深刻なむくみの症状に悩まされていて、漢方を使ってみようと考えている人はいませんか。 ただ、むくみに効果がありそうな漢方はいくつもあって、何を使おうか迷う人も多いでしょう。 では、何を基準にむくみを改善するための漢方を選んだら良いのでしょうか。 むくみは「気」が足りなくて「水」の流れが悪い状態! 「気(き)」、「血(けつ)」、「水(すい)」と言う言葉を聞いたことはあるでしょうか。 気は活動エネルギー、血は全身の組織に栄養を供給するものを意味します。 そして、水は体内に取り入れた飲食物を消化や吸収で形を変えて、体に潤いを与えてくれるものです。 本来であれば気、血、水のバランスが整っているのですが、むくみが起こると気が足りなくなって水の流れが悪くなります。 冷え性の人には、真武湯や当帰芍薬散、八味地黄丸がお勧め! むくみに悩まされている人の中でも冷え性の人は、「真武湯(しんぶとう)や「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」などの漢方がいいようです。 真武湯は、冷え性だけではなく、新陳代謝の衰えによるむくみに対しても効果を発揮してくれます。 当帰芍薬散は、冷え性と同時に、貧血や生理中の不調などの悩みを抱えている人にも人気があります。 八味地黄丸は、冷え性の中でも膝下の冷えを感じやすく、腰痛持ちの人に効果的です。 食生活が乱れている人には、防風通聖散がお勧め! むくみが起こりやすい人の中には、食生活が乱れている人も多いのではないでしょうか。 甘いもの、脂っこいもの、刺激物などを過剰に摂取していませんか。 あるいは、普段便秘に悩まされていませんか。 このような人は、「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」の漢方で、胃腸の熱を冷ますと良いでしょう。 水分のバランスが乱れている人は、五苓散や防已黄耆湯がお勧め! 体内に余分な水分が溜まりやすく、水分のバランスが乱れてむくみを感じる人はいませんか。 こんな人は、「五苓散(ごれいさん)」や「防已黄耆湯(ぼうふうつうしょうさん)」などの漢方がいいかもしれません。 五苓散は、体外に水分を排出する作用があります。 防已黄耆湯は、消化不良で全身の機能が低下しているときに使われるようです。 まとめ むくみは活動エネルギーである気が足りなくなって、体内に取り入れた水の流れが悪くなることで起こる症状です。 むくみの改善には漢方を取り入れることも1つの方法です。 ここに挙げたのは一例となります。 まずは専門家の方に相談して、自分にぴったりの漢方を選んでもらうことをおすすめします。
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