腰のだるさ、痛みは、腰椎の神経が圧迫されているために起こる症状です。おそらく事故、転落などで大きな衝撃を受けたか、無理な態勢で重たいものを持ったなどで大きな負担がかかり腰椎の隙間が狭くなっている、変形して神経を圧迫しているなどが考えられます。
また軟骨がでて神経を圧迫している、いわゆるヘルニアが原因であることも稀にあります。
神経の圧迫の程度で感じ方が違ってきます。
神経を少し圧迫した状態では、だるく感じます。
もう少し神経を押されるとしびれ感が出ます。
さらに圧迫されると鈍い痛みになり、もう少し強く押されると痛みになり、さらには激痛になります。
これらの症状を治すには原因である神経の圧迫をなくせばいいのです。
骨と神経の間に正常な隙間があれば神経を圧迫しませんから痛みはなくなり、症状は出ません。
腰痛程度なら家族の協力があれば家庭内で治すことができます。
腰痛が起こる時の骨の状態は、腰椎が変形して神経を圧迫している、軟骨が出て神経を圧迫している、しこりが出て神経を圧迫している、大きな衝撃で骨の隙間が狭くなって神経を圧迫している(狭窄症)などがありますが、治し方は同じです。
「押す、さする」ことで骨の歪みが伸びて神経を圧迫していない状態になればいいのです。ヘルニアは出た軟骨をさすって押し戻します。
下向きに寝た状態で、家族の方に腰骨を上から掌(てのひら)で押してもらって、痛みがあるところが神経を圧迫している、つまり悪いところです。
ここを掌で押し続けることで、骨の歪みがなくなり神経を圧迫しなくなると腰痛は解消します。
ただ下向きに押すだけでは硬い骨は動きませんので、背骨を「揺らせながら」押し込んでいくとよくほぐれます。
痛みがなくなるまでやると治ります。一回で30分程度やってみて、だめなら、2~3日おいてまた押してもらいます。複数個所が悪いこともありますので、胸椎の下のほうから腰椎、仙骨、尾骨、腸骨の上あたりまで幅広く押してもたって痛みがあれば痛くなくなるまで押してもらいます。
痛いからと言ってやめたら治りません。痛い処が悪いところなのですから、そこを押して物理的に神経を圧迫しなくなるまで押すことで治るのです。
プロとしてやる場合は、もっと詳細な手順が必要ですが、腰痛を治すだけなら、これで治せます。大事なことはやり続けることです。
今までの説明は腰痛についての治し方ですが、同様のやり方で、うつ病、2型糖尿病、不安症、恐怖症、パニック障害、ヒステリーなど、精神的な疾患と思われているものも治ります。
またアトピー、リウマチ、化学物質過敏症、食物アレルギーなど難病といわれるものも薬剤や器具を使わずに治す方法があります。
体調不良や病気を治す方法は原理を知れば実にシンプルなのです。