こんにちは、PNF Balance Studioの宮本です。 6月になりだんだん蒸し暑くなってきましたね。 さて、気温が上がってくるにつれ気になるのが熱中症です。 予防でよく言われるのが水分ですが、今日は水についてお話します。 人の水分 新生児:約80% 成人:約60%前後 高齢者:約50% 女性は体内の脂肪分が多い傾向のため、水分量は同年代の男性に比べてやや少ない傾向にあります。 私たち人間は、体重の約6%の水分を失うと脱水の症状が現われます。 さらに15~20%で生命の危険が生じてきます。 これは発汗だけでなく、発熱、下痢、嘔吐なども原因となります。 その反対に、水中毒という症状もあり水分を過剰に摂取すると、低ナトリウム血症により悪心、頭痛やけいれん、意識障害などの症状を引き起こす事もあります。 水にも様々な種類がある 水にもいろいろな種類があり、代表的なところで軟水、硬水、炭酸水などの種類があります。 それぞれ性質と体に及ぼす影響も変わってきます。 いずれも手軽に購入できますので、症状や目的に合わせて選ぶようにしましょう。 では、水の種類でどんな効能があるかを紹介しましょう。 水は「硬度」によって軟水と硬水に分かれます。 硬度とは、水に含まれるカルシウム、そしてマグネシウムの量で決まってきます。 コンビニや自動販売機など、市販されているボトルには、それぞれ硬度が記載されています。 それくらいの硬度なのか、確認してみるといいでしょう。 軟水 硬度100以下の軟水の味の特徴は、まろやかであること。 ミネラルの含有量は少なめで、飲みやすいことが特徴です。 日本産のミネラルウォーターはほとんどが、この硬水です。 【特徴1:肌に良い】 軟水は、ひび、あかぎれなどを予防する効果があります。 【特徴2:お茶や出汁をとるのに良い】 ミネラルが少なめなため、味に影響が出にくい水です。 お茶や出汁をとるのに向いています。 【特徴3:非常に飲みやすい】 もともと日本の水はほとんどが軟水です。 そのため、日本人が幼いころから慣れ親しんでいるまろやかな軟水は、非常に飲みやすいのです。 中硬水 硬度101以上300以下の水で、軟水と硬水の間の味わいがあります。 よくコンビニなどで見かける「エビアン」などがこのタイプです。 【特徴1:ミネラル補給】 硬水が苦手な人は、硬水ほど飲みにくくない、こちらの中硬水が、ミネラルも補給できるので良いでしょう。 【特徴2:熱中症の予防】 予防には水分だけでなく、ミネラルも補給する必要があるため、軟水よりも硬水に近い方が向いています。 【特徴3:硬水を飲みたいが苦手な人に良い】 硬水には軟水にはないメリットが多くあります。 硬水は飲みづらくて手に取れない人でも、中軟水は慣らしていく上で重宝されるでしょう。 硬水 硬度301以上:クセがあって飲みづらいと感じる人も多いですが、ミネラル補給にはおすすめの水です。 たまに見かける「コントレックス」といった水のように、硬度1000以上のものを超硬水と呼びます。 【特徴1:ダイエットに効果的】 ダイエット中に不足しがちなものには、カルシウム、ミネラル分などがあります。 これを補うには、カロリーゼロの硬水がおすすめです。 【特徴2:便秘に良い】 硬水には、便を柔らかくする効果があり、同時に胃や腸の働きを活発にしてくれる特徴があります。 【特徴3:熱中症の予防】 ミネラル分が豊富なため、熱中症の予防として期待できます。 【特徴4:生活習慣病の予防】 カルシウムも含まれているので、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果的といわれています。 炭酸水(スパークリング・ウォーター) 硬度による種別とは別:炭酸ガスが溶け込んだ水のことを指します。 【特徴:疲労回復】 炭酸水は疲労物質である乳酸を中和してくれる効果があります。 そのため、スポーツや運動の後など、体を動かして疲れたとき、残業が続いて体が重いときなどには炭酸水がおすすめです。 まとめ 飲用としてのメリットは硬度が高い方が多くありますが、お腹の弱い人や飲みにくく感じる人は中硬水がよいでしょう。 問題ない人には超硬水も良いですね。 お風呂や料理への使用は軟水がおすすめ。筋肉痛や疲労回復には炭酸水。 また、一度に摂取しても排出されますので、こまめに飲むようにしましょう。量は、いずれもコップ1杯程度を目安に。 人間は体内から1日約1.5リットルずつ水を失っています。 最低でも1.5リットル、夏場は約2リットルを目標に水分補給しましょう。 注意 ダイエットやむくみを気にして、汗をかいても水を飲まない人がいますが大変危険です。 体内の水分が少なくなると、血液がドロドロになり脳疾患や心臓疾患の可能性が高まります。 余分な水分は正常であれば必ず排出されますので、水分補給を忘れずに! 大切な自分のカラダです。 しっかりメンテナンスをして大事につかいましょう。 筆者プロフィール 宮本 博之 PNF Balance Studio代表トレーナー トレーニング・フィットネス・カイロプラクティック・コンディショニングケアを専門学校で学び、整形外科リビリテーショントレーナーとして勤務。 その後、Tsuii式PNFテクニックの著者である辻亮氏監修のサロンアップコンディションにて勤務、大阪本町で実業団バスケ選手、K-1選手、調教師、チアリーダー、プロバレリーナなど様々な競技のケアを担当しつつ、一般のお客様を通じてダイエットや不妊など内面のケアも10年間学ぶ。 計16年間にわたるこれらの経験を活かし、2015年7月結果の出せるメンテナンススタジオとして大阪狭山市にPNFBarance Studio設立。
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筆者プロフィール
宮本 博之
PNF Balance Studio代表トレーナー
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