病院に行っても原因がはっきりしない場合、多くは自律神経の乱れがあると考えられます。
自律神経は交感神経と副交感神経からなります。
この2つのバランスが崩れ、交感神経が優位になると、血管は収縮し血流が悪くなります。
身体の中の血流が悪化し、組織の中の細胞が酸素不足になるとプロスタグランジンという物質が産生されるようになります。
そのプロスタグランジンには子宮を収縮させる作用があり、生理痛を引き起こす原因と言われています。よってその分泌量が多いと痛みはひどくなるのです。
上記のことから、自律神経の乱れを整え、血流を促して上げることが症状改善の糸口になると考えます。
〜セルフケア〜
自律神経を整えるには、基本的に規則正しい生活をすることが大切になってきます。
十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事です。
特に適度な運動は血流を促す上でも必要になってきます。
運動と言っても難しく考えず、いつもよりよく歩く、軽くストレッチをする、など簡単なことから始めてみたらいいでしょう。
生理痛でお悩みならば、骨盤内の血流改善のため、お腹や股関節周囲を緩めてあげるのが良いかと思います。
自律神経を整えるのにストレスは大敵です。無理のない範囲で生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。