肩凝り、眼精疲労、偏頭痛・・・これらの症状が出るのは、まず首から肩、腕の周囲の骨格の歪みで筋肉が緊張して硬くなっていることが原因です。
筋肉だけを揉みほぐして柔らかくすると、しばらくの間は緊張がとれて気持ちがいいのですが、時間の経過とともに筋肉が固まって凝りがでてきます。
これは、骨格の歪みを治していないから、リラックスした状態でも筋肉が異常な方向に引っ張られて常に緊張が続いていて時間と共に硬くなってくるのです。
マッサージなどでもみほぐすと、しばらくの間は楽になるのですが、また硬くなってしまう。この繰り返しで、3年も5年も通っているけど一向に良くならない、あるいは、カンカン・ポキポキと鳴らす療法で逆に傷めてしまったなどという話を聞くことがあります。根本原因である骨格の歪みを正していないから何年経っても良くならないのです。
片頭痛、めまい、吐き気、不快感、手や指に力が入らない、天気がわかるなどの症状は首の神経の圧迫が原因です。
事故や、転落などで強い衝撃を受けて首を傷めている可能性があります。
その傷めているところに、仕事が変わったり、無理な態勢で作業をすると、耐え切れず骨が変形したり、しこりができて神経を圧迫して症状が出るのです。今まで何の衝撃も受けたことがなく無理な態勢での作業もしたことがないのに仕事が変わっていきなり症状がでるということは考えにくく、以前になんらかの伏線があったと考えるべきです。
<対処法について>
①骨からきちんと治してくれる施術院を選ぶこと
知人や近所の評判で判断するとどんな施術院なのかわかります。
ネットのクチコミ情報は、実際に治ったという書き込みが多い施術院なら信頼できますが、単にクチコミ件数が多いだけでは治してくれる施術院なのかどうかはわかりません。クチコミ件数ではなく、施術の結果治ったという書き込みの多いところを探してください。
②自宅で治す場合
近所には適当な施術院がないという場合は、自宅で家族の方に治してもらえばいいでしょう。
体調不良や慢性的な病気を治すのは難しいことではありません。体調不良になる根本原因を究明して、その原因を取り除くことで体調は回復します。人が治すのではなく人体に備わっている自然治癒力で治るのです。才能や能力で治すものではありませんから誰がやっても効果は出ます。上手、下手の差はあっても効果はでるのです。同じ症状のものを治す場合、上手な人は2回、3回で治せるけど、そうでない人は5回も6回もかかることはあります。また、体調不良や病気には個人差があり、簡単によくなる場合となかなか治らない場合と様々です。それでも療法が正しければ最終的には治ります。
【椅子に座って治す】
・肩の周囲の骨格の歪みを正す
" 椅子に座って家族の方が患者の肘のあたりを持って肩を後ろ回しします。
初めは小さく、次第に大きく回していくと肩の骨がずれている場合、次第に正常な位置に戻り、軽く回るようになります。"
【下向きに寝る】
"・うつ伏せに寝て、家族の方が体の横から肩甲骨を上下方向に手で押して動かします。
天使の羽根の部分を上に押し上げるようにするとよく動きます。(左右の肩甲骨)"
・背骨と肩甲骨の間の筋肉を上下に押して弛めます。
押して痛みがあればそこが緊張しているところですから念入りにほぐして治します。
"・背骨を下に押し込むように掌で押して弛めます。
この時、背骨に対して直角方向に(前後に)揺らせながら押し込むと効果的に弛みます。
揺らせるのが目的ではなく、下方向に押して背骨の歪みを延ばして正すのが目的です。"
" (痛いところがあれば、そこの神経が圧迫されていて脳からの信号伝達が阻害されているところです。
その部位によっていろんな症状が出ているはずです。)"
1番・・・(閉所)恐怖症、不安症、パニック障害、ヒステリーなど
2番・・・咳が出る、痰がからむ、大きな声が出ない、呼吸が苦しい
3番・・・やる気が出ない、ウツ
4,5,6番・・・食欲がない、胃の不調
11番(12番)・・・2型糖尿病、血糖値が下がらない
仙骨、尾骨・・・生理不順、生理痛など
背骨を押すことで、背骨の歪みが治り、肩こりなどの原因がなくなるだけでなく、様々な慢性病も治ります。
(さらに、全身のリンパの流れをよくすることで、アトピー、リウマチ、食物アレルギー、化学物質過敏症、むずむず病などリンパ系の症状も治ります。)
【上向きに寝る】
首の神経の圧迫をなくします。
指先だけを使って、下から上に押し上げるように首の骨を弛め、しこり、ヘルニア、骨の歪みで神経が圧迫されているところを治します。
首は全ての神経が通る大事な部位ですので、決して強い力は使わないで、弱い力で時間をかけて丁寧に治すのです。
首の治し方は文面だけでは誤解を招き、逆に傷めてしまうことも危惧されますから、あえて具体的には書かないことにしています。自己責任で無理をせずにやってください。