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腰痛に関するコラム一覧

腰痛は○○を鍛えることで緩和できる!対処法を2つご紹介します

整体ヨガ研究院の加来です。 腰痛に悩む日本人の割合は、約3人に1人です。 最近、そんな腰痛の緩和が期待できる『インナーマッスル』が注目されています。 あなたは、インナーマッスルをご存知でしょうか? インナーマッスルとは、身体の奥深くにある筋肉(深層筋)であり、主に大腰筋・腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群などを指します。 これらを意識して使うことで、腰痛を和らげることができるのです。 しかし、「意識して使う」というのは難しいことですよね。 そこで、今回は、インナーマッスルの鍛えた方をご紹介いたします。 ぜひ、ご参考にしてください。 インナーマッスルその1!腹筋にある「大腰筋」 代表的なインナーマッスルに「大腰筋」があります。 この筋肉は、背骨から足の付け根にかけて骨格に一番近い部分にあります。 簡単に言いますと、腹筋の一番奥にある筋肉です。 大腰筋は、上半身と下半身をつないでいる身体の中心ともいえる筋肉。 ここが低下すると内臓が下がるため、ポッコリお腹にもなりますし、歩行にも支障が出てしまうのです。 それでは、そんな大腰筋の鍛え方をご紹介します。 大腰筋の鍛え方 一般的な腹筋運動は、表面の筋肉(アウターマッスル)しか鍛えることができません。 よく聞く『シックスパック』とは、正にアウターマッスルです。 そのため、普通の腹筋では大腰筋を鍛えることは難しくなります。 そこでおすすめしたいのが、「足を上げていく腹筋運動」です。 行う際には、漠然とするのではなく、中を意識して行うとより効果的になります。 お腹の中にヒモがあって、それを引っ張ることで足が上がっていくようなイメージです。 腹筋運動が苦手な方は「腹式呼吸」がおすすめ! 吸った時にお腹を膨らませ、吐いた時にお腹を凹ませることで、大腰筋を鍛えることができます。 インナーマッスルその2!内臓を包む「腹横筋」 腹横筋とは、内臓を包む役割があるインナーマッスルです。 言うなればコルセットのようなもので、腰を支える働きもあります。 この筋肉も鍛えるにはちょっと工夫が必要です。 腹横筋は、大腰筋と同じく「腹式呼吸」によってある程度鍛えられます。 息を吐く時に、意識してお腹を大きく凹ませましょう。 そうすることで、より効果を期待できます。 さいごに いかがでしたでしょうか? 今回は、腰痛を和らげるインナーマッスルの鍛え方についてご紹介させていただきました。 筋肉を鍛えるには、どこに位置しているのかを知ることも大切です。 巷に沢山筋肉に関する本がイラストで紹介されていますので、大腰筋・腹横筋がどんな形をしているのかをチェックしてみましょう。 また、筋肉をより効果的に鍛えたい場合は、ぜひ専門家にご相談してみてください。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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海外では当たり前!“立って働く”デスクワークのメリットとは

私は治療院を運営するかたわら、毎月行政や企業に呼ばれ、従業員の方々に向けた「健康増進のための講座」を行っています。 近年は「健康優良企業」を目指して事業所全体で健康づくりに取り組む会社が増えています。 その結果、生活習慣病の予防改善につながり、従業員のモチベーションアップや、業績にも良い影響が出ているのも事実です。 そこで今回は、私が企業に対して行っている講座の一部分をご紹介しようと思います。 デスクワークは姿勢が大事! 私は姿勢の専門家として「疲れない姿勢」を指導しています。 それはデスクワークや接客態度、そして肉体労働時の体の使い方など多岐にわたります。 特に最近では、IT企業の従業員の方々に「パソコン」を使う時の姿勢のポイントをレクチャーさせていただいております。 椅子の座り方や手の置き方などの高さや角度を変えてあげるだけで、作業効率があがり、仕事による疲労感も軽減できるのです。 デスクワークで重要になる姿勢のポイントは「頭の位置」です。 パソコン画面と目線の位置が合っていないと首が前にもたげる状態になり、頭の重みによる負担が首・肩・背中の筋肉に長時間かかります。 その結果、肩こり・腕の痛み・眼精疲労などを引き起こしてしまうのです。 スタンディングデスクのススメ 最近は『スタンディングデスク』の普及が進んでおります。 これは机の高さを体型に合わせて変えることができる、立ったまま使用できるデスクです。 「長時間座って仕事をすることが重大な健康被害を起こす」といったデータが海外で相次いで報道されています。 座る姿勢は血液循環を低下させ脳や心臓、さらには筋肉や免疫機能にも悪い影響を与えるのです。 そのため、座った姿勢での作業は続けて30~40分程度にとどめて、その合間に立って作業することを推進しています。  スタンディングデスクによって得られる変化 私が関わる企業でも、立って仕事をするスタンディグデスクを導入されています。 ある企業では、立って仕事をするようになってから ・従業員の腰痛が大幅に減った ・クーラーの設定温度にも変化があった ・女性スタッフ中心にエアコンによる冷えやむくみが軽減された などの効果が表れるようになったそうです。 立って仕事をすると血液循環が良くなるだけでなく、一定の筋力を使うことによって運動不足の解決にも一役かいます。 最初は「疲れるのでは?」と不安視する声もありました。 しかし、筋力に刺激を与えながら全身を動かすため、むしろ疲労物質は溜まりにくくなるのです。 さいごに 立って仕事をすることで不良姿勢が快方され、心身の健康にも良い効果が期待できます。 ぜひ皆様もお試しくださいね。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ  日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。

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寝起きに腰痛が起きやすい3つの原因と対処方法

朝起きがけのだるくて重たい腰の痛み。日中はそれほど気にならない、何でしっかり寝たはずなのに腰が痛いのだろうと思ったことはありませんか? 睡眠時間をしっかりと確保したのに、朝の起きがけに痛みを感じると、一日のモチベーションにも影響してしまいますね。 厚生省の調査報告によりますと、朝の時間帯に腰の痛みを訴える人が多いという結果が出ています。 腰痛が寝起きに起きる3つの原因と、その対策について述べたいと思います。 1.寝起きの腰痛は睡眠時の寝方と少ない寝返りの回数が原因!! 寝返りと腰痛の関係 あお向け、横向きなど、どんな寝方でも、ずっと同じ姿勢で寝ていると腰部に負担がかかります。 例えば仰向けに寝ると、内臓や脂肪の重量が重力によって腰部にかかります。内臓は体重の約4割を占めていると言われていますので、例えば、体重60kgでは内臓の重さは約24kgあります。その重量がずっと腰部にかかってしまうと腰部周辺の血管が圧迫され、血流が滞って疲労物質や発痛物質が発生し腰痛を発症してしまうと考えられています。 そして、横向き睡眠は身体の左右どちらか側面で体重を支えてしまうので、下になっている部分に負担がかかってしまいます。それが骨盤の歪みとなり、腰痛を引き起こす原因となります。これも朝の腰痛の原因になると考えられます。 寝起きの腰痛を防ぐには、しっかり寝返りを打つことです。ある研究によると、慢性的な腰痛がある人の寝返りは一晩で3~5回程度ですが、腰痛がない人は15~20回もあるとの事。 自分に合った枕が適切な寝返りを行うカギ 睡眠中に適切に寝返りを打てれば、負担は軽減できます。その為に最重要なのは「枕」 例えば、柔らかすぎる枕は頭が沈んで身動きが取りにくいため、寝返りを打ちづらくなります。 それだけではなく、枕の高さにも注意が必要です。 理想は横向きに寝たときに額、鼻、あご、胸の中心部の4点が一直線で、床と平行になる高さです。もし枕が合わないようなら、思いきって専用の枕を作ってみるのもアリかもです。 2.寝起きの腰痛は睡眠時の冷えが原因 朝方の午前3~5時は、人の体温が最も下がりやすい時です。体温が低下すると体熱を逃がさないように血管を収縮させるため、血液循環が悪くなります。そうなると血中にある酸素や栄養素が行きわたりにくくなるだけでなく、老廃物や疲労物質が停滞してしまい、筋硬結を起こし痛みの原因になってしまいます。 この冷えが寝起きの腰痛の原因になると考えられています。 体温低下を防ぐには寝巻・温度管理を工夫する 体温低下を防ぐには、保温性高い寝巻きを選んだり、エアコンのタイマー設定を有効活用して温度管理を気を付けるようにするなどの対策が必要です。 3.寝起きの腰痛は晩御飯の時間にも注意が必要!! 食べてから寝るまでの時間によって腰痛になることも 仕事の帰りが遅いなどで、遅い時間に夕食を食べてしまい、そのまますぐに寝てしまうと、睡眠中に消化活動をするため、胃や腸などの内臓には大きな負担となってしまいます。 「内臓神経反射」という反射作用があるため、内臓に必要以上に負担がかかってしまうと筋肉が緊張してこわばってしまいます。そのこわばりが起床時の腰痛の原因になります。 食事について、注意しておくべきポイント できるだけ就寝前の3時間前には食事を終わらせ、睡眠時には内臓をしっかりと休ませる状態にしておくことです。どうしても遅くなってしまう時は、消化に良い物や軽めの食事にすることが必要です。 例えば、油を使わないメニューの湯豆腐やおかゆなど。 さいごに いかがでしたでしょうか。 起床時の腰痛の3つ原因と、その対策を書いてみました。どれもすぐに出来ることばかりです。 朝から快適に一日を過ごせるようぜひ試してみてください。 筆者プロフィール 市之瀬 法彦 株式会社いちのグループ代表 全国規模の有名整骨院で部長職、千葉県有数の整骨院グループで院長に赴任するも、理想の治療院を作る為に、東京の激戦区である板橋に「いちの整骨院・整体院」を10年前に開院。 当院卒業生で開業したスタッフ多数。「楽になったよ。ありがとう」の声を聞きたくて日々奮闘中!!

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子供の腰痛が増えている?3つの原因と大切なこと

最近では、小・中学生の子供でも腰痛やぎっくり腰になってしまうそうです。 当院でも夕方になると子供たちの来院が増えますし、他の整骨院にも子供たちが多く来院しているという話を聞いてなぜだろう?と思っていたのですが、先日、新聞でその原因が報じられていました。 腰痛になる子供が増えている原因とは? その新聞に書かれていた原因は大きく3つありました。 ①学校帰りにそのまま塾に向かう為、教科書だけでなく参考書も増えカバンが重くなり腰痛になる子供が増えている ②スマホの普及で猫背姿勢の子供が増えている ③テレビゲーム等で室内で遊ぶことが多く、運動不足の子供が増えている 小学生、腰痛に悩む 教科書増量や運動不足影響か?(2017/11/22日経新聞より引用)千葉県鎌ケ谷市の接骨院に11月中旬、小学1年の男児が受診にやってきた。男児は学校の授業で持久走をした後。重たい物を持って腰を痛めたという。 教材を学校に置いていく「起き勉」について公的なルールはなく、文部科学省は「教材を持ってかえっていいかどうかは各学校の判断。ただ、体の小さい低学年に対しては状況を見極めて判断して欲しい」(児童生徒課)としている。 現在は、「ゆとり教育」の時代が終わり、学習指導要領が変更され教科書のページ数がだいぶ増えたため、重量が増えたとの事です。また、ランドセル自体は軽くなってきているかも知れませんが、中身が重たくなれば当然体が後方に引っぱられるため腰痛になってしまいます。 そして怖いことに、成長しようとしている身体に押しつぶされるような力が働いてしまえば成長の妨げにもなってしまいます。 たかが腰痛だからとそのままほったらかしにしてしまうのは危険です。 若いから平気と思っていると、後々に痛みを増幅させてしまうことになります。 悪い姿勢が癖になってしまう場合もあります。 さいごに いかがでしたでしょうか。 世の中の変化に合わせて、生活状況も変化してきていると思いますが、人体の構造は変わっているわけではないので、親御さんが注意してあげることは非常に大切です。特に成長期の小・中学生のお子さんにはとても大切なことだと思います。 整骨院では、大人だけでなく子供の腰痛も治療可能です。 また、当院では相談は無料で行っておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。 筆者プロフィール 市之瀬 法彦 株式会社いちのグループ代表 全国規模の有名整骨院で部長職、千葉県有数の整骨院グループで院長に赴任するも、理想の治療院を作る為に、東京の激戦区である板橋に「いちの整骨院・整体院」を10年前に開院。 当院卒業生で開業したスタッフ多数。「楽になったよ。ありがとう」の声を聞きたくて日々奮闘中!!

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甘いものを摂りすぎると腰痛になる!?

心理的なストレスも腰痛の原因に 当院のご相談件数の中でも一番多い症状が腰痛です。 10人に1人は腰痛を抱えており、特に働く世代で腰痛に悩まされる人は増えています。 その要因として考えられることとして、オフィスワークが増えた結果、座る姿勢が腰に負担をかけていることや、運動不足による筋力の低下などがあります。 また、心理的なストレス(怒りやヒステリーなど)も腰痛誘発の原因になりますが、「食べ物」が関係していることもあります。 今回はこの腰痛の原因にについて、詳しくお話をしていきたいと思います。 腰痛予防の第一は生活習慣の見直し 多くのクライアントを診てきた経験から、腰痛からの回復スピードは年齢や性別に関係なく、毎日の生活習慣でのマイナス面が症状の治癒を決めているようです。  例えば同じ20代の人が腰痛の悩みを抱えて来院しても、2〜3回の施術ですぐに良くなる人と、痛みが繰り返し起こり、なかなか消失しない人がいます。その差を決めているのは、「どれだけ腰に悪い生活をしているか」です。  本人に自覚がなくても、腰へのダメージは蓄積されていきます。  腰痛予防の第一は生活習慣の見直しが大事です。  甘いお菓子が原因であることも! 以前 椎間板ヘルニアを抱えた30代男性が相談に来られました。  過去に一度同じ症状が起こり、足の痺れがひどく最終的に手術をした経験があります。 その後 数年に1回 必ずぎっくり腰を起こして、病院に通って症状を治してもらっていました。 しかし今回は遂に両足が痺れるようになり、病院で手術を勧められていました。 なんとか良くなる方法はないかと、私の院にたどり着きました。  腰の歪みがとても強く、月に何度も施術を受けてもらいようやく三ヶ月後に回復することができました。  通院中にどうして腰痛が起こるのか?  クライアントさんにも真剣に考えてもらい、仕事中の姿勢や動作に気をつけてもらい、これから腰痛が再発しないように予防をしてもらいました。 カウンセリングの中で気になったのが、「甘いお菓子」が大好きだという事です。 ほぼ毎日チョコレートやお菓子を口にしており、それが良くない事だと本人は自覚していませんでした。 甘いお菓子が腰痛を招く理由 腰痛を持病に持っている人に「甘い物」がとても好きな方がいらっしゃいます。 実は糖分の過剰摂取は、リン比率を高めてしまい骨のカルシウム吸収を妨げてしまい関節の強度が弱まります。 また腎機能に負担がかかり、疲れがたまると腰の上辺りが張ってきてしまいます。 その他にもホルモンバランスの変調、精神的イライラが増える、老化物質AGEsが増える、などの助長を生みます。 さいごに いかがでしたでしょうか? 腰痛を予防するためには食生活での糖質過多を気をつけるのも大事なポイントです。 心当たりのある方は、今日から気をつけましょう。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ  日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。

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写真で解説!ツラい腰痛を改善する4つのストレッチ

こんにちは。あき整体院、院長の堀野明宏です。 当院には、 「腰痛なんだけど、整形外科に行っても骨に異常はなしと言われて原因が見つからない」 「腰が痛いから揉むんだけどよくならない」 という方が多くいらっしゃいます。 さて、それはなぜでしょうか。 答えは簡単です。両者とも「腰に原因がない」からです。 このように、痛い部分へ焦点を当てた施術を行っても、改善されない症状は結構あるのです。 しかし、そんな腰痛でも改善することが可能なストレッチはありますよ。 今回こちらのコラムでは、腰痛対策となるストレッチをご紹介します。 ストレッチの考え方 さて、腰痛体操なるものは、数え切れないほどいろいろなところで紹介されていますね。 使っていない筋肉を積極的に動かしていくことは、身体にとってとてもいいことです。 しかし、同じことをやっても改善される人と、そうでない人がいますよね。 私はその原因は、下記のどれかに当てはまるのではないかと考えています。 1.正しい形でやることができていない。 2.強くやりすぎて余分に力をかけてしまい、新たな筋肉の緊張をつくってしまっている。 3.身体、症状に合っていない。 4.ストレッチは徐々に変化をさせていくものであるので、その段階での実施期間が短い。 この4点に、該当するという方もいるのではないでしょうか。 ストレッチは、ただやみくもにやればいいという訳ではありません。 何ごとも、意味を理解して取り組むことが大事ですよね。 ということで、次の項目ではストレッチと縁が深い、筋肉についてお話しようと思います。 ストレッチをする前に、知っていてほしい筋肉の仕組み! 筋肉は能動的に縮むことで動きをつくり、伸ばすという動き自体は備わっていません。 筋肉が伸びるのは、対になって働く筋肉が縮み、受動的に伸ばされているからです。 なので、筋肉は動けば動くほど、縮んで硬くなります。これが俗にいう「筋肉の疲労」ですね。 その筋肉に対して、外部から心地いい「伸び」を与えることがストレッチの目的となります。 しかし!筋肉には困った性質が・・・ それは、「縮んでも伸ばされても緊張してしまう」ということ。 筋肉は伸ばされ続けると切れてしまうので、「伸ばされる」という刺激に対して”反射的に”縮む反応を起こすのです。 「えっ!それじゃあストレッチは意味がないじゃないか!」 皆さんには、そんな疑問が生まれたのではないでしょうか。 そこで、カギとなるのが「筋紡錘」と「腱紡錘」という2つのセンサーです。 筋紡錘とは 筋肉の内に存在し、“筋の長さ”を感知する働きがあります。 筋紡錘にある「錘内筋線維」と呼ばれる筋の長さが一定以上になると、「伸ばされてる!」という情報を脳へ発信します。 腱紡錘とは 筋肉の端にある腱の部分に存在し、“筋の張力”を感知する働きがあります。 これも、一定以上の張力が生じると「伸ばされてる!」という情報を脳へ発信します。 ストレッチによる障害で、相手に急に強く押されて太ももの裏の筋肉を損傷した、という事例があります。 これは、速い動きに対してセンサーが反応してしまい、その結果「情報が脳へ発信」され、筋肉が縮んで切れたことが原因です。 こうならないためにも、ストレッチでは強い反動や力を加えることは避けなければいけません。 そう、この2つのセンサーは速い変化に対しての反応であり、ゆっくりと行うとこの反射は起きないのです。 これを利用して筋肉を伸ばせば、筋肉が緊張することはありません。 足の筋肉へのアプローチが腰痛の改善策! では、どんなストレッチが腰痛の改善に繋がるのでしょうか。 腰は身体の中央部分にあり、上肢、下肢の両方からの影響を受けます。 当院でも、腰痛の症状が足の調整のみで改善されることもしばしばあります。 その際は、一切腰を触らずに痛みが緩和されるので「なんで?」と不思議がる方も。 このように、足の筋肉に対して症状に適したアプローチをすることで、改善へと繋がります。 しかし、誰しもが定期的に整体院に通えるわけではありませんよね。 そこで頼りになるのがひとりでもできる「ストレッチ」 ストレッチは、ご自身でできる簡単かつ安全な改善方法の1つです。 ストレッチの際に必ず注意すべきこと! ストレッチは、あくまでも軽い症状の改善や、再発予防をしていくものです。 場合によっては、ストレッチの刺激が他の筋肉の更なる緊張を招いて、症状を悪化させてしまうこともあります。 あまりにも痛みが強い症状は、整体院などの治療院、又は病院にて診てもらいましょう。 腰痛を改善できる下肢ストレッチ 4つ それでは、腰痛を改善・予防できる下肢のストレッチをご紹介します。 痛み方によってストレッチ方法も違うので、症状と照らし合わせながらご参考にしてください。 反って腰が痛い場合のストレッチ 反って痛い場合のポイントは大腿四頭筋群(太ももの前側)です。 この部分を伸ばしていくことが肝要です。 《ストレッチ方法》 ①足を前後開脚して付け根に両手を置く ②後ろにきている足の太もも前側の心地よい伸びを感じます。 上半身は姿勢よく!前に倒れてはいけません。 ただし、この姿勢で腰が痛い場合は無理は禁物です。 《ストレッチ応用編》 ①正座をしてゆっくりと後ろに手を付きます ②倒れながら背中を付けていく形をとります。  手は頭上にまっすぐ万歳してください。 ③膝を開かないようにまっすぐ下方に伸ばします。 どちらのストレッチも、20~30秒くらいじっくりと伸ばして、気持ちよさを味わってください。 曲げて腰が痛い場合のストレッチ 腰を曲げて痛い場合は、ハムストリングスや腓腹筋などの下肢後面全体の筋肉群がポイントです。 この腰痛は、下肢後面の筋肉の緊張が腰部を引っ張るために起こるもので、出現度はかなり多いと思います。 《ストレッチ方法》 ①長座の姿勢をとり、つま先を天井方向に向けます。 ②身体は良い姿勢を保ちつつ、前に曲げていきます。  この状態で、後面の筋肉が伸ばされていることを確認します。 このストレッチでは、以下のことを注意してください。 ・たくさん曲げようとして、腰を曲げてしまう ・強く曲げようとして、膝が曲がったり開いたりしてしまう これはかなりの頻度で起こる間違ったストレッチ方法で、このような状態ではストレッチの目的は達成されません。 変化させたいのは脚部の筋肉です。 たくさん曲げればよいというわけではなく、むしろ強く曲げることで疲労度を高めてしまいます。 さて、こちらの腰痛には、もうひとつオススメのストレッチ法があります。 《ストレッチ方法 その2》 ①足を身体にひきつけます。 ②足裏を付けた状態で前に倒していきます。 伸ばされる筋肉が変わって、また違った効果があります。 ひねって腰が痛い場合のストレッチ ひねって痛い場合は、いろいろな要因が絡んでいることが多く、ストレッチの形が推測しにくいです。 上記2つのストレッチで軽減されるようでしたら、下記のストレッチをオススメします。 《ストレッチ方法》 ①仰向けに寝て両手を斜め上に万歳します。 ②そのままの状態で、身体をゆっくりひねります。 可動域を高めていくことで、腰痛を改善する可能性があります。 その他のストレッチ 股関節の可動を高めることも腰痛防止のよい方法となります。 《ストレッチ方法》 ①開脚をしながら長座の姿勢をとり、つま先を天井方向に向けます。 ②身体は良い姿勢を保ちつつ、上半身を前に倒していきます。  おへそを床に近づけ、胸を上げるようにするとより良い形となります。 また、片手を上げて真横に倒していくことで、胴体の側面を伸ばすことができます。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回は、腰痛対策となるストレッチを4種類ご紹介しました。 ストレッチをする上で大事なことは、下記の4点。 ①正しい形で、 ②余分な力を抜いて、 ③呼吸を止めないように、 ④継続して行うことです。 いくら正しいことをしていても、狙いがずれていては腰痛の改善には繋がりません。 ここに掲載したストレッチは、最もベーシックな形のものです。 この方法で腰の痛みが軽減するのであれば、その部分に関するいろいろなストレッチをかけていくと、更なる軽改善が期待できます。 当院のホームページにも、ストレッチを一部紹介していますのでよろしければ試してみてください。 ご自身の身体の変化を感じ取りストレッチを実施していくことで、痛みの軽減の他、血流をアップし代謝を上げることや身体を動かしやすくなることを体得できるはずです。 全身の筋肉は639個あります。 必要だからこそあるわけですので、どの筋肉も眠らせることがないよう刺激を与えていくのがよいかと思います。 いつでもどこでも費用をかけずに、お手軽にできる自分のオリジナルのストレッチをマスターし、動きやすい健康な体を獲得していってほしいと思います。 筆者プロフィール 堀野 明宏 あき整体院 院長 日本古来の古武術から生まれた療法を中心に、筋膜の連携を重視した筋肉調整で 身体を調整していく療術です。 整形外科で異常なしと言われても、痛みや不具合が残っているような症状は 筋肉由来のものであることが多いです。 異常な部分を視診や動診、筋肉の触診によって診断し、優しく筋肉にアプローチをして改善を促していきます。 また、改善後も再発防止のために身体に合ったストレッチやセルフケア方法を お伝えし、より短時間、少ない回数のご来院で改善ができるよう努めております。 部活動で忙しい学生さんにも、多くご来院いただいております。 特にスポーツをしていて、痛みがあっても中々休めない環境にいる「がんばる子」が 多くいらっしゃいます。 基本的にはやりながらなおしていく方法を選択していきます。 また、柔軟性や脱力、身体の使い方を身につけて、パフォーマンスアップに 繋げていくこともできます。

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痛みを改善するために必要なたった1つのこととは?

長期的、または慢性的な痛みを持っている方の中には「痛みを取り除きたい!治したい!」と思う方が多いと思います。 けれど「痛みが取れない」「施術を受けても痛みが消えない」という日々が続くと、治したいという気持ちが、違う気持ちに変化していきます。 今回は、痛みを改善したい!と思って施術を受ける側…つまり、患者さんに協力してほしいことをお話しします。 病院勤務時代の、患者さんのお話 以前病院に勤務していた頃、こんな会話をしている患者さんをよく見かけました。 ある待合室の会話です。(すこし地方の言葉が入っています) Aさん「あ〜、痛おして痛おして。ヒザがなかなかようならんな〜」 Bさん「あがんは(おまえさんは)まだよかほうじゃね。おっが(わたくしは)は腰じゃけん、座るのもかなわんとよ」 Cさん「腰は腰でも、オイのはなんたって骨折やけんね。ま〜だ酷かよ」 Aさん「いや〜、ヒザのほうが酷か。ちょっとした段差でも足が上がらんで、けつまづくけんね」 こんな会話、聞き覚えありませんか?    もしくは、自分でこんな風に話していませんか? 病院での治療が終わると、みなさん「あーよかった」「楽になったよ〜!」と、言いながら帰って行かれます。 ある人は言います。 「この痛みを取ってくれたら、10万円だって安いもんだ」 そしてその後に「どうせ痛みと付き合わなきゃいけないんだよね」と、続きます。 さて、ここで質問です。 先ほどの会話の方々は、痛みから解放されたいのでしょうか? それとも、痛いことを認めて欲しいだけなのでしょうか? 痛みを抱えるひとの、心の底にあるもの 長いあいだ「カラダの痛み」がある場合、痛みに効果のある治療がされてこなかった時に、多くの方は「あきらめ」という状況に入っていきます。 「どうせ無理」と、思い込んでしまうのです。 思い込んだ後は、他の方と自分を比較して、どちらの痛みがより認知されるべきか、という議論に移っていきます。 一度そのループに入ってしまうと、いざ効果のある治療法に巡り合えても、良くなる自分を否定してしまうケースが、とてもたくさんあります。 「病は気から」 実は、当院に来られるお客さまでも、なかなか効果の現れにくい方がいらっしゃいます。 そういった場合、じっくりとその方の悩みを聞くことから始めます。 そうしているうちに、やはりこれまでのあきらめの歴史が現れてきます。 「どうせよくならないだろう」と、心の底で決めてしまっているのです。 整体院で効果をあげるためには、施術者の技量はもちろん重要ですが、実は「患者さんの協力も必要」になってくるのです。 それは「よくなりたい」と、しっかりと思うこと。 「病は気から」という言葉は、単なるおまじないでも、まやかしでもありません。 「健康的な生活をするんだ!」 そういう気持ちを持つだけで、あなたに対する施術効果は確実に上がります。 あなたは健康的なカラダを得て、何をしたいですか? その目標に、一緒に向かって行きませんか? 筆者プロフィール 川村 浩 かわむら整体院院長理学療法士(国家資格)/3学会合同呼吸療法認定士イネイトホルダー 総合病院で脳血管疾患や整形外科疾患をはじめ、多岐にわたる疾患のリハビリテーションで16年の臨床経験を通して延べ5万人以上の患者に効果を上げる。 またその実績を評価され南米で現地の理学療法士や学生50人に関節機能障害の改善方法を指導する。関節疾患のスペシャリストとして延べ3万人の関節機能改善の治療実績を持つ。海外での治療実績も豊富で800症例以上の疾患を改善させてきた。 趣味は40代から始めたマラソンで、五島の海を眺めながら走るのを楽しんでいる。

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治らない腰痛の原因は立ち方にあり!?チェック方法をご紹介

あなたは普段、どのような立ち方をしていますか? 人それぞれ立ち方には癖があるかと思いますが、立ち方ひとつで、猫背になったり、腰痛の原因になることをご存知ですか? 今回は立ち方のクセを3つのパターンに分け、それぞれどんな症状を招きやすいかをご紹介していきます。 あなたの治らない腰痛は立ち方にあるかも!? ぜひご自身の立ち方をこの機会にチェックしてみましょう! 左右非対称:腰痛 このように、左右非対称の立ち方は、腰痛予備軍、もしくは腰痛持ちの方に多く見られます。 「休め」の姿勢に似ていますが、この状態は両足に同じように体重が乗らず、腰のゆがみを助長してしまいます。 立っているときには楽だと感じていても、体に負担をかけてしまう、危険な立ち方でです。 実際に、片足を正面から外側に足先を向けると、片足に重心を移動しやすくなります。 片足が疲れたら、もう一方の足に重心をのせる、といった事が簡単にできます。 良い事のように思えますが、左右のバランスが悪いので、腰だけでなく、身体のゆがみを助長してしまいます。 写真のように、左足より右足を開いている人が多い傾向にあります。 内股:モートン病・猫背 写真のように、親指を内側に向けた立ち方が「内股」の立ち方は、モートン病・猫背の原因になります。 内股の立ち方は、重心が前になり、足のすねの部分に負担がかかります。 この立ち方は女性に多く、その理由は「膝を閉じて座るのが楽にできる」からです。 実際に膝を閉じて座って確認するとわかりやすいと思います。 足の内側をくっつけた状態で膝を閉じるのと、内股で膝を閉じるのを比べると、内股の方が力が必要ないことがわかると思います。この状態が日常化していることもあり、女性には内股が多いのかもしれません。 外股:猫背・腰痛 写真のように、親指を外側に向けた立ち方が「外股」になります。 この立ち方が猫背・腰痛の原因になります。 内股の立ち方と同じで、重心が少し前にかかります。 太腿の外側と、お尻の筋肉を使う立ち方になります。 この筋肉の使い方が、治らない(繰り返す)腰痛の原因の一つになります。 整体院でいくらほぐしても、立ち方が変わらなければ、太腿の横やお尻の緊張はすぐに元に戻ります。 筋力低下により、歩くときにふらつくと、このように外股になるようです。 実際に外股で歩いてみると、左右のふらつきがなくなるのがわかると思います。 外股がお年寄りに多い理由がここにあります。 正しい立ち方 写真のように立つのが正しい立ち方です。 ここで注意してほしいのが、 「中指と人差し指の間と踵の中心を結んだ線(赤)が平衡になるようにする」 と、いうことです。 さらに、指でしっかりと大地をつかんでください。 この立ち方を実際にするとわかりますが、安定性が抜群です。 次に、身体を前後・左右に振ってみてください。 内股や外股の時と比べると、かなり安定しているのがよくわかると思います。 また、背筋が伸びた感じがするのがわかると思います。 外股で立つと、頭が前に出やすくなり、猫背の原因になってしまいます。 正しい立ち方をすると、重心が前にいかないので、背筋が伸びた感じになります。 実際に立ち方を変えただけで、背筋がシャキッとする方も多いです。 まとめ 足裏のサイズは適当に決まっているのではなく、きちんと計算されています。 指先が正面にむいていれば、足裏の長さが有効に活用できている、という事です。 内股や外股の状態では、足裏の長さが有効に活用できていません。 25度開いたり、閉じたりするだけで、前後の長さが約1割減り、36度では約2割減ることになります。 25cm程度しかない足元の長さが、2割減ったらどうなりますか? 前後の安定性がなくなるのが数値の上でも、わかると思います。 人の体は、きちんと計算されてできています。 正しい立ち方を心掛けて、腰への負担を減らしていきましょう。 筆者プロフィール 宮田 テツヤ 足もみてっちゃん 院長 名古屋に足もみ専門院を立ち上げ約17年間。多くの患者様に接してきました。  地元 CBCテレビに2度出演し、健康月刊誌「はつらつ元気」にも2度とりあげ られました。ボールを使った足もみの普及に努力しています。

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整体院の選び方〜調子の悪いときどこに行けばいいのか?

はじめまして。かわむら整体院の院長をしております、川村と申します。 このコラムを始めるにあたって、第1回目は「整体院の選び方」というテーマにしました。 「調子が悪いとき、どこに行けばいいのだろう?」 ほとんどの人が持っているであろう疑問や不安を、整体院の特徴と共に話していきます。 大事なのはそれぞれの役割を知ること。正解は「ない」 例えば、腰の痛みが続くとき、あなたならどうしますか? ・病院に行く(整形外科など) ・整骨院や接骨院に行く(一部保険適用) ・鍼灸院(マッサージも含む)に行く(一部保険適用) ・カイロ、整体院に行く(保険適用なし) ・リラクゼーションサロンに行く(保険適用なし) ・ドラッグストアで塗り薬、貼り薬、飲み薬を買う ・なにもしないで我慢する、または温泉に行く 実はどれもアリです。何がダメというような正解はありません。 ただ、知っていて欲しいのは、それぞれ役割があるということです。 役割を理解せずに、「安いから」「保険が効くから」「近いから」だけで選んでは、あなたの求めているところにたどり着けない恐れがあります。 整体院には「治療系」と「癒し系」の2つの種類がある では、その中から整体院を選んだ場合はどうすればいいのでしょうか。 あまり知られていませんが、整体院には大きく分けて2つの種類があります。 その役割は、「治療系」か「癒し系」かです。 ・治療系:あなたのカラダの不調が、どこに原因があるのかをつきとめて、その原因にアプローチする。 ・癒し系:あなたの緊張をやわらげ、リラックスさせる(結果として、痛みなどの不調がなくなることもあります)。 さて、ではどれが治療系でどれが癒し系か、どうやって確かめるのでしょう? ・しっかりした問診と検査をしているか? ・治療(または施術)前に原因についてや今後の計画の説明があるか? ・治療(または施術)後に、経過や生活上のアドバイスなどの説明があるか? ・治療(または施術)後〜数日以内に改善傾向があるか? 上記の項目にあてはまるものがあれば、「治療系」だと思われます。 役割を把握して、自分に合った施術を 今回は整体院の種類を中心に話を進めてきましたが、いかがだったでしょうか。 「とにかく診断名がわかればいい」「薬が欲しいだけ」なら病院へ。 「いやされたい〜」ならリラクゼーションサロンへ。 「回復」をメインに考えているなら、先ほどの基準で、自分にあった整体院を選ぶことをお勧めします。 役割の違いを知ることで、あなたのカラダの不調を治す手助けになればと思います。 筆者プロフィール 川村 浩 かわむら整体院院長理学療法士(国家資格)/3学会合同呼吸療法認定士イネイトホルダー 総合病院で脳血管疾患や整形外科疾患をはじめ、多岐にわたる疾患のリハビリテーションで16年の臨床経験を通して延べ5万人以上の患者に効果を上げる。 またその実績を評価され南米で現地の理学療法士や学生50人に関節機能障害の改善方法を指導する。関節疾患のスペシャリストとして延べ3万人の関節機能改善の治療実績を持つ。海外での治療実績も豊富で800症例以上の疾患を改善させてきた。 趣味は40代から始めたマラソンで、五島の海を眺めながら走るのを楽しんでいる。

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“医学常識”を疑え!!腰痛の85%は原因不明

みなさん、はじめまして!ご機嫌よろしゅうございます。 新しくコラムを担当させていただきます、あおぞら整骨院院長の石関祐輔と申します。 みなさんにとって少しでもお役に立てる情報をお届けできるよう、精一杯書かせていただきます。 これからどうぞ、よろしくお願いいたします。 さて、一発目の投稿テーマをどうしようかと考えていましたら、どんどんと日にちが経ってしまったのですが...(笑)。 やはり、あまり深く考えずに自分らしいテーマにしようと思い、今回のタイトルにさせていただきました。 みなさんの中には、腰痛や首肩痛、膝の痛みなどで病院に行って診てもらったことがある、という方も多いと思います。 例えば整形外科であれば、ほぼ間違いなく真っ先にレントゲンを撮ってもらい、 「骨の間が狭くなっているから~」 「骨が曲がって(真っすぐになって)いるから~」 「骨にトゲが出てきているから~」 などなど、要するに「骨が変形している」のが原因だと言われることが大半だと思います。 では、果たして本当に骨の変形が痛みの原因なのでしょうか? 「腰痛の85%は原因不明」の発表 1994年、アメリカの厚生省が「成人の急性腰痛治療ガイドライン」を発表しました。 そしてその2年後、今度はイギリス医師会が「クリニカル・エビデンス」という本を出版しました。 この中で、腰痛における両方の見解はほとんど一致しています。 それは腰痛の原因に関して、『患者さんの症状とレントゲン所見はあまり相関せず、約85%の人が原因を特定できない』という、それまでの常識を覆すものでした。 では、レントゲンで原因を見つけることができない腰痛が、どうして8割以上にもなるのでしょうか? それは「背骨の変化が痛みの原因」という説明には、科学的根拠が全くないことが分かったからです。 今まで原因と考えられていた骨の変化は、実際には痛みを引き起こすとは限らない...。 世界中から寄せられた実験報告から、判明したのです。 レントゲンでは解らない?3種類の実験で分かった、痛みとの関係 腰椎(背骨の腰の部分)は、全部で5つの骨からできています。 一般に腰椎は前方にゆるやかなカーブを描いていて、このカーブの消失やカーブが強すぎるものも、整形外科では「痛みの原因」とされています。 背骨のカーブ・すべり症・分離症どれも腰痛とは関係なし しかし、ある時「痛みのない200名」「急性腰痛の200名」「半年以上続く慢性腰痛の200名」の3つのグループそれぞれの腰椎前彎の角度をレントゲンで調べるという実験を行いました。 その結果、この3つのグループ間に違いはありませんでした。 これにより、背骨のカーブと痛みの間には何も関係性がないことが証明されたのです。 次に、「腰椎すべり症」という腰の骨の並びが前後にずれてしまっているものはどうでしょうか。 腰痛のある308名と、腰痛の症状がない376名を調べたところ、両グループともに「すべり症」が約3%見つかっています。 つまり、腰痛があってもなくても「すべり症の変化」は同程度に見つかることが分かりました。 ちなみに、腰椎分離症は日本人の約6%にあることが分かっているのですが、これもすべり症と同じ実験結果が得られており、腰痛との因果関係は証明されていません。 骨の歪みは腰痛と無関係!実験で明らかに さらに分離すべり症(腰椎分離症とすべりの合併)をプロのバレエダンサーで調べました。 レントゲンを撮ると32%に分離症が見つかり、そのうち8割がすべり症を合併していましたが、分離すべり症のあるダンサーらと、分離すべり症のないダンサーらの腰痛発生率を比較してみたところ、ほとんど差がなかったと報告しています。 つまり、「分離」や「すべり」はあってもなくても、腰痛の出現率に差はないのです。 では、いわゆる加齢による老化で骨が変形してしまったものはどうでしょうか。 これも、腰痛があるグループと腰痛がないグループのレントゲンを比較した結果、どちらにも同程度に認められるという調査報告が多数寄せられています。 「老化による骨の変形は、腰痛の原因とは考えられない」というのが研究者らの共通した見解です。 「腰痛の85%は原因不明」という現実 このように、様々な実験の結果、これまで腰痛の原因として考えられてきた「背骨の変形」の多くが腰痛とは無関係であることがお分かりいただけたかと思います。 これが、「腰痛の85%は原因不明」という現実です。 私もはじめ、読売新聞「医療ルネサンス」(平成17年12月)の記事を読んだときは、正直信じられませんでした。 当時は私もまだ専門学生で、いわゆる「医学常識」を学校で習っていましたので、「そんなこと、あるわけが...」と思っていました。 しかし、なんとなく頭の片隅に引っ掛かっていた私は、臨床の現場で日々たくさんの患者さんと接していく中で、こうした「現実」に直面します。 「右ひざが痛い」と来院されたのに、レントゲンでは明らかに左ひざの方が変形が強かったり...。 「背骨と背骨の間が狭くなってるからね~」と説明しておきながら、背骨自体に対してのアプローチは何もしようとしない院長。しかし、レントゲン自体は何も変わっていないはずなのに、腰痛が治っていく方...。 こうした「現実」を目の当たりにしながら、「腰痛の85%は原因不明」という記事を思い出します。 「あの時読んだのはこういうことだったのか...。待てよ、これって腰痛だけじゃなく慢性痛すべてに言えることじゃないか...」 しかし、こういった「現実」は現代整形外科...現代医学からは無視され続けています。 様々な実験結果により「レントゲンと痛みはほとんど関係がない」ことが証明されているのも関わらず、未だにレントゲンを撮っては「骨の変形が~」という説明をしていることからも、お分かりいただけると思います。 現代整形外科は、こうした「現実」を決して直視しようとはしません。 整形外科の本質が、現実を受け入れない原因に? では、なぜ臨床の現場ではこういったことが起きているのでしょうか? それは、整形外科の歴史に大きなヒントが隠されています。 整形外科は、もともと読んで字のごとく「形を整える」ことを目的として作られた診療科目でした。 骨折や脱臼などのケガ、または小児の側弯など、こういった病態に対し「外科的対処」により元に戻す。 つまり、「正常な形に戻す」ことが整形外科の本質、本来の役割だったのです。 よって、腰痛などの慢性痛に対しても「形」に目がいってしまうのは、ある意味で当然の成り行きといえます。 こういった経緯があって作られたのが整形外科ですので、なかなか「現実」を直視できないのも分からなくはありません。 なにせ「現実」を受け止めるということは、整形外科としてのアイデンティティを失うことにもつながるからです。 医者の言葉を鵜呑みにしない!それが原因?と疑う必要も 腰痛を含め、なかなか治らない慢性痛でお悩みの方で、過去に病院などでレントゲンにより「骨の原因が~」などと言われてしまったことがある方は、ここまでお読みいただければ“呪い”は解けたでしょうか? 臨床経験上、こういった「心配」「不安」「恐怖」などの「心の引っ掛かり」を抱えていると、なかなか痛みなどの症状がとれにくいことが多いので、ぜひ今日この瞬間を境にレントゲンのイメージを捨て去りましょう! 痛みなどの症状の原因を考えるとき、体の問題とは分けて考える視点をもつことがこれからは重要になります。 医者の言うことを、そのまま鵜呑みにしてはいけません。 一度、冷静に立ち止まり、「本当にそれが原因なのか?」と考えてみましょう。 私は患者さんを診るとき、脳科学の視点を取り入れて考えています。 次回以降は脳科学の視点も取り入れながら、みなさんにお伝えしていければなと思います。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 お退屈様でした 筆者プロフィール 石関 祐輔 あおぞら整骨院院長 柔道整復師・整形外科で9年間勤務後、当院の院長として就任(H26.4.2)。 ・整形外科では主に手技療法、リハビリ、ケガの処置などを担当。 ・BFI(ブレイン・フィンガー・インターフェース)研究会会員 ・テーマ「医学に挑む?健康に導く 哲学の医療?」で第6回国護り演説大会本戦に出場(H26.2.11)。 ・月刊『カレント』10月号(H26年)、"20代の視点"に寄稿文が掲載。 キャッチフレーズは「哲学の医療漫才師」。 健康とは「健体康心」の略。脳科学の視点と東洋医学を合わせた施術やカウンセリングで、患者さんが「真の健康」になるようサポート。 脳卒中のリハビリ技術(AKA‐博田法&ANT)をベースにCRPS(RSD)や線維筋痛症などの難治性疼痛を改善させるために開発された新しい療法・BFI(ブレイン・フィンガー・インターフェース/脳と手指をつなぐ技術)、幻肢痛やCRPS(RSD)の治療および脳卒中の回復期リハにおいて利用されている最新の療法・ミラーセラピーを中心とした施術で、難治性疼痛や自律神経症状、内科や精神科系疾患など幅広い症状に対応。

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慢性的な腰痛を治すには○○が欠かせない!

腰に負担をかけているのは分かっているけど、仕事だから仕方ない…。 スポーツで腰痛が出るが、早く回復させたい…。 腰痛で悩んでいても、 「腰への負担をなかなか減らせない」 「腰痛を改善する方法が分からない」 …そんな人もいますよね? 腰痛を少しでも早く治すために「大事なこと」と、「痛みを軽減する運動」について書いていきます。 水分と塩分は欠かせない!過度な減塩は回復を妨害している 腰に負担をかけている人でも、腰痛にならない人もいますよね? 「腰痛になる人」と「そうでない人」の違いはなんでしょうか。 答えは「血液の循環」にあります。 循環が悪い人というと、血管にコレステロールが溜まっているとか、塩分のとりすぎで血管壁がもろくなっている人をイメージする方もいるでしょう。 しかし一概に、コレステロールや塩分を制限するのが良いとは限りません。 特に塩分は、ある程度は摂取しないと水分の吸収率を落としてしまうので注意が必要ですね。 血液の循環を高めるためには水分が必要で、血管を強くするにはコレステロールも必要です。 最近の減塩や油抜きの食事の傾向は、腰痛の回復を妨げている恐れもあるので注意しましょう。 体力回復に欠かせないのはビタミンB1!その理由 次は身体の回復を促す食事を書いていきます。 特に重要なのが「ビタミンB1」です。 糖質のエネルギー代謝には「ビタミンB1」が必要です。 脳細胞や神経細胞は、ブドウ糖のみをエネルギー源にしているので、多くのビタミンB1が必要です。 さらにアルコールの分解にもビタミンB1は使われるので、お酒を飲む人は特に注意したいビタミンですね。 筋肉を動かす時は糖質代謝のエネルギーを使うので、疲労回復にビタミンB1が必要なのはこのためです。 ビタミンB1を手軽に摂取!「豚肉」がおすすめ ビタミンB1を最も手軽に摂取できるのが「豚肉」です。 野菜も一緒に摂ろうと思えば、冬なら鍋で、夏なら冷やしゃぶがお勧めです。 更に最もビタミンB群の保有量が高いのが「猪肉」です! 猪は野生の物しかありませんが、体に必要な栄養素が豊富に含まれるので、疲労回復に効果的な肉と言えますね。 運動はは欠かせない!1日5回の簡単スクワット 腰回りの疲労回復には股関節の運動が効果的です。 腰回りの筋肉の血流を良くしようと思えば、大腰筋や大殿筋といった大きな筋肉に刺激を入れるのがオススメです。 やり方は、肩幅より広く足を広げて、骨盤は立てた状態で立ちます。 膝とつま先の向きは揃え、そのままの姿勢を崩さずに腰を落としていきます。 要は「スクワット」ですね。 疲労回復を促すのが目的なので、疲れるほどはしないでください。 大切なのは、股関節の可動域を最大限に刺激する、という事です。 スポーツの後に体操やストレッチで筋肉の調子を整えるのは、疲労の回復と刺激の偏りを調整するためです。 大きな筋肉ほど、他の筋肉より少し刺激を入れてから休むと回復が早まりますよ。 回数は5回ほどで良いので、お風呂上りや寝る前に行ってくださいね。 まとめ 腰痛を治すためには安静にした方が良い、と思っている人もいますが、逆ですね。 人間の身体は余程の痛みでない限り、動く方が治りは早くなります。 また、腰痛の多くは筋肉への刺激が偏っている事が問題です。 栄養をしっかりと摂ったら、適度な刺激を入れてから寝るのがお勧めです。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。

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腰痛・膝痛は病院?整体?それぞれの違いを解説します

腰痛・膝痛に悩まされる方は少なくありません。 しかし、病院と整体では、施術の方法が異なることはご存知でしょうか? 今回は病院と整体の施術の違いと、整体での腰痛・膝痛への施術をまとめてみました。 腰痛・膝痛が気になるなら、まずは病院へ 腰・膝が非常に辛い方はまず、整形外科等の病院へ行かれるべきでしょう。 病院はレントゲンを撮り、骨折・ヒビ・脱臼等の外傷、疾病の有無を調べます。これは大変重要な事です。 転んで少し部分骨折された方が、いきなり整体や整骨院(骨折治療は認められていますが、レントゲン使用は出来ません)へ行かれると、誤った施術・治療をする恐れが有ります。 この点では、整形外科をはじめとした病院に優る物はありません。 腰痛・膝痛等が病院で治らないのは何故?病院と整体の違いとは? 病院では骨の異常を重視し、治療が行われる 「どんなに辛い腰痛やぎっくり腰でも、「骨に異常はありません」と言われて痛みどめの処方しかされず、治らなかった」 「長く通院しているが良くならず、徐々に悪くなっている様な気がする」 と、いう方は多いと思います。 それは、病院では腰痛の主たる原因は「脊柱を原因とする神経圧迫に有ると言う考え」が主体で(病変は除く)、その他の要因は殆んど考慮に入れないので、腰痛の多くは治りません。 それ故、病院関係者の間では「腰痛の80%以上は原因不明である」と、公然と主張しています。 ですから、いくら保険が適用されて治療費が安いからと何年通っても、原因が分らない物を治すことは出来ません。 膝痛に関しても良く言われるのが、 「軟骨がすり減って、骨がこすれ合って痛んでいる。変形性膝関節症と言うものですよ」 「脚の筋力が落ちてしまって、筋力不足で膝が痛いのです」 と、言う説明が一般的でしょう。 整体は痛みへの関連性を重視した施術を行う これ等病院で原因不明と言われる腰痛、脚の筋力不足で膝痛が起きると言う説に対して、整体の考える症状の起きる原因は全く異なります。 腰・膝痛どちらにせよ、その痛みには必ず歴たる原因があります。 それを取り除く事によって、病院で治らない症状に対し、最適の対応が出来ると言う事です。 具体的に言いますと腰痛・膝痛に関して、その原因となる要素は「膝関節周辺筋群の過緊張に依る、膝関節へのストレス」を直接の原因とします。 膝・腰は互いに関連性を持っているので、一方に症状が出ていると、他方も必ずと言って良いほど影響を受けています。 これは骨盤を通じて、双方が関連している為です。 姿勢が一番の原因?姿勢を正す施術で痛みを解消! 知らない間に腰・膝にストレスを貯めている場合がある「姿勢」 又、原因として体の姿勢が大きく関与している場合が多いです。 特に前かがみの姿勢の方(猫背)は背中の筋が張り、結果腰部の筋も緊張しますので、骨盤が変異し膝へ向かう筋に影響を及ぼします。 更に体の姿勢バランスを取る為、膝を少し曲げた状態を取らざるを得ず、これが長期に渡る膝関節のストレスとなり、腰痛の原因ともなっています。 これらの原因により、膝関節そのものが内旋又は外旋変異を起こし、腓骨の変異をも起こします。 全身の姿勢を見直せば、膝・腰の痛みは解消する 膝関節の施術は、ごく軽い症状の物は別として、多くの方は何年何十年と患っている方が殆んどです。 ですので、まず姿勢から正す必要が有ります。 首~背中~腰部~骨盤~脚~下肢~胸部~腹部と、すべての確認・施術の必要が有り、更に膝関節そのものの施術に入ります。 この間の施術には、腰痛に関する施術が入っていますので、腰痛にも対処しています。 これ等はほぼすべて同時に施術しますが、長期に渡って適切な対応をされなかった膝関節は固着を起こす事が多いです。 そこまで悪化した膝痛施療は、かなりの期間を必要とする場合が殆んどです。 どんな体の不調も、早め早めの対応、軽いうちにすべて解消する事が大事です。 筆者プロフィール 立坂 満 ひかり療整院院長  福岡県中間市で、整体院を営んでいます。 開業以来もう20年を超えました。当院の施療は、只、その場だけ気持ちよく、症状はすぐ戻るマッサージ及び、骨ボキボキは開業以来一切せず、痛み・症状に特化した独特の手技療法を使用しています。  専門学院に2年、他セミナー・研究会を1年経験し、臨床経験を20年過ぎても、これで完璧な手技療法を手にした、と納得する事無く、未だに勉強の日々を続ける毎日です。

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マッサージで揉み返し?いい痛みと悪い痛みの見分け方

マッサージを受けたあとに、痛くなったことはありませんか? マッサージは身体に力を加えて変化させる技術。施術後に痛みが出ることもありますが、実は、良い痛みと悪い痛みがあります。 悪い痛みは「もみかえし」  マッサージを受けた後、押されたり、揉まれたりしたところが腫れて、痛くなる状態です。これが起こるのは、主に強すぎる力で揉み・押されたときです。  不慣れな施術者が固いコリに出会うと、力ずくで揉みつぶそうとしがちです。いくら固くても、筋肉は細胞。強い力で押すと、破壊されてしまいます。  そうしてつぶされた筋肉が炎症を起こして腫れているのが、いわゆる「もみかえし」です。柔らかくなったようでも、腫れによる緊張ですぐに固くなってしまいます。  もみ返しを繰り返すと、筋肉が線維化して、簡単には戻らなくなってしまうので、注意が必要です。 良い痛みは「変化の痛み」  良い痛みは、変化に伴う痛みです。  少し前のことですが、猫背の患者さんを治療しました。  丸くなったまま固まっていた腰椎の癒着(貼り付き)を取り、周辺の緊張を緩めてゆくと、次第に腰が伸びてきました。前かがみになっていた背中が立ち上がって 「姿勢が完全に変わった」  と、喜んで帰って行かれたのですが…。  しばらくして、電話がありました。 「あれから、上半身のところどころが痛みました」  というのです。  痛みは、移動しながら数日で消えたとのことでした。 二週間後に、再び来院された患者さんを拝見して、すぐに気づいたのは、上半身の柔らかさ。以前は張っていた肩がゆるみ、背中も柔軟になっていました。前回の施術直後よりも良くなっていたのです。  長期間、猫背でいたため、上半身の筋肉や筋膜が、猫背に合わせた形になっていたのでしょう。腰が伸びたので、それらが新しい姿勢に適応するときの痛みだったと考えられます。 見分け方は?  もみ返しは筋肉の破壊によるものですから、揉まれた場所に発生します。施術を受けた直後から痛みがあり、熱を持つことが多いのが特徴。  これに対して、変化による痛みは、広い範囲で起こります。関係なさそうな場所に起こることも多く、痛みが移動することもあります。熱を持つことは少なく、つっぱり感や、違和感を伴うことが多いです。  治療後、気になる痛みなどがあれば、気軽に治療者に相談して下さい。 筆者プロフィール 池浦 誠 八起堂治療院長院鍼灸師・マッサージ師 臨床経験の中で、関節で生じた癒着(貼り付き)が、不調の原因となっていることに気づき、2005年に「TAM手技療法」を考案。癒着による身体の歪みや固さをとり、自然な動きを取り戻す治療を行っている。 田舎町の個人治療院ながら、他府県からの来院者も多い。

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クッション一つで腰痛を防ぐ!?楽な座り方のコツ

腰痛は、重い荷物を運ぶ人に多いと思われがちですが、実は一日中机に向かっているデスクワークの人にも多いのです。 座っているときに腰の骨に掛かる負担は、立っているときの1.5倍とも言われています。前かがみになろうものなら、負担はさらに上昇!そんな腰の負担を減らす、簡単な方法を今日はお伝えします。 腰は軽く反っているのが楽な姿勢 立っている人を後ろから見ると、腰の部分が凹んでいますね。これを生理的湾曲と言います。この自然なカーブが保たれているとき、腰の負担が最も少なくなります。 腰のカーブを決めるのは、骨盤の傾きです。 骨盤が前に傾いていると、腰が自然なカーブを描きます。逆に、後ろに傾いていると背中が丸くなり、腰に大きな負担がかかるのです。つまり、骨盤を前に傾けるように座るのが、楽な姿勢の第一歩。 クッションひとつで楽な姿勢に 骨盤を前に傾けるためには、膝の高さが重要です。 膝がお尻よりも高い位置にあると、足後面の筋膜が引っ張られるため、骨盤が後ろに傾きがち。そこで膝を低く、後ろの筋膜が緩むようにすると、腰が自然に正しいカーブを描くようになります。 座面を前に傾けた「正しく座れる椅子」も販売していますが、オフィスに持ち込むのは難しいですね。 オススメは、椅子の後半分に小さなクッションを置くこと。膝よりもお尻が上がることで、骨盤が前に傾きます。適当なクッションがなければ、折ったタオルを置くだけでかまいません。  ごく簡単な方法ですが、試してみて下さい。すぐに背筋が伸びるのがわかりますよ。  筆者プロフィール 池浦 誠 八起堂治療院長院鍼灸師・マッサージ師 臨床経験の中で、関節で生じた癒着(貼り付き)が、不調の原因となっていることに気づき、2005年に「TAM手技療法」を考案。癒着による身体の歪みや固さをとり、自然な動きを取り戻す治療を行っている。 田舎町の個人治療院ながら、他府県からの来院者も多い。

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欧米では常識!ギックリ腰でも安静にしない理由とは?

急に見舞われるギックリ腰や長引く腰痛。痛い時には安静にするのが回復への近道と思っていませんか? 医療機関を受診した時にも「痛いうちは安静にして下さい」と言われることがあると思います。 怪我や病気が原因の痛みなら安静を必要としますが、腰痛に関しては急性腰痛、慢性腰痛とも動いて治すことが常識となってきています。 痛い時は安静?ストレッチ? 「ギックリ腰になったらサポーターを付けて安静」というのがこれまでの常識でした。 ですが欧米各国の腰痛ガイドラインの中では、急性腰痛の治療に関して「治療として安静臥床を指示してはならない」と勧告しています。 この内容は多くの研究によって分かってきた科学的根拠に基ずくものです。 このような研究報告があります。 ぎっくり腰の患者を対処にした研究報告 急性腰痛(ぎっくり腰)の患者186人を対象に、無作為に下記の3群に振り分けて調査を行いないました。 ⚫️2日間横になって安静にしてもらうグループ ⚫️ストレッチをしてもらうグループ ⚫️耐えられる範囲内で日常生活を続けてもらうグループ 3週間後、12週間後、どの時点でも、最も回復が早かったのは日常生活を続けたグループでした。 そして回復が遅かったのは2日間の安静臥床の人達です。 実は腰痛の研究をレビューした結果、安静によって何らかの利益が認められた研究は見あたりません。 慢性腰痛の悪循環 慢性腰痛では、不安や恐怖といった情動が痛みのとらえ方や考え方に影響を及ぼし、脳、神経の働きや生活に影響を与え痛みを長引かせていると考えられています。 痛みが長引くと、「痛いから〇〇できない」といったマイナスの考え方が先にたち自分でやれることが少なくなってきます。そうすると、1日中横になっていたり仕事を辞めてしまったりといった疼痛回避行動をとる事も増えるでしょうし、次第に外出することも避けるようになります。 このように動かさない期間が長くなるほど、「動かすと痛いから…」と動かすことへの恐怖心が増していきます。すると身体は衰え気分も落ち込んできて更に痛みが悪化していくという悪循環に陥ることになります。 「痛みはあるけど〇〇できた」といった前向きな考え方を心がけ物事のとらえ方を修正すれば、自分でやれることが増えてきて症状は次第に改善していくはずです。 全か無か思考 痛みが長引くと、物事のとらえ方や考え方にゆがみが出てくることがあります。物事に対して「白か黒か」「ゼロか100か」という両極端の考え方をしてしまうのが慢性痛患者の特徴の一つです。 たとえ痛みが減ってきていても、「まだ痛い」「以前とは違う」といったように悪いところにばかりに注目してしまうと、「全く改善していない」と自身で結論づけてしまうことになります。 すると「まだ痛いから〇〇できない」というマイナスの考えに戻ってしまい、痛みの悪循環が続くことになりかねません。 痛くてもできることからやってみて、小さな達成感を積み重ねていくことが大切なのです。 受け身の治療から自ら治す考えへ 自ら積極的に治そうというよりも、むしろ受身的な治療が役立つという考えを持つ人は特に予後が悪くなる傾向にあります。 病院や治療院での治療はあくまでも回復するためのきっかけで、最終的には自分自身の治癒力で治すしかありません。 特に慢性痛には運動が効果的とされていて、鎮痛効果や身体機能の改善が期待できます。 最初は痛くて動かせなくても、動かせる部位から運動させたり、5分、10分でも歩いてみることが大切です。 「痛みが出て5分しか歩けなかった」ではなく、「痛みが出たけど5分歩けた」といった前向きな考え方をもち運動を継続する事が、身体はもちろん脳のリハビリにも有効であると言えます。 さいごに 腰痛になると動いていいのか悪いのか迷ってしまいますが、安静で良い結果が得られたというデータはどこにもありません。また、活動を維持することが有害であるという根拠もないのです。 腰痛は有害なものである、動くと悪化するといった思い込みは認知のゆがみを作り出し、その信念や行動が症状を悪化させたり長引かせることがあるということを覚えておいて下さい。 筆者プロフィール 青葉 秀樹 あおふじ整骨院院長 柔道整復師 EFT-Japan プラクティショナー SAJ スキー準指導員 山形県遊佐町生まれ。あおふじ整骨院院長 脳、神経の働きに注目し、痛みや不調を繰り返さない激しい運動でも痛まない健康な体づくりをサポート。身体的問題にも感情が関係していることが多いことから、心と体の両面に目を向けた施術を行っている。

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辛い腰痛に効くツボ10選!~今すぐ治したい方必見~

仕事や家事で凝り固まっている腰の痛みに悩まされている方も多いのではないでしょうか。 同じ姿勢を長時間とっていたり、運動不足が原因で血行が悪くなり筋肉が硬くなって、腰痛を引き起こしたりします。また、ヒールのある靴を履く機会の多い女性の方は、さらに腰に負担がかかっている事をご存知でしょうか? 今すぐ痛みから解放されたいと思っているあなたに、このコラムでは、おすすめのツボ10選をご紹介します。 1. 崑崙(こんろん) はてなブログに投稿しましたツボの紹介ー腰痛に。崑崙(こんろん)ー - カンボジア、マッサージ・スパ情報局。JapaneseMassageMASAhttp://t.co/KlhneyAbkE pic.twitter.com/nrl75J14CB— JapaneseMassageMASA (@MasaMassage) 2015年2月2日 2. 委中(いちゅう) http://t.co/DZ0SjovYI7 委中(ツボ)の位置 効用腰痛にお悩みの方はチェック pic.twitter.com/kl2SlXMonQ— 心と猫 癒しと笑顔を生活に☆ 鍼灸 (@ushiokeita99) 2015年10月15日 3. 帯脈(たいみゃく) 腰にいいツボ帯脈、ここを押すと初めての人なら5分程度で絶頂 pic.twitter.com/KJlPaxdH7d— K.K (@316K_) 2014年8月8日 4. 腰痛点(ようつうてん) 図は手背にある腰痛点というツボで、ここを刺激しながら腰部の運動を実施すると痛みを抑えながら腰を動かせる場合があります。 pic.twitter.com/GGyZNKJYDP— リハ虎NEWS (@hn6414) 2016年5月13日 5. 血海(けっかい) @uw_kgr1126 内くるぶしから指4本分のところと、膝のお皿の内側の角から上指3本分のところを押して!三陰交と血海てツボ!生理痛に効くツボ! pic.twitter.com/JsY4mSbXMd— さよたた// (@34tata_ryu) 2016年8月29日 6. 腰腿点(ようたいてん) 以前のが反響あったので再掲。【腰痛持ちの人達へ】この腰腿点(ようたいてん) というツボは手の甲にあり押すとかなり痛いですが効きます。いつでもどこでもすぐ自分で押せるのがこのツボの良い所。 pic.twitter.com/hoOVHyP0YQ— masa@10/23吉祥寺クレッシェンド (@masametal) 2013年5月29日 7. 命門(めいもん) 全身リラックスおすすめツボ【命門 めいもん】小指の第二関節の中央部。血液の循環を促し、冷え性に効果的。やや強めに押しもみして下さい。#健康 #冷え性 pic.twitter.com/RfEAKvkzHN— Masa (@ja_maiku) 2016年9月8日 8. 腎兪(じんゆ) 【冷えて痛む生理痛・腰痛に】「腎兪(じんゆ)」というツボをホッカイロなどで温めるのが効果的です。冬の寒い日は日常的に温めるようにこころがけましょう。https://t.co/pLuSRYXcHl pic.twitter.com/lH3axZUseq— 漢方デスク (@kampodesk) 2015年12月28日 9. 腰陽関(こしようかん) ☆今日のツボ☆腰陽関(こしようかん)第4・5腰椎棘突起の間に取ります。ここは腰の痛み、下肢の麻痺、月経不順などに効果的なツボです!お灸などで温めるといいですよ☆ pic.twitter.com/I0aMzi84— もえ鍼灸整骨院@池田市 (@moeseikotuin) 2012年4月5日 10. 三陰交(さんいんこう) 【不眠に効くツボ 三陰交(さんいんこう)】【場所】下腿内側で内踝(くるぶし)から、上に約下腿の長さの3分の1のところにあります。【押し方】3秒押して 3秒離しと 繰り返すことによって、効果を得られます。pic.twitter.com/4ysEn1ERBL— 不眠改善、快眠の方法 (@tappurisuimin) 2016年9月6日 まとめ さて、今回は辛い腰痛に効くツボ10選!をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか? 日常生活で腰に負担をかけてしまうことが多いと思いますが、慢性化すると大変面倒なことになります。 手背にある腰痛点や、小指の第二関節にある命門(めいもん)、などは電車の中などでも気軽にできるので、ぜひお試しください!

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痛みの新常識!慢性痛が3ヶ月以上続く理由とは?

怪我や病気が治っているのにも関わらず、続く痛みを「慢性痛」といいます。 肩こり、腰痛、膝の痛みなど、病院や治療院を渡り歩いても痛みが取れない人たちが増えています。慢性痛に悩まされている人は日本国内で2300万人以上ともいわれていますが有効な治療法がまだ確立されていません。 同じ痛みでも日に日に良くなる人と、なかなか良くならず痛みが長引く人がいるのはなぜでしょう? 今回は、科学的に分かってきた長引く痛みの仕組みと、慢性痛に対する新しい試みについて書いていきます。 痛みとは何か 誰もが経験したことがあり感覚的には知っている痛み。 そもそも痛みとは何なのでしょう? 国際疼痛学会による「痛みの定義」というものがあります。 ここでは以下のように説明されています。 実際に何らかの組織損傷が起こったとき、または組織損傷を起こす可能性があるとき、あるいはそのような損傷の際に表現される、不快な感覚や不快な情動体験 少し難しいですが説明すると、痛みとは組織が損傷した時などにその情報を脳に知らせるための警報装置です。一方、痛みは情動体験でもあり、感情の動きともいえます。 つまり、人は痛みを感じている時、実は同時に痛みに伴う不安や恐怖も感じているということです。 感情が痛みを引き起こす 一見感情と痛みとは別物のように思えますが、感情の動きによって脳の働きが変化して痛みの強さが変わることが分かっています。 例えば、病院で検査を受けて「軟骨がすり減っています」「手術しないとなおりません」などと言われることがあります。 このような事を言われると不安になりますね。 不安、恐怖、怒り、悲しみといった感情がある時、脳の中では大脳辺縁系が活発に活動していることが分かっています。大脳辺縁系は痛みにも大きく関係している部分であるため、不安や恐怖が大きくなって活動が高まれば高まるほど、痛みも強く感じるようになるのです。 痛みは脳が感じている 痛みを感じているのは脳です。そして痛みを引き起こしているのは「発痛物質」と呼ばれるもので、代表的なものに「ブラジキニン」があります。 怪我などの刺激があると交感神経が活発になります。交感神経が活発になるとその働きによって血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉などの組織に十分な栄養や酸素が運ばれないため組織は軽い酸欠状態となります。この酸欠を緊急事態と判断してブラジキニンが発生し、知覚神経を刺激、痛み情報として脳に伝わるのです。 脳の機能低下 怪我などによる痛み情報が脳に伝わると脳内に痛みの回路が出来上がります。怪我が治ってしばらくはこの痛みの回路が脳内に残っているのですが、背外側前頭前野(DLPFC)がこの興奮を鎮めるよう指令をだします。すると回路の興奮が鎮まって痛みの感覚も次第になくなっていくという仕組みです。 ところがカナダの大学の研究によれば、慢性痛を持っている人たちの脳を調べると、この興奮を沈めて痛みの感覚を低下させるDLPFCの活動が低下していることが分かりました。DLPFCが働かないと痛みの回路の興奮を鎮める命令がされないために、怪我が治ったあとも痛みの興奮が続いている慢性痛に移行してしまうことがあるのです。 このDLPFCの機能を低下させる大きな要因が「不安、恐怖」といったストレス感情であることも分かっています。つまり悲観的な感情が痛みを慢性化させているといえます。 最先端の痛みの医療 痛み治療の分野では、長引く痛みには「心理社会的要因」が大きく関与しているという考えが広まってきています。痛みの回復にはその人の生活、社会環境、物事の捉え方や考え方の癖、日常のストレスなどが大きな影響を及ぼします。 日本ではあまり普及していませんが、認知行動療法や心理療法は最先端の痛みを和らげる治療として世界標準となってきています。 多くの人を悩ませ社会的問題となっている慢性痛を減らしていくために、痛みを「体と心の問題」として捉えた総合的なアプローチが必要とされています。しかし日本にはこのような診療体制がないため新しい医療システム作りが必要と考えられています。 さいごに いかがでしたでしょうか。 慢性的な痛みが続く理由を、研究結果とともに、細かく説明させていただきました。 慢性的な痛みは悲観的な感情が生み出しているという事実に驚いた方がいるのではないでしょうか。 慢性痛にお悩みに方はぜひこの事実を頭の片隅に入れておいてくださいね。 筆者プロフィール 青葉 秀樹 あおふじ整骨院院長 柔道整復師 EFT-Japan プラクティショナー SAJ スキー準指導員 山形県遊佐町生まれ。あおふじ整骨院院長 脳、神経の働きに注目し、痛みや不調を繰り返さない激しい運動でも痛まない健康な体づくりをサポート。身体的問題にも感情が関係していることが多いことから、心と体の両面に目を向けた施術を行っている。

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毎朝起きると腰が痛いのはナゼ?4つの理由と改善方法をご紹介

毎朝起きるのがツライ こんにちは。福岡市まつお整体整骨院の松尾です。 朝目が覚めて、起き上がろうとするとき、いつも腰が痛くツライ思いをしていませんか? 「起きるときはあんなに痛いのに、しばらく動いているうちに何ともなくなる。」というあなた。 朝のツライ痛みがなくなったらとっても楽ですよね。 そんなあなたのために、本日は「朝起きるたびに腰がナゼ痛いのか」についてと、「朝、楽に起きる方法」についてお伝えします。 毎朝起きると腰が痛い4つの理由 朝起きるときに腰が痛くなるのは、寝具の問題か身体が冷えているためです。 1.ベッドやマットレスが合ってない あなたの身体に合ってないベッドやマットレスに寝ていませんか? 健康にいいからと買ったつもりでも、人によって心地いい硬さも異なるため、全員が同じもので快適になるわけではありません。あなたの身体に合ってない寝具で寝続けると朝起きるたびに腰が痛くなりますよ。 2.体温が低下する 起きているときと比べて、睡眠中は体温が1~2℃低下します。そのため腰が冷え、筋肉が少し硬くなり痛みが出るのです。 3.1日の気温が一番低下する 1日のうちで、一番気温が下がるのが明け方です。そのため明け方に近い朝起きるときは腰が冷え、同じく筋肉が少し硬くなり痛みが出るのです。 4.起きているときより動かない 寝てるときは、起きているときに比べると動きが少ないため、寝ている間に腰の周りの筋肉が硬くなります。寝起きの直後は、筋肉が硬くなったままなので、動こうとしても筋肉がうまく伸びず痛みが出るのです。 朝楽に起きる方法 上記の4つが、朝腰が痛くなる原因なので、これを防ぐ対策をすれば良いのです。 もしベッドやマットレスがあなたの身体に合ってなかったら、これを変えないといけません。 寝具以外の場合は、腰を冷えないようにすることが重要です。 熱帯夜で寝苦しく、エアコンをつけて寝る方も多いと思いますが、これも腰が冷える原因となります。 寝るときは暑くても、腰を冷やさないように、「腹巻きをする」か「腰にバスタオルを巻く」かして、腰を保温しましょう。そうすることで今までより腰が冷えにくくなり、朝起きる時の腰の痛みが緩和されます。すぐにできる簡単なことですので、ぜひやってみてください。 また、「仰向けに寝ないと骨盤がゆがむから」と思って、無理やり仰向けに寝てる方はいらっしゃいませんか? 仰向けがツライ場合は、無理に仰向けに寝ると腰を痛めるので、当然朝起きるときも腰が痛みます。 寝るときは、あなたが一番楽な向きを探してその状態で寝るようにしましょう。 まとめ さていかがでしたでしょうか? 「朝起きるたびに腰が痛い理由」と「朝楽に起きられる方法」をお伝えしました。 どれもごく簡単なことなんですが、この簡単なことの繰り返しで、良くも悪くもなるのです。朝起きるときツライ思いをしているあなた、さっそく今晩から気をつけて寝てみてください。 毎日続けると、朝の腰痛が少しずつ改善されますよ。 万が一実行しても全く痛みが取れない場合は、自力では戻せないくらい腰の状態が悪い証拠です。並行して治療院に通院することをオススメします。 また、今回は「朝起きたときだけ腰が痛く、しばらく動いているうちに何ともなくなる場合」のことについてお伝えしましたが、中には内蔵疾患が原因の場合も有り得ます。 内蔵が悪くても腰痛は起こるのです。治療院に行っても全然回復しないときは、一度病院で検査を受けてみてください。 それでは1日でも早く、あなたが朝快適に目覚められるようになるよう祈念しております。 筆者プロフィール 松尾 宏一(まつお こういち) まつお整体整骨院院長 開業21年目を迎えるが、従来の整骨院で一般的に行われている施術に限界を感じ、より多くの方の症状を軽減するため技術を磨き、軽く触れる程度の力でバランスを整える方法を確立。 ぎっくり腰、ヘルニア、坐骨神経痛、しびれ、脊柱管狭窄症、股関節痛などの施術を得意としている。また足元(土台)のバランスの崩れが身体のあちこちに影響を及ぼすところにも注目している。

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リハビリと鍼は相性が良い。その理由とは?

リハビリって言うけど…. はじめまして。 神奈川県藤沢市でリハビリの出来る鍼灸院を運営しております鍼灸師で理学療法士の久合田(クゴタ)と申します。 リハビリテーションと鍼灸をキーワードに知って得するお話をお伝えしていけたらと思います。 巷では『リハビリ○×△』とリハビリという言葉を抱き合わせた造語がはやっていますが、リハビリと言う言葉がなかば独り歩きしてはいないでしょうか。 では、そもそもリハビリテーションとは何なんでしょう? ・リハビリテーションとは WHO(1981)による定義 リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。 リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。 そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。 とあります。 昨今の地域の現状をみるとリハビリ=筋トレ・歩く練習・マッサージなどと認識されている方も少なくないようです。 しかしながら世界的な定義をみますとリハビリテーションは手段ではなく概念や理念・哲学的な意味合いも含む大きな言葉です。 地域リハビリテーション支援活動マニュアルの定義 1999年より リハビリテーションとは医療保険・介護保険でのサービスのひとつであるとともに、技術であり、ひとつの思想でもあります。 また、リハビリテーションは、医学、教育、職業、社会など、きわめて多角的なアプローチを必要としています。 さらにリハビリテーションとはなによりも人権の問題であり、本来人権をもたない障害者に国や社会が恩恵・慈悲として人権を付与するものではありません。 人が生まれながらにしてもっている人権が、本人の障害と社会制度や慣習・偏見などによって失われた状態から、本来のあるべき姿に回復させるのがリハビリテーションです。 日本リハビリテーション病院・施設協会より 地域リハビリテーションとは、障害のある人々や高齢者およびその家族が住み慣れたところで、そこに住む人々とともに、一生安全に、いきいきとした生活が送れるよう、医療や保健、福祉及び生活にかかわるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行う活動のすべてを言う。 このように、リハビリテーションは大きな概念であって『リハビリやらなきゃ自宅復帰できないよ』とか『リハビリやらないとダメだよ』という言葉使いが間違っていることが分かるかと思います。 リハビリテーションと鍼治療 リハビリテーションは対象のクライエントが自己実現(自宅復帰、畑再開、趣味再開)するまでの道のりすべてがリハビリテーションであると考えられます。 リハビリという手段があって、その手段を使って何かをするわけではありません。 合目的に多職種が連携し、時にはご家族親類も含めて達成する過程だと思います。 リハビリテーションが必要なのは、様々な理由で身体や精神に障がいを負ったかただけでなく、子供から高齢者まですべてのひとに適応する話です。 鍼灸治療は未病を治すといわれ、病気の予防や健康増進に寄与できる治療法です。 現在は科学的な研究が進み根拠も蓄積されてきています。痛みの抑制や自律神経の調整作用などから様々な疾患の治療に期待が持てます。 リハビリテーションの過程で痛みのコントロールや予防的視点から鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか? 筆者プロフィール 久合田 浩幸 クゴリハ鍼灸院院長鍼灸師・理学療法士 急性期病院に勤め年間7000件を超すリハ対応を行う。医療における経験と補完代替医療の強みを活かし平成27年4月に独立し、リハビリ運動療法と鍼灸治療を柱に運営を開始。現在では鍼灸院運営と介護保険事業所のリハビリ部門コンサルも行い複数の草鞋を履き替え奔走している。

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子供にバレエをさせるなら…知っておきたい3つのこと

昔も今も、女の子の習い事として人気があるのが、バレエ。 スポットライトを浴びて踊る姿に憧れるのは、大人も子供も同じ。 しかしバレエは、美しいだけではなく、激しい運動でもあります。場合によっては、足を壊してしまうこともあるのです。 これまでに何人ものバレリーナを診てきました。痛む場所は様々ですが、調べると、ほとんどの故障が、たった三つの原因から起きていました。 ケガをする人が少しでも減るように、その三つのポイントをお知らせします。 足は、股関節から開く バレエで多用されるのが、つま先を外に向けたポーズ。このポーズには、姿勢を良くし、身体を伸びやかに見せる効果があります。 このポーズは、足を股関節からねじって外に向けるのが正しい方法。足全体が回って、膝頭が横に向きます。 かなり難しいポーズで、できるようになるには、年単位の訓練が必要です。 ところが、急いで形を整えようとするあまり、つま先だけを外に向けてしまう人が多いのです。  膝関節も、足首の関節も、前後に運動するための関節。外向けにねじれるようにはできていません。 無理にねじって動き続ければ、やがて靭帯や半月板を傷めます。 膝を傷めたバレリーナでは、ほとんどの場合、膝から下が外にねじれていました。 事故を防ぐには、時間をかけて、股関節から開くことを覚えなければなりません。 トゥシューズは、12歳以上で バレエの特徴といえば、トゥシューズ。つま先の一点で、美しく伸びる足が、バレエの醍醐味です。 その一方、トゥシューズは足に大きな負担をかけます。とくに注意しなくてはならないのは、子供の場合。 子供の足の骨は大人と違い、一部が柔らかい軟骨でできています。 年齢とともに軟骨が骨に置き換わってゆくのですが、完全に大人と同じ骨格になるのは15、16歳以降。 柔らかい骨で、負担のかかるトゥシューズを履けば、変形や骨折が起きてもおかしくありません(多くのバレリーナを悩ませる三角骨も、距骨の骨折によって発生します)。 専門家は、少なくとも12歳までは履かせるべきではなく、それ以降でも筋力やバランスを見極める必要がある、と言っています (参考資料 「トゥシューズの練習を始めるガイドライン」)  実際、プロのバレリーナを育てる海外の学校では、15、16歳まで、トゥシューズを履かせないことも珍しくないそうです。 捻挫の後遺症に注意 バレエで、避けて通れないケガが捻挫です。 「たかが捻挫」と軽く見て練習を続ける人もいますが、お勧めできません。 捻挫は、靭帯が強く引っ張られて、一部がちぎれかけた状態です。 傷ついた靭帯は弱っているので、無理をして踊ると、傷が広がってしまいます。安静を保って、治るのを待つべきでしょう。 意外と知られていないのが、捻挫の後遺症です。 捻挫で関節が腫れた時、関節靭帯や関節包には繊維たんぱく質が沈着し、癒着(貼りつき)を起こします。 痛みが引いた後も靭帯や関節包の癒着は残るので、関節が固く、動きにくくなってしまうのです。 つま先が伸びない、伸ばすと内側に曲がる(カマ足)、動くと痛むなどが主な症状です。 関節の歪みが、踊りそのものを崩してしまうことも。 捻挫の後遺症を防ぐには、リハビリが必要です。 動けるようになったら、関節の可動域を確認し、動きの悪いところを伸ばして可動域を広げてゆきます。 立った状態、動きながらなど、いろいろな形で関節の動きを確認してください。 リハビリをしても可動域制限が残っている場合は、靭帯や関節包に強い癒着が起きている可能性があります。 専門的な治療を受ける方がよいでしょう。 急がない、無理をしない バレエは、美しいだけではなく、運動としてもすぐれています。 姿勢を整え、バランス感覚や、自分の身体を思うように動かす巧緻性などを育ててくれるのです。 もちろん、才能次第では、プロのバレリーナとして活躍できるかもしれません。 その一方、無理をすれば危険も伴うのは、上に書いた通り。 子供の間だけの習い事としてバレエをするなら、注意して無理のない範囲で練習させてください。 もし、本格的にバレリーナを目指すなら、さらに注意深く、時間をかけて育ててください。 子供の人生の本番は、10年も、20年も先なのです。 筆者プロフィール 池浦 誠 八起堂治療院長院鍼灸師・マッサージ師 2005年、関節で生じた癒着(貼り付き)が、不調の原因となっていることに気づき、 癒着の解消に特化した「TAM手技療法」を考案。身体の歪みや固さをとり、自然な動きを取り戻す治療を行っている。 肩こり、腰痛などの他、身体の動きを改善したいダンサーやスポーツ関係者の来院も多い。 「関節の癒着」という概念を広く知ってもらうための講習や、情報発信も行っている。

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