椎間板ヘルニアって引っ込むの? この記事をお読みのあなたは腰椎や頸椎の椎間板ヘルニアでお困りですか? 悩ましいヘルニアの痛み。早く痛みが無くなってくれることを願うばかりですが、ヘルニアの痛みが治るという事はヘルニアが引っ込むという事でしょうか? ヘルニアで手術って必要なの? そんなヘルニアの疑問を解決していきたいと思います。 ヘルニアのタイプとその違いとは 椎間板ヘルニアのタイプは大きく分けると2つに分類できます。 一つ目は膨隆型 もう一つは脱出型です 膨隆型とは椎間板の中にある髄核が端に寄っているだけで椎間板から出ていない状態。 脱出型とは椎間板の中にある髄核が椎間板を突き破って外に出てしまっている状態。 ヘルニアでMRI検査をされた方はだいたい病院で画像を見せてもらい ここがヘルニアの出ている所ですよ と説明を受けていると思いますがそのヘルニアがだらっと下に垂れ下がっているのが脱出型の特徴です。 あなたのヘルニア画像はまっすぐ突き出しているタイプでしたか? それともだらっと垂れ下がっていましたか? 治るヘルニアと治らないヘルニア では結果的にそのヘルニアはどうなるのでしょうか。 現状言われているのは 髄核が出てしまっている脱出型の場合、その飛び出した髄核は異物として体が反応してくれるので免疫によって貪食されてしまい無くなってしまいます。 それまでに最低3か月以上はかかりますが、これはヘルニアが消えてくれるタイプなのです。 一方膨隆型で髄核が椎間板から飛び出していないタイプは1年後に検査してもヘルニアが引っ込んでいない可能性が高いタイプです。 ヘルニアが治るか治らないか、という話だと脱出型は消える可能性が高く、膨隆型は消える可能性が低いのです。 最終的にどうなるの? ヘルニアにはその存在が消えるものもあれば消えないものもある。 では最終的にどこに落ち着くのでしょうか。 一般的な生活をされている方からすると痛みさえなければ良いということが言えると思います。 ヘルニアのなくならないタイプの場合痛みは一生続くのでしょうか? そんなことはありません。 実際にヘルニアが出ているのに痛みのない人は大勢います。 ヘルニアによる痛みの発生原理には諸説あり確定していません。 筆者の仮説では、例えヘルニアが出ていても、ヘルニアにかかる圧力が減少すれば隣合う神経や靭帯に対する刺激量が減り、炎症が落ち着いていく。 と考えています。 実際に手術なくヘルニアの痛みから解放された方は多くいらっしゃいますよ。 まとめ ですのでヘルニアにお悩みなら、もともとヘルニアが出なければならなかった構造的な問題を解決すべきです。 それは、体が歪んでいたからかもしれません。 日々の疲労がたまり過ぎていたからかもしれません。 仕事で特殊な姿勢をし続ける必要があったからかもしれません。 そういった問題を1つづつ解決していけばヘルニアの悩みは解決出来ます。 なかにはどうしても手術が必要なケースもあります。 それは、ヘルニアの症状は 痛み→しびれ→麻痺 と発展していきますが、麻痺の状態で手や足を動かせないくらい重症になると手術が必要な場合もあります。 後は痛みが強すぎる人は、医者もあなたが望むならやりますよ。 といった感じで、放っておいてもいいが炎症が治まるのを待てないなら行う場合もあります。 医師から手術を勧められない場合は、ヘルニアの痛みは体からのサインと思って生活を見直して見られてはいかがでしょうか。 筆者プロフィール 江尻俊(えじりしゅん)大阪医療技術学園専門学校鍼灸科卒 カイロプラクター エジリカイロプラクティックさかえ鍼灸院院長 筋骨格系の治療、内科治療、エネルギー治療、頭蓋治療等手技療法を幅広く学び、現在はオリジナルの治療法を精力的に開発している。 病院に行っても治らなかった関節の痛みにとどまらず、自律神経系、内科系の治療にも定評がある。
筆者プロフィール
江尻俊(えじりしゅん)大阪医療技術学園専門学校鍼灸科卒
カイロプラクター
エジリカイロプラクティックさかえ鍼灸院院長
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