腰痛と椅子との関係ですね。
〇椅子と腰痛の関係
長時間座る場合、腰痛と座り方に関係があるのは確かです。
座り方は、つまりは座る時のフォームの問題なのですが、何も意識していないと椅子の形状に座り方がある程度左右されることはあると思います。
〇自然な座り方
まず座る際のフォームのことを考えておきますと、要は骨盤が立つような座り方をすれば腰痛は起きにくくなると思います。
これは、骨盤が立っているまたは少し前傾している状態が人間の身体の生まれながらの素直な形状になるからです。
〇腰がきつくなる座り方
これに対して、骨盤が後ろに倒れる座り方は、力を抜けるので楽なのですが、お腹が背中や腰を引っ張る形になってしまいます。
そうすると、引っ張られた腰や背中に痛みが生じやすくなります。
ということで、椅子の形状が、骨盤が後ろに倒れやすいものであれば、腰痛も長続きしやすいと考えていいかと思います。
〇椅子の選び方や座り方
つまり「どういった椅子を選べばいい」かといえば、なるべく背もたれが後ろに倒れず、体を立てて座れるような椅子がお勧めということになるでしょうか。
また「座り方」については、体を立てて座ることがお勧めですし、背もたれが倒れ気味な場合、「クッションを挟んだり」して調整してもいいかと思います。
〇フォームは意識で変えられます。
ただ、フォームというものは意識で変えられます。
どのような椅子でも、背もたれを使わず体を立てるようにして座れば、腰痛にはなりにくいと思います。
〇長引く腰痛の治し方
ちなみに、腰痛の原因はお腹が引っ張ることなのですから、痛くなった腰や背中を治そうと思ったら、お腹の引っ張りをやめさせればいいわけですから、お腹やその周辺の筋肉を緩めてあげればいいわけです。
〇腰痛が長引く理由
ところが通常、引っ張っているお腹はさわらない限り痛みは出ないので、どうしても痛みある背中や腰ばかりさわってしまうため、いつまで経っても原因は取り除けず、腰痛が10年以上も続いてしまうわけです。
ですので、そのような腰痛を治したければ、お腹や脇腹を緩めるようにしてみてください。