鍼灸治療は、基本的に自由診療にあたります。一部の治療には保険が適応されますが、鍼灸自体が自由鍼灸と定められているので治療費用が医院により異なるのも特徴的です。 地域で相場も変わる 鍼灸の場合には自由診療ですが、都道府県の鍼灸師会から目安となる金額が定められています。土地代や物価が目安になっていますが、初診料は全国的に2000円。1回の治療は5000円以内が相場のようです。あくまでも一般的な平均金額で、有名な鍼灸院や技術が高かったり最新の治療を行う鍼灸院の場合には高額になる事もあります。 あらかじめ近隣は調べておきましょう 鍼灸院では、ホームページに治療の内容や料金を提示しているので近所の鍼灸院の治療内容と料金を比較しておく事ができます。安くても治療内容が簡易であったりしては意味がありませんので、実際に行った人はどうだったのか、できれば近所の人に聞いてみたり口コミサイトで実際に行った人の声が載っていないかチェックするといいでしょう。院によってはホームページに「お客様の声」として実際に施術を受けた人の感想が載っていることもあります。いろいろな角度から比較して検討してみるのが納得のいく鍼灸院を選ぶ上では重要です。 頭痛の原因により保険適応になるケースも!? 保険は、治療や療養目的の給付という形で保険適応されます。鍼灸の場合には、療養費として一部適応されます。鍼灸の治療でも、保険適応疾患のみは使えるので例えば頭痛の場合、「頭痛の原因が健康保険が適応される症状であるのか」によって保険が適用になるケースもあります。 ・頚椎捻挫 むち打ちや、首の怪我により首に外傷を受けた場合には鍼灸治療を受けてみるのもひとつの手です。鍼灸で首の捻挫を治したり後遺症を改善したりすることができます。これが原因で頭痛が起こる場合には、この症状を改善して頭痛を治していく事になるため、保険が適用になることケースもあります。 ・五十肩や頸腕症候群 肩の関節が痛く腕があがらないほどの五十肩や首から腕にかけてしびれの起きる頸腕症候群により頭痛が起きている場合も、この症状を改善して治る事があるため、保険が適応になるケースもあります。この他にリウマチや神経痛、腰痛など、頭痛を引き起こしている原因によって保険が適応になるケースもあります。しかしながら、こうした保険適応には、先に医師の治療を受けていることや、症状が重いことが条件になるなど様々なケースがあります。 まずは、かかろうと思っている鍼灸院に一度電話で相談し、保険が適応されるかどうかを必ず聞くようにしましょう。 まとめ 鍼灸院で保険が適応されるかは、その症状によって変わってきます。最近では保険が適応される治療は一切行わず、自費の診療のみを行う鍼灸院も増えていますので、まずは通おうと思っている鍼灸院に一度問い合わせて詳しく聞いてみるといいでしょう。
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