誰もが経験する可能性が!更年期障害について知っておきましょう
「更年期障害」という名称は、ずいぶん一般的になってきました。更年期障害はいつか誰しもが経験します。 必要以上に不安がらず、上手に付き合っていきましょう。 更年期障害はなぜ起きる? 更年期障害は女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」が関係しています。エストロゲンは8~9歳ごろから分泌され、30代なかばをピークに減少します。 40代になると卵巣機能の低下に伴って、急激に減少していきます。 更年期障害が「閉経」と密接な関係があるのはこのためです。 エストロゲンの分泌は、脳の視床下部でコントロールされています。視床下部は「エストロゲンを分泌しなさい」という指令を卵巣に送りますが、機能が低下した卵巣ではエストロゲンの分泌がうまくいかずに、脳は混乱します。 視床下部は自律神経もコントロールしているため、混乱が自律神経にまで伝わってしまい、さまざまな体や精神の不調が起こってしまうのです。 そのため、多汗、のぼせ、冷え、肩こり、イライラ、不眠など、更年期障害の症状は自律神経失調症に似ているところがあります。 若い人や男の人でも更年期障害になる可能性が 若年性更年期障害 更年期障害というと40代~50代の閉経前後の女性がなるものと思われがちです。 しかし、最近では30代でも更年期障害を発症するケースが増えています。 これはストレスや過度のダイエットなどで卵巣機能が衰え、ホルモンバランスが崩れてしまったことが原因と考えられます。 ですから、更年期障害を意識しないような若い年齢の人でも、ストレス解消や規則正しい生活を送ることはとても大切だといえます。 男性の更年期障害 また、最近認知され始めましたが、男性にも更年期障害はあります。男性の場合はテストステロンという男性ホルモンの分泌量が加齢によって減少することが原因です。 男性の場合は徐々にテストステロンが減少するため気づかれにくい性質があります。 男性の場合は60代以降に起こることが多く、自律神経失調や性機能障害が主な症状になります。 ただし、テストステロンの分泌量は個人差がとても大きいため、すべての男性に必ず起こるというものでもありません。 ですが、こうした症状が起こっているときは、男性であっても更年期障害を疑ってみることも必要です。 筆者プロフィール 植屋 浩幸 整体院スリーバランスオーナー 昭和39年 大阪府枚方市生まれ 元消防士 第53回 選抜高等学校野球大会 1981 出場 創業、平成14年/延べ20,000人以上の患者様に体、心、食、3つの視点から指導を行い多くの喜びの声を頂く 家族が心の病にかかり、脳梗塞で倒れたこともあり心身不可分を体験したことから「家族や両親に受けて欲しい施術と知識」をご提供している 元・日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー 推薦 東京パラリンピック統括トレーナー 推薦/枚方市教育委員会 講演 公益財団法人 枚方体育協会 メディカルインストラクター/マスコミ出演多数
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