頭痛持ちの人は全国にたくさんいますが、中でも女性で頭痛に悩む人はかなりのもの。生理前や更年期で、毎日のように頭痛に悩まされていると「薬に頼りたくない」と考えるものです。そんな人は鍼灸で頭痛を治してみるのも方法かも知れません。 鍼灸による頭痛治療 鍼灸で頭痛を改善する為には、頭痛だけでなく原因となる肩こりや首にもアプローチをしていきます。特に肩や首がこってしまうと血流が悪くなり筋肉までもが硬くなります。首や肩のこりをゆるめる事により血流を促して、頭痛を治していく事も必要になります。同時に頭が硬くこっているのも和らげて、辛い頭痛の元を断ち切っていくのです。 脊椎の調整による治療 背骨が歪んでしまうと、肩や首に力がかかりコリとなって現れてしまいます。この事が、頭痛にも繋がりますし脊髄は自立神経を調節する要となる場所です。鍼灸は東洋医学でもありますので、脊椎の調節とツボのアプローチから全身の血流を改善して頭痛を治していきます。鍼灸治療は、頭や首、肩だけでなく手足のツボを刺激することで頭に集まってしまう血液を手足から全身に誘導して症状を改善していくのです。 鍼灸による片頭痛の治療 頭痛にも色々と種類がありますが、片頭痛の治療はどのように行うのでしょうか。 片頭痛の原因は血管が拡張することにより起こると考えられています。薬はこの血管拡張を抑える為に痛みは治まりますが、片頭痛の原因である体の血流の循環を見直さなくては「頭痛→薬の服用→頭痛」のサイクルを繰り返すだけです。 鍼灸では「経絡」に着目して、痛みのポイントを探していきます。頭痛の原因が頭だけにあるわけでなく、人によっては腰や胃腸の不調が原因である場合もあります。 首がこれば腕が上がらなくなったり痛みが起こりますし、胃腸が不調になると足が痺れたりだるさを感じる事もあるのです。頭痛の原因は全身のどこにでもあるので、薬を飲んだり肩の筋肉を和らげても起こってしまうのです。鍼灸の治療を受けることにより、血流がよくなり不調が改善され、最終的には体の左右のバランスが取れるので片頭痛も緩和されると言われています。 まとめ 鍼灸では、部分的な痛みにアプローチするわけでなく、全身を診る事により頭痛の原因になるものを排除していきます。 薬が手放せない、でも薬で頭痛を抑え込むのはもうやりたくない、そんな人は鍼灸治療も頭に入れておくと良いでしょう。
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