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自律神経失調症に関するコラム一覧

誰でも簡単にわかる!自律神経失調症ってどんな症状?

こんにちは、三軒茶屋あおば整体院で院長をしております高田です。 臨床の現場に身をおいて10年以上、これまでのべ3万人の方の不調と真剣に向き合ってきました。 なかでも多いお悩みが「自律神経失調症」です。 そして私自身がもともと自律神経の不調で悩んでいる1人でした。 ですので、この症状に対する思いは人一倍です。 そんな私が今回は、自律神経失調症について誰よりもわかりやすくお話しさせていただきます。 今日お話する概要は次の3つです。 ・自律神経失調症とは? ・そもそも、自律神経って? ・交感神経と副交感神経 では、早速スタートです! 自律神経失調症とは? 自律神経失調症という名前は、誰でも1度は耳にしたことがあるくらい有名な名前ではないでしょうか。 ですが、この話をすると多くの方が驚かれます。 実は、「自律神経失調症」は、医療のガイドラインに記載されている正式な病名ではありません。 自律神経失調症というのは、自律神経のバランスが乱れてしまって、色々なツライ症状が発生していることを言います。 なので病名というよりは、身体の状態ですね。 ちょっと言葉遊びみたいになってしまってるんですが、続けますね。 自律神経は、私たち人間が意識しないでも勝手に働いてくれている神経です。 この神経は、 ・過度なストレス ・ホルモンの働きが崩れる ことにより、バランスが崩れやすくなります。 これがさまざまな不調を引き起こす原因です。 自律神経失調症の症状とは では、自律神経のバランスが崩れると、どんな症状が現れるのでしょうか? 大きく分けて、「身体の不調」と「心の不調」があります。 たとえば身体の不調は、疲労感・めまい・頭痛・耳鳴り・動悸・関節の痛み・生理不順・口や喉の不快感・吐き気など。 心の不調は、イライラ・不安感・不眠・記憶力や集中力の低下・感情の激しい起伏などが挙げられます。 このような症状が現れ、検査や診察の結果、原因が特定できなかった場合は高確率で「自律神経失調症」と診断されるでしょう。 自律神経失調症がどんなものか、何となくイメージができましたか? 次は「自律神経の正体」についてお話をしていきたいと思います。 そもそも、自律神経って? 「自律神経って名前は分かるけど、どんな働きをしているの?」 そんなお話をしていきたいと思います。 少し難しい説明になってしまうかもですが、身体の基本的なしくみについてです。 人間の体には、神経という電気のコードのようなものが身体の隅々まで張り巡らされています。 この神経は、次の2つに分けられます。 ・自分の意志で動かせる神経 ・コントロールができない神経 ちょっと分かりづらいと思うので、例をだします。 たとえば「手」や「足」 この部分は、何かの病気やケガがない限り、自分の意志で自由に動かすことができます。 一方で、「心臓」「胃」「腸」は寝ている間も起きている時も常にバクバク動いていますよね。 では、あなたが階段を駆け上がったとしましょう。 そうすると心臓は、意志と関係なくバクバクしますよね。 これは、「筋肉に血液が必要になるから、バクバクして血をいっぱい送るぞー」という動きなんです。 つまり、“コントロールができない神経”が自然と心臓を動かしています。 この、自分の意志ではコントロールができない、生命活動に関わる重大な神経こそが自律神経です。 「寝ている時に呼吸や心臓が止まる」 「身体が急に冷たくなる」 もちろん、そんなことは起こりませんよね? 当たり前のように感じてしまいますが、自律神経がきちんと働いていればこそです。 ここまでで、自律神経のイメージは付きましたでしょうか? では、次は自律神経の正体をもう少し詳しくみていきましょう。 交感神経と副交感神経 ここからは、自律神経をもう少し詳しく分解して解説していきましょう。 自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの種類があります。 これは何となく聞いたことがあるという方も多いと思いますが、それぞれ詳しく解説していきますね。 交感神経 交感神経は主に、外での活動を中心に担う神経になります。 医学的な言い方をすると以下の通りです。 ・筋肉の緊張を保つ ・心臓の鼓動を早める ・呼吸を早める ・瞳孔を開く ・脂肪を分解し、エネルギーを生み出す この説明だと、わかりづらいと思うので少し分かりやすくお話しますね。 私たちのかなり昔の先祖では、狩りをする時や敵から逃げるといった状態の時に、この交感神経が活発に働いていました。 この狩りの状態を現代に置き換えると、仕事をしたり、勉強したりといった、外で緊張して活動している時です。 その時に働く神経が「交感神経」です。 副交感神経 反対に副交感神経は、主に内での活動を中心に担う神経です。 医学的な言い方をすると以下の通りです。 ・胃腸の動きを促進し、消化や排せつを促す ・脂肪を蓄積する ・筋肉の緊張を緩める ・血管を広げてリラックスさせる いわゆる、消化・排せつ・睡眠・細胞などの修復を手助けすると言った感じですが、こちらも分かりやすくお話しますね。 平たく言うと、生きるための土台をつくる時に使われる神経です。 副交感神経がしっかりと働くからこそ、休息がとれて身体が軽くなりまた頑張れます。 この「交感神経」と「副交感神経」が、24時間やすみなく入れ替わっていることで、私たちは元気でいられるのです。 反対に、このバランスが崩れてしまうと調子が悪くなってしまう。 これこそが自律神経失調症の正体なのです。 さいごに いかがでしたでしょうか? 今回は「自律神経失調症」についてお話させていただきました。 この症状はどんな方でもなりえる症状です。 「交感神経」と「副交感神経」のバランスをしっかり整えるために、規則正しい生活と適度な運動を心がけましょう。 「自律神経失調症と診断された」 「薬を飲み続けているけれど改善しない」 そんな方は、ぜひ整体院・整骨院・鍼灸院などの施術院をお試しください。 当院にも、多くの“自律神経失調症でお悩みのお客様”が訪れており、多数改善に導いております。 お気軽にご相談ください。 著者:あきらめていた頭痛がウソのように消える: 栄養・マッサージ・ストレス 3つの視点からアプローチ 出版社:Kindle版 筆者プロフィール 高田 勝博 三軒茶屋あおば整体院院長 株式会社サードプレイス代表取締役 15年の営業マン経験を経て治療家となる業界では異色の経歴を持つ治療家。 2013年に神奈川県藤沢市にて整体院を開院。 独自のカウンセリングなどが評判となり、週末の予約は1ヶ月待ちとなる。 そこで多くの不調を改善に導くが、再発を繰り返す治療法に疑問。 数年間におよぶ研究の末『栄養学を活用した独自の治療法』を考案。 現在は医師や管理栄養士と提携し、慢性的な不調と日々向き合う。 整体院業務の傍ら、セルフケア法の書籍やオンライン教材の製作、栄養学を活用した独自治療法の講演を行うなど多岐にわたり活躍中。

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「自律神経って何?」にやさしく答えます~自律神経が乱れる原因とは?~

はじめまして、自律神経専門整体 和屋院長の小田です。 記念すべき第1回目のコラムは、頭痛やめまい、不眠など原因が特定されない自律神経の乱れについてお話しさせていただきます。 自律神経は体内を一定に保つための神経 「自律神経の乱れ」「自律神経失調症」など、聞いたことはあるけど自律神経ってなんだろう?って方は少なくありません。 自律神経とはヒトが生きていくために必要な呼吸、消化、吸収、血液循環、体温調節、排泄などをコントロールし、体内を一定に保つための神経です。 例えば、夏は体温が上昇しすぎないように汗をかき体温をさげたり、冬は体温を上げるために筋肉をブルブルと緊張させ熱を発生させたりします。また体内にウイルスが侵入したときは体を守るために、免疫の働きを活性化させウイルスをやっつけたりもします。 自律神経には日中優位になり行動を活発にしてくれる交感神経と、夜間優位になり安静リラックスさせてくれる副交感神経とに分別されます。 自律神経は2つに分類されます 交感神経 交感神経はヤル気や集中力、攻撃や逃走などヒトの文明がまだ発達していない時代に狩りをしたり、敵からの危険を察知したりするために進化していった神経です。 副交感神経 副交感神経は疲れた体を癒したり、怪我や病気で壊れた体を修復させるために働きます。 これらの対極する働きのバランスを絶妙にコントロールし、体の中を一定に保つことで人は生きています。 自律神経が乱れるとは? 自律神経は知覚、視覚、聴覚など、体の皮膚や目、耳などの感覚器からの情報をもとに、過去の経験という情報を考慮して、脳で処理されてコントロールしています。 例えば夏の体温調節なら、まず気温が上がると皮膚が熱感を感じ、体温が上がるという情報を脳に伝えます。 脳の記憶から、これ以上体温が上がると危険と察知すると皮膚から汗を出すよう自律神経が情報を送り、皮膚にある汗腺が情報を捉えて汗を出し体を冷やします。 この体温調節は、 皮膚⇒情報⇒脳⇒指令⇒自律神経⇒情報⇒汗腺 という流れがあり、この流れのどこかでイレギュラーが発生すると体温を一定に保つことができず体温が上昇し過ぎてしまいます。 このように自律神経のスイッチの切り替わりだけを見ていくのではなく、自律神経がコントロールしている生理機能の流れの問題が自律神経の乱れとなっています。 自律神経が乱れる原因 では、この流れの中で起こりうる原因を考えてみましょう。 皮膚に問題が発生する可能性としては、広範囲の火傷などがあります。 いわゆる皮膚感覚が鈍感になっているケースです。 次に皮膚からの情報が脳に届いていない神経伝達に問題があるケースで、神経伝達物質やホルモン分泌の不足や過多などです。 次に脳の処理や記憶に問題がある場合です。 ここで重要になってくるのが、過去の経験という記憶です。 幼少期から夏になると外に出ず、冷房の効いた部屋で過ごしていたり、仕事場が寒くなるほど冷えていると、脳が暑さを記憶していかないので結果反応しなくなるということです。そのため脳から何も指令が出ないのです。 その後の自律神経からの情報の問題は皮膚から脳の情報伝達と同じで、神経伝達物質やホルモン分泌の問題が多く、汗腺では皮膚を清潔に保っていないための汗腺の詰まりとかです。 さいごに いかがでしたでしょうか。 原因が特定されない不調は、自律神経の乱が原因かもしれません。 自律神経が乱れる要因「神経伝達物質やホルモン分泌の問題」は、睡眠不足や暴飲暴食、甘いもの、添加物などの生活習慣に原因があることが多いです。 その場合、ご自身の生活を見直すことで改善されていきます。 もしあなたが原因不明の不調でお悩みでしたら、ぜひ、生活を見直すことからはじめてみてくださいね。 筆者プロフィール 小田 剛美 自律神経専門整体 和屋院長 もともとはカイロプラクターとして筋骨格へのアプローチを得意としておりましたが、自分が酷いアレルギーを 体質を改善したことで克服した経験から東洋医学のホリスティック療法を志す。 不妊症の原因となりうる生理痛、生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症や更年期障害などの婦人科疾患 花粉症、ハウスダスト、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を中心に 内蔵調整、頭蓋骨調整、エネルギー調整を用いることで体質改善を図ります。 西洋医学、東洋医学、チャクラ、ホメオパシーなどの概念から体をホリスティックな視点からとらえ 機能的、スピリチュアル的に変化させ、健康で幸せな生活を目指して頂きます。

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寝ても疲れがぬけない!もしかしたら副腎疲労症候群かも

師走で慌ただしい今日この頃いかがお過ごしでしょうか? 忘年会。残業。挨拶回りなど、知らず知らずに疲労もピークに達しています。 睡眠時間をしっかりとっているにも関わらず、朝起きると体がだるい。疲れがぬけない そんな症状に悩まされていませんか? もしかしたら副腎疲労症候群かもしれません。 疲労がなかなか取れない時は副腎疲労症候群を疑ってみる 最近、副腎疲労症候群で悩む方が増えています。脳と身体のエネルギー産出、ホルモンのバランスを整えている臓器が副腎です。 副腎疲労は直接生命の危機に関わる病気ではありませんが、症状は慢性化して複数の症状が起こります。 おもな症状に「全身の疲労感」「睡眠障害」「ストレス、気分の低下」「ホルモンバランスの変調」「免疫機能の低下」「偏食」などその状態から「うつ病」にも間違えられる徴候です。  また最近では「線維筋痛症」や「リュウマチ」、「自己免疫疾患」や「がん」などにも影響があることが警告されています。 働き盛りのサラリーマンも発症率が高く、原因には精神的ストレスや過重労働による肉体的ストレス。 生活習慣の乱れが引き金になります。疲労がなかなか取れない時は一度症状を疑ってみるのもよいでしょう。 「副腎疲労症候群」で悩んでいた、ある男性の例 産業医と一緒に都内のIT 企業でメンタルヘルス研修の講師を担当していました。 当時、係長の40代男性Bさんは、全身の倦怠感と不眠症に悩まされていて、医師から処方された睡眠導入剤と抗うつ剤を服用していました。残念ながら症状は快方せず、どんどん悪化していきました。 ある時 Bさんとカウンセリング中に背中を叩く姿を目にしました。 「どうしたの?」と聞いてみると「疲れてくるといつも背中の部分が重くなる」と言われました。 その時にピンときた私は、もしかしたらその部分が張っているのは副腎の疲労からきているかもしれないと思い、早速専門医を紹介してBさんに受診してもらったところ「副腎疲労症候群」と診断を受けて、治療を開始しました。 食事や生活習慣の指導、運動療法などを続けて二ヶ月後には、見違えるほど症状が改善して、Bさんは元気になりました。  担当した医師に「副腎疲労症候群」が働く世代に増えている。またそれを予防する方法をいくつか教えて頂けました。 症状を改善するためにできる3つのこと さいごに、どうしたら副腎疲労症候群の症状を改善できるか、というお話しをしていきたいと思います。 まずは夜更かしを控えるという事です。 そしてカフェインやアルコールの取りすぎに気をつける。糖分の過剰摂取もインスリンの分泌によって、副腎ホルモンのコルチゾールが低下します。これが疲労の原因にもなります。  そしてなるべく身体を温めるのも有効です。 肩甲骨の下。腰の上に副腎がありますので、ここをシャワーやホッカイロで温めると血行が良くなり副腎疲労回復に有効です。ぜひやってみてください。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ  日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。

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ストレスにさらされ続けると身体はどうなる?今日からできる2つの改善法

こんにちは。まるちゃん治療院の丸井恒介です。 多くの病気の原因としてストレスがよくあげられます。 でも、ストレスがどう身体に影響するの? ストレスを受けていると身体はどうなっちゃうの? と疑問に思う方も多いのではないでしょうか? 今回はそんなストレスと人体について書いていきたいと思います。 過剰なストレスは自律神経を乱れさせる。 受験の本番当日、会社の面接、社長の接待、取引会社への謝罪をする時、 上司に怒られた時、、、、 こんな時あなたはどう感じますか? 心臓がキュッとなりますか? 気が気じゃなくて落ち着かないですよね。 こういった時がストレスにさらされている時です。 心臓がドキドキして、呼吸が浅くなってきて、食欲も湧かなくなってきます。 これは交感神経が優位に働いていて、身体が戦闘状態になっているんです。 戦闘状態にならないとこういう状況を耐えられないという身体の判断ですね。 この戦闘状態が戦闘が終わって解除されればいいのですが、 ストレスで病気になってしまう人はこの戦闘状態がなかなか解除されず、 ずっと戦闘状態のままなのです。 つまり、交感神経が優位のまま日々を送ってしまっているのです。 なぜ、そんな状況になってしまうのでしょうか? 家庭内の不和、職場や学校生活で人間関係が上手くいっていなかったり、理由は人それぞれです。 中にはストレスを感じているのに、マヒしてしまってストレスを感じていないと思い込む人も います。 そうやってため込んでいくとどんどん身体に悪影響を及ぼしていきます。 長期間ストレスにさらされた時の身体の変化 それでは先ほどのストレスにさらされた時の状態を思い出してください。 ・心臓の鼓動が早くなる。 ・血管がキュッと細くなる。 ・食欲がなくなる。→消化が悪くなる。 ・呼吸が浅くなってくる ・手足が冷えてくる ・冷や汗をかく こんな状態が長期間続くとどうなるでしょうか? 心臓の鼓動が早くなり、血管が細くなるとどんどん血圧が上がってきます。(高血圧) 食欲がなくなり、消化のための胃腸の動きが悪くなると代謝も落ちていきます。(易疲労性) 呼吸が浅くなってくると体液の循環が悪くなってきます(むくみ、冷え) 循環が悪くなると頭痛や肩こりをはじめ、色々な症状が出やすくなります。体調も崩しやすくなります。 このように長期間のストレスは身体に対して悪影響が目白押しです。 専門的な話を少しします。最近なにかと話題となっている筋膜(身体を覆っている膜組織)ですが、筋膜はリンパや血管の通り道になっていて、普通だと水分が豊富でとてもみずみずしい組織です。 それが長期間のストレスによって戦闘状態が続いていると、みずみずしかった筋膜はどんどん渇いてきて、しまいにはカピカピになってきてしまうということが分かっています。 カピカピの筋膜は傷つきやすく、腰痛をはじめ色々なケガや病気を患いやすい身体になってしまいます。 ストレスに負けないためにできること 長期間のストレスにさらされた時の身体の変化を紹介しました。 できるだけ、ストレスに負けないためにできることがあります。 1.深呼吸 自律神経を自分でコントロールすることができる人は少ないです。本当にヨガなどの修行を積んだ方にしか行えません。 でも、生きている限り呼吸は毎日行っています。 ゆっくり深呼吸してみてください。深呼吸は身体の循環を良くし、交感神経の興奮を抑えるのに とても役に立ちます。 ストレスにさらされて不調に悩んでいる方は長い間深呼吸なんてしてなかったなと思うのでは ないでしょうか? 2.運動や趣味など気分転換 自分の好きなことや運動をしていると気分が晴れますよね。楽しく定期的に運動している方の身体はとても健康的です。やりすぎは注意ですけどね(;^_^A さいごに いかがでしたか? 長期間ストレスにさらされている人の身体が病気になりやすい理由が分かりましたでしょうか? 適度なストレスは必要ですが、過度なストレスは身体をゆっくりと蝕んでいきます。 そんな時は深呼吸や気分転換を忘れずに。 誰かに悩みを話したり、相談したりも良い気晴らしになります。 ストレスが身体にこんなに悪いのかということを覚えていて頂けたら幸いです。 筆者プロフィール 丸井恒介 府中オステオパシーまるちゃん治療院 院長 理学療法士 MRO(J)(JOF認定オステオパス) 医療現場に立ちながらも実際に自分の腰痛を治せずにいた。 オステオパシーという医学に基づく施術方法を知り、腰痛が劇的に改善。 オステオパシーを生涯学んでいくことを決意。 同時に今の日本の医療の在り方に疑問を覚える。 不必要な薬や注射、手術をされてしまっている方が多く、海外と違い日本の病院や 整形外科では手技で人の身体を整えることができる人がいないことに気付く。 自分がその役目を果たそうと府中にてオステオパシー専門の施術院を開業。 腰痛をはじめ、頭痛、手足のしびれなど整形外科や病院に行っても改善されない方に 対して多くの結果を出している。

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今日からできる! 癒しを暮らしに取り入れる方法(その①-見る)

太古の今西です。 みなさんは、普段の生活の中で、リラックスできていますか? 仕事、家事、子育てなどの忙しさから、プライベートな時間へと ON、OFFのスイッチを切り替えることができていますか? まずは、私たちの身体のしくみについて触れておきたいと思います。 『自律神経』という言葉を一度は聞いたことがあると思います。 交感神経と副交感神経で構成されています。 内臓、血管、内外分泌腺などに分布し、生命維持に必要な機能を無意識下(自律して)に調節し、呼吸、循環、消化吸収排泄、内分泌、生殖などに作用します。 交感神経と副交感神経は下記のように相反する働きをします。 -------------------------------------------------------  ●活動時     交感神経が活躍(優位)     瞳孔拡大、血圧上昇、心拍数上昇、消化器機能の抑制、  ●休んでいる時     副交感神経が活躍(優位)     瞳孔縮小、血圧下降、心拍数下降、消化器機能促進 -------------------------------------------------------- 両者の切り替えがうまくいくと自律神経のバランスが取れて健康が保たれます。バランスが崩れると、頭痛、めまい、倦怠感、冷え性、便秘、不眠など、様々な症状が現れます。 ストレスの要因となる外部の刺激に対しては交感神経が反応します。 交感神経が働きっぱなしだとバランスが崩れるので、次に副交感神経の働きが必要となります。 リラックスモードの副交感神経だけが優位になればいいということではなく、交感神経との適度なバランスを保つことが重要だと 理解してください。 今回はその副交感神経の働きを手助けするものとして『癒し』を取り上げてみたいと思います。 それでは、今回から5回連載で、いろいろな癒しアイテムを活用して、手軽な方法で生活に潤いを与え、リラックスできるヒントをご紹介します。 お馴染みの狸先生に登場してもらいましょう。   タイ子「先生、私最近忙しくて、ストレスが溜まって、少しイライラしています。 エステやリラクゼーションのお店に行きたいんですけど、ここ2ヵ月ほどご無沙汰しています。どうしたらいいでしょうか?」 狸先生「タイ子君、ひさしぶりじゃな。 たしかに疲れている感じが伝わってくるぞ。いつもの君らしくないな。 ところで、普段家にいる時、何かリラックスできる工夫をしているかな?」 タイ子「特に何も... 帰ったら、食事してシャワーを浴びて寝るだけですけど」 狸先生「いかんな~、そんな毎日じゃせっかくの人生を無駄におくることになってしまうぞ。 忙しい中でも、疲れた心身をリラックスモードにする工夫が必要なんじゃ。そのヒントはタイ子君の身近にあるぞ。」 タイ子「えっ! 私の身近に?」 狸先生「なんだ、気づいていないのか?     エステやリラクゼーション店に何度も行っているだろう?癒しのプロが行なっていることをヒントにするんじゃよ。」 タイ子「あっ! そういえばそうですね!気が付きませんでした。」 狸先生「どのお店もいろいろな工夫をしているが、五感を刺激するという切り口でどんな癒しがあるか見て行くことにしよう。」 タイ子「五感ですか?なんだか面白そうですね!」   【五感を刺激】 五感とは①視覚、②聴覚、③触覚、④味覚、⑤嗅覚 のことです。 エステ店やリラクゼーション店では五感に働きかける工夫をしています。 どのようなものがあるでしょうか? 当サロン『太古』の実例も含めて、5回に分けてご紹介します。 【視覚】   第1回目は『視覚』、すなわち『見る』です。   見るもの、目に入ってくるものはいっぱいありますが、その中から、2つ着目してみましょう。 【照明】 みなさんは照明にこだわっていますか? 「明るければ何でもいいよ」という人もいるでしょう。 でもそれでいいでしょうか?       照明は毎日の生活に密接に関わるアイテムです。 ちょっとした工夫で、今よりも心身が楽になるかもしれません。 家庭用電気製品としての分類では ・白熱電球(エジソンが発明しましたよね) ・蛍光灯 ・LED照明   等です。  使う場所で考えると、 ・天井面に直接取りつけるシーリングライト ・天井へ埋め込んで真下を照らすダウンライト ・持ち運びのできるランプ  等です。 癒しに関わるのは、何といっても色です。 ・白色系の照明は頭がスッキリします。 ・暖色系(オレンジや黄色)の照明はリラックスできます。 個人差もあるので、実際に試してみるといいですよ。 太古では、玄関と受付(待合室)では白色系の照明、施術ルームは暖色系を採用しています。 目的に合わせて、照明の色を変えます。   従来使用していたものと、現在使っている照明をご紹介します。   写真Aの照明は機能で選んだものです。 ①LEDランプ ・・・色の切り替え、調光、充電式、ポータブル ②LEDシーリングライト・・・色の切り替え、調光 白系と暖色系の色の切り替えができるLEDランプは、どこにでも持ち運べるので重宝しています。 今は施術部屋でシーリングライトの照明をOFFにして、LEDランプを低い位置に2個置いて暖色系の灯りで、お客様にくつろいで いただける雰囲気を演出しています。 写真Bの照明は以前使用していたものです。 これらはデザインを優先したものです。 当時はLED照明が出始めたばかりで白色系がメインでしたので、従来の暖色系の白熱電球のタイプを選びました。 上の3つは壁に取りつけるタイプでアジアン風と和風です。 下の二つは一点もので、東京で行なわれた小樽のガラス市で形や描かれたいる絵に一目ぼれして購入したものです。 以前は照明を考える場合は、どの部屋をどの色の照明にするかを決める必要があり、悩みの種でしたが、LEDの色を切り替える機能でその問題を解決することができました。    みなさんも照明を機能やデザインから検討して、うまく仕事モード、 リラックスモードを切り替えて、楽しい生活を送るようにしてみてはいかがでしょうか。      【観葉植物】 先程ご紹介した照明では白色系、暖色系にするかで、お部屋の雰囲気も変わり、気分にも影響があることがわかりました。 このように実生活の中で、色は重要な働きをしています。 次も色に関わるアイテムですが、『緑色』に着目します。 緑色の一般的なイメージは、『安心感』、『穏やかさ』、『健康』、『やさしい気持ち』等です。   さらに、緑は筋肉をリラックスさせ、心拍数を落ち着かせると言われています。 すなわち心や身体の疲れを癒す効果があります。 緑の代表的なアイテムは観葉植物です。 私は、前職のサラリーマン時代、観葉植物は見ることはありましたが、買って育てたことはありませんでした。 癒し系の仕事に転職し、お店を持つようになって、観葉植物に興味を持つようになりました。 植物があるだけで、初めてのお客様でも不安な気持ちを払拭してくれます。 当時は観葉植物についての知識がなく、適当に水やりをしていて、また、温度変化への対応が上手くいかず、ずいぶん枯らせてしまいました。 その失敗経験を通じて、観葉植物との付き合い方を学び、大事に育て、現在は9種類、16鉢になりました。 太古の観葉植物のうち、育てやすいおススメのものを一部ご紹介します。   ①ポトス、②幸福の樹(ドラセナ)、③シェフレラ(ホンコン)、④ガジュマル   人間と一緒で、健康を保つための条件として特に温度、光、水やりのタイミング等に注意して、日々メンテナンスすることが重要です。 過保護にするのもよくありません。 正しくメンテナンスしていれば、観葉植物は緑色も鮮やかで勢いがあり、健康な状態を保てます。 人間でいうと、食事や運動に気を配り、ストレスが溜まらないように健康に留意するということです。 ぜひ皆さんも観葉植物を育ててみて、緑に囲まれた環境のなかでリラックスしてみてはいかがでしょうか。 まとめ 今回第1回目は、『見る』アイテムとして、色に着目して、照明と観葉植物の2つをご紹介しました。 他にもいろいろなアイテムがありますので、エステ店やリラクゼーション店でいろいろと探してみて、気に入ればそれらを生活に取り入れてみてください。   例えば施術部屋の内装、調度品など、見ていただきたいですね。 そんな気持ちでお店に行くだけでも心がウキウキしてリフレッシュできますよ。 ぜひお試しを! 次回、2回目は五感のうちの『聴覚』=『聞く』アイテムを取り上げます。 お楽しみに! 著者:今西 昌平 Kindle 筆者プロフィール 今西 昌平 太古 代表 外資系企業のマネジメントを経験し、早期退職。     充電期間中に受けた人生初のタイ古式マッサージに魅了され     スクールに通い、タイ古式マッサージと整体を履修。     当初趣味のつもりが、そのうち天職と考えるようになり、     プロを目指すことに。     現在、京王線つつじヶ丘駅徒歩3分のところで個人サロンを運営。     メニューは、タイ古式マッサージ、アロマリンパケア、整体の3療術。     オリジナルで考案した『太古スペシャル』は痛くなく、深層のこりを     ほぐすアプローチで、特に首肩こりでお悩みの方に好評。     また、3療術の要素をコラボした施術が独特で人気。

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思春期の子どもの体調不良!起立性調節障害かもしれません

お子さんが、立ちくらみ、めまい、倦怠感、集中力の低下などに悩まされている、そんな方はいませんか? もし、こうした症状でお子さんが悩んでいて、いくら検査しても原因がわからないときは、「起立性調節障害」を疑ってみたほうがいいかもしれません。 今日は思春期特有の病気のひとつ、「起立性調節障害」についてお話ししていきます。 起立性調節障害はどんな病気か? 起立性調節障害は簡単に言うと「自律神経失調症」のことです。主な症状は立ちくらみ、めまい、倦怠感、食欲不振、動悸、頭痛、睡眠障害、集中力の低下などですが、最も特徴的な症状は「長時間立っていられない」というものになります。 立っていると気持ちが悪くなったり、めまい、冷や汗、失神などを起こすことがあります。 なぜこうした症状が起こるかというと、自律神経が関わってきます。 人間は立ち上がると重力によって血液が下半身に溜まりやすくなります。これによって血圧が下がってしまいます。通常、健康な人なら自律神経が働いて、血管を収縮させ血圧を維持しようとします。 ところが、起立性調節障害ではこの自律神経が働きません。したがって、立っていると血圧は低下し、脳や上半身への血流が足りなくなります。これによって、長時間起立していると気分が悪くなったり、意識が遠のく感覚が起こったりするというわけです。 起立性調節障害は思春期の成長期の子どもに多いのが特徴です。これは、体の成長に伴って自律神経が乱れやすいためと考えられています。 起立性調節障害は怠け病じゃない! 起立性調節障害は血圧が低下し、動きたくても動けないという状態が続きます。また、こうした症状は午前中に強く出て、午後になるにつれて弱くなっていきます。そのため、夜はなかなか寝付けずに、朝起き上がることができないという睡眠障害も起こります。 また、横になって上半身や脳への血流が増えると体調がよくなるので、起立性調節障害の子はよく横になっていることが多いです。 こうした症状から、知らない人には「怠けている」「サボっている」と思われがちですが、しっかり検査すると血圧の変化から起立性調節障害かどうか診断が可能です。 子どもにこうした症状が見られるときは、頭ごなしに否定するのではなく、一度検査してもらったほうがよいでしょう。親をはじめとした周囲の理解があることで、回復が早くなります。 筆者プロフィール 植屋 浩幸 整体院スリーバランスオーナー 昭和39年 大阪府枚方市生まれ 元消防士 第53回 選抜高等学校野球大会 1981 出場 創業、平成14年/延べ20,000人以上の患者様に体、心、食、3つの視点から指導を行い多くの喜びの声を頂く 家族が心の病にかかり、脳梗塞で倒れたこともあり心身不可分を体験したことから「家族や両親に受けて欲しい施術と知識」をご提供している 元・日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー 推薦 東京パラリンピック統括トレーナー 推薦/枚方市教育委員会 講演 公益財団法人 枚方体育協会 メディカルインストラクター/マスコミ出演多数

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子どもの不調に悩むママ必見!健康に必要なたった2つのこと

この度、ヘルモア様で、コラムを書かせていただくこととなりました「TH東洋総合治療センター」の代表 外山 仁です。 最近、臨床で私が特に気になっているのが・・・ 子供が、カラダと心のバランスを上手に調整できていないということです。 今回のコラムでは、将来を担う子供のカラダについて考えてみたいと思います。 子供の自然生命力が低下 子供の成長は私たちが想像もつかないくらい早いです。 洋服のサイズなどは、0〜6歳児までには、6サイズも変わるそうです。 そんな、子供の成長を大人は暖かく見守ります。 外で元気に遊び、野山を駆け巡る!!私の幼少時代はそうでした。 しかし、最近の子供事情はどうでしょうか? みなさんもご承知のように、以前と比べ、子供たちが外で遊んでいる風景が本当に少なくなりました。 特に最近はカラダを動かすことよりも、室内でスマートフォン、ゲームなどで遊ぶ子供たちが本当に多くなっています。 カラダを動かさないことで一体、子供のカラダには、どのような変化が現れるでしょうか?? 現代社会においては、自然との隔たりが大きくなればなるほど、カラダの中にある自然生命力(回復力・治癒能力・適応能力など)が徐々に低下し、弱くなってしまいます。 大人になれば、社会に出て人間関係に頭を抱えることが増えてくるのは当たり前。 それだけ、自然と触れ合う時間が減ってしまっているからです。 しかしそれと同様に、現代に生きる子供たちも、そのストレスを抱えて疲れているように見えます。 大人たちよりもはるかに柔軟で、生命力旺盛であるはずの子供たちから、カラダの活力が消えて来ているように感じているのは私だけではないでしょう。 小さなSOSを見逃さないで 子供はカラダの調子が悪くなると、ストレートに表現します。 「足が痛い」「お腹が痛い」「手が痛い」など カラダの痛みに対して、感じたままで大人に伝えようとします。 しかし、心の痛みには、ストレートには表現することを避けようとする場合が多いです。 直接的なことを話さず、カラダの痛みなどを通じて違う表現を用いて、親や周囲の大人にSOSを出します。 心の変化、カラダの変調、どれをとっても子供が最初に出すSOSは、小さなシグナルです。 この子供の小さなシグナルを保護者や周りの大人たちは見逃さずにしっかりと受け止めることが先ずは重要になります。 子供の成長を豊かにするために~姿勢に気を付ける~ 「落ち着きがない」 「集中力がない」 「根気がない」 これらの症状は、特に、姿勢の悪い子供などに多い症状となります。 姿勢の悪い子供は、カラダのどこかに負担がかかっているために症状が改善されにくく、成長に支障をきたすこともあります。 大人になるとその姿勢を改善することはかなり労力を費やします。 上記の症状は、子供の成長に合わせて徐々に改善されていくものです。 しかし、子供の成長期こそ、治療とともに偏ったカラダの使い方・クセを改善し、正しい使い方を覚えることが急務となってくるのです。 起立性調整障害を持つ子どもは増加傾向にある 子供の症状には、怪我による痛みや不調が多いことは分かりやすいですね。 ただ、最近はカラダの痛みなどもストレスによる不調が多くなっています。 特に、最近では 「朝、起きれない」 「だるくて仕方がない」 「熱が頻繁に出てしまう」 といった「起立性調整障害」を持った子供たちが増えてきています。 その起立性調整障害は、自律神経のバランスの乱れにより生じるもので、その症状もさまざま。 これは、先ほども申し上げたように「姿勢」を改善するのはもちろん、それにより、正しい脳への伝達と脳から指令を受けるカラダの相互バランスを改善する必要性が生じてきます。 まとめ 病院などで、薬のみの処方を受けたが、なかなか改善しなかった・・・ そんな方には、ぜひカラダ全体を整える東洋医学の施術を受け、その効果を体感していただければと思います。 特に、自律神経調整においては、当センターでも自律神経調整を専門で行っていることから、非常に多くのお困りの方が来院されます。 「姿勢の改善」と「呼吸、運動、睡眠リズムを正しくコントロール」をすることで、起立性調整障害が改善する例がたくさん上がっています。 ぜひ、お困りの方、特に親御さんはお近くの対応できる治療院を見つけて、ご相談してみてください。 きっと、子供さんの笑顔が増えていくことでしょう。 筆者プロフィール 外山 仁 TH東洋総合治療センター 代表B−upセラピストアカデミー 代表 資格:鍼灸師・柔道整復師・整体師 予防医学メンタルヘルス指導士 臨床経験18年。これまで約17万人以上の施術を行う。 多くの担当患者様からのご紹介で近郊だけでなく、全国、海外の患者さんを持ち、 治療院技術指導や美容店舗技術指導も経験。 関連書籍、DVD2本を商業出版でリリース。 女性の為のポータルサイト「マイナビウーマン」や、月間2億ページビューを誇る 「東洋経済オンライン」などにも記事寄稿。その他、記事寄稿多数あり。

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季節の変わり目の不調を改善!生活の中で簡単にできる方法とは?

冬から春になる季節の変わり目。 新しい門出を祝う、おめでたい時期でもありますね。 しかし、それと同時に、季節の変わり目には不調を訴える方が多くなります。 その原因のひとつが、自律神経バランスの乱れ。 今回は、その季節の変わり目と自律神経との関係について説明していきます。 自律神経とは? 簡単にいえば、「頭で考えなくても、生きていく上で必要な活動を勝手にやってくれる賢いやつ」です。 たとえば、あなたの手は今どこにありますか? 右手を上げてください。 上がりましたか? 上がりますよね。 無意識でもあなたは「右手をあげよう」と思ったから手が動いたんです。 次に、あなたの心臓は今どこにありますか? では、あなたの心臓に向かって「速く動け」「ゆっくり動け」と命令してください。 動き方は変わりますか? 変わりませんね。 同じように、内臓に「働け」と命じて変わるでしょうか? 変わりません。 これらの生命の営みに大切な器官は、体が勝手に維持管理機能を果たしてくれます。 自分で勝手に(自律して)働くから「自律神経」と呼ばれています。 交感神経と副交感神経 自律神経には2つの系統があります。 アクティブな活動屋さんの交感神経 奥ゆかしい控えめの副交感試験 それぞれに役目があるんです。 交感神経が働くと体が活発に動くような作用をします。 呼吸が速くなり、心臓の動きは活発になって血流が手足の隅々まで巡ります。 汗もかきやすくなり外で働くのにもってこいの状態になります。 副交感神経が働くと、ゆったりリラックスモードに入ります。 眠たくなります。やる気も下がります。 実はこの時、血流は内臓に集まり胃腸が活発に働きだし、消化吸収が効果的に行なえる状態に入っているのです。 天気と自律神経の関係 さて、そんな交感神経と副交感神経ですが、天候とも深い関わりがあるのです。 晴れている日は外に出かけたくなりませんか? 雨の日は家でゆっくり過ごしたくないですか? そうなんです。 晴れている時、地表の大気が高気圧におおわれているときは、交感神経が優先的に働きます。 逆に、低気圧の時は、副交感神経が優先的になります。 このように密接な関わりがあるところに、目まぐるしく変わる天気があったらどうなるでしょう? それが季節の変わり目の体調不良とつながるのです。 日本の春先は「三寒四温」と言われるくらい日によって大きく変動します。 そうなると自律神経もあっちにブレて、こっちにブレてと大忙しです。 しまいには胃腸の機能が弱まり、消化しきれなくなった毒素が体に溜まりやすくなっていきます。 つまり、病気の元を溜め込んでしまうのです。 生活の中で工夫を~自律神経を整える呼吸法~ では、どうしたら自律神経を乱されずに生活ができるのでしょうか? ここで突然ですが、「晴耕雨読」という言葉を思い浮かべてください。 晴れている日は耕して(働いて)雨の日は読書をする(ゆったりする) 実は、これこそが本来の自律神経に合った生活スタイルなのです。 でも現代社会でそういう生活はなかなか難しいですよね。 残念なことに、仕事や学校は天気で変わってくれません。 そこでオススメなのが、天気に合わせて呼吸数を意識して変えることです。 晴天の場合 晴れている日はたくさんの空気を取り入れることを意識して、できるだけ太陽の光を浴びます。 悪天候の場合 天気が荒れている時は、呼吸を静かに保ちます。 できるだけ自然のリズムとあなたの体のリズムを合わせていくと、自律神経のバランスも安定してきます。 以上を意識するだけで、自律神経の乱れをある程度防ぐことができます。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回は、季節の変わり目と自律神経との関係について説明しました。 自然を自分の力で変えることは不可能ですが、生活に工夫を加えることは可能ですね。 天気で気分が浮き沈みしやすいかも・・・と感じていた方、気になる方はぜひお試しを! 筆者プロフィール 川村 浩 かわむら整体院院長理学療法士(国家資格)/3学会合同呼吸療法認定士イネイトホルダー 総合病院で脳血管疾患や整形外科疾患をはじめ、多岐にわたる疾患のリハビリテーションで16年の臨床経験を通して延べ5万人以上の患者に効果を上げる。 またその実績を評価され南米で現地の理学療法士や学生50人に関節機能障害の改善方法を指導する。関節疾患のスペシャリストとして延べ3万人の関節機能改善の治療実績を持つ。海外での治療実績も豊富で800症例以上の疾患を改善させてきた。 趣味は40代から始めたマラソンで、五島の海を眺めながら走るのを楽しんでいる。

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「なぜ病気になるのか?」その理由は自律神経にあった!

誰でも一度は風邪をひいたり、今の時期はインフルエンザに罹ってしまう事がありますよね。 一度もない!という人も中にはいるかもしれませんが、そんな人も気になる疑問です。 「どうして病気になるのか」 ・・・そう考えたことはありませんか? 手洗い・うがいをきちんとしていたり、マスクなどで予防していても、病気になることはあります。 衛生面を注意していても、病気になってしまうのはどうしてなのか…。 今回は「自律神経」にスポットをあてて、お話ししたいと思います。 自律神経の乱れはストレスが原因 病気の発症の原因は「自律神経の乱れ」が大きく関係します。 自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、24時間、体の中で活動している神経です。 簡単に2つの神経の説明をすると、 ・昼間、身体を動かしているときに活動しているのが「交感神経」 ・夜、体を休ませているときに活動しているのが「副交感神経」 という役割があります この2つの神経のバランスが崩れてしまうと「自律神経の乱れ」を起こしてしまいます。 自律神経の乱れの最大の原因は「ストレス」と言われています。 ストレスには色々ありますが、病気の引き金になる原因は、 1・働き過ぎ 2・心の悩み 3・薬の長期服用 この3つが大きく関わっています。 1つずつ、引き金となってしまう原因を説明していきます。 自律神経は白血球のバランスを管理している 自律神経と大きく関係するものに「白血球」があります。 白血球というと、病気を治してくれる細胞、というイメージが出てくる人も多いのではないでしょうか? 自律神経が乱れてしまうと、白血球のバランスも崩れてしまいます。 白血球の中には様々な細胞があり、病原菌を殺菌したり、傷口を治したりと、役割を持っています。 バランスが崩れてしまうことで、菌への免疫が低下したり、体内にできた傷を治す力が低下する原因になってしまうのです。 では、どのタイミングで自律神経は乱れてしまう(ストレスを感じてしまう)のでしょうか? 1.働きすぎー生活の乱れから起こるー 仕事をしている時は交感神経が活発に動き、身体は活動モードになります。 例えば、午前9時から午後5時まで働いて、後はゆっくり休養する。 生活リズムにこうしたメリハリがあれば、交感神経と副交感神経のスイッチはスムーズに切り替えられます。 しかし、労働時間が長くなると、交感神経から副交感神経へのスイッチの切り替えが、うまくいかなくなります。 これによって、白血球のバランスが崩れてしまうのです。 2.心の悩みー精神的なストレスから起こるー 人は誰でも、何かしらストレスを抱えています。 ・仕事が辛い…。 ・人間関係がうまくいかない…。 ・家族に病人が出た…。 ・リストラの心配が…。 こうしたストレスを抱えていると、脳のある部分が興奮して、交感神経が緊張します。 交感神経が緊張してしまうと、体を休めようとする副交感神経への切り替えができなくなってしまうのです。 3.薬の長期服用ー免疫力の低下から起こるー 痛み止め、ステロイド剤、抗生物質、高血圧治療薬等…。 現在の薬のほとんどは、交感神経を刺激する作用があります。 痛みや熱は、副交感神経が体を守る為に出しているサインです。 しかし、私達が痛みや熱を感じると、多くの人は痛み止めや解熱剤を飲むと思います。 薬を飲むことが日常的になってしまうと、体の中に元々あった免疫力が低下してしまうのです。 免疫力が低下すると、病気にかかりやすい体になってしまう、という悪循環が出来上がってしまいます。 まとめ 「病気の要因は7割が交感神経優位、3割が副交感神経優位で起こる」と言われています。 出来るだけ自律神経のバランスが乱れないような生活を心がけると、病気になりにくい、と言えますね。 自律神経の乱れは「ストレス」だという話は、ここまで話してきました。 勿論、ストレスだけが原因ではありませんが、簡単にできそうな所は「ストレスの発散」です。 美味しいものを食べる、友達を遊ぶ、映画を見に行く…ストレスの発散方法は人それぞれ。 自律神経の乱れを意識して、病気になりにくい体を内側からつくっていきましょう。 筆者プロフィール 牧 裕子 悠々堂 まき鍼灸院臨床検査技師 美容整体師 疲労回復協会 所属 整体師 不妊カウンセラー 主人の鍼灸院にて整体を担当しています。 とてもソフトな整体で主に手足に触れることで身体の症状を改善していきます。 虚弱体質で慢性の症状でお困りの方に喜ばれています。 自然治癒力を上げてご自分で良くできる身体にするサポートをしています。 患者さんが元気で、笑顔になれることが私の喜びです。

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イライラしたら甘いもの!その行動と自律神経失調症との関係とは?

「イライラしたりストレスが溜まって甘いものが食べたい!」 「ストレスを感じた時は食べ過ぎてしまう…」 「嫌な事は飲んで忘れよう!」 こんな何気ない行動の中に、自律神経失調症の原因が潜んでいることがあります。 こちらでは「血糖値と自律神経失調症の関係性」と、食生活を重視した対処法について書いていきます。 血糖値は自律神経失調症と大きな関係がある 暴飲暴食は血糖値を上げ、疲労を招く原因に 暴飲暴食が過ぎると、血糖値が上がるのはご存知ですか? そうすると身体は正常値に戻そうと、血糖値を下げるホルモンのインスリンが大量に分泌されます。 そして血糖値をコントロールするんですね。 しかし、血糖値の上昇が急激だと身体は過剰反応をしますので、多めにインスリンが出ます。 その結果、今度は血糖値が下がり過ぎて低血糖の状態になり、今度は血糖値を上げようと身体は大忙しです。 この時に興奮する交感神経が刺激されるので、自律神経が不必要に刺激され、疲労していく、という図式ですね。 血糖値の低下も注意!体調の悪化に繋がる場合も もう一つ問題なのは血糖値を下げるというのは、肝臓に余分の糖が取り込まれるからです。 そして肝臓はその糖を脂肪として蓄え、脂肪肝となり機能が低下します。 つまり甘いものやアルコール、暴飲暴食は神経だけでなく、内臓も疲労させる事で体調の悪化を招くので注意しましょう。 自律神経失調症は「ある日突然なる」のではなく、自律神経に負担をかけた結果なっている、という事になります。 実際に自律神経に負担をかけていると、どんな症状が現れるかを次に書いていきます。 自律神経に負担をかけている時に現れる5つの症状 ①めまい、倦怠感 低血糖の状態になると、めまいや倦怠感を感じます。 また低血糖になると身体は異常事態と感じ、アドレナリンを出して交感神経を刺激します。 ②頭痛 アドレナリンは血管を収縮させるので、脳の血管も収縮されて頭痛が起こります。 甘いものが好きな人で頭痛持ちなら、このパターンが多いですね。 ③イライラする、集中力が続かない 精神的にイライラしやすくなったり、集中力が無くなったりもします。 ④肩こり、耳鳴り 肩こりや耳鳴りといった症状も現れるので、注意が必要ですね。 ⑤猫背 身体は緊張状態の時ほど丸くなる性質があるので、猫背がクセになっている人は食生活に注意しましょう。 ストレスを感じた時に食べてごまかす事も重要ですが、もし食べたくなったらどうすれば良いのかを次に書いていきます。 ストレスを感じた時の食事法 アフターケアで体への負担を軽減することが大切 西洋医学は『1600 kcal食』などとカロリー計算で食事制限を定めますが、東洋医学では積極的に血や肉になる食品を摂るように指導します。 カロリーを抑えても、ジャンクフードを食べていれば台無しですから…。 甘いものが欲しい時なら、カロリーを摂っても良いからバランスの良い物を食べた方が良い、という考え方です。 例えばリンゴやバナナなどの果物なら、食物繊維が含まれているので、急激に血糖値が上がる事もありません。 またチョコレートを食べたり、アルコールを飲んだりしても良いですが、間に水分をしっかり摂れば、身体への負担は減るでしょう。 我慢できるなら一度に口にしない方が良いのはもちろんですが、我慢のし過ぎも身体には負担ですね。 それなら、食べてから帳尻を合わせても問題ありません。 身体が欲しているものは度を超えない程度に与えて、その後に水分を摂ったり、運動や入浴でしっかり汗を流したりする方が健康的ですね。 オリーブオイルは肝臓機能の回復ができる 肝臓へのダメージが気になる人は「オリーブオイル」もお勧めです。 オリーブオイルは、世界中で注目されている地中海式ダイエットの要を担っています。 また、地中海式ダイエットは2010年から世界無形文化遺産として登録されています。 その理由の一つとして、肝臓の機能を回復させ、代謝を促進するので、アフターフォローとしても利用できますね。 まとめ 自律神経失調症はストレスそのものが原因、とも言われていますが、身体の中の変化にも着目しましょう。 人間の身体は実に巧妙に出来ているので、多少のストレスではびくともしません。 しかし身体が処理しきれないほどの食事を摂り続けていれば、やがて身体が悲鳴をあげるのは当然と言えるでしょう。 我慢も必要ですが、食べてしまった後はくよくよせずに、アフターフォローに励みましょう。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。

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運動や鍼治療が精神障害にも適応するのはなぜ?

神奈川県藤沢市でリハビリの出来る鍼灸院を運営しております鍼灸師で理学療法士の久合田(クゴタ)と申します。 リハビリテーションと鍼灸をキーワードに知って得するお話をお伝えしていけたらと思います。 自律神経と鍼と運動 現代の人間は様々なストレスにさらされており、常に神経が緊張状態にあると考えられています。そのようなストレスフルな状況を乗り切れている秘密はある神経の働きに一因があると言われています。 「自律神経」という言葉をお聞きになったことがある方は少なくないと思います。 どのような神経かと申しますと【外界の変化に柔軟に対応するために常に体を一定の状態に保ってくれる神経】です。 具体的に言うと、体温や血圧などをコントロールする神経です。 自律神経は、交感神経と副交感神経に分けることができます。 交感神経は運動しているとき働く神経で、血圧を上げたり脈拍を早めたり、活動に必要な血液を筋肉に優先的に行き届くようにしたりします。 副交感神経はリラックスしているときに働く神経で、血圧を下げたり脈拍をゆっくりとさせたり、気持ちの良い空間にいるときや寝ているときなどにも働いています。 例えば、床に寝転がっている状態から立ち上がったとします。 頭の位置は寝ているときよりもずっと高い位置に上がりますね。血液は体の中の水の成分ですから、当然、重力の影響を受けて足の方へ下ってしまうはずですね。 しかし、大方の人間は寝ている状態から立ち上がっても何も起こりません。なぜなら、自律神経が即座に反応して血液が下へ移動しないように循環をコントロールするからです。 この様に自律神経には二つの拮抗する働きを有する神経が常にバランスを取る様に働くようにできており、外界からの刺激に即座に対応してバランスを保っています。 運動療法の効果 適度な運動をすると脳内にノルアドレナリンやドーパミンが分泌されます。その影響で気分が明るくなりストレスが発散でき不安感や疲労感が減ります。また、運動することにより自己効力感が増して意欲がでたり、自信がもてたりします。 運動を継続しハツラツと過ごすと生活が充実してきたりすることが言われています。また、リズム運動などは脳内物質のセロトニンの分泌を促すことも言われており、うつ的な症状を緩和してくれることも一因でしょう。 鍼灸治療の効果 胃や腸は手足の筋肉とは違う神経(自律神経)に支配され日々活動を行っています。体を休めているときは腸の運動が盛んになり消化を促進します。一方で活動中は腸の運動は抑制されます。 松尾芭蕉が句うたった有名な『足三里』というツボに、鍼や灸をすると腸の蠕動が増したり弱まったりすることが証明されました。これは皮膚や皮下にある固有の感覚を受け取る受容器があり、そこに刺激が入ることで脳や局所を介した自律神経反射がおこることと考えられています。 実際に過敏性大腸炎の治療の大規模な研究があり有効性が証明されています。鍼や灸の感覚刺激は感覚神経を介して脳や脊髄に作用して自律神経を調整することが分かってきています。 万の不調に 鍼灸治療と運動療法は非常に相性が良いですね。 クゴリハ鍼灸院では鍼灸治療と運動療法を提供しております。 今までの治療法で治らない症状を改善する選択肢のひとつとして、考えてみてはいかがでしょうか。 筆者プロフィール 久合田 浩幸 クゴリハ鍼灸院院長鍼灸師・理学療法士 急性期病院に勤め年間7000件を超すリハ対応を行う。医療における経験と補完代替医療の強みを活かし平成27年4月に独立し、リハビリ運動療法と鍼灸治療を柱に運営を開始。現在では鍼灸院運営と介護保険事業所のリハビリ部門コンサルも行い複数の草鞋を履き替え奔走している。

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体の不調はなぜ起こる?その理由と改善ストレッチをご紹介します

みなさんの中に、 痛みなどで寝つきが悪くなる・・・ たびたび目が覚めるなどの不眠ストレスに悩んでいる・・・ なぜか筋肉も緊張してかたくなっている・・・ 目のかすみや眼精疲労が酷い・・・ そんな悩みを持っている方はいませんか? 今回のコラムでは、そんな体の不調が起こるのはなぜなのか理解を深めていきます。 そして、不調を改善するためのストレッチ法をご紹介していきたいと思います。 体の動きがない、偏ることによって起こるカラダの不調 骨や骨格筋は大量の血液を含んでいる重要な器官です。なんとこの骨や骨格筋は体重の40%も占めています。 それが、例えばデスクワークなどで、身体の動きが少なくなると、この骨や骨格筋に含まれている血液の循環も低下してしまいます。そうなると局所の血液循環が悪くなります。 また、身体を動かしていても、家事など、同じ動作が多いことを繰り返し行っていると、同じ筋肉ばかり使うので、そこの筋肉だけが疲労し、コリや痛みが起こります。 血液循環が悪くなったり、筋肉疲労でコリや痛みが起こると、それと同時に、女性は冷えや気分の沈滞、男性は精神的緊張から来る興奮をともなう場合があります。 限界に挑むとカラダに疲れを蓄積させてしまう  一般的に人間は各部のバランスのとれた体力を備えており、ストレスや歪みを是正していくように心がけてさえいれば日々の健全な生活を送れます。 それなのに多くの人が不調を抱えてしまう原因は何なのでしょうか? その原因の1つに、疲れを自覚せずに長時間作業を続けてしまうことで、個人のもつ能力の限界に挑んでしまう、ということが挙げられます。能力の限界は人により幅があり、繰り返し経験することで適応力をUPできます。    これは健康に自信のある人ほど陥りがちな傾向ですが、限界に挑み適応しているときが疲れを蓄積しているそのときです。   能力の限界に達しているとき、女性は「イライラ」しつつも、目の前の作業をこなします。 男性は「ボー」としてきますが、次の作業を予測し脳をフル回転していて動きを停止します。 簡単3分!作業の合間の腰痛ストレッチ 体に疲労を蓄積しない工夫をしていけば、体の不調が酷くなることを事前に防ぐことができます。 仕事や家事の合間の2~3分に意識して時間をとり、ストレッチをしてみましょう!  (1)揺さぶり体操【30秒~60秒を目安】     ・足を肩幅に開いて、両膝を軽く曲げ、体の力を抜き、首を軽く前に倒します。     ・膝を使って体をゆ~ったりと左右に揺さぶりながら下唇もゆるめます。     ・このとき腕は「だら~ん」とさせながら軽く前後に振ります。 (2)もも上げ【片足15秒ずつ30秒~60秒を目安に】     ・壁に背中をつけて片足を腰の位置まで上げます。(なるべく90°になるように)     ・左右の足をそれぞれ上げます。一度にやると疲れるので無理しない範囲でチャレンジしてください。 (3)「8の字」回し【30秒~60秒を目安に、膝痛の予防・対策にも使えます】     ・足を肩幅くらいに開いて立ち、両腕をゆったり頭の上へ持っていきます。     ・腰をゆるめながらゆっくりと「8の字」をイメージして腕を動かします。  体力づくりの基本は健康づくりからです。  「ゆとりをもって楽しみつつやる」というのがコツです。 さいごに いかがでしたでしょうか。 東洋医学には『未病』という言葉があります。  「『未病』は病気ではないが体調は万全でない」というありさまを指します。  日常生活を改めれば『未病』は治るが、放っておくと『未病』は本当の病気になってしまいます。  つまり健康の理解との共存によって病気を予防する心がけとしての教訓です。 個人の持つ能力を、個人が生活している環境の中で、バランスを維持しながら目的をもって進むことで、生活上最高の満足感に到達させる哲学です。 ぜひ今回のコラムを参考に、より健康な生活を送ってみてくださいね。 筆者プロフィール 矢部 健太郎 もみじ整体院院長 昭和48年 2月、千葉県に生まれる。水瓶座。 平成17年10月、もみじ整体院開業。院長。 平成21年10月、ライフカラーカウンセラー認定協会監修            ライフカラートレーナーの認証資格取得。 現在は、健康の大切さを伝えていく活動に励んでいる。

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病気になってから後悔しないために実践すべき3つのこと

ある日突然病気になることはありますが、事前に病気になりますよ、という知らせはきません。 健康な状態の時からできることで、少しでも病気から遠ざかり、健康的な生活を続けたいのは誰でも思うことです。 今回は、そのヒントになる3つのことをお話したいと思います。 実践する場合は、無理のない範囲で、自分に出来る所から挑戦していきましょう。 ① 少食主義  過食(栄養過多)は病気を防げない 現代人の不健康の元は「過食」にあります。 人間はつい最近まで飢餓との戦いでした。しかし先進国では飽食の時代となりました。今では1日3食が常識となっています。   これまでの人類の歴史を見てみると、人間は飢餓に対しては強くできていることが分かります。しかし、過食に対しては対応できていないのです。 菌やウィルスなどの外界からの侵入者に対して、血液中の白血球が主に防御して戦ってくれています。 ですが栄養過多になると、たんぱく質などの過分な栄養を処理するために白血球が手一杯となり、肝心な外敵を倒す余裕がなくなってしまいます。   食事を抜いても、水分補給は忘れずに お腹が空いているほうが、身体の防御能力は上がり、病気になりづらくなります。 大人は1日3食も食べなくていいのです。 江戸時代まで、日本人は1日2食を食べることが常識でした。玄米菜食が中心でしたが、外国人が馬にも勝つ日本の飛脚に度肝を抜かれたという話があるほど、体力はすごくあったのです。 戦国時代なんて、今と比べれば大した栄養は食事から摂れていなかったはずです。しかし、とても重い鎧をつけて重たい武器を持って、何十キロも自分の脚で歩いて移動をし、戦っていたんですからね。  ですから、昔の人のは栄養が今よりも摂れていなくても体力はありましたし、健康だったのです。   運動もせず1日座ってパソコンしているのに1日3食!? やはり食べ過ぎですし、白血球も怠けてしまいます・・・。   朝食を摂ろうという話はよく聞きますが、 大人は朝食抜きでも大丈夫です! 1日2食にしてみましょう。 毎回よく噛んで食べ、 腹8分目で抑えるようにしましょう。 そして、炭水化物を必要以上に摂らないようにする。   まずはこれが病気にならないための重要ポイントです!!   【注意】 朝食は抜いても、水分はしっかり摂ることが大切です。 できれば、少し飲みづらい方もいるとは思いますが、ミネラルたっぷりの硬水がいいでしょう。 現代では糖分(ブドウ糖=炭水化物)を摂り過ぎる傾向にあります。 「朝食を摂らないと頭が働かない」という刷り込みがあるかもしれませんが、糖新生と言ってブドウ糖は体内でも作られます。 糖分の摂り過ぎには注意しましょう。 テレビでは「1日3食がいい!」という番組を見ることが多いかもしれません。その場合は、食品会社がその番組のスポンサーになっている可能性があります。1日2食が良い!とは絶対に言えないですからね・・・。 ② 免疫の宝庫 『腸』 を鍛える!  食事と一緒に考えたい「腸」のはなし 少食に加えたい健康法が最近(2015~2016年)話題の「腸」です。小腸造血説があるくらい重要な器官です。 お母さんのお腹の中では脳より先に出来ます。栄養の吸収もここで行っています。   最近のブームで乳酸菌を意識的に摂る人が増えているかと思います。 しかし、残念ながら貴方の腸の菌の割合は既に決まっているのです。   乳酸菌を摂ってもそのほとんどが胃酸で死滅します。 乳酸菌も酸性ですが、胃酸のペーハーはさらに低く強烈で、外敵を倒すようにできています。 そこをなんとか切り抜けて腸まで届いた乳酸菌は日和見菌(どっちつかずの菌)を活性化します。 大事なのは、胃腸を労わることー3つの注意点ー いわゆる善玉とか悪玉とか言いますが、菌のほとんどは日和見菌と言われています。 乳酸菌が届いて善玉が多くなると日和見菌は善玉を応援します。これがいわゆる善玉優位の良い状態です。 しかし、せっかく届いた乳酸菌も1日で役割を終えて便になり外に出てしまいます。   ですから、悪玉の代表、お肉を毎日のように食べる方は、毎日乳酸菌を入れてもおっつかないのです。 これが悪玉優位の腐敗した悪い状態。   良い状態が続いてる人は毎日硬すぎず柔らかすぎずの黄土色の便が出て、 究極は・・・匂いもしないそうです・・・!   腸の状態が良いと、栄養の吸収もスムーズになります。 まずは、最低限以下を気を付けましょう!   ・極端に冷たいものを摂らない(腸を冷やさない) ・動物性の食事はほどほどに(悪い環境に置かない) ・生きた菌類を摂るよう心がける(味噌、納豆、醤油など本物を使う)    とにかく、胃腸を労わりましょう!   【注意】 市販の多くの牛乳のヨーグルトは、牛乳であること、砂糖が入っていること、乳糖が環境に弱いことから、私は自分で作る「豆乳ヨーグルト」をお勧めしています。 砂糖は入れないにこしたことありませんが、入れるなら純度の高いオリゴ糖や自家製甘酒を入れると相乗効果がでます。 しかし、スーパーなどで売っている味噌や醤油などは選ぶときに注意が必要です。なぜならそれらの発酵物の菌は、実は殺菌されていているケースが多くあるからです。 ※作り方や選び方は後日記事にします ③ とにかく冷やさない! これは良く言われることですね。 でも「冷え性なんです・・・」と言って、対策を取っていない方は非常に多いんです。 何をするにも本人のやる気次第なので、どうしようもないのですが・・・。  体を温めることは、体にはいいことだらけ 癌細胞も39.6度以上で死滅すると言われます。 肺炎にかかって40度以上の熱を出したら癌が消えたという話もあるくらいなのです。 癌対策の温熱療法も存在します。   温めると「ヒートショックプロテイン」というたんぱく質がでることも分かっています。 このたんぱく質は壊れた細胞を修復する、とても有益なものです。   風邪で熱を出して薬を使わず治すと、免疫が上がります。 日本人の強靭さを研究した結果、「入浴」に秘訣があるのでは?と、占領した外国人の研究者は考えたそうです。 外国には「湯に浸かる」という風習はないですからね。   ちなみに体温が1度下がると、免疫が30%下がると言われています。 基礎代謝も10%以上下がるようです。 昔より基礎体温が低くなっている方、要注意です!   まずは、身体を暖めることから始めた方が取り組みやすいと思います。   現在はウェア類も機能が非常に良くなってきているので インナーなどを上手く活用して冬を乗り切りましょう。   首、へそ周りから下腹部、足首周り・・・まずはこの辺りを防御しましょう。 東洋医学的にも冷えや風邪のツボが集まっています。女性の腹巻は必須アイテムです!  入浴も効果的な温める手段 そして、日本の伝統「入浴」です。 お風呂に浸かると「ホッ」としませんか?この効果も自律神経に良い働きをします。 入浴は体温より5度高いお湯に10分以上を推奨します。 先ほどのヒートショックプロテインが出てきます。 因みにお灸でもこれが出るんですね~、鍼灸って素晴らしい!   下半身の筋肉を温めるウォーキングやスクワット 熱を作るには「筋肉」が必要ですので、基礎代謝を上げることも大事です。 筋肉のほとんどは内臓のないお尻から下、いわゆる下半身に集中しています。 お尻、太ももを中心に鍛えるのが筋量アップの一番の近道です。 歩くことが面倒くさい方は、やはりスクワットするしかないですね。 にわかスクワットは腰を痛めることがあるので、動画などで確認しましょう。 1日20回でも、毎日続けることが大事です。2か月過ぎると効果が見えてきます。   チンする湯たんぽは費用対効果バツグンですので常備しておきましょう。 職場、家、寝る時など大活躍です。   体を冷やさない注意点 温めが習慣づいたら、次は「冷やさない!」ことです。 しかし、これが難しい・・・ 特に女性はファッション、食べ物、仕事など、体を冷やす要素がいっぱいあるからです。   飲食物で例を幾つかあげると、以下のようなものは注意です。 ・冷蔵庫で冷やしたもの ・夏野菜や南国産の野菜、果物 ※話題のスーパーフードは、南国産が多いので要注意! ・白砂糖や化学物質、適量以上のお酒の飲酒 また、ストレスや肩こりなどは、冷えの原因になります。   ストレスはホルモン的に血管を収縮させるので、身体を冷やします。 長時間の仕事や、過度な運動も同じです。   肩こりなどのコリも血管が縮こまった状態ですので、冷えを呼び込みます。 「コリは万病の元」ですので、ほっとかない様にしましょう。   「残業が続いて、ストレスが溜まり肩こりがして、甘いものを食べてお酒が旨い!」 黄色信号が灯っています、気を付けましょう!   病気はお医者様は治してくれません。自分の身体が治すのです。 そのためには治す力をつけなければいけません。 ふと考えると、日常的に治す力を落とすことばかりしている自分に気づきます。 自分なりに省みて、工夫して日常生活を送りましょう!   できることから始めてみましょう いかがでしたでしょうか。 『病気になってから後悔しないために実践すべき3つのこと』をお送りしました。 対症療法ではなく、身体の根本から変えていくことが大事ですので、できることから取り組んでみてください。 筆者プロフィール 矢崎 宏典 リラクゼーションマッサージ鍼灸整体院『ビヤンネートル』オーナー院長鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)、カイロプラクター K-cloud japan 事務局長、食養生コーディネーター 中央大学法学部卒業後、一般企業に就職し治療業界に転身。33歳まで社会人リーグでアメフトをプレイ。 治療のみならず、東洋医学の神髄でもある「養生」に着眼し、食生活を踏まえた『マスコミに騙されないホントの健康な身体作り』を指導。自らも、乳酸菌を自作し味噌や納豆作りをする発酵生活実践者。

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自律神経を整えるには?まずは特徴を理解しよう

最近、体調が悪い日が続いている…。 仕事をしている時も気持ちが入らず、やる気がでない…。 それは、もしかすると自律神経のバランスが乱れているからかもしれません。 自律神経のバランスが乱れていると、様々な不調を起こすことがあります。 今回は、自律神経の特徴について深く理解することで、生活の質を良くするヒントを探してみましょう。 自律神経は体温や血圧などをコントロールする神経  自分でコントロールできない部分をコントロールしてくれている神経を自律神経と言います。 肘を曲げてくださいと言われて、肘を曲げることは直ぐに出来ますが、体温を上げてくださいと言われて、すぐに上げることが出来ません。 血圧を下げてくださいと言われてすぐに下げることが出来ません。 この様に、自分ではコントロール出来ない体温や血圧などをコントロールしてくれているのが自律神経です。 2つの神経をつかってコントロールする  自律神経は2つの神経を使って、体温や血圧などをコントロールしています。 体温や血圧を上げる、つまり身体を活性させる役割の交感神経と、それらを下げるために身体を沈静させる役割の副交感神経があります。 交感神経は、戦うモードになる為にカラダを活性させる神経です。現代社会で言えば、仕事のシーンです。 副交感神経は、お休みモードになる為にカラダを抑制させる神経です。 自分ではコントロール出来ないと言えば聞こえが良くないですが、自立して独立して働いてくれている自律神経は、この2つの神経をバランス良く使ってコントロールしてくれています。 バランスが崩れると体調不良の原因に  独立して働いてくれているからこそ、2つの神経のバランスが崩れてしまうと厄介です。 現代社会は過度なストレスを感じるシーンが多く、カラダが常に活性している状態が続きます。すると、交感神経ばかりが働いて、副交感神経が上手く働かなくなってしまいます。 それは、ずっと活性したままでイライラして落ち着かなかったり、カラダを休めるシーンになってもカラダが休まらなくなってしまったりします。 それが、カラダの不調につながるのは言うまでもありません。 2つの神経が機能しなくなると、体調不良の悪化に繋がる 交感神経が働かないと、カラダが活性しなくなる  交感神経が上手く働かなくなってしまうこともあります。それはつまり、カラダが活性しなくてはならないシーンで、上手く活性しません。 仕事のシーンになっても周りのペースに合わせられなかったり、注意散漫になったりします。常にカラダがお休みモードになってしまっているのです。 副交感神経が働かないと、カラダが休まらない また、両方とも上手く働かなくなってしまうこともあります。つまり、仕事のシーンになってもカラダが活性されず、カラダを休めるシーンになってもカラダが休まりません。 つまりは、外部からの刺激に対してあまり反応しない憂鬱で無気力な状態です。この様にして、自分ではコントロールできない自律神経が、その時の心の状態を良くも悪くも表しているのです。 自律神経のバランスを整えて、生活の質を上げてみませんか?  最近どうもイライラしてしまってカラダが休まらないとか、注意散漫になるシーンが多いとか、やる気がでないとか、それをただただカラダが疲れているからと時間経過によって改善されるのを待つのではなく、自律神経のバランスを整えてあげることを意識してみてください。 バランスが崩れてベストパフォーマンスで生活できていないのは、とてももったいないことです。 2つの神経のバランスは、クルマのメーターみたいに明確ではありません。 だからこそ、過度のストレスや長期間ストレスにさらされて、自分で交感神経が優位だと感じれば意識して副交感神経を優位にさせること行ってみてください。 リラクゼーションやヨガ、静かで時間がゆっくり流れる環境に身を置く、そんな風にして時間を過ごしてみましょう。 2つの神経の特徴を把握することで、常に自分をベストのコンディションにすることが出来、生活の質をあげることができます。取り組んでみてください。 筋膜ボディセラピー著者:大久保圭祐 出版社:三栄書房 筆者プロフィール 大久保圭祐 全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト 米国Rolf InstituteR卒業し、世界三大ボディワークのロルフィングRを修得する。トレーニングやエクササイズ、ランニング等の運動処方、ストレッチングや筋膜リリース等の手技を使って、クライアントの要望に応える。各種メディアにてボディメークの監修、セミナー講師、コラムの執筆など幅広く活躍中。

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やる気を出す方法?やる気と〇〇の意外な関係性

やる気が出ない。 誰にも会いたくない。 誰とも話したくない。 最近、こんな方が増えているようです。 部屋の片付けや掃除をやろうとは思うけど、思うだけで行動ができない。 「まっ、いいか・・・今度にしよう」と先延ばししてしまう。 どうしてもやらなくてはならないことはやるけど、やるのは今日でもいい、明日でもいい、いつでもいいということは必ず先延ばし。 やる気が出ないのは性格的に怠け者なんだとか精神的な異常だとか、歳のせいだと考えていませんか? それは大きな誤解です。 やる気とホルモン 結論からいうと、うつ病は『やる気ホルモンの分泌低下』です。セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどのやる気ホルモンの分泌が悪くなってやる気が出ない、行動ができない、仕事も休んで部屋に引き籠る、という状況になっているのです。 人間はやる気ホルモンが出れば行動力が出るのです。 あれをしよう、これをやろうと頭で考えただけで、若い時のようにサッと行動ができるのです。 やる気が出ました 80歳の女性でこんな方がいました。 部屋の掃除や片付けをしようとは思うけどやる気がでない。今日は簡単に済ませて明日はきちんとやろう!こんな毎日が続いていたのが、 あることをしただけで、『やる気が出ましてね!今まで気になっていた部屋の片付け・掃除を全部やりました。気がついたら17年経っておりましてね・・・! 押入れを開けたら汚れたシーツが15枚出てきました。それもコインランドリーで全部洗いました。すっきりしました。』 さらに『キウイが出なくなりましてね!』と大喜び。何のことかと思ったら、重い物を持つと肛門が脱けてキウイのように出てくる、いわゆる脱肛が治ったということでした。(これはうつとは関係のない付随効果ですが・・・) 他には『汚れた換気扇の掃除なんか私はやる気がしない。一生やることはないだろう』と思っていたのに、気がついたらペンチを持ってきて換気扇を外してピカピカに磨いていた自分に気がついた60歳の女性もいます。 また『私の中で革命が起きています。死ぬまでやらないと思っていた家具の移動ができました。部屋の大きな家具を移動して模様替えができたんです。 玄関先もきれいに掃除したら娘が「玄関がきれいだから家に帰るのが楽しい」と言ってくれました。』という70歳の女性。 他には「2年近く仕事を休職していて、あと2か月で職場復帰できないと解雇になってしまう」という『重度のうつ病』の男性がいました。 この方も、2か月後には規則的な生活ができるように回復し、元気に職場復帰を果たしています。 うつ病と糖尿病で10年間、仕事ができない、計算ができない、知らない所に行ったら帰ってこれない、3拍子揃った人がいました。 10年間は家と職場の往復だけで職場では座っているだけ。手首を切ったり排気ガスを引き込んだりの自殺未遂を2回という50歳後半の男性も見事に体調が回復し、さらに男性機能も回復しました。 やる気を出す方法 この方々に共通しているのは、やる気が出なかったのが、あることをしただけでやる気がでて、うつ病が改善したということです。 その『あること』とは背骨の神経圧迫を取り除いたことです。 具体的には、背骨(胸椎)3番の神経圧迫をなくすことで、やる気ホルモンの分泌が促されいわゆる『やる気』がでます。 人体の営みは脳からの指令でコントロールされていますが、脳の指令を伝える神経は首から背骨を通って全身に広がっています。物理的な要因で背骨の神経が圧迫を受け、脳からの指令がうまく伝わらなくなるとホルモンバランスが乱れて体調不良になります。 多くの場合、慢性的な病気の原因は背骨の神経圧迫が原因です。 もうひとつリンパの流れも重要ですが、この点は別の機会に改めて書くことにします。 実は私もうつ状態の経験があります。 息子が結婚して同居することになり、2階の屋根裏を物置部屋に改造しましたが、どんどん物が増えて収拾がつかなくなりました。棚を作って整理しないと何がどこにあるやらさっぱりわからず必要な時に取り出せません。 早く棚を作って整理をしなくてはいけないと毎日、気にはなるのですがやる気が出ないのです。ある時、思い切って背骨を治しました。 するとやる気が出たのです。 丸のことインパクトドラーバーと厚めのべニア板などを買ってきて、数日で棚を作ってしまいました。 収拾がつかなくなっていた物を棚に整理したら何がどこにあるのか一目でわかるようになり、すっきりしました。 自然治癒力 病気を治すのは薬でも器具でもありません。また他人が病気を治すわけでもありません。 まして私が治すわけではありません。(この謙虚さが大事なんです。) 病気を治すのは、人体に備わっているいわゆる自然治癒力です。 脳からの指令がうまく伝われば自然治癒力が正常に働いて体調は良くなります。 原理はシンプル。簡単なのです。 家族でやる気の出ない人がいたら試してみるとよくわかります。 筆者プロフィール 丸山 一郎 松縄骨法院院長 地元地方銀行に定年まで勤務し、妻の死を契機に定年後、日本古来の忍者の骨法療法を修 得し、開業して7年目になります。 今では憧れの師匠のように病気をズバリと言い当てるようになり、患者さんは北海道、鹿児島、東京、大阪、福岡など遠方からも来院。弟子は鹿児島、沖縄、滋賀、大阪等から15人が来院しました。中にはプロの施術家も弟子入りし効果の素晴らしさを絶賛していて年末にはドイツからも弟子入りの予定があります。 400年前の素晴らしい忍者の療法を後世に伝えたいという思いを胸に日々研鑽を重ねています。

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その不調、自律神経失調症かも!?原因や対処法をまとめました

多くの体の不調の原因に「自律神経の乱れ」が挙げられます。 症状が多岐に渡るため、「適当なことを言ってるんじゃないの?」と疑われることもありますが、自律神経の働きを知れば、なぜ多くの症状が見られるのかがわかります。 今回は自律神経失調症の症状の特徴やその原因、対処法についてお話ししていきたいと思います。 自律神経の働きと自律神経失調症 自律神経とはその名前の通り、自律して働く神経のことです。 たとえば、「よし、今から心臓を動かすぞ!」と意識する人はいません。 私たちが意識しなくても心臓は動きますし、暑くなれば汗を出して体温を自動で調節してくれます。 こういった、精神や身体を正常に保つ働きをしているのが、自律神経です。 自律神経は活動的になる交感神経と、リラックスしたときに働く副交感神経で成り立っています。 ところが、何らかの理由でこの働きが乱れると、日中活動的なときに副交感神経が働いて集中力が低下したり、本来身体を休めなければいけない夜に交感神経が働いて不眠になったりします。 この状態が自律神経失調症です。 自律神経失調症の症状 身体のあらゆる面に作用する神経なので、症状も多岐に渡ります。たとえば、全身の倦怠感、微熱、不眠、イライラ、集中力の低下、不安感、といった全身症状や精神症状。 頭痛、疲れ目、耳鳴り、味覚異常、息苦しさ、動機、血圧変動、吐き気、便秘、肩こり、腰痛、冷え、ほてりなどの身体の各部位の症状があります。 自律神経の乱れの原因 自律神経失調症の原因は、ストレスと生活リズムの乱れが主な原因になります。といっても、ひとつの事象が影響するのではなく、色々な要因が複雑に絡まりあって起こるため原因を特定するのは難しくなるでしょう。 たとえば、ストレスといっても仕事などのストレス、人間関係、環境の変化などが考えられますが、その人がどれだけストレスに耐性があるかでも変わってきます。 「新しい生活になれるか不安だなぁ」と思う人もいれば、「新生活が楽しみだ」と思う人もいるということです。 自律神経の乱れは女性に起きやすい また、女性の場合はホルモン分泌の変動が多いため、これも自律神経の働きに影響します。 自律神経失調症が男性よりも女性に多いといわれるのは、これが原因です。 自律神経失調症の対処法 ご自身で出来る対処方法としては、症状がまだ軽い場合1:2で腹式呼吸を行うことをお勧めします。 例えば、鼻から1.2で息を吸い込みお腹を膨らまし、3.4.5.6で口から息を吐きお腹を凹まします。 「呼吸」だけが意識しても意識しなくても出来ます。 このことを利用して本能脳と理性脳の摩擦によって発生した「圧」により歪んでしまった脳幹をゆっくり元の状態に戻していきます。 腹式呼吸を行うことで副交感神経を優位にし、自律神経を正常な状態に戻しましょう。 筆者プロフィール 植屋 浩幸 整体院スリーバランスオーナー 昭和39年 大阪府枚方市生まれ 元消防士 第53回 選抜高等学校野球大会 1981 出場 創業、平成14年/延べ20,000人以上の患者様に体、心、食、3つの視点から指導を行い多くの喜びの声を頂く 家族が心の病にかかり、脳梗塞で倒れたこともあり心身不可分を体験したことから「家族や両親に受けて欲しい施術と知識」をご提供している 元・日本オリンピック委員会強化スタッフトレーナー 推薦 東京パラリンピック統括トレーナー 推薦/枚方市教育委員会 講演 公益財団法人 枚方体育協会 メディカルインストラクター/マスコミ出演多数

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腸内環境を整えるだけではダメ!免疫力を上げるために本当に必要なコトとは?

空前の腸内環境美化ブーム! 腸内環境を整えて、免疫を上げよう!腸内細菌を増やそう!って、テレビで取り上げられているのを見たことがある方も多いでしょう。 しかし、一生懸命高いヨーグルトを食べたり、ビオフェルミンを飲んだりして乳酸菌を増やして、腸内に免疫細胞(マクロファージやNK細胞)を増やしても、その子たちが全身に行きわたらなければ身体の免疫は上がりません。 腸の周りでウロウロしていも井の中の蛙、宝の持ち腐れ状態です。 いつまでもベンチを温めていないで、広いグランドに行って活躍してもらわなければ免疫は上がらないのです。 今回は、免疫力を上げるために、腸内環境を整えるだけでは不十分は理由、そして具体的な改善方法についてお話ししていきたいと思います。 免疫細胞を身体に行きわたらせるには 免疫力を上げるために免疫細胞を全身に運ぶのは、「血液」。そこで、『血流』がとても大事になります。 かの野口英世もこう言っています。 「人間の病気や体内の痛みは、細胞が酸素欠乏で死んでしまうから起こるものだ」と。 酸素は血液が運びます。血流が悪くて酸欠状態になる…これが病気の元だと考えたのです。 血流というと「心臓」ですが、その前に大事なのは「肺」です。 肺でガス交換して呼吸によって新鮮な血液が心臓に送り込まれます。 心臓ももちろん大事ですが、血流で大事なのはその前に「横隔膜(ハラミ)」なのです。 ここで大事なのはもう一つ、身体に溜まった血液を送りだすポンプ。 その代表が、第2の心臓と言われる「ふくらはぎ」です。 心臓とふくらはぎ、そして横隔膜。 この3つを上手に鍛えて動かすと血流は良くなり、免疫細胞が全身に届くわけです。 「瘀血」という考え 東洋医学では、はるか昔から「血液」が一番重要だとしています。 血流の滞り、今で言えば鬱血などの血流障害を指しますが、これを『瘀血』と呼び、万病の元とされてきました。 だから昔は瘀血の部分の血を出したり(刺絡)、もっと過激だとヒルに吸わせたりしたのです。 血と気が充実していれば免疫が高く病気にならない、これが東洋医学の考えです。 現代病 現代は、昔と違い飽食の時代となりました。 血流にのって必要のない栄養が次から次に細胞に届きます。もういっぱいいっぱいで受け取り手もない状態です。おまけに運動不足で静脈のポンプが故障状態。栄養の大渋滞です。だから途中で栄養を捨てていくのです。粥状動脈硬化や脂肪肝ですね。 動脈のポンプがしっかりしていても、このような栄養過多状態ではかえって病気になってしまうのです。 生活が便利で豊かになった分、心や身体が以前よりも弱くなり免疫も下がってきました。 インフルエンザだって熱中症だって昔からありますが、現在は罹患する数が桁違いです。 食べ過ぎ、飲み過ぎ、動かな過ぎ、働き過ぎ、ストレス溜め過ぎ……身に覚えありませんか? ではどうするか まずは、栄養の供給を一時やめて渋滞を解消しましょう。それが断食、1日でOKです。 1日であれば復食とか気にしなくても大丈夫、ミネラル分の入った水分だけは補給しましょう。 渋滞が取れたら、渋滞が起こらない様にしましょう。 食事は腹8分目、糖分の摂り過ぎはNG(炭水化物やお菓子)。 大人は朝食を抜くのが良いでしょう、ブドウ糖は体内で作られますので余計な心配は無用です。 そうしたら、血流改善のために運動します。 横隔膜とふくらはぎです。 深呼吸(腹式呼吸)を常に心がけましょう。これはいつでもできますね。 ふくらはぎは歩くのが一番ですが、カーフレイズ運動が良いでしょう。 両足同時につま先立ちして戻す、を繰り返す動きです。会社の昼休みや家で歯を磨くときなど、ルーティンにすることをオススメいたします。 さいごに いかがでしたでしょうか? 医学の祖、ヒポクラテス(紀元前の古代ギリシャの医者)の言葉を最後にご紹介します。 「歩く事は人間にとって最良の薬である」 「満腹が原因の病気は空腹によって治る」 「筋肉を充分に使っている人は病気に罹りにくく、いつまでも若々しい」 東洋医学にしろ、ヒポクラテスにしろ、紀元前の時に「病気にならない方法」は分かっていたのです。 私たちが、自分の身体のためにちょっと気を付ければできることばかりです。 それをしないで、病気になったら病院に行って薬をもらって症状を抑えてしまう…… 家族や大事な人のため、そして何より自分のためにもっと身体を大切にしてあげましょう。 筆者プロフィール 矢崎 宏典 リラクゼーションマッサージ鍼灸整体院『ビヤンネートル』オーナー院長鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)、カイロプラクター K-cloud japan 事務局長、食養生コーディネーター 中央大学法学部卒業後、一般企業に就職し治療業界に転身。33歳まで社会人リーグでアメフトをプレイ。 治療のみならず、東洋医学の神髄でもある「養生」に着眼し、食生活を踏まえた『マスコミに騙されないホントの健康な身体作り』を指導。自らも、乳酸菌を自作し味噌や納豆作りをする発酵生活実践者。

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胃腸の調子を良くするためのお灸!おすすめのツボをご紹介します

「不調になるとお腹が空かない。胃もたれがする・・・。」 「具合が悪いと食欲がなくなる・・・」 「夜にドカ食いして翌朝に胃もたれてしまった・・・」 こんな経験をみなさん一度はお持ちではないですか? こうした胃腸の働きは、実は自律神経という、「無意識のうちに支えられている神経」によってコントロールされています。 自律神経が乱れてしまうと胃腸がうまくはたらくことができず、胃腸の具合が悪くなってしまうのです。 胃腸は食物を消化し、次の器官へ送る作用があります。胃腸の働きが活発になると消化もうまくいき食べたものがスムーズにエネルギーに変わっていきます。元気に過ごすためには、胃腸のはたらきを良くすることが不可欠なのです! 今回は、鍼灸師である私が、自律神経を整え、胃腸の働きをよくするために使えるお灸についてお話ししていきたいと思います。 お灸のはたらきで胃腸を元気に まずは、お灸のはたらきについてお話ししましょう。 お灸は体に副作用なく、優しい刺激とお灸から伝わる暖かみやぬくもりで、全身の血流を促進させ、内臓である胃腸等を温め働きを助けてくれたり、自律神経の乱れを整える助けをしてくれます。 お灸はあくまで助けてくれるものであって、薬のように直接治してくれるわけではありません。しかし、その代わりに、副作用なく不調になってしまう、根本の原因である体質の改善をしてくれるのです。 お灸や鍼を代表とする東洋医学はその場しのぎの治療ではありません。その人の体質改善へと導いてくれます。 おすすめのツボ「足の三里」 セルフケア時におすすめなのが足の三里であります。膝の外側にある万能ツボでありますので効き目も高いです。 ぜひ試してみてくださいね! 便秘のツボ⑤足三里あしさんり。膝の皿の下、靭帯の外側にあるくぼみ、犢鼻(とくび)から指4本分。右足は右手で、左足は左手で、くぼみに人差し指の先を置くと、小指の先になります。 pic.twitter.com/JLTgvgPOhw— 時短・確実ダイエット法 (@thanku4ursince1) 2016年7月11日 さいごに いかがでしたでしょうか。 今回は、自律神経を整え、胃腸の働きをよくするためのお灸に関してお話ししました。 胃の調子を整えるには、胃の声を聞きながら食べる量を調整することも大切です。 胃腸は心とも関係しているため、強いストレスや不安、疲労が蓄積すると自律神経のバランスが崩れて食欲がわかなくなることがあります。 ここで無理に食べれば、胃腸に負担がかかります。食欲不振を感じたら身体からのSOSと捉えて無理に食べようとはせず、自然とお腹が空くのを待つのが良いと思います。休息をとったり、趣味でリフレッシュするうちに再び食欲が沸いてくることがあるのです。 ぜひ、今日お伝えしたことを頭の隅に置いておいて、健康で元気な毎日を過ごしてくださいね! 筆者プロフィール 洲崎 和広 すのさき鍼灸整骨院副院長 鍼灸師・柔道整復師・ケアマネージャーの資格を保有。北海道室蘭市で(院長)父親である 洲崎 理 がすのさき鍼灸整骨院を経営し30年以上が経ちました。そこで私も入り施術に従事しています。4年程デイサービスに勤務してデイサービスのセンター長もやりました。整形外科・整骨院・介護業界の経験を活かしてその人がその人らしく生きて明日への活力を与えるエネルギーステーションのような存在になれれば幸いです。

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休んでも残ってしまう…気になる疲れの正体とその解消法

朝がつらい、ダルイ、寝ても疲れが取れない… 一晩寝れば解消される疲れとは違う、半年以上続く慢性的な疲労を感じている人が増えています。 このような疲労を抱える方に共通している事の一つに、ストレスに対して反応しやすく、それをきっかけとした問題を抱えていることがあります。 心の疲れ、つまり「脳の疲れ」を解消することが慢性疲労の解消にも非常に重要となります。 そもそも脳が疲れるとはどういうことなのでしょうか? 新たな研究成果によって、様々な疲労に伴う症状には脳の機能異常が関わっていることが明らかになっています。 現代人の多くが抱える問題 現代人の多くが抱えている様々なストレス。このストレスに不快な思いをしていても、なかなかその環境から抜け出すことはできないものです。 現代は、大昔と違いストレス状態が長く続くため、自律神経系やホルモン系に影響を及ぼし、心や身体の不調を引き起こすことが多いと言えます。 不快な環境が及ぼす心身への影響をホルモン系の側面から見てみると、ストレス状態が長引くことで脳内物質である「セロトニン」の分泌が弱まることがあります。 「幸福ホルモン」ともよばれる心の安定に関与するセロトニンが不足すると、夜の眠りが浅く寝起きも悪くなり、うつになったりキレやすくなるとも言えます。 また、体に現れる反応としては、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌が続くと、高血圧、血流の低下、免疫力の低下などが起こり、それによって様々な疾患にかかりやすくなります。 生活をしていくうえで完全にストレスを避けることなんてできませんよね。 ですが、何も手段を講じずにただじっと耐えていると、感情やストレス反応をコントロールすることができなくなって、心身の問題に悩まされることになりかねません。 命を守るための反応 ストレスを受けている時には、’’何ごとも楽しめない、はっきり物事を考えられない…’’といったようなことが起こります。これは脳の働きの低下や脳自体の損傷によるものです。 ストレス状況下では脳の本能的な部位である「扁桃体」への血流量が増します。すると交感神経は活性化して心拍数が上昇し、血圧を上げ、筋肉は緊張し戦闘態勢を整えるいわゆるストレス反応が起こります。 緊急の場合、じっくり考えてから行動していては危機を避けるのに間に合わないため、理性的な脳の部位である前頭前野は働きを停止します。危険を避けなければならない状況で「闘うor逃げる」を判断しとっさに行動するためです。 本来であれば、この反応は生命の危機を脅かす外敵から身を守るためのものです。 現代ではあまり必要としない反応 瞬時に闘ったり逃げ出したりすることが必要なくなった現代では、この「闘争、逃走反応」が活躍する機会は少ないと言えるでしょう。 例えば、急に獣に襲われることなどまずありませんし、会社に嫌な上司がいる、急に転勤しなければならなくなったなどの不快を避けたい環境下でも、その場を逃げだすような事はあまりしないですよね。 ですが、環境の変化や対人関係のような、生命の危機とはいえないちょっとしたストレスや、嫌なことを想像しただけでもこの反応は起こるため、命の危機にさらされない限りは抑えておくべきシステムが常に働くことになるのです。 本来なら危険が去れば鎮まるはずのこのシステムが長く働き続けると、前頭前野の機能が低下して扁桃体の活動をコンテロールする事ができなくなります。すると扁桃体の興奮はいつまでも鎮まらず、休んでいてもストレスや緊張状態が続き、いつも不安を感じたりイライラする事が多くなるわけです。 良いところもあるストレス 悪いことばかりのように見られがちなストレスですが、実はストレスとは良い悪いというようなものではありません。 不快なストレスを感じると「ノルアドレナリン」が分泌されます。怒りのホルモンとも呼ばれているこの物質の作用によって、血圧、呼吸、胃腸、体温などの変化、いわゆるストレス反応がでます。 このような身体的な反応や嫌な感情が生まれ、それにより交感神経が優位に働き体はいつまでも休まらず、それが高じると心身に悪影響を及ぼすことになります。 一方、何かを手に入れたい、試験に受かりたい、試合に勝ちたいといった目標に向かって頑張っている時に分泌されるのはドーパミンです。 ドーパミンは喜びに関係する脳内物質ですから、自分の欲望や喜びを求めることにより意欲が起こります。自分の欲望の実現ためならつらいことでも不快とは感じないものです。 同じ物事であっても前向きな気持ちで意欲的に取り組めば、ストレス反応は生じず多くの問題が解消されるはずです。 これはストレス反応を伴わない、良いストレスと言えるのではないでしょうか。 心の疲れを取る方法 ストレスを受けながし、気分を安定させてくれるホルモンが近年注目されています。セロトニンやオキシトシンは「幸福ホルモン、癒しホルモン」とも呼ばれ、心身の疲れを癒してくれます。 日光を浴びてリズム運動するとセロトニン神経が活性化することが分かっています。疲れない程度のリズム運動、ウォーキングやサイクリングなどがセロトニンの分泌を促進します。 また、近ごろ世界の大企業やスポーツ選手などが取り入れて、日本でも注目され始めている瞑想の効果も多くの研究で認められています。 瞑想を6週間続けて行ったグループと何も行わないグループにストレスのかかる課題を与えたところ、瞑想をしたグループはストレスホルモンや炎症に関わる物質が低下していたという研究もあります。 運動や瞑想に共通するのは、過去や未来のことではなく、今現在に意識を向けていることだと思います。過去を振りかえって後悔したり、未来を想像して不安になったりすることなく、今だけを見て前向きな考えで過ごせるようになるといいですね。 さいごに 日光を浴びる、歩く。そんな簡単なことで本当に問題を解消できるの?と思われるかもしれません。しかし、パソコンやスマートフォンの普及、ネット社会、残業で深夜の帰宅といった生活で運動不足や夜型の生活が増加し、心や身体の疲れはたまる一方。 そんな生活が続き日常化すれば、朝起きられない、頭がスッキリしない、活動力の低下などの慢性的な疲労に悩まされることになります。身体の異常や変調を感じたら、それが単なる疲れなのか、あるいは自身で解決できない状況なのかを判断して早期に対策することが大切です。 筆者プロフィール 青葉 秀樹 あおふじ整骨院院長 柔道整復師 EFT-Japan プラクティショナー SAJ スキー準指導員 山形県遊佐町生まれ。あおふじ整骨院院長 脳、神経の働きに注目し、痛みや不調を繰り返さない激しい運動でも痛まない健康な体づくりをサポート。身体的問題にも感情が関係していることが多いことから、心と体の両面に目を向けた施術を行っている。

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【完全版】秋バテの原因と5つの改善法!鍼灸師おすすめのツボもご紹介します

夏が終わると、特に病気がないにも関わらず「体がだるい」「食欲がない」などの軽い症状から頭痛、めまい、不眠症などの症状が起きる・・・そんな方はいませんか? 秋頃になりこうした様々な自律神経失調症症状を起こすこと「秋バテ」といいます。 今回は、秋バテの原因そして改善法についてご紹介していきたいと思います。 なぜ秋バテは起きる? 秋バテは現代病の一つともいえます。 人間は夏と冬で自律神経のバランスを変えます。自律神経とは内臓や血管を動かして生命活動を担ってくれている神経です。極端な話、人間は砂漠など灼熱のところにいすぎると体の中に熱がこもってしまい死んでしまう可能性があります。 一方、極寒の地にいても体が冷え切って死んでしまいます。 自律神経は自分の意志とは関係なく自分の体を守る作用があります。そのため暑い場所では体から熱を放熱するように働き、寒いところでは体が冷えないように働きます。 夏と冬でも自律神経が大きく変わります 夏は暑く体の中に熱がこもるのを防ぐため自律神経の副交感神経を優位にして体の末端の血管を広げ体の中に熱がこもらないような体になります。 冬は寒くて内臓が冷えるのを防ぐため自律神経を交感神経優位にして体の末端の血管を縮め、血液を体幹の中心に集め、内臓が冷えないように体の真ん中に熱を集めます。 このように夏は体温を発散するように働き、冬は体温を放熱しないような働きを自律神経はしています。 現代社会では夏はどこへ行っても冷房が利いていて、冷蔵庫を開ければ冷たい飲み物をとれる生活を送っています。熱中症で亡くなったというニュースを聞くことも多く、できるだけ冷房を使用し熱中症予防をしている中高年の方が多くなりました。 夏は体の熱がこもらないような状態になっているということは裏を返せば「冷えやすい体」になっている状態です。その状態で毎日冷房の中にいたり、冷たい飲み物を摂ると体はさらに冷えてしまいます。 自律神経は夏モードの「熱を放散するモード」にも関わらず、冷房などの冷えを防ぐために冬モードの「体が冷えにくいモード」にしようとします。 秋は体が冷えやすい夏モードから体を冷えにくくする冬モードへスイッチを切り替える時期です。そのためどうしても秋は自律神経のバランスが崩れやすく秋という季節単体をみても様々な自律神経症状をおこしやすい時期です。 夏場は夏モードでないといけない自律神経が冷房や冷たいものの影響で冬モードになったりしていると秋にうまくスイッチの切り替えができず、様々な自律神経症状が起こるようになります。 夏バテと秋バテの違いとは? 夏バテは夏の暑さと冷房の温度差や冷たいものの摂り過ぎで「体がだるい」「食欲がない」などの症状を起こします。主な症状は胃腸症状がメインです。 一方、秋バテは夏バテ同様の「体がだるい」「食欲がない」などの症状から頭痛、耳鳴り、首肩こり、めまい、不眠症、胃痛、過去の古傷が痛むなど様々な自律神経失調症の症状も起きていきます。 また、秋は台風が日本列島に接近することが多く、台風の影響で自律神経のバランスが崩れることがあります。秋バテ気味の方は台風の影響でさらに症状が悪化する場合があります。 秋バテを放っておくとどうなる? 秋バテは自律神経のバランスを崩している状態です。自律神経のバランスを崩していると精神状態にも影響を及ぼしてくるためそのまま冬へ突入すると冬場にやる気がでないなどの抑うつ状態になる「冬うつ」に移行する可能性もあります。 秋バテは中高年に多い? 夏場にニュースなどで「高齢者は熱中症に注意し、暑さ対策は十分におこなってください」と警鐘しています。熱中症対策をあまりにも意識しすぎて1日中冷房の中にいたりすると夏場中、自律神経は夏モードではなく、冬モードになってしまうため、秋にうまく自律神経のスイッチの切り替えができず、秋バテになることが多いです。 自律神経のバランスが崩れると精神的な影響も起きてきます。中高年になり、秋バテで体に不調を感じていると年齢による衰えなのではと不安を感じ、不安な状態を感じ続けているとそれがストレスとなり老人性鬱につながることもあります。 秋バテかものサインは? ・「食欲がない」「体がだるい」などの夏バテ症状が続いている方 ・秋はどちらかというと季節的には涼しくよく眠れるはずです。しかし涼しいにもかかわらず寝つきが悪い、眠れない、朝早く目が覚めてしまうなどの症状がある方は秋バテを起こしている可能性があります。 秋バテを改善するには? ①運動を行う 人間は本来動物であるため、運動をすることで自律神経のバランスを整えることができます。無理のない程度に運動をおこなうこともよいでしょう。 ②お風呂で体を温める 夏場は暑く、シャワーのみで湯船につからない方が多いのでお風呂にゆっくりつかってから寝るようにしましょう。お風呂で体を温めると副交感神経が優位になり、深い眠りにつくことができます。お風呂に入った後に眠るようにすれば深い眠りをとることができ、秋バテから体を回復することができます。 お風呂上りにパソコンの画面を見たり、スマートフォンを眺めていたりすると交感神経を刺激してしまうので寝ても眠りが浅くなってしまいます。秋バテ気味の方はお風呂上りにPC、スマホの画面を見ることを避け眠るようにした方がよいでしょう。 ③体を温める根菜類を食べる 体を温めてくれる食べ物としてニンジンやごぼうなどの根菜類があげられます。根菜類のたくさん入ったけんちん汁などは体を温めてくれますので毎朝けんちん汁を飲むのもよいでしょう。 ④体を冷やさない季節の果物”柿”を食べる 果物は体を冷やす食べ物です。しかし秋に摂れる柿は体を冷やしません。果物を食べるときはバナナやグレープフルーツなどの果物を摂るのではなく柿を食べるようにしましょう。 秋バテを改善するお灸 秋バテは夏の冷えが主な原因です。そのため体を温める作用のあるツボ、冷たい飲み物で弱った胃腸を回復するツボにお灸をすることをお勧めいたします。使用するお灸はドラッグストアなどに売っているお灸を使っていただければ平気です。 湧泉(ゆうせん) 足のつま先からかかとまでの約1/3のところで、指を曲げたときに一番くぼんだ場所です 三陰交(さんいんこう) 内くるぶしの中心から、指幅4本上がったところです。 足三里(あしさんり) 膝のお皿のすぐ外側にあるくぼみから、指幅4本下がったところで、すねのふちにあります。押すと気持ちが良い部分です。 自律神経のバランスを整える爪もみ療法も秋バテ改善にお勧め 夜寝る前や休憩時などリラックス時に薬指以外の手の指、足の指の爪の生え際を母指と示指の爪をたて少し痛いくらいの強さで20秒ずつ押して刺激します。1日2~3回を目安に繰り返してください。 爪の生え際を刺激すると副交感神経を優位にし自律神経のバランスを整えてくれます。 薬指は交換神経を優位にする指なので行わないようにしてください。 手の指、足の指共に薬指を抜いた爪の角を刺激していく。 さいごに いかがでしたでしょうか。 今回は、秋バテの原因と6つの改善法についてお話ししてきました。 この時期に毎年だるさや不快症状が起きるという方、もしかしたら秋バテかもしれません。 今回ご紹介した6つの改善法を1つでも実践してみることをおすすめします。 筆者プロフィール 熊切 愛香 土井治療院鍼灸師 鍼灸と整体を組み合わせた治療で様々な痛みの疾患から頭痛、めまい、不眠症などの自律神経の不調が疑われる疾患まで幅広く治療をおこなえる。日本語、英語、中国語が話せるトリリンガル鍼灸師。明るく気さくな性格と堪能な語学力、高い治療技術でいずれは世界を股にかけて活躍するかも!?

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