えりんぎ様
はじめまして、和屋の小田といいます。右半身が動き難く、痛みなどの知覚には今のところ異常は無いということですね。今回の情報だけでは運動神経系の問題かは分かりませんが、半身不随や顔面神経痛などの神経系の問題と照らし合わせてお伝えさせて頂きます。
今回のえりんぎ様の場合は、動かし難いが痛みは無いというところから、痛みなどの触覚を伝える知覚神経伝導路には異常は無く、動かし難いや力が入りずらいという運動神経伝導路での問題であることが予測されます。また運動機能に問題が起きているのが手、股関節と顔面の表情筋に及ぶことから、錐体路系での問題だと思われます。
錐体路とは大脳皮質の運動野で動きなさいと発せられた情報が延髄にある錐体で交差して脊髄を通り骨格筋まで伝達させる神経経路になります。何らかの事故で左脳の運動野や延髄が損傷を負ったときなど右半身不随などが起こるのは、この錐体路系での神経伝達が筋肉まで届かないことが原因です。顔面神経も錐体路系に属するため錐体路での問題が怪しいと思いました。
おそらく小学生のときの骨折も錐体路の問題があったために起こったのではないかと推測されます。ですから骨折が原因で表情筋や手の動き、股関節の筋肉への影響は考え難いのが私の返答です。
心配でしたら専門医に診てもらうのもいいでしょう。整体などですと施術者の知識などに差があるので、脳や神経系に精通した方に診てもらえるのでしたら改善は見込めると思います。
ご相談などございましたら、いつでもご連絡ください。