自律神経失調症になると、頭痛やめまい、首こり、倦怠感などの身体的症状、うつや不安、いらつきなどの精神的症状、様々な症状が起こることがあります。 中でも特に多い症状の1つが首こりで、首こりが自律神経失調症の症状だったと言う人も多いものです。 では、自律神経失調症による首こりを根本的に改善するためには、一体どのように生活習慣を改善していけば良いのでしょうか。 睡眠のリズムを整えること 自律神経失調症による首こりを改善するために大切なこととして、まずは毎日の睡眠が挙げられます。 ここで、時間的な目安としては、1日6時間以上睡眠を取っていれば十分な睡眠だと思っている人は多いでしょう。 しかし、睡眠時間が十分に取れていても、自律神経に負担のかかる睡眠、質の悪い睡眠では意味がありません。 自律神経への負担を最小限にして質の良い睡眠を取るためには、毎日の就寝時間と起床時間を固定して睡眠のリズムを整えるのが効果的です。 不足分の睡眠は昼寝や早めの就寝で補充すること 「自律神経失調症による首こりを改善するためには、就寝時間と起床時間を固定した方が良い。」 こんなことを言われても、休日で時間のある時ばかりは不足分の睡眠を補いたいと思う人は多いでしょう。 もちろん、休日でもできる範囲で就寝時間と起床時間を固定して、睡眠のリズムを維持するに越したことはありません。 ですので、起床時間のみを固定して、昼寝や早めの就寝で不足分の睡眠を補充すると良いでしょう。 ただ、夜の睡眠に支障が出てしまうような長い昼寝、早すぎる就寝は避けましょう。 食事のリズムも整えること 自律神経失調症による首こりを改善するためには、睡眠のリズムだけではなく食事のリズムを整えることも大切です。 仕事をしている人であれば、仕事の日の朝食や昼食の時間は大体決まっているかも知れません。 しかし、残業やその他やりたいことなどがあって、夕食の時間が不規則になることはありませんか。 あるいは、休日になると、仕事の日の食事時間とは大きく違ってしまうことはありませんか。 自律神経の負担を少なくするためにも、1日3食を決まった時間に安定的に摂取しましょう。 汗をかく習慣を身に付ける 自律神経失調症による首こりを改善するためには、例え僅かでも汗をかくのが効果的です。 汗をかく活動には精神的ストレスを身体的ストレスに置き換えて解消しやすくするだけではなく、自律神経のバランスを整える効果もあります。 もちろん、短期的に汗をかく運動を行うのではなく、今後の習慣にできるのがベストです。 今後の習慣にするためには、楽しんでできる適度な運動を選んだり、音楽を聴きながら「ながら運動」を行ったりすると良いかも知れません。 まとめ 自律神経失調症による首こりを改善する生活習慣として、まず必要なことは睡眠や食事のリズムを整えることです。 そして、睡眠に関しては、寝足りないと感じた時に休日の昼寝や早めの就寝などで補うと良いでしょう。 ただ、睡眠を補う時に夜の睡眠時間に支障が出ないよう、十分に気を付けましょう。 また、適度な運動、楽しめる運動で汗をかく習慣を身に付けるのも、気分を落ち着かせて自律神経のバランスを整えるのに良い習慣になります。
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