腰の痛みがPC作業にあるのであれば原因であるPC作業をやめる又は控える必要があります。
しかし原因はPC作業ではありませんから帰宅後のPCは控えなくても、原因である腰の骨の歪みなどによる神経の圧迫をなくせばいいのです。
腰に痛みが出るのは、腰の骨が変形して神経を圧迫したり、軟骨(ヘルニア)が出て神経を圧迫しているのが原因です。
腰の骨が歪んだり変形すると中を通っている神経が圧迫された状態になります。神経を少し圧迫されると、だるさ,重さを感じます。
もう少し圧迫されると痺れを感じ、もっと圧迫されると痛み、さらには激痛を感じます。
つまり、神経の圧迫の程度によって症状(感じ方)が変わるのです。
【治し方】
(アマチュアの方は自分ではできないので家族の方の協力が必要です)
①あなたはうつ伏せ(下向き)に寝ます。
②家族の方は横に座って掌(てのひら)の肉の厚い部分で腰の痛いところの骨(出ている関節部)を下方向に押します。
(この時、背骨に対して直角方向に揺らせながら下に押し込んでいくとよくほぐれます。)
※揺らせるのが主目的ではなく押し込むことで歪みを伸ばすのが目的です。
(ネットで「背骨を5分間揺らせるだけで全ての病気が治る」というコマーシャルがありますが、それは誇大広告です。
揺らせるだけで治るのはごく軽度の症状であって骨を治すには押し込んで伸ばす必要があります。
通常の場合、骨を治すのは5分では無理です。
また全ての病気が治るわけではありません。
アトピー、食物アレルギーなどリンパ系の症状は別のやり方が必要です)
③これをひたすら続けてください。
硬かった骨が柔らかくなり、手に当たっていた変形部分がしだいに平らになり手に当たる感触が変わってきます。
重度の場合は、施術者の手が痛くなったり痺れたりすることもあります。
プロの場合は時間内に治す必要があるため、無理をしてでも治しますが、アマチュアの方は時間は気にせずやってください。
一回の施術で一時間かけても治らなければ翌日やればいいんです。
腰の場合は、時間をかければ結果は出ます。最初は押されると痛みがあるはずですが、押されても痛みがなくなれば治っている状態です。
※実務では骨の施術の前に背筋を弛めておきますが、アマチュアの方はそんな手の込んだことは必要ないでしょう。
ひたすら揺らせながら押してください。
なお、軟骨(ヘルニア)が出ている場合は痛みがひどいですから出物腫れ物に触るように「よしよし」と軽めに押してもらってください。時間はかかりますが治ります。
慢性病の基本的な治し方はみな同じですからこれが治せたら他の症状でも治せるようになります。
さらにリンパの治し方を覚えたら、大抵の慢性病は治せます。
【補足】
脳からの指令は神経によって伝達されていますから、神経が圧迫されると脳からの指令がうまく届かなくなります。
そうなると、下半身が痺れる、痛い、冷たいなどの症状が出ることもあります。この場合、脚の症状は脚の痛い部位を治そうとしても治りません。原因である腰の骨の歪みを治せば下半身の症状は消えます。
手や指の症状は同様に首のしこりなどを治して神経の圧迫をなくせば治ります。
腱鞘炎だと言って来られた患者さんで、首のしこりをとったら手や腕の症状がなくなった方がいます。
その方は『効能保証コース』でのご予約でした。ほんとに治るのか不安で効能保証コースを選択されたのでしょうが、実はその必要はなかったのです。