朝起きたときや、長時間パソコンを使った後に特にひどくなります。
痛みはズキズキとした感じで、首を動かすのも辛いです。
この不調に関して、どんなことが原因なのか、どうすれば少しでも改善できるのか、整体で効果があるのかを知りたいです。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首肩の痛みとこりについて
>この不調に関して、どんなことが原因なのか、どうすれば少しでも改善できるのか、整体で効果があるのかを知りたいです。
という質問です。一文になっていますが、質問は
(1)どんなことが原因なのか
(2)どうすれば少しでも改善できるのか
(3)整体で効果があるのか
の3つです。
まず(1)。あなたは
>朝起きたときや、長時間パソコンを使った後に特にひどくなります。
と書いています。ここから、枕などが体に合わないから、とか、PC作業をしている時の姿勢が悪いため、などが考えられますが、私はそれ以外にも例えば、仕事をするのが苦痛だから、という可能性もあり得ると思います(この場合の「苦痛」とは、やりたくない仕事をさせられている、上司、同僚、部下、取引先などとの関係が悪い、などさまざまなケースがあります)。あるいは、あなたが気づいていない疾患があるのかもしれません(脳、呼吸器、循環器(特に心臓)の疾患によって、頚肩部に関連痛が出現することはよく知られています)。
原因について考えるための手掛かりの1つは
>デスクワーカーとして20年以上働いています。相談したい体の不調は、約半年前から始まりました。
という下りです。約1年~半年前に何があったのか?(それは一見すると仕事とは全く関係ないことかもしれません。)まずはそこから考えてみる必要があるでしょう。この場ではそれ以上のことは分かりません。
(2)については(1)から導き出されることなので、やはりこの場では回答できません。
(3)は、ちゃんとしたところを選んで行けば、効果はあるでしょう。ここで私が言う「ちゃんとしたところ」とは、「心身の状態を先入観なく診てくれ、正しく対処してくれるところ」のことです。少しでも効果を望むのなら、症状だけで「首肩の痛みなら骨格の歪みでしょ」とか「仕事してる時の姿勢が悪いんだよね」などと根拠もなく決めつけ、意味もなく揉み、ほぐし、矯正をするようなところは、避けた方が無難だと思います。
とはいえチラシやHPではいいことしか書いていないのが一般的なので、それだけ見ても善し悪しは判断できません。ハズレを引かないための1つの方策は、やはりそこの先生と直接やり取りしてみることです(直接話すのがベターですが、それが無理ならメールなどでも)。ロクに話を聞かず「原因は○○だ」と断定する人、「骨格の歪みが神経を圧迫して…」などと一方的に自説を押しつけてくる人、強引に来院させようとする人など、実際にやり取りしてみないと分からないことは結構あるものです。
以上、何か参考になれば幸いです。
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運動不足から腹筋や背筋が弱っているのかもしれません。
左側の腰痛に悩んでいます。ストレッチをしたり、入浴してほぐそうとしても治る気配がありません。
姿勢を意識して見ようとするとピリピリとした痛みで持続できず、寝ている間も痛みがあるときもあります。
また、慢性的な便秘で月に1回ほどしかお通じがないこともあり、関連があるのか不安です。
なかなか出せていないので、無理に出すと痔が酷くなりそうで困っています。
何からどうしていいのか、悩んでます。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛と便秘ということですが、まず何より
>慢性的な便秘で月に1回ほどしかお通じがないこともあり…
というのは、明らかに単なる「不調」を通り越して「病気」と言えるレベルです。当然、病院で診てもらう必要があると思いますが、どうなのでしょう? 「病院では○○と診断されていて薬も飲んでいるがよくならない」というのと「病院には全く行っていない」というのとでは、こちらの答えも変わってきます。
腰痛と便秘が関係するか?ということについてはケース・バイ・ケースです。腰痛の原因はさまざまで、例えば腹筋群と背筋群のアンバランスでも、内臓疾患の関連痛でも起こります。前者では、キネシオロジー的には腹筋群にも背筋群にも消化器系の関連筋があるので、便秘がそれらの筋肉群の弱化や過緊張を誘発し、結果として腰痛が生じるということは当然あります。後者でも、小腸や結腸の関連痛が腰などに現れるというのは西洋医学的もよく知られた事実です。ただし、これらはあくまで一般論であり、あなたの腰痛がそうであるかどうかは分かりません。
>何からどうしていいのか、悩んでます。
と書いていますが、まずは何より病院へ。それだけでは十分な改善が得られないなら、その時は整体や鍼灸など各種療法を考えてみてもいいでしょう。
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元々身体が硬くヨガやストレッチなどをしても思うようにポーズを取れないので運動も苦手でした。
40代に入り徐々に肩こりがひどくなり、さらにそれに合わせるように頭痛も酷くなってきたので毎日頭痛薬と肩こりの湿布が手放せない毎日です。
肩こりは姿勢の悪さや血行不良から来ている気がするのですが、頭痛はなぜ毎日のように起こるのか分かりません。
薬を飲むと少しはマシになるのですが、それでも頭痛が起こると身体に力が入らないので毎日憂鬱です。
原因だと思われるものを教えていただけないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛と肩こりに悩まされている、とのことですが
>40代に入り徐々に肩こりがひどくなり、さらにそれに合わせるように頭痛も酷くなってきた
という下りが気になります。中年以降に、初めて頭痛になったとか以前とは頭痛の質が変わった、という場合は一応、脳を含む何らかの疾患の可能性を疑う必要があるからです。
>肩こりは姿勢の悪さや血行不良から来ている気がするのですが、頭痛はなぜ毎日のように起こるのか分かりません。
とも書いていますが、肩こりは何も姿勢の悪さや血行不良が原因とは限りませんし、肩こりと頭痛が関係しているかどうかも文面からだけでは分かりません。
その上で
>原因だと思われるものを教えていただけないでしょうか?
というご質問には一般論として、肩こりや頭痛が起こり得る疾患としては、脳神経系、呼吸器系そして心血管系の疾患が考えられますし、肩こりだけなら消化器系の疾患もあり得ます。40代女性ということからは更年期障害ということも考えられます。ですからシロウト判断で「原因はきっと○○に違いない」などと思い込まず、さまざまな可能性を考慮する必要があります。
もう既に病院を受診していて、重篤な疾患などがないことが分かっているならいいですが、あなたの相談内容を見るとどうもそうは思えません。なのでまずは一度、病院で診てもらうことをオススメします。整体師や治療家を頼るのは、それからで遅くはありません。
なお、治療家の中には「西洋医学では何も分からない。病院なんか行くな。ウチに来ればたちどころに治る」的なことを言う輩がいますが、無視しましょう。
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月に数日、酷い頭痛に見舞われて、吐き気も凄く、起き上がる事もできなくなります。
運動やストレッチ、食生活、ダイエット、ストレス解消など、改善に役立ちそうな事をできる限りしてきましたが、症状はこの10年改善される事はありません。
あまり外に出ないからか?と散歩もするようにしていますが、頭痛が始まるともう本当にのたうち回るような苦しみなのです。
頭痛の薬も飲みすぎると効きませんし、また強い薬を多く服用するのも不安があります。
何か改善方法は他にあるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
私も子供の頃から頭痛持ちで、死を覚悟するようなひどい頭痛も何度も体験しました。通常の疾患では、症状の強さと重篤さの度合いは一致することが多いのですが、頭痛の場合は症状の強さだけでは重篤さの度合いを判断することができません。
頭痛には、特に原因となる疾患がなく起こる「一次性頭痛」と、特定の疾患(くも膜下出血、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、脳腫瘍、緑内障など)によって引き起こされる「二次性頭痛」があります。あなたの年齢は分かりませんが、
>症状はこの10年改善される事はありません。
とあることから、その頭痛は少なくとも進行性の疾患によるものではないと推察されます(ただしこれが「10年間徐々にひどくなっています」ということなら、すぐにでも医療機関を受診すべきでしょう)。
さて、よく言われるように一次性頭痛には大きく片頭痛(偏頭痛)、緊張性頭痛、群発性頭痛の3つがあります。それぞれの頭痛の特徴はネットなどで調べれば分かることなので、ここでは省略しますが、
>酷い頭痛に見舞われて、吐き気も凄く、起き上がる事もできなくなります。
ということから、まず1つ考えられるのが片頭痛です。片頭痛はどちらかというと女性に多い頭痛で、拍動性の、起きていられないほどの強い痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。また人によっては、目の前に模様のようなものが漂うのが見える閃輝暗点(せんきあんてん)が現れることもあります。
片頭痛は特定のもの/ことが引き金になることが多く、有名なものでは、カフェイン、アルコール、チョコレートなどがあります(が、逆にそういうもので痛みが和らぐ人もいます)。私の場合は密閉された空間に長時間いたり、(会社員時代は)会議が予定された時間に終わらなかったりすると、よく片頭痛を起こしてました。あなたもこういう状態が10年続いているなら、何か引き金となるもの/ことに心当たりはないでしょうか?
女性ホルモンと関連があるとも言われているので、例えば私の施術では、ホルモン系の状態を調べて、それを調整するとともに、クラニオセイクラル・ワーク(頭蓋仙骨療法)による頭蓋へのアプローチなどを行います。が、何回かでスパッとよくなることは少なく、ある程度長期で診ていく必要があります。
片頭痛のほかに、もう1つ考えられるのは、化学物質過敏症や電磁波過敏症です。これらは、ごく微量の化学物質や微弱な電磁波によって頭痛や吐き気などが現れるものです。実際にそうした過敏症であるかどうかは、専門の医療機関で検査を受ける必要があります。
過敏症の場合、今のところそれを大きく改善させるのは難しいです。私も過去に化学物質過敏症の方を何人か診たことがありますが、正直、状態をわずかに改善させるくらいが関の山でした。それでも世の中には、こういうのでもバンバン治せると豪語する治療家もいるかもしれません(それが口先だけでないことを祈ります)。
ご参考までに。
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50代の男性です。
フリーランスとしてデータ入力の請負などをするデスクワークをしています。
一日中座って作業をするので、ストレッチや筋トレをするようこころがけていますが、最近膝がキリキリと痛むようになっています。
イスにこしかけているときでさえ痛みを感じます。
ネット検索でひざ痛によく効くツボを押したりして対処しても痛みが一時的によくなるだけです。
整体院の先生ならツボのことも詳しいと思うのでお尋ねしますが、ひざ痛にツボ押しをするのは効果があるのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>整体院の先生ならツボのことも詳しいと思うのでお尋ねしますが、ひざ痛にツボ押しをするのは効果があるのでしょうか。
という質問で、私の回答は、
原因を正しく特定し、それに対して使うべき適切なツボを選べれば、ツボ押しも効果があります
です(それはツボ療法に限らず、病院で行われる治療も含めて何にでも言えることですがww)。
あなたは
>ネット検索でひざ痛によく効くツボを押したりして対処しても痛みが一時的によくなるだけです。
と書いていますが、ツボに関するこの手のネット情報や雑誌記事などに書かれているのは、原因は一切考慮せず一般論として「○○(例えば膝痛)に効果のあるツボはこれだ!」的なもので、それは多くの場合「症状が一時的によくなるだけ」です(もちろん、一時的でも効果はあるのだから、それはそれでよしとしなければならなりません)。あなたがそれ以上のものを望むなら、それ相応の代価を払う必要があります。
ついでに述べると、膝痛を引き起こすのは膝関節およびその周囲の骨、筋肉、靱帯などの問題ばかりとは限りません。むしろ原因は股関節や足関節にあるケース、消化器系(特に腸)の問題から起こるケース(キネシオロジー的には、脚まわりの筋肉は小腸や大腸の関連筋です)、東洋医学(中医学)的な意味の腎の臓が弱ることによって起こるケース(中医学では、腎虚は腰や膝の痛みを誘発すると見ます)など、さまざまなケースがあり(上に挙げたのはすぐに思いつくものだけで、これで全てではありません)、ケースに応じて当然、使うべきツボも変わります。
一応ご参考までに。
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20代の頃から慢性的な肩こりです。まるで石が乗っているかのようです。
バイトで貯めたお金はすべてマッサージ代に消えました。
指圧、あん摩、カイロプラクティック、電気など様々なマッサージを体験しました。
ある日、電圧の先生から、筋肉が壊れるので電気を通せないと言われ諦めました。
ほとんどの先生が指が入らないと言うので、スポーツジムでマッサージを受けましたが、やはり擦るのが精一杯だと言われてしましました。
なにか他に治療法はありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>20代の頃から慢性的な肩こりです。
とのことで、
>バイトで貯めたお金はすべてマッサージ代に消えました。
と書いています。ここからあなたの肩こりが消えない理由が分かるような気がします。
あなたの肩こりの原因は、恐らく(強揉みの)マッサージを受けすぎたせいです。
そのことが
>ほとんどの先生が指が入らないと言うので…
という下りからも推察できます。
多分あなたは「肩こりが取れない」という理由で強揉みのマッサージ(やその類の施術)をずっと受け続けてきたのでしょう。そして揉み返しもずいぶんあったのではないでしょうか。それでも(もしかしたら「揉み返しが出るのはよくなっている証拠ですよ」などという施術者の“たわごと”を信じて)これまで体によかれと思い、多くお金と時間をかけて、そういう施術にすがってきたのだと思います。
結論から言えば、あなたのような人は頭(=医学的知識)も腕(=施術技術)もない施術者“もどき”にとって「最高のお客さん」です。
そう書くと、あなたは「揉んでもらうと実際に(一時的にでも)肩こりは楽になった!」と怒って反論するかもしれません。それについて少しだけ述べると──
一般に、筋肉性の肩こりは肩周りの軟部組織に発痛物質が貯留することで起こります。そこを揉むと、溜まった発痛物質を周囲に散らせることができるので、(一時的に)こりが軽減/解消するわけです。その揉みは軽いものでよく、強揉みは必要ありません、というより、強揉みすべきではありません。
なぜ強揉みはよくないのかというと、強揉みはしばしば軟部組織に損傷を与え、炎症を引き起こすからです(これが揉み返しの正体です)。何度も損傷を受け炎症を起こした組織は、外力に対抗するため硬く分厚くなり、それによってその部分に発痛物質が貯留しやすくなります。つまり強揉みされればされるほど、肩こりが起こりやすくなるわけです。その結果、肩こりを楽にするために強揉みを受け、それが更に肩こりを誘発し…という無限ループが完成し、治療院にとってずっと通い続けてくれる「最高のお客さん=いいカモ」が一丁上がり、という寸法です。
>なにか他に治療法はありますでしょうか?
という質問ですが、もしあなたが強揉みマッサージ(やその類の施術)を受けているのだとしたらそれらとは縁を切ることを前提に、私が思いつくものとしては、鍼灸、キネシオテーピング、筋スラッキング、超音波治療器などがあります(もちろん私が思いつくものであって、これが全てではないでしょうが)。長くなるので、それらについての説明はここでは省略します。興味があれば自分で調べてみてください。
くれぐれも、いい加減な施術者“もどき”の「いいカモ」にならないよう、ご注意あれ。
──
蒼穹堂治療室
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私はデスクワークで雑誌の編集の仕事をしているのですが、肩こりがひどく、肩こりがひどくなると片頭痛に襲われてしまい薬を飲んでも頭痛が和らぐことはないという状況です。
いつ頃から、頭痛がひどくなったのかですが、20代の時で、時間帯でいうと夕方にひどくなるケースがあるということです。
不調の様子についてずきずきした痛みで動けなくなるという点で、頭痛薬を飲むと一応動けるまでには回復するというものですが、痛みは抜けません。
体調不良に関して知りたいことは、肩こりからくる片頭痛の場合、肩こりを改善するしかないと思うんですが、できる範囲内でのストレッチのほか、簡易なお灸などをしても改善があまり良くなかったので、もっと他に改善できる方法があるのであれば知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりから片頭痛になる、ということで
>体調不良に関して知りたいことは、肩こりからくる片頭痛の場合、肩こりを改善するしかないと思うんですが、できる範囲内でのストレッチのほか、簡易なお灸などをしても改善があまり良くなかったので、もっと他に改善できる方法があるのであれば知りたいです。
という相談です。
「肩こりからくる片頭痛の場合、肩こりを改善するしかない」というのはその通りですが、そこで重要なのは「あなたの肩こりの原因は何か?」ということです。
あなたは
>私はデスクワークで雑誌の編集の仕事をしているのですが…
とも書いていますが、あなたの肩こりがデスクワークと関連あるかどうかは分かりません。
>時間帯でいうと夕方にひどくなるケースがある…
ということから、長時間のデスクワークが肩こりのトリガーの1つになっているのかもしれませんが、トリガーであることと原因とは全く違います。更に「できる範囲内でのストレッチのほか、簡易なお灸などをしても改善があまり良くなかった」とあることから、あなたの肩こりは少なくとも肩周囲の局所的な筋肉の緊張が原因「ではない」可能性が疑われます。
とすると、考えられるものとして──
1.骨格の歪みから来るもの
例えば脊柱の側弯などが肩こりを引き起こすことがあります。こうした歪みには筋肉などによる機能的なものと骨変形などによる構築的(構造的)なものがあり、整体や鍼灸といった手技療法で対処できるのは、機能的なものだけです。
2.内臓の問題から来るもの
心疾患による肩こりなどはよく知られていますが、心疾患だけでなくさまざまな内臓疾患によって肩こり様の症状が出ることがあります。あなたが今、何歳なのか分かりませんが、20代から起こった肩こりがそのまま10年、20年続いているのであれば、少なくとも進行性の重篤な疾患ということは考えづらいので、仮に内臓から来る肩こりでも、急いで病院へ!ということはないでしょう。が、場合によっては病院(といっても整形外科ではなく、可能なら総合診療科)で診てもらうことを考えてみては?
3.歯や目から来るもの
咬合(=噛み合わせ)の異常や、目の悪さから肩こりが生じることもあります。例えば歯の治療を途中で止めてしまっていたり、度の合わないメガネやコンタクトをしていることはないでしょうか? そういうことが肩こりになる意外な盲点だったりもします。
4.心理的、精神的な要因によるもの
肩は頭に近いので、心理的、精神的な要因から筋緊張が生じて肩こりになることもあります(この場合、肩周囲に筋緊張があってもそれは2次的に起こっているものなので、肩のマッサージやストレッチは意味がありません)。例えば、あなたが重圧を感じていること、肩にのしかかっているものは何でしょう?(それは仕事上のこととは限りません。ひどい失恋や友人から裏切られたことかもしれません)。
上に述べたように、肩こりにはさまざまな原因があり得ます。あなたに必要なのは自分の肩こりの「本当の」原因は何かを探ることです。それなしに場当たり的に何かをやっても、改善は望めません。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
数ヶ月前から自律神経の乱れが原因と思われる症状(吐き気や胸焼け、ヒステリー球、めまい)に悩んでおり、身体の歪みや姿勢を治したいと思い、人生初の整体にいきました。
整体に行く前には自律神経に良いとされるストレッチを行っていて、だいぶ症状は緩和されていたのですが、整体に行った後の感覚としては呼吸が以前よりしづらくなった感覚です。息を吸おうとすると途中でリミッターがかかったかのように筋肉か何かに邪魔されて止まってしまい、以前の8割ほどしか吸えない感じです。
緩和されていた症状も明らかにぶり返しています。特にヒステリー球は顕著です。
施術は上半身のみの強めの指圧マッサージのような感じで、荒っぽいことはされていません。
対症療法の内科的処方では根本改善にならないため、最後の頼みの綱と思い少し勇気を出して通いだしたのですが、今後が心配になってきました。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
整体の施術を受けたら
>緩和されていた症状も明らかにぶり返しています。
とのこと。その施術自体は
>上半身のみの強めの指圧マッサージのような感じで、荒っぽいことはされていません。
というものだったようですが、その整体院がどのような考え方に基づいて、どんな施術を行っているのかは不明なので、あくまで一般論として──
施術によって一時的に状態が悪化する(ように見える)ことは実際にあります。多くの場合、時間をおくと解消し、逆に状態が以前より改善するので、そういうのをしばしば「好転反応」と言います(全ての人に好転反応が生じるわけではなく、また起こってもその強弱には個人差があります)。
好転反応が起こる要因と考えられるのは
1.施術によって、これまで表面化していなかった症状まで表面化してくることがある。
2.改善するために、不自然な形でバランスが保たれている状態を一旦リセットすることがある。
といったことがあります。例えば私の経験では、薬で辛うじて心身のバランスを保っているような人では、その状態を一旦リセットするために劇烈な好転反応が生じることがあります。
その反面、この好転反応というのは便利な言葉でもあり、施術ミスで相手の体を悪くしているのに「これは好転反応だ」などと強弁する治療家もいるので、注意が必要です。
なおこれも一般論として、「荒っぽいことはされていない」から安全な施術だ、と考えるのは誤りです。ただ触れているだけのような施術でも相手の体を壊すことは十分可能です。強揉みで揉み返しを生じさせてしまう、といった施術は論外ですが、激しい施術だから危険で軽い施術だから安全、ということはないのです。
それから以下、あなたの相談内容を読んで思ったこと。
>数ヶ月前から自律神経の乱れが原因と思われる症状(吐き気や胸焼け、ヒステリー球、めまい)に悩んでおり…
とありますが、これらが自律神経の乱れから来ているとする根拠は何でしょうか? 既に病院でそういう診断が出ている、ということならご容赦いただきたいですが、ネットの情報などによる自己判断によるものだとしたら、一考の余地ありかもしれません。また
>対症療法の内科的処方では根本改善にならない…
というのは、我々のような手技療法家、自然療法家(の一部)がしばしば主張することではありますが、私は薬で驚くほど改善した患者の例も見ているので、内科的処方が全て単なる対処療法だとは思いません(むしろ私は「対処療法に過ぎない病院の治療など受けるな。私のやり方こそ根本療法だ」などと公然と口にする治療家の方が恐ろしく感じます)。
ですので、質問の内容からは外れますが、今回の件をあなたが自身の症状の「本当の」原因を考えてみる機会としてみてはいかがでしょう。
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蒼穹堂治療室
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普段から事務所のデスク上でパソコン作業を行います。
これは午前も午後も行うもので日中の多くの時間はパソコン作業を行うことになります。
これが連続して続くと段々と肩がこってきて痛みます。
最初は肩ですが、段々と不調が下におりてきて腕や指先にも筋肉痛の時のような痛みが出てきます。
これが休日を経ても治らず、いつしか慢性的な痛みとなっています。
普段生活に支障が出るまではないけど、パソコン仕事中に常に違和感があることでパフォーマンスが落ちます。
これの早期改善を求めています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりで
>これの早期改善を求めています。
という相談ですが、肩こりの原因があなたの主張通り長時間のパソコン作業によるものだとするなら、パソコン作業をするのを止めれば改善するのではないですか? 逆にいえば、今まで通りパソコン作業を続ける限り改善することはないでしょう。原因はそのままに「改善だけさせろ」というのは虫がよすぎますよね(明らかにおかしな姿勢でパソコン作業をしているのなら、マッサージや姿勢矯正で改善することもあるかもしれませんが)。
だから、まず考えるべきは、あなたの肩こりの原因は本当に長時間のパソコン作業なのか?ということです(確かにあなたの書いたことから、パソコン作業が肩こりのトリガーの1つになっている可能性は高そうですが、トリガーであることと原因とは全く違います)。
例えば、あなたが毎日イヤイヤパソコン作業を続けているなら、相当な精神的負担から肩こりにもなるでしょう。そういう肩こりはストレッチや体操やマッサージでは(一時的に楽になることはあっても)解消しません。
また、肩こりは歯の問題(咬合(=噛み合わせ)の異常など)からも、目の問題(メガネやコンタクトの度が合っていないなど)からも起こりますが、そうしたことで思い当たることはありませんか?
また、癌や心疾患などによって肩こりのような症状が現れることもよく知られています。あなたは自分の肩こりについて「それはない」と断言できますか?
だから繰り返しになりますが、あなたにまず必要なのは、その肩こりの「本当の」原因は何かを探ることです。「肩こりがヒドい。パソコン作業ばっかりやってるから、それが原因に違いない」などと短絡的な思考に凝り固まっている限り、残念ながら「早期改善」など望めないと思いますよ。
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首・肩・背中・足など全身の凝りで悩んでいます。
接客・PC業務を継続的に行っているため身体を動かすことは少ないが故かとは考えています。
PCの位置を上げたりして工夫はしています。
肩や首を回すとボキっと変な音がする事も悩みです。
指圧やもみほぐし鍼灸・カイロなど多くの施術を受けてきましたがい改善された兆しはなく悩みの種です。
緊張しやすい性格もあるのか身体がこわばりやすい事もマイナスに働いているのではないかと考えています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>首・肩・背中・足など全身の凝りで悩んでいます。
とのことで、続いて
>接客・PC業務を継続的に行っているため身体を動かすことは少ないが故かとは考えています。
とあり、接客・PC業務をしていることは分かりましたが、「身体を動かすことは少ないが故」というのはどうなのでしょう。もし本当にそうであれば、こちらからの回答は「じゃあ、もっと体を動かすようにしましょう」で終わりですが、さすがにそんなことは既にやっているでしょうから。
あなたの相談内容には、年齢も症状の現れた時期も経緯も書かれていませんので、かなりザックリした回答しかできませんが、医療的な判断はより重篤なものの可能性から考える、というルールに従うと──
まず、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の可能性です。進行性の神経疾患で、脳からの運動神経への指令が伝わらなくなることにより筋肉が痩せていき、徐々に体の運動機能が失われていきます。思考力や内臓機能は比較的長い間保たれますが、それでも呼吸機能や嚥下機能が低下するため、医療的処置が必要です。発症年齢は60~70代が多く、どちらかというと女性より男性に多く認められます。
筋ジストロフィーの可能性です。これは骨格筋の機能に不可欠な遺伝子に変異が生じて細胞の正常な機能を維持できなくなることによる、筋肉の壊死 ・再生を主な病変とする遺伝性筋疾患です。症状は骨格筋が障害されることによる運動機能低下が主なものですが、他にも呼吸、消化・吸収、血液循環など筋肉が関わるさまざまな機能が障害されます。遺伝によるものと突然変異によるものがあります。慢性的に進行し、適切な医療的処置が必要な疾患です。
次に、非ジストロフィー性ミオトニー症候群の可能性です。この疾患では力を抜こうとしても筋肉が収縮したままで弛緩しにくいという症状が起こります。この状態を「ミオトニー(筋強直)」と呼び、それが多くの場合「筋肉の強張り」として感じられます。遺伝性の疾患で、原因は筋肉に存在するあるタンパク質の障害です。一般に命に関わる疾患ではありませんが、程度によっては医療的処置が必要なこともあります。
次に、線維筋痛症の可能性です。この疾患は3カ月以上にわたり断続的に全身に強い痛み、強張りが生じるほか、強い疲労感、頭痛、睡眠障害、鬱状態なども現れます。通常の検査では原因が見つけられず、現在は脳の機能障害が原因と考えられていますが、完治は困難です。男女比では男1に対して女5~8で女性に多く、発症年齢は40代後半が多いものの、小児や高齢者の発症も確認されています。
次に、(若年性)パーキンソン病の可能性です。特徴的な運動障害が現れる脳神経疾患の1つで、多くは50代以降に発症しますが、全体の10%程度は40代以下で発症し、それは若年性パーキンソン病と呼ばれます。筋肉や関節の強張りのほか、表情が乏しい(仮面様顔貌)、手足の震え、転倒しやすいといった症状が出ますが、若年性では初期に手足の震えが出ることは少ないようです。進行はゆっくりで、直接命に関わる疾患ではありません。
次に、リウマチ性多発筋痛症の可能性です。この疾患は両側の肩、上腕、肩甲骨、腰背部、股関節、骨盤、大腿部などに痛みが出たり、夜から朝にかけて全身に強張りが生じます。全身の倦怠感、食欲不振、体重減少、抑鬱状態を伴うこともあります。50代以降、特に70代以上に多く、原因はよく分かっていないものの膠原病の一種と考えられています。
次に、更年期障害の可能性です。女性ホルモンであるエストロゲンは関節や腱の周囲にある滑膜の柔軟性を促して腱や腱鞘を保護しています。そのため更年期になりエストロゲンが減少すると、腱や関節が腫れて痛み、強張って動かしにくくなることがあります。また頭痛、倦怠感、抑鬱状態などを伴うこともあります。
上に挙げたものが全てではありませんが、ご参考までに。
最後に
>緊張しやすい性格もあるのか身体がこわばりやすい事もマイナスに働いているのではないかと考えています。
と書いているように、そういった心理的・精神的なものが全身的な凝りとして現れることもあります。その場合は、元々肉体の側に問題があるわけではないので、マッサージや揉み、矯正(アジャストメント)といった施術を受けても、ほとんど意味がありません。
こういう方には、私はフォーカシングをお勧めしています(し、実際に施術の中で使うこともあります)。フォーカシングとは、自分の体に感じる感覚(フェルト・センス)を手掛かりに、その原因を自身の内側に探っていく方法で、セルフでもできて非常に安全性の高いものです。YouTubeなどに解説動画がいくつもアップされていますが、信頼性の低いものもあるので、一度ちゃんとした書籍などで勉強しておくといいでしょう。個人的には開発者であるユージン・ジェンドリンの弟子である、アン・ワイザー・コーネルの書いた『やさしいフォーカシング』(コスモスライブラリー)などがオススメです。
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30代独身で一般事務の仕事をしています。
毎日デスクワークの仕事を行っているので、身体がカチカチの状態になっていて腰痛がどんどん酷くなってきています。
症状が現れ始めたのは28歳頃からで、かれこれ8年くらいは慢性的な腰痛に悩まされている日々が続いて本当にしんどいです。
急に立ち上がると腰のあたりがボキッと鈍い音をたてたり、背筋を伸ばそうとすりと張った状態になって鈍いズキズキとした痛みを感じることがあるので、少しでもこの辛い腰の痛みを和らげるためにはどんなマッサージや解消方法を取り入れれば良いでしょうか?
また、腰痛に効く食べ物や寝る時の工夫についても詳しく知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>症状が現れ始めたのは28歳頃からで、かれこれ8年くらいは慢性的な腰痛に悩まされている日々が続いて本当にしんどいです。
とのことですが
>毎日デスクワークの仕事を行っているので、身体がカチカチの状態になっていて腰痛がどんどん酷くなってきています。
という下りが気になります。まるでデスクワークが腰痛の原因だと決めつけているようで。けれど世の中には、あなた以上にハードなデスクワークをしていても、腰痛とは全く無縁の人も数多くいます。
症状が辛いと、どうしても身近なところに原因を求めて安心したくなる、というのは誰しもが持つ傾向で、仕方がない面はありますが、その慢性腰痛を解決するには、まずはそうした短絡思考(失礼!)から脱却できるかどうかが鍵になるでしょうね。実際、医療の世界では、慢性腰痛で筋骨格系に原因があるのはせいぜい2割で、残り8割は腰に原因があるわけではなく、むしろ精神的な要因の方が大きい、ということが分かってきています(治療業界にはいまだにこの考え方を受け入れず、「腰痛の原因は骨(脊柱/骨盤)の歪みであり、それを矯正すれば治る」と信じて疑わない人たちも少なくないようですがww)。
ただし腰痛には内臓疾患によるものもあり、あなたの場合もその可能性は除外できません。8年間の間に痛みの質が変わってきていたり範囲が徐々に広がっているといったことがあれば、一度、医療機関(整形外科ではなく可能なら総合診療科)を受診することをオススメします。
もしそうでないなら
>少しでもこの辛い腰の痛みを和らげるためにはどんなマッサージや解消方法を取り入れれば良いでしょうか?
という質問に、私は逆にこう問いたいと思います。
あなたがそこまで腰痛に執着するのはなぜですか?
と。あなたが書いた相談内容を見ていると、私にはあなたの方が腰痛を掴んで離さないようにしているように思えるのです。だから上のような問いを投げかけてみました。あなたはこれを見て「私が聞きたいのはそんなことじゃない!」と怒るかもしれません。が、あなたに必要なのは、神懸かり的な腰痛解消テクではなく、自身の(外側ではなく)内側に向けて原因を探ることだと私は考えます(そうしないと、やれ「筋肉が硬くなってる」だの「骨が歪んでる」だのとテキトーなことを語る治療家の「いいお客さん」になるだけです)。
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朝起きた瞬間から、眩暈がしています。
病院で処方された眩暈どめやビタミン剤、市販の酔い止めなどが効きません。
マイカー通勤なので眩暈がひどい日は仕事にいけません。
回転性ではなく、不動性の眩暈で、一日中、続きます。
吐き気もあるので食欲が出ず、水分も摂れない時があります。
調子が悪い時はひたすら布団で耐えているのですが、不安感が強くなって精神面まで影響します。
仕事のストレスが原因かもしれませんが仕事をしないと生活できません。
私はどうすれば良いでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
めまいについての相談で
>回転性ではなく、不動性の眩暈で、一日中、続きます。吐き気もあるので食欲が出ず、水分も摂れない時があります。
とのこと(なお「不動性」は「浮動性」の間違い(変換ミス)ですよね)。
めまいのうち、体がフワフワするように感じる浮動性のめまいは、脳梗塞、脳腫瘍、脊髄小脳変性症、下肢末梢神経障害などの身体的な問題のほか、睡眠障害やストレスによる抑鬱状態などでも起こります。ただ、あなたの場合、
>病院で処方された眩暈どめやビタミン剤、市販の酔い止めなどが効きません。
とあるので、病院は受診して検査も受けているのでしょう。ですので、ここでは一応、緊急性の高い重篤な疾患はないと考えます。
とすると、このめまいの原因としては自律神経に関わるもの、ホルモン系に関わるもの、そして心因性のものが疑われます。が、直接会って体を診られるならともかく、相談内容からではそれ以上のことは分かりません(分からないのに無責任に「これは自律神経の問題であり、この程度のことは脊椎を矯正すれば治せます」などと書くこともできますが、そんないい加減な回答は望んでないでしょ)。
>調子が悪い時はひたすら布団で耐えているのですが、不安感が強くなって精神面まで影響します。仕事のストレスが原因かもしれませんが仕事をしないと生活できません。
というのは理解できますが、いくら焦ってみても状態がよくなることはありません。セカンドオピニオンを得るため別の医療機関を受診する、ということも場合によっては必要かもしれませんが、折角ひたすら横になっているなら、私はその時間を使って自分のことを振り返ってみることをオススメします。
あなた、普段ちゃんとしたものを食べてますか? ちゃんと眠れてますか? 仕事にやりがいを感じてますか? 家族や同僚、友人などとの関係は良好ですか? やろうと思いながらやってない/できてないことはありませんか? ……
「そんなことがめまいと何の関係がある? そんなことより、めまいを治す方法を早く教えろよ!」と思うなら、あなたは自分の体の声を聞く気がない、ということです。であるなら、仮に今のめまいが治まったとしても、次はめまい以上のもっと深刻な何かが待っているでしょう。
「人生には無駄なことなどない」という言葉もあります。あななたも今の自分の状態には何か意味があると考えて、それと向き合ってみるのがいいと私は思います。
ついでに私のブログの過去記事「本当のところ、なぜ人は病気なるのか」へのリンクを貼っておくので、よかったら余裕がある時にでも読んでみてください。
https://blog.goo.ne.jp/sokyudo/e/3fc02309efc0c066368f9ac0f30a7de5
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子供が中高生になり手がかからなくなった40代後半の主婦で、事務員としてフルタイムで仕事をしています。
半年ぐらい前から、更年期による不調に悩まされるようになりました。
特に辛いのは、手指の関節の痛みやこわばりです。
午前中は特に症状がひどく感じます。
パソコンを使って仕事をしているのですが、手指の痛みやこわばりのせいで効率よく仕事を進めることができなくなってきてすごく辛いです。
整体で良くなると職場の人から言われたのですが、整体で痛みは緩和されますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
手指の関節の痛みや強張りについて、あなたが書いている
>更年期による不調
については、実際、更年期のホルモンバランスの乱れからそうした症状が出ることもあり、既にそのような診断が下りているなら別ですが、そうでないなら他の可能性も合わせて考える方がいいでしょう。
手指の関節の痛みや強張りを生じる疾患としては、例えば慢性関節リウマチがあります。関節リウマチには
1.手の強張りは朝出て、時間とともに軽減する。
2.左右対称に現れる。
3.関節に痛みがあり、熱をもって腫れたりする。
といった特徴があります。
また、変形性関節症も手の強張りや関節の痛みが生じる疾患の1つです。手に変形性関節症が出る場合は、指の第1関節であることが多いと言われています。
そこで、こうした特徴が自分の症状と合うかどうかを確認してみてください。そして仮にそうした疾患が疑われるなら、まず医療機関を受診して検査を受けることをオススメします。整体など各種療法の施術を受けるのは、その後で十分です。
>整体で良くなると職場の人から言われたのですが、整体で痛みは緩和されますか?
という質問については、きちんとしたところを選んで行けば、痛みを緩和させることは可能でしょう。そのためにも、まずは原因を調べることが重要なのです。
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40代の女性です。普段は在宅ワーカーとして働いています。
10時から13時まで立ってPC作業、15時から17時まで座ってPC作業、それからは立ちっぱなしで家事です。
相談したいのは目の疲れを感じることです。
1日のうち、PC作業自体はそれほど長くないと思いますし目を字を大きくしたり画面をやや暗めにして目に負担が少ないようにしていたり、ブルーライトカットの眼鏡を使っています。
時々目を瞑って温めたりもしています。
ただ、休日が決まってあるわけではないので一年を通してPCを使わない日がありません。
それが蓄積されたのか、ここ最近目の奥が痛むようになりました。
そしてドライアイが酷いです。市販の目薬を使っていますが効果を実感できません。
以前もこのような事があったのですがいつの間にか軽くなっていて、最近またで症状が出始めました。
特に夕方からがしんどく感じます。
目の奥がズキズキと痛んだり鈍い重さを感じたり目の渇きを感じます。
少しでも改善策さがあれば教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
在宅ワーカーで、眼精疲労とドライアイとのことですが、あなた自身
>10時から13時まで立ってPC作業、15時から17時まで座ってPC作業、それからは立ちっぱなしで家事です。(中略)1日のうち、PC作業自体はそれほど長くないと思います…
と書いているように、他の人と比べてPCの作業時間はむしろ少ないと言えるでしょう。もちろん人によっては「生まれつき目が非常に疲れやすい」などということもあるので、あくまで「一般論として」ですが、相談内容にそうした記述はありません。また
>目を字を大きくしたり画面をやや暗めにして目に負担が少ないようにしていたり、ブルーライトカットの眼鏡を使っています。時々目を瞑って温めたりもしています。
ともあるので、普段から体のことを気にかけていろいろ対策していることも分かります。ですから、今の症状は単純な「長時間のVDT労働による眼精疲労とドライアイ」というわけではなさそうです。
にもかかわらず
>特に夕方からがしんどく感じます。目の奥がズキズキと痛んだり鈍い重さを感じたり目の渇きを感じます。
というのは、いくつかの可能性が考えられます。例えば
1.緑内障、シェーグレン症候群などの疾患。
2.メガネやコンタクトが必要なのにしていない、しているが度が合っていない。
3.東洋医学(中医学)的には「肝は目に開く」とされているので、肝の臓の問題(注)。
といったことです。
(注)中医学的な「肝の臓」は西洋解剖学的な「肝臓」とは違うので、ここでは「肝臓の疾患」という意味ではないが、「肝の臓」と「肝臓」は重なる部分もあるので、「(解剖学的な意味での)肝臓周辺の何らかの問題」も含む。
なので、まず必要なのは医療機関を受診して、特に上の1の可能性が除外できるかどうか調べることです(既に検査済みならご容赦)。一般の整体院、鍼灸院といった治療院で調べられるのは主に3以降です(上には3までしか書いていませんが)。ただ変なところに行ってしまうと「首肩が強張ってる」だとか「頚椎が歪んでる」などと言われて、首肩を揉まれたり、矯正と称して首をボキッとされて終わりになりかねないので、ご注意。
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時々手がこわばり、おにぎりをにぎる時のような手の形で固まります。
そこからグーにすることはできますが、パーにするにはとても力を入れないとできなくて、パソコンでのタイピング作業などができなくなります。
症状が出る頻度やタイミングは様々ですが、少なくとも朝一になることはなく、仕事をしていると、ちょっと開きにくいな、と感じ、気づけば全然開かなくなる、ということが多いと感じます。
基本的に右手に出ることが多いですが、両手に出るときも稀にあります。
左手だけに出ることは今までありません。
しびれや痛みはなく、ただただ手が開きません。
ちょうど症状が出ている時にMRIもとってもらいましたが、脳・首に異常は見られませんでした。
過去、カリウム不足かもということで点滴を打たれたこともありますが、症状は改善しませんでした。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
手の強張りと聞いてまず思い浮かぶのは慢性関節リウマチですが、リウマチによる手の強張りは
・朝出て、時間の経過とともに改善する。
・左右対称に現れる。
という特徴があり、それはあなたの相談内容に書かれた
>症状が出る頻度やタイミングは様々ですが、少なくとも朝一になることはなく…
>基本的に右手に出ることが多いですが、両手に出るときも稀にあります。
という部分と一致しないので、まずリウマチの線は除外していいでしょう(というか、病院を受診されたとのことなので、そこでリウマチの検査も受けていて「異常なし」と言われているのでは)。また
>ちょうど症状が出ている時にMRIもとってもらいましたが、脳・首に異常は見られませんでした。
ということなので、知覚異常の線も一応除外できます。
すると他に考えられる可能性としては、手根管症候群など手やその周辺の局所的な問題、シェーグレン症候群などの膠原病、あるいは更年期などによるホルモン・バランスの異常によるもの、などがあります。
ただ手根管症候群の場合、手を使うことによって症状が強くなるので、そこは
>仕事をしていると、ちょっと開きにくいな、と感じ、気づけば全然開かなくなる
という部分と一致するものの、一般にしびれや痛みとして感じることが多く、強張りとして現れるかどうかは若干疑問です。
膠原病については、少なくとも相談内容にそれらしいことは書かれていないのと、もしかしたら既に病院で検査も受けたかもしれません。
なので、仮にこれだけの情報で私があなたを診るとしたら、症状の出ている手とその周辺を調べるのは当然として、それに加えてホルモン系もチェックすると思います。
いずれにせよ、整体など各種療法の治療院を考えるなら、表面的な症状だけで短絡的に「それは○○だ」などと無責任に語るようなところではなく、ちゃんと話を聞いてくれて、さまざまな可能性を考えて体の状態を診てくれるところを選ぶことです。
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昨年仕事を辞めた50代専業主婦です。
昔から肩こりがひどくてそれが原因で生じる頭痛も頻繁だったのですが、仕事を辞めてから肩こりがなくなり、それに伴う頭痛がなくなりました。
しかし、原因不明の頭痛が増えました。
頭の後ろ側がだるくて何もやる気が起きないことが多いです。
もともと片頭痛の持病はあるのですが、片頭痛の場合前兆があり、痛む部位も違い半日程度でよくなります。
原因不明の頭痛は寝込むほどではないけど、慢性的でずっと続きます。
気圧のせいでしょうか?更年期のせいでしょうか?対策はありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
元々片頭痛(偏頭痛)持ちだったのが、退職後
>頭の後ろ側がだるくて何もやる気が起きないことが多いです。
とのこと。
片頭痛持ちだった、というあなたはお分かりかと思いますが、頭痛は症状の強さと問題の深刻さとがリンクしない疾患です。そして頭痛においては「中年以降に初発したり質が変化した場合は一応、重篤な疾患の可能性を疑う」というセオリーがあります。ですから、私としてはまず医療機関を受診することをオススメします。「検査したけど、特に何も出なかった」となれば、安心して(?)手技療法、自然療法などを含めた、さまざまなメソッドを検討できますから。
>気圧のせいでしょうか?更年期のせいでしょうか?
仮に重篤な疾患でないとしたら、そうした可能性はアリです。気圧の変化による頭痛は多くが片頭痛ですが、緊張性頭痛が起こるケースもあります。また更年期のホルモンバランスの変化が頭痛をもたらすこともあります。
他にも退職後ということから、鬱病や鬱状態による頭痛、というのも考える必要があるかもしれません。また、ややトリッキーな解釈として、頭痛があってやる気が出ないのではなく、やる気が出ないのを頭痛のせいにしている(やる気が出ない理由がほしくて、頭痛を作り出している)ということも考えられます。
このように可能性を列挙することはできますが、いずれにせよ書かれた相談内容だけでは判断材料が少なすぎるので、ちゃんとそれらを見極められる人のところで診てもらうのがいいでしょう。
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兼業主婦です。普段から家事は休みがなく、事務でも働いています。
家事では、かなり重労働、手先を使用していて関節の痛みもあります。
目を酷使することが多いですが、パソコンをはじめとした機械の使用や同じ姿勢での仕事で血流が悪く首から肩にかけて硬くなります。
マッサージや鍼鍼灸に行くと、いつも緊張してるの?しんどくないの?と言われる始末。
体はしんどいと感じる時と、感じていない時があります。また、1週間ペースで肩こりを感じることがあります。
僧帽筋はじめ筋肉には余裕がなく、もう筋力を使用できないような感覚です。
この痛みは表現しようがないのですが、マッサージ機を使って何時間ほぐしても肩が硬くて重たい、しんどい状況。
肩こりではなく他の原因じゃないかと思うくらいです。
定期的にストレッチを行うことで、楽になることもありますが、一時的です。
僧帽筋はじめ肩こりを感じる時とない時があるのはどうしてでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりに悩んでいる、という相談は「ひとさぽ」でもよく目にしますが
>僧帽筋の異様な肩こり
というのは、なかなか見ない表現です。多分、マッサージや鍼灸などで治療家から「僧帽筋が…、僧帽筋が…」ということを言われてきたのでしょう。
>目を酷使することが多いですが、パソコンをはじめとした機械の使用や同じ姿勢での仕事で血流が悪く首から肩にかけて硬くなります。
ということについては、そういうふうに言う人は多いですが、人は何か体に不調があると手近なところに原因を求めてしまうものなので、本当にそれが原因かどうかは分かりません。
そこでちょっと、肩こりが起こるメカニズムについて述べておきましょう。
まず筋肉性の肩こり。これは痛みやこりを感じさせる発痛物質が肩周辺に滞留することによって生じます。揉みやマッサージなどで痛みやこりが軽減するのは、そうした手技で滞留した発痛物質を周囲に散らすからです。ただ、もちろん散らしているだけなので根本的な解決にはなりません。それと気をつけなければならないのは、強い揉みやマッサージによる弊害です。人の体は表皮、真皮、筋膜、筋肉、…と何層もの構造になっていて、それぞれの間に微妙なスペースがあることで、体液の流れが確保されていますが、強揉みなどでそのスペースが潰されてしまうと、皮下の体液の流れが滞り、その結果、発痛物質が滞留しやすい体をわざわざ作ることになってしまいます。あなたもそうなっていないでしょうか?
次に内臓の問題から来る肩こり。例えば、医療関係者なら「特に頻繁に左の肩こりを訴える患者は一応、心疾患の可能性を疑う」ということは学生時代に叩き込まれます(実際には右に出ることもあるし、心疾患があっても肩こりなど全く感じない人もいるので、あまり当てにならないものですが)。同じように、肺の状態の悪さが肩のこりや痛みとして感じられるケースがあることも、よく知られています。私が教わった先生の1人が遭遇したケースには、肩こりが膵臓癌のサインだったというのもあります。ですから、肩こりをすぐ「長時間デスクワークしてるから」、「姿勢が悪いから」などと理由づけてしまうと、それによって重篤な疾患の発見が遅れてしまうこともあることは知っておくべきです。
最後に心理的・感情的な要因による肩こり。肩は頭部に近いこともあって、ストレスなど心理的・感情的なものの影響を強く受けます。特に僧帽筋と胸鎖乳突筋は脳神経の1つ、副神経の支配を受ける筋肉で、脳神経の直接支配を受ける筋肉はこの2つ(正確には左右あるので4つ)のみです。私も過去に強いストレスから首が回らなくなってしまったことがあります。多分、それで治療院に行ったら「ああ、これは寝違いですね」などと言われて、揉みやら矯正やらをされていたところでしょう。あなたの書いた相談内容からは、心身が相当疲弊しているらしいニュアンスが感じられるので、それが肩こりとなってサインを送ってきているのかもしれません。それが
>マッサージや鍼鍼灸に行くと、いつも緊張してるの?しんどくないの?と言われる始末。
という下りからも覗えます。
いずれにせよ、今やっているさまざまな対策が効果を上げていないのは、やっている対策(例えば受けている施術の方向性)が的外れか、対策自体が肩こりの原因になってしまっているか、ではないかと思われます。改めて、自分の肩こりの「本当の」原因は何か?というところから考え直してみることをオススメします。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
1人の子どもを育てております。
仕事は外回りの営業をしています。
仕事で体は疲労しておりますが、育児と家事をすることで腰痛に悩んでおります。
妻は体の不調が続いており、無理をさせられない状況ですので、帰宅後は私が育児と家事をしています。
体の不調は、3ヶ月ほど前からで、夜になると痛みが出てきます。
体の不調の部分としては腰全体になり、腰が張って動かすと痛くなる状況です。
この不調については、どのように対処するのが正解でしょうか?
マッサージ等で改善するのでしょうか?
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>育児と家事での腰痛
というのは「ひとさぽ」でもよく見る相談ネタの1つですから、「過去の腰痛についての相談と先生方の回答を読めば、参考になることがあると思います」の一文で済ますこともできますが、ちょっと気になることがあって、それを以下述べます。
といっても、私に与えられた情報はあなたの書いた相談内容のみであり、それを正しく読み取れていない恐れもあるので、私の誤解ならお許し下さい。
さて、あなたは
>体の不調は、3ヶ月ほど前からで、夜になると痛みが出てきます。
と書いています。それが「一日中、同じような痛みがあるものの、それが夜になると感じやすくなる」ということならいいのですが、文字通り「夜になると痛みが出る(あるいは、痛みが増す)」ということなら、それは「夜間痛」に類するものなので、一応注意する必要があります。
腰痛に限らず身体に現れる症状は一般に、活動する昼間に強まり、休んでいる夜間には弱まるものなので、それに反する「夜間痛」を示唆する言葉は医療者にとって、一応重篤な疾患の可能性を疑う必要のある要注意ワードなのです。
もちろん、夜間痛だから即、重篤な疾患がある、というわけではありません。ただ、最悪の可能性から順番に疑い、それを除外していくのが医療の鉄則です。
ですから
>この不調については、どのように対処するのが正解でしょうか?
という質問に対しては、本当に「夜間痛」があるなら一度、医療機関(それも整形外科ではなく、可能なら総合診療科)を受診すべきだと考えます。それで検査した結果、特に何もないなら、整体など各種療法の治療院に行くことを考えてみてもいいでしょう。ですが、
>マッサージ等で改善するのでしょうか?
という点については、私はやや懐疑的です。というのは、あなたのいう腰痛が体を動かしている昼間ではなく、体を動かしていない(と思われる)夜間に出ているからです。これは、その腰痛が筋骨格系の問題とは別の原因で生じていることを示唆しており、揉みや矯正ではあまり(あるいは、全く)効果がないのではないかと思われます(心理的効果などで、一時的に症状が和らぐことはあるかもしれませんが)。
腰痛は、筋骨格系の問題だけでなく、内臓系の問題や心理的・感情的な要因で起こるものも少なくありません。ですから、仮に治療院に行くのであれば、そういうところまで含めて診てくれるところを選んだ方がいいでしょう。
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私はクラウドソーシングでパソコンを使うため、いつの間にか姿勢が悪くなり落ち着かなくなることが増えて困っています。
また、仕事に対して急にやる気が出なくなることが多く、不安になって寝付けないなどの悩みもあります。
このため、デスクワークとメンタルの関係が知りたいですが、どのようにすれば改善できるのでしょうか?
また、年齢とともに体力や集中力が低下しているため、どのようにすれば上がるか知りたいですし関心があります。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>デスクワークとメンタルの関係が知りたいです
という相談で、まず
>私はクラウドソーシングでパソコンを使うため、いつの間にか姿勢が悪くなり落ち着かなくなることが増えて困っています。
とありますが、クラウドソーシング関係あります? また、姿勢の悪さと落ち着かなさの関係は一見すると「姿勢が悪くなる→落ち着かなくなる」ようでもありますが、実は「落ち着かなくなる→姿勢が崩れる」のかもしれない。
仕事に対するやる気は、体調はもちろん業務形態、業務内容、人間関係、収入額などによっても大きく左右されるので、「急にやる気が出なくなる」というだけでは何とも答えようがありません。それとも他の要素は全て以前のまま、パソコンで作業するようになったら急にやる気が出なくなった、ということなのでしょうか? その辺り、書かれている情報が少なすぎる上に曖昧で、全く要領を得ません。
こういう質問をするなら、最低でも年齢(実際あなたは「年齢とともに体力や集中力が低下しているため、どのようにすれば上がるか知りたいですし関心があります」と聞いています)や業務について(例えば「これまでは、ほとんど外回りの仕事で、それが好きだったのが、コロナ以降、デスクワークばかりになってしまった」とか)は書かなければならないでしょう。
そうしたことすら書いていないという意味で、あなたの質問内容はあまり切実さが感じられず、(意識的にせよ無意識的にせよ)「集中力も切れたので、気分転換にちょこっと質問でもしてやろう。大して期待してないけど、回答を書いてくるヤツがいるなら読んでやるよ」的なニュアンスが見え隠れしています(もし「違う!」というなら、情報をもっと増やした形で再度質問を)。
なお、参考になるかどうか分かりませんが、私も以前「やる気が出ない」という人を診たことがあります。この時のことはHPのコラム「[臨床例]やる気が出ない」に書いていますので、興味があれば見て下さい。↓
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0032.html
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私の今の身体の悩みは、常に消えない不安感と不眠です。
40代半ばなので年齢的なものもあると思いますが、この2つは以前より明らかに強くなってきました。
不安感が酷い時は胸が締め付けられるような感じがすることもあり、解決することのできない感じに悩まされています。
不眠は若い頃からあまり寝つきが良い方ではなかったのですが、最近はますます酷くなって酷い時は寝ても1時間おきくらいに目が覚めてしまいます。
なので常に寝不足気味で、仕事に支障をきたすこともあります。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>常に消えない不安感と不眠
があるとのこと。
肩こりや腰痛もそうですが、表面的な症状だけで「原因はこう。対策はこれ」などと言うことはできません(仮に症状だけ聞いて自信満々に原因や対処法を語る治療家がいたとしたら、少なくとも私はそういう人からは速攻で離れます。そういう人の近くにいて、いいことは何もないので)。あなたの相談も、これだけで何かを述べることは難しいですが、いくつか考えられることを書くと…
まずはホルモン系に何らかの問題が生じている可能性です。40代女性ということから、私なら更年期障害の可能性も念頭に、内分泌系の状態を、その上位中枢である視床下部、下垂体まで含めて調べると思います(一般にホルモンのアンバランスは、そのホルモンの分泌器官のみを調べることが多いですが、分泌器官そのものに問題がなくても、実はその分泌器官に命令を出す上位中枢との連携が上手くいっていないケースも少なくないので、その全体の連携まで診る必要があります)。
それとは別に、自律神経に問題が生じている可能性もあります。自律神経を攻勢する交感神経、副交感神経のバランス失調が不眠や精神的な不安定を引き起こすことは、よく知られています(が、一部の治療家が「自律神経、自律神経」と、何でもかんでも自律神経のせいに持ち込もうとするのには、個人的にちょっと鼻白んでしまいます)。
また生育環境や周囲との人間関係など、より心理的、精神的な要因が絡んでいる可能性もあります。主に身体への施術を旨とする手技療法家はこうした可能性を(半ば意図的に?)無視しようとしがちですが、見かけ上、症状が身体的なものだとしても、裏にこうした要因があることは多く、その場合、こうした要因まで含めて解かない限り、症状の改善はあるところで頭打ちになってしまいます。
私が今のところ相談内容から考えられる3つの可能性を挙げましたが、これらはこのうちのどれか1つ、ということではなく、2つ、あるいは3つ全てが関わっていることもあります。いずれにせよ、今の状態を肉体面、精神面の両面から見直し、幅広く検討する必要があると思います。その上で、必要だと感じたら、整体、鍼灸、接骨など各種療法の治療院を頼ることも考えてみてもいいでしょう。
以上、多少でも参考になれば幸いです。
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30代、男性です。
普段は在宅勤務でパソコンを使っての事務仕事をしております。
3ヶ月程前から首や肩、肩甲骨周りが常に張っているような状況です。
仕事をしている時、していない時を問わず一日中痛むような感じです。
重くて怠いだけでなく、不快感があり身体の凝りのせいで吐き気まであるような状況となっています。
湿布を貼ったり塗り薬を塗ったりしていますが、あまり効果は感じられません。
整体には行ったことがありませんが、凝りの解消には繋がるでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>3ヶ月程前から首や肩、肩甲骨周りが常に張っているような状況です。仕事をしている時、していない時を問わず一日中痛むような感じです。重くて怠いだけでなく、不快感があり身体の凝りのせいで吐き気まであるような状況となっています。
とのこと。
まず、これは肩こりに限った話ではなく知っておいてほしいこととして、一般に、症状のある部位(症状を感じる部位)=問題のある部位「ではない」、ということがあります。ここ「ヘルモア」の相談コーナーにもよく「肩こり/腰痛/…がひどいです。どのようなトレーニング/ストレッチをすればいいでしょう?」のような質問を見かけますが、この質問を見るだけで、この人の肩こり/腰痛/…は少なくとも当分は、よくなることはないだろうな、ということが分かります(ので、こういう質問には回答しないことにしています)
さて、肩こりに関しては大きく分けて
(1)無理な姿勢、咬合(噛み合わせ)の異常、筋肉の過度な疲労などから生じたもので、筋骨格系の問題
(2)脳や(特に胸部の)内臓の何らかの疾患などによって生じたもので、(神経系、血管系を含む)内臓系の問題
(3)自律神経失調やストレス障害などによって生じたもので、心理的・精神的な問題
といったものが考えられます。
(1)はともかくとして、(2)や(3)はピンとこないかもしれませんが、(2)としては私が以前教わった先生が遭遇した、膵臓癌による体の異常を本人が肩こりだと主張していたケース、(3)としては(肩こりとは少し違いますが)私自身がお金の心配事を抱えていた時、急に寝違えのように首が回らなくなってしまったケースなどがあります。首、肩、腰、膝などのこり、痛み、だるさなどはまとめて「運動器疾患」などと呼ばれたりしますが、これらはいずれも「運動器疾患」が運動器の問題で生じた「のではない」例です。
あなたの訴える肩こりが上の(1)~(3)のどれに入るのか、相談内容に書かれたことだけでは何とも言えませんが、「3ヶ月程前から」という部分は一応気になります(特にそれ以前は首や肩、肩甲骨周りが張るということが全く/ほとんどなかったとすれば、尚更)。なので、その頃(あるいは、その少し前まで含めて)どんなことがあったか思い出してみることは、意味があるかもしれません。
そして
>整体には行ったことがありませんが、凝りの解消には繋がるでしょうか。
という質問については、そこの院が単に揉みの上手さを売りにするだけのところではなく、ちゃんと原因が(1)~(3)のどれなのかを調べて対処してくれるところならば、恐らく可能でしょう。なお、言うまでもないことですが、揉み、ほぐし、マッサージ、矯正といった施術が意味を持つのは、ほぼ(1)の場合だけです。
いろいろ書いてきましたが、多少でも参考になれば幸いです。
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お世話になります。長文失礼いたします。
就寝後2・3時間すると右の肋骨付近が固まり、寝返りを打つために体勢を変えようとすると「ズキッ!」と思わずこえが漏れるほどの痛みが走ります。5か月ほど前に原因不明で発症し、必ず毎日この症状に襲われます。(100%です)
左側で起きることは稀で、右の一番下の肋骨(前側から背骨側まで)から9~10番の胸骨にかけて固まる感じです。
一度傷みが出ると、その後仰向けに寝ても、左右どちら向きで寝ても起床まで痛みが続くため、深い眠りに就くことができません。
起きて活動している時に痛みを発症することはなく、徐々に良くなっていく感じです。最初は起床後30分程度で痛みは消失していたのですが、最近は就寝時の痛みも強くなり、夕方まで痛みとゴルフボールが肋骨の内側にあるかのような違和感が消えません。
発症後3か月程経って整形外科を受診し背中と首のレントゲンを撮ってもらいましたが、背骨の1箇所で隙間が少し狭くなっていることと、若干ストレートネック気味であること以外は問題ないとのことでしたが、胸骨付近が硬くなっているとのことで2週間毎に受診し自宅でもストレッチ等のリハビリをおこなっていますが症状は酷くなるばかりです。整形外科で処方されたロキソニンと湿布を就寝前に併用しても、必ず夜間に痛みで目が覚めてしまいます。
内臓疾患も疑って整形外科受診後1月ほど経って内科を受診し肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・胆嚢・膀胱のエコー検査をしてもらいましたが、問題はないとのことでした。(内科的所見なし)
デスクワーク中心の仕事で運動習慣がほとんどないため、運動不足解消のために1日5km程度のウォーキングを2年程おこなっています。
枕の高さやベッドのマットレスも色々試してはみましたが、改善には至りません。
この症状以前は、就寝中に肘の関節が固まって曲げ伸ばしで痛みが出ていましたので、関節が固まりやすい体質なのかもしれませんが、寿命まであと30年もこの症状と付き合っていくことは到底考えられません。
改善のために出来ることがあれば教えてください。
よろしくお願いいたします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
他の相談者とは全く違って相談内容が大変詳しく書かれていて、真剣さを感じました。5カ月ほど前から就寝中に右の肋骨付近が固まり、体位を変えようとすると強い痛みが出る、とのこと。
>この症状以前は、就寝中に肘の関節が固まって曲げ伸ばしで痛みが出ていましたので、関節が固まりやすい体質なのかもしれませんが…
とも書かれていますが、今60歳の私も50台になった頃からそれと似たようなことは何度かありました。ですから、それを今回の右肋骨付近の痛みと安易に関連づけるのは早計でしょう。実際
>胸骨付近が硬くなっているとのことで2週間毎に(整形外科を)受診し自宅でもストレッチ等のリハビリをおこなっていますが症状は酷くなるばかりです。
ということからも、関節の柔軟性云々とはあまり関係ないように思います。
まず一般論として、夜間痛というところが気になります。夜間痛は、肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)などによるものを除けば、病院の診察でも重篤な疾患の可能性を疑わせる所見の1つです(普通、痛みは活動している昼間に強まり、安静にしている夜に弱まるものですが、夜間痛はその逆だからです)。しかし、整形外科、内科を既に受診され、特に異常は見つからなかったとのこと。その医療機関での検査結果に異を唱えるわけではありませんが、これらの検査は実際に痛みが現れる就寝して2,3時間後に行われたものではないでしょう。
体に何か異常があったとして、それがある特定の時間にだけ特異的に現れる、というのは普通に考えればあり得ないことですが、絶対にないと断言できるわけでもありません(そのくらい人の体というのは不可解なものです)。この先、更なる医学的な検査を行うとしたら、症状が現れる前後で脳波なども含めて体にどんな変化があるのかを追う、ということが考えられます(幸い、症状の再現性は100%だそうですから。ただ、そんな検査を受け入れてくれる病院があるかどうかは分かりません)。治療家が行う擬似的なものとして、時遡行(そきそこう)という技法がありますが、詳細はここには述べません(なお、退行催眠のようなものではありません)。
ついでに、もし仮にウチにあなたのような人が来たとした時、時遡行以外で私が試みることがあるとしたら、フォーカシングでしょうか(フォーカシングについては数多くの本が出ているので、気になるようなら調べてみて下さい)。それは1つには心因性である可能性を疑うからです。「体にハッキリと、こんな強い痛みが出ているのに、心因性なんてことがあるか!」と思われるかもしれませんが、実際に臨床をしていると、痛みも含めて不可解な症状の裏に心的な要因が隠れていることは、ごく普通にあります。骨格が歪んでるからだとか筋肉が硬くなってるからだとか言われて、矯正だ、ほぐしだ、ストレッチだとさんざんやっても効果が(少)ないのは、そうした視点が欠けているせいもあったりします。
いろいろ書いてきましたが、多少でも参考になれば幸いです。
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パソコン作業を長時間こなしている40代男性です。
このところ(1年くらい)、明らかに体調が悪いです。
具体的には、太もも裏、尾てい骨、座骨、腰、このあたりの部位に、鈍痛が常態化しています。
ただ、ピンポイントで、どこが痛いかと言われると、自分でもよくわかっていません。
神経を圧迫しているような感じもあって・・。
そこで、長時間の座りっぱなしによる痛みや凝りを直すストレッチを教えていただけませんか。
あと、身近な物(タオルやチューブなど)で、簡単に行える筋トレや対策なども教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>このところ(1年くらい)、明らかに体調が悪いです。具体的には、太もも裏、尾てい骨、座骨、腰、このあたりの部位に、鈍痛が常態化しています。
とのことですが、これまで医療機関は受診していないのでしょうか。普通、そんな状態が1年も続いているなら「何かヤバいかも…」と病院に行っているものだと思いますが、それらしい記述はなく、
>神経を圧迫しているような感じもあって・・。
などとも書かれているので、多分、病院で診てはもらってないのでしょう。
ちなみに、神経の圧迫について言うなら、何かが神経に触れていると電気が走るような痛み(よく「電撃様の痛み」などと言います)が出るものですが、あなたは「鈍痛」と書いているので合致しません(何でもかんでも「神経が圧迫されているせいだ」などと強弁する治療家に毒されてませんか?)。
さて、あなたの場合、下半身の痛みはいわゆる「慢性疼痛(とうつう)」に該当するように思います。慢性疼痛は多くの場合、筋骨格系とは別の原因で起こりますので
>長時間の座りっぱなしによる痛みや凝りを直すストレッチを教えていただけませんか。あと、身近な物(タオルやチューブなど)で、簡単に行える筋トレや対策なども教えていただけるとありがたいです。
という質問については、そうしたことをやるのは別に止めはしませんが、やっても効果はないか、あっても一過性で終わる可能性が高いです。そもそも座り過ぎが原因というなら、立ってウォーキングなりジョギングなり、すればいいのです(時間がない? だってストレッチや筋トレする時間はあるんでしょうww)。
この手の症状で怖れるのは、この下に重篤な疾患が隠れていないか、ということです。例えば内臓の疾患によって腰下肢に痛みや違和感が出るのは、珍しいことではありません。ですから、一度ちゃんとした医療機関で検査を受けることをオススメします。そこで特に重篤な疾患は見つからない、ということなら、安心して(?)別の可能性を考えることができます(医療ではまず想定される最悪の可能性から潰していくのが鉄則です)。どうしても筋トレやストレッチをやりたいなら、それからでも十分間に合います。
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今まで地方出版社と称するブラック企業で、奴隷のように働かせられました。
本は意外と重くて、段ボールに入れた本を運ぶ時に腰を痛めてギックリ腰をやりました。
それ以外にも手根管症候群という指の病気になり、体は後遺症に悩まされています。
退職者が続出しますが経営者は人の補充をしないため、一人当たりの肉体労働は重くのしかかります。
教科書の搬入には皆んな総出で行いますが、ストレスはひどくメンタルやられる人もいました。
私も退職しましたが、1日に数回は身体の関節に痛みが走り、痛み止めを飲まない日はないです。
整骨院や整体院で後遺症もなおすることはできるのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>今まで地方出版社と称するブラック企業で、奴隷のように働かせられました。
とのこと。具体的な勤務状況は私には分かりませんが、さぞキツかったことでしょう。
そこで
>1日に数回は身体の関節に痛みが走り、痛み止めを飲まない日はないです。整骨院や整体院で後遺症もなおすることはできるのでしょうか?
という質問ですが、これについては「可能です。ただし、ちゃんとしたところで診てもらえば」としかお答えできません。
それでは、何をもって「ちゃんとしたところ」と言えるか? これは簡単には答えられない難しい質問です。一応、私が考える「ちゃんとしたところ」とは…
(1)ちゃんと話を聞いてくれる。
(2)ちゃんと検査してくれる。
(3)ちゃんと(身体状体や治療内容について)説明してくれる。
という、「当たり前のことを当たり前にやってくれるところ」です。もちろん、これらは最低条件ですが、それすらやってくれないところが多いので。
それと、あなたがどういう施術のやり方を希望するか?も小さくない要素の1つです。例えばウチでは揉みほぐしのようなことは、ほぼ行いませんので、あなたが「何はなくとも、みっちり揉んでほしい」と思っているなら、ウチのようなところを選ぶべきではないでしょう。変な話、治療家との相性、施術との相性、といったことは確かにあって、「自分に合ってる」と思えると、治りやすいということがあるのです。
以上、治療院選びの何かの助けになれば幸いです。
余談ですが、これは私が考えるあなたの状態について。あなたが書いた相談内容の文面からは、奴隷のように働かされたブラック企業についての強い怒り、怨みのような感情が覗えます。あなたが訴えるギックリ腰や手根管症候群は通常、運動器疾患に分類され、治療院が行う施術もマッサージや揉みほぐし、矯正などが一般的かもしれませんが、私は強い感情が引き起こす運動器疾患というのを数多く見てきました。そういう意味で、仮に私があなたを診るなら、肉体への物理的なアプローチより(あるいはそれと平行して)、感情面でのしこりを取ることを考えるかもしれません。参考までに。
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49歳の夏。おかしいなと思うと、右肩が上がらなくなり、背中を掻くことも難しくなりました。
突然の出来事であまりにも痛みがひどく、すぐに病院に行きました。
エコー検査やレントゲンも行ったのですが、お医者さんの診断はシンプルに典型的な四十肩ですとのこと。
治療法を聞いたところでは、自然治癒が1番と言う話だったので特に何も行いませんでした。
痛みがひどい時はブロック注射などで対応できると言う話でしたが、副作用が出たりすると嫌なので結局は対応せず今に至っています。
半年ほど経ちましたが、まだ痛みが引きません。
私はどうすれば良いのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>右肩が上がらなくなり、背中を掻くことも難しくなりました。
(中略)
>エコー検査やレントゲンも行ったのですが、お医者さんの診断はシンプルに典型的な四十肩ですとのこと。
と書かれています。
ここで確認しておかなければならないのが、この四十肩/五十肩がどのような意味で使われているのか?ということです。
ご存じかもしれませんが、四十肩/五十肩というのはただの俗称であって診断名(正式な疾患名)ではなく、使われ方にも大きな幅があります。狭い意味での四十肩/五十肩は肩関節周囲炎のことですが、特に40代以降の人で肩周りに痛みや可動制限がある場合に、それを広い意味で四十肩/五十肩と呼ぶこともあります(というか、むしろそちらの方が多いかもしれません。実際、ウチに「医者には四十肩/五十肩と言われた」と訴えて来る患者の多くは、明らかに肩関節周囲炎でない人たちです)。なので誤解を防ぐために以下、四十肩/五十肩という言葉は避けて、肩関節周囲炎とその他に分けて述べます。
肩関節周囲炎は読んで字のごとく、肩関節周囲の炎症によって強烈な痛みや可動域の低下が起こるもので、症状は一般に前期と後期に別れます。前期はしばしば夜間痛がひどくて眠れない、ということを訴えます。後期になると痛みは消えますが、可動域の低下が起こり、凍結肩(フローズン・ショルダー)などとも呼ばれます。
肩関節周囲炎の前期は安静にしてひたすら炎症を抑えるしかないので、正直、治療院、整体院などでできることはほとんどありません。私の知る、日本でも名の知られた治療家の先生も、この時期の患者を診るのはイヤだと言ってました(やれることが限られる上に結果も出ないため)。私もこの時期の患者が来たら、「ウチに来るより整形外科でブロック注射でも受けた方がいいです」と言います。逆に後期は痛みはなくなるので、できるだけ肩周りを動かして可動域を広げるようにします。やり方が分かれば1人でもできるので、アイロン運動などをネットなどで調べてみて下さい。
次に肩関節周囲炎以外の肩周りの痛みについて。これは肩周りの骨、靱帯・筋・筋膜などの局所的な問題によるのか、それ以外の問題(内臓の問題や時には心理的な問題)から来ているのかを切り分ける必要があります。とかく「肩周りが痛い、肩が動かない」というとすぐ「骨が…」「筋肉が…」という発想になってしまいがちですが、例えば肝臓が腫れて右側胸部の皮膚を下に引っ張っていたために、右肩に痛みが出たり動きづらくなっていた患者もいます。また心疾患によって肩周りに関連痛が現れるのも、よく知られたことです(あなたは病院を受診しているので、そういう可能性は低いと思われますが、「ない」と決めつけることはできません)。心理的なストレスも、首や肩に身体的な症状を引き起こすことがあります(私自身、自分の体でそうしたことを経験しています)。
>半年ほど経ちましたが、まだ痛みが引きません。私はどうすれば良いのでしょうか?
ということでずが、まずは四十肩/五十肩がどういう意味で使われたのか、そして肩関節周囲炎ならば今どの段階なのか、肩関節周囲炎でないなら原因は何なのか、といったことを医師に尋ね、これからのことを相談することがまずは必要かと。その上で、場合によっては医療機関以外の治療院、整体院などを考えてみるのもアリでしょう。
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二十代前半から頻繁に車を乗る仕事に従事しており、当初は身体に違和感などなく仕事をこなしていきました。
しかし3年経った時に仕事中、腰に痛みが走りました。
その時は余りにも腰が痛く、仕事中の最中近くの内科で腰にブロック注射を打って何とか痛みを緩和させることができました。
その後も腰の痛みが続きコルセットを購入すると同時に整形外科に受診し薬を処方して頂きました。
受診した結果神経に骨が圧迫していることで痛みがでているとのことでした。
それ以降整骨院とトレーニングを実施してますが、中々状態が良くなりません。
また今は情報が錯乱しており、何を信じれば良いのかもわからないので大変です。
腰痛に良いトレーニング方法はないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛で整形外科を受診すると
>神経に骨が圧迫していることで痛みがでているとのことでした。それ以降整骨院とトレーニングを実施してますが、中々状態が良くなりません。
とのことで、
>腰痛に良いトレーニング方法はないでしょうか?
という質問ですが、そもそもあなたの腰痛はトレーニングで改善するものなのでしょうか? トレーニングで意味があるのは、主に筋骨格系の原因によって生じた問題に対しての対処と予防ですが、あなたの腰痛は「本当に」それに当てはまっていますか?
腰痛、首痛、膝痛など「運動器疾患」と呼ばれるものは一般に、筋肉や骨格の問題によって生じていると誤解されていますが、私の経験ではむしろそれ以外の内臓性、心因性などの原因で生じているものの方が多いように感じます。確かに激しい運動や肉体労働によって体に物理的な損傷を受けている患者は、実際に筋肉や骨格の問題によって痛みを生じているケースは少なくないと思いますが、あなたはそれには当てはまらないでしょう。
そう書くと、あなたは「整形外科で神経を骨が圧迫していると言われた!」と色をなして反論してくるかもしれませんが、20歳を過ぎれば誰しも多かれ少なかれ脊椎の変形はあり、それが神経を圧迫しているように見えることも少なくありません(だから最近まで「腰痛=ヘルニア」説などというものがあったのですが、それは既に整形外科の中でも否定されています)。大体、本当に骨が神経を圧迫している状態なら、トレーニング云々以前に手術の適用になります。
それでもトレーニングにこだわるなら、ネットで検索すれば掃いて捨てるほど出てきますし、多分この健康相談でも詳しいトレーニング方法を回答してくれる先生がいるでしょうから、気の済むまでやられたらいいと思います。ただ私個人としては、神経を骨が圧迫している(ように見える)ことは事実としても、もっと幅広い視点で腰痛の「本当の原因」を探る方向に考えを転換することをオススメします。
とはいえ
>今は情報が錯乱しており、何を信じれば良いのかもわからないので大変です。
というのは私も本当にそう思います。世の中には名医、達人、ゴッドハンドなどと称する人たちがゴマンといて、それぞれ好き勝手なことを言ってますから。そんな医療界、治療界の現実を描きつつ、あなたにも役に立つ情報が含まれるかもしれない本があるので、2冊ほど紹介します(なお貼ったリンクは、私が書評サイト「本が好き」に投稿したレビューへのものです)。
・『腰痛探検家』(高野秀行、集英社文庫)
https://www.honzuki.jp/book/249951/review/178274/
・『腰痛放浪記 椅子がこわい』(夏樹静子、新潮文庫)
https://www.honzuki.jp/book/31788/review/241526/
ご参考までに。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
若いときは立ち仕事をしていて身体を動かすから気付きませんでしたが、現在はデスクワークをしていて、今までは肩や腰の凝りとかあまり考えていませんでした。
問いよりは気付きませんでした。
少し張るかな?とか位で自分でこんなに凝り固まっていたとは思ってもみませんでした。
夏でも冷房のきいた室内で冷えから来る凝りで身体が硬く感じてしまいます。
たまにサロンに行ってもなかなか良くなりません。
ストレッチや自分でほぐしたりとイロイロしてますが、なかなかと思います。
凝りで気分も変るのでどうにかならないかと悩んでおります。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
若い頃は立ち仕事だったのが、今はデスワークで体を動かしていないから、肩や腰が凝り固まっている──ということで
>たまにサロンに行ってもなかなか良くなりません。ストレッチや自分でほぐしたりとイロイロしてますが、なかなかと思います。
と書いていますが、それなら体を動かすようにすればいいのでは?と思ってしまいました。
(たまに、かもしれないけれど)サロンに行ったり、自分でストレッチしたりほぐしたりする時間はあるんですよね。だったら、仕事の後や休みの日にジョギングやラジオ体操するとか、地域のスポーツイベントに参加するとか、お金に余裕があるならジムに通うとか、体を動かす手段などいくらでもあるはず。少なくともシロウトが自己流でストレッチやほぐしなどするより、ずっといい体への刺激になるでしょう。
もし、そういうことは既に一通りやっていて、それでも体が凝り固まった状態が解消されないということなら、その凝り固まりは筋肉的なことではなく、もっと別の要因で起こっていると考えられます(あなたの年齢は分かりませんが、例えば更年期障害でもそういうことはあります)。なので、早いうちに一度、医療機関を受診することをオススメします。
手段はあるのに体を動かすこともせず、「デスクワークだから運動不足だ! 体が凝り固まってる~!」と言っているのなら、その凝り固まりは運動不足によるもの(だけ)ではなく、例えばあなたの(何に対してなのかは分かりませんが)不平、不満の代償として起こっているのかもしれません。
>凝りで気分も変るのでどうにかならないかと悩んでおります。
とも書いていますが、実は逆で、気持ちがクサクサするのを凝りのせいにしているようにも見えます。
であれば、どれだけ腕のいいサロンに通って揉みほぐしてもらっても、どんな凄いマッサージやストレッチの方法を教えてもらっても、体が凝り固まった状態が変わることはないでしょう(一時的に改善することはあっても)。
それを解消するには、あなたが体の凝り固まりだと感じているものが「本当は」何なのかを見つめ直す必要があると思います。
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蒼穹堂治療室
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30代、女性、フリーランスで在宅でパソコンの仕事をしている主婦です。
幼稚園児の子育て中です。
体の不調は、二年ほど前からになります。
一年中悩まされている不調です。
元々、猫背気味だったのですが、子どもを出産して、子供の世話をするようになってから、肩の凝りや首辺りが重たい感じがして、常に凝っている感じがします。
何もしていないのに体が疲れている感じで、寝ても疲れが取れません。
マッサージや整体に通えば、体の不調は治るのかもと思うのですが、結局、また今の生活で元に戻りそうで行けていません。
日頃の生活の中で、肩や首周りの不調を治すことができる簡単な体操や自分でできるマッサージはありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>日頃の生活の中で、肩や首周りの不調を治すことができる簡単な体操や自分でできるマッサージはありますか?
というご質問ですが、これについては、私は施術の中で揉み、マッサージ的なことはしないので、お答えできません。
ただ気になるのは、セルフのマッサージや体操やストレッチの類で改善するのは、せいぜい筋疲労などが原因で起こっている問題くらいのものですが、あなたの訴える
>子どもを出産して、子供の世話をするようになってから、肩の凝りや首辺りが重たい感じがして、常に凝っている感じがします。何もしていないのに体が疲れている感じで、寝ても疲れが取れません。
という、その症状は本当に筋疲労(だけ)が原因なのか?ということです。
例えば、強い疲労感1つ取ってみても、考えられる疾患には
・鬱病、鬱状態(例えば産後鬱など)
・甲状腺の機能低下
・慢性疲労症候群(微熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、思考力低下などを伴う場合)
・癌
などがあり、これらは揉んだり体操したところで(もしかしたら気持ちの上では一時的によくなった感じがしたとしても)意味がありません(もちろん、上は疲労感から考えられる疾患を挙げただけで、あなたがこれに当てはまるかどうかは分かりません)。
フリーランスで子育て中ということで、時間的、金銭的にいろいろ自由にならないこともあるとは思いますが、「急がば回れ」ということわざもあります。症状の程度や期間にもよりますが、安易に「体が疲れてるだけ」と考えてマッサージなどに頼る前に、一度ちゃんとした医療機関で診てもらう、という選択肢もあっていいのではないでしょうか。「検査したけど何も異常はなかった」ということなら、重篤な疾患の可能性は除外できるので、安心してマッサージや体操に進むことができるわけですから。
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昨日の朝 マッサージ店でマッサージしてもらいました。
夜に座椅子で寝ちゃって
お布団で寝る時に右首痛いなぁという感じでした。
今朝起きると右首が痛すぎて動きません。
右手を動かすだけで首が痛くなります。
ロキソンニンを塗ってなんとか少し動くようになったのですが
ピキっとなりそうな感覚が凄いのと
常に伸びてる感覚があります。
右肩と左肩を触って比べると右肩の方が張ってる感じがしました。
この場合は冷やすか温めるかどちらの方がいいのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
「マッサージを受けた後、首が痛くて動かない」とのこと。あなたの相談には、以前ヘルモアの「みんなの健康相談」に投稿された「整骨院で施術後首が動かない」が参考になるかと思います。
https://health-more.jp/questions/detail/1448/
この相談への回答でも述べたことですが、恐らくあなたのケースも変なマッサージ(もどき)を受けて「揉み返し」が出たのではないかと思われます。「揉み返し」は下手な施術によって筋肉や筋膜が損傷を受けたものであり、一部の治療家が言うような「好転反応」などではありません。
仮に「揉み返し」ならば急性炎症なので、対処としてはまず冷やすことが基本となります。ここで言う「冷やす」とは冷湿布を貼ることなどではなく、氷などを皮膚に直接当てて冷やす、ということです。具体的には、ビニール袋などに入れた氷を直接皮膚に当て、空気中の水蒸気が袋につかないよう、上からタオルなどで覆います。最初の5分くらいはキツいですが、5分過ぎると楽になるので、15~20分ほどそのままにします(氷の代わりに保冷剤などを用いる場合は、凍傷を避けるため15分以上は行わないようにしてください)。これを痛みの様子を見ながら、30~60分間隔で繰り返します。
ご参考までに。
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主にパソコン作業などのデスクワークをしている30代の女性です。
先週あたりから両膝が痛むようになってしまいました。
歩いているときはなんともないのですが、床から立ち上がるとき、膝の周りの筋肉がズキンと痛みます。
家ではほぼあぐらを組んでいますし、愛猫がそのあぐらの上に乗るのが好きで一時間以上同じ体勢をしていることも珍しくないことが原因なのかなとなんとなく思っていますが、この膝痛はやはりあぐらが原因なのでしょうか?
また、ストレッチなど痛みを解消できるセルフケアはありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
膝が痛むということですが、相談内容に書かれたことだけではその原因を云々することはできません。あなたは
>家ではほぼあぐらを組んでいますし、愛猫がそのあぐらの上に乗るのが好きで一時間以上同じ体勢をしていることも珍しくないことが原因なのかなとなんとなく思っています
と、あぐらをかいていることに原因を求めているようですが、これも
・パソコン作業のようなデスクワークをいつから始めたのか?
・その作業であぐらをかくようになったのはいつからか?
といったことが分からないので、何とも言えません(仮に「あぐらが原因」というのなら、正座にしてみるとか座椅子を使うようにしてみて、痛みが変わるかどうか見てみたらどうでしょう)。
体に何か不具合が起こると、人は手近なところに原因を求めようとしてしまうものです。このヘルモアの「みんなの健康相談」の他の質問を見てみるといいでしょう。例えば腰痛では、デスクワークの人は「私は座りっぱなしの仕事のために腰痛になりました」と書いているし、外周りの人は「私は仕事でいつも外を出歩いているので腰痛です」と書いています。一つひとつの質問だけ見るとそれほど変だと思わなくても、いくつかの質問をつき合わせてみると奇妙さがよく分かると思います。
膝痛に話を戻せば、確かに長時間のあぐらなど無理な姿位が誘因になることもあるでしょうが、考えられる原因は他にもあります。例えば、東洋医学(中医学)には「不通即痛」という考え方があります。これは「経絡の気の流れが阻害されると、同じ経絡上のどこか(阻害されたところとは別の場所のこともある)に痛みが生じる」ということで、臨床していると、こういうことが少なくないと感じます(そういえば、偶然にもちょうど今「あぐらを組むと膝が痛む」という人が来ていますが、その人の場合、原因はどうやら歯にあるようだということが分かってきました)。
私は、患者が「あぐらが原因だ」って言ってるんだから、原因はあぐらなんでしょ、という考え方はしないので、上のようなことを述べさせてもらいました。あなたも適当に思いついたものを原因だと決めつけず、さまざまな可能性を検討してみることをオススメします。その上で、膝の痛みがいつまでも取れないなら、専門家の手を借りることも考えてみるといいでしょう。
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50代前半の主婦です。毎日パソコン作業をしています。
12月の始めごろから、左右の肩から、背中にかけてキリで刺されるような痛みに悩んでいます。
あまりの痛みに、作業を続けることも難しくなってしましました。
肩を回したり、シップを貼ったりしていますが、よくなりません。
夜寝ている時も肩の痛みで目が覚めてしまします。
めまいにも時々襲われます。
肩や背中の痛みは、他の病気が潜んでいることがあると聞いたことがあり、年齢的にもとても心配です。
友人には、早く病院へ行くよう勧められていますが、外出も辛くまだ行くことができません。
以前は、整体などにも定期的に通っていました。
一度では治りませんが、何度か通うことで改善した経験があります。
地方に移住したので、こちらでは、一度も整体に行ったことがありません。
調べて行ってみたほうがいいでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>12月の始めごろから、左右の肩から、背中にかけてキリで刺されるような痛みに悩んでいます。
とのこと。そして
>肩や背中の痛みは、他の病気が潜んでいることがあると聞いたことがあり、年齢的にもとても心配です。
とも書いておられますが、それほど激しい症状ではなく、よくある肩こりだと思っていたら実は癌だった、とか、心臓疾患だった、といった話は実際にあるので、注意が必要です。
さて、あなたの肩から背中にかけての痛みについては、相談内容の文面からだけでは原因は分かりませんが、読んでいて気になる点があります。それは
>夜寝ている時も肩の痛みで目が覚めてしまします。
という部分。夜、安静にしている時に/安静にしている時も現れる(場合によっては眠れないくらい)強い痛みのことを「夜間痛」といいます。一般に痛みというのは昼間など活動している時は強まり、夜など安静にしている時は弱まるもの。なので「夜間痛」があるというのは、体を診るに当たって重篤な疾患の可能性を考える必要のある重要なサインの1つなのです。
ただし、重篤な疾患の可能性をあまり考えなくてもいい「夜間痛」もあります。それは肩関節周囲炎(俗に言う「四十肩/五十肩」の1つ)の初期に現れる肩周りの痛みで、夜眠れないくらいの激痛が出ます。この場合の「夜間痛」は肩関節周囲炎初期の典型的な症状の1つで、重篤な疾患のサインではありません。
ちなみに「四十肩/五十肩は得意」と豪語する治療家はいますが、この肩関節周囲炎(の初期)を上手く治せる人を私は知りません。あくまで私の個人的な意見ですが、肩関節周囲炎で夜間痛がある時は、下手に手技療法なんかに頼るより整形外科でも行って痛み止めしてもらった方がいいと思います。
話がそれましたが、あなたの場合「夜間痛」が出ているようなので、それが肩関節周囲炎によるものか、それとも別の何か(一応、重篤な疾患の可能性も含む)かを切り分ける必要があり、それにはやはり専門家に診てもらう必要があると思います。
私としては医療機関を受診することをオススメしますが、
>以前は、整体などにも定期的に通っていました。
ということで、あなたには病院などより整体院の方が行きやすいのかもしれません。ただ整体の先生に関しては、ただ揉みの上手さだけが自慢で医学的な知識などほとんどない人から、医者とも対等に話ができるほど凄く勉強している人までピンキリなので、相談するにしても見極めが難しいです。仮に私なら、「夜間痛」という言葉は出さずに、症状の説明の中で「夜間も痛みがあって眠れない」という話をして、そこに多少でも反応する人なら、ちょっとは勉強してそうだな、と判断します(中には話も十分聞かずに「ああ治る治る」などと安請け合いする人、「それは背骨がズレて神経を圧迫してるんです」などと勝手な自説を並べ立てる人などもいますが、そういう人に体を任せるのはむしろキケンなので、早めに退散しましょう)。
以上、参考になれば幸いです。
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首を捻挫してしまい動かなくなってしまったので整形では骨には異常がなく、整骨院に行きました。
何回か整骨院に通うと痛みが少し残っていましたが、首はかなり動くようになりました。
元々帯状疱疹後の神経痛が出た場所が首でその影響か首の筋肉が硬くなっているとのことで首の捻挫の首の痛みが良くなってきた頃に筋肉をほぐすために電気?を当てる機械で首の施術、上半身や腰のマッサージをやって貰いました。施術後首後ろのつっぱり感がありましたが首は動く状態でした。
帰宅後から首後ろのつっぱり感が増し2日目の現在首を動かせなくなってしまいました。施術してもらった首の後ろが常にヒリヒリジンジンする感じがあり、首の捻挫をした直後と似た感覚でした。2日目現在もヒリヒリ感継続中です。あと整骨院で腰を触られてから腰の痛みも出てくるようになりました。
事情を説明して整骨院に行くと首の痛みは筋肉痛と言われましたがどうなのでしょうか。首がどんどん動かなくなってきているのでかなり不安です。明日も受診して欲しいと言われましたが安静にしていた方が良いのでしょうか?
早く治す方法があれば教えて欲しいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首を捻挫したという、その痛みは、
>何回か整骨院に通うと痛みが少し残っていましたが、首はかなり動くようになりました。
ということなので、その後の
>首がどんどん動かなくなってきている
という件は、最初の首の捻挫(寝違え?)とは別物と考えられます(なお余談ですが、寝違えは筋肉や筋膜の軽度な損傷によって起こるもので、基本的には患部をよく冷やし(といっても冷湿布などは冷やしたことにならないのでダメで、氷などを使う)、安静にしていれば数日程度で自然に治ります)。
そこで気になるのは、実際にはどのような機器が使われ、どのようなマッサージがなされたのか?です。以下、あなたの書いた相談内容の
>施術後首後ろのつっぱり感がありましたが首は動く状態でした。
帰宅後から首後ろのつっぱり感が増し2日目の現在首を動かせなくなってしまいました。施術してもらった首の後ろが常にヒリヒリジンジンする感じがあり、首の捻挫をした直後と似た感覚でした。
という部分を読んでの、あくまで私の想像ですが、いわゆる「強揉み」を受けて患部が炎症を起こしたのではないかと。そのことは
>事情を説明して整骨院に行くと首の痛みは筋肉痛と言われました
という箇所からも覗えます。
一部の接骨院/整骨院、整体院などでは、こうした「強揉み」による炎症反応(よく「揉み返し」などと呼ばれます)について、「これは好転反応であって、よくなっている兆しです」などと強弁するところがありますが、これはとんでもないウソです。揉みが強すぎて体に炎症を起こしてしまっているのであって、好転反応などではありません。こんな施術を平気でしている治療院には、私なら怖くてとても行きません。
あるいは、今もこんなことをしているところがあるのかどうか分かりませんが、患者が早く治ってしまうと来なくなるからと、わざと炎症があるところを強揉みするなどして長引かせ、何度も通わせるように仕向ける治療院もあるようです。
いずれにせよ
>明日も受診して欲しいと言われましたが安静にしていた方が良いのでしょうか?
という質問には、そんな言葉は無視して行くのは止め、まずは安静にして様子を見ることです、とお答えします。
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ここ半年ぐらい寝違ったわけでもないのに首がとても痛いです。
昼間はあまり気にならないのですが朝起きた時に、首が硬く張っていて首を回すこともできない状態です。
整形外科に行ってレントゲンをとってもらいましたが特に問題はないと言われて湿布をしているだけです。
この状態が半年も続いていることで朝起きてからもなかなか調子がでません。
首がこれだけ凝っているような張っているような痛みがあるのはなぜなのでしょうか。
姿勢が悪いとかそういった理由があるのでしょうか。
自分で今できることがあれば教えていただきたいです
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
ここ半年ほど強い首の痛みが続いているとのこと。首痛だけでなく何らかの症状がある場合、それは
1.身体的な要因によるもの
2.精神的な要因によるもの
があります。そこで、この1,2について考えてみます。
まず1ですが、あなたは
>整形外科に行ってレントゲンをとってもらいましたが特に問題はないと言われて湿布をしているだけです。
と書いていますので、その検査結果を信じる限り、少なくとも頚部の物理的な問題によって痛みが生じているわけではなさそうです。
では、それで1の可能性は除外できるか、というと必ずしもそうではありません。例えば肺など呼吸器の疾患、心臓など循環器の疾患、胃や膵臓など消化器の疾患でも、首に痛みが出るケースはあります。更には、目の問題や噛み合わせを含めた歯の問題でも、首の異常は出ます。そうしたことは整形外科では診てくれないでしょう。なお、目に関連した首痛については、実際に臨床で遭遇したケースをブログに「臨床の現場から 13」として書いていますので、そちらもお読みください。
https://blog.goo.ne.jp/sokyudo/e/5bc56d99bdb314daf597d8954048209b
ですから、そうした可能性も含めて検討する必要があるでしょう。
次に2ですが、これは案外盲点です。これは私自身の話ですが、以前、金銭面で心配事を抱えていたことがあり、その時、急に首が痛くて回せなくなりました。いろいろ試したものの一向によくならなかったのが、その心配事が解消すると嘘のように痛みも消えました(私の場合、借金していたわけではないですが、「借金で首が回らない」ということは実際にあるんだと思いました)。つい先日も首痛を訴える人が来たので、調べてみると、その人も心に大きな動揺があり、心理的に不安定になっているようだったので、その動揺を取ることだけやっていたら、痛みも随分軽くなりました。
あなたにも何か「重くのしかかっているもの」、「心がかき乱されていること」などはないか、考えてみてください。
以上、私の経験を中心に書きましたが、参考になれば幸いです。
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30代女性、事務員のため仕事はデスクワークが多いです。
あまり外仕事はありません。
1年ほど前から立ちくらみがひどくなりました。
日常生活の中で何か床に落ちたものを拾おうとして、などしゃがんだ姿勢から立ち上がった時に目の前が暗くなり、貧血のような感覚に陥り動けなくなってしまいます。
一、二分ほど待ってようやく正常な感覚に戻るような状態です。
寝不足や栄養失調は考えづらく、原因がわかりません。
何か改善策、対処法が有ればしりたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>…しゃがんだ姿勢から立ち上がった時に目の前が暗くなり、貧血のような感覚に陥り動けなくなってしまいます。
>一、二分ほど待ってようやく正常な感覚に戻るような状態です。
と書いていますが、医療機関は受診されたのでしょうか。ある症状が実は重篤な疾患のサインだった、ということもあるので、まずは医療機関の受診をオススメします(既に病院を受診済みならご容赦)。
さて、
>1年ほど前から立ちくらみがひどくなりました。
とのこと。この書き方からすると「立ちくらみは以前からあったが、1年ほど前から強く顕在化した」ということでしょうか。いずれにせよ、この件を診ていくには、この1年の間のあなたの変化(身体面、環境面、精神面の)を調べていく必要があると思われます。
>何か改善策、対処法が有ればしりたいです。
という要望ですが、表面に現れている症状だけ見て「原因はこれだ」などと決めつけるような短絡的なやり方では、効果がないか、あっても一時的なものにしかならないでしょう(実際、立ちくらみは循環器系の問題、神経系の問題、ホルモン系の問題、精神的なショックやトラウマといった心因性のものなどがあり、仮に専門家であっても、症状だけでそれらを見分けるのは無理があります)。
そのためにはやはり「ちゃんとした」専門家の元で時間をかけてでも「正しい」原因を探ることが、結果として近道なのではないでしょうか。
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私が今一番苦しんでいるのがめまいや動悸などが起きたりといった体調不良が起きることです。
既に病院にも行って診断を受けて高血圧にもなっていたので血圧降下剤を処方してもらったりはしたのですが、血液検査では特に異常もなくそれ以上の治療はなかったです。
以前よりは幾分体調は良くなってますが、なかなか
元の体調に戻らないのがすごくストレスになっています。
長く苦しんでいるために精神面でも参っていてかなり苦しいと感じています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
男性であることと病院を受診したこと以外、年齢も発症時期も発症頻度も何も書かれていないので、相談というより単なる愚痴を書きたかっただけかもしれません。
それはともかく、読んでいてちょっと気になったのは
>…めまいや動悸などが起きたりといった体調不良が起きることです。
とあることです。「めまいや動悸が起きることです」ではなく「~といった体調不良が起きることです」と書いていることからすると、現れている症状はめまいや動悸だけではないのでしょう。
詳しい状況がまるで分からないので、あくまで一般論として書くと、こうした複数の症状が現れる体調不良は
1.身体的な要因によるもの
2.精神的な要因によるもの
の両面から診ていきます。あなたの場合、病院を受診しているので(何科を受診してどういう検査を受けたのかは不明ですが)少なくとも身体面で大きな異常(特に重篤な疾患など)はないと考えられます。ですから(それだけで1の可能性を完全に除外できるわけではありませんが)、2の観点から原因を探っていくことは必要でしょう。
更に多少うがった見方をするなら、自身の体の状態を相談するのに判断材料となる情報をほとんど提示していないのは、「なぜこうなったのか知られたくない」という無意識的なブレーキが働いているのかも……。そうだとしたら、自分の中でそれを深掘りしていくことで、何らかの展望が見えてくるかもしれません。
少なくとも、テキトーに整体でも行ってボキッと一発矯正でもしてもらえば嘘のように症状が消える…といったことはないので、例えば治療院も、そのことを踏まえてちゃんと診てくれるところを選んで行くことです。
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フリーランスでライターをしている50代の女性です。
10年ほど自宅でパソコンに向かって仕事をしています。
1年くらい前から朝だけ左手の指がピリピリしびれるようになりました。
また、左右の視力が違うためか、以前から目を酷使すると左側の方と首、腕が凝っていました。
コリの強い日ほどしびれを感じやすい気がします。
しびれは正座をしてしびれた時のような感じですが、日中にはおさまります。
薬局からはビタミン剤をすすめられましたが、効き目は少し感じられる程度です。
整体で改善することも可能なのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
しびれというのは直接的には、その部分の皮膚知覚を司る神経が何らかの原因で障害されることで生じます。あなたの場合、左手の小指ということなので、左の尺骨神経のどこか(もしかしたら固有掌側指神経)が何らかの原因で障害されている、ということが考えられます。
整体院であれ鍼灸院であれカイロプラクティック院であれ、そうしたことをちゃんと分かっている治療家であれば対処は可能でしょうが、残念ながらそうしたことが分かっておらず、症状の出ている部位を揉むくらいしか能のない治療家(これが結構多い!)では無理です。
中には「鍼なら治りますか?」とか「○○テクニックなら効果ありますか?」と聞いてくる人がいますが、重要なのはその人がどういう施術(治療)技法を使っているかではなく、その人がちゃんと体のことを分かった上で施術しているかどうか、です。
また、肝心の原因ですが
>左右の視力が違うためか、以前から目を酷使すると左側の方と首、腕が凝っていました。
ということが1つの手掛かりになりそうです。もし整体などの施術を受けるのであれば、そうしたことまで含めて調べてくれるところを選ぶべきでしょう。その際はHPやチラシだけで判断するのではなく(大抵いいことしか書いていないから)、まずは電話やメールで直接コンタクトしてみることをオススメします。
そもそも肩こり1つ取ってみても、原因として考えられるものには
1.姿勢を含む筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.目から来るもの
4.歯から来るもの
5.心因性の問題
といったものがあります。そしてそれは検査してみなければ分かりません。やたらとゴッドハンドを気取っていないか、根拠もなく「ああ、治る治る」などと安請け合いしないか、何でも「骨の歪みだ」、「冷えのせいだ」などと決めつけてこないかは、やはり直接やり取りしてみないと分かりません。
以上、参考になれば幸いです。
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30代で事務員をしています。
普段パソコンに向かいことが多く、猫背になってしまい、肩も内側に巻いていてひどい肩こりに悩まされています。
また反り腰もひどく、腰や臀部などあちこちに痛みが出てしまい毎日生活がつらいです。
できるだけ運動をしたりストレッチをしたりしているのですが、体がゆがんだままやっているせいか、痛みが増したりすることもあります。
治療院に通うのが一番いいとは思うのですが、なかなか時間が取れないため、自分で行える姿勢改善のためのセルフケアなど知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
失礼ながらあなたの相談内容を読んでいて笑ってしまいそうになりました。「巻き肩」、「反り腰」などという、一部の治療家がキャッチフレーズに使っている言葉が出ていたからです。もしかしたら、肩こり、腰痛に悩んでネットでいろいろなサイトを見て回っているうちに、いつの間にかこんな言葉に毒されてしまったのかもしれません(だとしたら、一種の自己洗脳かも、ですね)。
>自分で行える姿勢改善のためのセルフケアなど知りたいです。
との質問ですが、あなたにはセルフケアのHowToより
>猫背になってしまい
>肩も内側に巻いていてひどい肩こりに悩まされています。
>反り腰もひどく、腰や臀部などあちこちに痛みが出てしまい…
>できるだけ運動をしたりストレッチをしたりしているのですが、体がゆがんだままやっている…
にあるような「猫背」、「巻き肩」、「反り腰」、「体の歪み」といった“言葉の呪縛”を解くことが、まず必要でしょう。
そもそも肩こりや腰痛の問題の原因として考えられるものには
1.姿勢を含む筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.目から来るもの
4.歯から来るもの
5.心因性の問題
といったものがあります。このうち姿勢改善のセルフケアでよくなるのは、1の更に一部に過ぎません。そして私の臨床経験から言えば、腰痛でも肩こりでも1だけの人など、まずいません(1だけなら駅前のクイック・マッサージにでも行ってちょっと揉んでもらえば、てきめんに改善するので、私のところに来る必要はないからです)。
あなたが自分の不調を姿勢のせいだと言い張る(あるいは、そう思いこもうとする)のは自由ですが、表面的な症状が肩こり、腰痛だったとしても、それを引き起こすものは「姿勢を含む筋骨格系の問題」だけではないことは、頭の片隅に置いておいてください。また、本人は普通の肩こりだと思っていたものが実は重篤な疾患のサインだった、ということもあるので、注意が必要です。詳しく知りたければ↓
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
症状の重さやそれが仕事や生活にどの程度の支障をきたしているかにもよりますし、時間をかけたくない、カネをかけたくない、という気持ちもよく分かりますが、私は一度、きちんとした専門家に見てもらう方がいいと思います。ここで気をつけなければいけないのは「きちんとした専門家」というところ。何でも「骨の歪みだ」、「神経圧迫だ」、「冷えのせいだ」などと決めつける「自称専門家」にはご注意あれ。
──
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40代男性の事務職です。
日々のデスクワークが関係しているのか肩と首回りに痛みが日に日に増してくるようになりました。
仕事柄長時間パソコンの液晶画面を見続けているのが原因なのか、肩や首回りがズキズキと痛みがあります。
最近はその痛みが増してきていて、仕事にも支障があるほどの痛みがあります。
一度整体院に行って体をほぐしてもらった方が良いかどうか考え中です。
そこで質問したいのが、パソコンの液晶画面を長時間見続けていることで、肩や首回りの痛みは整体院で解消することができるのでしょうか?
もし解消できるならば、この痛みから解放されたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首肩痛で
>一度整体院に行って体をほぐしてもらった方が良いかどうか考え中です。
>パソコンの液晶画面を長時間見続けていることで、肩や首回りの痛みは整体院で解消することができるのでしょうか?
との質問ですが、それが「近くにたまたま整体院があるので、そこでちょろっと揉んでもらえば、この首肩の痛みからキレイに解放されるのか?」という意味なら、あなたがもの凄い幸運に恵まれているなら別ですが、まあないでしょう。ちょっとほぐしてもらえば取れるくらいの痛みなら、こんなところに相談していないでしょうから(一時的にでも少し楽になればいい、ということなら、あるかもしれませんが)。
首肩の問題の原因として考えられるものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.目から来るもの
4.歯から来るもの
5.心因性の問題
といったものが挙げられます。このうち揉みや矯正で(見かけ上、ではなく、本当の意味で)よくなるのは、1の更に一部に過ぎません。そして私の臨床経験から言えば、首肩痛でも1だけの人は、まずいません。
あなたの言う「解消」がどういうことを言うのかは分かりませんが、「ちゃんと原因を突き止めて治していく」という意味なら、揉みやほぐしの上手さを売りにするところではなく、心身の状態をきちんと検査した上で施術してくれるところを探すべきでしょう。ちなみに、本人は普通の肩こりだと思っていたものが実は重篤な疾患のサインだった、ということもあるので、注意が必要です。詳しく知りたければ↓
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
せっかくなので、最後に私があなたの相談内容を読んで気になったことを述べておきます。
>日々のデスクワークが関係しているのか…
>仕事柄長時間パソコンの液晶画面を見続けているのが原因なのか…
と、あなたは首肩の痛みの原因を仕事のせいにしようとしている一方で
>仕事にも支障があるほどの痛みがあります。
とも書いています。この矛盾の中に、あなたの首肩痛の原因の一端があると考えられます(そのウェートが大きいか小さいかは相談内容の文面だけでは分かりませんが、私は無視できるほど小さいものではないと思います)。
世の中には整体院など各種療法の治療院は掃いて捨てるほどありますが、真摯に原因を探り、適切に対処してくれるところは決して多くありません。あなたがそういうところに巡り会えるようお祈りします。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
40代男性、普段はデスクワークをしています。
二か月前から指先の痛みとしびれで悩んでいます。
スマホ画面をタップし過ぎて傷みを感じる事はあったのですが、これまでは翌日には治っていました。
しかし今感じている痛みは翌日どころか二か月経過しても痛みを感じたまま。
酷い時は指先が痛すぎてキーボードを打てないと感じる程でした。
痛みを感じてから一週間後には痺れも混じり出し、これは不味いと思って病院へ行ったものの、医師からは原因がわからないと言われました。
一応痺れをとる薬を処方してもらい、これで痛みと痺れはかなりマシになったものの完全には治っていません。
今もキーボードを打つのにストレスを感じています。
仕事にも悪影響が出ていますし、改善する為にはどうしたらよいでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
相談内容から、手指の知覚や運動を支配する神経が障害されていると考えられます。その代表的なものとしては、例えば腱鞘炎があります。腱鞘炎の場合、母指や手首の橈側に痛みが出ることが多いですが、あなたは
>二か月前から指先の痛みとしびれで悩んでいます。
>痛みを感じてから一週間後には痺れも混じり出し…
と書いているきりで、どの指が痛いのか、痺れるのか書いていません。また
>これは不味いと思って病院へ行ったものの、医師からは原因がわからないと言われました。
とも書いているので、腱鞘炎ではないのかもしれません。
腱鞘炎であれ、そうでないであれ、必要なのは症状が出ている部位から、どの神経がどの辺りで障害されているかを探り出すことです(施術方法はそこから決まってきます)。ですから、そういうことをキチンとやっているところを選んで診てもらってください。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
私は40代の男性です。
仕事はサラリーマンをしていますが、ほとんどデスクに座った状態で職務にあたっています。
若い頃から身体の健康には自信があり、病気にかかったことはほとんどありません。
そんな私の身体に異変が現れたのは、2年ほど前のことです。
腰全体に違和感と痛み出しました。
「どうせ、そのうち治る」と安易に考えていましたが、断続的な痛みが続くことに。
今までは、マッサージチェアや駅前のマッサージ店などにお世話になったことがありますが、根治しません。
整体師に診てもらった方が良いのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>若い頃から身体の健康には自信があり、病気にかかったことはほとんどありません。
とありますが、「病気にかからない」というのは大抵の場合、「病気を思わせる症状がない」ということでしかなく、必ずしも「健康である」ということではありません。例えば糖尿病や肝臓癌、膵臓癌などは相当悪くならなければ症状らしい症状は出ず、自覚症状が出る頃には取り返しのつかないことになっていたりします。
さて、腰痛ということで、まず一般論ですが原因として考えられるものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.心因性の問題
が挙げられます。
このヘルモアに相談の投稿をしている人の多くが「腰痛です。長時間デスクワークしていることが原因だと思います」というように、1の可能性しか考えないようですが、実際に臨床していると、1だけのケースというのは非常に少なく、2や3も同時に持っていて、それを処理していかなければならないケースがほとんどです(「腰痛の原因は骨のズレだとか筋肉の固さであって、矯正や揉みだけで治してる」という治療家もいますが、私には疑問です)。
あなたの腰痛の原因を考える上で、相談内容を読んでいて私の注意を引いたのは
>そんな私の身体に異変が現れたのは、2年ほど前のことです。
>(前略)断続的な痛みが続くことに。
という箇所です。本当なら、この2年の間に痛みの程度や部位や発生頻度がどう変化したのか/しなかったのかが書かれていてほしかったですが、わずかに分かるのは、症状が比較的長期間で断続的である、ということです。もしもこの間、痛みの程度や部位や発生頻度に特に変化がない、ということであるなら、少なくとも進行性の病変によるものである可能性は除外できそうです(ただし、もし徐々に痛みの程度や範囲や発生頻度が増しているようなら、その限りではありませんので誤解なく)。私があなたの相談内容から読み取れるのは、そのくらいです。
いずれにせよ「たかが腰痛、されど腰痛」で、腰痛が(場合によっては命に関わるような)重篤な疾患のサインである可能性もあるので、「ほとんどデスクに座った状態で職務にあたってい」るんだから腰痛にもなるさ、と軽く流していいものばかりではない、ということは知っておいた方がいいでしょう。
そこで、痛みが断続的に2年続いているということなので、自己流でやるより専門家のサポートを得る方がいいかもしれませんが
>整体師に診てもらった方が良いのでしょうか。
という質問には、簡単に「イエス」とはお答えできません。世間には整体院など各種療法の治療院は掃いて捨てるほどありますが、真摯に原因を探り、適切に対処してくれるところは決して多くないからです。ただこれに関しては、正直「こう探せば外れなし」といったものはありません。一番いいのは、まず相手と直接やり取りしてみることです(できれば電話で直接話した方がいい)。そこで「ああ、治る治る」などと安請け合いする人、「腰痛なら原因は○○に決まってる」などと決めつける人、自分の治療自慢をしたがる人、ちゃんと話を聞かない人などは、避けた方がいいと思います。参考までに。
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32歳会社員男性です。
普段はオフィスでデスクワークをしています。
相談したい体の不調は、背中から腰にかけての痛みについてです。
ここ二ヶ月ほど続く悩みです。
激痛というわけではないですが、立って座ってを繰り返す内にたまにズキリと痛むことがあります。
この痛みがあることによって、行っている作業に集中できなくなることがあります。
痛みは、やがてストレスになり、いらつきにも繋がっていきます。
原因は、座ってパソコンでの仕事が多いことだと想います。
これを止めて静養すればよいとは思うのですが、忙しくてそういったことも出来ません。
できれば、長く通院することなく、仕事をしながらもスムーズにケアが出来る方法をしりたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛ということで、まず一般論ですが、腰痛の原因として考えられるものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.心因性の問題
が挙げられます。
このヘルモアに相談の投稿をしている人の多くが「腰痛です。長時間デスクワークしていることが原因だと思います」というように、1の可能性しか考えないようですが、実際に臨床していると、1だけのケースというのは非常に少なく、2や3も同時に持っていて、それを処理していかなければならないケースがほとんどです(「腰痛の原因は骨のズレだとか筋肉の固さであって、矯正や揉みだけで治してる」という治療家もいますが、私には疑問です)。
あなたの腰痛の原因が上のどれに当たるのかは相談内容の文面だけでは分かりませんが、私が読んでいて気になったのは
>この痛みがあることによって、行っている作業に集中できなくなることがあります。
>痛みは、やがてストレスになり、いらつきにも繋がっていきます。
という箇所です。「痛みがあるんだから当然だろう」と見ることもできますが、ヘルモアへの相談でこのように書いてくる人は稀です。そこから推察するに、あなたは腰痛と関係なく、常日頃からイライラ、セカセカした人なのではないでしょうか(腰痛でイライラ、セカセカがいつも以上に強まることはあっても、腰痛によってそれまでなかったイライラ、セカセカが現れる、ということはまず考えられませんから)。
だとすると、そうしたイライラ、セカセカは腰痛の結果ではなく原因かもしれません。「腰痛は怒りである」と主張する人がいるほど、腰痛はその人の怒りやイライラといったものが引き金となって起こることが珍しくないからです。常日頃からのイライラ、セカセカが腰痛を引き起こし、それにより一層イライラ、セカセカが強まり、それが腰痛を拡大再生産させていく…といった無限ループに陥っているのかも、というのが1つの見立てです。
もちろん、内臓の問題が腰痛を引き起こしている可能性もあります。例えば東洋医学(中医学)な見立てとしては、イライラや怒りは肝の臓を損ないます。すると肝は一般に熱を帯びてきて(これを肝火とも言います)、それが腎の臓の水を損なうと腰痛が出現します(この場合の腰痛は、強い鋭い痛みではなく、どちらかというと鈍痛に近い痛みになることが多いです)。他にも腰痛の裏に重篤な疾患が隠れていることもないではありません。
>できれば、長く通院することなく、仕事をしながらもスムーズにケアが出来る方法をしりたいです。
ということですが、痛みが2カ月続いているということは自己流でやるより専門家のサポートを得る方が結果として早道でしょう。とはいえ(自称も含めて)専門家もピンキリなので、誰を選ぶかが重要ですが、正直「こう探せば外れなし」といったものはありません。一番いいのは、まず相手と直接やり取りしてみることです(できれば電話ででも直接話した方がいい)。そこで根拠もなく「ああ、治る治る」などと安請け合いする人、「腰痛なら原因は○○に決まってる」と決めつける人、ちゃんと話を聞かない人などは、仮に「ゴッドハンド」などと呼ばれる人でも避けた方がいいでしょう(その「ゴッドハンド」も、せいぜい「揉みが上手い」という程度の意味なのかもしれません)。
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私は50代後半の主婦です。
毎日家にいながら家事の傍らここ1年ほどはWEBライターもしています。
私は7年前から偏頭痛で悩んでいます。
発症当時あまりのズキズキする痛みと吐き気で神経内科でCTやMRIの検査もしましたが、脳内に異常はなく偏頭痛によるものと診断を受け、1年ほど投薬治療の末、病院に行かなくても自分で何とかコントロールできるかな、と思いすでに通院はしていません。
当時は生理の前後になると頭痛が来たのでその時だけ鎮痛薬を飲んでいました。
最近パソコンに向かう時間が6~8時間程あるためか、生理と関係なくまたズキズキする頭痛が発症し始めました。
更年期?なのかパソコンでモノ疲労からくるのか、もう原因はわかりません。
薬に頼らずに(薬の服用のし過ぎは薬物性の頭痛になるので)整体などでズキズキする頭痛を改善する方法はありませんでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>私は7年前から偏頭痛で悩んでいます。
とのこと。中年以降にそれ以前とは違う頭痛が出た場合、重篤な疾患が考えられるので、「まずは医療機関へ」と言うのですが、あなたは既に医療機関を受診して
>脳内に異常はなく偏頭痛によるものと診断を受け…
と書いているので、実際に偏頭痛(片頭痛)であるということで以下、書かせてもらいます。
偏頭痛の発生機序は、まだよく分かっていません。以前は脳の血管の収縮と拡張によって起こると言われていましたが、近年は脳そのものに何らかの原因があるという説(中枢起源説)や、脳血管や三叉神経終末に原因が見られるとする説(三叉神経血管説)が有力になっています。また人によっては閃輝暗点(ギザギザした光の波のようなもの)が見えることもあります。
偏頭痛にはトリガーとなる要因があることが多いのが特徴です。チョコ―レトやワイン、強い光などが有名ですが、私の場合は映画館などの閉鎖空間に長時間いたり、会社員時代、打ち合わせが予定時間を過ぎても終わらない時などに、決まって偏頭痛が起きていました。偏頭痛の人にそうしたトリガーが必ずあるわけではありませんが、あなたにも頭痛が起こりやすいシチュエーションがあるなら、それをできるだけ避けるようにすることです。
なお、上記のように偏頭痛がなぜ起こるのかは分かっていませんが、あなたの場合
>毎日家にいながら家事の傍らここ1年ほどはWEBライターもしています。
>最近パソコンに向かう時間が6~8時間程あるためか、生理と関係なくまたズキズキする頭痛が発症し始めました。
とのことなので、生理前のホルモン系が要因かもしれない頭痛とは別に、電磁波の影響による頭痛もあるのかもしれません。
実際にそうかどうかは調べてもらえば分かります。ですから整体などに行くなら、テキトーに首肩の固いところを揉むだけのところではなく、そうしたことを含めてキチンと調べてから施術してもらえるところに行くことをオススメします。
私も子供の頃から偏頭痛持ちだったので、あなたの言う
>あまりのズキズキする痛みと吐き気…
は過去に何度も経験しています。が、自分で自分の体を診られるようになってからは、幸いなことにかつてのようなひどい症状は起こらなくなりました。ですから、ちゃんと診てくれるところを選んで行けば、あなたの偏頭痛も十分改善すると思いますよ。
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在宅でスマホ見ながら内職をしている20代女性です。
スマホで普段仕事をすることが多く、一年前くらいから眼精疲労が酷くなりました。
眼球の上の方に圧迫感を感じることが増え、ひどい時は頭痛や肩こりに悩まされることもあります。
ホットアイマスクや眼球ストレッチなど対策をしてきましたが一時的なものばかりで改善されていません。
見ないことが一番ですが、そうもいきません。
何か効果的なマッサージ法やサプリなどはありますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>スマホで普段仕事をすることが多く、一年前くらいから眼精疲労が酷くなりました。
とのこと。ウチにも目の疲れを訴える人や、調べてみると目が疲れていて、そのことを話すと「実はそうなんです」という人は結構います。
原因はさまざまありますが、比較的盲点になっているのが
・実はメガネが必要なのに、使っていない。
・メガネやコンタクトを使っているが、度が合っていない。
ということで、実際、メガネやコンタクトを使うようにしたり、使っているメガネやコンタクトを度の合うものに変えるだけで、眼精疲労が改善する例はあります。
あなたの場合、20代ということですが、最近では若い人の「スマホ老眼」などが問題になっていたりするので、思い当たるフシがあれば一度、眼科などで診てもらうといいかもしれません。
また別の盲点として、電磁波の影響がありす。電磁波は脳脊髄液の循環動態に影響するので、当然、目にも影響が出ます。しかも、同じVDT労働でもスマホやタブレットは体に接触する形で使うことが多い分、パソコンよりも体がこうむる電磁波の影響は大きくなります。
世の中には電磁波過敏症だったり、気づかぬうちに電磁波過敏症になっている人もいます。こちらは先生が方法さえ知っていれば町の治療院でも調べられるので、気になるようなら調べてもらうことをオススメします。
さて、私が眼精疲労にアプローチする方法にはいろいろありますが、その中の1つとして東洋医学(中医学)の「肝の臓は目に開く」という考え方からの、例えば肝経のツボを使う施術があります。ちなみに肝の臓は怒りやイライラといった感情によって損なわれるとも言われていて、仕事上のストレスが肝を介して目の異常として出ているケースなども実際に診ています。
もちろん上記は一例であり、あなたの症状にもそれが当てはまるかどうかは調べてみなければ分かりませんが、眼球疲労もホットアイマスクや眼球ストレッチなど眼球への直接的なアプローチだけではない、全く別の面からのアプローチもあるということは知っておくといいでしょう。
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埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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現在、事務職をしており1日七時間程パソコンとにらめっこしております。
それが原因で、四月から常に肩全体に倦怠感を感じ、酷いときは眼精疲労や頭痛にも苛まれています。
1作業毎に10分程度のインターバルを置く、温水で肩や目を癒す等々、工夫をしておりますが、全く改善しません。
特に困っているのが8時間以上熟睡すると、リラックスして筋肉が緩んでいるのか、起床後肩に著しい疲労を感じます。
体を休める程疲労が跳ね返ってくるので、もうお手上げです。
身体の凝りや疲労を緩和する、簡単なヨガやストレッチがあれば是非教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>四月から常に肩全体に倦怠感を感じ、酷いときは眼精疲労や頭痛にも苛まれています。
とのこと。この件では、あなた自身、手をこまねいているわけではなく、
>1作業毎に10分程度のインターバルを置く、温水で肩や目を癒す等々、工夫をしておりますが、全く改善しません。
と書いていることから、改善のために考えられる努力をしていることが覗えます。それでも改善しないということは、少なくとも原因はそこではないと考えられます。
「長時間のパソコン作業・肩こり・頭痛」などという言葉が並んでいると、舌なめずりして「待ってました」とばかりに、姿勢の悪さや骨のズレみたいなことを滔々と述べる治療家の先生がいますが、私の経験上、こうした長時間の事務作業を理由に肩こり、頭痛などを訴える人も、純粋に筋骨格系が原因であるケースは実は意外に少ないです。
筋骨格系以外の原因としては例えば、意に沿わぬ形で事務作業をやらされれていたり、人間関係(これは職場だけに限らず家族や近所との場合も含めて)に悩まされていたり、お金の問題が心に重くのしかかっていたり、といったことでも肩こり、頭痛などは生じます。また筋肉が凝り固まってるせいだと思っていたら、実は思いもよらぬ内臓系の疾患だった(しかも場合によっては、かなり重篤な)ということもあります。あなたの場合
>体を休める程疲労が跳ね返ってくるので、もうお手上げです。
とあるのが気になります(もしかしたら交感神経が常時強い緊張状態にあって、自分で思っているほど心身がリラックスできていないのかもしれません)。
>身体の凝りや疲労を緩和する、簡単なヨガやストレッチがあれば是非教えていただきたいです。
という質問ですが、その前に筋骨格系だけでなく内臓系や神経系、心理面を含めて診てもらえるところを当たってみることをオススメします。ヨガやストレッチをするのは、その後でも十分間に合うでしょう。
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30代女性、兼業主婦です。
仕事ではオフィスワークをしています。
5年くらい前から夕方頃、早い時は昼頃から、頻繁に頭痛が起こるようになりました。
左目の中が痛いような、目の周りが重痛くズキンズキンと響くような痛みです。
ひどい時は、その頭痛と一緒に首にも痛みが出ます。
デスクワークで首が前に出て猫背になりやすいせいかと思い、姿勢が悪くならないように気を付けたり、自分で首を揉んでみたりするのですが、あまり効果があるようには思えません。
頭痛が起こった後だと鎮痛剤は効きません。
整体に通うなどしなければ治らないのでしょうか?
また頭痛が起きてしまった時その場でできる簡易的な処置はないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛には頭痛自体が主症状である1次性頭痛と、他の疾患の随伴症状として頭痛が起こる2次性頭痛があり、当然危険なのは2次性頭痛の方です。
まず1次性頭痛について述べると、大きく偏頭痛(片頭痛)、緊張性頭痛、群発頭痛に分かれます。それぞれの特徴を述べると…
偏頭痛は頭部の血管が拡張して周囲の神経を圧迫することで起こるものです。不定期に起こるズキンズキンという脈打つような激しい痛みで、痛みの出る部位は頭の片側だけの場合もあれば、両側、あるいは頭全体に至るまでケースバイケースで一定しません。また、吐き気や嘔吐が起こったり、目の前にチラチラしたものが漂うように見える閃輝暗点という症状が出ることもあります。
緊張性頭痛は主に身体的、精神的なストレスで誘発されるもので、痛みというよりは後頭部を中心に締めつけられるような重さ、あるいは鈍痛です。一度起こると長引き、頭痛とともに首肩のこり、めまい、だるさといった症状を伴うこともあります。頭痛の中で最もポピュラーなものと言われています。
群発頭痛は目の奥を走る血管が血管が拡張して炎症を起こすことで起こると考えられています。症状は1~2ヵ月くらいの短期間に集中して起こるのが特徴で、目の奥がえぐられるような、あるいは突き刺されるような激しい痛みが15分~3時間くらい続きます。炎症を起こした血管が自律神経を刺激することで、目が充血したり涙や鼻水などを伴うこともあります。
なお、女性ではホルモンの影響で生理周期に合わせて偏頭痛(月経関連偏頭痛)や緊張性頭痛が起こることがあり、その場合、偏頭痛では生理の2,3日前、緊張性頭痛では生理中に現れることが多いようです。
次に2次性に移りますが、2次性頭痛には、脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎などによる頭痛があります。命に関わる疾患が多く、すぐに医療機関を受診する必要があります。
ただし、あなたの頭痛も必ずしも「このどれか1つ」ということではなく、これらのいくつかが複合して起こっている可能性も考える必要があります。
ところで、一般に疾患の重篤さの度合いは症状の強さが1つの目安になりますが、頭痛の場合は必ずしもそうした原則が当てはまりません。例えば私も頭痛持ちなので何度も経験していますが、偏頭痛は死ぬかもしれないくらい劇烈な症状が出るものの、生死にかかわる重篤な疾患ではありません。逆に(特に中年以降に)「これまで経験したことない頭痛」(これは、これまで経験したことのない激しい頭痛“ではない”ことにご注意)が起こったら、念のため医療機関の受診をオススメします。
さて、あなたの頭痛は書かれた内容だけで単純に考えると、偏頭痛か緊張性頭痛(あるいはその複合)のように感じられますが、2次性頭痛を含めて判断できる材料はわずかなので、あくまで1つの可能性とご理解ください。
偏頭痛は多くの場合、その人特有の誘発要因があります。有名なところでは、強い光を見たりチョコレート、ワイン、コーヒーを食す、などです(私の場合は、閉鎖空間にいたり(会社員時代には)会議が時間通りに終わらない、などがあると頭痛が起こっていました)。閃輝暗点については偏頭痛が起こる前兆になる人、終わる前兆になる人などがいますが、私は偏頭痛に関係なく見えます。いずれにせよ、そうした誘発因子を見つけ出し、それを注意深く避けるほかありません。
緊張型頭痛は頭部~頚肩部の筋肉の過緊張が主な原因ですが、そういうとすぐ、姿勢がどうだとか骨が歪んでるんだとか、そんなことばかりに考えが行ってしまう人がいます。しかし、そうしたことは心理的なプレッシャーからも起こりますし、噛み合わせの異常やメガネの度が合っていないことが要因になっていることも珍しくありません。ですから、なぜ筋の過緊張が起こっているのかを先入観を持たずに調べることが重要です。
>整体に通うなどしなければ治らないのでしょうか?
との質問ですが、仮に整体などの治療院に行くにしても、行くところをちゃんと選ばないと治るものも治らない、ということはあると思います。検査もせず通り一遍話を聞いただけで「その原因は○○です」とか「私の手にかかれば絶対治ります」などと断言するようなところは避けた方が賢明です。そして、あなたの頭痛がどういうものなのかが分かれば、そこから対処法も導き出せるでしょう。
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仕事上、お客さんのPCを斜め横から長時間見るということが多く、仕事が立て込んだあとは、不自然な体勢が長く続いたので、右肩が凝ってしまっただけでなく、右の顎が痛くなってしまいました。
神経がつながっているのかもしれませんが、食事のときに、右の奥歯が同時に痛くなります。
右の顎の周りの筋肉全体がこわばった感じです。
軽い顎関節症かもしれません。
ストレスなのか、筋肉なのか、歯茎の神経なのか、顎の関節なのか、どこが原因かわからずに困っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
右肩のこりと右顎の痛みがあり
>ストレスなのか、筋肉なのか、歯茎の神経なのか、顎の関節なのか、どこが原因かわからずに困っています。
とのこと。正直、書かれた内容だけでは原因がそのどれなのか、あるいはもっと別の何かなのか、ということは分かりません(デタラメでもいいので答えがほしい、ということなら何とでも書けますが)。
そこで、仮に私が診るとしたら問診したい点を挙げます。
>仕事上、お客さんのPCを斜め横から長時間見るということが多く…
とありますが、それは最近になってそうなったのでしょうか、それとも以前からそうなのでしょうか?
>不自然な体勢が長く続いたので、右肩が凝ってしまっただけでなく、右の顎が痛くなってしまいました。
と、「お客さんのPCを斜め横から長時間見る」ことが、あたかも症状と関係あるかのように書かれていますが、本当にそうなのでしょうか(本人はそう主張していても実際にはそうではなかった、という事例はイヤというほど見ています)。
>食事のときに、右の奥歯が同時に痛くなります。
という点も、右肩のこりや右顎の痛みと発症の順序がどうだったのか、また義歯やインプラントの有無を含めて、口腔内全体の状態はどうなのかお聞きしたいところです。
>右の顎の周りの筋肉全体がこわばった感じです。
についても顎まわりの筋肉の緊張状態を診ることは当然としても、歯の痛みから2次的に起こっている可能性も含めて考える必要があるでしょう。
ついでに他に考えられる原因について述べれば、ザッと思いつくものだけでも電磁波の影響によるもの、内臓系(特に消化器系)の問題から来るもの(例えば経絡では、歯には胃経と大腸経が流注(るちゅう)しています)、心因性のもの(例えば首は心理的、感情的なものの影響を強く受けます)などがあり、それらの可能性も検討しなければなりません。
ですから、改めてそうしたことまで含めて、ご自身の状態を振り返ってみて下さい。そして仮に整体などの治療院を頼るなら、何でもかんでも姿勢の悪さ、骨格のズレ、等々で片づけようとするところではなく、キチンとさまざまな可能性を考慮した上で診てくれるところを選ぶことをオススメします。
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以前からヘルモアのQ&Aを拝読してきまして多くの参考になること、勉強になることを学ばせていただきました。
実際に試してみたら花粉症が治ったり、鼻の詰まりがなくなったり視力が良くなったりして驚いています。
今まででしたらもう治らないと諦めてきましたがこのやり方ならどんな症状でも治せるのではないかと思ってワクワクしてきます。とはいうものの何でも治せるわけではないように思いますので、治せるものと治せないものを見分ける方法をお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>何でも治せるわけではないように思いますので、治せるものと治せないものを見分ける方法をお尋ねしたいと思います。
まず、あなたの質問の趣旨とはちょっとズレるかもしれませんが、「治せる治せない」ということとは別に、施術師が診てはいけないケースというのがあります。
1つ目は感染症で、言うまでもなくこれは患者の命にかかわると同時に、不用意に診たりすると施術者自身も感染してしまう危険性がありますから。
そして2つ目は患者自身は気づいていないが、重要な疾患を持っていることが疑われるケースです。例えば表面的な症状としては軽い頭痛、肩こり、腰痛、体のダルさなどであっても、実はその原因が脳血管疾患、心疾患、腹膜炎、癌だったりすることがあります。
ですから施術者はそうした場合、必要ならすぐに医療機関を受診してもらう必要があります(施術料の中には医師や西洋医学を下に見て、自身の優越性をことさら主張する人がいますが、医師や医療機関でなければ対処できない疾患は世の中にたくさんあります)。
そこまで緊急性、重篤性を持ったケースはそう頻繁にあるものではありませんが、患者の訴える表面的に現れている症状とその本当の原因が多くの場合、一致しないことは、ある程度の経験を積んだ施術者ならば誰でも知っているでしょう。
例えば、「右肩が上がらない」と訴えて来た人がいました。本人は「五十肩(肩関節周囲炎)になってしまった!」と言っていましたが、肩関節周囲炎に典型的な夜間痛はなく、肩関節の状態も特に異常はなさそうでした。で、結論から言うと、肝臓に疲れが出てその周囲に引きつれを生じさせ、結果として右肩が肝臓に引っ張られて上がらなくなっていたのです。ですから肝臓をケアすることで右肩の可動域も正常に戻りました。
また例えば、腰痛を訴えて来た人がいました。検査すると骨盤に付着して骨盤のアラインメント(位置取り)に重要な役割を持つ大腰筋、腰方形筋に異常な弱化、過緊張が見られました。しかしこれも結論から言うと、原因は肺にありました。実はその患者はヘビースモーカーで肺がかなり弱っていて、その影響が横隔膜にも及んでいました。そのため、その一部が横隔膜に付着している大腰筋、腰方形筋に異常が生じて骨盤のアラインメントが狂い、腰痛が起こったのです。
もちろん、これらのことは一瞬で見抜けたわけではなく、検査して仮説を立て…を繰り返して辿り着いたものです。また全てのケースでこのように、原因から症状まで明確な筋道が描けたわけでもありません。正直、謎のまま終わってしまったケースも少なくありません。
ですから最初の質問に戻ると、(これはあくまで「私は」ということであって、他の人のことは分かりませんが)「治せるものと治せないものを見分ける方法」は、自分の中の先入観をできるだけ排除して丹念に話を聞き、相手を観察し、地道に検査して、得られた結果から仮説を立て、それを検証し…といったことを愚直に繰り返すことです。
──
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前回はわかりやすい回答をいただき参考になりました。追加で料金面の質問をさせていただきます。
治療院を選ぶ場合、料金は一つの重要な判断材料になるとは思うのですが、何を基準にどう判断したらいいのか迷ってしまいます。
単に「安いから施術内容が悪い」とか「高いから施術内容がいい」とはいえず「安くても施術内容がいい」所もあれば「高くて内容は良くない」ところもあるようです。
我々患者側からすれば「安くて施術内容がいい」治療院があれば一番いいのですが、それをどうやって見分けたらいいのでしょうか。
何かの判断基準を示していただければありがたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
施術(治療)に限らず「安くていいもの」を求めるのは自然なことで、私も全く同じです。ですが、ここで考えておかなければならないのは「自分にとって“いい施術”とは何か?」ということです。
と、そう書くとあなたは「そんなの決まってるじゃないか。治せる(あるいは症状が改善する)施術だよ」と言うかもしれません。では、治せる施術と治せない施術の違いは何でしょう?
医学的な知識の差? 技術レベルの違い? もちろんそれは無視できない要素ですが、ことはそう単純ではありません。医療には「プラシーボ/プラセボ効果(=ニセ薬効果)」というものがあるからです。これは、患者が「これで治る」と思い込むことができれば、たとえニセの薬でも効果がある=患者が効果がないと思い込めば、どんな正しい治療でも効果が出ない、というものです。
例えば、「治るためには、徹底的な揉みとボキボキの矯正が必要」と思っている人が終始ほとんど触れるだけの施術を受けたとしたら、「ふざけるな! こんなので治るはずがないだろう」という気持ちが先に立って体の変化を認めず、「ムダな施術だった」と否定するかもしれません。逆に「揉みなんか要らないよ」と思っている人が揉み中心の施術を受けても、(実際には効果があったとしても)同じように「ムダな施術だった」と否定するでしょう。
施術方法だけでなく、院の雰囲気やそこの先生と気が合うかどうか(先生を信頼できるかどうか)なども、治るかどうかに大きく影響します。
(更に施術者として言わせてもらうなら、患者としてやって来る人は全員「治りたい」と思っているわけではありません。これは心理学的に「心理(学)的逆転」と呼ばれるものですが、実は心の底では治らないことを望んでいる人も一定割合で存在します。)
同じジャンルの商品を同じように「安くていいもの」を基準に選んでも、人によって選ぶ商品はまちまちでしょう。それはその商品に求めるニーズや好みの違いがあるからです。あなたは質問のタイトルを「治療院の正しい選び方について」と、何か「正しさ」に強くこだわっている様子が覗えますが、残念ながらこの世にある「正しさ」は1つではありません。
>我々患者側からすれば「安くて施術内容がいい」治療院があれば一番いいのですが、それをどうやって見分けたらいいのでしょうか。
という質問ですが、私には答えられません。なぜなら私の考える「安くて施術内容がいい」とあなたの考えるそれとは多分、一致しないからです。
なお、「値段か高いからといっていいものとは限らない」というのは確かにその通りですが、同時に「この世には理由もなく安いものなど存在しない」ということも言い添えておきます。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp
私は二十歳過ぎの頃に交通事故に遭い頸椎を傷めました。
事故後3時間程度は意識がない状態でしたが運よく一命はとりとめました。
しかし長い間恐怖感が残っていてタクシーに乗るのも怖い時期がありました。
その後頸椎ヘルニア、腰痛、肩こりなど人並みの症状は一応経験しました。
整形外科、施術院、カイロ、整体など試してみましたが、正直言って満足できるものはありませんでした。
新しい施術院ができても「待てよ!今までと変わらないんじゃないか?」と考え躊躇してしまいます。
そこで先生方に質問ですが、施術家から見た施術院の正しい選び方をお教えいただけたらと思って投稿させていただきました。
よろしくお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>施術家から見た施術院の正しい選び方をお教えいただけたら
とのことですが、これは非常に難しい質問です。
例えば、私のいる地域にも歩いて10~15分程度の範囲でもいくつも治療院、施術院がありますが、仮に私に何らかの不調が生じた時、そういうところに行って診てもらうか?と考えたら答えは「NO」です。なぜなら「どういうところかわからないから」。
治療院、施術院の情報を得るには、チラシや置き看板、HPがメインになると思いますが、それらには大抵いいことしか書かれていません。体験談などの形で「ずっと悩んでいた症状が改善しました」、「たった○回で体の問題から解放されました」なんて威勢のいい話を並べていても、「この症状は治りませんでした」、「○回かけても何も変わりません」といった話は表には出ないのです。中には「改善率○%」なんて書いているのもありますが、その値は誰が何を基準に算出したものなのでしょう?(少なくとも業界には算定基準などはありません。)
ならば口コミはどうなの?という疑問もあろうかと思います。私の意見としては「口コミは一定程度参考にはなるものの、それを鵜呑みにはしない方がいい」です。以前、ウチに来た患者さんは初回に「私はこれまで周りから勧められる治療をいくつも受けてきたけど全然ダメだった。だから仮にここで改善したとしても、私は先生の治療院を人に勧めることはしません」と言ってました。
ですから「疲れたからちょっと揉んでもらおうかな~」くらいならともかく、私が本当にツライ症状があって、どこかで診てもらうとしたら、セミナーなどで何度も会っていて、人となりや技術レベルをよく知っている先生のところに限ります。この業界には名人、達人、ゴッドハンドを自称する人は腐るほどいますが、口だけ達者で下手な先生のところなんかに行ったら、何も変わらないどころか余計に悪くされることさえありますからね。
ただ、そういう選び方は治療家同士だからできることで、一般の人には無理でしょう。
そこで次善の策として、行ってみようかなと思う治療院、施術院があるなら、一度電話してそこの先生と直接話をしてみてはどうでしょう。話し方や声の張りはもちろん、あなたの話をちゃんと聞いてくれるか、症状だけで「原因は骨のズレだ」、「神経が圧迫されてる」などと決めつけないか(例えば腰痛一つ取っても内臓性のものや心因性のものまであります)、検査もしていないうちから「ああ、治る治る」などと安請け合いしないか…など、直接話してみて初めてわかることがあります。
最近は「電話はおっくう」とか「知らない相手と話すのが怖い」などという人も少なくないようなので、どうしても電話は抵抗あるという場合は、次善の策としてメールなどでもいいので、先生がどんな人なのか(もちろん知識や技術も含めて)を確認することをオススメします。
また上の述べたこととは別に、私が治療院、施術院を見るポイントをHPにまとめていますので、よかったらご参考までに。
https://sokyudo.sakura.ne.jp/Suggestion.html
よい治療家、施術者に巡り会えますよう。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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普段はフリーの記者として、取材、執筆をしている者です。
10年前くらいから、パソコンで記事を書いていると、肩が異常にこり、仕事後には肩が上がらなくなるくらいです。
鈍い痛みもあり、毎回毎回、執筆のたびに悩まされています。
たまに数日間、仕事がなく、パソコンに向かう機会が少ないと肩こりも軽減されるので、おそらくパソコンを使うことが原因だとは思いますが、仕事なので、それをやめるわけにはいきません。
症状を改善するにはどうすればいいでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>10年前くらいから、パソコンで記事を書いていると、肩が異常にこり、仕事後には肩が上がらなくなるくらいです。
とのこと。
病院などの正規の医療機関の医師と同様、我々のような治療家もまず考えなければならないのが、そこに重篤な疾患の可能性があるかどうかです。あなたの症状は肩こりですが、肩こりが随伴症状として現れる重篤な疾患は少なくありません。心疾患による肩こりは必ず考慮すべき「いろはのい」ですし、他にも脳疾患、呼吸器疾患、消化器疾患などがあります。
あなたは
>普段はフリーの記者として、取材、執筆をしている者です。
と書いていますが、健康診断は受けていますか? もし健診を受けていないなら、まずはそれを受けるなり、病院など医療機関を受診するなりすることが先決です。仕事後には肩が上がらなくなり、鈍い痛みもあり、毎回毎回、執筆のたびに悩まされているなら尚更です。
次に、医療機関では特に異常は見つからなかったら、ということで述べます。
あなたの書いた相談内容から、症状を考える上で鍵となるかもしれないことをいくつか挙げてみると
・10年くらい前から、ということだが、それ以前はパソコンで記事を書くことはなかったのか? それ以前はパソコンで記事を書いてはいなかったなら、原因はパソコンである可能性が高い(例えばVDT労働による眼精疲労や電磁波など)。ずっとパソコンで記事を書いてはいたが10年ほど前から作業環境が変わったなら、原因は作業環境かもしれない(例えば作業中の姿勢の悪さ、暗い電灯の下での目の疲れなど)。そうしたことがないなら、原因はパソコン(やそれを用いた作業)ではないところに求める必要があります。
なお、あなたは
>たまに数日間、仕事がなく、パソコンに向かう機会が少ないと肩こりも軽減されるので、おそらくパソコンを使うことが原因だとは思いますが…
と書いていますが、そうとばかりも限りません。仕事そのものがストレスになって肩こりが出ている場合もあるからです。それについては次を。
・肩こりは「何かが肩にのしかかっている」ことを象徴していることが少なくない。例えば、あなたは今のその仕事が好きで続けていきたいと思っているか?、取材先や契約先からパワハラなどを受けていないか?、収入はそれなりの額が安定的に得られているか?、将来の生活設計は描けているか?、扶養しなければならない家族は?など、首肩のこりは得てしてそうした心理的な要因が強く関わっていたりするものです。そういうものは矯正やマッサージではどうにもならなりません。
他にも病院で治療の対象になるような重篤なものでないレベルのホルモン系の問題、自律神経系の問題なども考えられます。
筋骨格系の問題であるにせよ、ホルモン系、自律神経系の問題であるにせよ、心理的なものが強く関わっているにせよ、先入観なしに話を聞き、体を診るということをしなければ原因を探ることはできません。それは「ああ肩こりねー。そんなの原因は○○に決まっているよ。私のこの神業のような矯正にかかれば一発だ」などという先生に比べれば回りくどく、地味な作業の積み重ねですが、そうしたやり方に興味があるなら一度ご連絡を。
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2人の幼い子供を持つ母親です。
二年ほど前から、時々、右耳だけ、詰まったように声がくぐもって聞こえることが起こるようになりました。
何度唾を飲み込んでも良くなりません。
特に朝がひどくなるような気がします。
又、花粉の時期など鼻をよくかむ時期や、嵐の前の日などに、多く発症します。
全くならない日が続いたかと思えば、一週間くらい症状が出たりもします。
他に頭痛などの症状はないのですが、気になるしなんだか体調も悪くなるような気がします。
何が原因なのでしょうか?マッサージや、整体でよくなるでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>二年ほど前から、時々、右耳だけ、詰まったように声がくぐもって聞こえることが起こるようになりました。(中略)特に朝がひどくなるような気がします。又、花粉の時期など鼻をよくかむ時期や、嵐の前の日などに、多く発症します。全くならない日が続いたかと思えば、一週間くらい症状が出たりもします。
とのこと。
一側性の難聴としては、突発性難聴があります。
突発性難聴は音をうまく感じ取れない難聴(感音難聴)の総称で、ほとんどが左右の耳の一方だけに起こり、患者の年齢層は40~60代が多いと言われています。
ただ突発性難聴の場合、難聴の発生と前後して耳閉感(耳が詰まった感じ)、耳鳴り、めまい、吐き気などを伴うことが多いので、難聴だけでなくこれらの症状を伴って突発性難聴と診断されるようですが、あなたの場合
>他に頭痛などの症状はないのですが…
とも書いているので、突発性難聴に当てはまるかどうかは相談内容からだけでは分かりません。
なお突発性難聴では、できるだけ早く治療を受けないと難聴や耳鳴りが残ったり、ひどい時は聴力を失うこともあるので、注意が必要です。病院(耳鼻咽喉科)は受診されましたか?
実は私もつい最近、突発性難聴と診断を受けた人を施術しました。その人は病院と並行してウチに来ていましたが、非常に強いストレスを抱えていて、そこにアプローチしていくと耳の聞こえが急速に改善しました。その人が自覚的・無自覚的に抱えているさまざまなストレスが、不可解な症状を作り出していることは結構あります。それが難聴ならば、例えばその人には無意識的に「聞きたくないこと」、「耳をふさぎたいこと」があるのかもしれません。そして、それを炙り出していくことで症状が改善することもあるのです。
>マッサージや、整体でよくなるでしょうか。
ということですが、マッサージや整体「という技法」がそれを改善させるのではなく、マッサージや整体「を使う人」がそれを改善させるのです。「技法」そのものにポテンシャルがあっても、それを「使う人」にポテンシャルがなければ、そんな施術をいくら受けてもカネと時間の無駄遣いにしかならないでしょう。
とはいえ、HPやチラシ、あるいは「マスコミに取り上げられた」などといったことからそれを判断することは非常に難しいです(大抵いいことしか書いてないから)。
そこで前もって電話で施術者の先生と直接話をしてみることをオススメします。あなたの話をキチンと聞いてくれるか、根拠もなく「ああ治る治る」と安請け合いしないか、「そんなのは○○神経の圧迫だ」などと原因を決めつけないか、人柄に信頼が持てそうか、など、直接話してみないと分かないことも多いのです。
よい治療家、施術者に巡り会えますよう。
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蒼穹堂治療室
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40代の女性です。雑誌WEBライターをしています。
ほぼ終日座業のため、常時血行不良に悩まされています。
40代は体調の曲がり角といいますが、それを身をもって体感したのがここ1年ほどです。
極度の下半身の冷えとともにPMSの悪化(もともと強かったものがさらに)、上半身のみの発汗が辛くなってきました。
PMSのおもな症状はめまいや片頭痛、腹痛、吐き気、手足の痺れなどですが、それに伴い首のこわばりや精神的な落ち込みが起こります。
加えて“冷えのぼせ”が重なり、布団の中でも冷えて寝付けなかったり、汗が気になって制汗剤を多用したりして、日々暮らしにくいと感じます。
全身が常になんとなくダルく、何かの病気なのかと思ってしまいます。
プチ更年期障害なのか、それともよく40代女性の病気で耳にする甲状腺機能の関係なのか、少し不安に思っています。
私に当てはまりそうな病名があれば教えてください。
またこれが生活習慣病だとすれば、どのような対策を取れば楽になるでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
40代で体調不良ということで、
>私に当てはまりそうな病名があれば教えてください。
>またこれが生活習慣病だとすれば、どのような対策を取れば楽になるでしょうか。
というご質問です。
ところで、あなたは雑誌WEBライターとのことですが、何らかの組織(企業)に所属しているのでしょうか、それともフリーの契約ライターでしょうか? 前者なら年1回くらい健康診断を受けていると思いますが、そこで以前と違う何らかの変化は出ていないでしょうか? 後者でも区市町村から健康診断の通知が来ていると思いますが、それを定期的に受けていますか? もし健診を受けていないなら、まずはそれを受けるなり、病院など医療機関を受診するなりすることが先決です。
>プチ更年期障害なのか、それともよく40代女性の病気で耳にする甲状腺機能の関係なのか、少し不安に思っています。
ということなら尚更です。
治療家の私が言うのも何ですが、接骨院/整骨院、鍼灸院、整体院などの治療で院は医療機関の代わりにはなりません(中には「病院なんかに行っても何も分からない」などと西洋医学を否定する先生もいますが、それは無責任で傲慢な言葉だと思います)。
次に、医療機関では特に異常は見つからなかったら、ということで述べます。
書かれた内容からは、ホルモン系の問題、自律神経系の問題などを疑わせる箇所が見受けられますが、これらは実際に診てみないと何とも言えませんので、あくまでその可能性があるということだけです。
また仮にそうだったとしても、それは単に年齢だけで起こるわけではありませんし、それが体調不良の本質かどうかも分かりません。例えば、つい甘いものや脂っこいものを食べてしまうことでこうした症状が出ているとしても、そうしたものを食べてしまう背景には、もしかしたら仕事上の不満、人間関係のストレス、将来に対する不安(特にお金に対する不安)などがあるのかもしれなせん。であれば、それらを解きほぐしていかない限り、食生活は改善しても不満や不安を解消する矛先が別のものに変わるだけになってしまうでしょう。
あなたの書いた相談内容を見ると、症状については具体的に詳しく述べている一方で「これが生活習慣病だとすれば…」と聞いていながら、あなた自身のことは「40代の女性です。雑誌WEBライターをしています。ほぼ終日座業のため…」としか書かれていません。そこから私などは「この人は意識的にせよ無意識的にせよ、こうした症状の背後にあるものから目をそらそうとしてるのでは?」と思ってしまうのです(少しうがった見方かもしれませんが)。
いずれにせよ、矯正一発、鍼1本で片が付く問題ではないでしょう。ホルモン系、自律神経系の問題であるにせよ、その背後にあるものまで含めて解きほぐしていきたい、ということなら、ご連絡ください。
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在宅ワークをしている50代の主婦です。
朝起きたら肩に激痛が走り、寝返りをうつこともできないくらいの痛みに襲われました。
肩が痛すぎて腕が上がらず、洗濯物を干すのに時間がかかる毎日です。
肩の痛みに襲われて、もう1か月くらいになるのですが、少し痛みが引いたり、また朝起きたら、激痛が走ったりの繰り返しで、シップを貼っているのですが、五十肩かなと思ってしまい、病院へは行っていません。
どうやったら、痛みから解放されるでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
50代で肩に激痛があり腕が上げられない…といった内容から、何も考えていなければ「それは五十肩でしょう」などと答えてしまうかもしれません。
四十肩・五十肩は正式な病名ではなく単なる俗称なので、何をもって四十肩・五十肩と呼ぶかは人それぞれですが、一般には「肩関節周囲炎」のことをいいます。そして肩関節周囲炎では確かに「肩に痛みがあって腕が上がらない」という症状が出るですが、普通、初期は夜中に眠れないほど強い痛みを発する夜間痛があり、その夜間痛が治まる後期からは痛みはないのに腕が上がらない凍結肩になる、という特徴的な経過を辿ります。
あなたの場合、
>朝起きたら肩に激痛が走り、寝返りをうつこともできないくらいの痛みに襲われました。
>朝起きたら、激痛が走ったりの繰り返し…
と書いていますが、本当にこの通りだとするとそれは夜間痛ではなく、典型的な肩関節周囲炎の症状と異なることから、(狭い意味の)四十肩・五十肩ではないと言えるでしょう。
では何か?ということについては、書かれた内容だけでは症状が生じた前後の生活や仕事の状況などが分からないので、分からないとしかお答えできません(もちろん、テキトーに「これが原因です」「こうすれば治ります」的なことを書くことはできますが、そういう回答がご希望なら既に他の人たちが書いているので)。
ただ、あくまで一般論とお断りした上で注意を申し上げれば、「症状が肩にあるにしても、原因が肩の周囲など、局所的な筋骨格系のものであるとは限らない」ということは頭の隅に置いておいた方がいいでしょう。例えば、内臓なら肺、心臓、肝臓、膵臓、脾臓などの疾患で肩に痛みや動きの制限が出ることはよくあります。なた仕事の重圧や金銭的な不安などが首肩の症状として出ることも珍しいことではありません。
この質問への回答を参考にするにせよ、医療機関や各種療法の治療院を頼るにせよ、そうしたことを念頭に置いておくと、相手の言葉を真に受けて効果のないことを延々と繰り返す愚は、ある程度避けられるでしょう。あとは何とか良きアドバイザーや良きセラピストと巡り会えますように。
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当方は福祉施設に勤務する生活支援員です。35歳の男性です。
日々利用者様のお力になれますように、精進しております。
今年の春頃から、右腕が上がらなくなりまして、力が入らなくなりました。
医者に診てもらったところ、何ともないという事でした。
「恐らくですが、ストレスじゃないですか?ストレスでこういう症状ってあるの?と思うでしょうが、あるのです。本当に何ともないですからね」と言われました。
現に力が入る時と、腕が上がる時もあるのも事実・・・ですが、力が入らない時、腕が上がらない時は買い物もしんどいのも事実です。
そこで、この症状を改善する方法はあるのでしょうか?
ストレスだと思いますので、少しでもストレスを減らしたいと思っておりますが、効率的なストレスの減らし方を教えてもらえると有難いです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>今年の春頃から、右腕が上がらなくなりまして、力が入らなくなりました。
とのこと。相談内容に書かれたことだけでは肉体的な要因は不明ですが、医師から言われたという
>「恐らくですが、ストレスじゃないですか?」
は恐らく、的を射ていると思います。というのも、あなたが
>日々利用者様のお力になれますように、精進しております。
と書いているからです。
もちろん、この言葉に嘘はないのでしょうし、あなたはそういう気持ちで日々仕事を頑張っておられるのでしょうが、私はカッチリとした建前の塊のような(気に障ったなら失礼!)この言葉の中に、あなたが強いストレスを抱えているだろう、ということを感じるのです。
肉体に生じる異変は必ずしも肉体上の問題に起因するわけではありません。というより、むしろ肉体上の問題に起因しないものの方がずっと多いです。実際、医師の言う
>「ストレスでこういう症状ってあるの?と思うでしょうが、あるのです」
ということは、私にも何度か経験があります。興味があれば、私のHPのコラム「首が回らなくなった原因は?」を見て下さい。
https://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0042.html
>効率的なストレスの減らし方を教えてもらえると有難いです。
という依頼ですが、そのためには「何がどうストレスなのか」をあなた自身が把握する必要があります。もしそれが仕事に関してのものであるなら、
>日々利用者様のお力になれますように、精進しております。
という建前論の裏で、「本当は自分はどう思って/感じているのか」というところに目を向ける、ということをしてみてはどうでしょう。
あなたの右腕が上がらなくなった、というのは、もしかすると「もう自分は何かを支えられない/支えたくない/支えるのはイヤだ」という、あなた自身の心の声が表面化したものかもしれませんから。
「そのストレスを具体的にどう解消するか」というのは、その先のことです。
「本当は何がストレスになっていたのか」に気づくだけで症状が消えてしまうことも多いですが、それでも症状が残るようなら、改めて当方までご相談下さい。
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40代の女性です。いつもデスクワークをしています。
1年前にも一度だけ感じたことがあったのですが、2週間前から手の親指がしびれるようになりました。
指先から手のひらの親指に近いところがしびれます。
たいていは朝起きたときにしびれが強目で、日中はかなり軽くなります。
じわじわとしびれる感じなので、仕事に支障はありませんが心配です。
これは何が原因なのでしょうか?
また、自分でできるケアの方法などを教えていただければありがたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>2週間前から手の親指がしびれるようになりました。
>指先から手のひらの親指に近いところがしびれます。
とのこと。しびれが生じているという部位から、母指から手のひらの約半分までの皮膚知覚を担当する神経である正中神経が障害されているのではないかと思われます。そして正中神経が障害される代表的な疾患の1つに、手根管症候群があります。
正中神経は指を動かす腱と一緒に、手首の部分の手根管という管状の構造を通過します。この手根管に何らかの原因で炎症などが起こり、それによって正中神経が障害されて担当する部位にしびれや痛みが現れるのが手根管症候群です。手根管症候群は症状が進行すると、しびれや痛みだけでなく筋肉自体も萎縮することがあります。一般に40代以降の、よく手を使う女性に多いとされているので、それも
>40代の女性です。いつもデスクワークをしています。
というあなたに当てはまります。
手根管症候群かどうかを見る検査としては、手首を手のひら側にいっぱいに曲げた時に、正中神経が担当する範囲にしびれが出たり、しびれが強まったりするかどうかを調べるテスト(ファレン・テスト)などがあります(が、これだけでは確定診断はできません)。
手を過度に使わないようにすることで自然に回復することもありますが、症状が長引いたり筋肉の萎縮が見られるようなら、セルフケアに固執せず、信用できるところで手根管症候群かどうかを調べ、必要な措置を講じることが必要でしょう。
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40代の女性です。
一日のほとんどを机でパソコンを見ながら作業する、事務仕事をしています。
3か月くらい前から、仕事をしている最中に目の疲れをひどく感じるようになりました。
1か月前からは、目の奥までズーンと痛いような重いような感じもするようになってしまったので心配です。
これまでも目が疲れることはときどきあったのですが、数日で治ってしまっていました。
現在の症状は毎日続くので仕事をしていてつらいです。
目の疲れも整体を受けると改善しますでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>一日のほとんどを机でパソコンを見ながら作業する、事務仕事をしています。
とのこと。その仕事をどれくらいの期間続けているのかが分かりませんが、少なくとも数年はやっていて
>3か月くらい前から、仕事をしている最中に目の疲れをひどく感じるようになりました。
>これまでも目が疲れることはときどきあったのですが、数日で治ってしまっていました。
ということであるなら、まずは6か月前~3か月前くらいに仕事上、あるいは生活上に何らかの変化があったのか、ということが気になります。例えば、照明の明るさが微妙に変わるだけでも目への負担が変わってきますし、イライラすることが増えることでも目に影響が出ることがあります。このように一見、目と関係なさそうなさそうなことでも、実は目の疲れの原因となっていることもあるので、そうした変化の有無を考えてみることが大切です。
また40代という年齢は、ちょうど老眼が進む頃でもあります。パソコンでなくても、細かい字が見えづらいようなことはないでしょうか? もしかしたらメガネやコンタクトが必要かもしれないし、それらを使っているとしたら度が合っていないのかもしれません。実際に臨床をしていると、目の疲れを訴える人に高い割合で、メガネやコンタクトの度が合っていないのに本人にその自覚がない、ということがあります。
>1か月前からは、目の奥までズーンと痛いような重いような感じもするようになってしまったので心配です。
という点については、例えば目の奥が痛むのは群発頭痛に診られる症状の1つですが、毎年決まった時期に1~2カ月間、激しい痛みが毎日のように続くという群発頭痛の特徴が、あなたの相談内容からはうかがえないので、これではなさそう。なので、これも眼精疲労による2次的なものと一応考えられます(「一応」とつけたのは、そう言い切るには情報が少なすぎるためです)。症状の程度や変化にもよりますが、例えば徐々に症状(の範囲/期間)が拡大しているなどがあれば、まずは病院を受診する方がいいかもしれません。
>目の疲れも整体を受けると改善しますでしょうか?
という質問ですが、少なくとも以上のようなことを踏まえてキチンと問診し検査してくれるところなら、改善も期待できるかもしれません。逆に表面的な症状だけ聞いて「ああ、治る治る」と安請け合いして、検査もしてくれないようなところだと、
「目が疲れます。どうしたらいいでしょう?」→「こんなマッサージでもいかが」「こんなツボもあるでよ」→でも受けてみたけど効果がない
みたいなことで終わってしまうでしょう。要は、「どこを選ぶかで大きく変わる」ということになります。
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30代男性ですがフリーランスとしてwebライティングの仕事をしています。
半年ぐらい前から右腰やお尻のあたりが痛むようになりました。
整形外科に行っても加齢だと言われて体操を勧められましたが、続けてもなかなかよくなりません。
レントゲンなども撮影もしましたし、ベテランの先生なので悪い病気ではないと思います。
夜寝てから朝方にかけて特に痛いですし、仕事の集中力が切れると痛みます。
もし改善方法があればぜひ教えてください。
デスクワークでの職業病として我慢するしかないのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰殿部の痛みで
>整形外科に行っても加齢だと言われて体操を勧められました…
と書かれていますが、30代で「加齢」というのは正直、ちょっとないだろうと思います。担当医は検査しても明確な問題が見つからなかったので、苦し紛れにそう言っただけではないでしょうか(「歳のせい」と「姿勢が悪いから」は病院、治療院問わず、よく使われる代表的ないいわけで、私ならそういうことw言われた時点で先生の技量が疑われるので、行くのを止めます)。
>レントゲンなども撮影もしましたし、ベテランの先生なので悪い病気ではないと思います。
ということですが、多分それは「整形外科領域(つまり筋骨格系)に」悪い病気ではない、ということでしょう。例えば消化器や泌尿器の疾患によって腰殿部に痛みが出ることもしばしばありますが、整形外科でそこまで調べたのかどうかは疑問です。(ちなみに、あなたは定期的に健康診断などを受けていますか?)また、怒りやイライラといった感情が腰痛を引き起こすこともあります。
体操などをすることが無意味だとは思いませんが
>体操を勧められましたが、続けてもなかなかよくなりません。
というところから見て(どういう体操をしていたのかは分かりませんが)、単なる運動不足から来る腰痛ではないと考えた方がいいでしょう。ですから、その原因が筋骨格系にあるのか、内臓系にあるのか、あるいは心因性のものなのかを専門家に見てもらうことをオススメします(自己流では限界があるでしょうから)。病院なら総合診療科を持っているところがいいと思いますし、我々のような心身全体を見られる治療家、セラピストも役に立てるところです。
ただ整体など各種療法の治療院に行く場合は、キチンと詳しく話を聞き検査してくれるところを選ぶことをオススメします。治療家、セラピストの中には上辺の症状だけ聞いて「ああ、腰痛は全部○○が原因だ」などと決めつける人もいますので。
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30代女性、小学生と幼稚園生の2人の子供がいます。
2年ほど前から、頭痛に悩んでいます。
子供達を連れて1日中公園で遊んだ時や学校の行事のあった時など、バタバタしている日の夕方、よく頭が痛くなります。
「最初はあれ、頭痛いかも…」から始まり、最終的にはズキズキする痛みに耐えられず、吐き気まで起こってきます。
洗濯物の取り込み、夕飯の準備などやることがたくさんあるのに動くことができないと、とても困ります。
市販の頭痛薬を飲んでもあまりよくなりません。
頭痛を防ぐ、もしくはやわらげる、何かいい方法はあるのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛についての相談ですが、まず確認しておかなければならないことがあります。
病院には行きましたか?
頭痛では症状の強さと重篤さの度合いが必ずしも一致しません。それが危険なものである可能性があるかどうかを判断するポイントは、
・それまで頭痛になることはなかったのに、中年以降に頭痛が起こるようになった。
・これまでも頭痛になることはあったが、今の痛みの感じ(質)はこれまで経験したものと違う(これは必ずしも、これまで経験したことのない「激しい」痛みである、ということではない)。
です。
もちろん上記のことがあれば必ず危険な状態だ、ということではありませんが、まず重篤な疾患の可能性から考え、それを除外するというのが医療の基本です。そして病院でしか調べられないことがあります。もし今の頭痛が上記のどちらかに当てはまり、まだ医療機関を受診していないなら、まずそれを最優先すべきです(中には「西洋医学なんかでは分からない」、「病院なんて行くだけムダ」などと西洋医学自体を否定する治療家、セラピストもいますが、それは自分の説や流儀が絶対だと過信した幼稚な考えだと思います)。
その上で、仮にあなたの頭痛が重篤なものでないとすると、重篤なものではない頭痛には、偏頭痛(片頭痛)、緊張性頭痛、群発頭痛の大きく3種類ありますが
>「最初はあれ、頭痛いかも…」から始まり、最終的にはズキズキする痛みに耐えられず、吐き気まで起こってきます。
>洗濯物の取り込み、夕飯の準備などやることがたくさんあるのに動くことができない…
ということから、それは偏頭痛ではないかと思われます。子供の頃から頭痛持ちだった私は、偏頭痛にはずいぶん苦しめられました。
偏頭痛はズキンズキンと脈打つような痛みが特徴。痛みは時にかなり劇烈なもので、吐き気や嘔吐を伴うことも少なくありませんが、治まってしまうと案外ケロリとしています。
偏頭痛にはしばしば個々人で、こういう時に起こりやすいというパターンがあります。比較的よく知られた例では、強い光を浴びる、大きな音を聞く、チョコレートを食べる、ワインを飲む、などがありますが、私の場合は映画館などの閉鎖空間に長時間いたり、(会社員をしていた時に)会議が予定していた時間に終わらないと、よく片頭痛を起こしていました。あなたも
>子供達を連れて1日中公園で遊んだ時や学校の行事のあった時など、バタバタしている日の夕方、よく頭が痛くなります。
と書いています。
ですから、偏頭痛ではそういう出現しやすいパターンを知っておくことが大切です。
対処法としては、静かなところで安静にして、できれば眠ることが一番ですが、他にも血管の収縮を促すために、アイスノンなどで頭を冷やす(冷湿布はヒンヤリした感覚があるだけで物理的に冷やしていないので無意味)、適量のカフェインを摂取する、なども有効です。また偏頭痛に市販の頭痛薬はほとんど効きませんが、トリプタン系薬剤は有効です。主治医や薬局にご相談下さい。
また手技療法としては、クラニオセイクラル・ワーク(頭蓋仙骨療法)は経験上、有効だと言えます。ご参考までに。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
http://sokyudo.sakura.ne.jp
30代女性、主婦をしています。
生理痛がひどく、かれこれ20年以上悩んでいます。
生理になる数日前から頭痛、腰痛、下腹部の痛みが続き、生理がはじまると、それらの痛みの悪化に加えて、手足の冷えや吐き気を催し、とにかく具合が悪く2日間ほど寝込むこともあります。
婦人科で診てもらっても、病気ではないということで、市販の鎮痛薬で対応はしていますが効き目はありません。
このような生理痛の場合、整体で改善できるものでしょうか?
何か良い改善法があれば教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
西洋医学的には月経困難症に該当すると思われます。月経困難症を引き起こす疾患としては、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などがありますが、あなたの場合
>婦人科で診てもらっても、病気ではないということで…
と書いているので、そうしたものではないとすると、いくつか考えられる可能性として
1.体に冷えがある
2.子宮や卵巣の周囲に何らかの癒着がある
3.心の深いところで自身の女性性を認められない/受け入れられない
といったことがあります(もちろん、この中の1つではなく複数の要因が絡んでいることもあり得ます)。
要因が本当にこれら(だけ)なのかは実際に調べてみないと分かりませんが、これらに対して我々のような手技療法では、1にはお灸などの温熱療法、2には生殖器への内臓マニピュレーション、3にはEFT(感情解法テクニック)やインナージャーニーといった方法を用いることが可能です(ここに挙げたのは対処法の一例で、これ以外にもさまざまな方法があります)。ですからいろいろ調べてみて下さい。
なお蛇足ながら、症状が似通っていても原因が同じとは限りません。治療家、セラピストの中には症状だけ聞いて「ああ、それは間違いなく○○が原因だ」などと決めつける人もいますが、キチンと検査してくれるところを選ぶことをオススメします。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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会社に勤務しているサラリーマンですが、首の周りがときどき痛くなることがあります。痛みが始まったのは1年前ぐらいからで、最初は湿布を張れば収まっていました。
ところがすぐに痛みが復活してしまいます。痛みは首のところがずきずき痛むので、首を回すときに苦労します。
また同じところではなく、あごの下やかたなど次々場所が変化しているので、湿布を張っても追いつきません。
もともとデスクワークの仕事なので、猫背の姿勢も影響しているかもしれません。
自己流の体操で体をほぐしてもよくなりません。
整形外科や整体で見てもらったほうがよいのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
首の周りに痛みがあり、
>整形外科や整体で見てもらったほうがよいのでしょうか?
という質問です。
正直、書かれている事項だけでは分からないことが多いですが、それでもいくつか参考になりそうなことを述べると、まず首(周り)の痛み、というと判で押したように、「それは姿勢の悪さから来る筋肉の問題だ」とか「首周りの骨の歪みだ」ということだけで押し切ってしまう人が治療家、整体師にも少なくないですが、
>最初は湿布を張れば収まっていました。ところがすぐに痛みが復活してしまいます。
>自己流の体操で体をほぐしてもよくなりません。
とあることから、単純に筋骨格系の問題から来ているのではなさそうですし(もちろん、湿布は「湿布したんだから治るだろう」という心理的作用以上の効果はないですし、自己流の体操がどれほどのものなのか、という疑問もあるので断言はできませんが)、
>また同じところではなく、あごの下やかたなど次々場所が変化している
ということから、痛みが出ているのは首周りでも原因は別のところにあると考えるのが妥当でしょう。
なお、ほとんど誰もがお約束のように書いている
>もともとデスクワークの仕事なので、猫背の姿勢も影響しているかもしれません。
については、そもそも「私は姿勢がいい」と胸を張って言い切れる人など(治療家やセラピストを含めて)ほとんどいないので、私はそのことに何か特別な意味があるとは思っていません。
それより
>首の周りがときどき痛くなることがあります。
とあるので、始終痛いわけではなさそうです。ですから、どういう時に痛みが出るのかを自分なりに整理してみることをオススメします。
時間や天候に関係あるか?(例えば、朝から午前中にかけて症状が出やすく午後から夜にかけて和らぐ、といったパターンなら、鬱病や鬱状態の可能性を疑いますし、気圧が低い日や湿度の高い時に起こりやすいなら、自律神経の問題や東洋医学(中医学)的には「湿(しつ)」による影響も考えられます)、月の締めや仕事上の〆切りなど業務の状況と関わりがあるか?(そうだとすると何らか仕事上のストレスが関わっているかもしれません)、特定の誰かが近くにいたり誰かとやり取りした時などに症状が現れる/強まるようなことはないか?(これも人間関係(のストレス)が関係している可能性があります)、特定の何かを食べり身に付けた時は?(何らかのアレルギー反応を考える必要があるかもしれません)…といったことを、改めて考えてみてください。
もちろん、そういった明確なパターンが思いつかないこともあるでしょうが、重要なのは首周りの痛みでも原因は筋疲労や骨の歪みといった肉体的なものとは限らない、という点です。例えば肺疾患や心疾患による関連痛として起こる場合もあるし、ストレスやプレッシャーといった心理的な要因で起こることもある、ということを理解しておく必要があります(そうでないと整形外科に行っても「レントゲンでも異常がないと言われてしまいました~。どうしたらいいでしょう(;へ:)」と途方に暮れてしまうことになります)。よかったら私がHPに載せているコラム記事「首が回らなくなった原因は?」も見てください。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0042.html
それを踏まえた上で、症状が続くようなら整形外科、あるいは整体など各種療法の治療院に行ってみるのもいいでしょう。治療院に行くなら、揉みや矯正の上手さを売りにしているところより、心理的な面を含めた幅広い面から原因を探っていってくれるところをオススメします。HPなどで分からなければ直接電話して症状を話し、相手の反応を見てみることです。何の根拠も示さず「ああ、治る治る」とだけ繰り返す人や、「それは明らかに○○骨のズレだ」などと決めつけてくる人は要注意。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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50代男性です。
会社員で8時間ほとんどをデスクワークで過ごしています。
私の不調は肩こりで、5年位前から仕事中ずっと違和感を感じています。
必ず右肩だけがこっていて、肩甲骨の内側に鈍い痛みがあります。
ひどくなると小指の甲側がピリピリとしびれてきて非常に不快です。
右利きなのですが、なぜいつも右肩だけが凝るのでしょうか?
本当は左側も凝っているが感じていないだけなのか、また、どうすれば肩こりがしなくなるでしょうか?予防方法などありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>必ず右肩だけがこっていて、肩甲骨の内側に鈍い痛みがあります。
とのこと。それでお約束ように
>会社員で8時間ほとんどをデスクワークで過ごしています。
とも書かれていますが、デスクワークと肩こりや肩甲骨の痛みが関係しているかどうかは、あなたの書いたものからだけでは分かりません(「本人がデスクワークが原因だと匂わしてるんだから、デスクワークが原因ってことでいいだろう」というのでは、もう医療とは言えません)。
一口に肩周りがこるとか痛いといっても、その原因は、姿勢がどうしたといった筋骨格系の問題のほかにも、内臓から来る問題(例えば右肩なら肝臓、左肩なら心臓を一応調べるのは施術(治療)上のセオリー。また50代ということを考えるとホルモンバランスも気になるところです)、神経系の問題(痛みが電撃的なものなら特に)、心理的・感情的な要因から来るもの(例えば重い責任が肩にのしかかっている、など)、更には目や歯の問題から来るものなど、それこそいくつも考えられます。
ここまでは西洋医学的な見立てですが、東洋医学(中医学)的な見立てとしては、気(=生体エネルギー)の流れがどこかで滞りを起こすことで痛みが出ることがあります(中医学ではこれを「不通即痛=通じざれば即ち痛む」と言います)。
ですから、長時間デスクワークしていることと右肩周りのこり、痛みを安易に結びつけない方がいいと思います。そうした先入観を持つと、もっと様々な可能性の中から本当の原因を探るのに支障が出ることがあるからです。例えば
>ひどくなると小指の甲側がピリピリとしびれてきて非常に不快です。
という部分からは、尺骨神経が障害されている可能性が疑われますが、仮にそうだとしても、「それは悪い姿勢でデスクワークしていることで首周りの骨がズレているからで、それを矯正すれば治る」かどうかは分かりません(神経が障害されている原因が骨の変位とは限らないからです)。
>どうすれば肩こりがしなくなるでしょうか?予防方法などありますか?
ということについては、「正しい」原因を見つけることなしには答えは出ません。上に述べたことの繰り返しになってしまいますが、姿勢とか骨のズレとか筋肉の硬さといった筋骨格系の状態だけでなく、内臓系、神経系、心因性のものまで含めた広い範囲から原因を探ることが最も重要です。特に内臓系の問題によって2次的に離れた場所に痛みなどが出ている場合、重篤な疾患の可能性もあり得ます。
また整体など各種療法の治療院を頼る場合も、心身両面から幅広く原因を探れる専門家がいるところを選ぶようにしてください。それがあなたの身を守ることにもなります。
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30代、女性毎日デスクワークで座りっぱなしです。
今の職について6年目になります。この職に変えてから頭痛・めまいに悩んでいます。
以前は接客業で一日動きっぱなしで、それでも健康な体だったのが今では慢性的な手先の冷え、夕方になると起こる頭痛・めまいにずっと悩んでいます。
鎮痛剤は普段から持ち歩かないと不安を感じます。
病院に行くにも何科に行くべきなのか?この程度で行っていいものか悩んでいます。
原因は何からきているのでしょうか?
やはりデスクワークが原因の1つなのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頭痛、めまいがあるとのことですが
>30代、女性毎日デスクワークで座りっぱなしです。
>今の職について6年目になります。この職に変えてから頭痛・めまいに悩んでいます。
>以前は接客業で一日動きっぱなしで、それでも健康な体だったのが今では慢性的な手先の冷え、夕方になると起こる頭痛・めまいにずっと悩んでいます。
という3行から強く伝わってくるのは、今の仕事への怨み節です。
一日動きっぱなしの接客業から今の一日中座りっぱなしデスクワークに変わった経緯は分かりませんが、私にはあなたが生き生きと楽しく今の仕事をしているようには思えません。その理由が業務自体のつまらなさにあるのか、ノルマがハードすぎるのか、上司や同僚などとの(あるいは家族やプライベートでの)人間関係にあるのか、冷房がキツすぎるなどの職場環境にあるのか、元々あなたが体を動かしていたい人なのか、などなど書かれた内容だけでは分からないので可能性を列挙することしかできませんが、私は体の歪み云々より、そちらの方がずっと気になります。だって仕事の時間は一日8時間以上あって、それがあなたにとってイヤイヤ過ごす時間だとしたら、普通に考えてもそりゃあ頭も痛くなるだろうし(そんな現実から目をそらしたいがゆえに)目も回るだろうと思うから。
ですから、自分は今の仕事が好きで楽しめているか、そうでないならそれはなぜかを考えてほしいです。そして一人でグチグチ不平を貯め込んでいても何も変わらないので、あなたが自分で動くことで変わることがあるなら、それをやってみることです。
上に述べたことは心の状態が身体症状として現れている場合ですが、もちろん何らかの隠れた疾患があって、その影響で頭痛やめまいが出ているという可能性も否定しきれません。例えば自律神経系やホルモン系に何らかの異常がある、ということも考えられます。タイトルが「年を重ねるごとにひどくなります。」となっているので、そういう傾向が強いなら念のため病院で検査を受けておくことも必要かもしれません。可能なら総合診療科を持っているところがいいと思います。
病院では明確な異常が見つからなかったものの、その後も症状の改善が見られない場合、整体や鍼灸など各種治療院を頼ることもあるでしょう。その際は、キチンと話を聞いて、様々な可能性の中から原因を探ってくれるところを選ぶことが大切です。外見的な症状だけで「ああ、原因は骨の歪みだ」「絶対に自律神経の問題だ」などと断定することなど、できるはずがないのですから。
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50代の専業主婦で、屋外では買い物やガーデニング、家ではコンピューターを前に座っている事が多いです。
数か月前から左肩が痛くなり、そして同じぐらいから左腕を斜め後ろ方向にあげると激痛が走るようになりました。
左肩の痛みは、普段、横掛けショルダーを使っていて、結構重い物を持ち歩いているので、そこから来たと思います。
ただ、左腕が斜め後ろに上がらない原因は分かりません。
左腕を真上に上げる事は出来るので後ろの左腕付け根に問題があるのだと思います。
左肩は何も持って居なくてもドーンと重りが乗っているような感じで、左腕は斜め後ろに上げると激痛が走り、しばらくズキズキが止まりません。
どちらもショルダーを左掛けにしていた事が原因なのでしょうか。
(今は左肩にショルダーを掛けるのはやめています。)
マッサージは数回してもらったのですが、全く良くなりません。
痛い部分を動かしたほうが良いのか、動かさない方が良いのかも分かりません。
何か改善する方法が有りますでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
左の肩から腕にかけての痛みとのことで、症状について細かく書かれているのは有り難いです。
そこでまず知っておいてほしいことがあります。それは
1.痛みなど症状の出ている場所=問題のある場所「とは限らない」ということ
2.自分が原因だと思っていることは、往々にして本当の原因ではない、ということ
です。症状がキツいとつい安易に、症状が出ている場所で何か思いついたものを原因としてしまいがちですが、そういうものは得てして的外れで、何か対策まがいのことをやっても効果がないか、場合によっては更に症状を悪化させてしまうことがあります。
あなたは
>左肩の痛みは、普段、横掛けショルダーを使っていて、結構重い物を持ち歩いているので、そこから来たと思います。(中略)どちらもショルダーを左掛けにしていた事が原因なのでしょうか。
と書いていますが、一口に肩~腕が痛いといっても、その原因は、姿勢がどうしたといった筋骨格系の問題だけでなく、内臓から来る問題(例えば右肩なら肝臓、左肩なら心臓を一応調べるのは施術(治療)上のセオリー。また50代ということを考えるとホルモンバランスも気になるところです)、神経系の問題(痛みが電撃的な感じのものなら特に)、心理的・感情的な要因から来るもの(例えば重い責任が肩にのしかかっている、など)、更には目や歯の問題から来るものなど、それこそいくつも考えられます。
これやは西洋医学的な見立てですが、東洋医学(中医学)的な見立てとしては、気(=生体エネルギー)の流れがどこかで滞りを起こすことで痛みが出ることがあります(中医学ではこれを「不通即痛=通じざれば即ち痛む」と言います)。
ですから、何らかの医学的根拠があれば別ですが、横掛けショルダーを使っていつも左掛けにしていたことと、左肩~腕の痛みを安易に結びつけない方がいいと思います。そうした先入観を持つと、もっと様々な可能性の中から本当の原因を探るのに支障が出ることがあるからです。
(なお余計なことかもしれませんが、そのショルダーが原因というのはあなた自身の思いつきですか? それとも「マッサージ店でそう言われた」のでしょうか? 仮に後者だとしても、やはりその言葉を重要視する必要はないと思います。だって「マッサージは数回してもらったのですが、全く良くなりません。」と書いているのですから)。
>何か改善する方法が有りますでしょうか。
ということについては、上に述べたことの繰り返しになってしまいますが、姿勢とか骨のズレとか筋肉の硬さといった筋骨格系の状態だけでなく、内臓系、神経系、心因性のものまで含めた広い範囲から原因を探ることが最も重要です。特に内臓系の問題によって2次的に離れた場所に強い痛みなどが出ている場合、重篤な疾患の可能性もあり得るからです。
そのためにも治療院を頼るのであれば、そうしたことをキチンと調べてくれるところを選ぶようにしてください。
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蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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30代・男性、製造業に携わっております。
数か月前から、抜け毛がやたらと多くなってきています。
今までにも、季節的な要因で、抜け毛が増えることがありましたが、しばらくすると収まっていました。
ですが、今直面している抜け毛は、収まる気配が無く、季節的な要因など、一過性の症状のようには見受けられません。
これは、薄毛になる兆候と捉えるべきでしょうか。
であるならば、どういった対策が有効になってくるでしょうか。
かなり悩んで(焦って)いるので、どうか的確なアドバイスをお願いします。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
脱毛や薄毛の問題は遺伝や生活環境、心理的ストレスなど、さまざまな要素が絡んできます。相談内容に書かれたことからは遺伝的なことは分かりませんが、
>数か月前から、抜け毛がやたらと多くなってきています。
>今までにも、季節的な要因で、抜け毛が増えることがありましたが、しばらくすると収まっていました。
>ですが、今直面している抜け毛は、収まる気配が無く、季節的な要因など、一過性の症状のようには見受けられません。
とあるので、今回の脱毛は遺伝的なこととは別の要因があるような気がします。
1つのポイントは「数か月前から」ということで、数カ月前から1年前くらいの間に何があったのか(当然これまでもやってきたでしょうが)改めて思い返してみるといいと思います。一度先入観を外して見直してみると意外な気づきがあるかもしれません。
例えば、仕事上の変化(異動や業務内容の変化、上司や部下が変わる、業績が上がる/下がる、など)、生活サイクルの変化(3交代制になる、夜勤になる、など)、住環境の変化(新築の家に引っ越す、など)食事の変化(3食食べていたのを2食にした、食べる時間がまちまちになった、糖質制限を始めた、など)、人間関係の変化(職場、家族、親戚、近所、友人関係などでのトラブルや軋轢、など)、金銭面の変化(ローンで何かを買った、節約を始めた、など)といったことが体に思わぬ形で現れてくる、というのは珍しいことではありません。
それと私は鍼灸師でもあるので、ちょっと東洋医学(中医学)的な話をすると、五臓の中で髪に関わりの深い臓が腎です(ちなみに中医学的な腎の臓は西洋解剖学的な腎臓とは違いますのでご注意)。腎の精が不足したり老化によって衰えると脱毛や白髪などが増えるとされています。腎を損なうものの中には、働き過ぎや房事過多(過剰な性行為)といったこともあります。
私の治療室でも「急に脱毛が増えた」という人がいて、腎の弱さを補う施術をすることでそれが改善したケースがいくつかあります。ご参考までに。
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在宅デスクワーカーの30代主婦です。2週間前からパソコンで仕事をしていると、右手の指先から肘にかけて痛むことがあり、パソコン操作を止めても腕がつったような痛みや重だるさが残ります。
症状が酷い時には指に力が入らないのか、マウスでの左クリックが上手くできなくなるのです。
料理をしている間も、食材を切る時の軽い衝撃で右手の手首に痛みを感じることもあります。
パソコンの作業時間が増えて、右手に負担がかかったのが原因だと思いますが、治したくてもどこに相談すれば良いのかわからず悩んでいます。
整体で良くなるのでしょうか?
それとも病院を受診したら良いのでしょうか?
受診するとしたら何科を受診するのがベストでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
「右手の指先から肘までの痛みやだるさ」とのこと。この件についてあなたは
>パソコンの作業時間が増えて、右手に負担がかかったのが原因だと思います…
とも書いていますが、それは多分明確な根拠があってそう書いているわけではなく「他に理由っぽいものが思いつかないので、取り敢えずそう書いてみた」というだけですよね。在宅ワークでパソコンを使っている時間が長い、というのは事実だとしても、それだけで原因がそこにあるかどうかは分かりません。
書かれた症状から非常に単純に、あるいは短絡的に考えれば、筋肉か神経に何らかの問題が生じた可能性が疑われます。
ただ、相談内容には右という以外、その「痛みやだるさ」が出ているのがどの指なのか、また腕の部分の前面なのか後面なのか、橈側(とうそく=親指側)なのか尺側(=小指側)なのかが書かれていないので、仮に筋肉や神経の問題だとしても具体的にどこの問題なのかは全く判断できません(例えば、痛みが橈側に出ているのか尺側に出ているのかで、関連する筋肉も神経も全く違います)。
また、筋肉や神経の問題だとしても「硬くなった筋肉を揉みほぐせば/歪みが出て神経に触れている骨を矯正すれば、それで解決ゥ!」とはなりません。それが何らかの内臓の疾患に由来しているものかもしれないからです。
ちなみに、こうした症状を引き起こす可能性のある疾患には、脳神経系、肺を中心とした呼吸器系、心臓を中心とする循環器系、そして消化器系のものがあります。そして(いたずらに不安を煽るつもりはありませんが)それが時には命に関わる病気のサインだったりすることもあります。興味があれば、私がHPに載せているコラム記事から「ただの肩コリだと思ったら…」を見てください。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
ですから、何らかの心当たりがあれば一度、病院で診てもらうことも必要かと思います。
また、それとは別にストレスなどの心因性の問題(必ずしも仕事と関係ないものかもしれません)が痛みの引き金になっているケースも、かなり多いです。もし病院で検査を受けたものの原因が分からないような場合は、この可能性が濃く疑われます。
そういう場合、我々のような治療家、セラピストを頼るのも選択肢としてアリだと思いますが、その際注意すべきことがあります。表面的な症状によって機械的に原因や対処法が導き出せるなどということはまずありません。「○○という症状なら××というやり方で治る」などと決めつけるところではなく、しっかり話を聞いてくれるところ、そして検査した上で施術してくれるところを選んでほしいです。
──
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私は20代女性で、デスクワークをしており、家でも座っておこなう趣味をしていることが多いです。
5年以上前から、歩けない・手足が震えるほどのだるさに襲われることがあり悩んでいます。
動けるときを見計らってストレッチや筋トレをしているのですが、だるい時期に突入するとそれもままならなくなり、いたちごっこの状態です。
これまで様々な病院に行きましたが、異常が見つかったことはありません。
何か改善のために良い方法はないでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
5年以上前から体に異常なダルさが生じるということですが、
>これまで様々な病院に行きましたが、異常が見つかったことはありません。
とのこと。どんな検査を受け、どの範囲で異常なしと診断されたのかが気になりますが、一応明らかな疾患というものはないと考えていいでしょう。
そこで改めて病気を考える上でのセオリーに立ち返り、
・その症状が出るようになった頃、あるいはその前に何があったか?──その症状とは直接関係なさそうな入学、卒業、就業、引っ越し、人間関係(家族、親戚、近所、先生、クラスメート、上司、同僚、部下、プライベートな交友関係も含む)、金銭面の悩み、身近なものとの別れ(人だけでなくペットや大切にしていたものも含む)など。
・これまでの自身の病歴や生活歴は?──それ以前にも似たような症状が出たことはあったか、使ったことのある薬やサプリメント、健康食品などは?(一時期「体にいい」と推奨されたものが実際には害のあるものだった、といった例は数多くある)、生活サイクルの変化、また「家でも座っておこなう趣味をしていることが多い」とあるが以前から体を動かすことは苦手だったのか?(だとしたら、それはなぜ?)など。
・家族歴は?──家族や血縁者で似たような症状を訴えたことのある人はいるか?、(今回の症状と必ずしも関係なくても)家族や血縁者に多い疾患(癌、脳血管疾患、糖尿病、…)はあるか?など。
・症状の程度が変化する要因は?──「動けるときを見計らって…、だるい時期に突入すると…」とあるので、症状は常に一定に出ているわけではなさそう。症状が強い時期と弱い時期は何が違うのか?(季節、天候、食べ物、仕事の忙しさ、誰かと会った後、…)など。
といったことを(当然これまでもやってきたでしょうが)改めて思い返してみるといいと思います。一度先入観を外して見直してみると意外な気づきがあるかもしれません。
また西洋医学とは別の視点から見ることで何か分かるかもしれない、という意味では我々がやっているような手技療法、自然療法を受けけてみるのも1つの選択肢になるでしょう。ただ、どんな施術法であれ表面的な症状によって機械的に原因や対処法が導き出せるなどということはありません。「○○という症状なら××というやり方で治る」などと決めつけるところではなく、しっかり話を聞いてくれるところ、そして検査した上で施術してくれるところを選んでほしいです。
──
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当方は20代後半の男性です。普段仕事でデスクワークでパソコンを使っております。
当方が肩こりと疲労感を感じ始めたのは、去年の7月辺りからです。心辺りはあります!
残業が増え、パソコンに向かう時間が劇的に増えてしまったのです。相談したい身体の部分は、肩こりなので肩と、全身の疲労感が凄いので疲労に関して教えて頂きたい事が山ほどあります。
どのような不調なのか?といいますと、肩こりは尋常じゃないくらいのこりです・・・例えますと肩に「鉄」が入っているような感じという感じです。
そして、機敏に動かす事が出来ないでいます。今、球技なんて出来ない感じです。疲労感に関しては、身体がとてもダルくて重い感じがあります。
最後になりますが、尋常じゃない肩こりと尋常じゃない身体全体の疲労感に関しては、やはり原因が知りたいです。
それとできるならば、改善方法を知りたいです。後は、整体で良くなりますかね?教えてください。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
仕事は長時間のパソコン作業、そして肩こりがひどい──ということから、機械的に「それはあなたの作業中の姿勢が悪いせいです」などとテンプレな回答をする治療家、セラピストの先生がいます。
もちろん作業中の姿勢の悪さから肩こりや腰痛などを引き起こすことはありますし、あなたにもそうした要素があるかもしれません。とはいえ大半の人は多かれ少なかれ姿勢の悪さや骨格の歪みがあって、それでもどうにか大過なく日々仕事をこなしているわけですから、あなたの姿勢が他の人たちと比べて極端に悪いというのでない限り、姿勢や骨格の歪みだけに原因を求めるのは、やはり間違っていると私は思うのです。
肩こりにしろ腰痛にしろ、ほとんどの人は筋疲労とか姿勢が悪いとか骨格が歪んでいるといった筋骨格系の問題しか考えていないようですが、内臓系の問題(時には癌など重篤なものを含む)に由来するもの、そして心理的、感情的な問題に由来するものも少なからずあります。特に長期化、慢性化したものほど、
筋骨格系由来 < 内臓系由来 < 心因性
という傾向が強いと私は感じます。実際、ストレスを抱えていることが(特に慢性的な)症状の直接的、間接的な要因になっている、ということは世界の医学界で広く認識されるようになっています。
例えば、あなたは今の仕事が楽しく、やりがいを感じていますか? やりがいもなく、ただカネを得るために言われたとおりに働いているだけなら、働けば働くほど心身ともに疲弊していくだけでしょう。また仕事の責任が自分の肩にのしかかっている、というふうには思っていないでしょうか? この「肩にのしかかっている」というのは単なる日本語の慣用的な言い回しですが、案外こうした思いが肩こりの大きな原因になっていたりするのです(別の例では「はらわたが煮えくりかえる」ような怒りが胃腸の病気の裏に隠れていたりすることも)。
ですから、少し時間を取って「なぜ自分はこの仕事をしているのか?」とか「何が自分(の肩)にのしかかっているんだろう?」と考えてみることはムダではないです。もしかしたら、そこから恐ろしいまでのまでの虚無感や、過去の何かへの怒りが出てくるかもしれませんが、それに気づくことが、肩こりを本当に意味で改善させていくことにつながるのです。
けれども、まず注意しなければならないのが内臓の問題に由来する肩こりで、肩こりを生じる可能性のある疾患には、脳、肺を中心とした呼吸器系、心臓を中心とする循環器系、消化器系のものがあります。普通は「いくら肩こりが辛いといっても、肩こりくらいで死ぬことはない」と考えますが、内臓系由来の肩こりは時には命に関わる病気のサインだったりします。興味があれば、私がHPに載せているコラム記事から「ただの肩コリだと思ったら…」を見てください。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
ですから、何らかの心当たりがあれば一度、病院で診てもらうことも必要かと思います。特にあなたの場合、
>尋常じゃない身体全体の疲労感
があるということなので。
それ以外にも、見落としがちなものとして目の問題(メガネやコンタクトの度が合ってない、といったこともあります)や(顎関節も含めた)歯の問題から来る肩こりもあり、やはり専門家のサポートを求める必要があります。
あなたは、肩こりは医療機関の範疇ではなく整体など各種療法の範疇、と考えてここに質問したのでしょうか。だとしたら治療院には筋骨格系、内臓系、心因性、また目や歯の問題も含めて対処可能なところはあります(数は多くありませんが)ので、そういうところを探して行くのは選択肢としてアリだと思います。
その際に注意すべきは、どんな施術方法を使っているかではなく、キチンと原因を調べてそれに対処してくれるか、ということです。正しい方向性を持って行われる施術は、それがどんなものであれ大抵効くものです。
とはいえ施術方法も個々人で好き嫌いはあるでしょう(例えば絶対に揉んでくれなきゃイヤだ、とか)から、わざわざ嫌いなやり方のところに行く必要はないと思いますが。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
http://sokyudo.sakura.ne.jp
当方は20代男性です。普段は自営業(フリーランス)でパソコンでの仕事が多いです。
仕事の影響からか、3年ほど前から肩こりがしんどい状態となってしまっておりました。
特に仕事を終えた時の肩こりは、半端じゃなくしんどいです。
右肩なんてあまりにもこりすぎて、上に挙げることもしんどい時があります。例えますと、肩に鉄板が入っているような感じです。
これにより身体も、だるくて重くなってしまっております。
これはやはりパソコン作業の影響なのでしょうか?でなければ、姿勢等の影響なのでしょうか?
筋トレ等の影響もあるのかな?なんて思っております。
いい改善法があれば知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
仕事は長時間のパソコン作業、そして肩こりがひどい──という話を聞くと、機械的に「それはあなたの作業中の姿勢が悪いせいです」などとテンプレな回答をする治療家、セラピストの先生がいます。
もちろん作業中の姿勢の悪さから肩こりや腰痛などを引き起こすことはありますし、あなたにもそうした要素があるかもしれません。とはいえ大半の人は多かれ少なかれ姿勢の悪さや骨格の歪みがあって、それでもどうにか大過なく日々仕事をこなしているわけですから、あなたの姿勢が他の人たちと比べて極端に悪いというのでない限り、姿勢や骨格の歪みだけに原因を求めるのは、やはり間違っていると私は思うのです。
肩こりにしろ腰痛にしろ、ほとんどの人は筋疲労とか姿勢が悪いとか骨格が歪んでいるといった筋骨格系の問題しか考えていないようですが、内臓系の問題(時には癌など重篤なものを含む)に由来するもの、そして心理的、感情的な問題に由来するものも少なからずあります。特に長期化、慢性化したものほど、
筋骨格系由来 < 内臓系由来 < 心因性
という傾向が強いと私は感じます。実際、ストレスを抱えていることが(特に慢性的な)症状の直接的、間接的な要因になっている、ということは世界の医学界で広く認識されるようになっています。
例えば、あなたは仕事の責任が自分の肩にのしかかっている、というふうには思っていないでしょうか? この「肩にのしかかっている」というのは単なる日本語の慣用的な言い回しですが、案外こうした思いが肩こりの大きな原因になっていたりするのです(別の例では「はらわたが煮えくりかえる」ような怒りが胃腸の病気の裏に隠れていたりすることも)。ですから、少し時間を取って「今、自分が背負っているものは何だろう?」とか「何が自分(の肩)にのしかかっているんだろう?」と考えてみることはムダではないです。もしかしたら、それは誰かに対する対抗意識だったり、過去の何かへの怒りだったりするかもしれませんが、それに気づくことが、肩こりを本当に意味で改善させていくことにつながるのです。
けれども、まず注意しなければならないのが内臓の問題に由来する肩こりで、肩こりを生じる可能性のある疾患には、脳、肺を中心とした呼吸器系、心臓を中心とする循環器系、消化器系のものがあります。普通は「いくら肩こりが辛いといっても、肩こりくらいで死ぬことはない」と考えますが、内臓系由来の肩こりが時には命に関わる病気のサインだったりします。興味があれば、私がHPに載せているコラム記事から「ただの肩コリだと思ったら…」を見てください。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
ですから、何らかの心当たりがあれば一度、病院で診てもらうことも必要かと思います。
それ以外にも、見落としがちなものとして目の問題(メガネやコンタクトの度が合ってない、といったこともあります)や(顎関節も含めた)歯の問題から来る肩こりもあり、やはり専門家のサポートを求める必要があります。
あなたは、肩こりは医療機関の範疇ではなく整体など各種療法の範疇、と考えてここに質問したのだと思います。実際、治療院には筋骨格系、内臓系、心因性、また目や歯の問題も含めて対処可能なところはあります(数は多くありませんが)ので、そういうところを探して行くのは選択肢としてアリだと思います。
その際に注意すべきは、どんな施術方法を使っているかではなく、キチンと原因を調べてそれに対処してくれるか、ということです。正しい方向性を持って行われる施術は、それがどんなものであれ大抵効くものです。
とはいえ施術方法も個々人で好き嫌いはあるでしょう(例えば絶対に揉んでくれなきゃイヤだ、とか)から、わざわざ嫌いなやり方のところに行く必要はないと思いますが。
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昔はまったく肩こりはありませんでした。
それが30代後半ぐらいから、両肩が重いと言うか、痛みが出てきました。
マッサージにいったらカチカチだと言われました。
しかしそうなんどもマッサージにはいけないので、シップを貼ったり、温めたりしていますが、なかなか治らず辛い毎日です。
動くことも辛くなっています。
同じ体勢でいると、痛し、動かしても痛いしてどうすることも出来ません。
原因もわからないので、注意しようもないし困っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
肩こりというと何でもかんでも「姿勢が悪いから」、「骨格が歪んでるせい」などと、体の構造面の問題にしか目が行かない人たちが、プロの治療家、セラピストの中にもいます(なお
>マッサージにいったらカチカチだと言われました。
ともありますが、それはマッサージ店で使われる常套句なので、あまり真剣に受け取らなくていいでしょう)。
確かに姿勢や骨格の問題は肩コリの「1つの」原因ではあるので、それが間違いというわけではありませんが、そうした筋骨格系の問題とは全く違う理由で起こる肩こりもあり、それらは体操やストレッチや湿布では治りません。実際あなたも
>シップを貼ったり、温めたりしていますが、なかなか治らず…
と書いています。
肩こりにしろ腰痛にしろ、ほとんどの人は筋疲労とか姿勢が悪いとか骨格が歪んでいるといった筋骨格系の問題しか考えていないようですが、内臓系の問題(時には癌など重篤なものを含む)に由来するもの、そして心理的、感情的な問題に由来するものも少なからずあります。特に長期化、慢性化したものほど、
筋骨格系由来 < 内臓系由来 < 心因性
という傾向が強いと私は感じます。実際、ストレスを抱えていることが(特に慢性的な)症状の直接的、間接的な要因になっている、ということは世界の医学界で広く認識されるようになっています。
あなたの場合
>30代後半ぐらいから、両肩が重いと言うか、痛みが出てきました。
ということなので、その頃に何があったのか(仕事、家庭、趣味、プライベートな交友関係など一見、肩こりとは関係なさそうなことも含めて)が1つの鍵になるかもしれません。
けれども、まず注意しなければならないのが内臓の問題に由来する肩こりで、肩こりを生じる可能性のある疾患には、脳、肺を中心とした呼吸器系、心臓を中心とする循環器系、消化器系のものがあります。普通は「いくら肩こりが辛いといっても、肩こりくらいで死ぬことはない」と考えますが、内臓系由来の肩こりが時には命に関わる病気のサインだったりします。興味があれば、私がHPに載せているコラム記事から「ただの肩コリだと思ったら…」を見てください。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
ですから、何らかの心当たりがあれば一度、病院で診てもらうことも必要かと思います。
それ以外にも、見落としがちなものとして目の問題(メガネやコンタクトの度が合ってない、といったこともあります)や(顎関節も含めた)歯の問題から来る肩こりもあり、やはり専門家のサポートを求める必要があります。
あなたは、肩こりは医療機関の範疇ではなく整体など各種療法の範疇、と考えてここに質問したのだと思います。実際、治療院には筋骨格系、内臓系、心因性、また目や歯の問題も含めて対処可能なところはあります(数は多くありませんが)ので、そういうところを探して行くのは選択肢としてアリだと思います。
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20代の兼業主婦、仕事は事務をしています。
社会人になったあたりから、生理の時、腰を中心とした痛みやだるさが気になるようになりました。
勤務中はデスクワークなのでまだましなのですが、立ち上がる時の腰の重さや、家で立って家事をする時の痛みが辛く感じてしまいます。
いつも生理が始まる2,3日前~生理が始まって2,3日目くらいがピークで、市販の生理痛用の薬も飲むのですが、多少痛みが和らぐかな?程度で、辛さが完全に抜けることがありません。
仕事中、腰回りが冷えないようにしたり、姿勢に気を付けてみたりはしているのですが、いまいち効果があるようにも感じられず…。
おすすめの改善法はありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>20代の兼業主婦、仕事は事務をしています。
>社会人になったあたりから、生理の時、腰を中心とした痛みやだるさが気になるようになりました。
とのこと。で、「社会人になったあたりから」とあることから、それ以前はそうしたことはあまり/ほとんど/全くなかった、ということなのでしょう。
なので、この件を考える場合、純粋に肉体的な変化によるものなのか、結婚、就職による食や生活サイクルなどの生活環境の変化(ここには心理的なストレスも含みます)によるものなのか、といったことまで考える必要があります(「性」の問題は「生」の問題の反映でもありますから)。
>おすすめの改善法はありますか?
という質問ですが、同じ「生理時の腰の痛み・だるさ」といっても、その原因によって生じる機序が全く違うので、「生理時の腰の痛み・だるさだったら改善法はこれ!」みたいなものは提示できません。(「どうせ誰とも分からない相手からのネットの質問だから、当てはまりそうなのをテキトーに答えとけ」というくらいのスタンスならいくらでもお答えできますが、あなたはそういう答が欲しいですか?)
症状の程度にもよりますが、日常生活や仕事に支障を感じるようなら、ネットで返ってきた怪しげな答をもとにシロウト判断であれこれやるより、一度専門家に診てもらった方がいいのではないでしょうか。信用できる医療機関や治療院を探して行ってみてください。
書かれている相談内容からだけでは、これ以上のことは書けませんが
>仕事中、腰回りが冷えないようにしたり、姿勢に気を付けてみたりはしているのですが、いまいち効果があるようにも感じられず…。
とあることから、(もちろんこれだけで、その可能性を除外できるわけではありませんが)原因は冷えや姿勢とは違うところにあるように思います。
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40代の男性。普段、自宅でデスクワーカーをしているものです。
私が右肩を痛めたのはデスクワークをするようになって2、3か月経ったころです。
普段左ひじを机に置いて作業をするものですから、右肩が出っ張って痛くなります。
最近は、同じ姿勢で長時間仕事をするのは体に悪いとわかりました。
ですので、姿勢をよくすることを意識して仕事をしていますが、やはり右肩が傷みます。
ストレッチを何時間かに一回やったりしていますが、直りません。
何かよい治療法や整体はあるのでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
右肩が痛むということで、
>普段左ひじを机に置いて作業をするものですから、右肩が出っ張って痛くなります。
>最近は、同じ姿勢で長時間仕事をするのは体に悪いとわかりました。
>ですので、姿勢をよくすることを意識して仕事をしていますが、やはり右肩が傷みます。
と書いています。ここから分かることは、
あなたの左肩の痛みは、同じ姿勢で長時間仕事をしていることが原因で起きている「のではないだろう」
ということです。
治療院でもヘルモアの健康相談でもそうですが、相手が「この不調は多分○○から来てるんです」とか「原因は○○だと分かっているのですが…」といったこと言う/書く場合、その不調の原因は大抵それではありません。だって本当に原因が分かっているなら、粛々とそれを除けばいいだけですから(もちろん先天的な疾患や遺伝的疾患の場合は別です)。
本人が原因だと思い込んでいることと、本当の原因とは違います(ただ人は理由が分からないということを恐れるので、手近に思いつくものを取り敢えず「原因だ」と思い込むことで自分自身を納得させるのです)。
肩が痛む原因としては、姿勢がどうしたといった筋骨格系の問題だけでなく、内臓から来る問題(例えば右肩なら肝臓、左肩なら心臓を一応調べるのは施術(治療)上のセオリー)、心理的・感情的な要因から来るもの(例えば重い責任が肩にのしかかっている、など)、更には目や歯の問題から来るもの等々、それこそいくつも考えられます。
>何かよい治療法や整体はあるのでしょうか。
という質問ですが、問うべきはどんな施術方法を使っているかではなく、キチンと原因を調べてそれに対処してくれるか、ということです。正しい方向性を持って行われる施術なら、それがどんなものでも大抵ちゃんと効くものです。
とはいえ施術方法にも好き嫌いはあるでしょう(例えば絶対に揉みが入ってないとイヤだ、とか)から、わざわざ嫌いなやり方を使っているところに行く必要はないと思いますが。
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私は事務職をしています。40代のときはそんなに感じなかったのですが、50代になり、特に肩こりがひどくなりました。そのため、自分でシップ等を貼って様子を見ているのですがもっといい方法がないかと思っているところです。
肩こりがひどくなったので、特に困ることとして頭痛があります。頭痛を止める薬を飲みすぎてしまい、胃炎を起こしてしまいました。このままでは、ますます悪くなるのでほかの方法を検討しています。頭痛が起きるほどの肩こりは、整体でなおすことができるのか知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
「肩こりから頭痛がひどい」ということですが、気になることがあります。それは
あなたのいう頭痛は、本当に肩こりから来ているのか?
ということです。「本人がそう言ってるからそうなんだろう」というのは医療ではありません。
頭痛の場合、それが危険なものである可能性があるかどうかを判断するポイントは、
・それまで頭痛になることはなかったのに、中年以降に頭痛が起こるようになった。
・これまでも頭痛になることはあったが、痛みの感じ(質)がこれまで経験したことのないものだ(これは必ずしも、これまで経験したことのない「激しい」痛みである、ということではない)。
ということです。
あなたが50代以前にも頻繁に頭痛を経験してきて、今の頭痛もそういう痛み、というのならばあまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、もしそうでないなら安易に「この頭痛は肩こりから来ている」と思い込まない方がいいです。
もちろん上記の条件に該当すれば必ず重篤な疾患がある、ということではありませんが、まず重篤な疾患の可能性から考え、それを除外するというのが医療の基本です。整体など各種療法を頼るのは、「病院で検査も受けたけれど、特に重篤な疾患はなかった」ということが分かってからで十分です。
以下、そうした危険な疾患の可能性は考えなくていいとしたら…
私の経験的なものでは、首肩のこりや頭痛は特にスマホなど携帯端末からの電磁波の影響で起こっているケースが少なくありません。筋肉の過緊張だとか骨のズレがあったとしても、それは電磁波の影響で2次的に起こっているかもしれないのです。
また年齢的な要因として、ホルモンバランスが変化したことで首肩のこりや頭痛が起こるようになった可能性も除外できません。
そうしたことをちゃんと調べずに、硬いところを揉みほぐしたりズレを矯正しても問題解決とはならないことは、知っておいた方がいいでしょう。
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蒼穹堂治療室
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30代の女性です。
結婚前は事務職をしていました。結婚後は主婦業に専念しています。
結婚して3年が経とうとしていますが、まだ子宝に恵まれていません。
それは私が排卵障害を抱えているからです。
独身の頃から生理不順に悩んでいました。
体が冷えがちだということも自覚があり、お灸をしたりして体を温めるように心がけていました。
どこか痛いという訳ではありませんでしたが、時折不正出血もあったので婦人科にも通いましたが、そこで多嚢胞性卵巣と診断されました。
血液検査を行ってみた結果、ホルモンの値が違うようです。
結婚してからも婦人科へ通い治療を続けています。
食事や生活も改善していますが、一向に妊娠する兆しは見えません。
どうしたらホルモンのバランスが整うのか、どうしたら妊娠することができるのか知りたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
これまでの経緯を含めて詳しく書かれているのは有り難いです。ここには「排卵障害」、「多嚢胞性卵巣」、「ホルモンの値が違う」といった言葉が出てきて、
>どうしたらホルモンのバランスが整うのか、どうしたら妊娠することができるのか知りたいです。
という相談ですが、私たち治療家は医師ではありませんので、病名に合わせた施術(治療)はしませんし、できません。ただ病名とは今の状態に単に名前をつけただけのものにすぎないので、病名を離れて書かれた内容からいくつか考えられることを述べれば…
まず東洋医学的(中医学)には、あなたは生殖と関わりの深い腎の臓(西洋解剖学的な意味の腎臓のことではありません)に体を温める作用を持つ陽気が不足した、腎陽虚という状態にあると考えられます(更に食が細い、下痢しやすいといったものがあれば、消化器に関わる脾の臓も弱った脾腎両虚かもしれません)。従って腎に陽気を補うことが必要になります。お灸をしているということで、それは非常にいいことですが、どこにどういうお灸をしているかが問題です。
西洋解剖学的な臓器については、子宮や卵巣の自動性に問題があることが疑われます。体の中の各臓器には、微細ではありますがそれぞれ固有の周期的な動きがあって、それを自動性(motility)といいます。しかし臓器同士が癒着を起こすなどで自動性が乱れたり消えてしまっていたりすると、その臓器の働きに異常が生じるのです。臓器ごとの自動性の状態を触知し、異常があればマニピュレーションによって正常なものに戻すのが、内臓マニピュレーションです(もちろん内臓マニピュレーション以外の方法を使っても処理できます)。
また、生殖器系だけでなく自律神経系の状態も重要です。自律神経系が常に交感神経優位の状態に触れていると、交感神経は体を戦う状態にする神経ですから)生殖器系の働きは抑制されますし(ケガをしても出血しにくくなるように)血管も収縮されて末端の血流も低下します。いわゆる不妊の人の中には、交感神経が亢進してしまっている人が少なからずいるのではないかと私は思います。そして、そういう人はストレスのレベルも高いので、そこから解いていく必要があるかもしれません。処理方法はアロマテラピーやクラニオセイクラル・ワーク(頭蓋仙骨療法)など、いろいろあります。
ホルモン系については、ホルモン分泌器官(例えば卵巣)そのものも問題と、ホルモン分泌に関わる系(例えば視床下部―下垂体―卵巣という一連のルート)の問題の両方を調べてみる必要があるでしょう(ほとんどの場合、前者しか調べずに「問題は見つからない」と結論づけられてしまいます)。それらについては、例えばキネシオロジーによる筋反射というものを使ったテストで調べることができますし、調整手段もいりいろあります。
以上、あなたの書いた内容から考えられることを挙げてみました。ご参考までに。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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食品販売をしている40代女性です。
基本体は丈夫なほうですが、ここ最近首から肩のこり・張りや、利き手の右腕が上がりにくい違和感が続いています。
仕事で扱う食料品は意外と重く、力がある私はつい面倒とばかりにまとめて運んだりしがちです。そんな今までの無理がたたったのか、特に着替える時に腕があがりにくいんです。洋服を頭からかぶって腕(肩)を回すような動作のときです。一時的なものだったらよかったのですが、何ヵ月も続いています。着替えるたびにイタタとなるのは非常にツライです。考えられる原因と緩和できるストレッチなどがあればおしえて頂きたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腕が上がりづらく四十肩ではないか、とのこと。四十肩、五十肩というのは正式な病名ではなく俗称で、一般には肩関節周囲炎のことを四十肩、五十肩と呼びますが、肩が上がらない/上がりづらい状態全般を指して四十肩、五十肩と呼ぶ人もいます。
最も普通の意味の四十肩=肩関節周囲炎について述べると、肩関節の周囲に炎症が起こることで痛みが生じる疾患で、急性期→慢性期の特徴的な経過をたどります。急性期は激しい痛みが現れ、痛みで夜眠れない「夜間痛」も見られます。この時期はできるだけ肩を動かさずに安静にして、肩の周囲をひたすら冷やします(冷湿布などではなく氷で冷やす)。慢性期になると激しい痛みは消えますが、拘縮が起こり関節の可動性が落ちる「凍結肩」という状態になるので、最初は無理のない範囲から肩を動かすリハビリを行う必要があります。
あなたの相談内容には、夜間痛があったといったということは出てこないので、いわゆる肩関節周囲炎ではないでしょう。その場合、さまざまな原因が考えられます。
例えば、肩周りのどこかの筋肉(「洋服を頭からかぶって腕(肩)を回すような動作」で腕が上がりにくい、と書いているので、特に回旋筋腱板部分)の異常な筋力低下(あるいは異常な過緊張)、特に右肩なら肝臓周り(逆に左肩なら心臓周り)の問題、骨や軟骨の一部が欠けて関節包に遊離する関節ネズミの存在などなど…。
書かれた内容からはこれ以上のことは分かりませんが、いずれにせよ何ヵ月も続いているということなので一時的なものではないでしょう。
>考えられる原因と緩和できるストレッチなどがあればおしえて頂きたいです。
とありますが、これまでも自分でストレッチ法などを聞いたり調べたりしてやってみたのでは?(少なくとも何ヵ月も無為に過ごしてきたとは思わないので。)それでも状態が変わらないのならストレッチなどに逃げるのではなく、一度キチンと原因を知るために病院や治療院で診てもらう必要があると思います。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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2018年9月下旬に帰宅寸前の自宅前(外付けの)階段から後ろ向きに転落、翌朝通行人に発見され救急搬送となりました。所見は急性硬膜外血腫&第二頚椎骨折でした。幸い、2週間の入院・2週間の自宅療養を経て社会復帰出来ました。(医師曰く、予想以上に回復ペースが早かったとのこと)その後、会社の時短勤務を得て12月から完全復帰したつもりでした。が、その後、遅れを取り戻すべく無理をしたのがあだになったのか、2019年2月中旬頃から、後頭部・頸回り・肩に強い痛みを感じるようになりました。しまいにはまともに眠るのも困難になり、4月頃自宅近くの整形外科を探し診療してもらったものの、レントゲンでは全く問題無く、簡単な電子治療&湿布薬&鎮痛剤処方で経過観察となりました。熟睡できず勤務時間はボーっとする日々で、いよいよ、40歳代後半にもなって真剣に退職を考えるまでになってしまいました。何とか普通の生活ができないものか、どうしようもなく困っています。幸い独り者の為、この1年は開き直って療養に専念しようかとも思っています。何か突破口はありませんでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
頚部周りの痛みということで、これまでの経緯を含めて詳しく書かれているのは有り難いです。
内容を整理すると
・2018年9月下旬に階段から後ろ向きに転落。所見は急性硬膜外血腫&第二頚椎骨折。12月から仕事に復帰。
・2019年2月中旬頃から後頭部・頸回り・肩に強い痛み。まともに眠るのも困難。4月頃に近くの整形外科を受診し、電子治療&湿布薬&鎮痛剤処方で経過観察。
となります。
ここでわからないのは、まともに眠るのも困難ということですが、それは強い痛みのせいなのか、痛みとは別に不眠まで起こるようになったのか? そして痛みは常にほぼ一定レベルであるのか、日中でも変化するのか、断続的にあるのか? といったことです。
仮に夜間に痛みが出る/増悪する、といったことがあるなら、それは夜間痛といって危険な疾患が疑われるサインです(なお四十肩・五十肩による夜間痛は普通に見られるものなので、その限りではありません)。
また整形外科では経過観察と言われたようですが、その後、通院はされているのでしょう? ただ「レントゲンでは全く問題無く…」ともあることから、整形外科的な治療の対象となるものではないのかもしれません。
さて、まず私が気になるのは、2018年9月下旬の件と2019年2月中旬からの件とは関係あるのかどうかです。時期的に近いので一般には関連ありと見るのでしょうが、安易にそう決めつけていいものかどうか…。
その辺りも含めて、整形外科以外の診療科に当たってみること必要ではないかと思います。可能なら総合診療科、あるいはそれに類する科を持った病院を受診されてはどうでしょう。
その上で、それでもラチがあかないようなら整体や鍼灸などの治療院に行くのも一つの選択肢です。ただし(ご存じかもしれませんが)こちらは病院以上にピンキリの世界なので、行く場所は慎重に選ぶ必要があります。普通はチラシやHPを見て、ということになるのでしょうが、そういうところには大抵いいことしか書いていないので、例えば電話で直接話してみる、といったことも考えてみてください(まだ実際に診てもいないのに「あぁそれなら原因は○○だ。ウチに来れば絶対治る」などと言うところは要注意)。
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デスクワーク中心の50代女性です。
3年前のある日、社食で立ち上がろとしたした時に突然、股関節に激痛が走り暫くの間は座る事も一歩も動く事もできなくなりました。
その痛みは頭にガーンと突き刺さるような痛みで脂汗が出る程です。
体の姿勢を少し動かすと嘘のように治る時もあれば、痛みながら歩いている時に治る時もあります。
痛みが起こる前は股関節の辺りに違和感を感じる事に気が付きました。
病院で複数の検査をしましたが特に異常が無いと言われ、部位が股関節なので年齢的なものだろと言われました。
歩行が困難になったら手術するので、その時に来て下さいと言われましたが、レントゲンなどに異常が無いのに病名が決定された事が不安です。
セカンドオピニオン受けるべきなのか、整体や鍼治療などで改善できる方法はありますか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
股関節の激痛ということで3年前からの経緯が書かれていますが、いろいろ基本的な情報が欠けています。例えば
・痛みが出ている股関節は右か左か両方か?
・痛みが出るのはどのくらいの頻度で、それはここ3年で増えているのか減っているのかほぼ変わりないのか?
・何か持病があったり健診で引っかかったりしていることはないか?
・「レントゲンなどに異常が無いのに病名が決定された」とあるが、その診断名は?
といったことは、やはり書いておくべきでしょう。そういう情報がないと、「運動不足でしょう」とか「原因は骨のズレだ」とか「姿勢が悪いから」といったテンプレな回答になってしまうことになります。
さて股関節に限らず、一般にこうした痛みを引き起こすものとしては
1.筋骨格系の問題
2.内臓系の問題
3.神経系の問題
4.心因性の問題
といったものがあります。
まず1では
>病院で複数の検査をしましたが特に異常が無いと言われ…
とあるので、(何科を受診したのかがわかりませんが)少なくとも痛みの出ている股関節に何か物理的な損傷があるわけではいないようだ、ということがわかります。なので次に検討すべきは足首、膝、肩、顎関節を含む歯などになるでしょう(「なぜ歯?」と思うかもしれませんが、歯の問題は侮れません)。
2では、例えば消化器系(特に腸)の問題は大腿部の筋肉に異常を生じさせますし、泌尿生殖器系の問題は殿筋群や下腿~足首の筋肉に異常を生じさせます。また、いずれの問題も股関節に関連痛を引き起こす可能性があります。また年齢的に、更年期によるホルモン・バランスの変化と症状との関連も気になるところです。
…などと考えていけば、仮に股関節に物理的な損傷がなくても、まだまだ検討する余地はあります。なので
>セカンドオピニオン受けるべきなのか、整体や鍼治療などで改善できる方法はありますか?
という問いに対しては、セカンドオピニオンを受けるなら最初に行ったのとは別の科(できれば総合診療科)がいいと思います。整体や鍼も有効ではありますが、「あらゆる疾患は仙腸関節さえ整えれば治る」とか「全ては冷えが原因だ」などと1つの観念に凝り固まった先生もいるので、様々な原因を考慮して幅広く心身の状態を診てくれるところを選びましょう。
──
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1歳の子供がいる主婦です。
私は昔から肩こりがひどいと言われているのですが、普段はあまり自覚症状がなく、美容院などでマッサージをしてもらうときなどに、ほぼ必ず「かなりこっていますね」と言われます。
あまりに言われるので一度、整体へ行ったところ、今日来た方の中でダントツで肩こりがひどいとまで言われました。しかし、普段、症状などはあまり気にならないので、通院はしませんでした。
最近では、子供を抱っこひもで抱っこしていることが多いので、肩への負担が気になります。日頃、自覚症状がなくても定期的に整体などで見てもらうほうがいいのでしょうか?
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
タイトルが「昔からひどい肩こり」となっていますが、本文を読むと違いますね。あなたは肩こりなのではなく(少なくとも自覚症状はないのでしょう?)、「人から『ひどい肩こりだね』と言われるのが気になる」ということです。
>あまりに言われるので一度、整体へ行ったところ、今日来た方の中でダントツで肩こりがひどいとまで言われました。しかし、普段、症状などはあまり気にならないので、通院はしませんでした。
と書いていますが、その判断は正しいと思います。大体、整体院で「ひどい肩こりですね~」と言われるのは、例えばブティックで「お客様、お目が高~い!」と言われるのと同じただのセールストークで、ほとんどの場合、その言葉に特に意味はありません。要するに「あなたはカモだから、これからも定期的に来てカネを落としていってくれ」と言っているだけです。
>日頃、自覚症状がなくても定期的に整体などで見てもらうほうがいいのでしょうか?
必要ありません。あなたが今、カネと時間を持てあましているなら、退屈しのぎに整体に行って揉んでもらうのもいいかもしれませんが、もしそうでないなら、必要性を感じていないことにわざわざカネや時間を使うことはないです。
もちろん、あなたが自分の肩のことを本当に気にしていて、心の底では整体に行かなければならないと感じているなら、止めはしませんが、見え透いたセールストークに踊らされていないか、一度冷静になって考えてみることをオススメします。
──
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普段デスクワークが多い、33歳女性、独身です。
20代前半から冷え性がひどく、十数年も悩んでいます。
寒い季節だけでなく、1年中を通して手足の末端が冷たくなる症状が現れます。
夏で靴下を履いていても足の末端が冷えてしまい、冬はひどい時で寝るときも手足の震えが止まらず、なかなか眠りにつくことができない日々が続きます。
長時間の入浴やリンパマッサージ、生姜を摂取するなど身体を温める努力はしていますが、それも一瞬温まるだけで長続きしません。
体質改善を念頭に頑張りたいのですが、自宅でもできるセルフケアはありますか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
あなたの書かれた相談内容は、決して文字数は多くありませんが簡にして要を得たもので、他の人にもお手本にしてほしいです(かなりひどい相談内容も多いので)。
さて
>20代前半から冷え性がひどく、十数年も悩んでいます。
ということで
>体質改善を念頭に頑張りたいのですが、自宅でもできるセルフケアはありますか。
という相談ですが、「十数年も悩んでい」て、その間、あなた自身も書いているようにいろいろな方法を試してきたのに上手くいかなかった、といことから考えて、セルフケアだけでやろうとせず、まずは病院のような医療機関なり、我々のやっているような治療院なりに行って、あなたの心身(肉体面だけでなく精神面も含めて)がどうなっているかをキチンと調べてもらう方がいいと思います。セルフケアは、その結果を踏まえて行うべきものです。
ところで、特に整体などの治療院の先生の中には、何でもかんでも「骨のズレ」やら「自律神経の障害」やらが原因と決めつける人もいます。私自身は人の体を不自然に単純化するそうした考え方は疑問ですが、そういう先生が一概にダメというわけではなく、あなたとの相性やあなたがそうした考えに同意できるかどうかにもよるので、事前にできるだけ調べた上で行くようにした方がいいでしょう。
なお、参考までに私が診るとしたら、ということで述べれば──
まず西洋医学的な視点としては、まず調べるのはホルモン系の状態でしょうか。特に代謝を高める作用のあるホルモンを分泌する甲状腺や副腎などを分泌器官を中心に診ることになりますが、それだけでなくホルモン系の上位中枢である視床下部、下垂体まで含めて系全体が正常に機能しているかまで調べる必要があるかもしれません。それで問題が見つかれば、それに対処するだけです(例えば私ならクラニオや鍼灸やアロマテラピーなどを用います)。
また東洋医学(中医学)的な視点では、あなたの状態は体を温める「陽の気」が不足した陽虚証か、「寒の邪」が入り込んだ寒実証か、あるいはその両方があると考えられます。また陽虚証なら「陽の気」と関わりが深い腎の臓(西洋解剖学的な意味の腎臓のことではありません)が弱くなっている可能性があります。ですから、まず行うことは陽虚証なら不足した「陽の気」を補うこと、寒実証なら入り込んだ「寒の邪」を追い出すこと、になります。
もちろん、これがスタンダードというわけではなく、先生によって体の見方や施術の仕方は千差万別であり、あくまで1つの例とご理解ください。ただ、いずれにせよ、こうした形で心身の状態を掴まなければ、セルフケアも的外れなことをしているだけに終わってしまう公算が高いことは知っておいてください。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
http://sokyudo.sakura.ne.jp
肩こりとめまいがひどく、毎日朝から晩までつらいです。
なるべく姿勢に気をつけたり、体に良いとされる食生活を心がけているのですが、なかなか改善せず困っています。
病院で検査も行い、何も異常は認められなかったのですが、このような状態では仕事もままなりません。
今は仕事はお休みしていますが、特にうつ症状などはないため仕事復帰したいと考えています。
ただこの状態では皆に迷惑をかけてしまうので、どうにか改善の方法を知りたいです。
とくにめまいは突発的にぐらっとなるので困っています。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
あなたの年齢も、その肩こりやめまいがいつから、どのように起こったのか分からないので、一般論でしかお答えすることができませんが、参考になれば幸いです。
>病院で検査も行い、何も異常は認められなかった…
とのこと。何科を受診し、どの範囲で異常なしだったのかが疑問ですが、一応、重篤な疾患はないとします。その上で、西洋医学的な見立てとは違う、東洋医学(中医学)的な切り口で肩こりとめまいを考えると、例えば次のような可能性が挙げられます。
なお、以下に肝や腎などの言葉が出てきますが、中医学における肝、腎、血(けつ)などは西洋医学的な解剖学における肝臓、腎臓、血液とは必ずしも一致しません。念のため。
・(肝の)気が頭方に上がってしまっていることによって起こる、頭痛、頭張、耳鳴り、めまい、怒りっぽいなどの情緒不安定、不眠など。
(肝の臓は、感情では怒りやイライラなどに対応する。)
・気や血が不足して体が弱ることによって起こる、めまい、動悸、息切れ、肩こり、食欲不振、疲労感、不眠、顔色の悪さなど。
・腎が弱り、精を貯蔵できなくなることで起こる、体のダルさ、めまい、頭がボーッとした感じ、記憶力の減退、抜け毛が増える、歯が弱くなる、筋力低下、腰や膝が鈍く痛む、体の冷えなど。
(精は気=生体エネルギーの原料となるもの。)
・気・血・水(すい)のうちの水の流れが滞ることによって起こる、頭重感、めまい、胸腹部の不快感、吐き気、嘔吐、食欲不振など。
…というわけで、肩こり、めまいと一口に言っても、ザッと挙げただけでもこれだけのケースが考えられるわけです。また、これらが複合的に関わっていることもあります。
もちろん、こうした中医学的な見立てとは別に、骨の変位や自律神経の異常などの切り口からの見立ても可能です。
>なるべく姿勢に気をつけたり、体に良いとされる食生活を心がけているのですが、なかなか改善せず困っています。
ということなので、やはり専門家のサポートが必要でしょうね。
手技療法、自然療法を頼るのであれば、通り一遍の問診ではなくキチンと全身の検査をした上で施術してくれるところがいいと思います。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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私は事務職をしている女性です。仕事では肩こりがありますが、なんとか我慢できる程度です。
休日に、ガーデニングをしているのですが最近ではちょっと無理かなと思うようになりました。
それはなんといっても、腰が痛くなるからです。
それは、40代頃から始めていますが、50代となりちょっと腰が痛くなりできなくなると不安になっています。
腰をかがめた時に痛みが走るので、そのことをなんとかしたいのです。ずきずきした痛みがあります。
その痛みは、しばらく続きます。これについてどんなことをしたらいいのか、教えていただきたいです。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
腰痛とのことで、
>腰をかがめた時に痛みが走る
ということから、直接的には筋肉性のものと思われますが、残念ながらあなたが書かれたものからは、それ以上のことは分かりません。ですから
>これについてどんなことをしたらいいのか、教えていただきたいです。
というご質問に対しては、
「ちゃんと原因を追及してください」
ということを私は言いたいです。
こう言うと、あなたは「『直接的には筋肉性のものと思われます』と書いてるじゃない。それが原因なんでしょ」と思うかもしれませんが、そうではありません。
腰痛と聞くと判で押したように「筋肉が硬くなっているから」とか「骨の歪みから来ている」と言う先生もいます。確かに筋肉に硬い部分がっあったり、骨に変位があったりするのは事実で、一定レベルの技術があれば、それを揉みほぐしたり矯正したりすれことで症状を(一時的にせよ)ある程度改善させることは、それほど難しいことはありません(それを誇大に言い張って、まるで自分がゴッドハンドのように見せようとする人もいますが)。
しかし問題はその先で、なぜ筋肉が硬くなったり骨が歪んだりしたのか?です。
「筋肉の硬さ」「骨の歪み」というところで思考停止している先生は、そこを「なぜ?」と突かれると「普段の姿勢がよくないから…」「運動してないから…」などと逃げてしまうことが多いですが、筋肉が硬くなっているにしても骨が歪んでいるにしても、本人が意図的にそうしているのでない限り、そこにはそうなる原因があって、それを解いていかなければ治療家など単なる修理屋でしかありません。
例えば今、私のところにも、どれだけマッサージを受けてもよくならない、という腰痛の人が来ています。この人の腰痛も直接的には腰殿部の筋力のアンバランスが引き起こしていますが、いろいろ調べていくと、この人に家族全員がのしかかった状態になっていることが分かりました。言い換えれば「家族全員を一身に背負っている」わけです(もちろん物理的に家族全員を背負っているわけではなく、あくまで比喩ですが)。これじゃあ腰にも負担になりますよね。
(それから「どれだけマッサージを受けてもよくならない」というのは、「マッサージなんかではダメだ」ということではありませんよ。原因を深いところまで追える先生なら、使う手技はマッサージでも鍼灸でも矯正でもテーピングでも何でもよくて、「このメソッドでしか治せない」なんてことはないのです。)
あなたに対して私が
「ちゃんと原因を追及してください」(あるいは「ちゃんと原因を追及してくれるところに行ってください」)
というのも、そういうことです。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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50代後半の女性です。デスクワークをしています。
3ヶ月前から肩こりがひどくなりました。
仕事の合間に肩を揉みほぐしたり、肩回しをしたりして血行を促していますが、症状が改善されません。肩こりがひどくなると、吐き気がしたり頭が重くなったりします。
薬局で肩こりがひどいと訴えて、ビタミン剤を勧められました。
飲んだ直後は肩の痛みが軽くなったように感じますが、3~4時間もすると、また肩が凝ってしまいます。
どうしたら肩こりを持続的に改善できるのか、教えてください。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
デスクワークによる肩こりというと、しばしばパソコンに向かう姿勢の悪さが指摘されますが、
>3ヶ月前から肩こりがひどくなりました。
とのことですから、3ヵ月ほど前に急に作業環境が変わったとか何か事故に遭った、といったことでもない限り、姿勢云々の問題は除外していいでしょう。
そこで気になるのが
>肩こりがひどくなると、吐き気がしたり頭が重くなったりします。
という部分です。肩こりは頭痛が引き金になることもあり、特に片頭痛(偏頭痛)では吐き気を伴うことも珍しくないので、もしそうしたものであればいいのですが、そうでないとすると内臓疾患の可能性も考える必要があります。
肩こりを引き起こすのは何も骨の変位や筋肉の硬さといった筋骨格系の問題だけではありません。肺などの呼吸器疾患、心血管疾患、膵臓や肝臓などの消化器疾患、内分泌系の疾患、そして吐き気や頭重感なども考え合わせると脳血管疾患など、肩こり(あるいは、それに似た症状)を引き起こす内臓疾患はたくさんあります。また、その中には命に関わるものも含まれます。私の知っている先生が診た、ある肩こりの患者のケースをHPのコラム記事「ただの肩コリだと思ったら…」で書いていますので、参考までに。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0046.html
ですから、肩こりに伴って頭痛や吐き気が続くようなら、変に薬で散らしたり揉みほぐして誤魔化すのではなく、念のため医療機関を受診することをオススメします。そこで特に重篤な疾患はないということが分かれば、安心して次の手を考えることができるのですから(我々治療家としても、「この人、何か重大な疾患を抱えてるんじゃないだろうか?」と思いながら施術するのはイヤなものです)。
なお、内臓疾患以外にも心理的な要因でも首肩の痛みなどが現れることがあります(例えば私は強いお金の不安があった時、突然、首の回旋ができなくなりました)。もし3ヵ月ほど前、家庭内のトラブル、人間関係の不和、お金の問題、などで思い当たることがあれば、そうしたことがひどい肩こりの出現と関わっている可能性もあります。またその場合、その症状はマッサージや矯正ではどうにもならないので、もっと別のメソッドを用いる必要があります。
いずれにせよ、肩こりだから肩周りの問題、と決めつけず、様々な可能性を考えることが大切です。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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私は、事務職をしていて首が痛く悩んでいました。それはだいたい2年ぐらい前からです。そして病院を受診したところストレートネックと診断を受けました。そしてリハビリみたいなことをしていますが、一向に変化がありません。
肩こりもひどくなるし、それらも全て首が変になっているからと思うようになっています。今のままでは、仕事ができなくなるのではと心配です。
病院では今一つなので、もしかしたら整体で受けることによりマシになることができるなら行きたいです。どうでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
あなたは首の痛みを治したいのでしょうか、それともストレートネックを治したいのでしょうか? ストレートネックでも何の症状もない人もいるし、ストレートネックでなくても首の症状に悩んでいる人います。
>肩こりもひどくなるし、それらも全て首が変になっているからと思うようになっています。
と書いていますが、あなたがストレートネックだとしても、それと首の痛みが関係あるかどうかは(少なくとも相談内容を見る限り)分かりません。
ついでに回答者として思うところを述べれば、あなたは年齢も今の仕事に就いて何年なのかも書いていません(例えば、今の仕事を20年やっていて2年前から首痛が起こるようになったのと、2年前に今の仕事を始めてからずっと首痛なのとでは、全く意味合いが異なります)。そうしたことから見て、あなたがその首痛をどこまで本気で治そうとしているのか、いささか疑問を感じるところです。
それはともかく、ストレートネックを改善させるストレッチについて、HNHK『あさイチ』のサイトにこんな記事が出ています。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/190304/1.html
ただ、ストレートネックについては「スマホやケータイを同じ前屈みの姿勢で長時間見続けることが原因」と言われていますが、私は違うと思っていて、それをHPの記事に書いています。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0011.html
ですから、姿勢以上に電磁波の影響を受けないようにしない限り、一時的に改善したとしてもすぐに再発してしまうでしょう。整体に行くなら、そうしたことも診てもらえるところでないと、カネと時間の無駄遣いに終わってしまう可能性もあります。
さて、ストレートネックに対処することで首の痛みが改善したなら、それでいいですが、全く/ほとんど改善しないようなら、別のことを考える必要があります。首痛は筋骨格系による構造的な問題のみならず、内臓系の問題でも精神的な問題でも生じます。また目や歯(噛み合わせも含めた)から起こったケースも実際に見ています。
上に述べたように、あなたがストレートネックだとしても、それと首の痛みが関係あるかどうかは分かりません。
>ストレートネックは整体で改善するのか
などということを問う前に、思い込みを捨てて改めて冷静に原因を考えてみることが必要ではないでしょうか?
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
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仕事でパソコンを長時間操作しているため、目の疲労が蓄積しています。最近では、慢性的に目の奥がズキズキと痛むようになり、パソコンの画面を見ること自体にストレスを感じるようになってきました。一応、ブルーライトカットの眼鏡を装着したりして、対策は講じているのですが・・。根本的な解決にはなっておりません。また、目の奥が痛み出すと、頭痛や胃痛、さらには腰痛や肩こりなんかも誘発しています。これを改善するためには、どうすればいいのでしょうか。何かいいマッサージ法などはございませんでしょうか。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
目の奥がズキズキと痛むとのことで
>仕事でパソコンを長時間操作しているため、目の疲労が蓄積しています。
と書いていますが、目の疲労が蓄積しているのは事実だとしても、そのことと目の奥がズキズキすることの間に本当に因果関係があるのかは、相談内容の文面からは分かりません。「眼精疲労によって目の奥が痛み出した」という可能性を全否定するわけではありませんが、安易にそう決めつけるのは危険です。
実際、「目の奥が痛む」という問題に対して考えられる疾患について医師が回答したページがあるので、参考までにリンクを張っておきます。
https://medicalnote.jp/symptoms/%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%A5%A5%E3%81%8C%E7%97%9B%E3%81%84?fbclid=IwAR0m46ikYlpApPwWEBrZplV679BHUtsQYZ5RNf0fP7uPDjVg9zxeKvEkfAg
ちなみに私の体の場合、目の奥の痛みは主にカゼの引き始めのサインとして現れるので、暖かくして早く寝るなどの対処をしています。これは上の医師の見解には入っていませんね。
いずれにせよ、「目の奥の痛み」といっても、眼精疲労だけでなく様々な可能性があることが分かります。
また
>目の奥が痛み出すと、頭痛や胃痛、さらには腰痛や肩こりなんかも誘発しています。
ということに対する私の見解を述べれば、足の陽明胃経は頭部の目の部分にも流注(るちゅう)しているし、同じ「陽明」を冠するので胃経と同名経の関係にある手の陽明大腸経は肩に流注しているので、目の問題が頭痛や腹痛、肩こりなどを誘発するのは、もしかしたら陽明経と関わりがあるのかもしれません。
なお胃経、大腸経は歯にも流注することから、こうしたことの原因が実は歯にあった、というケースも見ています。
ですから繰り返しになりますが、「目の奥が痛い」ということに対して原因を安易に「これだ」と決めつけるのではなく、冷静になって様々な可能性を検討してみることです。症状が長引いたり徐々に強まる傾向があるなら、まずは病院で診てもらいましょう。そこで明確な原因が分からないようなら、西洋医学とは違う視点で体を診ることができる我々のような手技療法、自然療法を頼るのもアリかと思います。
ただ、ロクに話も聞かずに「あなたが眼精疲労だというなら、それが原因です」とか「全ては骨のズレから来てるんです」みたいに言うところは、避けた方がよろしいかと…。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
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40代半ばから、偏頭痛・頭痛が慢性的に起こるようになりました。
しかも、一度始まると2〜3日続きます。
市販の薬を飲んでいますが、飲み過ぎのせいか、あまり効かなくなってきました。
また、この一年在宅ワークをするようになり、パソコンで座って長時間仕事をするのが原因なのか、
月に一度は酷い腰痛、そして、同時に肩こり、首コリ、腕の傷み、左手の傷みなどに悩まされるようになりました。軽い運動をするように心がけていますが、なかなか劇的には改善しません。
「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
「40代半ばからの体の不調」とのことですが
>40代半ばから、偏頭痛・頭痛が慢性的に起こるようになりました。
しかも、一度始まると2~3日続きます。
とあるのが、まず気になります。
>市販の薬を飲んでいますが…
と書いていますが、病院には行ったのでしょうか?
頭痛の場合、それが危険なものである可能性があるかどうかを判断するポイントは、
・それまで頭痛になることはなかったのに、中年以降に頭痛が起こるようになった。
・これまでも頭痛になることはあったが、痛みの感じ(質)がこれまで経験したことのないものだ(これは必ずしも、これまで経験したことのない「激しい」痛みである、ということではない)。
ということです。
もちろん上記のことがあれば必ず重篤な疾患がある、ということではありません。が、まず重篤な疾患の可能性から考え、それを除外するというのが医療の基本です。筋肉のコリだとか骨のズレなどいうことを考えるのは、その後でいいのです。
あなたのいう40代半ばからの頭痛が上のどちらかに該当するなら、まずは「念のため」医療機関を受診してください(もしかしたら、
>肩こり、首コリ、腕の傷み、左手の傷みなど
も脳の疾患から来ている、などということもあるかもしれませんし)。
整体など各種療法を頼るのは、「病院で検査も受けたけれど、特に重篤な疾患はなかった」ということが分かってからで十分です。
──
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