【冷え性の原因】
下半身の冷えの原因は「腰の神経の圧迫」です。
普段から日常生活で腰痛があるはずです。
もし腰痛がなくても腰を押されると痛みがあるはずです。
うつ伏せに寝た状態で家族の方か友人に腰骨の関節(出ている部分)を押してもらうと痛いはずです。
腰を押す場合、家族の方は患者さんの左側(又は右側)に座って、掌の肉厚の部分で押しますが、この時、背骨を前後(背骨に対して直角方向)に揺らせながら下向きに押し込んで背骨の歪みを伸ばすイメージで押します。
腰を押されて痛みがあるのは骨が神経に接触した状態、又は骨が神経を圧迫した状態であるため、押されると痛みを感じるのです。
腰の神経が圧迫された状態だから、脳から下半身への信号が阻害され血流が悪くなって冷え性という症状が出ているのです。
場合によっては、足の裏が痺れる、感覚がない、足が痛い、足の裏に皮が張り付いたような違和感があるなどの症状が出ます。
これらは足を治そうとしても良くなりません。原因は腰の神経の圧迫ですから、腰の骨の歪みを治して神経の圧迫をなくすれば症状は出なくなります。
余談ですが、手や指に同様の症状がある場合は、首の神経の圧迫が原因ですから、首の異常を治せば手や指の症状は治ります。
【治し方】
上で説明した要領で腰の痛い部分を押し続けると歪みがなくなり神経の圧迫が解消します。
神経が圧迫されなくなると痛みがなくなりますし、脳からの指令が十分に伝達されるようになり、血流も良くなって足の諸症状は解消します。
症状によっては長い時間がかかるかも知れませんので、一回で30分程度の時間はかけてください。一回で治るはずですが、一回の施術で良くならなければ、翌日か数日の間隔をあけて同じことを繰り返します。
要は痛みがなくなるまでやるのです。
痛みが消えれば足の症状もなくなります。
腰に限らずうつ病、不安症、パニック障害、糖尿病など骨の異常による症状は同じやり方で治せます。
具体的な治し方に関しては過去のQ&Aでも説明していますので参考にしてください。
もしかしたら相談の症状以外でもいいことを書いてあるかも知れません。