湿疹はアトピー性皮膚炎と思われやすいです。しかし、アレルギー症状以外にも湿疹やかゆみが起こることもあります。今回は特に多く見られる首回りの湿疹についてお伝えいたします。 かゆみが起きる3つの原因 かゆみには3つの原因で起こります。1つがめぐりが滞る、2つ目が熱がこもる。3つ目が異物がある場合です。それぞれについてご説明いたします。 めぐりが滞る 体は6割が水分でできています。この水分のめぐりが滞るとかゆみが起きます。この時のかゆみは「撫でさすり、滞りを解消したい」という体の訴えにより起こります。 熱がこもる イライラした時に頭皮がかゆくなることはありませんか?このようなかゆみは熱のこもりによって起こります。頭に血が上ると熱がこもります。掻くことで炎症を起こして熱を発散させているのです。 異物がある 蚊に刺された時のかゆみです。これはアレルギー症状といってもよいでしょう。蚊の唾液を掻きだしたいという体の訴えがかゆみという感覚を引き起こしています。 猫背になると首のめぐりが滞る スマホの普及で猫背の方が増えております。猫背を始めとする姿勢の崩れが首の関節や筋肉を固めてしまいます。 関節が動ない場合や筋肉のコリがあると事はめぐりが滞っています。このような場所には歩みが出やすいです。 場合によっては筋肉の形に湿疹が出てきます。 首回りの湿疹を良くする方法 このような姿勢不良による湿疹は、姿勢を戻して体のめぐりを良く良くすることで改善されます。姿勢は普段の体の使い方の癖で作られます。3つの体操をすることでこのような凝り固まった姿勢から解放できます。 バンザイ呼吸で縦方向にの伸び 背筋が丸くなると肩が巻いて肋が閉じます。その姿勢を開放するために縦方向の伸びをします。 椅子に座ったままでもできます。まず、姿勢を整えてバンザイをするように背筋を伸ばします。次にその姿勢で10回ほど深呼吸を行います。この時できる限り鼻で呼吸しましょう。閉じていたあばらが開く感じを実感できます。万歳ができなければ頭の後ろで手を抱えても可能です。 手を頭の後ろで組んで横方向の伸び 頭の後ろで手合わせて肘を張りましょう。続いてみぞおちを中心に左右に倒しましょう。 倒せる範囲で深呼吸を10回行いましょう。 ポイントはお尻が浮かないようにわきからあばらにかけて伸びる感覚を味わってください。肋の横側が開く運動です。 手を腰の後ろで組んで引き下げて胸の伸び 腰の後ろで手を組んで引き下げます。この時方が下がり首が長くなるようにしましょう。 腕を引き下げたら深呼吸を10回行いましょう。胸の上が広がる感覚を感じます。 これら3つのエクササイズを行うことで背骨や首の動きがよくなります。 凝り固まっていた筋肉や関節が動きやすくなります。少しの赤みですとこのエクササイズで解消されます。 まとめ 湿疹ができるのは3つの理由がありました。特に首回りは、猫背などの姿勢の崩れによってめぐりが滞り、湿疹が出やすい部分です。 肋を開く3つのエクササイズを行うことで筋肉や関節の動きがよくなります。 まずは継続してみて首回りのコリをよくしましょう。継続することで湿疹もなくなっていきます。 どれか1つだけ勧めるとしたら?という場合には頭の後ろで手を抱えて深呼吸をしてみましょう。 この時に肩に力が入らないように注意してみてください。 ※解説動画をご参照くださいませ。 <姿勢の作り方> 筆者プロフィール 阿部 英雄(あべ ひでお) 英気治療院院長 鍼灸マッサージ師の国家資格の資格を有する私が、医学博士・薬学博士にも支持されるアトピー整体で、アトピー専門の治療院を行なっております。 アトピーは、代謝の低下により毒素が蓄積にして起こります。体を 外側、中側、内側の3つの側面にアプローチして代謝を上げることで良くなります。私自身の肌荒れや家族のアトピーが、体やを整えることやセルフケアで肌が良くなった経験があります。 その経験をもとに、薬にだけ頼らず再発させない方法、ステロイドのやめ方など役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
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筆者プロフィール
阿部 英雄(あべ ひでお)
英気治療院院長
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