座りっぱなしからの坐骨の痛みでお悩みですね。
〇セルフストレッチより大切なこと
セルフストレッチで簡単に治したいとのご希望ですが、その前に気になることがあります。
座っている際の姿勢です。
これが原因で座骨に痛みが出たのであれば、いくらストレッチで楽になっても、仕事をすればまたすぐ痛みが生じますよね。
〇痛みが生じる原因
お会いしていないので可能性の話になりますが、座っている際の姿勢が、背中が丸まり骨盤が後ろへ倒れておられませんでしょうか。
この姿勢ですと、坐骨周辺の筋肉が大腿方向なり背中方向なりに引っ張られますので、筋肉が引っ張られ過ぎないように頑張った結果緊張して固まって痛みが生じたのかもしれません。
この場合、大腿裏側のハムストリングスや、腰から背中の起立筋群をストレッチで伸ばせば痛みも楽にはなると思いますが、同じ姿勢で仕事をすれば、元の木阿弥でしょう。
〇お勧めの対応
この予想が当たっていれば、前屈などのストレッチで前出の筋肉は伸ばすことができますが、効果は長続きしないと思います。
姿勢は意識で変えられます。
デスクワークの際は、なるべく背中を立てて背もたれに寄りかからないようにして作業をしてみてください。
〇動くことも必要
それと、動かないことも痛みの原因になりえますので、この姿勢で頻繁にヒザを揺らすようにしてみてください。
いわゆる健康揺すりですが、下半身の血行がよくなって痛みの防止になると思います。
〇やはり病院へ
ただ、ご質問の内容からすると、もしかすると坐骨神経痛になりかけているかもしれません。
まずは病院で検査をされた方がいいかと思います。
〇温めるか冷やすか
また、坐骨神経痛であれば、冷やすと血流が阻害されて、神経の反応が鈍くなるので、痛みは感じにくくなるかもしれませんが、からだを治してくれるのは血液ですので、その活動も阻害してしまいます。
ご相談内容からは炎症もないと思いますので、からだの自己治癒能力を生かすためにも温めた方が、治りが早いのではないかと思います。