この肩こりは、もう一生治らないの?? これまでにどれだけのお金と時間を、その肩こりに費やしてきましたか? にも関わらずあなたの肩こりが治らないのは、いったいなぜでしょうか? それは、担当者の腕が悪いからでもなく、やっている施術が間違っているわけでもありません。 その答えはいたってシンプルで、肩こりの原因を毎日”与えられて”いるからです。 またその原因を毎日”自分でも作っている”からです。 しかし原因が毎日あるからといわれても、整体やマッサージに毎日通うわけにはいきませんよね。セレブリティじゃあるまいし?そんな費用だってありません。 肩こりと決別できる唯一の方法とは? クライアントとのやり取りが日々行われている現場でも、肩こりは実際のところ、完全な解決には至りません。 なぜならやはり、誰もがその原因を毎日”与え続け”られ、そしてその原因から”逃れられない”人生にいるからです。 週に1回、ただ寝そべって施術を受けるだけでは、再発とのイタチごっこになってしまうのが現実なのです。 そんな古くからの相棒のような「肩こり」と、カンペキに縁を切る方法をご存じでしょうか? じつはその方法は、たった1つしかありません。 それは、自分が治療家になればいいんです。 といっても本当になってしまうのではなくて(笑) 「自分が自分の治療家になれればいい」のです。 毎日原因があったとしても、毎日処分できるものを用意すれば、その肩こりとは正式に縁を切ることができるはずです。 そのためには、まずその原因になっているものを正しく知らなければなりません。 肩こりを悪化させる黒幕は手首だった! 私がこれまでの15年間で、約3万9000人の骨格を拝見させていただいた中で気がついたこと。 それは、立っているときに手の甲が”内側”に向いている人のほとんどは、肩が凝っているということです。 逆にいえば、肩が凝っている人のほとんどは手の甲が正面、つまり”手のひらを後ろ”に向けて立っているのです。 ではそもそもなぜ?手の甲は正面=内側に向いてしまうのでしょうか? またなぜ?手の甲が正面=内側に向いていると、肩は凝ってしまうのでしょうか? 内巻きの肩が肩こりの元凶! 手首の向きが内側に向いている人は、歩いているときにも手の甲が正面=手のひらを後ろに向けて歩いています。 このように普段から手の甲が内側に向いた状態で歩いていると、手首から肘、肘から肩へと内向きの作用が連鎖し、肩も内巻きに矯正されて行きます。 肩が内に巻けば巻くほど、肩甲骨の位置も伴って前に移動して行きますから、背中側が張ってくるのは当然のことです。 まとめ 慢性的な肩こりの原因は、肩が内巻きになっていること=背骨と肩甲骨の距離が離れすぎること。 そしてそれらの引き金になっていたのは、手の甲が正面=手のひらが後ろに向いているからなのです。 次回のコラムでは、肩こりの引き金となっている「肩が内巻きになっている」状態を改善し、手首を外側にしっかり向けて歩けるようにする方法> をお伝えしたいと思います。 10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本著者:宮腰 圭出版社:サンマーク出版 筆者プロフィール 宮腰 圭(みやこし けい) 整体家。骨と筋代表。アカデミー骨と筋主宰。 1969年秋田県生まれ。50年代のアメリカに憧れ、テネシー州メンフィスでバンド活動に励んだのち、30才のときに音楽で生計を立てる道を断念。一転カイロプラクティックの道を志し、日本カイロプラクティックカレッジに入学。2001年より米国政府公認ドクター中島旻保D.Cのセンターに勤める。2006年より中目黒にて開業し、2010年にはスクールを開校。現在は秋田と東京に拠点を置き、施術や整体家の育成に努める。誰もが自分で治せる療法の開発にも力を入れており、セルフメソッドの発明王!との異名をもつ。著書に「1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本」「1日30秒足を振るだけでしぶとい腰痛が消える本」などがある。
10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本
著者:宮腰 圭
出版社:サンマーク出版
筆者プロフィール
宮腰 圭(みやこし けい)
整体家。骨と筋代表。アカデミー骨と筋主宰。
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