夏休み期間中 私のオフィスにはたくさんの子供が訪れました。 未就学の子供や運動スポーツを頑張っている高校生等、相談される悩みも多岐に渡ります。 打撲や捻挫といった怪我の問題。スポーツによる障害。虚弱体質や身長の伸び悩みなど発育に関する相談。 中には視力の低下、肩こり、頭痛など大人顔負けのトラブルを抱えている子供もいます。 子供は骨格、筋肉ともに発育段階にあるために、関節はとても柔軟です。 しかしその反面、その強度や筋力は弱いために、無理をすると怪我や障害のトラブルも多くなります。 成長痛予防には正しい姿勢を習慣化して よく受ける相談の中に成長痛と呼ばれる症状があります。 骨の成長に筋肉や靭帯が追いつかず起こる症状ですが、繰り返し行う運動動作により、関節の節々に痛みが出るケースもあります。 そうした成長痛の予防に、私のオフィスでは正しい姿勢を身につけることをお勧めしております。 ねこ背やだらしない姿勢をとると、筋肉や関節も歪み、痛みを起こしやすくなるからです。 身体の歪みが成長痛を助長する 姿勢といっても、特に座るときの姿勢に気をつけてもらいたいです。 現代っ子の特徴として、骨盤を立てて、坐骨で座る事が出来ている子供はとても少ないのです。 椅子やソファーの普及により、お尻は沈み、腰は丸くなり、足を組んだり、頭を曲げたりする、だらしない姿勢になっています。 本来正しく座る時には、骨盤を起こして坐骨を当てて座るのが理想ですが、ふんぞり返り、骨盤を起こさないで座ると、尾底骨や仙骨に負担がかかります。 この部分は子供のうちは5つの椎骨に分かれているために、とても不安定な部分です。 この骨の間からは、ひざや足の裏を動かしている運動神経が流れています。 また膀胱など内臓にも影響がある部分なので、ここを曲げて座ることで足の痛みや夜尿症などの原因にもつながります。 また坐骨には足の裏に伸びるハムストリングの筋肉が付いているため、この部分が歪んでしまうことで、足の筋肉が突っ張りやすくなります。 今の子供達は前屈をすると、身体が硬く膝が曲がってしまう子供が多いですが、これもだらしない姿勢で座る習慣が関係しています。 さいごに いかがでしたでしょうか。 成長痛は誰にでも起こるものではなく、今回ご説明したような身体の歪みが【痛みを助長させています】 ぜひ子供さんの健康増進。発育発達の向上のために、正しい座り方。姿勢に気をつけて生活しましょう! たった3分で弱ったカラダが復活する 真呼吸ストレッチ 著者:清水真 出版社:神宮館 筆者プロフィール 清水真 一般社団法人姿勢道普及協会理事長 一手技塾札幌代表 日本メンターコーチング協会コーチ 日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター 整体師として延べ13万以上を施術。プロスポーツ選手(水泳五輪選手・プロ野球・プロサッカー・スノーボード女子選手等)の指導トレーナーとしても活躍。その経験から「姿勢を良くする健康体操」をテーマに著書を出版(4冊)。現在は企業講師・行政自治体講師・学校講師など全国で開催中。その傍らで、プロの治療家向けの手技塾。ブランディング講座。コンサル。マナー教育指導。ホスピタリティーコーチングなど業界の後進育成にも力を注いでいる。
筆者プロフィール
清水真
一般社団法人姿勢道普及協会理事長
一手技塾札幌代表
日本メンターコーチング協会コーチ
日本スポーツクラブ協会マスターインストラクター
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