脊柱管搾窄症は加齢に伴い椎間板が弱くなったり脊柱管の黄色靭帯が厚みを帯びてゆるんでしまう等の異常により起こります。痛みや痺れが起きるようになり歩行が困難になっていきます。高齢の腰痛の原因の中でも特に脊柱管搾窄症が多いので、しっかりとリハビリを行いましょう。 脊柱管搾窄症の治療について 麻痺や排泄が難しくなる重症患者以外では薬や運動で日常的な生活から改善していきます。神経根が原因の場合には、手術よりも薬物による保存療法が効果的です。馬尾神経の圧迫による場合には、血管拡張薬等を使って治療をしていきます。痛みや痺れがあると日常的な活動が制限され、薬だけにたよりがちですが安静にしすぎると関節の働きが鈍り筋力がどんどん低下していきます。 脊柱管搾窄症のリハビリについて 筋肉の低下は「寝たきり」への道まっしぐらです。どんなに高齢でコルセットを利用していても、頼りすぎてしまうと筋肉が弱くなり関節の動きを悪くします。どんなに高齢でもリハビリや運動で自前の筋肉のコルセットを付けることがなによりも大切です。痛みや痺れの再発防止にも、リハビリを行うようにしましょう。 どんなリハビリが良いのか 高齢だけが脊柱管搾窄症になるわけではありません。50代からなる人もいますので、それぞれの症状にあったリハビリを行います。体力に自信があったとしても、激しく体を動かしたりするのは禁忌です。一番良いのはストレッチとウォーキングで、マイペースで出来ることや無理なく行える事でも病院で勧めています。正しい方法で無理なくリハビリを行っていけば、症状を安定させて再発を防ぐことが出来ます。 一人ではやらない 脊柱管搾窄症のリハビリは、ストレッチやウォーキングが中心です。病院では、正しい方法をサポートする看護師がいますが自宅でやっていて、痛みや痺れが起きて動けなくなる場合もあります。リハビリを一人で行うのは脊柱管搾窄症にとっては禁忌ですし、必ず家族やサポートしてくれるケアマネージャーと共に行いましょう。ウォーキングにしても、最初は短距離から始めて疲れたら休むを繰り返します。最初から飛ばしてしまうと長く続きませんし、余裕を持つこともリハビリには大切です。 まとめ 脊柱管搾窄症では、腰が不安定になるのでゆっくりと筋肉をつけていきます。体が元気になると、ついつい腰を曲げたり後ろに倒す、ねじる動作をしてしまいますが、このような動きは禁忌であり悪化にしかなりません。安定させながら、腰回りのバランスを取っていくようにリハビリを頑張っていきましょう。
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