寒くなってきましたね。 冷えると体がこわばって、家に籠りがちになってしまいますがいかがお過ごしでしょうか? さて、最近、イタリアのある村で行われた研究結果について、興味深い話がありました。 興味深い研究結果とは、長寿についてです。 長寿のヒミツについて注目されたのは「毛細血管年齢の若さ」でした! 今日はこの毛細血管についてお話ししたいと思います。 人口の10%が100歳以上の村 このイタリアのある村では、100歳を超える人口の割合がナント10人に1人以上というので驚きです。 この方々を対象として調査をしたところ、この毛細血管年齢が若いことが分かったのです。 中には20代の方と変わらない方も見えたそうです! そんな話をされますと「イタリアの遠い地域の縁のない話」と、思われるかもしれません。 実際、同じような生活を目指しても体の構造はイタリア人と私たちでは違いますし、生活環境も大きく違います。 結局、まったく同じと言うわけにはいかないと思います。 ところが、「毛細血管の年齢を若くすること」に関しては無理な話ではないのです。 デスクワークは血液の循環を悪くする もともと、毛細血管は体の隅々まで通っています。 中でも、筋肉中にはたくさんの毛細血管が走行しています。 運動をするためには多くのエネルギーが必要だからです。 しかし、筋肉は疲労すると硬くこわばってしまいます。 現代の日本での仕事では、一部の筋肉のみ酷使していると言えます。 例えば、デスクワークです。 座り姿勢を維持するために、首や肩さらに背骨や股関節の周りの筋肉だけを酷使しています。 その結果、首、肩、背中、腰、股関節の筋肉が硬くなり、頭痛、肩こり、腰痛、股関節や臀部痛に悩まされる方が多いのです。 手足を動かしていないので運動不足と思われ、無理なトレーニングを行い、体を壊す方もお見えになります。 こういった方々に共通することと言えば、筋肉が硬くなり「血液の循環が悪くなっている」と言うこと。 循環が悪くなれば、筋肉はもちろん筋肉の中に入ってきている毛細血管までも栄養不良に陥り、最悪、死んでしまうのです。 もちろん、この場合の死とは体の一部である細胞の話で、人の死ではありません。 ですが、この一部の細胞の死が筋肉の機能を低下させ、寝たきりや介護といった不健康な状態へとさせてしまうのです! では、どうすれば筋肉の硬化を防ぎ、筋肉や毛細血管の死を防げるのでしょうか? こわばった筋肉をほぐす健康習慣を! その答えが、マッサージです。 こわばってしまった筋肉を直接ほぐすことで、筋肉の硬化を防ぎ、筋肉中の毛細血管の血流を良くします。 その結果、毛細血管にかかる負担は軽くなり、「毛細血管年齢が若く保てる」わけです! 実際、マッサージを定期的に受けてみえる方と受けていない方の比較では、マッサージを定期的に受けてみえる方のほうが「健康寿命が長い」というデーターもあります。 ぜひ、健康習慣としてマッサージしてみてはいかがでしょうか? 今回も、最後までお読みくださりありがとうございました。 筆者プロフィール 中村金雄 TMBCマッサージ院院長 名古屋市・金山にて筋肉専門の治療院「TMBCマッサージ院(筋肉内の血液循環をあなたに合わせて整える療法)を拠点に活動中。 全身の筋肉から悪いところを探り当てる筋肉専門の治療が「魔法の指」と呼ばれ口コミで評判になる。今でも東京、神戸、高山、和歌山より月に一回、新幹線で名古屋まで通われるファンがいるほど。 現在、筋治療を行うと同時に、徒手療法研究会で筋触擦講師、筋治療セミナーの開催など、筋治療の普及にも努めている。
筆者プロフィール
中村金雄
TMBCマッサージ院院長
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