反り腰の人は下腹部に余分なお肉が付きやすいのですが、これには腹筋のバランスが関係しています。 体の重心がずれて腰が曲がることで、骨盤が前傾して腰が緊張状態になり、下腹部を中心とした腹筋まで前に出てしまうからです。 ただ、このような反り腰は、腹筋を上手く鍛えることで改善するケースがあります。 では、反り腰を改善するためには、一体どのように腹筋を行えば良いのでしょうか。 腰を柔らかくしてから腹筋を鍛えるのが効果的! 一生懸命頑張って腹筋を鍛えているはずなのに、なかなか反り腰が改善しないと言う人はいませんか。 このような人は、腰の反りと一緒に鍛えた腹筋、特に下腹部の腹筋までが引っ張られてしまっていると考えられます。 もちろん、腹筋が伸びきっていては、きちんと体を支えるよう機能してくれる訳がありません。 ですので、腰をストレッチで柔らかくしてから腹筋を鍛えると、一時的に骨盤の前傾を抑えることができます。 まずは腰を丸めて解すストレッチ 反り腰を改善するために必要な腹筋を鍛える前に、まずは腰を丸めて解すストレッチを実践してみましょう。 やり方としては、仰向けに寝た状態から頭は床に固定したまま、両腕で膝を抱え込んで腰を丸めます。 この時、腰はできるだけ前方向に向かって伸ばすと腰が柔らかくなって、この後に行う腹筋の効果を十分に実感しやすくなります。 脚上げ腹筋がお勧め! 仰向けに寝てストレッチをしたついでに実践しやすく、反り腰の改善に効果的な腹筋に脚上げ腹筋があります。 やり方としては、まずは床にクッションを置いて、腰とお尻の間くらいの位置にクッションが来るように仰向けに寝ます。 そして、両足を膝を伸ばした状態で真上に上げて、足の裏は天井に向けて両手は体の横に置いてください。 さらに、膝を真っ直ぐ伸ばしたまま、片足をゆっくりと下ろして、床に付くか付かないかのギリギリの位置で止めます。 左足を真上に戻したら、今度は右足も同じようにゆっくり下ろします。 この脚上げ腹筋を左右1セットとして、10セット実践してみてください。 腹式呼吸で腹筋を使うのもお勧め! 「脚上げ腹筋は自宅やジムでなければやりにくい。」と言う人は、場所を問わず実践しやすい腹式呼吸で腹筋を鍛えてみてはいかがでしょうか。 まずは、両手を重ねた状態でおへその上に添えて、両手でお腹を軽く押さえながらお腹を凹ませて息を吐き切ってください。 そして、ゆっくりと息を吸いながらお腹を膨らませるのですが、この時お腹の前後を真っ直ぐに維持するよう心掛けましょう。 腹式呼吸10回を1セットとして1日3回を毎日の習慣にすれば、反り腰が改善に向かうかも知れません。 まとめ 腹筋を鍛えてもなかなか反り腰が改善しない場合には、腹筋の前に腰を柔らかくして骨盤の前傾を抑えましょう。 それで、腰を柔らかくするには、仰向けに寝た状態で腰を丸めるストレッチが効果的です。 腹筋に関しては、仰向けに寝て行う脚上げ腹筋も良いですし、場所を問わず行うなら腹式呼吸を行うのも良いでしょう。 自分に合った腹筋を毎日の習慣にして、反り腰の改善を目指しましょう。
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