「小指や薬指の第一関節や第二関節を折り曲げる時に重い痛み」がおありとのこと。
まずは、「病院に行きましたがリウマチではありませんでした」ということでひと安心ですね。
やはり、まず病院で重い病ではないか確認することは基本だと思います。
さて、そうは言っても「不快な」痛みであることに変わりはありません。
〇早めの対処が無難
指を曲げた時の痛みは時々聞きますが、ばね指などに発展する前に対処しておいた方が無難かと思います。
「50代になってから」ということでどれくらい経っているのか分かりませんが、痛みが出てから時間が経つ程治すにも時間が必要になりますので、早めに対処された方がいいかと思います。
〇原因個所
さて、対処の仕方ですが、お会いしていないので可能性の話になりますが、痛みの原因は指を曲げるときに使う筋肉の緊張が痛みにつながっているのではないかと想像します。
指を曲げるときに使う筋肉ですから、文字通り屈筋なんですが、一番近くの指や手のひらにある屈筋だけでなく、手首から肘にかけての屈筋、肘から肩にかけての屈筋、さらには胸にまで範囲を広げて緩めてみるといいと思います。
逆に、痛みのある部分、つまり痛む関節の周りの筋肉は痛いからと言ってあまりぐりぐりやると、かえって炎症をおこしがちなので、あまり攻めない方がいいかと思います。
むしろ少し離れた位置から痛む部分を引っ張ている筋肉が原因になりますので、そちらを攻めるようにしましょう。
〇緩め方
緩め方は、もんだり押したりしてもいいのですが、これらはあまり強くやるとやはり炎症の原因になりますので、できればストレッチのような形で伸ばすと炎症が少なくて済むと思います。
筋肉の片方を押さえて反対を引っ張るように、ピンポイントでのストレッチをすると、ターゲットをしぼって伸ばすことができます。
そんなこと言っても難しいよ、という場合は、普通に押しもみでのマッサージでもいいですし、鉄棒のようなものにぶらさがるように体重をかけてターゲット部分を伸ばすようにすれば手っ取り早いと思います。試してみてください。