「パソコン操作をしてい」る際の「右手首から肘にかけてだるさやしびれ」の改善方法についてのお尋ねですね。
〇原因について
お会いしていないので可能性の話になりますが、「マウス操作をしている時、手首の付け根をテーブルの上に付けている時に痛みが増」すということ、さらに「筋肉がパンパンに張った感じ」になるということからすると、マウスを使う際かなり手首周辺に力が入っているのではないでしょうか。
特に、「手首の付け根をテーブルの上に付けている時」に使う筋肉とすれば、肘から先の筋肉で、手首を持ち上げる筋肉ですので、伸筋に力が入った状態でマウスを操作し続けておられるのだと思います。
〇対応方法
対応としては
1,今あるこりをほぐす
2,今後こりがたまらないようにする
の2つが考えられます。
1,今あるこりをほぐす
まず、こりをほぐす方ですが、ターゲットは前腕つまりひじから先の部分の伸筋、マウスを使っている時に見えている方、表の筋肉です。
〇手首から肘
まずこの周辺をマッサージでほぐしてあげてください。もみながらさぐっていると痛む部分、しこりのある部分がみつかると思いますので、そこをやさしく溶かすようにほぐしてあげてください。
〇手首周辺
手首も手の甲にしこりがみつかると思います。肘周辺になると骨際ですので結構痛いかもしれません。
〇肘から肩
さらに探っていくと肘から上、肩にかけてもつながっているのが分かると思います。
特に力こぶの外側の固まりと骨際に痛みがあると思います。これを探ると首までつながりますので、これが「そのままにしておくと肩こりにまで発展」していく理由です。
そのラインを中心にいろいろさぐってしこりがあったらつぶしていってください。
ただ、一回つぶしたからといってもう出ないというわけではないと思います。
仕事をしたらすぐまた固まってきますし、寝るときの体勢によってもすぐ戻ってきますので、根気よく取って行ってください。
〇ストレッチ
あとは、鉄棒のようなものにぶらさがるなり引っ張るなりして腕から肩、首の筋肉を伸ばして行ってあげてください。
2,今後こりがたまらないようにする
次にこりをためない工夫です。
まずマウスを使っておられる間手首をかえした状態が続いていると思いますので、手首枕のようなものを置いて手首が反りかえらないようにしましょう。
机が低すぎるかもしれませんので、椅子の高さを調整して手首の角度を調整してください。
またマウスの位置を調整してマウスを使っている際の腕の状態が変わるようにするなど、環境を作り直してください。
さらに、マウス使用中も時々反りかえっている手首を反対の方に曲げるようにストレッチしてください。
〇自律神経の関係
ところで、マウス使用中、つまり仕事中に手首がずっと力んだ状態でいるということは身体がずっと興奮状態にあるのかもしれません。自律神経が少し心配です。
交感神経優位の状態が続いている可能性があります。
交感神経と副交感神経は交互に優位になるようメリハリが必要です。どちらかの優位が長引く状態が繰り返し続くと切り替えがしにくくなり支障が出てきます。
まだ、その症状は出ていないと思いますが、支障が出る前に、仕事中の緊張を緩めたり、休憩のタイミングを増やすなど工夫をした方がいいかもしれません。