なつみ様
こんにちは、大森北田中鍼灸院の田中です。
>妊娠中の尾骨の痛み
尾骨の痛みのは妊娠中期~後期に痛みが出る方はいらっしゃいます。その原因は3つあります。
①1、2人目の時の筋肉の修復ができていない。
産後は骨盤が開くだけではなく周囲の筋肉や靭帯が伸びていきます。本来は自然と伸びた筋肉は元に戻っていくのですが、元に戻る過程で筋肉同士・靭帯同士が張り付いてくっ付いてしまうことがあり、その結果「癒着」を起こしてしまう事があります。
癒着というのは筋肉の様に伸縮せず非常に固いです。その結果3人目の妊娠でお腹が大きくなるにつれて癒着の部分が引っ張られることで摩擦が起きるため痛みが起きている可能性があります。
②骨盤の開きが遅い
妊娠時は徐々に骨盤が開いてくるものですが、例えばお腹の締め付けが強いものを着用していると骨盤が思うように開かず痛みが出る場合があります。
特に気を付けたいのは就寝時の服装です。パジャマなどゆったりと着れるものであればよいのですがスウェットなどは締め付けが強い場合がありますので注意が必要です。
③座る体勢の変化
お腹が大きくなってくると座位でも変化が出てきます。今までは坐骨周囲(お尻と太ももの付け根)で座っていたのが、この30週前後からお腹が大きくなりお腹の張りが気になり始めると徐々に座る位置が尾骨や仙骨(三角形の骨)にスライドしていき尾骨に負担がかかっている可能性があります。
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①の場合、ストレッチが非常に有効です。
股関節
①床やベッドに座り両足の裏をくっつけます(胡坐のような格好)お腹が辛い場合は背中を壁につけましょう。
②そのまま両ひざを両手で床につけるように押して20~30秒キープ
太もも後面
①立ったままでも座位でも良いです。(座位の場合は軽く開脚した状態にします。)
②片足を椅子に挙げましょう。(上体を無理のない程度に左右に傾けて伸ばしましょう。)
③そのまま太ももの後面を伸ばして20~30秒キープ
太もも全面
①立った状態で椅子は後ろに置いておきます。
②片足を後ろの椅子に乗せて太ももの前面を伸ばします。
③そのまま20~30秒キープ
椅子を使ったストレッチは椅子の向きを前や後ろだけでなく左右斜めにおいて足を乗せるだけでも違った角度でストレッチができますのでオススメです。
※痛みが出るほど伸ばさないように注意してください。また、上記を1セットとして2~3セットできると効果が期待できます。
ぜひお試しください。
②の場合は、着用している服装をゆったりしたものに変更してみましょう。
③の場合は、座布団やクッションなどを使ってお尻や腰に置いて尾骨の負担を減らしていく事が必要です。
また何かございましたらお気軽にご連絡ください。
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大森北田中鍼灸院
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