骨盤が開くという事はよく聞く話かと思います。では実際にどう開くのかをまずお話します。 ここでは妊娠・分娩時の状態についてご説明します。 骨盤が開くとは? 骨盤は後ろ側真ん中に仙骨という骨があり、その両サイドに腸骨という蝶の羽のような骨がくっ付いています。 このつなぎ目を「仙腸関節」といいます。 脚と骨盤がくっ付いているところが股関節。 骨盤の前側 真ん中に恥骨結合という軟骨があり、それを挟むように左右に恥骨があります。 この「仙腸関節」「股関節」「恥骨結合」これらが妊娠すると緩み始め子宮の成長と共に広がります。 緩む事でその周りの筋肉に負担が… 関節が緩めばその周りの筋肉の負担は大きくなります。この「関節が緩む」というのは骨盤に限らず全身です。 産後は妊娠中から緩んだ関節が元に戻るまでに数ヶ月かかると言われています。 つまりその間は自分の体重を支えるだけで筋肉の負担は増え、特に上半身を支える股関節周りは相当なものとなります。 タオル玉を使ってほぐす お尻(股関節周り)の筋肉をほぐすのにオススメなのがタオル玉。用意する物はフェイスタオルのみです。 まずはフェイスタオルを広げ、縦に2回織り細長い状態にします。 そして両端を持ってそれを捻り、そのまま真ん中で2回結びます。するとこの画像のような状態になります。 この結び目を使います。 お尻の筋肉をほぐしてみよう! まずは床に座り、タオル玉の結び目のなるべく尖った箇所をお尻のほっぺ(窪む辺り)に当てそれをお尻で踏みます。 当ててる方の脚は伸ばし、もう片方は膝を立てます。 痛気持ち良く感じる範囲で当ててる側に体重をかけて下さい。目安としては1回30秒。 30秒たったら一度外しその後また少しズラして当ててみたり、横向きになってお尻の横側に当てたりしてみて下さい。 注意点は一箇所をあまり長時間押し続けない事、押してみて痛みが強い時は無理に押さない事です。 結び目を緩めるなどして硬さ調節してみてくださいね。 筆者プロフィール 中野 耕助 新浦安こころ整体院長元テーマパークダンサー 大川カイロプラクティック専門学院卒/日本徒手整体アカデミー卒 様々な治療院などで経験を積み、2010年 託児付き整体院 こころ整体 を開業。 産前産後ケア、美容整体など女性のための整体院として運営しております。NHK朝の情報番組「あさいち」にも出演経験あり。 また、ママさんサークルでダンス講師などもしており、踊る整体師として活動しております(笑)
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筆者プロフィール
中野 耕助
新浦安こころ整体院長
元テーマパークダンサー
大川カイロプラクティック専門学院卒/日本徒手整体アカデミー卒
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