◎共通の原因
目の疲れも目の奥の痛みもおそらく原因は首の後ろのこりから来ているものと思われます。
おそらく「在宅にてパソコンを使った仕事をしている」際の姿勢がうつむきがちになっていると思われます。
いわゆるストレートネックです。ストレートネックで首にこりが生じるのは、うつむきがちになると首の後ろの筋肉たちが重い頭が前に行き過ぎないように支えなければいけない状態がずっと続きます。つまり引っ張られっぱなしの状態が続いてしまうわけです。
筋肉は同じ状態が続くともうそれで動かなくていいと判断して緊張したまま固まっていきます。
それがこりです。
◎こりが悪さをする過程
こりが生じると、固まった筋肉が血管を圧迫し血流が悪くなり神経その他の器官の働きに支障をきたしますし、こりが直接神経を圧迫して神経の機能を妨害してしまいます。
目の奥は反対から見れば首や後頭部の奥でもありますので、当然目にも影響してくることが考えられます、
また、緊張が続くと首や頭の後ろの筋肉が固まるだけでなく、緊張がさらに広がり頭の表面の筋肉全体に波及し、目の周りにある筋肉にまで波及して「こめかみ付近が重くズキズキと痛」んだり、「目を開けているのも辛」くなったりしてしまうものと思われます。
〇大きな画面にしたのに
また、「大きな画面で作業ができるようにした」のに「多少」しか軽減できなかった理由は、おそらく画面の大きさを変えても高さを変えていないのではないでしょうか。
画面の大きさもさることながら、高さが目線より低いままだとあいかわらず首はうつむかなければいけませんので、首の後ろの筋肉たちが重い頭が前に行き過ぎないように支え続けなければいけい状態は変わっていませんので、「多少」しか変化がなかったのかと思われます。
〇突然悪化した原因
このような筋肉の緊張した状態が急速に進んでいき、ある水準を超えた段階で気になるようになっただけで、こりは少しづつたまっていっていたのではないでしょうか。
ですので、「突然悪化した原因」としては、その原因となる姿勢が続く頻度が多くなったためということではないでしょうか。
◎眼精疲労を軽減する方法
さて、「眼精疲労を軽減する方法」ですが、
①今ある首のこりをとることと、
②これ以上首のこりを増やさない
ことの2つを考える必要があります。
〇今ある首のこりの解消法
まず、今ある首のこりの解消法ですが、首の後ろから後頭部、頭周辺はストレッチが難しいので、マッサージでいかがでしょうか。
首から後頭部、こみかめを経て目の周りまでさわるとキツイところが次から次に見つかると思いますので、痛気持ちいい程度にもんだりさすったりして行ってください。
場所によってはきつさが目にまで届くところがあればビンゴですので、そこは特に丁寧に緩めてあげてください。
〇こりを増やさない工夫
これ以上こりを増やさない工夫としては、首がうつむく姿勢を変えなければいけません。
骨盤が後ろに倒れると背中が丸くなって首が前に出やすくなりますので骨盤は立てるようにしてください。
また、せっかく変えた大きなディスプレイは高さを調整してなるべくうつむかなくても見られる高さにしてください。
また、キーボードやマウスもなるべく体の近くに置いて身体が前のめりにならずに済むように環境を整備してみてください。