気象病になりやすい人の特徴と、簡単な対処法を3つご紹介します!
はっきりした原因は思い浮かばないけれど、なんだか最近調子が悪い・・・という相談を最近よく受けます。
もしかしたらその不調や痛みは天気の変化や寒暖差が原因かも・・・
「気象病」という言葉を聞いたことはありませんか?
「気象病」は気圧の変化・温度・湿度の変動などで起こるさまざまな不調のことです。
そこで今回は気象病の原因となりやすい人の特徴、そして対処法を3つご紹介したいと思います。
天気の変化による頭痛、めまい、関節痛などにお悩みの方は、ぜひご参考にしてみてください。
気象病とは
「雨が近づくと頭痛や関節痛が気になる」
「雨が降ると気持ちが落ち込みやすくて、なんだかだるい」
そのような不調を感じやすい、もしくはご家族やご友人からそんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
気圧や温度、湿度など気候の変動に伴い起こる不調の全般を「気象病」といいます。
気象病であるとされる症状をチェックリストにまとめてみました。
ひとつでも当てはまる方は、「気象病」が原因かもしれません。
「気象病」チェックリスト
□ 天気の変化を敏感に察知する
□ 「もうすぐ雨が降りそう」「気圧が変化しそう」というのがなんとなく分かる
□ 天気の変化により気分が浮き沈みしやすい
□ 過去に骨折などのケガをしたところが時々痛む
□ 雨が降る前に関節に痛みを感じることがある
□ 雨が降る前に眠気やめまいを感じやすい
□ 湿気が多いと胃腸の調子が悪くなる
□ 春や秋、梅雨など季節の変わり目に体調を崩しやすい
□ 暑い季節に屋外に出ると具合が悪くなり、寒い季節には冷えがつらい
(監修:愛知医科大学病院疼痛緩和外科・いたみセンター 佐藤純先生参照)
気象病の症状は、頭痛、めまい、関節痛、首.・肩回りが痛い・重だるい・膝が痛む・腰が痛いなどさまざまです。
どうして気象病になるのか?
気象病の原因は「自律神経の乱れ」です。
対人関係や仕事・学業のストレス、昼夜逆転などの生活リズムの乱れにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経は乱れてしまうのですが、そのタイミングで気圧の変化・温度・湿度の変動が重なると気象病は発症してしまいます。
その反対に、気圧の変化・温度・湿度から自律神経が乱れてしまう場合も。
温度や湿度を感じるセンサーは主に皮膚や粘膜にあり、脳や脊髄の中枢神経や内臓にも存在しています。
これらの部位に存在するセンサーが外界の温度差や湿度の変化を敏感に感じ取ることによって、その刺激が自律神経のバランスを乱し、体の不調につながってしまうのです。
どちらにせよ、気象病のカギとなるのは「自律神経の乱れ」だと言えます。
気象病になりやすい人はどんな人?
では、特にどんな人が気象病になりやすいのでしょうか?
気象病を訴える人は、比較的に全年代で男性より女性の方が多い傾向です。
その中で頭痛を訴える人は10代後半~30代の女性が多く、膝などの関節痛は50代以降に多くなります。
臨床データ上、「昔は頭痛を訴えていたが年齢を重ねるとともに軽減し、現在はめまいに症状が変化した」というケースも多く見受けられました。
さらに、月経前にイライラや倦怠感が起こるPMS(月経前症候群)や更年期障害がある人も、天気の変化で悪化が見られたという結果が確認できています。
これは、「女性ホルモンの影響による不調は自律神経を介して起こるため」だと考えてよいでしょう。
2015年に愛知県の尾張旭市で、20歳以上の住民2,628人(平均年齢57.7歳)を対象に愛知医科大学疼痛医学講座が行った調査では、3カ月以上続く慢性の痛み(片頭痛を除く)がある人が全体の39.3%を占めていました。
慢性的な痛みがある人のうち48.6%は「痛みは悪天候や悪天候が近づくときに悪化する」と答え、46.9%の人が「寒いときに痛みが悪化する」と回答。
また、20~59歳の働いている人(1,221人)を対象にした調査では、年間平均9.6日も痛みで欠勤をしており、日常生活に支障が生じているケースがあることもわかりました。
※愛知医科大学疼痛医学講座文献参照
気象病の3つの対処方法
気象病により生活がままならず、お悩みの方はたくさんいらっしゃるかと思います。
そこで最後に気象病の対処方法を3つご紹介いたしますので、ぜひご参考にしてみてください。
マッサージ
首と頭の付け根辺りを軽めの刺激でもみほぐしましょう。
耳周りのマッサージを行うことで血行が促進され、リンパの流れも良くなり自律神経が整います。
首・肩・耳を温める
首や肩回り、耳周りをホットタオルやシャワーの水流刺激で温めましょう。
血行改善につながり自律神経が整います。
3首の温度を一定にする
手首・足首・首の3首にサポーターやタオルを巻いてみてください。
温度環境を一定にすることで自律神経が整います。
さいごに
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は、気象病の原因となりやすい人の特徴、そして対処法を3つご紹介いたしました。
気象病の原因は「自律神経の乱れ」です。
一番の対処法は規則正しい生活で、自律神経のバランスを整えること。
早寝早起き、朝食を取る、適度な運動、十分な睡眠、入浴など規則正しい生活を心がけましょう。
最近は気圧の変化をリアルタイムで表示し、頭痛発生の警戒通知をするものや気圧変動の予測をするアプリなどが登場していますので、取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
このコラムが自律神経をしっかり整えて、快適な生活を送れる一助になれば幸いです。
筆者プロフィール
市之瀬 法彦
株式会社いちのグループ代表
全国規模の有名整骨院で部長職、千葉県有数の整骨院グループで院長に赴任するも、理想の治療院を作る為に、東京の激戦区である板橋に「いちの整骨院・整体院」を10年前に開院。
当院卒業生で開業したスタッフ多数。「楽になったよ。ありがとう」の声を聞きたくて日々奮闘中!!
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