反り腰を改善するためにスクワットを日常的な運動としている人もいるでしょうが、ただスクワットをやるだけでは反り腰を改善することはできません。 スクワットのやり方によって、反り腰の改善になるか反り腰の原因になるかが変わってきます。 では、反り腰の改善に効果的な正しいスクワットのやり方をご紹介しましょう。 膝を爪先より前に出さずにお尻を後ろに引くのは無理? スクワットの正しいやり方として、「膝は爪先より前に出ないように落とすように。」と聞いたことはありませんか。 さらに、「お尻は後ろに引いて、上体は倒さないように。」と聞いたことのある人も多いでしょう。 実は、これらを同時に注意しながら、スクワットを実践すと、実際には腰が大きく反って反り腰になり、腰痛を引き起こしてしまう可能性があります。 お腹に力を入れて背中は真っ直ぐに! 反り腰の改善に効果的なスクワットを行うためには、まずはお腹に力を入れて負荷が下半身に逃げないようにする必要があります。 お腹に力を入れるのが分かりにくいと言う人は、腹筋が硬くなるまで息を吐き切って、腹筋の硬さを維持した状態で胸式呼吸をしながらスクワットをしましょう。 そして、腹筋だけではなくお腹の反対側にある背中も、真っ直ぐ伸ばすよう意識しましょう。 すると、スクワットをしている間体幹が安定しますし、同時に反り腰の改善に必要な筋肉も効率良く鍛えることができます。 膝よりも股関節を先に曲げる スクワットをする時に、膝ばかりを意識していませんか。 実は、反り腰を改善するためには、膝よりも先に股関節を曲げて腰を真下に落とすことを意識することも大切なのです。 逆に、膝を先に曲げて腰を真下に落とそうとすると、膝に大きな負担がかかって膝を傷めてしまうことがあります。 股関節を先に曲げれば、同時に膝も自然に曲がって腰を真下に落とすことが可能です。 腰を落としにくい場合にはプレートを使うのもお勧め! 先に述べたようなことを意識して反り腰の改善に効果的なスクワットをしようにも、腰を落とすのが難しいと言う人はいませんか。 こんな人で足首の硬さに問題がある場合には、薄めのプレートを踵に挟んでスクワットをしてみると良いでしょう。 ジム以外の場所でのスクワットでプレートが用意できなければ、代わりに厚紙を重ねたものを挟んでみるのも良いかも知れません。 踵を若干高くすることで、体が安定して腰を落としやすくなります。 まとめ 「膝を爪先より前に出さずに、お尻を後ろに引いて上体を倒さないスクワット」は気を付けないと腰を痛めることがあります。 反り腰を改善するためには、まずはお腹に力を入れて背中を真っ直ぐにします。 そして、膝よりも股関節を先に曲げて腰を落とすと、体幹を安定させた状態で腰を自然に真下に落とすことが可能です。 腰を落としにくい場合には決して無理はせず、踵に薄めのプレートを挟むのがお勧めです。
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