背中のストレッチは、じつはタオルが1本あれば簡単にできます。忙しくて整体や鍼灸へ行く時間もないという方は、タオルを使ったストレッチで背中を自宅でほぐしてみましょう。毎日できる運動だからこそ、タオルストレッチは日常の疲れを解消するには最適です。 背中をほぐすストレッチは、どれもかんたんな動きばかりです。またタオルを使うことで、補助がなくてもだれでも無理なくポーズを作ることができます。 自宅で手軽にできるからお勧めのタオルストレッチ 背中のストレッチのために必要なものはタオルだけです。1、2種類のストレッチをするだけなら、所要時間もほんの数分でしょう。かんたんな動きなので、家事の合間や就寝前などのわずかな時間をストレッチのために利用することができます。 入浴後のタオルを使うストレッチはとくに効果的です。血行がよくなっているうえ、体温が上がって筋肉も伸びやすくなっているからです。お風呂から出たら、体温がさがる前に、ストレッチをすばやく済ませてしまいましょう。 肩と僧坊筋をほぐすストレッチ フェイスタオルを1本用意します。背筋を伸ばして立ち、背中に回したタオルを両手で肩のあたりでつかみます。息を吸いながらタオルを上げ、両肘を伸ばした状態でとめます。息を吐きながら、タオルを元のように背中側の肩のラインまで下げます。 このストレッチのポイントは、タオルを下げるときにあります。肘を曲げてタオルを下げるときに、脇を閉め、肩甲骨をできるだけ寄せるようにしましょう。肩甲骨を寄せたポーズを、20秒くらい続けるとさらに効果的です。このストレッチを10回繰り返します。 猫背を解消するストレッチ このストレッチでもフェイルタオル1本を使います。両足を肩幅くらいに開いて立ちます。腰のうしろにタオルを回し、両端を左右の手でしっかりつかみます。背筋を伸ばして立ったまま、ぴんと張ったタオルを後方からゆっくり上げていきます。限界まで上げて10秒静止し、ゆっくりとタオルを下ろします。 このストレッチで気をつけることは、腹筋に力をいれ、上半身が前かがみにならないようにすることです。ストレッチの効果をあげるには、大胸筋が気持ちよく伸び、肩の位置がリセットされたのを意識するようにしましょう。この動きを10回繰り返します。 まとめ 自宅でのストレッチ習慣があれば、背中のコリや疲れを翌日に持ち越さずにすみます。ポイントを意識することで、1人でも十分な疲労回復ストレッチが可能です。体の硬い人でも、タオルを使う運動なら無理なく筋肉を伸ばすことができます。
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