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  • 肩こりで感じる「緊張」には種類があった!?

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肩こりに関するコラム一覧

その肩こりの原因、緊張かも!心理的肩こりの対策をご紹介

整体ヨガ研究院の加来です。 肩こりは2種類あるということを、皆さんご存知でしょうか? まず1つ目が、『物理的な身体の状況による肩こり』です。 原因は、 ・身体の歪みによってバランスが崩れる ・重たいリュックを背負う ・中腰で長時間作業をする などが挙げられます。 これらによって筋肉が硬くなり、コリが生まれるのです。 そして2つ目が、 『心理的による肩こり』です。 「心理的なこりってどういうこと?」と思われる方がほとんどかと思います。 結論から言いますと、緊張することによって肩がこってしまうのです。 今回は、そんな心理的な肩こりと緊張の関係性と、その対策方法についてお話したいと思います。 なぜ緊張すると肩がこるの? 日常生活でも緊張する場面というのは沢山あります。 たとえば、学生さんなら学校の試験や入試などです。 あなたは緊張している時、もしくは緊張している人に声をかける時にこんな言葉を使うのではないでしょうか。 「肩をリラックスさせて深呼吸!」 また、大人になっても緊張する場面は沢山ありますよね。 ・子育て ・家事 ・仕事が忙しい時 ・人前で何かを表現する時 こういった時には緊張感から肩が力みがちです。 このように、経験的に「緊張している時は肩が力んで筋肉が硬くなる」ということを人は理解しています。 緊張からくる心理的な肩こりとは、こうやって発生してしまうのです。 この肩こりの厄介なところは、力む際は無意識なためなかなか自覚しにくいというところではないでしょうか。 肩がこるときは意識して『なで肩』に 心理的な肩こりは無意識からくる症状だからこそ、他人に「肩の力を抜いて」と指摘されないと気付かないものです。 しかし、普段からちょっと意識をすることで対策はできます。 ・自分は緊張するタイプだ ・普段から肩が力んでいる という自覚がある人は、気付いた時に「なで肩」になる意識で肩の力を抜いてみてください。 あっ、今自分は力んでいるな、と思ったらすぐに「なで肩」です! なで肩で身体の力みを軽減することで、心理的な緊張感の緩和につながります。 さいごに 今回は緊張感から起こる心理的な肩こりについてお話ししました。 「何かした覚えがないのに、最近やたらと肩がこる」 「気づいたら肩が力んでいることが多い」 という方は、ぜひ実践してみてください。 次回は緊張感によるもう一つの弊害、「呼吸の乱れ」に触れたいと思います。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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子どもに忍び寄る身体の歪み!その原因は○○かも

整体ヨガ研究院の加来です。 スマホの長時間操作による身体の歪みはよく知られていますが、最近では小・中学生にもその波が広がっています。 今回は、そんな「子どもに忍び寄る身体の歪み」についてお話ししようと思います。 身体の歪みの原因とは ある調査によれば、肩こりで定期的に施術を受ける小学生も増えている傾向にあるようです。 昔では考えられない光景ではありますが、では、昔と今とでは何が違うのでしょうか? 教科書の重さ 一つには教科書の重さが指摘されています。 今は書類などもA4サイズが主流になっている印象ですが、教科書もA4サイズが多いとのこと。 また、「脱ゆとり教育」以降、情報量も増えているので教科書も厚くなり、重さも増しています。 先日、町を歩く中学生を見ましたが、リュックが重いのか、身体が前傾姿勢に。 常にあの歩き方では身体が歪んでしまう、と心配になりました。 ゲームとスマホ ゲームや漫画は昔からあって、今の大人も小さい頃より「長時間のゲームはダメ」と注意されたものです。 この頃は、子どもの遊びも親の目の届く環境にあり、しっかり制限ができていたのではと思っています。 しかし、スマホが普及するようになり、いつでもゲームや漫画が読める時代になりました。 子どもが、通学途中や自室で長時間操作していても、親は気付くことができません。 長い場合は、1日10時間以上もやっている子もいるようです。 施術で来院する方(大人)の中には、「小学生や中学生の頃より肩がこっている」と訴える方もいます。 多分、上記のような生活習慣だったのではないでしょうか? 姿勢の悪さと集中力の低下について 上記でお伝えしましたように、長時間のスマホ操作や重たいリュックなどの影響により猫背姿勢になってしまいます。 すると、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、血液の中の酸素濃度も低下し、集中力が持続できません。 さらに、背骨が歪むことで自律神経の乱れにもつながることがあります。 昔から勉強の時は「背筋を伸ばして」と注意されましたが、これは単に「見栄え」をよくするということでなく、理にかなった方法だったのでしょう。 テレビでも有名な予備校講師の先生も、有名大学に入る子は姿勢がいいと言っていました。 さいごに 「三つ子の魂百まで」という言葉もあります。 子どもの頃から習慣になってしまった悪い姿勢は、大人になってから直すには時間がかかります。 子どもを持つ親御さんは、将来のためにも子供の姿勢には気を付けてあげましょう! 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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肩こりで感じる「緊張」には種類があった!?

整体ヨガ研究院の加来です。 突然ですが、肩こりや腰痛で悩んではいませんか? 多くの方は患部が「収縮」することで、緊張・硬くなっていると感じています。 緊張で筋肉が収縮する 例えば、リラックスしている時でしたら肩の位置は下がりますが、ストレスを抱えている時には肩は上へあがる傾向にあります。 試験や発表会など非日常の事を体験する時には緊張によって上半身に力が入りますね。 「深呼吸して肩をリラックスさせて」とアドバイスされたことがある方も多いのではないでしょうか。 こういった場合は、緊張で肩の筋肉が収縮していると言えるでしょう。 また、重たい荷物・リュックなどを担いでいる時や、パソコンを使用している時なども肩の筋肉は収縮しています。 身近に経験したことのある方が多いため、緊張=収縮という考えが浸透しているのでしょう。 伸張型の緊張って何?? それでは「伸ばされて緊張する」ってどういう事なのでしょうか? 伸ばされるという言葉はストレッチのようにいい事のようにイメージされるかもしれません。 でもこの場合は意味合いが異なります。 この現象は「筋膜」という概念から考えると分かりやすくなります。 筋膜とは筋肉を覆っている膜のことを指します。 スーパーで売っている鶏のもも肉を想像してみてください。 皮と肉の間には薄い膜がつながっていますよね。あれが筋膜です。 人間の筋肉も筋膜で覆われていて、全身ストッキングで包んでいるという表現もされます。 全身ストッキングの足の所をつまむメージをしてください。 つまんだところは収縮が起こりますが、逆に足から遠い肩の辺りは引っ張られているはずです。 ストッキングという一つのシートの一部に収縮が起これば、離れた部位には伸張が起こります。 この現象が人の身体にも起こります。 足の筋膜が収縮することによって、肩の筋肉が引っ張られて緊張するというケースがこれに当たります。 パソコンで猫背になっている場合、胸の筋膜は収縮しますが、背中の筋膜は伸張します。 こういった場合の緊張は全身のバランスを調整しなければなりません。 痛みが起こりにくい身体創りはバランスが大切 肩が凝っていて硬くなっている場合は普通だったら肩の筋肉を緩めるという発想になります。 もちろんそれは無駄ではありません。 しかし、筋膜的な見方をすれば、他の部位にも何かの異常があるかもしれません。 原因が他にある場合、肩だけを施術してもすぐに痛みが再発してしまいます。 痛みが出ないような身体を創っていくには、マクロ的に身体全体を考える必要があるのです。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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慢性の肩こりを改善!○○を動かすだけの簡単なセルフケア

「“肩こり”はどうやったら良くなるんだろう」 整体院などの施術院を利用されている方たちにとって、永遠のテーマかもしれません。 以前までは、肩こりは大人がなるものだと考えられてきましたが、最近は子供にもその問題が発生しています。 肩こりの原因は? 肩こりの原因は大きく分けると2つあります。 「同じ動作や姿勢によって筋肉が疲労を起こした状態」 「ストレスによって自律神経が緊張起こしている状態」 一つ目は、筋肉や関節に問題があります。 そして、二つ目は心の状態に問題があります。 二つ目の原因に当てはまる場合は、注意が必要です。なぜなら、心の状態が乱れていると神経のテンションも混乱し、結果として血流障害や内臓の不調にも発展してしまうからです。 肩こりを予防するには では、肩こりを予防するためにはどうしたら良いでしょうか? それは、体にかかるストレスをなるべく軽減することが大切です。 例えば、デスクワークでパソコンの前にずうっと座っている人であれば、30〜40分に1回は椅子から立ち上がり、背伸びをしたり、足踏みをしたりすることで、体へのストレスを軽減できます。 偏った姿勢の状態をリセットすることは、筋肉の緊張や血流の緩和に繋がります。 また、ストレスを感じた時は、深呼吸を繰り返し「目の前の問題」から現実逃避することも必要です。 ココロとカラダの緊張が少しクリアにできます。 肩こりを改善するセルフケア このように自分で肩こりの原因を調整することができれば、こりを感じる頻度は確実に軽減していきます。 しかし、 「仕事中に頻繁に席から立つことはできない」 「現実逃避をする余裕もない…」 という方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんなあなたに、ぜひ試してもらいたい簡単なセルフケア方法があります。 それは『舌を動かす運動』です。 舌は下顎のバランスを整える働きがあり、舌の動きが悪くなると顎がズレて頭蓋骨が傾き、首や肩、背骨のバランスが崩れます。 その結果それを支える筋肉に疲労が起こり、肩こりの原因にもなるのです。 また、咬合(歯の噛み合わせ)専門の歯科医師の研究では舌の位置を変えるだけで、偏頭痛やめまいなどの不定愁訴(ふていしゅうそ)が改善することも分かっています。 そのため、肩こりを改善するためには、舌の動きはとても重要なのです。 簡単な舌の運動をご紹介! では、そんな簡単な『舌を動かす運動』のやり方をご紹介します! 1.口を閉じた状態で、舌を左右・上下に10回ずつ動かす 2.右回しに10回、反対の左回しに10回動かす 3.口を開けて舌を出し、同じように上下・左右・右回し・左回しを繰り返す この方法をお試しいただいた方の中には、「目の前が明るくなった」「肩こりや首の調子が良くなった」というお声をいただきました。 また、舌を動かしている最中に、顎がゴリゴリと音がして、運動後に顎の調子が良くなった方もいます。 さいごに 舌の運動は座ってでもできるので、仕事の休憩中や就寝前、ちょっとしたスキマ時間にぜひお試しくださいね。 たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ  日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。

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痛みが移動する?不思議な現象の2つの理由

整体ヨガ研究院の加来です。 肩こり・腰痛でお悩みの方は多いと思います。 その痛みが「移動する」という経験はありませんか? 左の肩が痛かったのにいつの間にか治まっていて、今度は右の腰が痛くなる、というような現象です。 これって本当に痛みが「移動した」のでしょうか? 痛みの信号は脳が受け取っています。 脳は賢く働く一方で「誤解」をすることもあるんです。 幻肢痛と脳の錯覚 例えば事故などが原因で片足を切断する方がいるとします。 手術後しばらくすると、なくなってるはずの足の痛みで夜も眠れないという経験をされる方がいます。 不思議ですよね。実際には無い足の痛み感じるのです。 これが「幻肢痛」と呼ばれる現象です。 脳はまだ足があるという情報を持っているため、痛みを認識しているのです。 要は脳が騙されている状態、足があると錯覚しているとも言えます。 足が無くなったという情報が脳に伝わるのに時差が生じるために起こる現象です。 痛みが移動する2つの理由 ①痛みの優先順位 例えば、左肩と右腰に問題があったとします。より痛みが強いのが左肩、次に右腰の順番です。 人間は1番痛みが強い部位に意識がいきます。なのではじめは左肩の方の痛みが気になります。 それが施術などによって改善されてくると、今度は2番目に問題があった右腰の痛みが気になるのです。 これは痛みにも優先順位があるものと考えられます。 1番強い痛みが改善されたので、2番目に痛かった部位が1番になる。 本人にしてみれば正に痛みが「移動した」と思っても仕方ありません。 もちろん同時に2か所痛むという場合もありますので一概には言えませんが、こういった現象も実際には起こります。 ②痛みをかばって他の部位が痛くなる もう1つの考えられる事は「痛みをかばう」事によって他の部分に支障が出るというものです。 例えば、右足が痛くて歩くのに支障があったとします。 当然痛くない方の足(左)は右足をかばって歩く事になりますので、徐々に負担がかかってきます。 それが一定期間続くと、今度は左足も痛くなってしまいます。 他にも腰の痛みをかばって肩が痛くなる、というケースなどもあります。 これも本人は痛みが「移動した」と思ってしまいます。 しかし実際には、痛くない方に継続的な負荷がかかっているため、バランスを崩して痛めてしまうという現象です。 全身のバランスを取ることが改善への近道 実際の施術では、肩が痛くても足も施術をするし、右が痛くても左も施術をします。 これは全身のバランスを取ることで「痛みが移動する」上記のような現象を無くす目的もあります。 人間の身体はパーツがつながった1つの「集合体」です。 パーツだけを治しても他の部分に波及してしまったら改善も遅くなります。 整体とは「身体を整える」と書きます。 部分だけをやってその場しのぎにするのではなく、本来のバランスを取り戻すことがテーマです。 どんな症状の方でも全身を調整していくスタンスを取っています。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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パソコン・スマホ操作の疲労は「猫のポーズ」で解消しよう!

こんにちは、整体ヨガ研究院の加来です。 みなさん、スマホやパソコンはお持ちですか? 勤務中だけでなく、家や電車での移動中もスマホ操作をする人が増えてきました。 パソコンやスマホ操作によって肩が辛い、背中が辛いという経験をお持ちの方は多いかと思います。 ・揉んでもよくならない ・頭痛がする というあなたに、おすすめの解消法をご紹介します! パソコンやスマホ操作は何故身体を歪めるのか?? 同じ姿勢を長時間取ることで筋肉が疲労して硬くなるという現象はご存知の方も多いはず。 ですが、それに加えて身体の歪み(骨格の歪み)が起こるという事については認識が薄いです。 人間の身体は首から尾骨まで緩やかなSの字を描いています。 これには衝撃を吸収する役割があります。 ところがパソコンやスマホ操作を長時間行っていると、ある異変が起こるのです! ①ストレートネック スマホやパソコンを操作する時、画面を注視するので、顔が画面に近づきますよね。 そうすると頭の重みが首に加わって、本来カーブを描いているはずの骨がまっすぐになってしまいます。 これをストレートネックといいます。 ストレートネックになると、首から肩にかけての筋肉が硬くなりがちです。 ②猫背 画面を見るために前かがみの姿勢になる、これが原因で「猫背」になってしまうこともあります。 猫背の姿勢が加わることで、首だけでなく背骨の歪みも起こってしまいます。 背骨の歪みは自律神経の働きにも影響を与えますので、歪むことによって様々な不調も起こり得るのです。 ストレッチは効果があるのか?? 疲労を取り除くためにストレッチをやる方もいます。 しかし、ストレートネックのように骨の歪みが起こってしまっていると、それだけでは不十分です。 ストレッチと共に、骨格を意識して動かす運動をやっていただくと疲労解消に役立ちます。 猫のポーズは骨を動かします! 骨格を動かす運動としておすすめなのは、ヨガの「猫のポーズ」です。 ①四つん這いになった状態から息を吸った時に背骨を反らせる この時には顔も上を向くようにします。 ②息を吐いた時には背骨を丸める 今度は顔をヘソを見るように内側に向けます。 要は首から腰までの骨を丸めたり、反ったりさせるのです。 筋トレもストレッチも、使っている所を意識した方が効果が上がると言いますよね。 ヨガも同様です。 背骨の一つ一つが動いていくのを意識しながら、ゆっくりと反る・丸めるを繰り返します。 それによって骨格の可動域が広がり、筋肉も緩むようになります。 さいごに こういった運動は、沢山回数をこなすよりも1回を丁寧にやることが大切です。 10回でもいいので、骨格の動きを意識してやってみてください。 身体も緩めることができるので、背中から肩・首の疲労解消に役立ちます! 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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身体の歪みとココロの不調

整体ヨガ研究院の加来です。 皆さんは自分の身体が歪んでいるって意識したことはありますか? 日常生活で起こる身体の歪み 身体の歪みは誰にでも起こりえます。近年増えている現象としてはパソコンやスマホ操作が長くなることでの歪みです。例えば、背中を丸めて作業することが多いので猫背になります。また画面を注視するので顔が前に出てきます。スマホだったら下を向くことになります。この姿勢が日々続いた場合はどんな事になるでしょうか? 一つは「ストレートネック」です。人の背骨は本来S字のカーブを描いています。下からの衝撃を吸収する役割にもなっているのですが、ストレートネックではカーブがかからずに首の骨がまっすぐになってしまうことで衝撃が吸収できずに首や肩の周辺にコリが生じます。 オフィスでも家庭でもパソコンやスマホをする機会は増えていますので注意が必要です。 その他にも台所での家事やカウンターでの接客業務では中腰の姿勢が続きますので腰に負担がかかりますし、立ち仕事では重心が偏ったりするのでバランスを崩します。 歪みが原因の肩こり・腰痛対策とは こういった歪みの積み重ねによって身体全体のバランスが悪くなっていきます。「ダルマ落とし」を想像してみてください。一番下のブロックが横にずれてしまったとします。もしバランスを取ろうと思ったら上のブロックは反対側にずらさなければならず、結果としてバランスはかろうじて取れるものの、それは本来のバランスではなく崩れたものの「帳尻を合わせる」ためのバランスなのです。 身体も同じです。足首や股関節に歪みが起こればそこだけで留まるわけでなく、「帳尻を合わせる」ために肩や首にも影響します。従ってこのような肩こり・腰痛は単に筋肉を揉むのではなく、根本原因である身体のバランスも正さなければならないのです。 身体の歪みはココロの不調を招く?? 肩や腰が痛い、というだけの症状ならまだいいですが、気分が滅入る、やる気が出ない、などココロの不調を招くこともあります。これは自律神経の乱れと関係があります。痛い現象が日々続けば「ストレス」を抱えることになります。ストレス過多になれば自律神経のうちで「交感神経」が優位になります。交感神経が過剰になると神経は常に興奮状態にあり、免疫力も低下すると言われます。 また、身体の歪み=背骨の歪みは自律神経の働きも損ねます。背骨のラインには自律神経が通っていますが、背骨が歪むことで神経の働きにも乱れが起こります。 要は身体とココロは表裏一体ということです。身体の不調はココロの不調も招き、逆にココロの不調は身体の不調も招きます。 ストレスとの付き合い方 現代社会はストレス社会ともいわれます。ストレスを溜めないようにすることは難しいですが、ストレスの元を取り除くことは不可能に近いですね。簡単に会社も辞められないですし、人間関係もすぐに解消できません。 施術によって身体のバランスを整えることは大切です。身体の調子がよくなれば気力も充実してきます。 さらに最近流行っている瞑想も効果的です。瞑想は自律神経のバランスを整える効果もありますが、脳の耐性をつけていくことにもなりますので、ストレスに強い脳を創っていくことにもなります。 筆者プロフィール 加来 禎治 整体ヨガ研究院 院長 武術空手修気道・宗家 私は整体師と同時に武道家でもありますが、空手の練習中に転倒したのを機に腰痛に悩んできました。 当時は若さもあったのでさほど深刻に考えずに痛み止めと湿布を貼る程度の処置しかしませんでした。 整形外科や接骨院、カイロなど色々と通いましたが、知人が整体の先生を紹介して通うようになってから、改善されました。 その後、自分でも整体師の道を進むことになり、整体師になってからもヨガやボディーワークなど身体に関することを積極的に学んで、自分なりの技術を確立していきました。 あなたの笑顔が取り戻せるように全力で取り組みます!

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肩こり、頭痛の人が絶対にやってはいけない行為!理学療法士が教えます

こんにちは。まるちゃん治療院の丸井恒介です。 頭痛や肩こりでお悩みの方で、いつまで経っても中々解消されない方がいます。 その方たちは共通してある行為をしていました。 今回はそんな肩こり・頭痛で悩む方が絶対にやってはいけないことをお伝えしていきます。 自分で首をボキボキ鳴らす 勢いよく首を捻って「ポキッ」と鳴らす。 爽快感があって気持ち良く感じるかもしれません。一時的には、、、 この関節を鳴らす行為はどんな効果があるのかしっかりと理解している方は意外と少ないです。 テレビでもよくあるゴッドハンド的な整体などで腰や首を勢いよく首を捻って音を鳴らしている光景があります。 とても見た目が派手で、インパクトがありますよね。 では、それで治っているのでしょうか? 身体は良くなっているのでしょうか? 関節を鳴らす行為について 当院で行っているオステオパシーでも「スラスト」というテクニックがあります。 カイロプラクティックでいうと「アジャスト」ですね。 この方法は関節を可動域(動く範囲)いっぱいにまで動かして、 そこから軽くひと押しすることで可動域を広げるために用いるテクニックです。 固くなってしまった関節や動きの悪い関節に対して行うことがあります。 しかし、実際のところ、このテクニックが適用される方はほとんどいません。 このテクニックを用いなくても安全に可動域を広げ、関節のバランスを良くすることが出来るからです。 このスラスト法は危険な面もたくさんあって、組織を不用意に傷つけてしまう恐れや、 脳卒中のリスクが高まるという報告もされています。 ひどい場合ですと脊髄を傷つけてしまい半身不随などのケースになることもあります。 適切な部位に適切な方法で対処しなければ危険だということがお分かりになるかと思います。 普通の人が関節を鳴らし続けるとどうなるでしょう? では、普通の可動域がある首を自分で捻ってボキボキ鳴らし続けるとどうなるでしょうか? 前述したように、この行為は関節の可動域を広げていきます。 鳴らし続けるとどんどん可動域が必要以上に広がってしまいます。 首の骨の関節をつないで支える役目を果たしている靭帯も徐々に伸びて劣化していきます。 そうなると首の骨を十分に支えるためには首周りの筋肉をより緊張させなければいけなくなってきます。 筋肉が常に緊張している状態になるため、血流が悪くなり頭痛や肩こりを生じやすくしてしまいます。 首周りの大切な組織を傷つける恐れもあります。 首周りは頭や手への血管、リンパ、神経が豊富です。 頭痛や肩こりだけでなく、手のしびれや痛みなどにも発展しかねません。 関節を鳴らし続けると骨の変形も招きます。 長年首を鳴らし続けている人は首の骨も変形していきます。 ストレートネックならまだ良いですが、本当に逆ストレートネックと言われるほど首の骨の湾曲が逆になってしまっている方もいます。その方は毎日頭痛に悩まされていました。 そんな鳴らし続けてしまった関節は回復するまで時間がかかります。 首を鳴らしている期間が長ければ長いほど、身体に不要なダメージを与えてしまっていることを覚えて頂けたら幸いです。 自分で鳴らすのはもちろん!毎回ボキボキする整体も危険 この関節を鳴らす手法は危険が伴います。 もしあなたが通っている整体で、毎回首や腰をボキボキ鳴らされているようであるなら注意してください。 本当にそれがあなたの身体に合っているのか今一度考えてみてくださいね。 この手法は適切な人に行えばとても効果が高いですが、前述した通り適応の方は少ないです。 毎回ボキボキ鳴らすなんてことは論外です。 関節を鳴らすことが不必要な人にこの行為をしてしまうことは、施術の効果よりも危険性の方が高いです。 まとめ いかがでしたか? 肩こりや頭痛に悩む人が絶対にやってはいけない行為です。 テレビやメディアで派手に行われているので、良いと思いがちな行為ですが、実はとても危険を伴う行為なのです。 自分で鳴らすのはもちろんですが、整体やマッサージに行って毎回首や腰をボキボキ鳴らされている人は注意が必要です。 本当にその施術は自分の身体に合っているのか今一度考えてみる機会になればと思います。 肩こりや頭痛で悩む人でもし自分が首をボキボキ鳴らすことを習慣としてしまっていたら、その習慣をまずはやめることをおすすめいたします。 筆者プロフィール 丸井恒介 府中オステオパシーまるちゃん治療院 院長 理学療法士 MRO(J)(JOF認定オステオパス) 医療現場に立ちながらも実際に自分の腰痛を治せずにいた。 オステオパシーという医学に基づく施術方法を知り、腰痛が劇的に改善。 オステオパシーを生涯学んでいくことを決意。 同時に今の日本の医療の在り方に疑問を覚える。 不必要な薬や注射、手術をされてしまっている方が多く、海外と違い日本の病院や 整形外科では手技で人の身体を整えることができる人がいないことに気付く。 自分がその役目を果たそうと府中にてオステオパシー専門の施術院を開業。 腰痛をはじめ、頭痛、手足のしびれなど整形外科や病院に行っても改善されない方に 対して多くの結果を出している。

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頭痛や肩こりを改善するために知っておきたい、たった1つのこと

こんにちは。山の上の院長こと佐々木です。 今回のコラムは当院に来院される患者様の悩みの中でもとても多い頭痛や肩こりについて、 ちょっと違った観点から情報をお届けしてみたいと思います。 まずこの頭痛と肩こり、よく聞くお話しをすると 「こんなに肩の筋肉が硬くて血流が悪くなっていれば頭痛もするさ。」とか、 「肩や首の筋肉が硬くて血流が悪くて頭痛が出ているんだと思いますよ。」と 患者様にお話しされる先生がいます。 確かにその通りなのですが、ここでまず考えてゆかなければならないことは、 ”血流が悪くなっているから肩こりや頭痛が起きている”ということではなく、 ”なぜ血流が悪くなってしまったのか”を考えなければ根本的な改善は見込めません。 つまり”同じことの繰り返し”となってしまいます。 この同じことの繰り返しを”慢性化”という言葉に置き換えて表現しているようなものです。 その部分を詳しく考えてみたいと思います。 理由や原因が明確化されていない症状に対する考え方 人間の体に現れる痛みや不調には必ずなんらかの原因が潜んでいます。その原因が見つけられれば病名が付けられます。 しかしその原因が見つからなければ俗に言われる「原因不明」や「異常なし」として扱われてしまい、その多くの場合、その症状に対する明確な治療法や施術法ではなく、経過観察となり、 改善が見込めるかどうかわからないまま治療や施術を継続してみることになってしまいます。 例えばカッターナイフで指を切ってしまったという方がいたとします。 カッターナイフで指を切ってしまい、出血している、痛みがあるとした場合、どのように対処するか。 これが小さなお子様で初めてカッターナイフを使ったという場合に置き換えて考えてみて下さい。 一度出血箇所をティッシュや滅菌ガーゼなどで拭いたり消毒したりして絆創膏などを貼ってあげると思います。この時とても多く聞こえてくる親から子供へ話す言葉の内容として「カッターナイフは危ないから気をつけないとこうやって手を切ってしまうんだから気をつけなさい。」というような内容の言葉でした。 また、私の住んでいる田舎には用水路や河川がとても多く入り組んでおり、小学校の会議などでよくフェンスを設置して欲しいというような要望を耳にします。 確かに悪いことではありませんが、その方々に家庭でお子様に対してどのように話しているのか。一番多く聞こえてきた言葉が「川(水)は危ないから絶対に近づかないようによく言って聞かせています。」ということでした。 なんの問題もなさそうに聞こえてしまうこの言葉ですが、私が思うに一番重要な部分がポッカリと抜けているような気がします。それは何か皆さんはおわかりになりますか? 「どうやって手を切ってしまうことになったのか?なぜ川(水)は危ないのか?」など、危険に対する理由や原因がどこにもないのです。 実際にお子様に聞いてみると「川に行っちゃダメなんだよ。だってお母さん(お父さん)に怒られるから。」と大半の子が答えます。なぜ親が怒るのかという理由自体わかっていないのです。その理由がわからないと、川や水の本来の危険性などわかるはずがないのです。 それと同様で、人間の体の痛みや不調に対して、痛みや不調が出ている部位や運動器などにだけ着目してしまうことで、その奥に隠れている痛みや不調の本来の原因が見えなくなってしまうものなのです。 痛みや不調はあくまでも結果であって、本来はその深い部分に隠された理由と原因を明確にしなければ症状の改善はなかなか見込めなくなってしまいます。 頭痛の種類を特定することが改善への第一歩 頭痛とひとくちに言っても種類はたくさんあります。 そのたくさんある頭痛の中で自分はどの頭痛なのか、単発的な頭痛なのか複数の種類の頭痛の併発なのかをまずは考えなければなりません。 具体的に多く見られるのは「血管性や偏頭痛」のように、一部血管の拡張作用によて頭部を下げると脈拍に合わせるように「ズキンッズキンッ」とか「ドクンッドクンッ」と痛みが増悪するタイプの頭痛と、逆に血流が阻害され、結果的に首のこりや肩こりになってしまうことで起こる「緊張性の頭痛」がもっとも多く見られます。 また数少ないケースでは目の奥がまるでえぐられるように激痛を伴うこともある「群発性」や循環器疾患による血栓などの影響で起こるものもあります。 どの種類の頭痛なのかによって対処方法が異なり、逆の対処方法をとってしまうことで症状が悪化することがありますので、慎重に見極めて対処してゆくことが大切になります。 しかし先にも挙げましたが、痛みに対する対処方法だけであれば根本的なものにはならず、時間の経過や生活環境が変わっていなければまた同じ痛みが数日で繰り返してしまうことが多くなります。 頭痛の原因の多くは生活環境、生活背景の中にある これは頭痛に限った話しではなく、ほぼ全ての痛みや不調の原因は、我々が何気なく送っている生活環境、生活背景の中に潜んでいることがとても多く、その環境改善を行うことで痛みや不調を出さずに生活して行くことが可能になることが多いと考えられます。 これは自宅での生活だけでなくお仕事やその他まで含めた部分を言い、近年増えていると言われているパソコンを用いたデスクワークやスマートフォン、タブレット端末の使用による姿勢の悪化や視神経の疲弊、女性の場合であれば仕事と家事の両立によるストレスや内蔵の疲弊などから起こる自律神経系の作用による頭痛など、様々な状況が考えられます。 ではこの症状に対して、痛みを和らげる為に頭痛薬の服用を行ったとして、症状によっては一時的な改善はあるかもしれませんが、基本的には一時的なものであり、数日経過するとまた同じ症状が繰り返されます。 これを「慢性化している」と表現しているのであり、本来先生であれば、患者様に対峙している時の治療や施術だけでなく、日常生活で何に気をつけるべきか?簡単に行える対処法は?なぜそれをやらなければならないのか明確な理由は?など、院外で行うべきことを的確にアドバイスできるまでが治療や施術であり、それがなければ治療や施術は絶対に完結することはありません。 慢性症状は治らない症状ではない 長く続く慢性症状と呼ばれる多くのものは、決して治らない症状ではありません。 ではなぜ治りにくいのか。 上記でもお話しさせて頂きました通り、体の不調の原因の多くは日常生活の中にあります。 大きく日常生活の環境が変わらなければ治りにくいのも当たり前です。 患者様の中には「それはわかるけど、それをどうにかするのが先生と呼ばれる人の仕事でしょ?」と話される方もおられます。 確かに言いたいことはわかりますが、よく考えてみて下さい。 例えばガンの患者様が手術をして治ったとします。治ってしまえば元通りの生活や不規則な生活をしても全く問題ないのかというとそうではありません。 これは何もガンという症状に限ったことではありませんし、車などの機械も同様で、点検や整備をしてもらっているからといって乱暴な運転ややってはいけないと言われているような走り方をすれば壊れてしまい「保証外」と言われてしまうのがオチです。 我々は(もちろんそうでない先生もおりますが・・・)本気で治って欲しいと思うからこそ本気でアドバイスも致します。 「別に治らなくてもいいかな。」と思えば適当に対応すると思います。 だからこそ本当に辛いのであれば患者様も本気で何かを変えて行こうと努力をして頂きたいのです。それができないからこその慢性症状なのです。 まとめとして 本当に辛い頭痛や肩こりは検査をしても軽視されがちで、結果的に薬や注射などでの対応となっています。しかしわかって頂きたいのは「薬の服用は治療や施術ではない」ということです。 一時的には楽になるかもしれません。 しかしその後は症状が出ないかというとそうではありません。皆様に将来的改善へと向けて何をして行くべきなのかを真剣に考えた上で対処していって頂きたいものだなぁと思います。 もう一度お話しさせて頂きます。 慢性症状は決して治らない症状ではないということを皆様のどこか心の片隅にでも置いておいて下さい。 こちらの動画では、デスクワークによる頭痛と肩こりの30代女性の悩みに対してお答えしています。気になる方はぜひご覧ください。 それではまた次回お会いしましょう(^ー^) 筆者プロフィール 佐々木 俊一 佐々木長生整体院院長 ●東洋整体専門学院、東洋整体認定整体師 ●NPO法人日本手技療法協会会員 ●NPO法人日本手技療法協会・整体師会バランス整体実技指導員 ●トップセラピストカレッジパートナースクール岩手八幡平校代表 不定愁訴、慢性疼痛など、来院される患者様のおよそ97%が様々な病院、治療院、施術院などに通い、様々な治療や施術をしてきたにも関わらず症状が改善しなかったという方々になります。その患者様、お客様の症状に対して色々な観点からお話しを伺い、回復へと繋げる手技施術を行なっており、患者様の中には医師、看護師、薬剤師、柔道整復師などの医療従事者の方々、地元テレビアナウンサーの方々、一般の方、高齢者、学生、小さなお子様の方々などを幅広く診させて頂いております。 医師の先生(内科医)から、ご自分のお子様の体のことでご相談を受けたり、同業者の先生からご相談を受けたりと、珍しい経験もあり、様々な状況や情報のご提供をしてゆけるのではないかと思い、コラムの寄稿を行っております。

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首こりや肩こりを正しくほぐす原則とは?コリほぐしのプロが解説します

はじめに はじめまして。 太古の今西です。 今回、コラムデビューします。 よろしくお願いします。 さて、みなさん、首(頚)、肩の『こり』でお悩みではありませんか? 首肩こりをテーマにした書籍、テレビ番組、ネット情報など、首肩こりは、多くの人の馴染みのある話題になっていますよね。 それは、健康が皆さんの重要な関心事であり、その中でも首肩こりでお困りの方がいかに多いかということを物語っています。 一日中パソコンのディスプレーを見続けている方、斜め下を向いてスマートフォンの操作をしている方、育児中の方、社会人になってほとんど運動をしなくなっている方。 皆さんの生活環境の中で、首肩に負荷がかかる要因が潜んでいます。 首肩こりの対策もいろいろな切り口から論じられています。 医学関連の専門家なら解剖学の立場から、身体の構造、特に筋肉に着目して考察しています。 施術者なら、実際に施術した経験をベースに、有効な対策を述べています。 問題のある患部そのものをほぐす方法。 また患部から少し離れた部位をほぐし、間接的にほぐすという考えのもの。 ストレッチで筋肉の柔軟性を改善する方法。 ストレッチとほぐしの組み合わせで改善する方法。 施術以外なら、効果的な運動を普段の生活の中に取り込むというもの。 いろいろな考え方がありますが、目的は一つです。 施術を通じて、みんさんの首肩こりを何とか楽にしたいという想いです。 今回プロのセラピストの立場から、特に首肩のこりを改善するために取り組んできたことのいくつかをご紹介したいと思います。 サラリーマン時代が長く、この業界のことは元々知りませんでした。 問題解決の進め方や発想は、サラリーマン時代に身につけた手法がベースになっています。 今回はいい機会ですので、手技の話だけでなく、セラピストという職業についても、私の考えていることもご紹介します。 こんなことを考えているセラピストもいるんだと興味を持っていただければ幸いです。 テーマは『首肩こり- ほぐしの画期的アプローチ』で、 下記の5項目に分けてご紹介します。 -----------------------------------------  ①ほぐしの原則  ②症状と施術のマッチング  ③太古スペシャル No.1  ④太古スペシャル No.2  ⑤太古スペシャル No.3 ----------------------------------------- 1.ほぐしの原則 ここでは、首肩こりは血流が悪くなったり、老廃物等が蓄積し、凝り固まった筋肉ということで話を進めていきます。 ------------------------------------------------------------ 『こり』を正しくほぐす原則は  ①こりの症状を正しく(的確に)見極める  ②その症状に合った正しい施術をする。 ------------------------------------------------------------ もっとすごいことを連想した方もいるかと思いますが、お客様が満足するレベルでこりをほぐすには、セラピストは、この原則の 2つのステップを守ればいいのです。 よく見ると、この原則は『こり』に限ったことではなく、その他の症状すべてに当てはまります。 原則① お客様のお悩み、お困りの首肩こりがどのような状態かを事前情報のカウンセリングなどで得られた情報も参考にして、実際には触診や、初期段階の施術、施術中のコリの状態の変化等を見極めます。 原則② こりがどのような状態かを充分把握したうえで、一番適した施術をすることです。 これが正しくできるかどうかで、セラピストの技術レベルが判断できます。 技術が未熟なら、お客様が満足するレベルでこりをほぐすことができません。 身体に関する充分な知識と熟練の技術力のあるセラピストなら多くの技の引き出しの中から、どの施術アプローチを適用するか、 考えなくても自然と手が動きます。 揉み返しがくる理由 時々お客様で、どこかのお店で施術を受けて、痛くされた、もみ返しが来た、楽にならなかったので、どこかちゃんと施術してくれるところを探して来たとおっしゃる方がいます。 先程述べた原則の①と②が実行出来ていなかったのでしょう。 セラピストは現代社会が必要としている職業 どの分野でもそうですが、プロレベルの技術を定着させるためには、ある程度の学習期間が必要です。 促成栽培のように、短期間でセラピストを育てるやり方は、賛成できません。 結果的にお客様に正しい施術が出来ないプロを増やすことになり、この業界の質を落とし、社会的地位の低下につながるからです。 セラピストは現代社会が必要としている、貴重な職業です。 疲れている、だるい、頭が重い、コリが辛い、ストレスを抱えている等、病気とまではいかないまでも、心身の調子が良くない人が大勢います。 その人たちが頼りにするのが、セラピストの技術です。 そのためにも、技術レベルの高いセラピストを育てる環境を整えることが今後必要だと思います。 話が少し脱線してしまいました。話を戻しますね。 ここまでで、こりを正しくほぐす原則をイメージしていただけたでしょうか。 2.症状と施術のマッチング 肩こりといっても人それぞれで、いろいろな症状があります。 でも、何千人も施術をしていくと、似たようなこりによく出会います。 施術を始めると、あれっ、このこりは○○さんのこりとよく似ているなといった記憶がよみがえります。 問題解決の進め方の第一歩は様々な現象を体系立てて層別することです。 サラリーマン時代、製造や技術の部門の問題解決でQC手法ですすめる時の第一歩が『層別』でした。 共通するものをグルーピングして整理すると、どのような対策をしていけばいいか自ずと見えてきます。 私の場合は、首肩こりの症状を大まかに5つのパターンに層別(分類)しています。 ここではみなさんが理解しやすいように、その5パターンを程度の軽いものから順にA,B,C,D,Eとします。 例えばA,C,Eがどのようなこりか一例をご紹介します。 症状Aの例  社会人になって働き始めてまだ数年。  運動をしなくなって肩こりが出来始めた。  コリ自体はかなり柔らかいが、患部に 普通の圧を加えただけでも痛みを感じる。 症状Cの例  デスクワーク中心のお仕事。  一日中PCのディスプレーを見ている。  前傾姿勢で、マウスを動かす際に 肩が上がり気味。  座っている時の姿勢も悪い。  肩が盛り上がっていたり、肩甲骨周りの深層のこりが大きく、また肩周りのあちこちにこりが分布している。  こりの硬さは中程度。  その他、子育て中の方で、お子様を抱っこするときに腕、首が偏った方に偏って負荷がかかている。  首肩の筋肉が 張って、コリの量も多い。 症状Eの例  長年こりを抱えて来ており、施術を受ける頻度が高い。  施術した時は多少ほぐれるが、ほとんど運動しないため、すぐ元通りの状態になってしまう。  こりが岩のようにガチガチになっている。 次にこの5つの症状に合った施術方法を、症状のA~Eに応じてa,b,c,d,eとしましょう。 すなわち、症状と施術の最適なマッチング(組み合わせ)は   A-a   B-b   C-c   D-d   E-e となります。 症状Aの人には施術方法aでほぐして行きます。 症状Eの人にはその症状に適した施術方法eでほぐすのがいいということです。 ところでこのマッチングが上手くいかないとどうなるでしょうか? ケース1 スクールなどでほぐしの技術を学び、施術方法cはマスターしたが、他の方法の施術が出来ず、どのようなこりに対してもほとんど ワンパターンの施術方法cで対応してしまうケースです。スクールを短期間で卒業してプロになる場合が想定されます。 いろいろな現象のこりに対応できる応用力がまだ身についていません。   たまたま症状Cの人を施術した場合はC-cで偶然マッチングがよく、結果オーライですが、当然のようにA-c や E-c の組み合わせもあり得るわけです。 症状Aの人は施術cが痛く感じたり、もみ返しが来るかもしれません。 症状Eの人は施術cが物足りなく、ほぐされ感が全くなく、施術内容と結果に不満を持つかもしれません。 ケース2 ある程度応用力が高まり、施術方法のb,c,dを身につけたとしましょう。 症状Bの方を施術する際、判断を誤って施術方法dで施術したらどうでしょうか。 B-d の組み合わせです。 これもいいマッチングとは言えませんね。 症状に対して、施術方法が適正ではないということです。 知識不足、経験不足等がこの結果を招いてしまったのです。 もっといろいろなケースがあるとは思いますが、この2つのケースを考えただけでも、いかに原則の①、②のステップを正しく実行するかの重要性をご理解いただけたと思います。 もう一度見てみましょう。 -------------------------------------------------------------- 『こり』を正しくほぐす原則は  ①こりの症状を正しく(的確に)見極める  ②その症状に合った正しい施術をする。 ------------------------------------------------------------- 簡単なように見えても、実際はかなりレベルの高い内容なのです。 もし、あなたが首肩こりで困っていて、質の高い施術をしてくれるお店を探しているなら、症状を伝え、どんな施術をしてくれるのか、問い合わせてみればいいでしょう。 その際、ちゃんとわかりやすくていねいに理論的に施術の内容を説明してくれ、あなたが納得できるなら、受けてみる価値があります。 ただし、実際に技術が伴っているかどうかは、結果論になってしまいますが。 3.太古スペシャル No.1 次に、首肩こりのほぐしの技術的な話に移ります。 出来るだけわかりやすく説明したいと思います。 主訴という言葉があります。 みなさんが辛いと感じている自覚症状で、『肩こり』とか『腰痛』といった症状を表す言葉や、具体的な症状として、『ふくらはぎが夕方になるとパンパンに張って辛い』とかいったものです。 お客様の主訴が『肩こり』の場合、肩のどのあたりが、どのように辛いか、どのような状況でなったのか等をお聴きし、重要な一次情報として参考にします。。 実際には肩だけではなく、首もこっているケースが多いので、施術しながら、どのような症状のこりか、どのような施術にするか、判断していきます。 私の考えでは、実際にこりが存在している部位では、そのこりとその周囲の関連する筋肉をほぐすのが正しいと考えています。 現実そこにあるこりに全く触れず、他をほぐすという考えもあるようですが、問題から逃げず、こりに立ち向かうのが私のスタンスです。そのコリをほぐせればいいのですから。 こりをほぐす技術を向上したり、困難なこりをほぐせる技術を開発するのがセラピストの役割だと思います。 もしこれからプロのセラピストを目指す方は、徹底的に首肩のこりのほぐしをテーマに研究をするといいでしょう。 少なくとも80~90%自信を持ってほぐせたと言い切れる施術を目指してください。 私の経験では、スクールでほぐし方を学んで、その通りのやり方で、施術しても自信を持ってほぐせるほど、この世界は甘くはないということです。 スクールで教えるのは、あくまで基本的な施術方法。数学でいえば公式を教えているようなもの。 それはスポーツの世界でも一緒で、例えばサッカーでどんなにドリブルを徹底的に練習して上手くいっていても、試合で簡単に相手にボールを奪われるかもしれません。 現実には、練習で想定していない場面が当たりまえに現れます。瞬時にプロの技を発揮し、いい結果を出せるなら、練習方法が適正だったということになります。 上手くいかなければ、練習量が足りないか、練習方法が正しくないかです。 施術も同じです。 施術をした結果、自分の中でほぐせている感覚、自信が持てないなら、ほぐせる技術がまだ十分には身についていないということです。何かを変えないと、結果が伴いません。 プロデビューした時、プロとしての技術に自信があったのですが、実際にいろいろな症状の首肩こりに遭遇すると、自信を 持ってほぐせる時と、そうでない時があり、結果にばらつきがありました。 プロなので、常に安定した結果を出すべきです。正直、プロデビューが早すぎたかと焦りました。 でも開業したので、頑張るしかありません。 そこで、デビューしたばかりの私の最優先課題は、首肩こりのほぐし技術の向上でした。 当時プロのスタッフが何人かいましたが、そのスタッフを相手に空き時間は徹底的に施術の練習と新しいアプローチの開発に努めました。 ある時、突然肩こりほぐしのアイデアが閃きました。ぼや~っとしたイメージだったのですが、忘れないうちに具現化しようと、手探りの研究が始まりました。そうして試行錯誤の結果生まれたのが『太古スペシャル』のベースです。 このアイデアが生まれた背景として、私がタイ古式マッサージ師と整体師の2つの資格を有していたということが大きいと思います。それぞれの療術の基本要素の良い所を組み合わせたり、従来にないやり方を試行錯誤して編み出し新しいアプローチを考案できたのです。 『太古スペシャル』の特徴は、特に肩こりを、痛くなく深層からほぐすことのできる技術です。もみ返しもほとんどなく、また改善効果が比較的長続きします。 普通に考えればかなり深い所にあるこりをほぐすにはかなり圧を加え、痛いのでは? と思いますよね。セラピストだけでなく、 マッサージ通のお客様までも、そう信じていました。 さて、どのような考え方で、この課題に取り組んで行けばいいでしょうか。 まず逆説的に考えてみます。 どんな施術をした時に痛くなるのか? どんな施術をした時にもみ返しが来るのか? と考えれば、そのような施術をしない効果的な他のアプローチを考えればいいわけです。 例えば、拇指(親指)を立て気味に施術すると、触れる面積が小さく、棒で押したように痛くなるので、それを避けるためにタイ古式マッサージの拇指の使い方を応用します。出来るだけ指を寝かせて、指の腹で施術するのがタイ古式マッサージの特徴の一つです。そうすると痛みのない、じわ~っとした気持ちのいい圧になります。 また、指だけで深い所にあるこりを強い圧でほぐすと痛みを覚える可能性があります。ではどうすればいいか?肘を使うのです。肘のメリットは、指よりも広い面積で施術できることです。余裕のあるパワーで弱い圧から強い圧まで自由自在の施術ができます。ただしパワーの使い方には工夫が必要です。やみくもに圧をかけるのではありません。手で施術しているかの様な柔らかさが気持ちいいのです。 肘の効果は、プロのスタッフを相手に施術して、すぐ検証しました。 スクールで学んでいた時、目にかけて指導してくれた講師が、プロになるなら、肘の使い方が上手くなるといいとアドバイスしてくれたのを思い出しました。 太古スペシャルのポイントは拇指(親指)と肘の使い方を常識にとらわれない方法で工夫することです。 4.太古スペシャル No.2 初期の『太古スペシャル』は、拇指と、肘の使い方を工夫して、深層のこりを痛くなくほぐすというものでした。 定常的に安定して初期の『太古スペシャル』が使えるようになると、次のステップとして、より効果的な方法はないかと考えるようになりました。 第二段階の『太古スペシャル』は、一連の施術の流れの中で、効果的にほぐしていくという考えのもと生まれたアプローチです。 例えば、サッカーでもバスケットボールの試合でも、ゴールを決めるシュートが最終結果を生むのですが、プロの解説者の見立ては違います。どのように仲間からのパスを受け、広い視野でどのようにドリブルをしてシュートまで持っていったかというプロセスも含めて評価しています。 私はこの考え方を施術に応用しました。タイ古式マッサージの場合、一般の方はストレッチに特徴のある療術と考えていますが、私が着目しているのは施術の一連のよどみのない流れです。音楽を流しながら、まるで小説を読むように施術が進行していきます。結果を導くための伏線も存在します。 実は、施術のストーリーを重視しているというお客様がいました。今までそんなことをお客様から聞くとは想像していませんでしたのでその鋭い指摘にびっくりしました。例えば主訴が『肩こり』と言ったら、担当するセラピストがどのような考えでどのようなプロセスでほぐすかを施術を受けながら感じているとのことです。 なるほどと思いました。主訴に対してどのような考えで施術するか、改めてプロなら論理的に施術内容を説明できないとダメだなと思いました。行き当たりばったりの結果オーライの施術ではプロとは言えません。 首肩ほぐしの施術をより効果的にする流れを工夫しました。タイ古式マッサージの流れを主体に、整体をコラボした流れを作り、 その中に初期の『太古スペシャル』の拇指と肘の施術を組み込んだものです。 症状によって、施術時間によって、仰向け、横向き、うつ伏せ、座位など、体勢も有効なものを選択します。 一例として、仰向け➝うつ伏せの流れで、首肩こりをほぐす方法をご紹介します。 まずは仰向けでヘッドマッサージを行ないます。緊張型頭痛の方に有効だけでなく、何と言ってもリラックス出来るのが喜ばれています。現代のストレス社会、首肩こりの原因の一つがストレスである場合もあるから、ヘッドマッサージはかなり有効です。 整体では、頭のツボの風池、天柱などはうつ伏せで行いますが、仰向けの状態でツボを施術します。 次に首を施術します。起始、停止といった、筋肉が骨に付着している部分を意識してほぐします。実は起始、停止を最初にほぐすと、真ん中の筋肉が緩むので、この方法は効果的です。プロになる前のスクール時代に、ある腕のいい整体師さんから教わった考え方です。 次に肩周り、指をもぐりこませて肩甲骨周りのこりをほぐします。 このような手順で、仰向けである程度ほぐしておくと、次にうつ伏せに移った時に、『太古スペシャル』がより効果的になります。 このように、身体の向きを変えてほぐすことで、ほぐす方向の偏りがなくなり、まんべんなくいろいろな方向から効果的にほぐすことができるのです。太古スペシャルは施術の流れの中で活用すると、より輝きを放ちます。 5.太古スペシャル No.3 プロデビューしてから、アロマボディーセラピーのプロのセラピストから施術を学びました。アロママッサージでありながら、整体の良さを活かす療術です。その後リンパケアセラピストの資格も取得しました。タイ古式マッサージ、整体に次ぐ3つ目の資格です。 女性のお客様から、一般のエステや、アロママッサージの施術は、リンパの滞りは改善しても、首肩こりがほぐれないので不満だといった声を聞くことがあります。それは施術に問題があるのではなく、そのお店はリンパドレナージュによる、リンパの滞りを改善することを目的としており、筋肉のほぐしにはそれほど注力していないのでしょう。 首肩こりもちゃんとほぐして欲しいのなら、受ける前に施術の内容を確認するといいと思います。 太古でのアロママッサージのメニューは『アロマリンパケア』と呼んでいますが、太古スペシャルを組み込んでいます。 アロマリンパケアと、タイ古式マッサージ、整体をコラボした新しいアプローチです。 リンパドレナージュによるリンパの滞りの改善と太古スペシャルによる首肩こりのほぐしを行なうことで、理想的な施術に一歩近づきました。 歴史のある代表的な療術は、永年多くの専門家が考案した施術を体系立てて、完成したように思えるかもしれませんが、まだまだ改良する余地があると思います。 現状に満足しないで、新しい取り組みにチャレンジしていくのも、全セラピストに課せられた使命だと思っています。 私も『太古スペシャル』だけに頼らず、新たな発想で、お客様にさらに満足していただけるアプローチの考案にチャレンジしていきたいと思います。 その際の秘訣 ●先入観にとらわれないこと ●現象を層別し、体系的に整理すること ●理論的に考えること ●プロセスと結果を検証し、改良につなげること ●いろいろなことに興味を持ってアンテナを張り、 施術のヒントにすること 今回は、初めてのコラムの投稿で、まとまりのない文章になってしまいましたが、脱サラ経験のセラピストの話にご興味を持っていただけましたら幸いです。 また次のコラムの投稿にチャレンジしたいと思っていますので、ご期待ください。 著者:今西 昌平 Kindle 筆者プロフィール 今西 昌平 太古 代表 外資系企業のマネジメントを経験し、早期退職。     充電期間中に受けた人生初のタイ古式マッサージに魅了され     スクールに通い、タイ古式マッサージと整体を履修。     当初趣味のつもりが、そのうち天職と考えるようになり、     プロを目指すことに。     現在、京王線つつじヶ丘駅徒歩3分のところで個人サロンを運営。     メニューは、タイ古式マッサージ、アロマリンパケア、整体の3療術。     オリジナルで考案した『太古スペシャル』は痛くなく、深層のこりを     ほぐすアプローチで、特に首肩こりでお悩みの方に好評。     また、3療術の要素をコラボした施術が独特で人気。

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不調を改善するセルフケア!脇腹を〇〇することがポイントです!

体のある部分が痛い、 体の不調が続いている・・・そんな方はぜひ、片方の手で反対側の脇腹をつまんでみてください。硬いですか?柔らかいですか? なぜこんなことを聞いたかというと、体の不調と脇腹の硬さは関係していることがあるのです。 実際に当院に身体に痛みを感じて来院する方の殆どに、この部分の硬さが見られます。 肩が痛いだけでなく、腰痛や膝痛の方もそうです。 当院では、クライアントさんの硬い脇腹をほぐす施術をすると、「腰痛が出なくなった!」とか 「痛みが出ることがあるけど、前よりもずいぶん軽くなった!」と喜ばれている方もいらっしゃいます。 脇腹を触ってみて硬い方は、これからお話しするセルフケアを実践していただくと変化が感じられるかと思います。 もちろん、このセルフケアが万能なわけではありませんが、参考にしてみてください。 なぜ脇腹?に答える解剖学のおはなし 背中側から見ると筋肉はこのようになっています。 脇腹付近に注目した時、目につく大きな筋肉が「広背筋」です。 この筋肉は上に伸びた腕を横から降ろしたり、リレーでバトンをもらう時のように腕を後ろに伸ばしたり、息を吐くときの補助などで働く大きな筋肉です。 また、もう一つ注目していただきたいのが、腕の後ろ側の筋肉である「上腕三頭筋」。 力こぶの反対側の筋肉ですね。肩の動きに関しては、広背筋と同じ役割をし、肘を伸ばすにも働きます。 そしてこの筋肉は上端が大円筋と小円筋という2つの筋肉に挟まれるような形で位置しています。 血管・神経に注目してみるとこの狭い部分にたくさんの動脈(赤)、静脈(青)、神経(黄色)が通っています。 こうして普段は見ることのできない筋肉などに注目してみてみると、脇腹にこわばりなどがあると何か不調が起こりそうだと感じていただくことができるかと思います。 セルフケアStep1.上腕三頭筋をほぐす タプタプが気になる筋肉が上腕三頭筋です。三頭筋という名称の通り、3つの筋肉の束でできているのですが、3つを細かく気にすることはありません。この筋肉をつまむようにマッサージしてみましょう。触って硬さを感じる部分、痛みを強く感じる部分、があったらやさしい刺激でよいので、丁寧に柔らかくほぐしてみましょう。 肘が痛い方でしたら、そのあたりをつまんで肘の曲げ伸ばしをすると痛みが軽減する場合があります。筋肉の緊張が末端である腱の部分を強く引っ張って痛みが出ているパターンです。 セルフケアStep2.脇腹を強すぎない圧で刺激する 私たち専門家が施術をするときは、解剖学を頭に入れて意識をして触っていかなくてはいけませんが、それ以上に注意しているのは触診した時の感覚です。ですので、皆さんがご自身で行う時は、触ってみて「ここ硬いな」とか「ここ触ると少し痛いけど気持ちいい」など感覚的に感じる部分を丁寧に触っていくことがポイントです。 このときの注意点は触られる方の腕を上げずにだらんと下へ落したまま行うということです。柔らかく弛緩させようとしているのに腕を上げて筋肉を伸ばしてしまうとゆるみが弱くなってしまいます。親指と他の4本指でつかみ揉みをしたり、硬い部分を見つけたらそこをじっと強すぎない圧で押す方法もよいと思います。 セルフケアStep3.肋間をほぐす 今度は前鋸筋を意識して肋骨のある部分を下へ下げるようにマッサージをしてください。筋肉の薄い処で敏感でありますので、弱い刺激で充分です。肋骨に沿って丁寧にマッサージしても効果があります。 セルフケアStep4.大きく筋肉を動かす 最後に肩を回すなどして大きく筋肉を動かしてください。この部分は「呼吸」にも関係する大切な部分ですので、緊張させたままにすると胸郭が狭くなり、気づかないうちに呼吸が浅くなっているということもあります。 酸素を充分に取り込める身体は健康な体です。身体を緩めおいしい空気をいっぱいに身体に取り込み、気持ちよく体を動かしてください。 まとめ いかがでしたでしょうか。 今回はどこでも簡単にできるセルフケアをご紹介しました。 なんとなく不調があるときはぜひ、脇腹の硬さをチェックしてみてください。 もし硬いと感じたら、今回ご紹介したセルフケアを試してみてくださいね。 筆者プロフィール 堀野 明宏 あき整体院 院長 日本古来の古武術から生まれた療法を中心に、筋膜の連携を重視した筋肉調整で 身体を調整していく療術です。 整形外科で異常なしと言われても、痛みや不具合が残っているような症状は 筋肉由来のものであることが多いです。 異常な部分を視診や動診、筋肉の触診によって診断し、優しく筋肉にアプローチをして改善を促していきます。 また、改善後も再発防止のために身体に合ったストレッチやセルフケア方法を お伝えし、より短時間、少ない回数のご来院で改善ができるよう努めております。 部活動で忙しい学生さんにも、多くご来院いただいております。 特にスポーツをしていて、痛みがあっても中々休めない環境にいる「がんばる子」が 多くいらっしゃいます。 基本的にはやりながらなおしていく方法を選択していきます。 また、柔軟性や脱力、身体の使い方を身につけて、パフォーマンスアップに 繋げていくこともできます。

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筋膜を意識して、カラダを感じる

ここ最近、注目が集まっている筋膜。 「筋膜はシンデレラ組織」 早くから筋膜の伝承者として活躍しているトーマスマイヤース氏はそのように表現しています。 今まで日の目を浴びることがなかったけれど、実はカラダにとって存在感も影響力もある「筋膜」についてお話ししていきます。 筋膜を実感しながら行う肩こりケア  筋膜のお話をする前に、まずは筋膜を実感してみましょう。 筋膜を実感しながら行うことができる肩こりケアをご紹介します。 1.頭を横に倒す 肩が凝った時、頭を横に倒して肩の筋肉を伸ばしてください。 2.腕を外側や内側に捻じる この時、腕を外側や内側に捻じってみたり、腕の位置を後ろにしたり、体に引き付けたりしてみてください。腕の位置によって、肩の筋肉の伸び感が異なるのがわかります。なぜなら肩の筋肉も腕の筋肉も膜を介して繋がっているからです。 3.肘の曲げ伸ばしをする 続いて肘を曲げた状態と伸ばした状態ではどうでしょう?伸ばした時の方が、より伸びを感じられる方が多いかと思います。 4.手首を曲げたり返したりする 続いて、その体勢のまま、手首を曲げたり返したり、指を開いたり閉じたりしてみると、手首や指の位置によっても肩の筋肉の伸び感が異なります。筋膜を介して繋がっているからです。筋膜の繋がりを意識すると、より効果的に筋肉を伸ばすことが出来ますね。 筋膜を実感していただけたところで、筋膜についてお話しをしていきます。 筋膜=筋肉の形を作っている膜ではない 筋膜は繊維で編まれた全身タイツの様です。 コラーゲンやエラスチンといった繊維が網目を成し、そこに水分を蓄えて存在しています。 筋膜というとただただ筋肉の形を作っている膜と認識されることが多いですが、筋肉の中にある数えきれない筋繊維1本1本を包んでいるのも、隣接し合っているいくつかの筋肉をまとめているのも、どれも筋膜です。 筋肉だけでなく臓器、骨、神経、血管などを覆っているのも筋膜です。全身上から下まで、外側から内側まで、網目を成した繊維と潤いで繋がっているのが筋膜です。 何十年も前から筋膜の研究していたジェームズオシュマン氏は“筋膜は唯一カラダの全部のシステムと触れあっているシステム”だと表現しています。 筋膜が癒着するとカラダに不具合が起こる  筋膜が癒着すると、カラダに不具合を生み出します。 筋膜はカラダのすべてのシステムと触れあっていて、全身タイツの様な筋膜のどこか1カ所が癒着すると、全身に影響を与えます。カラダにあるそれぞれのパーツは、適切の位置にあって初めて適切な働きをします。 癒着をミクロに見れば、網目を成している繊維同士がくっ付いたり絡まったり、潤いを失ったりしています。それは、繊維の間や組織の間を流れる血液などの体液循環に影響します。 マクロに見れば、筋肉と筋肉、組織と組織の接点がくっついたり、滑走が悪くなったります。すると、運動や動作などの動きが悪くなったり、各臓器や組織の働きが悪くなったりします。つまり筋膜は、酸素や栄養などを運ぶ体液循環、各組織の働き、人間の運動や動作のパフォーマンス、全てに影響しているのです。 筋膜は感じる力を持っている  筋膜の最大の特徴として、感じる力を持っています。筋膜にはたくさんの感覚をキャッチするセンサーが存在します。ヨガやストレッチをしている時の伸張感、マッサージや指圧を受けている時のぬくもりや圧の強さなど意識しやすい感覚。 目を瞑ったままで手と手を合わせたり、足を肩幅に開いた時にその中心に上半身を位置させたりすることを可能にしている動きや位置などの普段あまり意識しない感覚。こういった感覚を得るのに長けています。 ですので、筋膜が癒着してしまっては、その部分のセンサーが上手く働かず、感じる力も落ちてしまいます。 筋膜は姿勢の臓器  ボディワーク・ロルフィングの創始者であるアイダロルフは、「筋膜は姿勢の臓器」と表現しています。 筋膜を整えることで、全身のパーツが適切に位置し、それぞれのパーツが適切に働けるように整えることが出来ます。加えて、筋膜が適切に働いていれば、筋膜のセンサーも適切に働きます。 重力の受け止め方も、環境から得ている情報も、筋膜はそれを適切にキャッチして、それに適切な反応をしています。その結果、直立二足歩行でも転ばず、地球上で快適に活動することができています。 筋膜を整えることで、カラダの内側が整い、外側からの情報に対しても適切に反応出来るようになります。これが姿勢の臓器と呼ばれる理由です。 さいごに  筋膜を知ると、筋トレやストレッチ、マッサージ、呼吸法などに深みを増すことが出来ます。 自分のカラダの見方も変わって、カラダが動かしやすくなったり、ケアが充実したりします。また、筋膜は感覚を得るのに長けている器官なので、上で紹介した筋膜の繋がりを意識したストレッチを行っていると、自分のカラダを感じやすくなります。 カラダのちょっとした変化に気付くようになったり、その変化に対応できるようにカラダを動かしたり出来るようになります。意識してみてください。 筋膜ボディセラピー著者:大久保圭祐 出版社:三栄書房 筆者プロフィール 大久保圭祐 全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト 米国Rolf InstituteR卒業し、世界三大ボディワークのロルフィングRを修得する。トレーニングやエクササイズ、ランニング等の運動処方、ストレッチングや筋膜リリース等の手技を使って、クライアントの要望に応える。各種メディアにてボディメークの監修、セミナー講師、コラムの執筆など幅広く活躍中。

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肩こりは肩を揉んでもほぐれません!改善できるマッサージを3つご紹介!

こんにちは、筋膜気功整体の尾崎です。 あなたは、 「肩がバリバリにこった!仕方ないから自分でマッサージしようかな」 と自分でマッサージをすることはあるのではないでしょうか。 その時、もしかしたらこんなことを考えていませんか? 「一番辛い場所が一番こっているだろう」 「一番辛い場所をマッサージしてほぐしたら早く楽になりそう」 「一番かたい場所をほぐすには強い握力などが必要不可欠」 はい、かくいう私もその通りだと思っていました。 そのために施術の前にこっている場所をしっかりと聞き、その箇所ばかりほぐそうとしていました。 しかし、実はそれだけでは肩こりは改善されないのです! 今回は、私の経験を基に編み出した「ひとりでもできる肩こり改善マッサージ」をご紹介します。 肩こりなどにお悩みの方は、ぜひご参考にしてくださいね。 肩をほぐすのは間違いだった! マッサージは、いくら時間をかけて行っても意味がありません。 なぜなら私も、 「1時間かけて施術したが少ししかほぐれない」 「逆にかたくなった気がする」 という経験をしてきたからです。 その後自分の体も実験対象にし、どのようなほぐし方がよいのか研究しました。 そこで分かってきたことがあります。 本当は、 ・一番辛いと感じている場所はそんなにこっていない ・一番辛い場所をマッサージしても多少ほぐれるがふにゃふにゃにはほぐれない という事実があるのです。 こりを改善するマッサージ方法! 「ふーん、じゃあ結局どこをほぐせばいいの?」 と思ったあなたに、「ひとりでもできる肩こり改善マッサージ」をお伝えします。 肩を30分マッサージするより、他の部位を10分ほぐした方が効率よく改善できますよ。 頭のマッサージ 頭にもコリができます。 特に一度もほぐしていない方がほとんどで、こっていることに気付いていません。 ほぐし方はこちらです。 耳の上の皮膚のたるみをつまみます。 耳の後ろに移動していきます。 つまむポイントをずらしながらつまめる箇所を増やしていきます。 こりすぎている方だと頭が出っ張っており、お客様から、 「これは骨ですよね?」 と聞かれることが多いのですが、ほとんどがかたくなったコリの場合が多く、ほぐし続けると頭の形も変わります。 指の関節のマッサージ 指の関節にもコリがあります。 なんと、こちらは四十肩や寝違いの原因にもなります。 特にケアして頂きたいのは指の第1関節の手のひら側(しわができる場所)になります。 少し指を曲げた状態で”しわを横から挟み込むような形にして”つまんでみてください。 胸の筋膜のマッサージ あとは胸の筋膜も気にしてほしいところです。 脇の下から指3個分くらい脇腹寄りにずれたところをつまんでみてください。 ふくらみの中に痛みを感じると思います。 その箇所は胸の筋肉と背中の筋肉のコリが集合する箇所で つまむことで胸と背中を同時にほぐせます。 皮膚が痛いと感じる部分が、こりです。 筋肉がかたくなると、筋膜の動きが悪くなり、筋膜がかたくなると、皮膚の動きも悪くなります。 何度もつまんでいると、ふとした瞬間に柔らかくなります。 その瞬間は、肩こりも楽になっていると思います。 分かりやすいように、動画も撮影しました。 下記からご確認ください。 マッサージの注意点! マッサージを行うにあたっての注意点が、2つだけあります。 ・皮膚があまりにも乾燥している場合はクリームなどで保湿してからつまんでください。 ・同じ箇所を連続で10秒以上つままないでください、必ず少しずつつまむ場所をずらすようにしてください。 刺激過多の状態が続くと皮膚組織を傷める可能性が高くなるので、お気をつけてくださいね。 まとめ いかがでしたか? 今回は、ひとりでもできる肩こり改善マッサージをご紹介しました。 このコラムをまとめると、肩こりで本当にこっている場所は ・頭 ・手の指の関節まわり ・胸の筋膜 となります。 不思議だと感じるでしょうが、肩自体をマッサージするよりも、頭や手や胸をマッサージした方が早く肩がほぐれますよ。 是非試してみてください! 筆者プロフィール 尾崎 洋平 筋膜気功整体院ラペル 院長 筋膜気功整体師 2016年8月時点での施術延べ人数は6000人強。 趣味はパデル(ラケットスポーツ)とヒトカラ。そして柴犬好きです。 毎日湯船につかりながら自分自身に施術をして、実績のあったものだけをお客様に提供しています。 これまで自分自身が歩けないくらいの膝痛、運動するだけで出る偏頭痛に悩んでいました。 色々な治療を受けても改善しなかったこの症状は自分自身への筋膜の施術で解消しました。 今では全く痛みはありません。 自分自身で実感したセルフケアや、整体の豆知識をシェアします。

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短時間でできる体操で肩こりを改善!大切なのは肩の〇〇だった

こんにちは。 あなたは、ツラい肩こりにお悩みではありませんか? 近年では共働きに加え、デスクワークなどの職種も増えました。 ただでさえ、時間に追われている方々が多い中、体の不調はモヤモヤの種ですよね。 なるべくスッキリした気持ちで、日々を過ごしたい! そんな方々にご紹介したいのが、ちょっとした時間にできる「肩こり改善体操」です。 体操だけでなく、肩こりと深い関わりのある首や肩についてもお伝えしますので、ぜひご参考にしてください。 なお、当コラムでは、もみほぐしなどの説明は行っておりません。 ご了承ください。 肩こりは首痛の原因にも… 首と肩は場所が近いだけあって、とても密接に関わっています。 首の役目は、頭の重さを下の背骨に伝えること。 これは肩の柔軟性がないと、首の負担が強くなってしまいます。 肩こりとは、首や肩周辺の筋肉が緊張してしまっている状態を指します。 柔軟とは縁の遠い状態であることは明白ですね。 なので肩こりが長引くと、首の痛みに繋がってくるのです。 肩こりの原因は、関節の機能の低下! 肩と一言でいっても、実はたくさんの骨の組み合わせでできています。 ・上腕骨(ウデの骨) ・肩甲骨(背中の羽の骨) ・鎖骨(首の前の骨) ・肋骨(あばら骨) ・頚椎(首の骨) ・胸椎(背骨の上の方) これらの骨が相互に動いていくことで、私たちは自由に手を動かすことができるのです。 では、その逆はどうでしょう。 骨が自由に動かないとき、それは関節の機能が悪い状態であることを意味します。 つまり、関節の動きに不自由さが出ているわけです。 例えば、肋骨と胸椎の関節面に不具合が生じると、肩甲骨周りの筋肉が硬くなります。 筋肉が硬くなれば、肩の動きも悪くなってしますのです。 「調子が悪いけど、仕事は休めない…」 などといった理由で無理をして体を動かすと、より不具合が生じてしまいます。 骨と骨のぶつかり合いが起きてしまい、しまいには痛くて手を上げることも困難に…。 さて、このような首や肩の仕組みを知っておくと、日頃からどういう注意をしていけばいいか分かってくるかと思います。 次の項目では、肩こりを改善する体操をご紹介します。 仕事の合間にできる!肩こり改善体操3つ 肩こりを改善していくには、ズバリ! ”肩に関する関節(肋骨や背骨)を、ちゃんと動かしていく”ということが重要です。 「肋骨や背骨ってどうやて動かすの?」 と思うでしょうが、やって見ると簡単です。 《肩こり改善体操》 ・ひじを曲げて鎖骨を回すように肩回し ・背骨の上の方を意識して体をヒネる ・首を左右にヒネる これだけです。 ポイントは、「痛いところまで動かさないこと」と「呼吸を止めないこと」。 短時間でできる体操なので、お仕事の合間にも簡単にできますよ。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回は、肩こりの原因とその対処法についてご紹介しました。 「ちょっと疲れたなぁ」 と思ったら、ぜひ試してみてくださいね。 筆者プロフィール 川村 浩 かわむら整体院院長理学療法士(国家資格)/3学会合同呼吸療法認定士イネイトホルダー 総合病院で脳血管疾患や整形外科疾患をはじめ、多岐にわたる疾患のリハビリテーションで16年の臨床経験を通して延べ5万人以上の患者に効果を上げる。 またその実績を評価され南米で現地の理学療法士や学生50人に関節機能障害の改善方法を指導する。関節疾患のスペシャリストとして延べ3万人の関節機能改善の治療実績を持つ。海外での治療実績も豊富で800症例以上の疾患を改善させてきた。 趣味は40代から始めたマラソンで、五島の海を眺めながら走るのを楽しんでいる。

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【写真で解説】ツラい肩こり・吐き気を改善する3つの体操

肩こり、首のこりからくる吐き気があり気持ち悪い… 細かい作業をしてると特に辛くなる… ひどい時は夕食も食べられない… こんな症状で悩んでいませんか? こちらでは、肩こりと吐き気の原因になりやすい胃と水分代謝の問題解説します。 そして、その対処法と改善・予防する方法をご紹介しますので、ぜひご活用ください。 肩こりに吐き気を伴う原因とは 吐き気に最も多く関係するのが、肩こりと胃の関係です。 胃は肩からぶら下がっている構造というのはご存知でしょうか。 そんな構造なため、胃にものが蓄積されすぎると肩に負荷がかかり、肩こりにも繋がってしまいます。 そこで、身体がとる簡単な手段が嘔吐です。 とにかく胃の中を軽くするために、物理的に軽くするという方法をとります。 では、何故胃が重くなってしまうのでしょうか? 食べ過ぎや飲み過ぎで吐いてしまった経験は誰にでもあると思います。 胃の中に物が入れば重くなるのは当然ですね。 もう一つの原因として、血流が悪くなり固くなっているということ。 なんで血流が吐き気と関係あるの?と思われた方も多いのではないでしょうか。 内臓というのは血流が悪いと、重くなっていくようになっています。 そのため僅かな内容物しか入っていなくても吐き気を伴うようになるのです。 血流が悪いことは、もちろん肩こりの原因にも繋がります。 次に、もう一つの原因である水分代謝の問題をご紹介しますね。 水分代謝の問題とは 皆さんは、水毒(すいどく)という言葉は聞いたことがあるでしょうか? これは、水分が滞り、体内の水分代謝に障害をきたしてしまっている状態を指します。 肩こりがある人は、この「水毒」が原因で老廃物が溜まっていることが考えられますね。 この時に、身体は吐くことで水分を減らそうとします。 だから吐き気を止めるのは間違いで、改善すべきは水分代謝ということです。 血流やリンパの流れなども水分代謝と呼び、流れがドロドロになると同じように水毒と呼ばれる状態になります。 水分不足の可能性もありますが運動不足や脂質、食品添加物の摂り過ぎなども考えられます。 こんな問題を抱える人は、肩こりと吐き気以外にも冷え性や頭痛、足腰のだるさ、むくみなどの症状が見られることも。 では次に、対処法としてまずは何から改善すれば良いかを、ご紹介します。 血流改善には○○が必要! 胃が重かったり、水分代謝に問題があったりするときの一番の対処法は、水を飲むことです。 血流が悪化すると血液がドロドロになってしまい、胃が固くなる原因にもなります。 流れの改善には水分量が必要ですが、ここで重要なのがミネラル分です。 ミネラルとは、マグネシウムやカリウムなどのミネラルウォーターにも含まれる成分。 これが不足していると水分の吸収量に差が出ます。 水を飲んでもすぐにトイレで出てしまうという人は、ミネラル分が不足している状態です。 そのため、身体の中に十分な水分を維持できずにドロドロになってしまいます。 もちろん、普段から野菜や果物を摂取している人は問題ありません。 しかし、加工食品やアルコール、カフェイン、喫煙が多い人はミネラルやビタミンを失う傾向にあるので意識して減らしましょう。 またミネラルやビタミンを効率的に摂取しようと思うと、スープや生の物が一番なので積極的に摂りましょう。 次は、内臓の働きを良くするために必要な筋膜リリースの方法をいくつかご紹介しますね。 胃の働きを改善する筋膜リリース 胃の動きに影響を与えるのが肩甲挙筋、大胸筋、胸鎖乳突筋の3つになります。 筋膜リリースとは筋肉を覆う膜の偏りや、つっぱりを修正することで筋肉本来の働きを取り戻すための体操です。 やり方はストレッチに似ていますが、ポイントをいくつかご説明します。 ストレッチは強く伸ばしたりしますが筋膜リリースは、軽く長めに伸ばす体操。 反動も使いません。一定の姿勢を30秒以上維持します。 肩甲挙筋のストレッチ方法 肩甲挙筋とは、首から肩の中ほどにかけてある筋肉。 肩甲骨に繋がっており、肩甲骨を引き上げる大事な役割を持っています。 以下、肩甲挙筋のストレッチ方法です。 ①伸ばしたい方の肩をタオルで抑えます。  そして首を斜め前方に倒しましょう。左を伸ばしたい時は右斜め前ですね。 ②伸ばした状態で30秒キープ。 ③徐々に伸びていくのを感じながら慣れてきたら最大1分まで伸ばします。  呼吸は止めないで下さいね。 大胸筋のストレッチ方法 大胸筋は、皆さんも馴染みがある名称ではないでしょうか。 ムキムキマッチョの象徴とも言われる、胸板の別名ですね。 以下、肩甲挙筋のストレッチ方法をご紹介します。 ①両手を下げて身体の後ろでタオルを持ちます。 ②胸を張ったまま手を上に挙げていきましょう。  身体が前傾すると意味がありません。 ③胸を張ることを意識したまま、無理のない範囲で30秒キープしましょう。 ストレッチは、肩甲骨を引き付けておくイメージで行ってください。 緩くても良いので震えないくらいの緊張が良いですね。 猫背の人には少々辛いかもしれません。 胸鎖乳突筋のストレッチ方法 胸鎖乳突筋とは、側頭部から鎖骨にかけてある筋肉。 首を動かす際や、呼吸をする際に重要な役割を果たします。 以下、胸鎖乳突筋のストレッチ方法です。 ①伸ばしたい側の肩を後ろに下がらないようにタオルをかけます。 ②左を伸ばしたい時は左を向きましょう。 感覚的には縮んでいるように感じますが、胸鎖乳突筋はこの動きで伸びます。 ③こちらも30秒キープしましょう。 以上が、筋膜リリースのストレッチ方法3点になります。 何ごとも続けて行うことが重要! 肩こりや吐き気の改善に向けて、地道に取り組んでいきましょう。 では最後に、食事の注意点をご紹介します。 食事の注意点 さて、肩こりと吐き気の原因は胃にあると、ご紹介してきました。 こちらでは、胃を疲れにくくする食事法をご紹介します。 では、胃が疲れているって、どんな状況を指すの? と疑問を感じた方のために、その特徴をお伝えします。 ①寝る前の食事が多い ②お腹いっぱいになるまで食べてしまう ③早食いである ④炭水化物の量が多い ⑤柔らかいものが好きだ 思い当たる点はありませんか? 以上5点は、現代人の食生活には当てはまりやすいと思います。 世の中には、身体に良い食事や栄養素が数多く取り上げられていますね。 しかし、胃のことを考えるのであれば、食事の仕方も工夫していくことが重要です。 そこで、心がけて欲しいのが、「腹八分目」と「よく噛むこと」です。 もし柔らかい炭水化物ばかりお腹いっぱいになるまで早食いして、すぐに寝るような生活をしているならすぐに改めましょう。 小さなころ、「食べ物はよく噛んで食べる」「食べすぎは身体に毒」と教わってきた方も多いのではないでしょうか。 昔の人は、粗食でも健康だったのがその証拠です。 意図せずとも、自然と身体にいいことを実践していたということになりますね。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか。 今回は、肩こりと吐き気の対処法と改善・予防する方法をご紹介しました。 このようにいくつか対策案をお伝えしましたが、人間の身体はすぐに変化が出るとは限りません。 悪くなる時も同様で、日々の積み重ねで徐々に身体は悲鳴をあげていきますから。 特に胃を含めて内臓の疲労は見えない所で着々と進行していきます。 体調不良は身体からのSOSサイン。 そのことを忘れずに、生活習慣の改善に取り組んでくださいね。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。

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吐き気を伴う肩こりの原因は?改善にいい食べ物をご紹介します

肩こりを常に感じている。 若い時からなのでもう諦めている。 ひどい時は吐き気を伴う…! 今回は、吐き気を伴う肩こりの原因と、改善のための効果的な食事について書いていきます。 吐き気を伴う肩こりの原因と理由 肩こりには地域性がある 肩こりには地域性がある事をご存知でしょうか? 実は以前に「肩こりランキング」なるものが調査されたのですが、最も肩こりが少ないのが沖縄県! 何となく分かる気がしますね。 そして、最も肩こりが多いのが、意外にも鹿児島県でした。 「南国でのんびりしてるから、肩こりが少ない」という理由では無いようですね。 ちなみに欧米の人も、肩こりを感じる人は少なく、まして、吐き気を伴うほどの肩こりを体感したことのある人は、皆無だそうです。(来日してから肩こりを感じるようになった、という人もいるようです。) 吐き気を伴う原因として考えられいる説が2つあります。 1つ目は、胃が肩からぶら下がる構造の為、肩こりがひどい時は胃を軽くするために吐く、という説。 そして2つ目は、肩こりは老廃物が溜まる事が原因なので、少しでも老廃物を出すために吐こうとする、という説。 しかし、どちらの説も、沖縄県や欧米の人に肩こりが少ない事を説明できないですよね。 沖縄県と欧米の共通点は「硬水」だった では、肩こりの少ない「沖縄」と「欧米」の共通点は何なのでしょうか? 実は、「水の性質が硬水」「乾燥している地域である」という共通点があるのです。 硬水とは、その名の通り硬度の高い水で、ミネラルを多く含んでいる水の事です。 これは石灰岩などの地形を流れている川の水や、地下水などに多く日本では少ないですね。 特にヨーロッパの水に多く見られ、コンビニにあるエビアンやボルヴィックなどが有名。 一般的には、飲用や調理などには適さない水といわれています。 マグネシウムやカルシウムを多く含むのが特徴で、老廃物の排出に役立ちます。 病院で出される便秘薬は、マグネシウムがメイン。 それほど効果は高いのですが、軟水に慣れた日本人には硬水は飲みにくく感じます。 湿度が高いと身体の水分代謝は滞りやすいので、塩分も必要です。 水分代謝とは、老廃物を尿や汗として体外に排出することです。 湿度が高い梅雨の時期などは代謝が悪くなり、逆に湿度が低い冬などは良くなる傾向があります。 沖縄県と欧米は乾燥している期間が他の地域より多いので、体内の循環が良いようです。 実際に沖縄の人が大阪に来ると、湿度の高い暑さにバテるそうです。 吐き気を伴う肩こりの多くは、水分代謝が上手くいってないことが原因と考えられます。 ですので、水の性質が老廃物の排出効果がある硬水であること、そして、乾燥している期間が長く体内の循環がいい状態を保てる環境であることが、「欧米」や「沖縄」の共通点であり、肩こりが少ないと説明できるのです。 老廃物の排出が、吐き気を伴う肩こり改善のカギ 酵素をつくる栄養素を食事から摂取 老廃物の排出には酸素も必要です。 体内で行われる代謝の多くは、酸素がないと滞ります。 そして、酸素を大量に運搬しようとするには、鉄分が必須ですね。 鉄は体内で合成できないので、食事からの補給が必要です。 そのためには、鉄の含有量が多いだけでなく、吸収のよい食品を摂取することが大切です。 なので、鉄の含有量が多く吸収率も良い「レバー」がお勧めですね。 深呼吸をして身体に酸素を取り入れれば、老廃物の排出は更に促進されます。 また鉄の吸収は、緑茶やコーヒーを飲むと阻害されるので注意しましょう。 まとめ 吐き気を伴う肩こりは、病気が潜んでいる事もあるので、心配なら病院を受診しましょう。 原因不明と診断された時は、ミネラルや酸素不足で、老廃物の排出が滞っている事を疑いましょう。 慢性的な症状に悩まされている人は、硬水と鉄分をぜひ摂取してみて下さい。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。

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必見!肩こりや腰痛知らずで仕事をこなす秘密は○○だった!?

肩こり・腰痛・・・。 これらは仕事を頑張れば誰でもなる可能性のある悩みです。 でも、睡眠が少なくバリバリ働いているのに肩こりや腰痛もなく精力的に動ける人もいらっしゃいます。 今回は、肩こりや腰痛もなく元気に仕事が出来る人の秘密とそのメカニズム、実践法について書いていきます。 肩こり・腰痛知らずで仕事ができる人の秘密とは 仕事が出来る人の定義は人によって様々かもしれませんが仕事を能率的にこなせる人とここでは考えます。 仕事を能率的にこなすためにはまず集中力を高める事が大切です。ここで仕事の出来る人は普段の生活から一工夫されています。 その一工夫が”糖質制限”です。 糖質とは主に炭水化物を指しますが、炭水化物の過剰摂取や早食い、偏った食事は仕事の能率を著しく下げています。 脳内を刺激する神経伝達物質にはセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどがあります。私たちが安定した精神状態を保つためには、これらの脳内物質がバランスよく分泌されている必要がありますが過剰な糖の摂取はそれを邪魔します。 血糖値が急激に上昇すると大量のインスリンが分泌され血糖値をコントロールします。インスリンの大量分泌は自律神経を刺激しやる気・元気のもとになるノルアドレナリン・ドーパミンの分泌量が低下します。 「なんとなく気分が晴れない」「やる気が出ない」などの「うつ」症状はこういった生活から発症することもあります。 このメカニズムを分かっている人は糖質制限を行い仕事の能率アップを図っています。 次は具体的にどんな食生活を送っているかを書いていきます。 肩こり・腰痛知らずで仕事ができる人の食生活 長い時間を働く人ほど腹8分目を守ります。人は量を食べなくてもしっかり吸収できていれば長く活動できるように出来ています。 戦国時代の話ですが戦国大名の武田信玄の軍団は山を3つ越えて戦をしまた来た道を一日で帰っていったという話があります。 恐るべき体力ですが食事の内容は麦飯のおにぎりに梅干しが一個だったと言われています。現代の栄養学からいけば栄養失調です。 なぜこんな事が可能なのか?ポイントはよく噛むことです。全ての食物はよく噛むことで栄養の消化吸収率が高まり胃腸の働きを活発にします。 最近は酵素が健康に良いと話題になっていますが最も身体に良い酵素は唾液に含まれるアミラーゼです。アミラーゼは炭水化物を糖まで分解する酵素ですが胃腸の働きも活発にします。 また顎を動かすことは自律神経の調整にも役立つので体調維持にも役立ちます。メジャーリーグのピッチャーがガムを噛んでいるのもこういった理由からです。 食物の中にはスーパーフードと呼ばれ注目されるものもありますが栄養を全て吸収しようと思えばよく噛まなくてはなりません。そして次は出来る人の食事内容に迫っていきます。 肩こり・腰痛知らずで仕事ができる人の食事内容 まず基本的なバランスですが炭水化物:タンパク質:野菜の理想的な比率は1:2:3です。タンパク質は肉でも魚でも大豆でも構いませんが野菜を多く摂るのが基本になります。 大豆であればタンパク質と野菜としてのビタミンも同時に摂れます。ここで勘違いしないで欲しいのが肉にもビタミンは含まれますし野菜にも炭水化物は含まれているという事です。 世間では「これを食べれば大丈夫!」というようなうたい文句が多くありますが特定の食品にしか含まれないような栄養はありません。 重要なのは地産地消で自分の育った土地の物の方が身体に必要な栄養素を含んでいます。全く同じジャガイモの種でも北海道で育てたものと東京で育てたものは味もほっくり感も別の物になります。 海外から輸入されるものの多くは身体に合っているとは限りません。例えば海外やハーフのモデルの方と日本の方が同じものを食べても同じ効果が得られるかは疑問です。 身体に良い物を摂ろうと思えば国内産の物の方が良いのは当然です。腸内に住む多くの細菌も珍しい物より慣れた物の方が消化吸収の効率が変わってきます。 消化吸収に不必要なエネルギーを使わない事で働く意欲は増して良い仕事が出来るのは当然と言えます。 まとめ 仕事が出来る人というのは食事の内容や生活習慣から気をつけています。いざ仕事を目の前にした時にはすでに準備が万端という状態です。 そのためにも炭水化物・タンパク質・野菜の割合を1:2:3にしてよく噛んで腹8分目に抑える事は重要で自分の故郷の味を食べれば身体への影響は全く違います。 良い仕事は良い食事からなのでぜひ実践してみて下さい。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。

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マッサージで老化を予防!イタリアの長寿村で行われた驚くべき研究結果とは?

寒くなってきましたね。 冷えると体がこわばって、家に籠りがちになってしまいますがいかがお過ごしでしょうか? さて、最近、イタリアのある村で行われた研究結果について、興味深い話がありました。 興味深い研究結果とは、長寿についてです。 長寿のヒミツについて注目されたのは「毛細血管年齢の若さ」でした! 今日はこの毛細血管についてお話ししたいと思います。 人口の10%が100歳以上の村 このイタリアのある村では、100歳を超える人口の割合がナント10人に1人以上というので驚きです。 この方々を対象として調査をしたところ、この毛細血管年齢が若いことが分かったのです。 中には20代の方と変わらない方も見えたそうです! そんな話をされますと「イタリアの遠い地域の縁のない話」と、思われるかもしれません。 実際、同じような生活を目指しても体の構造はイタリア人と私たちでは違いますし、生活環境も大きく違います。 結局、まったく同じと言うわけにはいかないと思います。 ところが、「毛細血管の年齢を若くすること」に関しては無理な話ではないのです。 デスクワークは血液の循環を悪くする もともと、毛細血管は体の隅々まで通っています。 中でも、筋肉中にはたくさんの毛細血管が走行しています。 運動をするためには多くのエネルギーが必要だからです。 しかし、筋肉は疲労すると硬くこわばってしまいます。 現代の日本での仕事では、一部の筋肉のみ酷使していると言えます。 例えば、デスクワークです。 座り姿勢を維持するために、首や肩さらに背骨や股関節の周りの筋肉だけを酷使しています。 その結果、首、肩、背中、腰、股関節の筋肉が硬くなり、頭痛、肩こり、腰痛、股関節や臀部痛に悩まされる方が多いのです。 手足を動かしていないので運動不足と思われ、無理なトレーニングを行い、体を壊す方もお見えになります。 こういった方々に共通することと言えば、筋肉が硬くなり「血液の循環が悪くなっている」と言うこと。 循環が悪くなれば、筋肉はもちろん筋肉の中に入ってきている毛細血管までも栄養不良に陥り、最悪、死んでしまうのです。 もちろん、この場合の死とは体の一部である細胞の話で、人の死ではありません。 ですが、この一部の細胞の死が筋肉の機能を低下させ、寝たきりや介護といった不健康な状態へとさせてしまうのです! では、どうすれば筋肉の硬化を防ぎ、筋肉や毛細血管の死を防げるのでしょうか? こわばった筋肉をほぐす健康習慣を! その答えが、マッサージです。 こわばってしまった筋肉を直接ほぐすことで、筋肉の硬化を防ぎ、筋肉中の毛細血管の血流を良くします。 その結果、毛細血管にかかる負担は軽くなり、「毛細血管年齢が若く保てる」わけです! 実際、マッサージを定期的に受けてみえる方と受けていない方の比較では、マッサージを定期的に受けてみえる方のほうが「健康寿命が長い」というデーターもあります。 ぜひ、健康習慣としてマッサージしてみてはいかがでしょうか? 今回も、最後までお読みくださりありがとうございました。 筆者プロフィール 中村金雄 TMBCマッサージ院院長 名古屋市・金山にて筋肉専門の治療院「TMBCマッサージ院(筋肉内の血液循環をあなたに合わせて整える療法)を拠点に活動中。 全身の筋肉から悪いところを探り当てる筋肉専門の治療が「魔法の指」と呼ばれ口コミで評判になる。今でも東京、神戸、高山、和歌山より月に一回、新幹線で名古屋まで通われるファンがいるほど。 現在、筋治療を行うと同時に、徒手療法研究会で筋触擦講師、筋治療セミナーの開催など、筋治療の普及にも努めている。

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原因不明の痛み・コリ・しびれに悩む方必見!意外な原因と対処法

「肩や腰の痛みの原因がストレスにあるって言われても・・・。」 「くよくよすることで内臓の調子が悪くなるって聞いたことがあるけど本当かな?」 「自律神経失調症は心の病なの?」 心と身体は関係ないのではと考える方もいらっしゃいますが、けっして無関係ではなくむしろ密接に影響しあっていると言えます。 今回は、心と身体の関係について、そして心が引き起こす症状と対処法について書いていきます。 感情と痛みはどう関係するのか? 感情は自分でコントロールできる部分とそうでない部分が存在します。脳の構造自体がそうなっています。 脳は中心部分が本能を司る部分で覆いかぶさるように理性を司る部分があります。本能の部分は自動でコントロールされており理性よりも多くの脳の部分を占めています。 この自動の感情制御システムが自律神経と呼ばれいます。 この自律神経は、感情の他に内臓や横隔膜などの一部の筋肉を動かしています。 そのため筋肉の緊張が自律神経に影響し、さらに自律神経は背骨の中を通りそこから内臓や筋肉へと伸びていくので背骨の歪みからの影響も受けます。 逆に怒ったり、喜んだり、思い悩み、悲しみ、恐れといった感情は自律神経の興奮を介して内臓に影響を与えます。 痛みも同様に自律神経を介して認識するため、脳から出ている自律神経を介して感情と痛み、筋肉、内臓がお互いに影響しあうのです。 有名なのが関連痛と言って、同じ神経上にある部分が悪くないのに他の場所の不具合と混じって痛みを感じるというものです。 こうなってしまうと身体は問題のある場所を正確に捉える事が出来ません。次はこうならないための感情のコントロールの仕方を載せていきます。 感情のコントロールの仕方 イライラしやすい方は肝臓の調子を崩しやすく胸や背中の緊張を強くします。こうなると頭に昇った熱を下げられず頭痛が起きやすくなります。 その後起こったことをくよくよと後悔していると胃やすい臓といった消化器系の調子を崩し猫背になり肩こりを感じやすくなります。悲しみ憂えてばかりいると肺や大腸を弱らせ呼吸が浅くなったりぎっくり腰の原因にもなります。 そしてイライラとくよくよが同時に来ると愚痴が多くなり悪い気が身体中に充満するのでむくんで疲れがとれず悪循環に陥るのです。 イライラとくよくよの悪循環を断ち切るキーは”感謝の心” 悪循環を断ち切るには何をおいても”感謝の心”が重要です。マイナスの思考が内臓に悪影響を与えるようにプラスの思考は内臓に良い影響を与えます。 よく感謝する方ほど痛みの回復は早い傾向にあります。考え方を少し変えるだけでも身体は良い方向に傾いていきます。 先日も腰痛で来た二人の患者さんがいましたが、一人は「腰痛は残るけど膝の痛みがなくなってきました」 と仰りましたがもう一人は「腰が全然治らん、膝は言われたらマシかな」と仰りました。 どちらの方が治りは早くなるかお分かりですね。慢性的な痛みに悩んでいる方は自ら回復力を落としている可能性もあります。 感情のコントロールの仕方は感謝だけではありません。次はその他のコントロール法を書いていきますね。 その他の感情のコントロール 感情のコントロールの仕方は昔から工夫を凝らされてきました。日本なら座禅、インドならヨガ、中国なら太極拳といった形で身体の動きとセットで感情をコントロールしようとしてきました。 筋肉もストレッチを取り入れる事で頭に血が上った状態を降ろす作用があります。特に背骨のストレッチが効果的です。 感情コントロールのためのストレッチ ストレッチ1 やり方は四つん這いになった状態で、頭はへそをのぞき込む姿勢で背中を丸めていきます。そのままの姿勢で10秒ほどキープします。 ストレッチ2 次はアシカのポーズです。うつ伏せの状態から手をついて上半身だけを起こしましょう。頭は上を向き背中を反ってお腹が伸ばす感じです。こちらも10秒ほどキープします。 食事で心と身体のメンテナンス ストレッチ以外にも食事で感情をコントロールするための試みが昔からされてきました。医食同源という言葉通り食事で心も身体もメンテナンスしようというものです。 肩こりや首こりの方は身体の循環が悪くなっているので火を通したものを中心に食べましょう。肉なら鶏肉を選び腹8分目にすることで体内の未消化物が排泄され肩こりが改善しイライラもしにくくなります。 腰痛やしびれのある方は体内に水分が停滞しているので自然の辛みをとることで改善します。大根や玉ねぎ、にんにく、ラッキョウなどが分類され悲しんだり後ろ向きな心を改善します。 まとめ 健康とは心と身体のバランスで成り立っています。心は目には見えませんが身体の影響は強く受けています。 どちらの問題も片方だけが原因であることは少なく、同時に治していく事で身体はより早く治っていくので感謝の心とストレッチ、食事はぜひ気を付けてみて下さいね。 筆者プロフィール 福原 真一郎 ほのか整骨院 大阪府枚方市出身。整骨院・リラクゼーション・訪問マッサージの分野を経験し、今に至ります。 鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、現在は東洋医学の五行色体表や相生・相克関係を応用した治療を行っています。 治療後にはストレッチや五行色体表を応用した食事指導、生活習慣のアドバイスも行います。

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肩こりを根本から改善するために~知っておきたい3つの原因~

人は予期できないことや得体のしれないものに悩まされます。巨大地震が起こる正確な日時があらかじめわかっていたらどうでしょう??お化け屋敷で幽霊が出てくるタイミングを知っていたらどうでしょう?? ちょっとこじ付けかも知れませんが、現代病の代表である肩コリも、肩コリの原因や起こるメカニズムを知らずに悩まされている方が非常に多いです。 また、肩こりとひとことに言っても、種類やとらえ方は様々で、肩コリによって頭痛や目の疲れなど、生活に影響を与えている方もいれば、美容院などで肩がこっていると言われて何となく肩コリだと自覚している方もいます。 今回は肩こりを原因別に3つのタイプに分けて解説していきます。 程度はどうであれ、肩コリを起こす原因を知ることで、肩コリの軽減、改善の気付きを得ていただければと思います。 肩こりの原因3つのタイプ 肩コリの原因の7~8割は精神的要素であると言われています。私が今まで肩コリのアプローチをした経験を踏まえて、肩コリは3つの原因に分けることが出来ます。 ①フィジカル(体) ②マインド(心) ③マインド(心)→フィジカル(体) では、この3つについて詳しくみていきましょう。 は①フィジカルが原因 まずは①フィジカルが原因で起こる肩コリです。 肩の筋肉を長時間使っていたり、頻繁に使用したりすることによって起こるケースです。 例えば、ハンドバッグを持つ時に肩を挙げて持っていたり、マフラーやジャケットなどの衣服の重さが肩首に掛かっていたりして、肩の筋肉が縮んで硬くなります。その結果、肩コリを生み出しています。 ②マインドが原因 次に②マインドが原因のケースです。肩コリが起こる肩や首の筋肉は、脳から直接神経が繋がっているため、心の状態が体に1番ダイレクトに反映される部位です。 忙しい生活に身を置いていると、脳が常に活発に動いていて、心は常に活性した状態になっています。 それに伴い、知らずのうちに体を緊張させ、中でも肩や首の筋肉が縮んで硬くなり、肩コリを生み出します。 ③のマインド→フィジカルが原因  最後に③のマインド→フィジカルです。 人の感情、心の状態は、体の状態と強く影響し合っています。 心の状態は体に反映されます。同じ“笑う”でも、心の底から面白いと思って自然に笑う時と、悲しい時に気丈に振る舞おうと意図的に笑う時では、体の使い方は異なります。 心では悲しいと感じていながら笑う時は、どうしても心と体でギャップを感じます。“笑う”という動作をしようとします。 そして、人の主要な感情の喜怒哀楽の中でも、“怒”と“哀”は、肩を引き上げる姿勢になったり、肩を前に巻き込んで頭を前に付き出す姿勢になったりします。それは、肩や首に負担の掛かる姿勢です。 結果、心の状態が、姿勢に反映され、その姿勢が肩首の筋肉を縮ませて肩コリを生み出しています。心の状態が間接的に肩コリを生み出しているのです。 3つの原因、共通点 3つのケースで共通しているのは、最終的に肩や首の筋肉が縮んで硬くなって肩コリを生み出していることです。 肩や首の筋肉を伸ばして緩めてあげることによってコリは解消されます。(コリの解消法は、次回のコラムで書かせて頂きます)。 さいごに いかがでしたでしょうか。 肩こりの解消法は本や雑誌など様々なところで紹介されていますが、解消法だけ知っていても、再び肩にコリが現れ、その場しのぎにしかなりません。 そのため、肩コリが起こる原因を知ることで、原因となることを避けることが大切です。 今回のコラムで、自分の肩こりの原因を知り、肩コリを根本から改善することにつながればと思います。 筋膜ボディセラピー著者:大久保圭祐 出版社:三栄書房 筆者プロフィール 大久保圭祐 全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト 米国Rolf InstituteR卒業し、世界三大ボディワークのロルフィングRを修得する。トレーニングやエクササイズ、ランニング等の運動処方、ストレッチングや筋膜リリース等の手技を使って、クライアントの要望に応える。各種メディアにてボディメークの監修、セミナー講師、コラムの執筆など幅広く活躍中。

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