コロナ禍でリモートワークが増えてから、座りっぱなしのお悩みが増えてますね。
〇整体と医療の関係
「整体師に診てもらった方が良いのでしょうか」というご質問ですが、その前にまず病院だと思います。
まず病院に行って、痛み止めと湿布しか出ないようでしたら、ヘルニアや狭窄症など特に大きな支障が生じているわけではないことが確認できたことになりますので、次に整体などを試してみてください。
ヘルニアや狭窄症などについても整体で対応できないわけではありませんが、レントゲンやMRIなどの検査の精度には手技はさすがにかないません。
〇医療の「代替」ではないのでは
代替医療という言葉があり、整体などは病院の代わり、手軽な医療と考える向きもあるようですが、私は少し違います。
お医者さんはもちろん医療行為から単純な手技まですべて行うことができるわけですが、お医者さんも商売ですから、お医者さんにしかできないことに時間を費やされます。儲けにならない手技などはまず行いません。
逆にお医者さんが儲けになるように対応しようとなると、投薬か手術に飛躍してしまってその手前の、「だれでもできる手技で辛さを癒す」という段階はスルーされます。
理学療法士さんはおられますが、お医者さんと一緒に医療を進めますので、お医者さんがスルーすることには理学療法士さんも同様で、やはり理学療法士さんにしかできないようなことをされるのがメインになるのだと思います。
〇手技の存在意義
でも、患者さんの辛さは残りますよね。
そこを補うのが手技の技術者だと思っています。
もんだりさすったりはだれでもできることですから資格はいりません。
でもその「だれでもできること」を利用して辛さを軽くしてしまうのが整体などの手技だと思っています。
〇代替医療ではなくすき間産業
ですので、整体は医療と対立するような代替手段ではなく、医療が対応してくれない部分を補う、いわゆる「すき間産業」だと考えています。
まず病院へ行って、「現代医学が相手にしないようなものだけど、やっぱりきつい」という場合に整体を試してみてください。