仰向けで足が延ばせないのでしたら、典型的な反り腰ですね。
〇対応方法
対応として伸びきった状態で固まっている腸腰筋を緩める必要があります。
腸腰筋を緩めるには、普通にストレッチでもいいのですが、伸びきった状態で固まっているので、少し工夫が必要です。
伸びきっている筋肉を縮めるため筋肉を使う必要があります。
通常の筋トレ、腹筋と同じと考えてもらっていいですが、仰向けで足を持ち上げる動作を何回か繰り返してください。
できれば、持ち上げた足をだれかに押し戻してもらうと効果的です。
痛みが出る場合はストレッチだけにしましょう。
また、緩めるためにいわゆる体操すわりをするのも効果があります。
〇筋トレである必要はありません。
間違っても、筋肉が無いから痛いとか思わないでください。
こういう話をすると、ともかく筋力をつければいいんだから、根性の問題だというおじさんが出てくるんですが、大きな誤解です。
筋肉の性質を変えるための作業です。
〇形の問題ではありません
それと、反り腰の形が悪いと思われがちですが、それも違います。
反り腰は、運動においてはむしろ好ましい形ですし、見た目もかっこよく見えます。
ただ、その形で固まってしまうことに問題があります。
つまり、形ではなく柔軟性が問題の根本です。
形はあくまでも指標で、施術者が原因を見つけるために使えばいいだけです。
腸腰筋の柔軟性が戻れば、むしろいい形ですのでご心配なく。