「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
>最近、その2つ以上に疲れ目が辛くなってきてしまいました。
とのことですが、あなたはどれくらい長く今の業務に従事してきて、最近とはいつ頃からのことを言っているのでしょうか?
こういったデスクワークによる目の疲れ、頭痛、肩こりについて、作業中の姿勢の悪さを指摘する治療家は少なくありません。が私は、確かに姿勢的な要因が皆無とは言いませんが、第一の原因を姿勢のせいにすることには疑問を持っています。というのも私自身、本当に姿勢のいい治療家をほとんど見たことがないからです(むしろ、あんな姿勢をしていてよく「姿勢、姿勢、…」と他人のことをあれこれ言えるな、と思います)。
ま、姿勢については多分、別の先生が書くでしょうから、私は他の先生があまり書かなそうなことを述べます。
こうした問題で盲点になりやすいのが、1つにはものの見え方です。具体的に言えば、メガネやコンタクトの度が合っていなかったり、メガネやコンタクトが必要なのにしていなかったりして、それが大きな体の負担になっていることがあるのです。
私は今、いつもリラックスできず緊張状態で肩こりや腹部の不快感がある、という人を診ていますが、その人もメガネの度が合っていないことが左右の頭頂部から鎖骨部まで強いストレスを引き起こしていました(本人に聞くと「度は合ってる!」と自信満々の答が返ってきましたが、実際に調べてみると全然そうではありませんでした)。
2つ目は電磁波の影響で、あまり表立って言われることはないですが、実は隠れた大きな問題の1つです。最近ではよくスマホの使いすぎでストレートネックになっていることが指摘され、前屈みの姿勢を長く続けることがいけない、などと言われていますが、本当の原因は前傾姿勢ではなく電磁波による脳脊髄液の循環動態の異常であり、このことはHPのコラム記事「スマホでストレートネック」でも書いています。
http://sokyudo.sakura.ne.jp/z-0011.html
3つ目は目自体の疾患(例えば白内障や緑内障)、あるいは脳を含む内臓疾患による2次的な症状の可能性で、年齢や既往歴、家族歴によっては、そういったものまで考えに入れる必要があります。
>整体によって改善することは可能ですか?
という質問に対しては、大半の整体(や各種療法)がやっているのは硬くなった筋肉を緩めることくらいですから、あなたの言う目の疲れが本当につい最近のことで、筋疲労が主な原因であるなら改善する可能性はあると思います。が、上記のようなことが大きく関わっているなら、相当行くところを選ばないと時間とお金の無駄遣いに終わってしまうかもしれません。
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