「ココロとカラダ再生研究所」蒼穹堂治療室(そうきゅうどう)の高澤昌宏です。
「肩こりから頭痛がひどい」ということですが、気になることがあります。それは
あなたのいう頭痛は、本当に肩こりから来ているのか?
ということです。「本人がそう言ってるからそうなんだろう」というのは医療ではありません。
頭痛の場合、それが危険なものである可能性があるかどうかを判断するポイントは、
・それまで頭痛になることはなかったのに、中年以降に頭痛が起こるようになった。
・これまでも頭痛になることはあったが、痛みの感じ(質)がこれまで経験したことのないものだ(これは必ずしも、これまで経験したことのない「激しい」痛みである、ということではない)。
ということです。
あなたが50代以前にも頻繁に頭痛を経験してきて、今の頭痛もそういう痛み、というのならばあまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、もしそうでないなら安易に「この頭痛は肩こりから来ている」と思い込まない方がいいです。
もちろん上記の条件に該当すれば必ず重篤な疾患がある、ということではありませんが、まず重篤な疾患の可能性から考え、それを除外するというのが医療の基本です。整体など各種療法を頼るのは、「病院で検査も受けたけれど、特に重篤な疾患はなかった」ということが分かってからで十分です。
以下、そうした危険な疾患の可能性は考えなくていいとしたら…
私の経験的なものでは、首肩のこりや頭痛は特にスマホなど携帯端末からの電磁波の影響で起こっているケースが少なくありません。筋肉の過緊張だとか骨のズレがあったとしても、それは電磁波の影響で2次的に起こっているかもしれないのです。
また年齢的な要因として、ホルモンバランスが変化したことで首肩のこりや頭痛が起こるようになった可能性も除外できません。
そうしたことをちゃんと調べずに、硬いところを揉みほぐしたりズレを矯正しても問題解決とはならないことは、知っておいた方がいいでしょう。
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