今回は「糖尿病」について私の見解を書いてみます。 糖尿病患者は予備軍まで含めると2000万人から2200万人もいると言われています。 原因と対処法については次のことを理解して下さい。 糖尿病の種類 糖尿病には二種類の型があることはご存じだと思いますが、この2つは原因が全く異なりますから対処法も全く違います。 これらを混同して論じると訳がわからなくなってしまいます。 まずはこの2種類、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」についてお話しいたします。 1型糖尿病 生まれつきインシュリン生成能力が低下しているケース。 この場合、基本的にはインシュリンを投与するしか対処法がありません。 ※実は最新の遺伝子テクノロジーでインシュリン生成能力が高まった事例もありますが、まだ一般的でない為ここでは触れません。 2型糖尿病 若い時はインシュリンの分泌が正常であったのに年をとってからインシュリンの分泌が悪くなったというケース。 この場合、初めに血糖値が高くなった時点では、実はまだインシュリン生成能力が低下しているわけではないのです。 この時点で背骨の神経圧迫を治せば2型糖尿病は治ります。 しかし、何年もインシュリンを投与すると人体はインシュリンを作る必要がなくなり、次第にインシュリン生成能力が低下します。 ※インシュリンを投与すると何年くらいでインシュリンの分泌が悪くなるのか?ということについては個人差があります。 私の知っている事例では、7年間インシュリン投与を続けて、3年間は食事制限で血糖値をコントロールしていた人が、5回の施術で神経圧迫がなくなり、インシュリンが分泌されるようになりました。と言っても、7年もインシュリンを投与していますから正常な人のようにはインシュリンが分泌されません。 その方は『小サイズのうどん(1玉)に対して血糖値を基準内に保つのに必要なインシュリンが出るようになった』という状況でした。 『大サイズのうどんでは基準値をオーバー』してしまいます。 2型糖尿病の原因 人体の働きは脳からの指令でコントロールされています。 交通事故などの強い衝撃で背骨(胸椎)が圧迫されて、その中を通っている神経が圧迫され脳からのインシュリン分泌指令がすい臓に届きにくくなっているのです。 脳からのインシュリン分泌指令が届かない → すい臓はインシュリンを分泌しない → 血糖値が上がる → 長期間インシュリン投与 → インシュリン生成の必要がなくなる → インシュリン生成能力が低下 → 一生インシュリンを投与・・・・ といった具合に、インシュリンの投与が長期にわたって行われるとインシュリンを自らつくりだす必要がなくなり、一生インシュリンを投与することになるのです。 2型糖尿病の対処法 ・背骨=胸椎11番(12番という説もあります)の神経圧迫をなくし、脳からのインシュリン分泌指令が届くようにする。(たったこれだけです!) 具体的にはうつ伏せに寝てもらい、施術者の掌(てのひら)で押して時間をかけて背骨の歪みを治します。 骨と神経の隙間ができて神経圧迫がなくなれば、脳からのインシュリン分泌指令が届くようになり、必要なインシュリンが分泌されるので血糖値は下がり正常になります。(ただし薬やインシュリン投与を開始する前であればという前提条件がつきます) これが2型糖尿病の正しい対処法です。1型糖尿病とは全く違うことを理解してください。 糖質制限 世間でよく言われる糖質制限食で血糖値が下がっても糖尿病が治ったわけではありません。 血糖値が上がる原因になる炭水化物を摂取しなければ血糖値が上がらないのは当たり前です。 しかしこれでは一生涯、炭水化物を食べずに過ごすことになります。 大好きなうどんが食べられない、パンもパスタも、お菓子も・・・ある種の虐待ですね! 食事制限など気にぜず食べたい物を食べて、必要なインシュリンが必要なだけ分泌され意識しなくても血糖値がコントロールできる。 こうなって初めて本当に「糖尿病が治った」と言えるのです。 まとめ Ⅱ型糖尿病は背骨の神経圧迫によって脳からの指令が届かなくなりインシュリン分泌が悪くなっている。 背骨の神経圧迫をなくすことで脳の指令が届きインシュリンが分泌される。 電話回線に例えると・・・回線の圧迫で信号(脳の指令)が遮断された状態です。 電話の不通は必ずしも電話機の故障だけではないのです。 回線異常もあります! 1型は電話機の故障であり、2型は回線の異常なのです。 信じられない方へ そんなうまい話はないと言って信じない方・・・論より証拠です。試してみることです。 ヘモグロビンa1cの値で効果は科学的にすぐに確認できます。 この論理がわかっている患者さんは、血液検査の前日の夜の8時にやってきて「明日の血液検査に間に合うように血糖値を下げてほしい。 僕は絶対にインシュリン射ちたくないのです」と言ってきました。 私は「そんなご無体な・・・いくらなんでも明日までには・・・ 無理です ・・・」とは言いませんでした。自信を持って施術しました。 すると、通常でHga1cが8.1であった人が、1回の施術で7.1になりました。 医者が驚いて「あなた一体なにをしたんですか?」 『いえ、何もしていません。食事も変えてませんしね』 さらに2回目の施術で、6.5になりました。 医者がまた「あなた本当になにをしたんですか!言いなさい」 『いえ、何もしていませんよ。食事も変えてません。強いて言うなら、マッサージを受けましたが・・・』 医者は「マッサージでは糖尿病は治りませんよ。ハッハッハッ」と高笑い! この方は、2回で6.5になり、当時、血糖値の基準が変わっていたため基準値内になり3回目の後は来られなくなりました。 3回目の結果が知りたいと思っていたら、偶然ひょっこり1年後にやってきました。 「実は退職して故郷に帰ることになり最後に来ました。私の故郷にお弟子さんはいませんか?」 定年後に再発したら四国までは来られないので故郷に弟子はいないかということを聞くために来られたのです。 その時に、1年前の3回目の施術の結果を聞いたら、「あの時、6.1になって1年間維持できていました。医者から『よく頑張りましたね』と褒められました」ということでしたが、本人は『私は何も頑張っていないんですけど・・・』 そりゃそうでしょ!頑張ったのは私ですから・・・ 筆者プロフィール 丸山 一郎 松縄骨法院院長 地元地方銀行に定年まで勤務し、妻の死を契機に定年後、日本古来の忍者の骨法療法を修 得し、開業して7年目になります。 今では憧れの師匠のように病気をズバリと言い当てるようになり、患者さんは北海道、鹿児島、東京、大阪、福岡など遠方からも来院。弟子は鹿児島、沖縄、滋賀、大阪等から15人が来院しました。中にはプロの施術家も弟子入りし効果の素晴らしさを絶賛していて年末にはドイツからも弟子入りの予定があります。 400年前の素晴らしい忍者の療法を後世に伝えたいという思いを胸に日々研鑽を重ねています。
筆者プロフィール
丸山 一郎
松縄骨法院院長
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