こんにちは! モズク治療院の新人整体師、小宮りんです。 あなたは急なめまいであったり、慢性的なめまいで悩んだことはありませんか? もしくは、現在進行形で悩んでいるのではないでしょうか。 急に立ち上がったらふらふらする・・・ めまいもするし難聴もひどい・・・ めまいがひどくて気持ち悪い・・・ めまいは日常生活に多大なる支障を与えるものです。 改善できるものなら今すぐ改善したい! そんな方も多いのでは? そこで今回、このコラムではめまいの違いごとの原因と対処法をまとめてみました。 ぜひご参考にしてみてください。 あなたのめまいはどんな感じ?種類別の立ちくらみ めまいと言っても、人によって状態が違いますよね。 まずここでは、めまいの種類によって、体の中でどのような変化が起こっているのかをご紹介していきます。 ふわふわするめまい ふわふわするめまいのことを「浮動性のめまい」や「動揺性のめまい」と言います。 これは、地面を足に付けている感覚がなく、空気中や水中に浮かんでいるかのような感覚のめまいのことを指します。 ふわふわの他に、ゆらゆらと揺れているような感じがすることもあります。 このようなめまいが起こる原因として、前庭神経の障害が考えられます。 前庭神経の障害は両方の耳で起こることもあれば、片側の耳だけで起こることもあります。 さらに、症状の度合いも、軽いものから重いものまで様々なものがあります。 いずれにしても前庭神経に何らかの障害があれば、高い確率で浮動性のめまいが起こります。 緊張型頭痛で頭が重かったり、強い頭痛を感じたりした時に起こることもあります。 浮動性のめまいは、後ほど説明する回転性めまいが徐々に回復する段階で感じられることもあります。 立ちくらみを伴うめまいと同じように、ストレスや精神疾患などの精神状態が関係していることもあります。 それで、特にすぐにでも適切な対処法が必要なのが、突発的な難聴、聴力の低下、血圧の急上昇、手足の痺れなどの症状が見られる場合です。 頻繁にめまいの症状が起こる場合にも、注意が必要です。 ぐるぐるするめまい 回転性めまいが起こると、自分を軸として周りを取り巻く様々なものがぐるぐると回っているかのような感覚に襲われます。 周りの景色が回っているように感じると、吐き気、最悪の場合には嘔吐が起こることがあります。 回転性めまいの原因としては、前庭神経の障害、内耳の病気などが関係している可能性があります。 あるいは、小脳、脳幹などの脳の病気でも、回転性めまいが起こることがあります。 早く適切な対処法を行った方が良い事例には、突然立ち上がったり行動した時や、激しい回転性めまいが起こる場合が挙げられます。 症状自体はほんの1分程度で治まることが多いです。 しかし、このような状態の時は平衡感覚が鈍っている場合があります。 症状を感じた時は極力高い場所での作業、危険を伴う作業などは避けた方が良いです。 それから、耳鳴りや難聴などと一緒に回転性めまいが起こる場合にはメニエール病、風邪を引いた後に回転性めまいが起こる場合には前庭神経炎などが考えられます。 どちらの病気も、早い段階で治療を受けなければ、大変な症状に発展してしまう危険性があります。 また、高血圧の人、高齢者で回転性めまいがかなりひどく、頭痛や嘔吐、手足の麻痺、歩行困難などの症状もある場合には、小脳出血の疑いがあり、緊急対応が必要です。 立ちくらみを伴うめまいの原因 血管迷走神経反射 血管迷走神経反射はひどい場合、失神してしまいです。 失神だなんて、危ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、慌てなければ命の危険はありません。 原因としては、何らかの刺激が脳幹にある脳幹血管運動中枢に伝わり、心拍数の低下や、血管拡張によって起こった血圧の低下であるといわれています。 刺激の例としては、強い痛みや排便、ストレスなどによるものですね。 血管迷走神経反射の対処法 血管迷走神経反射のめまいの対処法としては、とにかく安静にすることです。 万が一、失神してしまっても安静にして、めまいが落ち着くまで仰向けに寝て待つ。これ一点です。 その他に、刺激を避けることも対処法としてあげられます。 強い刺激や排便は意図的に避けることは難しいですが、ストレスは予防することができますよね。 自分の好きなものに没頭したり、気分転換に散歩したり、ストレス解消法は人それぞれかと思います。 ストレス解消法が思いつかないという方もいるかもしれません。 しかし、自分にあったものを見つける行為そのものが、ストレス解消法につながるかもしれませんよ。 脳貧血 脳貧血というと、貧血の一種かと思われますが、精密に言うと違います。 脳貧血は一定の姿勢から立ち上がった時に起こる急激な血圧の低下による症状のことです。 一般的な貧血が血液中の赤血球が減少してしまっている状態なのに対して、脳貧血とは脳に運ばれるはずの血液が一時的に足りなくなってしまっている状態のことを言います。 脳貧血になってしまうと、目の前が真っ白になって立ちくらみが起きてしまいます。 最悪の場合、気を失うこともあるので要注意です。 脳貧血の対処法 脳貧血の一因として、低血圧があります。 低血圧の方は塩分の摂取が改善に繋がるかと思います。 しかし、何事にも摂りすぎは禁物です。 適度な摂取を心がけて行きましょう。 不整脈 不整脈が原因で脳に血液がいかず、酸素が不足してしまい、立ちくらみを起こしてしまいます。 最悪の場合、失神してしまうこともあります。 元から心臓に疾患を患っている方で、失神するほどのひどい立ちくらみが頻繁に起こる場合は病院で診察されることをおすすめいたします。 それから、立ちくらみだけではなく、頭痛や吐き気、声が出しにくい、片側の顔面麻痺、食べ物を飲み込みにくいなどの症状がある場合には、脳梗塞の疑いがあります。 運が悪いと死に至る危険性もあるので、緊急に適切な対処法を進める必要があります。 不整脈の対処法 心臓の疾患からくる不整脈の場合は、病院での診察が必要です。 ストレスからくる不整脈には、適度な休息が必要になります。 いつも忙しくしている人は、自分で休息する時間を確保することが必要になります。 どうしても他の用事を入れてしまう・・という人は、整体やマッサージなどを予約して、強制的に時間を確保してしまう、という手もあります。 ストレスを解消するには、ストレスで緊張してしまった筋肉をほぐすことも大切になります。 ただ、自分でストレスできている不整脈だから・・と判断せず、まずはきちんと医療機関で専門家に診てもらうようにしてくださいね。 自律神経障害 イライラや焦り、不安、緊張、憂鬱などのマイナスな感情やストレス、うつ病や自律神経失調症、パニック障害などの精神疾患が原因となっていることもあります。難聴や耳鳴りを伴ってしまう場合もあります。 精神的な病気によるめまいの場合には、耳鼻科で診察を受けたところで何の異常も確認できません。 敢えて異常を探すなら、顎関節や頭蓋骨などに歪みが見られることもあります。 自律神経のバランスが乱れている場合には、様々なめまいの中でもふわふわする浮動性めまいを発症することが多いです。 ぐるぐるする回転性めまいを感じる場合には、三半規管に水が溜まる「メニエール病」を発症している可能性があります。 自律神経障害の対処法 自律神経障害は、心の疲れからくる症状です。まず、十分に心の休息をとりましょう。 それでもめまいや立ちくらみが静まらない場合は、自律神経障害以外の症状の場合があります。 耳鼻科や脳神経外科を受診するといいでしょう。 しかし、上記の病院でも改善が見込まれなければ、整体や鍼灸の施術を視野にいれてみるといいでしょう。 寝起きに起こるめまいの原因 寝起きに起こるめまいの原因として多いのが、低血圧です。 めまいとまで行かなくても、なかなか眠りに就きにくかったり、朝起きた時にスッキリしなかったりする場合には、かなり深刻な低血圧だと考えられます。 そもそも、低血圧になる原因としては、極端な食事制限によるダイエットや生活リズムの乱れなどが挙げられます。 もちろん、それから、寝起きにめまいが起こる場合には、先に回転性めまいの説明でご紹介した「良性発作性頭位めまい症」の可能性も考えられます。 良性発作性頭位めまい症で平衡感覚に支障が出るのは、耳石が耳の中で動いて三半規管に侵入するからです。 たった1分程度のめまいと言えども、人によっては吐き気が起こったり、立つのも困難になってしまうことがあります。 寝起きに起こるめまいの対処法 元々の体質に原因がある場合もあるのですが、まずは1日3食しっかり栄養を摂って、生活リズムを整える対処法から始めてみましょう。 無理な食事制限やダイエットは控えてください。 寝起きにめまいを発症してしまった時の対処法としては次のようなことを実践してみましょう。 ・寝返り体操 仰向けに寝た状態で上を向いて10秒維持 そのままの状態から、頭を右に向けて10秒維持 頭を上に向けて10秒維持 頭を左に向けて10秒維持 朝と夜にこれを1回ずつ10セットしてみてください。 吐き気を伴うめまいの原因 めまいとセットになることが多い症状に、吐き気があります。 乗り物酔いしやすい人だと脳や耳で揺れを敏感に察知してしまい、めまいと吐き気を同時に発症してしまうことがよくあります。 それと、乗り物の揺れによって、内耳にある平衡器官が上手に働かなくなることで発症することもあります。 このようなめまいは平衡感覚の未熟な子供によくありがちですが、脳の病気に原因がある場合も考えられます。 呂律が回らないとか、いつもとは違う異常を感じた場合には、早めに適切な治療を受ける必要があります。 吐き気を伴うめまいの対処法 乗り物酔いをしやすい人の主な原因として、平衡感覚が鈍い、睡眠不足、過労などがあります。 睡眠を十分にとって、疲労を回復することが乗り物酔いを予防するのに大事になってきます。 車などに長い間乗車する場合は、前日にしっかり睡眠をとりましょう。 その他の対処法としては、普段から平衡感覚を鍛えることをおすすめいたします。 方法としては、でんぐり返しを行う、これだけです。 この方法で三半規管が鍛えられ、平衡感覚を養うことができます。 風邪をひいた後に起こるめまいの原因 風邪をひいた後、めまいが起こることはありませんか。 このようなめまいを「中枢性めまい」と言うのですが、長期の安静によって、一時的に小脳や三半規管のバランスが乱れてしまう前庭神経炎が原因として考えられます。 風邪をひいた後に起こるめまいは、基本的には1週間ほどで治まります。 風邪をひいた後に起こるめまいの対処法 前庭神経炎はウイルスなどの感染が原因で発症すると考えられています。 特別に何らかの対処法をしようと考える必要はありません。 風邪を完治させることに専念してください。 ただ、症状のある1週間ほどの期間は、立ち上がったり歩いたりするのが困難でしょうから、くれぐれも怪我の無いように気を付けて生活しましょう。 脳の異常が原因で起こるめまい めまいは、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、椎骨脳底動脈循環不全など、脳の異常が原因で起こることもあります。 まず、脳梗塞や脳出血などの病気になると、脳幹や小脳などに血液が供給されにくくなり、脳の働きに支障が出てめまいが起こりやすくなります。 それから、前庭神経に腫瘍ができると、「聴神経腫瘍」という病気になってしまいます。 これにより、平衡感覚を保つための情報が脳に伝達されにくくなって、めまいが起こることがあります。 椎骨脳底動脈循環不全では、首と脳を結ぶ脳底動脈、椎骨動脈の血液が不十分で、脳に必要分の血液が供給できずめまいが起こりやすくなります。 脳の異常が原因で起こるめまいの対処法 脳の異常が考えられる場合には、早めに病気を特定して適切な対処法を進めていく必要があります。 脳神経外科を受診してください。 動脈硬化を引き起こす生活習慣病の治療など、椎骨脳底動脈循環不全症の原因を取り除くための治療を行います。 まとめ さて、今回はひどいめまいの原因と対処法のご紹介をさせていただきました。 いかがでしたでしょうか。 めまいだけでも、脳貧血や乗り物酔いなどの軽いものから、脳の異常や自律神経障害などの重いものまで様々なものがあることが分かりましたね。 ぜひ自分の症状と照らし合わせてみて、改善に努めていきましょう。 1週間以内で治まる軽い症状、エクササイズで治る症状であれば、一時的な症状でそこまで心配ないかも知れません。ただ、症状が長期化していたり、辛い症状を伴う場合には、原因を特定して早めに適切な対処法を実践しましょう。 登場人物 小宮りん モズク治療院で新人整体師として頑張ってます! 整体歴2年の23歳。 骨格模型を眺めながらコーヒーを飲むのが趣味。 206個ある骨の中でも大腿骨が特に好き。 Twitterは初めてだけど、ドンドン絡んでください! 「ヘルモア」っていうサイトでコラム書いてます。 Twitterフォローはお気軽に♪。
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