ポッコリお腹と腰痛が連動して、テレワークが引き金になっているのではないかという不安をお持ちということですね。
〇ポッコリお腹の原因
お会いしていないので確定的なことは言えませんが、テレワークに関係して、かつ連動して起きている可能性はあると思います。
まずポッコリお腹ですが、これは腸をはじめとした内臓がお腹の中でも下の方に下がって集まってしまっている可能性があると思います。
〇テレワークとポッコリお腹の関係
そして、そうなる原因は、テレワークの際の姿勢にある可能性があります。
テレワークの際、椅子にもたれかかった姿勢を取ると楽なのですが、骨盤が後ろに倒れた形になってしまいます。
そうすると、胸もお腹も曲がった形になりますので、お腹が圧迫され、内臓は下の方に押し出されるようにしてお腹の下の方に集まることが考えられます。
これは、現在当院に来ておられるお年寄りのお客様に、体が前弯し(前に曲がっ)て、お腹がポッコリになっている方がいらっしゃいますが、似たような状態ではないかと思われます。
〇腰痛との関係
この姿勢を続けた場合、骨盤が後ろに倒れた状態が続きますので、背中のカーブの頂点が背骨付近になりますので、上半身の負担は骨盤ではなく、カーブの頂点付近の背骨にかかってしまい、背中が悲鳴を上げる形で腰痛になる可能性があります。
〇改善策 作業環境
このように、テレワークの際の姿勢(フォーム)がポッコリお腹と腰痛の原因になる可能性は十分考えられます。
改善策としては、テレワークの際の座り方を、後ろに寄りかかるのではなく、体=骨盤を立てる姿勢(フォーム)に変えることをお勧めします。
もし、畳の上に座って仕事をしておられるのでしたら、正座がお勧めです。
ただし、正座を長く続けると足の血流が悪くなりますので、できれば椅子でお仕事ができるように、作業環境を整えることをお勧めします。
〇改善策 筋肉
また、お腹や胸が縮んでいることが原因でもありますから、この部分の筋肉を伸ばす必要があります。
マッサージでもいいのですが、ストレッチが即効性があると思います。
伸ばす個所は、胸、お腹それと脇腹です。
1,手を組んで伸びをします
2,そのまま、体を後ろに倒していきます。
3,その際、胸やお腹が十分伸びていることを確認しながら伸ばしてください。
4,後ろが終わったら、左右にも倒します。
5,脇腹から脇の下にかけて十分伸びていることを確認しながら行ってください。
6、簡単な動作で、座ったままでも行えるので、仕事の合間に行うことが理想的です。
7,できれば、朝起きた時と、仕事を始める前にもおこなってください。準備運動になります。