「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>これまであまり気にもとることがなく、自覚症状もほとんど無かった頭痛が悩みの種です。(中略)特に何の原因も無く、しつこい頭痛がするかと思えば気圧が急激に下がっており、知らない内に影響を受けやすくなっていたようです。
とのこと。
天気の変化によって頭のほか体のさまざまな部分に痛みが出たりする、いわゆる天気痛というのはありますが、その前に一応注意すべきこととして、あなたが中年以上で、その歳になって初めて頭痛を経験したとか、頭痛は経験してきたけれど最近の頭痛はこれまでのものとは違う、というようなことがあるなら、念のため医療機関を受診しておくことをオススメします。
その上で、あなたの相談内容には頭痛の具体的な症状(例えば痛みの性状など)が書かれていないので総花的なことしか言えませんが、以下、重篤な疾患はないという前提で述べれば…
あなたの頭痛が天気痛なのかどうかは相談内容からだけでは何とも言えません。実際、あなた自身が
>頭痛の原因も複合的に思え、疲労はもとより肩こりに起因することもあり…
とも書いていますし。
ちなみに、あなたは男性のようですが、天気痛は女性に多く、一説には女性の約半数が天気痛持ちだとも言われています(ただし天気痛は頭痛とは限らないので、全員が頭痛を起こすというわけではありません)。急激な気圧や寒暖の変化がストレスとなって自律神経のバランスが乱れて起こる、というのが今考えられている発症機序です。
天気痛による頭痛は多くの場合、片頭痛(偏頭痛)や緊張性頭痛です。
片頭痛はズキンズキンという拍動性の強い痛みがあり、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。カフェイン、アルコール、激しい明暗の変化など特定のもの/ことが引き金になることが多くあります。
緊張性頭痛はストレスが原因となって、頭が締め付けられるような感じやズーンとした頭の重さを感じる頭痛です。長時間、無理な姿勢を取るなどの身体的ストレスから、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなることで起こることもあります。
また1次性頭痛にはもう1つ、群発性頭痛もありますが、あなたの頭痛とは違うように思われるのでここでは省略します(興味があれば調べてみてください)。
他にも考えられるものとしては、眼精疲労など目から来る頭痛、咬合(=噛み合わせ)の異常など歯から来る頭痛、副鼻腔炎など鼻から来る頭痛などもあります。
これらに対してはネットなどにもさまざまな対処法が挙がっていますが、自身の頭痛と合っていなければやってもあまり意味がありません。ですから、何が原因なのか病院や治療院などで診てもらった方がいいと思います。
なお、頭痛の市販薬には鎮痛成分以外にカフェインなどが含まれているものがあり、そうした成分が頭痛を引き起こす可能性もあるので、それについてもご留意ください。
──
蒼穹堂治療室
埼玉県草加市吉町2-3-10レジデンス草加1-B
TEL:048-922-7695
https://sokyudo.sakura.ne.jp