オリンピックに出場された日本選手の皆様、たくさんの感動をありがとうございました! 深夜のオリンピックの応援で寝不足の日々が続いていましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? さて、暑い日々が続きますと、冷房による冷えで「むくみ」「だるさ」「にぶい痛み」などに悩まされている方もお見えになるのではないでしょうか? 実際、当院の患者様も冷房の冷えが原因で体の不調を訴える方が多い時期です。 長期間にわたるむくみには要注意 「むくんで足や手がパンパンで…」 「体が張ってだるい…」 といったむくみを自覚されている方、体の中では大変なことが起こっていますよ! むくみは短期間で発生するのなら「体の正常な反応」であり気にすることはありません。 ところが、長期間にわたってむくみが続くと、体の細胞で行われている代謝がうまくいかず、「様々な病気の引き金になってしまう」のです! 一言でむくみを説明すると、体の一部に溜まった水分。 例えば、「歩き疲れて下半身がむくむ」、「飲み過ぎて顔がむくむ」などです。 こうやって、溜まった水分が、時間の経過とともに減少すれば、問題はないです。 問題なのは、溜まった水分が減少せずにその場所に滞在し続けた場合です。 長期のむくみがもたらすカラダへの影響とは? 細胞の中では、栄養や酸素を使ってエネルギーを作っています。 それと同時に出る老廃物(水や二酸化炭素など)を細胞の外に排泄し、周囲の毛細血管や毛細リンパ管によって回収してもらっています。 長期化したむくみは、溜まっている水分が周囲の毛細血管などの循環器系を圧迫し、栄養や酸素の供給を悪くします。 さらに、老廃物の回収も悪くしてしまいます。 こうなると、細胞が生きていくために必要なエネルギーが不足してしまいます。 同時に細胞の外へ老廃物を出すこともままならなくなり、その結果、細胞は弱ってしまいます。 それどころか、最悪の場合、細胞が死んでしまうことさえあります。 「たかがむくみ」と思っていると、大変なことになってしまうのです! では、このむくみを何とかするために、どうすればよいのでしょうか? 筋肉を動かしてむくみ解消 方法は簡単です。 「筋肉を動かせばよい」のです。 筋肉は動くことで毛細血管や静脈、リンパ管を圧迫し循環をさせる役割を持っています。 軽い運動や、マッサージなどによって筋肉を動かすと、それだけで循環が良くなるのです。 ですから、朝起きたらむくんでいた顔も日中動いていたら引いていきますし、歩き疲れてパンパンに張った下半身もマッサージするとむくみが引くワケです。 普段からむくみを感じたらその日のうちに対処する! そんな習慣を続けられると健康な毎日が送れますよ! 実際、毎朝、軽い運動されている方はとても健康ですよね。 毎日、暑い日が続きますが、これから少しずつ秋です。 むくみ疲れをした体を動かし始めてはいかがでしょうか? 今回も、最後までお読みくださりありがとうございました! 筆者プロフィール 中村金雄 TMBCマッサージ院院長 名古屋市・金山にて筋肉専門の治療院「TMBCマッサージ院(筋肉内の血液循環をあなたに合わせて整える療法)を拠点に活動中。 全身の筋肉から悪いところを探り当てる筋肉専門の治療が「魔法の指」と呼ばれ口コミで評判になる。今でも東京、神戸、高山、和歌山より月に一回、新幹線で名古屋まで通われるファンがいるほど。 現在、筋治療を行うと同時に、徒手療法研究会で筋触擦講師、筋治療セミナーの開催など、筋治療の普及にも努めている。
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筆者プロフィール
中村金雄
TMBCマッサージ院院長
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