頭痛は頸椎の異常が原因で起こります。
指先で首の骨にそって押してみるとしこりがあれば、それが神経を圧迫して、頭痛、めまい、吐き気、力が入らない、字が書きにくい、天気がわかる、などの症状がでます。
頸椎が歪んでいる、変形している、ヘルニアが出ているなどが原因であることもあります。
いずれにしても首の神経の圧迫が原因ですから、その原因をなくすることで症状は収まります。
しこりは、指先でさするように押していくと次第に柔らかくなって神経を圧迫しなくなります。
ヘルニア(飛び出した軟骨)も同様の方法で、次第に元に戻りますから、神経に触れなくなるまで押し戻せば症状は収まります。
頸椎の変形も同じような方法で変形を治します。
大事なことは、首は多くの神経が通っている重要な部位であることに注意して、無理はしないで、弱い力で時間をかけて治します。
世間で時々聞く、カンカン・ポキポキという療法は大事な首を傷める恐れがありますので、やってはいけません。
弱い力で骨が動くのか?という疑問があるかと思いますが、歯並びの矯正を考えてみたら理解できます。少しずつ1年かけたら歯を動かすことができるのです。
また、アスファルトの舗装を突き破って下からタンポポが生えてくる、あの現象をみると、弱い力で硬いものが動くことが理解できます。
『最小の力で最大の時間』これが骨を治す時の極意なんです。
首は大事な部位ですから、力の入れすぎを避けるため、上向きに寝て、家族の方が下から指先で首の骨を押し上げるようにほぐします。
一旦よくなっても、再発することもありますが、またやればいいのです。次第に良くなってきます。
詳しいやり方を文章でこまかく書いても誤解を生じる可能性がありますので、詳しくは書きません。
自己責任で自分で考えながらやってください。
年齢的なことは関係ありません。
なお、肩こりがひどいのは骨格の歪みが原因ですから骨から治すことが必要です。
肩こりの治し方は、過去のQ&Aでお答えしていますので、参考になさってください。